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発明の名称 内容物噴出容器のガス抜き機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−119034(P2007−119034A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−316787(P2005−316787)
出願日 平成17年10月31日(2005.10.31)
代理人 【識別番号】100105326
【弁理士】
【氏名又は名称】吉村 眞治
発明者 桑原 和仁 / 後藤 孝之
要約 課題
エアゾール容器内の内容物使用時には、誤作動による噴出ヘッドの廻動を防止し、さらに、使用済みエアゾール容器の残留ガスを抜き取る際に、消費者に、ガス抜きを行うことに対して意識付けを喚起することができる内容物噴出容器のガス抜き機構を提供すること。

解決手段
エアゾール容器に装着される噴出ヘッドと、肩カバーとを備えた内容物噴出容器において、噴出ヘッドは、上壁と噴出孔を配設した側周壁とを具え、上壁には、コインなどの平板状のものの側部が係合する嵌合溝を設け、側周壁の下端外周には、係合突部を突設し、肩カバーは、内筒と、エアゾール容器のマウンテンカップに係合する係合筒とを具え、内筒下端に噴出ヘッドの係合突部の上面に当接し、噴出ヘッドの上下動および左右廻動を案内する案内凹部を具え、噴出ヘッドの嵌合溝に、コインなどの平板状のものを嵌合させ回転させることにより、噴出ヘッドを廻動させ押下げるようにしたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
エアゾール容器に装着される噴出ヘッドと、肩カバーとを備えた内容物噴出容器において、
噴出ヘッドは、上壁と噴出孔を配設した側周壁とを具え、上壁には、コインなどの平板状のものの側部が係合する嵌合溝を設け、側周壁の下端外周には、係合突部を突設し、
肩カバーは、内筒と、エアゾール容器のマウンテンカップに係合する係合筒とを具え、内筒下端に噴出ヘッドの係合突部の上面に当接し、噴出ヘッドの上下動および左右廻動を案内する案内凹部を具え、
噴出ヘッドの嵌合溝に、コインなどの平板状のものを嵌合させ回転させることにより、噴出ヘッドを廻動させ押下げるようにしたことを特徴とする内容物噴出容器。
【請求項2】
案内凹部が、左右の側面と底面とからなり、底面が,高底面部と低底面部、および二つの底面部を結ぶ傾斜底部を具えていることを特徴とする請求項1記載の内容物噴出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物噴出容器、とくにエアゾール容器のステムに装着される噴出ヘッドと、エアゾール容器のマウンテンカップに装着される肩カバーとを具えた内容物噴出容器のガス抜き機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
使用済みエアゾール容器の残留ガスを抜き取るために、噴出ヘッドを押下げ位置に維持して残留ガスを抜き取るようにした内容物噴出容器は、従来より周知となっている。
また、噴出ヘッドを廻動させることで、肩カバーとの係合により噴出ヘッドを下降させ、押下げ位置に維持して残留ガスを抜き取るようにした内容物噴出容器も従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−165686号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献記載の内容物噴出容器では、エアゾール容器内にまだ使用できる内容物が残っている時に、誤って噴出ヘッドを廻動すると、噴出ヘッドを押下げ位置に維持して内容物を無駄に噴出してしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、上記問題を解決することを課題として、エアゾール容器内の内容物使用時には、誤作動による噴出ヘッドの廻動を防止し、さらに、使用済みエアゾール容器の残留ガスを抜き取る際に、消費者に、ガス抜きを行うことに対して意識付けを喚起することができる内