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容器製品の加飾方法 - 株式会社吉野工業所
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発明の名称 容器製品の加飾方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−91278(P2007−91278A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−283619(P2005−283619)
出願日 平成17年9月29日(2005.9.29)
代理人 【識別番号】100076598
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 一豊
発明者 宮 隆 / 古塩 秀一
要約 課題
内容液内に浸漬する加飾のための補助部材による加飾効果を、より立体的に、よりダイナミックに発揮せしめることを課題とし、よって今までにない独特な視覚効果により格段のアイキャッチ効果を発揮する容器製品のPOPの方法、そして使用者が楽しみながら使用できる容器製品を提供することを目的とする。

解決手段
透明な容器本体に規則性を有するパターンを形成し、この容器本体中に透明な内容液を収納し、この内容液中に規則的なパターンが形成された加飾のための補助部材を浸漬し、両パターン間による光の干渉効果により、3次元的な視覚効果が現出するようにしたことを特徴とする容器製品の加飾方法。
特許請求の範囲
【請求項1】
透明な容器本体(1)に規則性を有するパターン(P1)を形成し、該容器本体(1)中に透明な内容液(L)を収納し、該内容液(L)中に規則的なパターン(P2)が形成された加飾のための補助部材(11)を浸漬し、両パターン(P1、P2)間による光の干渉効果により、3次元的な視覚効果が現出するようにしたことを特徴とする容器製品の加飾方法。
【請求項2】
補助部材(11)に浮沈子(14)を取り付けて、容器本体(1)への外力の付加により前記補助部材(11)が浮沈可能に構成した請求項1記載の容器製品の加飾方法。
【請求項3】
補助部材(11)の所定箇所に錘(13)を取り付けて、容器本体(1)の姿勢の上下反転により、該容器本体(1)に対して前記補助部材(11)が上下反転可能に構成した請求項1記載の容器製品の加飾方法。
【請求項4】
容器本体(1)と補助部材(11)の少なくとも一方に、パターン(P1、P2)に重ねるように絵柄、図案、あるいは文字を付加したことを特徴とする請求項1、2または3記載の容器製品の加飾方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モアレ模様により3次元的な視覚効果を与えるようにした容器製品の加飾方法に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧料、飲料等を収納した容器製品は、容器の装飾方法、あるいは展示方法が商品力の大きな部分を占め、多数ある同種の商品のなかで、自己の商品に目を向けさせる効果、所謂アイキャッチ効果が発揮され、特に、購買時点広告、所謂POP(point of purchase advertising)で大きな効果が発揮されることが期待される。
【0003】
特許文献1には、透明容器内に収容された透明液体中に、透明薄片に装飾模様を施した装飾体を浸漬すると云う、容器製品の装飾方法に係る発明が記載されている。そして、透明容器に図柄や模様を直接印刷したり、ラベルやシールを貼り付けたりする方法では平面的であったり、まったく動かないので面白みに欠けるが、上記方法により立体感を与えたり、動くようにすることにより面白みのある液体収容用透明容器およびその装飾体を提供することができるとしている。
【特許文献1】特開2000−335585号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された方法でも容器内に装飾体を浸漬させたものの、まだ立体感に乏しく、ダイナミックな動きという点でも満足できない点があり、その装飾効果、そしてアイキャッチ効果も限定されたものとなってしまう。
