米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 株式会社吉野工業所

発明の名称 ポンプ付き二剤混合容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−84097(P2007−84097A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−273982(P2005−273982)
出願日 平成17年9月21日(2005.9.21)
代理人 【識別番号】100072051
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 興作
発明者 飯塚 茂雄 / 當麻 徹
要約 課題
コンパクトで使い勝手のよいポンプ付き二剤混合容器を提案する。

解決手段
内容物を収納する主室を形成する容器本体と、容器本体の上端開口に回転不能に係合保持される中間筒体と、内筒部、外筒部及びそれらを上端において相互につなぐ天板部からなり該外筒部の内側壁で前記中間筒体に係合させその回転で往復移動可能とした回動カバー体と、スライド可能に弾性支持されるノズルヘッドと、主室内の内容物を排出するポンプを備えたものにて構成。そして、前記中間筒体にその下端で着脱自在に係合保持され前記ポンプを内側に封じ込めてシリンダーの外側壁、中間筒体の内側壁及び回動カバー体4内側壁にて副室を区画形成して他の内容物を収納する中栓を設ける一方、前記容器本体にその内壁に沿ってスライド可能で主室の底壁を形成するスライダーと、容器本体1の底部に嵌り込み該スライダーの裏面に空気導入通路をもったべースカップをそれぞれ設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】
上端開口を有しその内部に内容物を収納する主室を形成する容器本体と、この容器本体の上端開口に回転不能に係合保持されその外側壁にねじ部を有する中間筒体と、内筒部、外筒部及びそれらを上端において相互につなぐ天板部からなり該外筒部の内側壁で前記中間筒体のねじ部に係合させその回転に伴い前記中間筒体の軸心に沿って往復移動可能とした回動カバー体と、この回動カバー体の天板部の上でスライド可能に弾性支持されるノズルヘッドと、このノズルヘッドに前記内筒部の内側を通してつながりその押し込みと復帰動作とを繰り返すことによって容器本体の主室内の内容物を吸引、加圧、圧送してノズルヘッドの注出口を通して内容物を外界へ排出するポンプとを備え、
前記中間筒体に、その下端で着脱自在に係合保持され前記ポンプを内側に封じ込めてシリンダーの外側壁、中間筒体の内側壁及び回動カバー体の内側壁にて副室を区画形成して他の内容物を収納する中栓を設ける一方、前記容器本体に、その内壁に沿ってスライド可能で主室の底壁を形成するスライダーと、容器本体の底部に嵌り込み該スライダーの裏面に空気を導入する通路をもったべースカップをそれぞれ設け、
前記副室内に、回動カバー体に吊り下げ保持され、該回動カバー体のねじ込みによりその先端にて前記中栓を押圧して副室内の他の内容物とともに主室内へ脱落させて主室内の内容物と混合させる開栓体を配設してなる、ことを特徴とするポンプ付き二剤混合容器。
【請求項2】
前記中間筒体と前記回動カバー体との相互間に配置され該回動カバー体の回転を阻止するストッパーを有する、請求項1記載のポンプ付き二剤混合容器。
【請求項3】
前記中間筒体と前記回動カバー体との相互間にシール部材を有する、請求項1又は2記載のポンプ付き二剤混合容器。
【請求項4】
前記開栓体が中間筒体の内壁に沿う壁部を有する筒体からなり、この筒体とシリンダーの外側壁との相互間に、回動カバー体側への他の内容物の侵入による固着を防止するシール壁を有する、請求項1〜3の何れかに記載のポンプ付き二剤混合容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ付き二剤混合容器に関するものであり、容器のコンパクト化(容器の背丈を低くする)を図るとともに、内容物を使用するに際して二剤を簡単な操作でもって確実に混合しようとするものである。
【背景技術】
【0002】
化粧料や薬剤を入れる容器としては、内容物の多様性から、主成分等を装填する主容器と補助成分等を装填する副容器をそれぞれ合体させ、内容物の注出に際して副容器内の補助成分等を主容器の主成分等に添加、混合し、その後にポンプによって混合に係わる内容物を注出する構造のものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−292074号公報
