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発明の名称 キャップ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−99282(P2007−99282A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−287626(P2005−287626)
出願日 平成17年9月30日(2005.9.30)
代理人 【識別番号】100072051
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 興作
発明者 飯塚 茂雄
要約 課題
効率的な組み付けが行なえ、ワンタッチで確実に蓋体を開けることができるキャップを提案する。

解決手段
天面壁部1bに内容物の注出口1cを有し容器の口部に着脱自在に装着されるキャップ本体1と、このキャップ本体1に支点hを介して開閉可能に連結され該キャップ本体1の天面壁部1bに合わさって該注出口1cを閉塞する蓋体2とを備えたキャップにおいて、前記キャプ本体1と蓋体2との相互間に、反発力によりワンタッチで該蓋体を引き上げる弾性片5を配置する。該弾性片5には、その両端に、キャップ本体1及び蓋体2のそれぞれに設けられた開口t、tに固定保持される係止片6、7を設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】
天面壁部に内容物の注出口を有し容器の口部に着脱自在に装着されるキャップ本体と、このキャップ本体に支点を介して開閉可能に連結され該キャップ本体の天面壁部に合わさって該注出口を閉塞する蓋体とを備えたキャップであって、
前記キャップ本体と蓋体とを相互につなぎ、その反発力によりワンタッチで該蓋体を引き上げる弾性片を配置してなり、
該弾性片は、その両端に、キャップ本体及び蓋体のそれぞれに設けられた開口に嵌合、固定保持される係止片を有することを特徴とするキャップ。
【請求項2】
前記弾性片は、ゴム、エラストマー等の部材からなり、前記係止片はインサート成形により該弾性片に一体連結可能な合成樹脂からなる、請求項1記載のキャップ。
【請求項3】
前記キャップ本体の開口に固定保持される係止片またはキャップ本体天面には、蓋体がキャップ本体の天面壁部に合わさった状態で弾性変位して反発力を生じさせる湾曲面を有する、請求項1又は2記載のキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップに関するものであり、組み付け作業の簡便化図り、該キャップの蓋体をワンタッチで確実に開放しようとするものである。
【背景技術】
【0002】
支点を介してワンタッチで開放する代表的なキャップとしてヒンジキャップが存在している。かかるキャップは、片手によって蓋体の開閉が可能であり、また、蓋体の紛失を防止できることから、調味料を入れる容器や薬剤を入れる容器あるいはシャンプー、リンスを入れる容器等幅広い分野において利用されている。
【0003】
近年、この種のキャップでは、使い勝手のより一層の改善を図るため、ヒンジの隣接部位にばね部材を配置して該ばね部材の弾性変位を利用して蓋体をワンタッチで開放させるタイプのものが数多く提案されているが(例えば特許文献1参照)、ばね部材による蓋体の確実な開放を導くためには、合成樹脂からなるキャップ本体とは異なる素材(ゴムやエラストマー等)で構成するのがとりわけ好適であるところ、異種材同士のインサート成形による一体化や異種材同士の一体化が困難な場合には、その組み付けのためにキャップ本体に切欠孔等を形成し、該切欠孔にばね部材を係着させることによって対応していた。
【0004】
ところで、上記のような従来のヒンジキャップは、ばね部材の取り付けに手間がかかるうえ、該ばね部材が有効にその機能を発揮しているかどうかのチェックが不可欠で、製造工程の簡便化を図るにも限界があり、また、ばね部材を構成する素材が軟材であるため、使用中に係着部が外れてしまい、ばね部材としての機能を失う可能性を有していた。
【0005】
このため、部材の一体化を図る試みがなされたけれども、部材の一体化は、金型構造の複雑化を招くのが不可避であり、ゴムやエラストマーと相溶性のない樹脂の選択が不可能であることから使用できる樹脂も限定されてしまう不具合があった。