【0005】
本発明は、容器製品の装飾方法、購買時点広告(以下、POPと記載する。)に係るものであり、内容液中に浸漬する加飾のための補助部材による加飾効果を、より立体的に、よりダイナミックに発揮せしめることを課題とし、よって今までにない独特な視覚効果により格段のアイキャッチ効果を発揮する容器製品のPOPの方法、そして使用者が楽しみながら使用できる容器製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決する方法のうち、請求項1記載の発明の方法は、
透明な容器本体に規則性を有するパターンを形成し、この容器本体中に透明な内容液を収納し、この内容液中に規則的なパターンが形成された加飾のための補助部材を浸漬し、両パターン間による光の干渉効果により、3次元的な視覚効果が現出するようにしたことを特徴とする容器製品の加飾方法、にある。
【0007】
請求項1記載の発明の方法では、透明な容器本体に形成した規則性を有するパターンと、内容液中に浸漬した補助部材に形成した規則性を有するパターンが透明な内容液を介して相対向し、そのパターン間の光の干渉効果によりモアレ模様状の3次元的な視覚効果を現出させることができ、今までにない加飾効果、そして格段のアイキャッチ効果を得ることができる。また、補助部材に作用する浮力を調整し補助部材が内容液中で漂うようにすることにより、モアレ模様がよりダイナミックに変化するようにすることもできる。
なお、本発明に使用する容器本体、あるいは内容液における透明とは、半透明も含めるものとする。
【0008】
ここで、容器本体は透明性を損なわない程度に必要に応じて着色剤、各種添加剤等を配合することもできる。また容器本体への規則的なパターンの形成方法としては、直接印刷する方法、透明な基材フィルムに規則的なパターンを印刷したシュリンクラベルで外装したり、粘着ラベルを貼着する方法、容器の成形と同時にラベルを貼着するインモールドラベルによる方法、金型加工により成形の際に容器本体の壁面に直接規則的なパターンを有する凹凸を形成する方法等がある。
また、ベタ印刷等により容器本体を部分的に被覆して、容器本体の被覆されていない透明な部分で、モアレ効果を部分的に限定して見せることもできる。
【0009】
補助部材の基材は、狙った加飾効果によって透明、半透明、不透明な材料を選択することができる。また、形状についても特に限定されるものではなく、フィルム状、シート状、薄板状、円柱等のバルク状のもの等、様々な態様のものを使用することができる。またたとえば、人形、動物等の形状をしたフィギャー等も選択することができる。またたとえば透明なフィルム状の基材を円筒状に丸めて内容液中に浮く様にすればさらに3次元的な効果が楽しめる。
また、この補助部材に作用する浮力は、補助部材に使用する材料の密度の選択、補助部材中に空気室を形成する、補助部材に錘や浮きを取り付ける等して調整することができ、補助部材を内容液中に沈めたり、浮かべたり、浮遊させたりすることができる。そして、たとえば容器本体を手で揺らした場合、補助部材が内容液の抵抗を受けながらゆっくりと揺らぎ、モアレ模様の変化を楽しむことができる。また、補助部材に空気室を形成したり、錘や浮き等を取り付けたりすることにより補助部材を内容液中に正立状態で保持させることができる。
【0010】
補助部材の基材表面への規則的なパターンの形成方法についても前述した容器本体と同様に、印刷、ラベルの貼着、金型加工により成形の際規則的な凹凸を形成する等の方法がある。
【0011】
容器本体の壁面、あるいは補助部材の基材に形成する規則的なパターンとしては、所定のピッチで平行線を並べたもの、正方格子状のもの、パンチメタル状にドットを一定の規則で配置したもの、同心円等様々な形態があり、たとえば全面に亘って同じパターンとすることもできるし、部分的にパターンを変化させてもよいし、パターンを連続的に徐々に変化させていくこともできる。
