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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−84284(P2007−84284A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−275590(P2005−275590)
出願日 平成17年9月22日(2005.9.22)
代理人
発明者 山根 博史
要約 課題
スタッカトレイに積載された連続紙の束を容易に取り出せるようにすること。

解決手段
鉛直方向に昇降される被昇降部材(1)にスライド移動可能に支持され且つ上面に画像が記録されて排出された連続紙(P)が積載されるスライド部材(2)を有するスタッカトレイ(TR2)と、全ての連続紙(P)が積載された場合の前記スタッカトレイ(TR2)の位置である全連続紙排出位置と、前記全連続紙排出位置よりも上方の連続紙取出位置との間でスタッカトレイ(TR2)を移動可能なスタッカ昇降装置(11)と、連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スライド部材(2)が前記突出位置に移動した状態で前記スタッカ昇降装置(11)を制御して前記スタッカトレイ(TR2)を前記連続紙取出位置に移動させる連続紙取出位置移動制御手段とを備えた画像形成装置。
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の構成要件(A01)〜(A03)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
(A01)鉛直方向に昇降される被昇降部材を有し、画像が記録されて排出された連続紙が積載されるスタッカトレイ、
(A02)排出された連続紙の積載量に応じて前記スタッカトレイを昇降させるスタッカ昇降装置であって、全ての連続紙が積載された場合の前記スタッカトレイの位置である全連続紙排出位置と、前記全連続紙排出位置よりも上方の連続紙取出位置との間で前記スタッカトレイを移動可能なスタッカ昇降装置、
(A03)連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スタッカトレイを前記全連続紙排出位置から前記連続紙取出位置に移動させる連続紙取出位置移動制御手段。
【請求項2】
下記の構成要件(A04),(A05)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置、
(A04)前記被昇降部材にスライド移動可能に支持され且つ上面に画像が記録されて排出された連続紙が積載されるスライド部材であって、前記連続紙が積載される積載位置と、前記積載位置から画像形成装置外方に突出した突出位置との間で移動可能な前記スライド部材を有する前記スタッカトレイ、
(A05)前記連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スライド部材が前記突出位置に移動した状態で前記スタッカ昇降装置を制御して前記スタッカトレイを前記連続紙取出位置に移動させる前記連続紙取出位置移動制御手段。
【請求項3】
下記の構成要件(A06),(A07)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置、
(A06)前記スライド部材を前記被昇降部材に対してスライド移動させるスライド装置、
(A07)前記連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記連続紙取出位置移動前に、前記スライド装置を制御して前記スライド部材を前記突出位置に移動させる前記連続紙取出位置移動制御手段。
【請求項4】
下記の構成要件(A08)を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置、
(A08)前記連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スライド部材を前記突出位置に移動させる前に、前記スタッカ昇降装置を制御して、スタッカトレイを前記全連続紙排出位置よりも下方の下方移動位置に移動させる前記連続紙取出位置移動制御手段。
【請求項5】
下記の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置、
(A09)連続紙取出位置移動スイッチの入力に応じて出力される前記連続紙取出位置移動信号が入力されたか否かを判別する取出位置移動スイッチ入力判別手段。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、FAXまたはこれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関し、特に、画像が記録された連続紙が積載されるスタッカトレイを有する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
連続紙が使用される従来の画像形成装置では、画像が記録された連続用紙は、排出口の下方に配置されたスタッカトレイに排出され、折り畳まれて積載される。前記スタッカトレイは、排出口と積載された連続紙束の最上面との距離が所定の距離になるように昇降可能に構成されており、連続紙が排出されるとスタッカトレイが下降して所定の距離を保つように構成されている。したがって、全ての連続紙が排出された状態では、連続用紙の最上面と排出口が前記所定の距離に設定されており、あまり間隔が広くないため、そのままではユーザが連続紙を取り出しにくい。
【0003】
スタッカトレイに積載された連続紙をユーザが取り出しやすくするための技術として、下記の従来技術(J01)が公知である。