【0003】
ところで、この種の容器は、主容器の上に副容器が配置された縦長容器となっており、これにさらにポンプ機構が別途に組み込まれていることから容器の背が高くなる傾向にあり、しかも副室内の内容物を主室内の内容物へ向けて添加するには、それぞれに設けられた開口部を合致させる正確な位置合わせを行う操作が必要であるうえ、たとえ正確な位置合わせができたとしても補助成分等を全て落としきることができない場合もあって、使い勝手がよいとは言えないのが現状であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、ポンプ機構及び補助成分を収納する副室を容器の中に一体収納して容器のコンパクト化を図るとともに、回転操作のみで二剤を確実に混合し得る使い勝手の良好なポンプ付き二剤混合容器を提案するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上端開口を有しその内部に内容物を収納する主室を形成する容器本体と、この容器本体の上端開口に回転不能に係合保持されその外側壁にねじ部を有する中間筒体と、内筒部、外筒部及びそれらを上端において相互につなぐ天板部からなり該外筒部の内側壁で前記中間筒体のねじ部に係合させその回転に伴い前記中間筒体の軸心に沿って往復移動可能とした回動カバー体と、この回動カバー体の天板部の上でスライド可能に弾性支持されるノズルヘッドと、このノズルヘッドに前記内筒部の内側を通してつながりその押し込みと復帰動作とを繰り返すことによって容器本体の主室内の内容物を吸引、加圧、圧送してノズルヘッドの注出口を通して内容物を外界へ排出するポンプとを備え、
前記中間筒体に、その下端で着脱自在に係合保持され前記ポンプを内側に封じ込めてシリンダーの外側壁、中間筒体の内側壁及び回動カバー体の内側壁にて副室を区画形成して他の内容物を収納する中栓を設ける一方、前記容器本体に、その内壁に沿ってスライド可能で主室の底壁を形成するスライダーと、容器本体の底部に嵌り込み該スライダーの裏面に空気を導入する通路をもったべースカップをそれぞれ設け、
前記副室内に、回動カバー体に吊り下げ保持され、該回動カバー体のねじ込みによりその先端にて前記中栓を押圧して副室内の他の内容物とともに主室内へ脱落させて主室内の内容物と混合させる開栓体を配設してなる、ことを特徴とするポンプ付き二剤混合容器である。
【0006】
上記の構成になるポンプ付き二剤混合容器において、前記中間筒体と前記回動カバー体との相互間に配置され該回動カバー体の回転を阻止するストッパーを設けることができる。
【0007】
また、前記中間筒体と前記回動カバー体との相互間にはシール部材を設けるのが好ましい。
【0008】
前記開栓体は、中間筒体の内壁に沿う壁部を有する筒体にて構成することができ、この筒体とシリンダーの外側壁との相互間に、シール壁を形成することで回動カバー体側への他の内容物の侵入による固着を防止する。
【発明の効果】
【0009】
内容物を注出するポンプは、そのシリンダー末端を回動カバー体の内筒部に連結して該ポンプそのものを中間筒体の内側に懸垂支持した一体収納構造にするとともに、中間筒体の下端部に、該中間筒体に脱落可能に係合保持される中栓を設けて、シリンダーの外側壁、中間筒体の内側壁及び回動カバー体の内側壁にて他の内容物を収納する副室を形成したので、容器の背丈の短縮が可能となり、容器全体をコンパクトにまとめることができる。
【0010】
また、回動カバー体のねじ込みにより副室内に配設した開栓体で中栓を脱落させるだけで副室内の他の内容物の全てを主室の内容物と混合することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがうポンプ付き二剤混合容器の実施の形態を示したものである。
【0012】
図における1は内容物を収納する主室Mを形成する容器本体である。この容器本体1は上端開口1a及び下端開口1bを有しており、その内側には内壁に沿ってスライド可能で主室Mの底壁を形成するスライダー1c(内容物が注出され主室M内が減圧されることにより上方へ向けてスライドする)が配置される。
【0013】