また、規則的なパターンの一部のピッチや線の太さや、角度を変化させて模様、図柄、図案化した文字等を形成することにより、その部分のモアレ模様がその他の背景のモアレ模様とは異なるため、その部分が浮き出たり、沈み込んだりするように見え、視覚効果に変化を持たせることができる。また、パターンに重ねて文字、図案、模様、ベタ等を付加することもできる。
【0012】
請求項2記載の発明の方法は、請求項1記載の発明において、補助部材に所謂浮沈子を取り付けて、容器本体への外力の付加により補助部材が浮沈可能に構成すること、にある。
【0013】
請求項2記載の上記方法により、補助部材に浮沈子を取り付けることにより密閉された容器本体の、たとえば胴部を手で押したり、離したりすることにより、浮沈子の作用により補助部材が沈降したり、浮上したりし、この動きによるモアレ模様の変化を楽しむことができる。
【0014】
請求項3記載の発明の方法は、請求項1記載の発明において、補助部材に錘を取り付けて、容器本体の姿勢の上下反転により、この容器本体に対して補助部材が上下反転可能に構成すること、にある。
【0015】
請求項3記載の上記方法により、容器の姿勢を上下反転させると錘の作用により、補助部材が容器内で容器本体に対して上下反転するため、この反転に係る動きによるモアレ模様の変化を楽しむことができる。
【0016】
請求項4記載の発明の方法は、請求項1、2または3記載の発明において、容器本体と補助部材の少なくとも一方に、パターンに重ねるように絵柄、図案、あるいは文字を付加すること、にある。
【0017】
請求項4記載の方法により、変化するモアレ模様の中で絵柄、図案、あるいは文字等が浮かび上がる、あるいは沈み込むように表すことができ、より独特な装飾、あるいは表示・広告効果を発揮させることができる。
【0018】
ここで、規則性を有するパターンに加えて、絵柄、図案、あるいは文字を付加する際には、たとえば所定の規則性を有するパターンの上に重ねて、絵柄、図案、あるいは文字を印刷してもよいし、所定の規則性を有するパターンを印刷で形成する場合には、予め、絵柄、図案、あるいは文字を印刷してから所定の規則性を有するパターンを印刷してもよいし、所定の規則性を有するパターンと絵柄、図案、あるいは文字を同時に印刷してもよい。
また、たとえば透明なフィルム状、あるいは板片状の補助部材を使用する際には片面にパターンを形成し、もう一方の面に絵柄、図案、あるいは文字を形成することもできる。
【発明の効果】
【0019】
本発明は上記した方法であり、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、容器本体に形成したパターンと、内容液中に浸漬した補助部材に形成したパターンにより、モアレ模様状の3次元的な視覚効果を現出させることができ、POPにおいて格段のアイキャッチ効果を得ることができると共に、使用者がたとえば容器本体を手で揺らした場合、補助部材がゆっくりと揺らぎ、このモアレ模様の変化を楽しみながら使用することができる。
【0020】
請求項2記載の発明にあっては、補助部材に浮沈子を取り付けることにより容器本体の胴部を手で押したり、離したりすることにより、補助部材が沈降したり、浮上したりし、この動作によるモアレ模様の変化を楽しむことができる。
【0021】
請求項3記載の発明にあっては、補助部材に錘を取り付けることにより、容器を反転させると、補助部材が容器本体に対して反転するため、この反転に係る動きによるモアレ模様の変化を楽しむことができる。
【0022】
請求項4記載の発明にあっては、モアレ模様に重なって絵柄、図案、あるいは文字等が浮かび上がる、あるいは沈み込むように表すことができ、より独特な装飾、あるいは表示・広告効果を発揮させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1〜図4は本発明の加飾方法の第1実施例を説明するものである。
図1は本実施例に使用する容器を示す正面図あり、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと記す。)樹脂製の二軸延伸ブローボトルであり、透明な容器本体1は円筒状の胴部4を有し、口筒部にキャップ5を螺合した状態である。そして胴部4の前面の表面には、スクリーン印刷で波状に湾曲した線分を所定のピッチで規則的に並べたパターンP1と、図案化した”ABC”の文字が印刷されている。