容物噴出容器のガス抜き機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するため、内容物噴出容器として、エアゾール容器に装着される噴出ヘッドと、肩カバーとを備えた内容物噴出容器において、噴出ヘッドは、上壁と噴出孔を配設した側周壁とを具え、上壁には、コインなどの平板状のものの側部が係合する嵌合溝を設け、側周壁の下端外周には、係合突部を突設し、肩カバーは、内筒と、エアゾール容器のマウンテンカップに係合する係合筒とを具え、内筒下端に噴出ヘッドの係合突部の上面に当接し、噴出ヘッドの上下動および左右廻動を案内する案内凹部を具え、噴出ヘッドの嵌合溝に、コインなどの平板状のものを嵌合させ回転させることにより、噴出ヘッドを廻動させ押下げるようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0006】
案内凹部の実施態様として、案内凹部が、左右の側面と底面とからなり、底面が、高底面部と低底面部、および二つの底面部を結ぶ傾斜底部を具えていることを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0007】
エアゾール容器に装着される噴出ヘッドと、肩カバーとを備えた内容物噴出容器において、噴出ヘッドの上壁に、コインなどの平板状のものの側部が係合する嵌合溝を設け、嵌合溝に、コインなどの平板状のものを嵌合させ回転させることで噴出ヘッドを廻動し、噴出ヘッドを押下げ位置に維持させることができるようにしているので、内容物が残っている時に、誤作動により噴出ヘッドが廻動して内容物を無駄に噴出してしまうことを防止することができるようになった。
また、消費者はコインなどの平板状のものを使うことで、エアゾール容器内のガス抜きを行うことに対して意識付けを喚起することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明の噴出容器の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1、2において、Aはエアゾール容器、Bはエアゾール容器Aに装着された噴出ヘッド、Cはエアゾール容器Aに装着され、噴出ヘッドBをカバーする肩カバーである。
【0009】
エアゾール容器Aは、金属製または合成樹脂製であり、胴部1と、胴部1上端から内側上方に傾斜する肩部2と、肩部2上端に連設されたマウンテンカップ3とを具備している。
マウンテンカップ3は、上部外周に肩カバーCを装着する係合環4を形成し、内方中央には、上端にステム5を突出したエアゾールバルブが取着されている。
【0010】
噴出ヘッドBは、合成樹脂により成形され、上壁10と、噴出孔11を配設した側周壁12とを具え、エアゾール容器Aのステム5に装着され、噴出ヘッドBを押下げることにより、噴出孔11からエアゾール容器A内の内容物が噴出される。
上壁10上面には、コインcなどの平板状のものの側部が係合する嵌合溝13が配設されている。
【0011】
側周部12外周下端の所定の位置には、係合突部14が突設され、側周壁12外周には、肩カバーCと係合し、上下動が案内される突部15が配設されている。
【0012】
肩カバーCは、一体成形された合成樹脂製であり、噴出ヘッドBを囲む筒状体となっており、上方部前方には、内容液を噴出させるための噴出用の切欠部20と、上方部後方には押下げ操作のための操作用の切欠部21が形成されている。
筒状体は、内周壁となる内筒22と、下端が係合環4に係合される係合筒23と、外周壁となる下端がエアゾール容器Aの肩部2上面に当接する外筒24と、頂壁25とを具えるとともに、噴出用の切欠部20は、傾斜壁26と対向する側壁27によって構成され、操作用の切欠部21は、上壁28と側壁29によって構成されている。
【0013】
内筒22下端には、噴出ヘッドBの側周壁12の係合突条14と係合し、噴出ヘッドBの左右動を案内する案内凹部30が所定の位置に凹設されている。
内筒22の内周面には、所定の位置に二条の案内突条31が設けられ、案内突条31の間に噴出ヘッドBの側周壁12の突部15が係合することによって、噴出ヘッドBの上下動を案内するようになっている。