また、2は容器本体1の底部に嵌り込みスライダー1cの裏面に空気(外気)を導入する通路tをもったベースカップである。このベースカップ2の内筒2aの先端からスライダー1cの下端に至るまでの間には二剤混合時の内圧変化(容器本体1内の体積減少に伴う内圧の上昇)に応じて該スライダー1cが下降できるように隙間hが設けられる。
【0014】
また、3は中間筒体である。この中間筒体3はその上端部の外側壁にねじ部nが設けられ、その下端部には内壁3a、外壁3bによって溝部3cが形成されており、容器本体1の上端開口1aが溝部3cに嵌り込んで縦リブrとこの縦リブrを嵌め込む縦溝rなどの手段により回転不能に係合保持されている。
【0015】
また、4は中間筒体3の上側開放端において被さる回動カバー体である。この回動カバー体4は両端が開放された内筒部4aと、内側壁で中間筒体3のねじ部nに係合するねじnを有する外筒部4bと、内筒部4a及び外筒部4bを上端部で相互につなぐ天板部4cからなっており、回動カバー体4をねじ込む(回転させる)ことで中間筒体3の軸心Lに沿って往復移動するようになっている。
【0016】
5は内容物を注出するためのノズルヘッドである。このノズルヘッド5はポンプの排出経路につながる注出口5aと、内筒部4aの内側を通り抜けて後述のシリンダーの中に向けて伸延するステム5bを有し、回動カバー体4の天板部4cの上に設けられた凹部4cでスプリングsを介してスライド可能に弾性支持される。
【0017】
6は容器本体1の主室Mに存在する内容物を吸引、加圧、圧送してノズルヘッド5の注出口5aを通して内容物を外界へ排出するためのポンプである。
【0018】
ポンプ6は、主室Mに口部を指向させた吸引管Kを有するシリンダー6aと、ノズルヘッド5のステム5bの内側で一体連結するガイド6bと、このガイド6b及びステム5bの相互間で隙間Pを隔てて保持されシリンダー6aの中でガイド6b、ステム5bとともに往復移動するピストン6cと、吸引管Kの出側で保持され吸入にかかる内容物の逆流を防止する逆止弁6d(図示例では三点弁で表示する)からなる。
【0019】
上記ポンプ6のシリンダー6aの末端(上端)は、回動カバー体4の裏面に設けられた溝部4dに嵌合して内筒部4aに連結され、ポンプ6そのものが中間筒体3の中で懸垂支持されており、これによりポンプ6は容器本体1内に一体収納される。
【0020】
また、7は中間筒体3の下端でアンダーカットの如き係合手段にて着脱可能に係合保持される中栓である。この中栓7はポンプ6を中間筒体3の内側に封じ込めるとともに、吸引管K、シリンダー6aの外側壁、中間筒体3の内側壁及び回動カバー体4の内側壁にて他の内容物を収納する副室Mを形成する。
【0021】
8は副室Mの中に設けられた開栓体である。この開栓体8は中間筒体3の内壁に沿う壁部を有する筒体からなっており、その後端が回動カバー体4の天板部4cの裏面に形成された溝部4eに固定保持され、回動カバー体4の回転に伴うねじ込み(下向きへのスライド)にて中栓7を押圧して該中栓7を副室M内の他の内容物とともに主室Mへ脱落させて主室M内の内容物と副室M内の他の内容物を混合させる。
【0022】
さらに、9は中間筒体3の段部3dと、回動カバー体4の下端との相互間に配置され回動カバー体4の回転による下向きへの移動を阻止するC形状になる弾性ストッパー、10はノズルヘッド5を内側に納めるオーバーキャップ、11は中間筒体3と回動カバー体4の外筒部4bとの相互間の気密性を保持するためのシール部材(Oリング等)、そして12は開栓体8と中間筒体3との相互間に配置されたシール壁である(開栓体8と一体成形したものとして例示)。
【0023】
シール壁12は回動カバー体4側への他の内容物の侵入を阻止してその固着を防止するものであり、弾性ストッパー9は、回動カバー体4の外筒部4b下部に薄肉部又は連結片を介して破断可能に一体連結するバージンリング体に置き換えてもよい。
【0024】
上記の構成になる容器はその開封前においては、中栓7によって主室Mと副室Mとが確実に遮断されている。
【0025】
弾性ストッパー9とオーバーキャップ10をそれぞれ取り外して回動カバー体4を回転させ容器本体1に近づくようにねじ込むと、それに従い開栓体8は容器本体1の主室
Mに向けてスライドしてその先端で中栓7を押圧し、アンダーカット等による係合が解除されることにより該中栓7が他の内容物とともに主室Mに向けて落下する。
【0026】