【0024】
図2は、使用する補助部材11であり、基材12は延伸ポリプロピレン樹脂製で、厚さ200μmの透明な矩形状の板片であり、この基材12の一方の面にはパターンP1を左回りに若干回転させたように、波状に湾曲した線分を所定のピッチで規則的に並べたパターンP2が印刷されている。そして、下端部には、開口部を下向きにし、内部が中空で空気が入った低密度ポリエチレン製の浮沈子14が取り付けてある。浮沈子14は中空成形にて形成され、直方体状の胴部14aと、開口部を有する口筒部14bと、口筒部14bの周りに付設されたリング状の錘14cから成る。
【0025】
図3(a)は容器本体1に透明な内容液Lを充填し、補助部材11をロール状に丸めるようにして口筒部3から挿入し、内容液L中に浸漬し、キャップ5で密閉して静置した状態を示す。この状態では、補助部材11は自体の浮力と、浮沈子14の錘14cとによって正立姿勢となり、また、浮力によって容器本体1内の上部に浮上した状態となっている。またパターンP1とパターンP2がかなり離れて相対向位置した状態で3次元的な視覚効果が発揮されるので、僅かな視点の変化によりモアレ模様が大きく変化するため、格段にアイキャッチ効果が発揮される。
また、文字Cが3次元的な視覚効果を有するモアレ模様の中で独特な表示・広告効果を発揮する。
【0026】
そして、この状態でたとえば胴部4を手で掴んで押圧すると、容器本体1内部の圧力が上がり、浮沈子14の口筒部14a開口部より内容液Lが浮沈子14内に入り込むため、浮沈子14を取り付けた補助部材11の重力が浮力よりも大きくなり、補助部材11は沈降し(図3(b)参照)、さらにこの押圧を解除すると容器本体1内部の圧力が元に戻り、浮沈子14の口筒部14a開口部より内容液Lが放出されるため、浮沈子14を取り付けた補助部材11の浮力が重力よりも大きくなり、また浮上する。このように胴部4への押圧の付加、解除の繰り返しにより補助部材11を上下動させることにより、使用者はこの上下動によるモアレ模様の変化を楽しむことができる。
【0027】
浮沈子14は、容器本体1内部の圧力が上がると内容液L中を沈降するものであればよく、通常、内部に空気が入った成形体と、内容液が出入りする開口部と、錘から構成される。成形体の形状は直方体状の他、球状、円柱状等の様々な形状のものが使用でき、また、材質も低密度ポリエチレン等の合成樹脂製に限定されず、ガラス製、金属製、発泡材等様々な材質が適宜使用される。開口部の形状や大きさ、数も様々に選択でき、小さな孔でも実現できる。
【0028】
浮沈子14に取り付ける錘14cは金属製等の内容液よりも比重の大きいものが使用され、錘の質量は、補助部材11が内容液L中で正立姿勢になり、また、容器本体1内部の圧力が通常の場合は補助部材11が浮上した状態になり、圧力が上がった場合は沈降する状態になるように予め調整する。錘14cを取り付けなくても、補助部材11が内容液L中で正立姿勢になり、また、容器本体1内部の圧力が通常の場合は補助部材11が浮上した状態になり、圧力が上がった場合は沈降する状態になる場合は、取り付けなくてもよい。浮沈子14を取り付けた補助部材11全体の平均比重と内容液Lの比重との差が小さい程、小さな押圧で補助部材11が沈降する。
【0029】
補助部材11の浮沈子14を取り付ける位置は、補助部材11が内容液L中で正立姿勢になる位置であれば補助部材の下端部に限らず、どこでもよく、補助部材11に取り付ける浮沈子14は1個に限らず複数でもよい。
【0030】
図4は、モアレ模様の発現態様の一例を示す説明図であり、補助部材11が容器本体1内の中央高さ位置に来て、パターンP2がちょうどパターンP1に重なった状態で、容器の正面から見て観察される模様を表したものである。
【0031】
なお、本発明において、透明な内容液Lの例としては、たとえばスキンローションやアフターシェーブローション等の化粧水、ヘアトニックやヘアリキッド等の液体頭髪料、家庭用の各種洗剤やボディソープ、シャンプー等の洗浄液、芳香剤等があるが、透明の液体であれば特に限定されない。