噴出ヘッドBの突部15と肩カバーCの案内突条31は、噴出ヘッドBの横廻動に対してある程度の抵抗をもって係合が外れるように形成されている。
【0014】
案内凹部30は、図3に示すように、底面32と側面33とを具えており、底面32には、右の側面33側に、噴出ヘッドBの係合突条14の上面に下面が当接し、内容物噴出時に、噴出ヘッドBが上下動可能になる高さの高底面部32aと、左の側面33側に、噴出ヘッドBの係合突条14の上面に下面が当接し、噴出ヘッドBが上昇不能になる高さの低底面部32bと、高底面部32aと低底面部32bとをつなぐ傾斜面を持つ傾斜底部32cとが形成されている。
【0015】
係合筒23の内周下端部には、エアゾール容器Aのマウンテンカップ3の係合環4の下側に係合する係合突条35が設けられており、係合筒23内周と係合突条35が係合環4に係合して、肩カバーCがエアゾール容器Aから抜け落ちることを防止している。
【0016】
次に、本発明の容器の使用態様と作用効果について説明する。
容器の組立方法は、まず、内容物を充填したエアゾール容器Aのステム5に噴出ヘッドBが装着され、次いで、肩カバーCを、噴出ヘッドBの噴出孔11側に肩カバーCの噴出用の切欠部20が向くようにエアゾール容器Aに装着する。
その際、図3(a)に示すように、噴出ヘッドBの係合突部14上面が、肩カバーCの内筒22下端の案内凹部30の高底面部32a下面の右側端部と当接するとともに、噴出ヘッドBの側周壁12外周の突部15と肩カバーCの内筒22内周の案内突条31とが係合する。
【0017】
本発明の容器の使用にあたっては、エアゾール容器Aに対して噴出ヘッドBを一定の高さに押下げると、噴出ヘッドBの噴出孔11よりエアゾール容器A内の内容物が噴出される。
その際、噴出ヘッドBは、噴出ヘッドBの側周壁12外周の突部15と肩カバーCの内筒22内周の案内突条31との係合により案内され、噴出ヘッドBの係合突部14が肩カバーCの内筒22の案内凹部30の高底面部32a下面で上下動する。
【0018】
エアゾール容器A内の内容物を全て噴出し終わった後、容器を安全に廃棄するため、エアゾール容器A内に残留したガスを抜く。
【0019】
容器内からガスを抜く際に、まず、噴出ヘッドBの上壁10嵌合溝13に、コインcなどの平板状のものを嵌合させる。
コインcなどの平板状のものを手指などで右回転させると、嵌合により噴出ヘッドB自体もエアゾール容器Aのステム5上で右廻動させられる。
仮に、コインcなどの平板状のものを手指などで左回転させようとしても、噴出ヘッドBの係合突部14の側面が、キャップCの内筒22の案内凹部30の高底面部32a側の側面33に当接するので、噴出ヘッドBおよびコインcなどの平板状のものの左廻動が阻止されている。
【0020】
噴出ヘッドBが右廻動すると、噴出ヘッドBの側周壁12外周の突部15が、肩カバーCの内筒22内周の案内突条31との係合が外れ、さらに、噴出ヘッドBの係合突部14上面が、図3(b)に示すように、肩カバーCの内筒22の案内凹部30の底面32の高底面部32aから傾斜底部32cへ摺動する。
噴出ヘッドBの係合突部14上面が傾斜底部32cの傾斜面を摺動することで、噴出ヘッドB自体が下方に押下げられながら右廻動することになる。
【0021】
噴出ヘッドBが下方に押下げられながら右廻動することで、噴出ヘッドBがエアゾール容器Aに対して一定の高さに押下げられると、噴出ヘッドBの噴出孔11よりエアゾール容器A内に残留したガスが噴出される。
また、噴出ヘッドBが廻動して一定の高さに押下げた時に、噴出ヘッドBの噴出孔11が、肩カバーCの噴出用の切欠部20ではなく、筒状体の内筒22内周に向くようになり、噴出孔11から噴出した容器内のガス、または、残留した内容物が直接外方に噴出して容器外を汚すことを防止できる。
【0022】
さらに、噴出ヘッドBが右廻動すると、図3(c)に示すように、噴出ヘッドBの係合突部14上面が案内凹部30の低底面部32b下面を摺動し、噴出ヘッドB自体が下方に押下げられた状態の高さを維持したまま、図4に示すように、噴出ヘッドBの係合突部14の側面が、案内凹部30の低底面部32b側の側面33に当接し、噴出ヘッドBおよびコインcなどの平板状のものの廻動が止められる。
