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発明の名称 ブロー成形薄肉容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−99291(P2007−99291A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−287806(P2005−287806)
出願日 平成17年9月30日(2005.9.30)
代理人 【識別番号】100072051
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 興作
発明者 相良 幸一 / 稲川 義則 / 川又 重之 / 山中 伸夫
要約 課題
小さな力で容器を開封でき、かつ注出にかかる内容物の飛散を防止できるブロー成形薄肉容器を提案する。

解決手段
内容物の注出に従って充填空間の減容を可能とする薄肉の胴体1を備えたブロー成形薄肉容器において、前記胴体1の上端角部に、前記充填空間につながる通路2を有し破断予定線3に沿う栓体5の切断、分離にて該通路を開通させて充填空間内の内容物を排出する注出部2を設ける。そして、前記通路2に、注出にかかる内容物の速度を減速させる緩衝壁7を形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物の注出に従って充填空間の減容を可能とする薄肉の胴体を備えたブロー成形薄肉容器であって、
前記胴体の上端角部に、前記充填空間につながる通路を有し破断予定線に沿う栓体の切断、分離にて該通路を開通させて充填空間内の内容物を排出する注出部を設け、
前記通路に、注出にかかる内容物の速度を減速させる緩衝壁を設けたことを特徴とするブロー成形薄肉容器。
【請求項2】
前記緩衝壁が、通路の出側端で該通路の径を小さくする天面壁である、請求項1記載のブロー成形薄肉容器。
【請求項3】
前記緩衝壁が、通路内へ向けて突出した凸部である、請求項1記載のブロー成形薄肉容器。
【請求項4】
内容物の注出に従って充填空間の減容を可能とする薄肉の胴体を備えたブロー成形薄肉容器であって、
前記胴体の上端角部に、前記充填空間につながる通路を有し破断予定線に沿う栓体の切断、分離にて該通路を開通させて充填空間内の内容物を排出する注出部を設け、
前記栓体に、注出部に沿い胴体に向けて伸延する摘みを有することを特徴とするブロー成形薄肉容器。
【請求項5】
前記摘みは、破断予定線につながる縁部を有する、請求項4記載のブロー成形薄肉容器。
【請求項6】
前記摘みは、注出部につながる薄肉部を有する、請求項4又は5記載のブロー成形薄肉容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物の注出に従い充填空間の減容を可能としたブロー成形薄肉容器に関するもので、内容物の注出時の飛び散りを回避しようとするものである。
【0002】
シャンプーやリンス、液体石鹸、化粧料等を入れる容器の分野では、資源の有効活用、ゴミの減量化を図る観点から合成樹脂をブロー成形することによって所望の形状に形成した薄肉の容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−131101号公報
【0003】
従来のこの種の容器は、注出部に予めノッチや破断予定線が設けられており、それに沿って栓体を切断、分離することで容器を開封することを通例としていたが、容器の胴体は変形しやすいこと等から内容物を注出する際に勢いあまって飛び散ることがあり、この点に関する改良が求められていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、小さな力で容器を開封することが可能で注出時に内容物の飛び散りを回避できる新規なブロー成形薄肉容器を提案するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、内容物の注出に従って充填空間の減容を可能とする薄肉の胴体を備えたブロー成形薄肉容器であって、
前記胴体の上端角部に、前記充填空間につながる通路を有し破断予定線に沿う栓体の切断、分離にて該通路を開通させて充填空間内の内容物を排出する注出部を設け、
前記通路に、注出にかかる内容物の速度を減速させる緩衝壁を設けたことを特徴とするブロー成形薄肉容器である。
【0006】
上記の構成になるブロー成形薄肉容器において、前記緩衝壁は、通路の出側端で該通路の径を小さくする天面壁とするか、あるいは注出部の壁面を通路内へ向けて突出させた凸部とするのが好ましい。
【0007】
また、本発明は、内容物の注出に従って充填空間の減容を可能とする薄肉の胴体を備えたブロー成形薄肉容器であって、
前記胴体の上端角部に、前記充填空間につながる通路を有し破断予定線に沿う栓体の切断、分離にて該通路を開通させて充填空間内の内容物を排出する注出部を設け、
前記栓体に、注出部に沿い胴体に向けて伸延する摘みを有することを特徴とするブロー成形薄肉容器である。
【0008】
上記の構成になるブロー成形薄肉容器は、摘みに、破断予定線につながる縁部を設けたり、注出部につながる薄肉部を設けることができる。
