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発明の名称 カップ状容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8548(P2007−8548A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−193159(P2005−193159)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100076598
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 一豊
発明者 砂川 貴之 / 嶋田 伸治
要約 課題
小容器を組み合わせたカップ状容器において、製造が容易で、小容器を簡易に主容器に組み付けられ、しかも使い勝手が良好で、デザイン性に優れたカップ状容器を提供すること。

解決手段
主容器の口部に小容器を取り外し可能に組み付け、小容器により主容器内部を密封させ、かつ小容器に設けられた収納部を、小容器に剥離可能に貼り付けた蓋材により密封させる構成とした。
特許請求の範囲
【請求項1】
主容器は、上部に口部を有するカップ状で、
小容器は、収納部と、該収納部の上端外周から側方に延出されたフランジを具え、
前記主容器の口部上面に前記フランジの下面が、該主容器の内部を密封するとともに前記口部上面から剥離可能に貼り付き、
前記フランジの上面に蓋材を、前記収納部の内部を密封するとともに前記フランジの上面から剥離可能に貼り付けたカップ状容器。
【請求項2】
小容器は、2つの収納部を具え、該2つの収納部の間に、該小容器を折り曲げる折れ線を有し、該折れ線によって小容器を折り曲げ前記収納部を押圧すると、各収納部に通じる開口を通して各収納部より内容物が注出される請求項1に記載のカップ状容器。
【請求項3】
収納部の側壁の一部を外方に突出させ、該突出部を該収納部から内容物を注出する際の注ぎ口とした請求項1に記載のカップ状容器。
【請求項4】
収納部の底部を、主容器内に収納される主内容物の上面より下方に位置させ、固形化した前記主内容物の上面に該底部による窪みを形成させる請求項1〜3のいずれか1項に記載のカップ状容器。
【請求項5】
収納部の底部で、少なくとも主内容物内に浸漬される部分の横断面を所定の形状に形成した請求項4に記載のカップ状容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主容器の内部に小容器を具えたカップ状容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、容器入りコーヒーゼリーなどでは、コーヒーゼリーにかけるクリームを小容器に収納して容器に組み付けることがある。このような場合小容器を、コーヒーゼリーが収納された主容器の例えば脚部に取り外し可能に取り付け、食べる際に主容器から取り外し、小容器を開封してクリームをコーヒーゼリーにかけていた。
【0003】
【特許文献1】特開2001−335038号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら小容器を組付けた容器では、次のような課題を有していた。
【0005】
主容器と小容器とは個別にそれぞれの内容物を収納し、小容器を主容器の脚部などに組み付けるため、主容器と小容器のそれぞれに他方を組み付ける構造と他方に組み付けられる構造が必要となる。しかも小容器は主容器から容易に取り外すことができ、かつ容器を運搬、保管しているときには誤って外れることがないように適度な強さで固定する必要があり、容器を製造する上において、またその組み付けにおいても手間がかかっていた。
【0006】
また主容器の脚部などに小容器を収納する空間が必要とされ、一方小容器はその空間に組み付ける形状となるため、容器をデザインする上での制約が大きくなるという面があった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決し、小容器を組み合わせたカップ状容器において、小容器を簡易に主容器に組み付けられ、しかも使い勝手が良好で、デザイン性に優れたカップ状容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を解決するため、主容器に小容器を組み付けたカップ状容器を次のように構成した。
