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注出キャップ - ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー
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発明の名称 注出キャップ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−119024(P2007−119024A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−315943(P2005−315943)
出願日 平成17年10月31日(2005.10.31)
代理人 【識別番号】100076598
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 一豊
発明者 森端 良尚 / 井戸 星一 / 三ツ松 まや / 小林 勉
要約 課題
注出時に身体ケア組成物にホイップしたクリーム状の外観を付与することができる注出キャップを提供する。

解決手段
容器に取り付けられ頂壁11に注出開口部20を形成したキャップ本体10と、開位置および閉位置の間で移動自在の蓋体30から成り、容器内に収納された約10,000mPa・sないし約50,000mPa・sの粘性を有する身体ケア組成物を注出開口部から注出する注出キャップにおいて、キャップ本体は、頂壁にドーム状部分21を形成し、このドーム状部分の中央部分に形成した中央開口部とこの中央開口部から外側に放射状に伸びる少なくとも3ケの脚状開口部から注出開口部を形成する構成とし、蓋体は、閉位置で注出開口部から身体ケア組成物が漏れるのを防ぐ密閉機能を有する構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
容器に取り付けられ頂壁に注出開口部を形成したキャップ本体と、開位置および閉位置の間で移動自在の蓋体からなり、容器内に収納された約10,000mPa・sないし約50,000mPa・sの粘度を有する身体ケア組成物を前記注出開口部から注出する注出キャップであって、前記キャップ本体は、頂壁にドーム状部分を形成し、該ドーム状部分の中央部分に形成した中央開口部と、該中央開口部から外側に放射状に伸びる少なくとも3ケの脚状開口部から前記注出開口部を形成する構成とし、前記蓋体は、閉位置で前記注出開口部から身体ケア組成物が漏れるのを防ぐ密閉機能を有する構成とした注出キャップ。
【請求項2】
蓋体において、該蓋体の内面に内周壁に第1突条を周設した第1筒片を垂下設し、キャップ本体において、頂壁に形成した開口部周縁から外周壁に第2突条を周設した第2筒片を起立設し、該第2筒片の上端にドーム状部分を形成し、前記蓋体が閉位置で、前記第1筒片が第2筒片に外嵌し前記第1突条と第2突条で密閉機能が発揮される構成とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項3】
蓋体の閉位置でドーム状部分を覆うように、該蓋体の内面に凹部を形成し、密閉機能が発揮される構成とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項4】
蓋体の内面に、注出開口部の少なくとも中央開口部の形状に対して相補性を有する形状をしたシール突片を突設し、前記蓋体が閉位置で、該シール突片が注出開口部の少なくとも中央開口部に嵌入して密閉機能が発揮される構成とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項5】
蓋体の内面に、注出開口部の少なくとも中央開口部と脚状開口部の長さの約10ないし約30%を含む部分の形状に対して相補性を有する形状をしたシール突片を突設し、前記蓋体が閉位置で、該シール突片が注出開口部の少なくとも中央開口部と脚状開口部の約10ないし約30%を含む部分に嵌入して密閉機能が発揮される構成とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項6】
蓋体を、ヒンジを介してキャップ本体に連結し、開位置および閉位置の間で移動可能に構成した請求項1記載の注出キャップ。
【請求項7】
蓋体の内面に、該蓋体が閉位置でドーム状部分を覆うように凹部を形成すると共に、外面の該凹部に対向する位置に凸部を形成した請求項1記載の注出キャップ。
【請求項8】
中央開口部の径と脚状開口部の長さの比を約2:1ないし約1:8の範囲とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項9】
中央開口部の径と脚状開口部の長さの比を約1:1ないし約1:6の範囲とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項10】