【0023】
最後に、コインcなどの平板状のものと噴出ヘッドBの嵌合溝13との嵌合を外せば、本発明容器は、噴出ヘッドBが押下げられた状態を維持できるので、エアゾール容器A内に残ったガスおよび残留物を噴出ヘッドBの噴出孔11から完全に抜き、容器を安全に廃棄することができる。
【0024】
本発明の噴出容器は、肩カバーCの筒状体が、噴出ヘッドBの側周をほとんど覆っているので、噴出ヘッドBを手指で把持し、回転させることを防止している。
また、噴出ヘッドBの側周壁12外周の突部15と、肩カバーCの内筒22内周の案内突条31との係合により上下動が案内されているので、噴出ヘッドBの押下げ時の誤操作による噴出ヘッドBの廻動を阻止している。
【0025】
さらに、コインcなどの平板状のものを噴出ヘッドBの嵌合溝13に嵌合し、回転させないと、噴出ヘッドBを廻動し、エアゾール容器A内に残留したガスを抜くことができないので、誤操作を防止するばかりではなく、消費者がコインcなどの平板状のものを使うことで、エアゾール容器A内のガス抜きを行うことに対する意識付けを喚起することができる。
【0026】
上記実施形態では、肩カバーCの内筒22下端に設けた案内凹部30に、両側面の側面33と、底面32の右側に高底面部32a、左側に低底面部32bを設け、噴出ヘッドBの係合突部14の上面および側面と係合することで、噴出ヘッドBの廻動方向を右回転としたが、案内凹部30の底面32の右側に低底面部、左側に高底面部とすると、容器組立の際に、最初に噴出ヘッドBの係合突部14の上面および側面と係合するのが、案内凹部30の左側の高底面部とその側の側面33とすれば、噴出ヘッドBの廻動方向を左回転とすることができる。
コインcなどの平板状のもの、および、噴出ヘッドBの回転方向は、上記実施例に限定されない。
【0027】
上記実施形態では、噴出ヘッドBの上壁10にコイン等の側部を係合させる嵌合溝13を設けたが、嵌合溝に変え、上壁10にコイン等の巾に対応する距離を置いて平行する二つの突条を立設するようにしてもよく、嵌合溝に限定されない。
【0028】
また、上記実施形態では、噴出ヘッドの上下動を案内するため、噴出ヘッドBの側周壁12に突部15を設け、肩カバーCの内筒22の内周面に二条の案内突条31を設けたが、側周壁12に突条を設け、内筒22の内周に突条を挟むように二つの突起を設けてもよく、その配設位置、形状も、噴出ヘッドの上下動を案内するとともに、廻動時に係合が離脱できるものであればよいので、とくに限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明は、エアゾール容器内の内容物を全て使い終わった後、噴出ヘッドの上部に、コインなどの平板状のものを嵌合させ、回転させることで、噴出ヘッドを廻動させるとともに押下げ、押下げ状態を維持することで噴出ヘッドの噴出孔より容器内に残ったガス、および残留物を安全かつ確実に抜くことができるので、化粧品、薬品、その他の内容物噴出容器として広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明噴出容器の説明図で、(a)は上面図、(b)は一部断面図である。
【図2】噴出容器の斜視図である。
【図3】噴出ヘッドの係合突部と肩カバーの案内凹部との関係図で、(a)は噴出ヘッド廻動前、(b)は噴出ヘッド廻動中、(c)は噴出ヘッド廻動終了時である。
【図4】噴出容器の噴出ヘッド廻動時の説明図である。
【符号の説明】
【0031】
A エアゾール容器
B 噴出ヘッド
C 肩カバー
c コイン
1 胴部
2 肩部
3 マウンテンカップ
4 係合環
5 ステム
10 上壁
11 噴出孔
12 側周壁
13 嵌合溝
14 係合突部
15 突部
20 噴出用の切欠部
21 操作用の切欠部
22 内筒
23 係合筒
24 外筒
25 頂壁
26 傾斜壁
27 側壁
28 上壁
29 側壁
30 案内凹部
31 案内突条
32 底面
32a 高底面部
32b 低底面部
32c 傾斜底部
33 側面
35 係合突条




 

 


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