【発明の効果】
【0009】
注出にかかる内容物は緩衝壁に衝突してその速度が減速された状態で注出されることとなるので内容物が飛び散るのを防止することができる。
【0010】
栓体に、注出部に沿って胴体に向けて伸延する摘みを設けることで、小さな力(てこの原理)で該栓体を切断、分離することができ、しかも該摘みの張り出しも小さくできるので容器の外観を損ねることがない。
【0011】
摘みと注出部を薄肉部でつなげることで、商品の流通段階での摘みの不用意な変形を防止することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明に従うブロー成形薄肉容器の実施の形態を示した図であり、図2は図1の要部断面を拡大して示した図であり、さらに図3は図1の要部を拡大して示した外観斜視図である。
【0013】
図における1は内容物の充填空間を区画形成する容器の胴体である。この胴体1は厚さが薄くなっており内容物の注出度合にしたがって充填空間を減容させることができるようになっている。
【0014】
また、2は胴体1の上端角部に設けられた注出部である。この注出部2は充填空間につながる通路2aを有している。3は切り込み等によって形成された破断予定線、4は注出部2の外側でそれに沿って設けられた空気置換用の通路、5は破断予定線3に沿って切断、分離することによって通路2aと空気置換用の通路4を開通させる栓体、6は栓体5に一体的に設けることができる摘みであり、この摘み6は注出部2に沿い胴体1へ向けて伸延する扁平体からなる。そして7は注出にかかる内容物の速度を減速させる緩衝壁である。
【0015】
緩衝壁7は通路2aの出側端で通路の径を小さくする天面壁とした例で示してあり、容器を傾けて内容物を注出する際、注出にかかる内容物は緩衝壁7に衝突して減速されたのち容器の外へと排出される。
【0016】
図4(a)(b)は本発明に従う容器の他の実施の形態を示した図である。この例は、注出部2の側壁を破断予定線3に至るまでの間で寸法tだけ通路2a内へ向けて凹ませて緩衝壁7を形成したものであり、この場合、該緩衝壁7を境にしてその上流側(破断予定線3側)と下流側(容器の胴体1側)とでは注出部2の流路面積が異なることになるが、注出部2の通路2a内にこのような緩衝壁7を設けることによっても注出にかかる内容物の速度は効果的に減速され内容物の飛び散りを防止することができる。
【0017】
摘み6はその要部を拡大して図5に示すように、破断予定線3につながる縁部6aを設けるのがよく、これにより栓体5をより小さな力で確実に切断、分離することができる。
【0018】
商品の流通段階における摘み6の不用意な変形を防止するため、該摘み6は図6に示すように破断可能な薄肉部6bを介して注出部2につなげるようにしてもよい。
【0019】
本発明の容器は合成樹脂にて構成されるもので、従来公知のブロー成形法を適用して所望の形状に成形される。
【0020】
緩衝壁7は天面壁や凸部を例として示したが、注出部2において内容物の速度を減速させることが可能であるならば図7に示すように破断予定線3を頂点として容器の内側に向けて凸となる緩衝壁を設けることも可能であり、その形状にはとくに限定されない。
【0021】
破断予定線3はその部位のみを薄肉にしておくことができ、これにより栓体5の切断、分離にかかる力をより小さくすることができる。また、栓体5の切断、分離にかかる力をより小さくするための他の方策として、該破断予定線3の底部が鋭角をなすように凹部(V字溝)を形成するか、あるいは該切断予定線3の部位を異材質のもので構成してもよい。
【0022】
本発明の容器に充填することができる内容物としては、液状物、流動物、油脂含有物、界面活性剤を含む液剤等や食品(例えば、ゼリー等の流動物、スープ等の液状物)が挙げられるが、これのみには限定されない。
【0023】
開封時や注出時における内容物の飛び散りを回避するため、とくに1Pa・s〜100Pa・s程度の粘性を有する内容物を充填するのが好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0024】
内容物の飛び散りのないブロー成形薄肉容器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に従うブロー成形薄肉容器の実施の形態を示した図である。
【図2】図1に示した容器の要部を拡大して示した断面図である。
【図3】図1に示した容器の要部を拡大して示した外観斜視図である。
【図4】(a)(b)は本発明に従う容器の他の実施の形態を示した図である。
【図5】本発明に従うブロー成形薄肉容器の要部拡大図である。
【図6】本発明に従うブロー成形薄肉容器の要部拡大図である。
【図7】本発明に従う容器の他の実施の形態を示した図である。
【符号の説明】
【0026】
1 胴体
2 注出部
2a 通路
3 破断予定線
4 空気置換用の通路
5 栓体
6 摘み
6a 縁部
6b 薄肉部
7 緩衝壁




 

 


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