【特許文献1】特開平8−113260号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、組み付けが簡単でワンタッチによる蓋体の確実な開放を可能とする新規なキャップを提案するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、天面壁部に内容物の注出口を有し容器の口部に着脱自在に装着されるキャップ本体と、このキャップ本体に支点を介して開閉可能に連結され該キャップ本体の天面壁部に合わさって該注出口を閉塞する蓋体とを備えたキャップであって、
前記キャップ本体と蓋体とを相互につなぎ、その反発力によりワンタッチで蓋体を引き上げる弾性片を配置してなり、
該弾性片は、その両端に、キャップ本体及び蓋体のそれぞれに設けられた開口に固定保持される係止片を有することを特徴とするキャップである。
【0008】
上記の構成になるキャップにおいて、前記弾性片は、ゴム、エラストマー等の部材にて構成することができ、前記係止片はインサート成形により該弾性片に一体連結可能な合成樹脂にて構成する。
【0009】
また、前記キャップ本体の開口に固定保持される係止片またはキャップ本体天面には、蓋体がキャップ本体の天面壁部に合わさった状態で弾性変位させて反発力を生じさせる湾曲面を設けるのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
弾性片と係止片との一体化(インモールド成形)を図り、該係止片をキャップ本体及び蓋体のそれぞれに固定保持する簡単な作業で組み付けが行なえる。
【0011】
また、弾性片と係止片は一体化されており、設計通りに成形されていることを確認するだけで所定の機能を発揮するかどうか容易に把握できる。
【0012】
さらに、インサート成形、2色成形する場合に、複雑な構造となる弾性片を別体物として構成することで形状の簡素化が可能となり、トータルコストの削減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明に従うキャップの実施の形態を示した外観斜視図であり、図2は図1の要部を断面で示した図である。
【0014】
図における1はねじあるいはアンダーカット係合により容器の口部に着脱自在に装着されるキャップ本体である。このキャップ本体1は内側にねじあるいはアンダーカット(図示せず)が設けられた装着筒を有する円筒状の周壁1aと、この周壁1aの上端において一体成形される天面壁部1bからなっており、該天面壁部1bには内容物を排出するための注出口1cが形成されている。
【0015】
また、2はキャップ本体1に2つの支点(ヒンジ)hを介して開閉可能に連結される蓋体である。この蓋体2の裏面には、該キャップ本体1の天面壁部1bに合わさって注出口1cを閉塞する環状筒体2aが設けられている。なお、環状筒体2aに代えて、注出口1c内に挿入される栓体(突起状または筒状)を形成してもよい。
【0016】
また、3はキャップ本体1の両サイドにおいてその周壁1aから天面壁部1bにかけて一体的に設けられた一対の押圧部分(押圧ボタン)である。この押圧部分3はその下端で周壁1aに片持ち支持されていて外側からの押し込みにより弾性変位させることができるようになっており、その先端には係止爪3aが設けられている。4は蓋体2に設けられ該蓋体2が天面壁部1bにあわせたときに該係止爪3aに連係するリブである。
【0017】
さらに、5はキャップ本体1と蓋体2とを相互につなぎ、その反発力により蓋体2をワンタッチで引き上げるエラストマーやゴム等からなる弾性片である。この弾性片5は2つの支点(ヒンジ)hの間に配置される。6、7は弾性片5の両端にそれぞれつながりキャップ本体1、蓋体2に設けられた開口t、tに嵌合、固定保持される係止片である。係止片6、7はインサート成形等により弾性片5との一体化が可能な樹脂からなっており、このうちキャップ本体1の開口tに固定保持される係止片6は、蓋体2がキャップ本体1の天面壁部1bに合わさった図3に示すような状態においてその外表面に沿わせて弾性変位させる曲面6aを有する。また、係止片6、7のそれぞれの側壁には開口t、tへの嵌合、固定保持のための係合突起6b、7aが形成されている(係合突起は摩擦抵抗を高める圧入固定用の凸部であってもよい)。この係合突起(または圧入用凸部)6b、7aの形成位置は係止片6、7の側壁に限るものではなく、その機能を果たす箇所であれば係止片6、7の任意の位置に形成することができ、その形状については凸状に限るものではなく、凹部として形成し開口t、tに該凹部に適合する凸部を形成する構造としてもよい。
【0018】
上記の構成になるキャップは、弾性片5と係止片6、7が一体に連結されており、係止片6、7をキャップ本体1、蓋体2の開口t、tにそれぞれ差し込むことで簡単に組み付けることができ、組み付け作業が簡略化されるとともに、金型構造の簡素化が可能となる。
【0019】