【0009】
主容器の口部に小容器を取り外し可能に組み付け、小容器により主容器の内部を密封し、かつ小容器に設けられた収納部を、小容器に剥離可能に貼り付けた蓋材により密封することとした。
【0010】
主容器はカップ状の樹脂成形品で、上部に口部を有している。主容器は、横断面形状が円形に限らず角形、その他の形状でもよい。主容器の口部外周にフランジを設け、口部上面を側方に延出させることが好ましい。
【0011】
小容器は樹脂成形品で、収納部と、収納部から側方に延出したフランジとを具えている。小容器の収納部には主容器内に収納された内容物に添加するもの、例えばシロップ、クリーム、ソースなどが収納される。更に小容器に収納するものは液体に限らず、固体、粉体等でもよい。収納部の形状は、主容器の口部内側の形状に関係なく、口部内側に密着する形状に形成する必要はない。
【0012】
フランジの外形は主容器の口部とほぼ一致した形状か、あるいはそれより広い形状で、フランジの下面が主容器の口部に剥離可能に貼り付けられている。これにより小容器が主容器に取り付けられ、また主容器内部が小容器により密封される。
【0013】
またフランジには、つまみ片が設けてあり、つまみ片を持って主容器に対して引き上げると適度の力で剥離し、主容器の開口周縁からフランジが取り除かれる。小容器のフランジを主容器の口部に取り付ける方法は、熱溶着、接着剤による貼り付け、超音波溶着等があり、その方法は特に限定しない。
【0014】
蓋材は薄片であり、アルミ製、樹脂製、紙製、樹脂と紙、樹脂とアルミの積層構造など材質は限定しない。蓋材は、小容器のフランジの上面に取り付けられ、小容器の内部を密封する。蓋材にはつまみ片が設けてあり、小容器のフランジに設けられたつまみ片と周方向に位置をずらしたり、小容器のフランジに設けられたつまみ片を切曲可能としてもよい。
【0015】
小容器に蓋材を取り付ける方法は、フランジを主容器に取り付ける方法と同様、特に限定しない。またつまみ片を持って小容器に対して引き上げると適度の力で剥離し、小容器の周縁から蓋材が取り除かれる。
【0016】
また、小容器に収納部を2つ設け、収納部間で小容器を折り曲げ、収納部に連通した開口から収納部内の内容物を注出するように形成してもよい。収納部には、同一の内容物を収納しても、異なる種類の内容物を収納してもよい。
【0017】
更に収納部の底部を、主容器に収納される主内容物の上面位置より下方に位置するように形成し、主内容物が固形化したとき、主内容物の上面にかかる底部の形状に沿った窪みを形成するようにしてもよい。
【0018】
主内容物内に浸漬される底部は円筒状に限らず、例えばハート型、星型、動物の形など適宜な形状に形成できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明にかかるカップ状容器は、次のような効果を有する。
【0020】
小容器を主容器の内部に蓋材とともに確実に組み付けることができる。
【0021】
容器の外観が主容器のみとなり、デザイン性が向上する。
【0022】
小容器を主容器から容易に取り外すことができ、小容器に収納した内容物を、主容器内に収納された主内容物に簡易にかけることができる。
【0023】
小容器に2つの収納部を形成し、小容器を二つ折りにすることで収納部内の内容物を容易に注出させることができる。またこの場合異なる2種類の内容物を、小容器を折り曲げる操作で、同時に注出させることができる。
【0024】
小容器の底部を、主容器内に収納される主内容物の上面より、下方に位置させた場合には、主容器から小容器を取り外すと、固形化した主内容物の上面に小容器の底部の形状に沿った窪みが形成される。例えば、その窪みに小容器からのクリームを注入させることができる。更に小容器の底部をハート型など所定の形状にして、かかるハート型の窪みを内容物の上面に形成できる。
【0025】
小容器の側壁に形成した注ぎ口を用いて、小容器からフランジを越えて内容物を容易に注ぎ出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図5に、カップ状容器1の全体を示す。カップ状容器1は図4に示すように、主容器4と、主容器4を密閉する蓋材6と、小容器8からなり、主容器4にはゼリー状の主内容物20が、また小容器8にはクリームなどの液状の内容物22が収納してある。
【0027】