脚状開口部の平均幅と長さの比を約1:1ないし約1:8の範囲とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項11】
脚状開口部の平均幅と長さの比を約1:2ないし約1:6の範囲とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項12】
脚状開口部の形状を矩形状とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項13】
ドーム状部分の高さと径の比を約1:2ないし約1:5の範囲とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項14】
ドーム状部分の高さと径の比を約1:3ないし約1:4の範囲とした請求項1記載の注出キャップ。
【請求項15】
注出開口部が4〜10ケの脚状開口部を有する請求項1記載の注出キャップ。
【請求項16】
注出開口部が5〜8ケの脚状開口部を有する請求項1記載の注出キャップ。
【請求項17】
容器内に収納される身体ケア組成物の粘度を約18,000mPa・sないし約35,000mPa・sとした請求項1記載の注出キャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体ケア組成物を収納した容器に取り付けて使用され、注出した際にこの身体ケア組成物にホイップしたクリーム状の外観をあたえる注出キャップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、各種の身体ケア組成物が各種の容器に収納され、容器に取り付けた注出キャップから注出され使用されている。
この種の容器には、例えば、注出用の開口部を有する注出キャップを備えたチューブ容器や、壜容器、あるいはポンプを備えた壜容器などがある(例えば特許文献献1参照)。
【特許文献1】実用新案登録第2603820号
【0003】
また、この種の身体ケア組成物には、例えば、皮膚クレンジング組成物、皮膚コンディショニング組成物、日焼け止め組成物、および毛髪用シャンプー組成物、ヘア・コンディショニング組成物、ヘア・スタイリング組成物などのヘア・ケア組成物などがある。この種の身体ケア組成物は、ローション、クリーム、ジェル、エマルジョンなどの状態で提供される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した身体ケア組成物に係る商品では、他の同種の商品との差別化を図るために、その商品のクレンジング、コンディショニング、および/またはヘア・スタイリング効果を一層強調する必要があるし、このような効果に係る商品の特長を消費者に認知してもらう必要がある。またさらに、上記したコンディショニング等の効果に加えて、外観上の美しさ、あるいは面白さ(以下、美的外観等と記す。)と云う観点から消費者をひきつけて他の商品と差別化する必要もある。
すなわち、身体ケア組成物において、上述したコンディショニング等の効果を一層強調し、および/またはその効果に係る商品の特長を消費者に十分認知させ、および/または注出した組成物に美的外観等を付加することができる注出キャップが求められているが現在のところ上記の特長の全てを備えた商品は存在していない。
【0005】
そこで本願発明の技術的な課題は、注出キャップにおいて注出時に身体ケア組成物にホイップしたクリーム状の外観を付与することができる、特には注出開口部の構成を見出すことにあり、もって身体ケア組成物においてコンディショニング等の効果を一層強調し、および/またはその効果に係る商品の特長を消費者に十分認知させ、および/または注出した組成物に美的外観等を付加することができる注出キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した技術的課題を解決する本発明の主たる手段は、
容器に取り付けられ頂壁に注出開口部を形成したキャップ本体と、開位置および閉位置の間で移動自在の蓋体から成り、この容器内に収納された約10,000mPa・sないし約50,000mPa・sの粘度を有する身体ケア組成物を前記注出開口部から注出する注出キャップであって、
キャップ本体は、頂壁にドーム状部分を形成し、このドーム状部分の中央部分に形成した中央開口部と、この中央開口部から外側に放射状に伸びる少なくとも3ケの脚状開口部から注出開口部を形成する構成とすること、
前記蓋体は、閉位置で前記注出開口部から身体ケア組成物が漏れるのを防ぐ密閉機能を有する構成とすること、
にある。
【0007】
この本発明の身体ケア組成物用の注出キャップは、特にコンディショナー組成
の効果に係る商品の特長を消費者に十分認知させることができ、および/または本発明の身体ケア組成物用の注出キャップは、注出した組成物に美的外観等を付加することができ、特にホイップしたクリーム状の外観を付与することができる。
