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発明の名称 連続噴出機能を有するエアゾール容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−126156(P2007−126156A)
公開日 平成19年5月24日(2007.5.24)
出願番号 特願2005−317775(P2005−317775)
出願日 平成17年10月31日(2005.10.31)
代理人 【識別番号】100113169
【弁理士】
【氏名又は名称】今岡 憲
発明者 後藤 孝之
要約 課題
押下げヘッドやカバー筒を備えたエアゾール容器に、ガス抜き機構を簡易な構成で体裁良く取り込むこと、併せてガスぬき作業を簡単・快適かつ確実に行うことができるようにすることを目的とする。

解決手段
エアゾール容器体2のマウンティングカップ8から起立するステム10に、押下げヘッド14を付設するとともに、この押下げヘッド14を囲うように、上記マウンティングカップ8にカバー筒20を取り付けてなり、このカバー筒20の筒体一部を、切割り38a、38bの穿設により、筒体他部に対して傾動可能な操作部30とし、上記押下げヘッド14を下降させ、かつ操作部30を傾動させると、その操作部30の一端が、押下げヘッド14の適所に設けた係合部18に係止して、上記下降状態をロックするように設けた。
特許請求の範囲
【請求項1】
エアゾール容器体2のマウンティングカップ8から起立するステム10に、押下げヘッド14を付設するとともに、この押下げヘッド14を囲うように、上記マウンティングカップ8にカバー筒20を取り付けてなり、
このカバー筒20の筒体一部を、切割り38a、38bの穿設により、筒体他部に対して傾動可能な操作部30とし、上記押下げヘッド14を下降させ、かつ操作部30を傾動させると、その操作部30の一端が、押下げヘッド14の適所に設けた係合部18に係止して、上記下降状態をロックするように設けたことを特徴とする、連続噴出機能を有するエアゾール容器。
【請求項2】
上記操作部30は、カバー筒20の筒体他部に対して水平な回転軸の回りで、垂直位置と傾斜位置との間を回動可能に形成し、その傾斜位置でエアゾールガスを連続噴射した後に垂直位置に復帰可能としたことを特徴とする、請求項1記載の連続噴出機能を有するエアゾール容器。
【請求項3】
上記カバー筒20は、上記操作部30形成用の筒体一部の周縁を、その上端部側をヒンジ42として残して切り割ることで、ヒンジ42下方の操作部分を内方に押し込むと、その操作部30の下端部が、上記押下げヘッド14の外周面下部に設けた係合部18に上記下降状態で係止するようにしたことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の連続噴出機能を有するエアゾール容器。
【請求項4】
上記カバー筒20は、マウンティングカップ8に下端部を係合させた内筒22の上端部から環状の頂壁26を介して外筒24を垂下して2重筒状に形成しており、
上記操作部30は、上記外筒24の周方向一部で形成する押込み板部32と、下端部を除く内筒部分のうち上記押込み板部32と対応する部分で形成する係止板部36と、これら両板部の上端間に亘る頂壁部分で形成する連結板部34とを有しており、
この連結板部の外縁一部にヒンジ42を形成したことを特徴とする、請求項2記載の連続噴出機能を有するエアゾール容器。
【請求項5】
上記カバー筒20は、上記操作部30形成用の筒体一部の周縁を、その上下方向中間部をヒンジ42として残して切り割ることで、ヒンジ42上方の操作部分を側外方に引き出すと、その操作部30の下端部が、内方へ引き込まれて、上記押下げヘッド14の外周面下部に設けた係合部18に上記下降状態で係止するように設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の連続噴出機能を有するエアゾール容器。
【請求項6】
上記カバー筒20は、マウンティングカップ8に下端部を係合させた内筒22の上端部から、環状の頂壁26を介して外筒24を垂下して2重筒状に形成しており、