蓋体2がキャップ本体1の天面壁部1bに合わさった状態、すなわち、蓋体2が閉じた状態においては弾性片5が図3に示す如く曲面6aに沿って変位しており(弾性片5には反発力が生じている)、押圧部分3を両側から押し込んでその先端の係止爪3aと横リブ4との連係を解除することにより蓋体2は速やかに開放される。
【0020】
係止片6、7は図4に示すような差し込み専用の形状を有するものとし、図5の如く、曲面を付けた凸部8を直接キャップ本体1に設けるようにしてもよい。弾性片5は曲面以外の角部を介して折り曲げることで反発力を生じさせることができるが、この場合、弾性片5が損傷することも考えられるので、曲面に沿わせて弾性片5を変位させる。
【0021】
弾性片5は、ゴムやオレフィン系、スチレン系、エステル系等の各種エラストマーにて構成され、かかる部材と一体化を図るのに有用な相溶性のある樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられ、上記の弾性片素材との組み合わせが適宜可能となる。
【0022】
また、弾性片5は反発力を生じさせるために曲面に沿って変位させた場合について図示したが、該弾性片5は蓋体2がキャップ本体1の天面壁部1bに合わさったときに引き伸ばすように変位させ、その収縮力でもって蓋体2を開放する構造とするか、あるいはその両方を組み合わせた構造としてもよく、弾性片5に反発力を付与するための形態は任意に変更できる。
【0023】
係止爪3aとリブ4の連係を解除する押圧部分3は図6に示すように支点hの対向位置(キャップの前面)に1つ設けるようにしてもよい。
【0024】
支点hは、弾性片5を両側から挟む3点ヒンジを例として示したが、ヒンジの形式もとくに限定はされず、例えば一対の弾性片を形成し、その間に支点hを配置した形式にも適用可能である。
【0025】
図7、図8は本発明に従うキャップのさらに他の実施の形態を示したものであり、図7は外観斜視図であり、図8は要部の断面を示した図である。
【0026】
このキャップは、係止片6、7のそれぞれに弾性片5の端面が露出する面の側で開口面積が大きくなるT字状の段付き貫通孔9、10を設け(図8参照)、該段付き貫通孔9、10に弾性片5の端部を係止する構成のものである。
【0027】
かかる段付き貫通孔9、10を形成してインサート成形を行うことにより、弾性片5は抜け止状態で係止されることとなり、弾性片5と係止片6、7とが融着する相溶性の素材を選択してキャップを製造する場合に、その接合強度を著しく向上させることができ、また、弾性片5と係止片6、7とが相溶性を有しない場合であっても、その連結がより強固なものとなる。
【0028】
図9、図10は本発明に従うキャップのさらに他の実施の形態を示したものであり、図9は外観斜視図であり、図10は図9の要部の断面を示した図である。
【0029】
このキャップは、蓋体2を開閉する支点hをヒンジからピン等の枢軸11に変更した構成のものである。この場合、キャップ本体1と蓋体2とはヒンジの如き支点hで一体成形したキャップと異なり、それぞれ別体で成形されることになるが、弾性片5を介して連結した係止片6、7は上掲の実施の形態において示したものと同様、枢軸11の相互間に位置する開口t、tに嵌合、固定保持される。
【産業上の利用可能性】
【0030】
組み付け作業の簡略化及び金型構造の簡素化が可能で、ワンタッチで確実に蓋体を開けることができる低コストのキャップが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に従うキャップの実施の形成を示した外観斜視図である。
【図2】図1の要部を断面で示した図である。
【図3】図1の要部を断面で示した図(蓋体を閉めた状態)である。
【図4】本発明に従うキャップの他の実施の形態の構成部材の外観斜視図である。
【図5】本発明に従うキャップの他の実施の形態を要部の断面で示した図である。
【図6】本発明に従うキャップの他の実施の形態を示した図である。
【図7】本発明に従うキャップのさらに他の実施の形態を示した外観斜視図である。
【図8】図7の要部を断面で示した図である。
【図9】本発明に従うキャップのさらに他の実施の形態を示した外観斜視図である。
【図10】図9の要部を断面で示した図である。
【符号の説明】
【0032】
1 キャップ本体
1a 周壁
1b 天面壁部
1c 注出口
2 蓋体
3 押圧部分
3a 係止爪
4 リブ
5 弾性片
6 係止片
6a 曲面
7 係止片
8 凸部
9 段付き貫通孔
10 段付き貫通孔
11 枢軸
h 支点
t 開口
t 開口




 

 


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