【0008】
本発明の注出キャップから注出される身体ケア組成物には、その表面に複数の嶺部が形成される。そしてこの嶺部により、組成物が高粘度であることを効果的に見せることができ、身体ケア組成物の効果、特にコンディショナー組成物のコンディショニング効果を一層強調し、および/またはその効果に係る商品の特長を消費者に十分認知させることができると考えられる。
ここで、コンディショニング効果の改良を求める消費者に対しては、組成物が高粘度であることを一層強調し、および/または認識させることにより、その組成物の改良されたコンディショニング効果を一層強調し、および/または認識させることができるものと考えられる。
【0009】
また、このような嶺部を有する注出された身体ケア組成物は、公知の開口部から注出されて嶺部を有さない身体ケア組成物と比較して、改良された美的外観等を有すると考えられる。このように、身体ケア組成物の使用効果を一層強調し、および/または認知せしめることができ、および/または美的外観を有することから、比較的明瞭な嶺部が好まれる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の主たる手段は上記したようなものであり、
本発明の注出キャップは、注出時に身体ケア組成物にホイップしたクリーム状の外観を付与することができ、身体ケア組成物においてコンディショニング等の効果を一層強調し、および/またはその効果を消費者に十分認知させ、および/または注出した組成物に美的外観等を付加することができる。
なお、本発明の上記および上記以外の作用効果は、添付の図面を参照して行なう以下の説明から明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面も参照しながら本発明の注出キャップの実施形態を説明する。
なお、以下の説明において、「からなる」なる用語は、本発明の作用効果に影響しない範囲で、他の処置、他の構成要素を付加することができることを意味し、この用語は「構成される」および「基本的に構成される」という用語を含む。
また、百分率、部分、および比率は、他にとくに指定のない限り、すべて、本発明の組成物の全重量に対するものである。列挙された成分に関する重量は、すべて、活性レベルのものであり、したがって、市販の材料に含まれる基材、副産物は含まない。また、本明細書において「混合物」は、材料の単なる組み合わせ、およびそれらの組み合わせから化合物が生じる場合にはそれらの化合物を含む。
【0012】
図1〜図6は本発明の注出キャップの実施形態の一例を示すものであり、この注出キャップは容器に取り付けられるキャップ本体10と、蓋体30からなる。
以下、キャップ本体10、注出開口部20、蓋体30、密閉機能、身体組成物についてそれぞれ説明する。
【0013】
[キャップ本体について]
キャップ本体10は、容器に取り付けられる。
図1〜図6に示す実施形態にあっては、キャップ本体10は、ほぼ円筒状の形状を有し、頂壁11およびこの頂壁11から垂下設される側壁12を有する。キャップ本体10は、螺合または嵌合などの任意の適当な方法によって容器に固定することができ、あるいは容器の本体と一体形成とすることもできる。図示のキャップ本体10は、ほぼ円形の平断面形状であるが、矩形等他の形状あるいは構成とすることもできる。
【0014】
[注出開口部について]
上記のキャップ本体10は、頂壁11に注出開口部20を有する。本発明にあっては、このキャップ本体10は、さらに、頂壁11上にドーム状部分21を有し、注出開口部20は、このドーム状部分21に開口形成される。このように注出開口部20がドーム状部分21に形成されると、注出開口部20が平坦な部分に形成された場合と比較して、注出された身体ケア組成物の注出物に、より明確に嶺部を形成させることができる。
【0015】
この注出開口部20は、中央開口部22およびこの中央開口部22から外側に放射状に伸びる少なくとも三ケの脚状開口部23を有する。(図3参照)ここで注出された身体ケア組成物の美的外観等を改良するためには、好ましくは4ないし10ケの脚状開口部23を形成する、さらに好ましくは5ないし8ケの脚状開口部23を形成するのがよい。
【0016】
図示の実施形態にあっては、図1と図2に示されるように、注出開口部20はキャップ本体10の頂壁11上に形成されたドーム状部分21に開口形成されており、またこの注出開口部20は図3に示されるように中央開口部22と8ケの脚状開口部23を有する。
【0017】
注出された身体ケア組成物に明確に嶺部が形成されるためには、注出開口部20の他の詳細な構造も重要である。これらの詳細は、例えば、中央開口部22の直径と脚状開口部23の長さの比、脚状開口部23の幅と長さの比、その形状、および/またはドーム状部分21の高さと直径の比を含む。