また、補助部材11は装飾効果を考えて不透明とすることもできる。
また、補助部材11は複数であってもよく、重量の異なる浮沈子を取り付けた補助部材を内容液L中に複数入れることによって、容器本体1に徐々に圧力が加わると補助部材が沈降し始めるタイミングが異なるため、さらに面白味が増す。
【0032】
図5〜図7は本発明の加飾方法の第2実施例を説明するものである。
図5は本実施例に使用する容器を示す正面図であり、容器本体1は第1実施例に使用したものと同じである。そして胴部4は、透明な基材フィルムにスクリーン印刷で波状に湾曲した線を所定のピッチで規則的に並べたパターンP1が印刷されたシュリンクフィルム15により外装されており、これにより胴部4の全周に亘ってパターンP1が形成されている。またこのシュリンクフィルム15の容器本体1前面に相当する部分にはパターンP1に重ねるようにして図案化した”ABC”の文字が印刷されている。
【0033】
図6は、使用する補助部材11であり、基材12は延伸ポリプロピレン樹脂製で、内容液よりも比重が小さく、厚さ20μmの可撓性の透明なフィルムからなり、この基材12の一方の面には、波状に湾曲した線分を所定のピッチで規則的に並べたパターンP2が印刷されている。そして、下端部には錘13が取り付けてある。
【0034】
図7(a)は容器本体1に透明な内容液Lを充填し、補助部材11をロール状に丸めるようにして口筒部3から挿入し、内容液L中に浸漬し、キャップで密閉して静置した状態を示す。この状態では、錘13の作用で補助部材11の下端部は容器本体1の底部近傍に位置し、薄肉フィルム製の基材12はその浮力により内容液L中に起立姿勢で、揺ら揺らと内容液L中を漂っている。
【0035】
そして、パターンP1とパターンP2により3次元的な視覚効果が発揮されると共に、補助部材11の揺ら揺らと内容液L中を漂うような動きにより、モアレ模様が揺ら揺らと変化するため、格段にアイキャッチ効果が発揮される。また、シュリンクフィルム15を外装することにより容器本体1の全周に亘ってパターンP1を形成しているので、どの方向から見てもそれぞれ異なる形態のモアレ模様を見ることができる。
【0036】
さらに、内容液Lを注出する等で容器を正立姿勢から倒立姿勢に反転させると、錘13の作用により補助部材11の容器本体1に対する姿勢が反転するため(図7(b)参照)、この反転に係る動きによるモアレ模様の変化を楽しむことができる。ここで、基材12を可撓性の薄肉フィルム製としているので、この補助部材11の容器本体1内での反転はスムーズに達成される。逆に容器本体1を倒立姿勢から正立姿勢に反転させる際にも同様にモアレ模様の変化を楽しむことができる。
【0037】
なお、錘13の取り付け位置は上記のように補助部材11の下端部に限定されるものではない。たとえば、上記実施例の縦長矩形状のフィルムの中央高さ位置に取り付ければ、内容液L中に浸漬させた場合、錘13を容器本体1内の下端部に位置させて、フィルムの両端部分が、起立姿勢状になって相互に相対向するようにすることもでき、補助部材11の部分間でもモアレ状の3次元的な視覚効果が発揮され、また違った視覚効果を発現させることができる。錘13の形状は容器本体1に補助部材が挿入できるものであれば特に限定されない。また、補助部材11の上端部に空気室を設けたり、浮きを取り付けたりしてもよい。
【0038】
補助部材11に取り付ける錘の質量を調整することによって、補助部材11を内容液L中に浮上させたり、沈降させたり、浮遊させたりすることができる。
また、補助部材11の基材12を内容液よりも比重が大きいものにし、補助部材11の上部に空気室や浮きを取り付けても同様の効果を発揮する。
【0039】
補助部材11が内容液L中で十分に反転できるほど、容器本体1の径に対し、小さいものであれば補助部材11の基材として剛性のあるものも使用できる。
【0040】
以上、実施例により本発明の実施の形態を説明したが、本発明の作用効果はこの実施例に限定されるものでない。容器本体の材質は基本的には透明であればよく、PET樹脂製のほかにも他の透明な合成樹脂製であってもよく、第2実施例の場合はガラス製であってもよい。また、容器本体の形状も実施例で用いた円筒壜体に限定されるものではない。