上記押下げヘッド14の下部から、上記係合部18として腕部を側外方へ突設するとともに、この腕部を挿通させるための縦溝50を、上記押下げヘッド14の昇降巾に対応する長さとして、内筒22に縦設したことを特徴とする、請求項5記載の連続噴出機能を有するエアゾール容器。
【請求項7】
上記カバー筒20の筒体左右両側部に、一対の操作部30,30を設けるとともに、これら両操作部を係止させることが可能に、押下げヘッド14に係合部18を設けたことを特徴とする、請求項4又は請求項6に記載の連続噴出機能を有するエアゾール容器。
【請求項8】
上記カバー筒20の頂壁26前部を陥没させることでガス噴出用凹部29を、カバー筒20の頂壁26口部を陥没させることで指挿入用凹部28を、それぞれ形成し、かつ押下げヘッド14のノズル孔16を前方へ配向したことを特徴とする、請求項7記載の連続噴出機能を有するエアゾール容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続噴出機能を有するエアゾール容器、特にガス抜きに適したエアゾール容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来エアゾール容器を廃棄する際に残留ガスを排除するために、ステムを起立するマウンティングカップに、ガス抜き孔を頂壁に開口するキャップを装着し、このキャップを上下反転させて上記マウンティングカップに嵌合すると、上記ステムがガス抜き孔内へ嵌挿されると同時に押下げられ、ガスが噴出されるように設けたものが知られている(特許文献1)。
【0003】
又、上記マウンティングカップに 嵌合するキャップの頂壁の一部を、破断線及び肉薄線で囲うことで下方への押し込み可能な操作片とし、その操作片下端でステムを押し下げ、この押下げ状態でロックするように設けたものも知られている(特許文献2)。
【特許文献1】特開2002−308361号
【特許文献2】特開2004−168356号
【特許文献3】特開2005−153906号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の容器では、マウンティングカップからキャップを外して、ステムにガス抜き孔を位置合わせして、再びキャップを嵌合しなければならず、操作が複雑であった。また、人目につき易いキャップの頂壁にガス抜き孔を形成しなければならず、容器の外観を損なうという不都合があった。
【0005】
他方、特許文献2の容器では、キャップ頂壁には、操作部形成用の破断線及び肉薄線を設けただけなので商品流通時の外観は悪くないが、一旦破断線を破断させて操作部を押し下げた後は、著しく体裁を損なう。近年では、連続噴出機能を廃棄時のガス抜きの他に、例えば殺虫剤を部屋中に連続噴射した後に、再び通常の使用を継続するという様な要望されており、こうした使い方には特許文献2の容器は適していない。また、特許文献2のものでは、操作部を形成する頂壁部分を指で押し下げた後に、その指をキャップ内方へ差し込んで操作片の下端でステムを押下げなければならず、その際にステムから噴出したガスが指に付着してしまう可能性があった。
【0006】
更にまた、一般的なエアゾール容器では、利便性の観点から、ステムの上端に押下げヘッドを付設したり、その回りに把持筒を兼ねたカバー筒を装着しているものがある(特許文献3)。
【0007】
本発明は、こうした押下げヘッドやカバー筒を備えたエアゾール容器に、ガス抜き機構を簡易な構成で体裁良く取り込むこと、併せてガスぬき作業を簡単・快適かつ確実に行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の手段は、エアゾール容器体2のマウンティングカップ8から起立するステム10に、押下げヘッド14を付設するとともに、この押下げヘッド14を囲うように、上記マウンティングカップ8にカバー筒20を取り付けてなり、
このカバー筒20の筒体一部を、切割り38a、38bの穿設により、筒体他部に対して傾動可能な操作部30とし、上記押下げヘッド14を下降させ、かつ操作部30を傾動させると、その操作部30の一端が、押下げヘッド14の適所に設けた係合部18に係止して、上記下降状態をロックするように設けてなる。