主容器4は、樹脂製のカップ状容器であり、上部に口部5が設けてあり、口部5の周縁には側方に延出したフランジ10が形成してある。
【0028】
小容器8は、樹脂製のカップ状容器で、ほぼ中央に収納部9が形成してあり、収納部9の上部周縁に側方に延出したフランジ13が形成してある。フランジ13は、つまみ片15を具え、熱溶着などを用いてフランジ10の上面に取り付けてある。フランジ10とフランジ13とは、主容器4の内部を密封し、しかもつまみ片15を適度な引っ張り力で引き上げると剥離されるように接着してある。
【0029】
蓋材6は、アルミなどからなる薄片で、側方につまみ片12を具え、フランジ13とほぼ同形に形成してある。蓋材6は、熱溶着等を用いてフランジ13に貼り付けてあり、小容器8の内部を密封している。つまみ片12とつまみ片15とは図5に示すように重ねられているが、互いに接着されておらず、つまみ片12とつまみ片15とを互いに引き離すことで、蓋材6がフランジ13から適度な引っ張り力で剥離される。
【0030】
次に、カップ状容器1を製品に用いた場合の手順、及び使用方法などについて説明する。
【0031】
主容器4、蓋材6、小容器8は、それぞれに適した材質とその加工方法により成形する。成形された小容器8の内部にクリームなどの内容物22を収納し、フランジ13に蓋材6を貼り付け、内容物22を小容器8内に密封する。また主容器4には、ゼリーなどの主内容物20を充填し、蓋材6が貼り付けられた小容器8のフランジ13を口部5のフランジ10に貼り付け、主容器4の内部を密封する。この状態を図5に示す。
【0032】
主容器4を開き主内容物20を食べる場合には、まずつまみ片15をつまみ片12とともに持って小容器8を持ち上げ、小容器8を主容器4の口部5から取り除く。主容器4は口部5が開放され、小容器8はフランジ13に蓋材6が取り付けられた状態で主容器4から取り外される。かかる状態を図2に示す。
【0033】
次につまみ片12を持って蓋材6を小容器8から引き上げ、小容器8から蓋材6を取り除く。そして図3に示すように開放された小容器8を傾け、内部に収納されている内容物22を主内容物20の上にかける。
【0034】
このように上記カップ状容器1によれば、小容器8が主容器4の内部に収納されて外観上主容器4のみの形状となりデザイン性が向上し、そして小容器8を主容器4から取り外し、蓋材6を小容器8から剥がすことにより、主容器4と小容器8とが開放され、小容器8に収納されている内容物22を主容器4の主内容物20に容易にかけることができる。
【0035】
次に、カップ状容器の他の例を説明する。
【0036】
図6に、上記カップ状容器1における小容器8の収納部9に凹部16を設けたカップ状容器2を示す。凹部16は半球状で、主容器4の口部5に小容器8を組み付けると、凹部16は、主容器4に収納されている主内容物20に浸漬されるように形成してある。他の構成は上記カップ状容器1と同様な構成である。
【0037】
このようにカップ状容器2を構成すると、主容器4に充填された主内容物20が液状の状態で、蓋材6を貼り付けた小容器8を主容器4の口部5に取り付けると、小容器8の凹部16が主内容物20上面から主内容物20の内部に浸漬される。そして時間の経過ととともに、あるいは冷却することなどにより主内容物20が固形化されると、主内容物20は凹部16の形状に沿って主容器4の内部で固形化される。したがって、主容器4から小容器8を取り除き主容器4を開くと、凹部16が取り外されたあとに窪みが形成されるので、形成された窪みに、小容器8から注出された内容物22を注ぎ込むことができる。
【0038】
図7にカップ状容器の他の例を示す。
【0039】
このカップ状容器3は、小容器8が2箇所の収納部9を有し、2つの収納部9から内容物22を注出可能となっている。
【0040】
小容器8は、2箇所にほぼ半円形の収納部9を具え、2つの収納部9の間に、フランジ13と同一の高さを有する梁28が形成してある。梁28の中央には折れ線30が設けてあり、蓋材6を内側にして小容器8を折り曲げることが可能となっている。フランジ13と梁28の部分は適度な強度を有するように形成してあり、2つの収納部9はそれぞれ、容易に変形するように適度な厚みに形成してある。
【0041】