【0041】
また補助部材の基材に使用する材料はポリプロピレン樹脂製に限定されるものではなく、耐内容液性、内容液中での浮力等を考慮して様々な材料から適宜選択することができる。
また、補助部材の基材は可撓性のあるものに限定されず、容器に挿入できるものであれば剛性のあるものでもよい。
また、容器本体に挿入する補助部材はひとつに限らず、複数を挿入してもよい。
また、その形状も板片状あるいはフィルム状のものに限定されるものではなく、たとえば筒状のもの(たとえばフィルムをロール状、楕円形状または多角形状に巻いたもの)、一部を折り返したもの等、立体状にすることもでき、目的に応じてさまざまな態様のものを使用することができる。補助部材を筒状または一部を折り返したものにし、補助部材同士が重なって見える箇所に規則性を有するパターンを形成することにより、補助部材自体に3次元的視覚効果を発現させることもできる。またたとえば、表面に規則的なパターンを形成した人形、動物等の形状をしたフィギャー等を内容液中に入れても面白い。
【0042】
容器本体と補助部材の基材に形成する規則的なパターンの組み合わせは様々な組み合わせがあり、さらに配色方法も組み合わせて様々な視覚効果を出現させることができる。
容器本体表面へのパターンの形成は、スクリーン印刷による直接印刷の他、オフセット印刷、転写印刷、インクジェットプリント等の従来の印刷方式による直接印刷や予めパターンが印刷された、粘着ラベル、インモールドラベルの貼着、シュリンクラベル、ストレッチラベルの装着等の従来のラベルの貼着や装着によっても実施できる。
【0043】
また、容器本体表面へのパターンの形成は、容器本体外表面に対し、全面的に形成してもよいし、補助部材の基材へのパターンに対応させて部分的であってもよい。同様に、補助部材の基材へのパターンは、基材表面に対し、全面的に形成してもよいし、容器本体表面へのパターンに対応させて部分的であってもよい。
【0044】
また、容器本体表面と基材表面の少なくとも一方の規則的なパターンの中に、この規則的なパターンとはピッチや線の太さや、角度を変化させたパターンで模様、図柄、図案化した文字等を形成することにより、その形成した部分のモアレ模様がその他の背景のモアレ模様とは異なり、その部分が浮き出たり、沈み込んだりするように見えるようにすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
以上説明したように本発明の容器製品の加飾方法は今までにない3次元的な視覚効果を、廉価で容易に発揮せしめることができるものであり、POPへの利用も含めて幅広い用途展開が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の加飾方法の第1実施例に使用する容器を示す正面図である。
【図2】図1の容器と組み合わせて使用する補助部材を示す正面図である。
【図3】図1の容器に内容液を収納し、図2の補助部材を浸漬させた状態を示す正面図あり、(a)は補助部材が浮上した状態、(b)は沈降した状態を示す。
【図4】図3の状態での、モアレ模様の発現態様の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の加飾方法の第2実施例に使用する容器を示す正面図である。
【図6】図5の容器と組み合わせて使用する補助部材を示す正面図である。
【図7】図5の容器に内容液を収納し、図6の補助部材を浸漬させた状態を示す正面図であり、(a)は容器の正立状態、(b)は倒立状態を示す。
【符号の説明】
【0047】
1 ;容器本体
3 ;口筒部
4 ;胴部
5 ;キャップ
11;補助部材
12;基材
13;錘
14;浮沈子
14a;(浮沈子)胴部
14b;(浮沈子)口筒部
14c;(浮沈子)錘
15;シュリンクフィルム
P1、P2;パターン
C ;文字
L ;内容液




 

 


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