本手段では、カバー筒の一部を残りの部分から切り離して傾動可能な操作部とし、この操作部で押下げ時の押下げヘッドを係止することで、その下降状態をロックできるようにしている。
【0009】
「操作部」は、利用者の操作により傾動することで、操作部の任意の一端(好ましくは下端)がカバー筒内方へ入り、押下げ時の押下げヘッドを係止する機能を有する。ここで「傾動」とは、カバー筒の他部に対して水平な回転軸の回りを回動又は揺動して傾斜した状態に至ることをいう。その回転軸付近でのカバー筒他部との連結は、肉薄ヒンジを介しても良く、また枢着しても良い。また、「係止」とは、ステムの上昇復帰力に抗して、下降状態をロックできる程度の強さで押下げヘッドを押下げ位置に止めることをいう。
【0010】
「係合部」は、上記操作部の一端と係わり合う受部を有するものであれば、どのようなものでも良い。例えば押下げヘッドの外周面にリブを横設して、そのリブの上面を受部をしても良い。また、押下げヘッドの外周面からアーム状の突起を突設して、この突起の上面を受部としても良い。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ上記操作部30は、カバー筒20の筒体他部に対して水平な回転軸の回りで、垂直位置と傾斜位置との間を回動可能に形成し、その傾斜位置でエアゾールガスを連続噴射した後に垂直位置に復帰可能としている。
【0011】
このような構成とすることで、操作部による押下げヘッドのロック状態で連続噴射した後に、非ロック状態での通常の使用を継続することができる。
【0012】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ上記カバー筒20は、上記操作部30形成用の筒体一部の周縁を、その上端部側をヒンジ42として残して切り割ることで、ヒンジ42下方の操作部分を内方に押し込むと、その操作部30の下端部が、上記押下げヘッド14の外周面下部に設けた係合部18に上記下降状態で係止している。
【0013】
本手段では、操作部を内方押込みすることで押下げヘッドに係止するように構成している。尚、本明細書では、単に「ヒンジ」というときには、蝶番の機能を有していればたり、ヒンジ部分と操作部及び残りのカバー筒部分とが一体であることを要しない。
【0014】
第4の手段は、第3の手段を有し、かつ上記カバー筒20は、マウンティングカップ8に下端部を係合させた内筒22の上端部から環状の頂壁26を介して外筒24を垂下して2重筒状に形成しており、
上記操作部30は、上記外筒24の周方向一部で形成する押込み板部32と、下端部を除く内筒部分のうち上記押込み板部32と対応する部分で形成する係止板部36と、これら両板部の上端間に亘る頂壁部分で形成する連結板部34とを有しており、
この連結板部の外縁一部にヒンジ42を形成している。
【0015】
本手段では、2重筒状のカバー筒に内方押込み型の操作部を組み込んでいる。カバー筒の外筒は容器体の胴部とほぼ同径とすると良く、把持し易い。
【0016】
第5の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ上記カバー筒20は、上記操作部30形成用の筒体一部の周縁を、その上下方向中間部をヒンジ42として残して切り割ることで、ヒンジ42上方の操作部分を側外方に引き出すと、その操作部30の下端部が、内方へ引き込まれて、上記押下げヘッド14の外周面下部に設けた係合部18に上記下降状態で係止するように設けている。
【0017】
本手段では、ヒンジ上方の操作部分を側外方に引き出すことで、ヒンジ下方の操作部分がカバー筒内方へ入り、操作部下端が押下げヘッドを係止するようにしている。この構成では、ヒンジ上方の操作部分が外方へ突出するので、ガス抜き操作をしたことが本人だけでなく他人にとっても明瞭となる。
【0018】
第6の手段は、第5の手段を有し、かつ上記カバー筒20は、マウンティングカップ8に下端部を係合させた内筒22の上端部から、環状の頂壁26を介して外筒24を垂下して2重筒状に形成しており、
上記押下げヘッド14の下部から、上記係合部18として腕部を側外方へ突設するとともに、この腕部を挿通させるための縦溝50を、上記押下げヘッド14の昇降巾に対応する長さとして、内筒22に縦設している。