中央開口部22の直径と脚状開口部23の長さの比は、好ましくは約2:1ないし約1:8、より好ましくは約1:1ないし約1:6である。
また、脚状開口部23の平均幅と長さの比は、好ましくは約1:1ないし約1:8、より好ましくは約1:2ないし約1:6である。
【0018】
脚状開口部23は矩形状の形状とすることにより、中央開口部22と脚状開口部23からなる注出開口部20は、アスタリスク状(asterisk-like)の形状を有するものとすることができる。また、図7に示されるように三角形の形状とすることにより、中央開口部22と脚状開口部23からなる注出開口部21は、星形状の形状を有するものとすることもできる。
【0019】
そして、矩形状の形状の場合は、とくに縦長長方形状が好ましいが、このような矩形状の形状のものにあっても、上記した幅と長さの比の範囲のものが用いられる。
また三角形の場合は、特に鋭角三角形の形状が好ましいが、このような鋭角三角形の形状のものにあっても上記の幅と長さの比のものであって、脚状開口部23の下端部23a(図7参照)に位置する角部の角度を約5°ないし約30°とするのがよい。
【0020】
また、ドーム状部分20の高さと直径の比は、好ましくは約1:2ないし約1:5、より好ましくは約1:3ないし約1:4の範囲とするのがよい。
【0021】
[蓋体について]
本発明の注出キャップは、使用時の開位置と不使用時の閉位置の間で移動自在の蓋体30を有する。特に、後述する密閉機能(特に密閉機能(iii))との適合性の観点から、蓋体30はヒンジ31によってキャップ本体10に接続され、上端が弾性反転する方式のものがよい。もちろん他の方式の蓋体、例えば嵌合式または螺合式の蓋も本発明に使用することができる。
【0022】
図1〜6に示される実施形態にあっては、蓋体30は、ほぼ円形の頂板30aを有し、キャップ本体10の形状と相補性を有しているが、キャップ本体10の形状と相補性を有する限り、他の任意の形状とすることができる。図示の蓋体30は、可撓性のヒンジ31によってキャップ本体10に接続された弾性反転する方式のものである。そして、ヒンジ31によって、この蓋体30は開位置と閉位置の間を旋回することが可能となる。開位置ではこの蓋体30は上方に旋回してキャップ本体10の頂壁11から離れ、そして容器から身体ケア組成物を注出することができるようになる。また、閉位置では図5と図6に示されるようにこの蓋体30はキャップ本体10の頂壁11を覆う。
【0023】
[密閉機能について]
上記説明した蓋体10は、密閉機能を有し、この密閉機能によって、蓋体10が閉位置にあるときに身体ケア組成物の漏出が防止される。
この密閉機能は、少なくとも下記の(i)−(vi)の一つを含む。
(i) 蓋体が閉位置で、蓋体の内面に垂下設した第1筒片の内周面、および
キャップ本体の頂壁に形成された開口部を囲んで起立設した第2筒片の外周面にそれぞれ周設された第1突条と第2突条により構成される密閉機能。
ここで、ドーム状部分は第2筒片の上端に形成される。すなわち第2筒片はドーム状部分を嵩上げするように形成されている。
なお、図示される実施形態にあっては第1筒片、第1突条、第2筒片、第2突条条はそれぞれ符号32、32a、24、24aで示される。
(ii) 蓋体の内面に形成された凹部による密閉機能。
この凹部は、蓋体が閉位置にあるときドーム状部分をぴったり覆うように形成されている。
(iii) 蓋体の内面に形成されたシール突片による密閉機能。
このシール突片は注出開口部の少なくとも中央開口部の形状に対して相補性を有する形状を有し、蓋体が閉位置にあるとき注出開口部の少なくとも中央開口部に嵌入するように蓋体の内面に配設されている。
(iv) 以上(i)〜(iii)の組み合わせ。
【0024】
密閉機能(ii)を有するとき、蓋体は、その外面の、上記凹部に対向する位置に凸部を有することが好ましい。このような構成によって、この蓋体は、成形品全体でほぼ同じ肉厚を有するものとすることが可能であり、蓋体外面のヒケを防止し成形性をよくすることができる。
【0025】
密閉機能(iii)を有するとき、シール突片は注出開口部の中央開口部に対して相補性を有することに加えて、脚状開口部の形状に対しても相補性を有する形状とするのが好ましい。そして蓋体が閉位置にあるとき、シール突片は、注出開口部の中央開口部に嵌入すると共に、脚状開口部の長さの少なくとも約5〜約100%、より好ましくは約10〜約50%、さらに好ましくは約10%〜30%の長さにまで嵌入するように構成するのがよい。
【0026】
図1〜6に図示した実施形態の注出キャップは上記した(i)−(iii)のすべての密閉機能を有する。
