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発明の名称 ヒンジキャップ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−91281(P2007−91281A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−283873(P2005−283873)
出願日 平成17年9月29日(2005.9.29)
代理人 【識別番号】100105326
【弁理士】
【氏名又は名称】吉村 眞治
発明者 早川 茂 / 春名 孝浩 / 岸 隆生
要約 課題
上蓋内の圧力変化に応じて、キャップ本体、または上蓋の側周壁の下端近くに設けた弁筒を作動させ、内圧上昇による上蓋の浮き上がりや開蓋を阻止するとともに、キャップの冷却洗浄時における水滴の吸引を防止するようにしたヒンジキャップを提供すること。

解決手段
ヒンジキャップとして、キャップ本体と蓋体とヒンジとからなるヒンジキャップであって、キャップ本体は、内筒と外筒、上壁からなる容器口筒部に被嵌される係合筒と、注出筒とを具備し、係合筒の上壁上面には、嵌合筒と、先端を弁部とした弁筒が立設されており、蓋体は、頂壁と側周壁とを具備し、側周壁の下端には、嵌合筒外周面に接合する係合部を設けた周面を有する段部と、弁座筒が設けられおり、嵌合筒の外周面と側周壁の係合部との間に空気通路が形成されていることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
キャップ本体と蓋体とヒンジとからなるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、内筒と外筒、上壁からなる容器口筒部に被嵌される係合筒と、注出筒とを具備し、
係合筒の上壁上面には、嵌合筒と、先端を弁部とした弁筒が立設されており、
蓋体は、頂壁と側周壁とを具備し、
側周壁の下端には、嵌合筒外周面に接合する係合部を設けた周面を有する段部と、弁座筒が設けられおり、
嵌合筒の外周面と側周壁の係合部との間に空気通路が形成されていることを特徴とするヒンジキャップ。
【請求項2】
キャップ本体と蓋体とヒンジとからなるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、内筒と外筒、上壁からなる容器口筒部に被嵌される係合筒と、注出筒とを具備し、
係合筒の上壁上面には、嵌合筒と、弁座筒が立設されており、
蓋体は、頂壁と側周壁とを具備し、
側周壁の下端には、嵌合筒外周面に接合する係合部を設けた周面を有する段部と、先端を弁部とした弁筒が設けられており、
嵌合筒の外周面と側周壁の係合部との間に空気通路が形成されていることを特徴とするヒンジキャップ。
【請求項3】
蓋体頂壁に、圧力により変位する薄肉の可撓部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のヒンジキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、壜体の口部に装着されるヒンジキャップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ヒンジキャップ等を用いて、つゆ、たれ等の液体食品調味料を殺菌のため70℃〜90℃に加熱した液体を壜体に充填し、ヒンジキャップを打栓装着した後に、外部に付着した液体を流したり、壜体を冷却するために冷却シャワーにより洗浄することは、従来より実施されている。
その際、殺菌時に充填された高温度の液体により、蓋体内の空気が加熱膨張することにより蓋体が浮き上がったり、外れたりすることがあった。
また、冷却シャワーにより壜体を冷却するときに、蓋体内が負圧状態になり、蓋体内に冷却シャワーの水滴が吸引されるという問題があった。
【0003】
これらの問題を解決するため、打栓時に、上蓋内の空気を排出するため流通路を形成させるとともに、冷却時に流通路を閉鎖するようにした容器は、従来より知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【特許文献1】特開2001−270541号公報