【0019】
本手段では、2重筒状のカバー筒に外方引出し型の操作部を組み込んでいる。
【0020】
第7の手段は、第4の手段又は第6の手段を有し、かつ上記カバー筒20の筒体左右両側部に、一対の操作部30,30を設けるとともに、これら両操作部を係止させることが可能に、押下げヘッド14に係合部18を設けている。
【0021】
この構成によれば、下降状態の押下げヘッドを左右の操作部により確実に係止することができる。尚、係合部は、各操作部毎にそれぞれ形成しても良く、また、両操作部と係合することが可能な単一の係合部としても良い。
【0022】
第8の手段は、第7の手段を有し、かつ上記カバー筒20の頂壁26前部を陥没させることでガス噴出用凹部29を、カバー筒20の頂壁26口部を陥没させることで指挿入用凹部28を、それぞれ形成し、かつ押下げヘッド14のノズル孔16を前方へ配向し、かつ押下げヘッド14のノズル孔16を前方へ配向している。
【0023】
この構成によれば、操作部30,30に対しては左右両側から、また、押下げヘッド14の上部に対しては後方からそれぞれ指を掛け、各々所定の動作を行うと前方へ液体を噴出するように設けたから、噴出したゾルがそれらの指に付着することを防止できる。
【発明の効果】
【0024】
第1の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○ステム10に押下げヘッド14を付設し、かつこの押下げヘッドの周りにカバー筒20を装着した基本構造において、カバー筒20の筒体一部を、切割り38a、38bの穿設により操作部30とし、上記押下げヘッド14に係合部18を設けただけであるから、上記基本構成を大きく変更せずに簡易な構造でガスの連続噴出機能を組み込むことができる。
○操作部30を傾ける動作で押下げヘッド14の下降状態をロックするから、操作が簡単である。
第2の手段に係る発明によれば、操作部30は、カバー筒20の筒体他部に対して水平な回転軸の回りで、垂直位置と傾斜位置との間を回動可能に形成し、その傾斜位置でエアゾールガスを連続噴射した後に垂直位置に復帰可能としたから、連続噴射をした後でも、ほぼ元の状態で体裁良く当該容器を通常の用途に使用できる。
【0025】
第3の手段に係る発明によれば、操作部30を、内方押込みにより押下げヘッド14の下降状態をロックするタイプとしたから、特に操作が簡単であり、操作部30の配置によっては、操作部30の内方押込みと押下げヘッド14の押下げとを片手で行うこともできる。
【0026】
第5の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○ヒンジ下方の操作部分で押下げヘッドを係止させるために、ヒンジ42上方の操作部分を側外方に引き出すように構成したから、ヒンジ上方の操作部分が外方へ突出するので、ガス抜き操作をしたことが本人だけでなく他人にとっても明瞭であり、利用者にとっては、確実にガス抜きをしてから廃棄することができ、また、ゴミ回収の作業員にとっては、安心して作業を行うことができる。
○また、ガスの連続噴出の後に通常の使用をしたいときには、ヒンジ42上方の操作部分を内方に押込めば良く、使い勝手が良い。
【0027】
第4の手段及び第6の手段に係る発明によれば、カバー筒20を2重筒状としたから、マウンティングカップへの装着用の内筒と把持筒としての外筒とをそれぞれ適切な大きさに設計することができ、使い勝手の良い容器とすることができる。
【0028】
第7の手段に係る発明によれば、上記カバー筒20の筒体左右両側部に、一対の操作部30,30を設けるとともに、これら両操作部を係止させることが可能に、押下げヘッド14に係合部18を設けたから、押下げヘッド14の下降状態を安定して確実にロックすることができる。
【0029】
第8の手段に係る発明によれば、操作部30,30に対しては左右両側から、また、押下げヘッド14の上部に対しては後方からそれぞれ指を掛け、各々所定の動作を行うと前方へ液体を噴出するように設けたから、噴出した内容物がそれらの指に付着することを防止でき、快適に使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