図4と図6に示されるように、この注出キャップの密閉機能(i)は、蓋体10が閉位置にあるときに第1突条32aと第2突条24aが係止するようにして構成される(図6参照)。ここで蓋体30の頂板30aの内面には第1筒片32が垂下設されており、この第1筒片32の内周面下端部に上記第1突条32aが周設されている。また、キャップ本体10の頂壁11には中央部に開口部11aが形成され、この開口部11a周縁からその上端部にドーム状部分21を形成した第2筒片が起立設されており、この第2筒片の外周面上端部に上記第2突条24aが周設されている。
【0027】
注出キャップが上記のように密閉機能(i)を有する場合には、蓋体10を開閉する際の、第1突条32aと第2突条24aの脱係止あるいは係止に伴ってクリック音が鳴るようにするとよい。このクリック音により使用者が蓋体10の開閉を音によっても確認することができる。
【0028】
また、図4と図6に示されるようにこの注出キャップは密閉機能(ii)も有する。蓋体30の頂板30aの内面には凹部33が、蓋体30の閉位置でドーム状部分21をぴったり覆うように配設、形成されており、この凹部33によりドーム状部分21を覆うことにより密閉機能(ii)が発揮される(図6参照)。
なお、図4〜図6に示されるように蓋体30の頂板30aの外面には、前記凹部33に対向する位置に凸部34が形成されている。
【0029】
また、図3、図4と図6に示されるようにこの注出キャップは密閉機能(iii)も有する。蓋体30の頂板30aの内面に、注出開口部20の少なくとも中央開口部22の形状に対して相補性を有する形状をしたシール突片35が突設されており、このシール突片35は、蓋体30が閉位置にあるときに注出開口部20の少なくとも中央開口部22に嵌入し、密閉機能(iii)が発揮される。そして、図3と図6に示されるように、この実施形態において、シール突片35の形状は中央開口部22の形状に対して相補性を有することに加えて、脚開口部23の長さの約10〜約30%を含む部分の形状に対しても相補性を有する形状としている。
【0030】
なお、密閉機能は、密閉機能(i)と(iii)の組み合わせ、および密閉機能(ii)と(iii)の組み合わせなどの他の組み合わせを有するものとすることもできる。
【0031】
[容器]
本発明の注出キャップは容器に固定されて使用される。容器としては、例えば、チューブ状のもの、壜体状のものが含まれるが、本発明にあっては、身体ケア組成物は容器の本体をスクイズすることによって開口部を通じて容器から注出されることが好ましい。もちろん、身体ケア組成物を容器から注出するために他の方法を使用することも可能である。
【0032】
[身体ケア組成物]
本発明に係る身体ケア組成物は、注出物の美的外観等を改良するために、約10,000mPa・sないし約50,000mPa・s、好ましくは約18,000mPa・sないし約35,000mPa・sの粘度を有する。
なお、上記粘度はブルックフィールド(Brookfield)粘度計を用い、27.6℃、回転速度1.0rpmの条件で測定した値である。
【0033】
本発明の身体ケア組成物は、例えば、皮膚クレンジング組成物、皮膚コンディショニング組成物、日焼け止め組成物、および毛髪用シャンプー組成物、ヘア・コンディショニング組成物、ヘア・スタイリング組成物などのヘア・ケア組成物を含む。この種の身体ケア組成物は、上記の粘度を有する限りにおいて、ローション、クリーム、ジェル、エマルジョンなどの状態をとることができる。
【0034】
身体ケア組成物の中では、コンディショニング効果を有するもの、および/またはコンディショニング剤を含むものが好ましく、カチオン性ポリマー、カチオン性表面活性剤、シリコン、脂肪族化合物、およびそれらの混合物からなるグループから選ばれた少なくとも一つのコンディショニング剤を含むコンディショニング用組成物がより好ましい。とくに好ましいのは、カチオン性表面活性剤および脂肪族化合物を含むコンディショニング用組成物であり、カチオン性表面活性剤および脂肪族化合物は、水性キャリアと共にゲルマトリックスを形成し、このようなゲルマトリックスは、湿った髪の毛に塗布するときには滑らかな感触をまた乾いた髪の毛では柔らかさとしっとり感をあたえなどさまざまなコンディショニング効果を得るのに適している。
【0035】
組成物がゲルマトリックスを含む場合には、このゲルマトリックスの安定性の面から、アニオン性表面活性剤やアニオン性ポリマーをほぼ含まないものであることが好ましい。本発明にあっては、「アニオン性表面活性剤やアニオン性ポリマーをほぼ含まない」とは、この組成物のアニオン性表面活性剤およびアニオン性ポリマーを合わせた含有量が、1%以下、好ましくは0.5%以下、より好ましくは完全に0%であることを意味する。
【0036】
身体ケア組成物にとって有用なカチオン性表面活性剤は、例えば、塩化ビヘニル・トリメチル・アンモニウム、塩化セチル・トリメチル・アンモニウム、塩化ステアリル・トリメチル・アンモニウムなどの第四アンモニウム塩を含む。