【特許文献2】特開2002−347822号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載のキャップは、外蓋下端に可撓性リング(40)を形成し、本体外周側に設けた環状凸条(41)に弾性的に係合させ、外蓋内の圧力変化により、可撓性リング(40)と環状凸条(41)との間に空気通路が開閉されるようにしているが、圧力変化による外蓋を上下動させるために必ずしも変化に追従できず、開蓋の防止、冷却水の吸引を完全に防止することはできなかった。
【0005】
また、上記特許文献2記載のキャップは、キャップ本体外筒の外周面に下向きに傾斜する多数のヒレ状弁を設け、上蓋内の圧力上昇に応じてヒレ状弁を開き、負圧になったときには、ヒレ状弁を閉じるようにしているが、上蓋を開いて内容液を注出するとき、キャップ本体外筒のヒレ状弁に内容液が付着することがあるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、上蓋内の圧力変化に応じて、キャップ本体、または上蓋の側周壁の下端近くに設けた弁筒を作動させ、内圧上昇による上蓋の浮き上がりや開蓋を阻止するとともに、キャップの冷却洗浄時における水滴の吸引を防止するようにしたヒンジキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、キャップ本体と蓋体とヒンジとからなるヒンジキャップであって、キャップ本体は、内筒と外筒、上壁からなる容器口筒部に被嵌される係合筒と、注出筒とを具備し、係合筒の上壁上面には、嵌合筒と、先端を弁部とした弁筒が立設されており、蓋体は、頂壁と側周壁とを具備し、側周壁の下端には、嵌合筒外周面に接合する係合部を設けた周面を有する段部と、弁座筒が設けられおり、嵌合筒の外周面と側周壁の係合部との間に空気通路が形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
ヒンジキャップの別実施例として、キャップ本体と蓋体とヒンジとからなるヒンジキャップであって、キャップ本体は、内筒と外筒、上壁からなる容器口筒部に被嵌される係合筒と、注出筒とを具備し、係合筒の上壁上面には、嵌合筒と、弁座筒が立設されており、蓋体は、頂壁と側周壁とを具備し、側周壁の下端には、嵌合筒外周面に接合する係合部を設けた周面を有する段部と、先端を弁部とした弁筒が設けられており、嵌合筒の外周面と側周壁の係合部との間に空気通路が形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0009】
蓋体の実施例として、蓋体頂壁に、圧力により変位する薄肉の可撓部が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0010】
キャップ本体の係合筒上面に、嵌合部と弁筒を立設し、蓋体側に弁座筒を垂設させ、圧力により変位する弁部によって空気の通路を開閉するので、簡単な構造により、殺菌のための加熱充填による蓋体内の空気の加熱膨張により蓋体が浮き上がったり、外れたりすることを防止するとともに、冷却シャワーによる蓋体内の空気の収縮による水滴の吸引を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明のヒンジキャップについて図面を参照して説明する。
図1〜3に示すように、本発明のヒンジキャップは、キャップ本体Aと蓋体BとヒンジCとにより構成されている。
【0012】
キャップ本体Aは、壜体の口筒部1の嵌合突条2に嵌合する内筒3と外筒4、上壁5とからなる係合筒6と、内筒3に環状壁7を介して連設された注出筒8とを具えており、注出筒8の下端には、底壁9が連設されている。
底壁9には、注出口を形成する除去部10を切断する切断溝11が刻設されており、除去部10の上面には、プルリング12が立設されている。
【0013】
係合筒6の上壁5の上面には、外周面に縦方向に延びる凹溝13を刻設した嵌合筒14が立設され、嵌合筒14の内側には、弁筒15が立設されている。
弁筒15の根本部は厚肉部となっており、上端は可撓性を有する薄肉の弁部16となっている。
【0014】
外筒4の下端には、ヒンジCの反対側に設けられた連結片17と、切断可能な弱化片18を介して接続された外周筒部19が連設されている。
【0015】
蓋体Bは、ヒンジCによってキャップ本体Aに連設された頂壁20と、その周縁から垂設された側周壁21とからなっている。
頂壁20の中央部は、薄肉の可撓部22となっており、その周辺には、注出筒8の内周に嵌合する密封リング23が垂設されている。