図1から図8は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器を示している。
【0031】
この容器は、エアゾール容器体2と、押下げヘッド14と、カバー筒20とで構成している。
【0032】
エアゾール容器体2は、公知の構造のものであり、直筒状の胴部4から肩部6を介してマウンティングカップ8を突出し、このマウンティングカップの中心からステム10を上方へ附勢して起立している。
【0033】
押下げヘッド14は、上記ステム10の上端に付設した有頂筒形のものであり、その筒壁前面に、上記ステムに連通するノズル孔16を開口している。また、上記押下げヘッド14の外周面下端部には、後述の操作部との係合部18としてリブを周設している。このリブの上面は、後述の操作部下端の受部として平坦に形成している。
【0034】
カバー筒20は、内筒22と外筒24との各上端部を環状の頂壁26で連結して2重筒状としており、その内筒22内面下端部をマウンティングカップ8の外縁に係合するとともに、外筒24の下端部を上記肩部6の外周部に当接している。また、図3及び図5に示す通り、カバー筒20の頂壁26は、その後部を深く陥没させて指挿入用凹部28に形成し、また、その前部を更に深く陥没させてガス噴出用凹部29に形成している。この構造において、上記内筒22は、カバー筒の頂壁26の左右一方側部から前方陥没部、他方側部、後方陥没部、そして再び一方側部へと連続的に延びている。また、陥没部を除くカバー筒20の頂壁部分は、上記押下げヘッド14の上面と略面一になっている。
【0035】
上記カバー筒20は、左右両側部に操作部30をそれぞれ設けている。各操作部30は、押込み板部32と連結板部34と係止板部36とで形成している。
【0036】
上記押込み板部32は、図5に示す如く上記外筒24の左右側面に凹字形(又はU字形)の切割り38aを穿設して、外筒上の切割りと外筒上縁で囲まれる帯板状の外筒部分で形成している。尚、図示例では押込み板部32とその下方の外筒部分とを破断可能な連結子40で連結している。もっとも図示例と異なり、上記外筒24を肩部6上面から離して短く設けるとともに、押下げ板部を外筒下縁まで延びるように形成しても良い。
【0037】
上記連結板部34は、図5に示す如く上記外筒に穿設した細溝状の切割り38aの両縦溝部分を、頂壁26の左右両側部にそれぞれ内方へ平行に延長するとともに、両延長部分の内端をヒンジ42として直線状の肉薄線を設けて、これら肉薄線と切割り38aの延長部分と頂壁外縁とで囲まれる頂壁部分で形成している。ヒンジ42形成用の肉薄線の少なくとも一部は、図3に示すように破線で表す内筒22の半径方向内側に位置している。
【0038】
上記係止板部36は、図4に示す如く上記連結板部34とこの連結板部を除く頂壁部分との境界線より内筒22左右側部へ広溝状の2条の切割り38bを縦設するとともに、これら両切割りを結ぶ破断線44を横設して、これら破断線と両切割り38bと連結板部34の下面との間の帯板状の内筒部分で形成している。
【0039】
又、図示例では、図1及び図7に示す通り、上記両切割り38bの外筒側の縁部分より補助板46を内方突出し、これら両補助板の対向内面の下部から、内方押込み状態での押込み板部32外面に係止する係止突起48を突設しており、その係止により図6に示す如く係合部18と内筒22との係合状態をロックできるようにしている。この係止突起の突出長を大きくすると、上記ロック状態を解除できないようにすることができる。他方、上記係止突起48の突出長を小さくし、或いは係止突起を省略すると、上記ロック状態の後に、図6から押下げヘッド14の上面を押しながら、押込み板部32の外面上部を上方へ押し上げると、上記ロックを解除することができる。
【0040】
上記構成において、図1の状態より図6に示す如く押下げヘッド14の上面を指で押し下げるとともに、同じ手の他の指で両操作部30の押込み板部32を左右方向から内方押込みすると、ヒンジ42を中心として操作部30が回動(傾動)することにより、押込み板部32が係止突起48を乗り越え、上記操作部30の係止板部48下端が上記押下げヘッド14の係合部18上面に係合して、押下げヘッド14の上昇を阻止する。これにより、押下げヘッド14から連続的にエアゾールガスが噴出される。