梁28の上面には、それぞれの収納部9から折れ線30に向かう溝31が、折れ線30を挟み若干位置をずらして形成してある。溝31は断面が三角形で、収納部9側が深く、折れ線30に向けて徐々に浅くなるように形成してある。更に溝31は、折れ線30を越えて三角形の溝31が形成してあり、これにより蓋材6を内側にして小容器8を折れ線30で折り曲げると、溝31の両側壁が破断し、開口32が形成される。
【0042】
蓋材6は、フランジ13及び梁28の上面に剥離不能に貼り付けてあり、それぞれの収納部9の内部を密封している。またつまみ片12もつまみ片15に接着してある。カップ状容器3の他の構成は、第一の例で説明したカップ状容器1の構成と同様である。
【0043】
上述したようにこのカップ状容器3では、収納部9のそれぞれに同一の内容物22、あるいは異なる2種類の内容物22を収納し、蓋材6をフランジ13と梁28に貼り付け、それぞれの収納部9の内部を密封する。かかる小容器8を、主内容物20を収納した主容器4の口部5に取り付け、主容器4の内部を密封する。
【0044】
そして主容器4を開けて主内容物20を食べる場合には、つまみ片15をつまみ片12とともに持って主容器4から小容器8を取り外し、図8に示すように蓋材6を内側にして小容器8を折り線30で折り曲げる。すると溝部31が折れ線30で破断し、開口32が形成される。そして2つの収納部9を指で押圧すると、開口32から収納部9の内容物22が図8に示すように注出される。
【0045】
したがって、小容器8に収納した内容物22が容易に注出でき、しかも開口32が小容器8の内側、つまり主容器4の側に形成されることから蓋材6に付着した埃などが主容器4の内部に落下することがない。また、2つの収納部9に異なる内容物22を収納した場合でも、それらを同時に1つの動作で注出させることができる。
【0046】
更に図9に示すように、小容器8は、蓋材6を外側に向けて折り曲げ、収納部9から内容物22を注出させるようにしてもよい。この場合には、折れ線30で小容器8を折り曲げると、蓋材6の一部に亀裂が生じ、その亀裂を開口32として収納部9から内容物22を注出させる。
【0047】
図10に他の例を示す。この例は小容器8の収納部9を、図10に示すようにハート型に形成し、かつ収納部9の底部を、主容器4に収納される主内容物20の上面より下方に位置させた。尚、図示はしていないが、小容器8の上面には蓋材6が上記第一の例と同様剥離可能に貼り付けられる。
【0048】
これにより収納部9には、ハート型の突出した部分により、小容器8の側壁に注ぎ口11が形成されるので、注ぎ口11により内容物22が注ぎ易くなる。また収納部9を取り外した後には、固形化した主内容物20の上面に窪み19がハート型に形成され、クリームなどの内容物22を窪み19に注ぐと窪み19内に内容物22がハート型に満たされる。
【0049】
尚上述したカップ状容器のいずれの例においても、収納部9の側壁に注ぎ口11を形成してもよく、また注ぎ口11が形成されるように突出した部分を具えていれば、収納部9はハート型に限らず、星型、動物型などその形状は特に限定しない。更に蓋材6を小容器8から剥がす必要がある場合においては、つまみ片12と小容器8のつまみ片15とを同一位置において接着しないことのほかに、周方向にそれぞれの位置を異ならせて配置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明にかかるカップ状容器を示した断面図である。
【図2】小容器を外した状態のカップ状容器を示した断面図である。
【図3】小容器から内容物を注ぎ入れている状態を示した断面図である。
【図4】カップ状容器の分解斜視図である。
【図5】本発明にかかるカップ状容器を示した斜視図である。
【図6】カップ状容器の他の例を示す図である。
【図7】カップ状容器の他の例を示す分解斜視図である。
【図8】カップ状容器の他の例を示す斜視図である。
【図9】カップ状容器の他の例を示す斜視図である。
【図10】カップ状容器の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0051】
1、2、3 カップ状容器
4 主容器
5 口部
6 蓋材
8 小容器
9 収納部
10、13 フランジ
11 注ぎ口
12、15 つまみ片
16 凹部
19 窪み
20 主内容物
22 内容物
28 梁
30 折り線
31 溝
32 開口




 

 


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