他の有用なカチオン性表面活性剤としては、例えば、アミドアミンと酸の塩であって、酸に対するアミドアミンのモル比が約1:0.3ないし約1:1.3の塩を挙げることができる。このようなアミドアミンと酸の塩の例としては、ステアロマイドプロピルジメチルアミンとL−グルタミン酸、乳酸、クエン酸、およびそれらの混合物の少なくとも一つからなるものを挙げることができる。身体ケア組成物に有用な脂肪族化合物の例としては、セチル・アルコール、ステアリル・アルコール、およびビヘニル・アルコールを挙げることができる。
【0037】
カチオン性表面活性剤は、重量で約0.1%ないし約10%のレベルで組成物に含めることができる。脂肪族化合物は、約5%ないし約20%のレベルで組成物に含めることができる。脂肪族化合物に対するカチオン性表面活性剤の重量比は、ゲルマトリックスの形成の面から、好ましくは約1:1ないし1:10の範囲、より好ましくは1:1ないし1:4の範囲である。
【0038】
[実施例]
以下の実施例は、本発明の範囲における上記の実施形態をさらに具体的に明らかに示すものである。これらの例は、あくまで本発明をよりよく理解されるようにするためのものであり、本発明の思想および範囲を逸脱することなくさまざまな変更および修正を行なうことができ、多数の様々なバリエーションが可能であり、これらの例は本発明を限定するものではない。
実施例1
図1〜図6に示す注出キャップにおいて、中央開口部20の直径は約2.6mmである。また矩形状の8ケの脚状開口部23を有し、この脚状開口部23の幅および長さは、それぞれ約0.6mmおよび約3.7mmである。ドーム状部分21の高さおよび直径は、それぞれ約2.5ないし2.8mm、および約10mmである。
【0039】
この注出キャップは、アンダーカット嵌合によりチューブ容器に組付き固定されて使用されるものであり、このチューブ容器には、約20,000mPa・sないし25,000mPa・sの粘度を有し、カチオン性表面活性剤と脂肪族化合物からなるゲルマトリックスからなる毛髪コンディショニング組成物を収容している。この毛髪コンディショニング組成物は、容器の本体をスクイズすることによって、注出開口部20を経由して容器から注出することができる。
【0040】
注出された毛髪コンディショニング組成物の注出物は明確に嶺部が形成され、ホイップしたクリーム状の外観を呈するものであり、このような外観により、身体ケア組成物(本実施例では毛髪コンディショニング組成物)のコンディショニング効果をより強調して示すことができ、および/またはその効果を消費者に認知させることができ、および/またはその注出物に美的外観等を付与することができる。
【0041】
なお、本発明の説明の部分に引用された文書は、いずれも参考として本明細書に記載したものであり、いずれの文書引用も本発明を教示または開示するものではない。
また、本明細書の用語の意味または定義が参照のために組み込まれた文書の用語の意味または定義と異なる場合には、本明細書の用語にあたえられた意味または定義が優先する。
【0042】
以上、本発明を、特定の実施形態によって図示および説明したが、本発明の思想および範囲を逸脱することなくさまざまな変更および修正を行なうことができることは、当業者に明らかであろう。したがって、そのようなすべての変更および修正は、本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明の注出キャップは、身体ケア組成物の注出物に明確に嶺部が形成して、ホイップしたクリーム状の外観を呈することができるものであり、様々な種類の身体ケア組成物、あるいは様々な形状の容器に適用することができ、幅広い展開が期待される。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の注出キャップの一実施形態を示し、蓋体を開位置とした状態の全体斜視図である。
【図2】図1の注出キャップの側面図である。
【図3】図1の注出キャップの平面図である。
【図4】図1の注出キャップの縦断側面図である。
【図5】図1の注出キャップで、蓋体を閉位置とした状態の全体斜視図である。
【図6】図5の状態の注出キャップの縦断側面図である。
【図7】注出開口部の他の形状例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0045】
10;キャップ本体
11;頂壁
11a;開口部
12;側壁
20;注出開口部
21;ドーム状部分
22;中央開口部
23;脚状開口部
23a;下端部
24;第2筒片
24a;第2突条
30;蓋体
30a;頂板
31;ヒンジ
32;第1筒片
32a;第1突条
33;凹部
34;凸部
35;シール突片




 

 


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