【0041】
図8は、図1乃至図7の図示例の変形例である。この例では、図1に示す構成のうちカバー筒の外筒と外筒及び内筒との間の頂壁部分とを省略して、カバー筒20を単一の筒壁とし、この筒壁の左右両側部に押込み板部と係止板部との機能を兼備させたものである。
【0042】
以下、本発明の他の実施形態について説明する。その説明において、第1実施形態と同じ構成については、同一の符号を付することで説明を省略する。
【0043】
図9乃至図13は、本発明の第2の実施形態に係る容器を示している。この実施形態では、内外2重筒として形成したカバー筒20のうち、外筒24にのみ、操作部30を設けたものである。そのためには、上記図5に示す切割りとほぼ同様なU字形の切割り38を上記外筒24の左右両壁部に穿設するとともに、その操作部30の左右両縁の上下方向中間部を隣接する外筒の縁部分に一体のヒンジ42により連結する。そして、この操作部30の上端部を、切割り38の穿設により、カバー筒20の頂壁部分から切り離して自由端とすればよい。また、上記内筒の左右両側部には図9に示すように下端から上方へ上記押下げヘッド14の昇降巾に対応する長さの縦溝50を延設する。更にまた、上記押下げヘッド14の左右両側面からは上記縦溝50内を通過してアーム状の係合部18を突出している。図示例では、そのアームの上面先端付近から突起を起立して、この突起外面と突起外方のアーム部分の上面とで、上記操作部の下端を係合させるための受部18aを形成している。
【0044】
尚、図面では省略しているが、第1実施形態と同様に、係止突起付きの補助板を切割り38a近傍の外筒部分側縁に形成しても良い。
【0045】
上記構成によれば、図9の状態から、押下げヘッド14を押し下げるとともに、左右一対の操作部30の上端をそれぞれ左右外方へ引き出すと、ヒンジ42を中心として操作部30が回動して、操作部30の下端が上記係合部18の受部18aと係合する。これにより、押下げヘッド14の下降状態が保持され、エアゾールガスを連続噴出することができる。
【0046】
容器を廃棄するときには、このまま残余のガスがなくなるまで噴出を続ければ良く、通常の使用を続けるときには、所要量のガスを噴出した後、上記操作部30の上端部を内方へ押込めばよい。
【0047】
図13は、図9乃至図12実施例の変形例であり、カバー筒20を単一筒で形成したものである。そのためには、図9の構造のうち、外筒24と、内筒及び外筒の間の頂壁部分とを省略し、また、上記内筒に相当するカバー筒に縦溝を穿設することを省略し、更にアーム状の係合部がカバー筒の内部に収まるように、その突出長を短くすれば良い。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエアゾール容器の一部断面正面図である。
【図2】図1容器の一部断面側面図である。
【図3】図1容器の平面図である。
【図4】図1容器の一部切欠き側面図である。
【図5】図1容器のカバー筒及び押下げヘッドの分解斜視図である。
【図6】図1容器の作用説明図である。
【図7】図6に対応する斜視図である。
【図8】図1容器の変形例の一部断面正面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るエアゾール容器の一部断面正面図である。
【図10】図9容器の一部断面側面図である。
【図11】図9容器の平面図である。
【図12】図9容器の作用説明図である。
【図13】図9容器の変形例の一部断面正面図である。
【符号の説明】
【0049】

2…エアゾール容器体 4…胴部 6…肩部 8…マウンティングカップ
10…ステム
14…押下げヘッド 16…ノズル孔 18…係合部 18a…受部
20…カバー筒 22…内筒 24…外筒 26…頂壁 28…指挿入用凹部
29…ガス噴出用凹部
30…操作部 32…押込み板部 34…連結板部 36…係止板部
38a,38b…切割り 40…連結子 42…ヒンジ 44…破断線 46…補助板
48…係止突起 50…縦溝




 

 


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