容器本体1の底壁を形成するスライダー1cは図示の例では底部がフラットな断面形状を有するものとして示したが、すり鉢状の断面形状とすることもでき、この場合には主室M内の内容物は全て吸引管kの入り口に集めることが可能となり内容物が残留するのを防ぐことができる利点がある。
【0027】
図2は回転体8のスライド形式のみを変更した本発明にしたがう二剤混合容器の他の実施の形態を示したものである。この例において回動カバー体4は中間筒体3に対して回転可能になっているが、アンダーカットの如き係合手段にて抜け止めされており、その内壁面には図3に示すように、傾斜面をもった逆三角形状をなす凸部13が設けられている。
【0028】
また、中間筒体3は図4に示すように壁部の対向位置にその軸心Lに沿って上方に開口する二本のスリット14が形成されていて、開栓体8は外壁の対向位置に図5に示すような突起15を有し、該突起15が中間筒体3のスリット14を通り抜け回動カバー体4の凸部13に連係(傾斜面の下側に位置する)している。
【0029】
かかる構成になる容器はその開封前においては開栓体8の突起15が回動カバー体4の内壁面に設けられた凸部13の上端に位置している。
【0030】
副室M内の内容物を主室Mに落下させて混合すべく回動カバー体4を回転させると、
開栓体8の突起15は凸部13の傾斜面により下向きに押し込まれる。
【0031】
凸部13の傾斜面にて突起15が押し込まれると該突起15は開栓体8とともにスリッ
ト14に沿って下向きにスライドしていき、これにより中栓7が押圧され、副室M内の
内容物と一緒に主室Mへと落下する。
【0032】
凸部13は上記のように、傾斜面を有する逆三角形状のものを適用することができるが、突起15を入れ込むことができる溝部としてもよい。また、凸部13は螺旋形状の溝部あるいは螺旋形状の凸部とすることも可能であり、この点については限定されない。
【0033】
また、図示はしないが、該凸部13の傾斜面や螺旋溝等には、回転時に該突起15が乗り越え可能な突起等を形成し、二剤を混合する前の位置で開栓体8の突起15を位置決めする位置決め構造を採用してもよい。
【0034】
上掲図1、図2に示した通り、回動カバー体4には回転方向を示す矢印及びマークを付し、中間筒体3に混合前・混合時の位置合わせマークを付しておくことができる。この場合には、使用者が外部からその状態を視認することが可能となる。なお、前記矢印やマークは凹凸を設けることにより形成することができるが、ホットスタンプ、印刷等の加飾を施すことによって形成してもよく、その形成方法は適宜選択される。
【0035】
さらに、上掲図1、図2に示した中栓7は図示のものに代えてアルミラミネートフィルム等を使用することも可能であり、この場合、アルミラミネートフィルムは中間筒体3の下端に接着・溶着等の適切な手段で固着されるとともに、開栓体8の下部には該フィルムを切断することができる切刃を設ける。
【産業上の利用可能性】
【0036】
ポンプの一体収納、副室の一体形成によるコンパクト化が可能で、回動カバー体を単に回転させるだけで二剤を混合し得る、使い勝手のよいポンプ付き二剤混合容器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明にしたがうポンプ付き二剤混合容器の実施の形態を示した図である。
【図2】本発明にしたがうポンプ付き二剤混合容器の他の実施の形態を示した図である。
【図3】図2に示した容器の回動カバー体の外観斜視図である。
【図4】図2に示した容器の中間筒体外観斜視図である。
【図5】図2に示した容器の開栓体の外観斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 容器本体
1a 上端開口
1b 下端開口
1c スライダー
2 ベースカップ
3 中間筒体
3a 内壁
3b 外壁
3c 溝部
3d 段部
4 回動カバー体
4a 内筒部
4b 外筒部
4c 天板部
4c 凹部
4d 溝部
4e 溝部
5 ノズルヘッド
5a 注出口
5b ステム
6 ポンプ
6a シリンダー
6b ガイド
6c ピストン
6d 逆止弁
7 中栓
8 開栓体
9 弾性ストッパー
10 オーバーキャップ
11 シール部材
12 シール壁
13 凸部
14 スリット
15 突起
M 主室
副室
n ねじ部
ねじ部
P 隙間
k 吸引管
r 縦リブ
縦溝




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013