【0016】
側周壁21の下端のヒンジCの反対側には、摘み24が設けられている。
側周壁21の下端部には、キャップ本体Aの嵌合筒14外周面に係合部25を突設させたるともに、嵌合筒14との間に隙間を設けて段部26が形成され、段部26の内側には、深溝を隔てて弁筒15の内周面に係合する弁座筒27が垂設されている。
【0017】
次に、本発明ヒンジキャップの使用態様と作用効果について説明する。
本発明のヒンジキャップは、従来例と同様に、容器本体に加熱殺菌された内容液が充填され、ヒンジキャップが打栓された後、容器本体内が加熱された内容液で殺菌される。
その際、蓋体B内の空気が加熱され、圧力が上昇する。
【0018】
図2に示すように、蓋体B内の圧力上昇に応じて、頂壁20の可撓部22が上方に膨出するとともに、弁筒15の弁部16が外方に変形し、蓋体Bの弁座筒27と弁筒15との間に空気通路が開かれる。
したがって、蓋体内の注出筒8外側の空気室aの空気は、流通路を通って蓋外に排出される。
【0019】
図3に示すように、加熱殺菌の後に、容器本体の上方から温水シャワーが掛けられ、内容液を充填した容器が冷却、洗浄される。
その際、温度の低下とともに、蓋体内の空気圧が低下し、頂壁20の可撓部22が元の状態に復元するとともに、弁部16が閉じられるので、外気や冷却水の吸引を防ぐことができる。
【0020】
次に、弁筒と弁座筒の別実施例について、図面を参照して説明する。
前記実施形態では、キャップ本体Aの係合筒6の上壁5上面に弁筒15を立設し、蓋体Bの側周壁21下端内周に弁座筒27を設けたが、上壁5の上面に弁座筒を立設し、側周壁下端内周に弁筒を設けてもよい。
同一構成については、同一符号をもって図示し、以下相違点を中心に説明する。
【0021】
図4に示すように、キャップ本体A、係合筒6の上壁5には、外側に嵌合筒14が立設され、内側に弁座筒30が立設されている。
【0022】
蓋体Bの側周壁21の内周下端には、段部26との間で、一定の間隔をおいて、先端を可撓性を有する薄肉の弁部31とした弁筒32が設けられている。
蓋体B内の圧力上昇に当たっては、弁部31が開閉され、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0023】
また、前記実施形態では嵌合筒14の外周面に凹溝13を設けたが、突条に替え複数個の突条を設けてもよい。
さらにまた、側周壁21下端部の係合部25内周に凹溝、また突条を設けてもよく、嵌合筒14の外周面と係合面との間に空気の流通路が形成されるものであればよく、その構成についてはとくに限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0024】
キャップ本体の係合筒上面に弁筒を立設し、蓋体の側周壁下端部に弁筒に係合する弁座筒を垂設させ、圧力により変位する弁部が設けられているので、簡単な構造により、容易に殺菌のための加熱充填による蓋体内の空気の加熱膨張により蓋体が浮き上がったり、外れたりするのを防止するとともに、冷却シャワーによる蓋体内の空気の収縮による外気や水滴の吸引を防止することが可能となったので、つゆ、たれ等の液体食品調味料のヒンジキャップに広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明のヒンジキャップの縦断正面図である。
【図2】ヒンジキャップの蓋体内の加圧での状態を示す要部の拡大縦断面図である。
【図3】ヒンジキャップの蓋体内が負圧になった状態を示す要部の拡大縦断面図である。
【図4】別実施例のヒンジキャップの要部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
【0026】
A キャップ本体
B 蓋体
C ヒンジ
a 空気室
1 口筒部
2 嵌合突条
3 内筒
4 外筒
5 上壁
6 係合筒
7 環状壁
8 注出筒
9 底壁
10 除去部
11 切断溝
12 プルリング
14 嵌合筒
15、32 弁筒
16、31 弁部
17 連結片
18 弱化片
19 外周筒部
20 頂壁
21 側周壁
22 可撓部
23 密封リング
24 摘み
25 係合部
26 段部
27、30 弁座筒




 

 


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