(J01)特許文献1(特開2003−165670号公報)記載の技術
特許文献1には、スタッカトレイ(スタッカテーブル4)上に積載された連続紙を取り出す際に、スタッカトレイを下方に移動させて排出口と連続紙束の最上面との距離を広げ、取り出しやすくする技術が記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−165670号公報(「0002」〜「0005」、「0010」〜「0013」、第1図、第2図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(従来技術の問題点)
図10は従来技術における連続紙を取り出す際の説明図である。
図10において、前記従来技術(J01)のようにスタッカトレイ01が下方に移動する画像形成装置02では、スタッカトレイ01から連続紙の束03を取り出す際に、スタッカトレイ01が下方に移動しているので、連続紙の束03を取り出すユーザが腰を屈めなければならないという問題がある。連続紙束03が少量の場合は、連続紙束03が軽量であるため、ユーザにそれほど負担にはならないが、連続紙束03が大量になると、重量が非常に重くなるため、連続紙束03を取り出し難くなり、ユーザに負担がかかるという問題がある。特に、力が弱いユーザや腰が悪いユーザには、大きな負担となる。
【0006】
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)スタッカトレイに積載された連続紙の束を容易に取り出せるようにすること。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A01)〜(A03)を備えたことを特徴とする。
(A01)鉛直方向に昇降される被昇降部材(1)を有し、画像が記録されて排出された連続紙(P)が積載されるスタッカトレイ(TR2)、
(A02)排出された連続紙(P)の積載量に応じて前記スタッカトレイ(TR2)を昇降させるスタッカ昇降装置(11)であって、全ての連続紙(P)が積載された場合の前記スタッカトレイ(TR2)の位置である全連続紙排出位置と、前記全連続紙排出位置よりも上方の連続紙取出位置との間で前記スタッカトレイ(TR2)を移動可能なスタッカ昇降装置(11)、
(A03)連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スタッカトレイ(TR2)を前記全連続紙排出位置から前記連続紙取出位置に移動させる連続紙取出位置移動制御手段(C7)。
【0009】
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A03)を備えた第1発明の画像形成装置では、スタッカトレイ(TR2)の被昇降部材(1)は、鉛直方向に昇降される。画像が記録されて排出された連続紙(P)は、前記スタッカトレイ(TR2)に積載される。排出された連続紙(P)の積載量に応じて前記スタッカトレイ(TR2)を昇降させるスタッカ昇降装置(11)は、全ての連続紙(P)が積載された場合の前記スタッカトレイ(TR2)の位置である全連続紙排出位置と、前記全連続紙排出位置よりも上方の連続紙取出位置との間で前記スタッカトレイ(TR2)を移動させる。連続紙取出位置移動制御手段(C7)は、連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スタッカ昇降装置(11)を制御して前記スタッカトレイ(TR2)を前記全連続紙排出位置から前記連続紙取出位置に移動させる。
したがって、第1発明の画像形成装置では、スタッカトレイ(TR2)が全連続紙排出位置よりも上方の連続紙取出位置に移動するので、スタッカトレイ(TR2)に積載された連続紙(P)の束が取り出しやすくなる。この結果、ユーザの負担を軽減することができる。
【0010】
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の画像形成装置は、前記第1発明において、下記の構成要件(A04),(A05)を備えたことを特徴とする。
(A04)前記被昇降部材(1)にスライド移動可能に支持され且つ上面に画像が記録されて排出された連続紙(P)が積載されるスライド部材(2)であって、前記連続紙(P)が積載される積載位置と、前記積載位置から画像形成装置外方に突出した突出位置との間で移動可能な前記スライド部材(2)を有するスタッカトレイ(TR2)、
(A05)連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スライド部材(2)が前記突出位置に移動した状態で前記スタッカ昇降装置(11)を制御して前記スタッカトレイ(TR2)を前記連続紙取出位置に移動させる前記連続紙取出位置移動制御手段(C7)。
【0011】
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A04),(A05)を備えた第1発明の形態1の画像形成装置では、前記被昇降部材(1)にスライド移動可能に支持され且つ上面に画像が記録されて排出された連続紙(P)が積載されるスライド部材(2)は、前記連続紙(P)が積載される積載位置と、前記積載位置から画像形成装置外方に突出した突出位置との間で移動できる。連続紙取出位置移動制御手段(C7)は、連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スライド部材(2)が前記突出位置に移動した状態で前記スタッカ昇降装置(11)を制御して前記スタッカトレイ(TR2)を前記連続紙取出位置に移動させる。
したがって、第1発明の画像形成装置では、スライド部材(2)が突出位置に移動した状態で、スタッカトレイ(TR2)が全連続紙排出位置よりも上方の連続紙取出位置に移動するので、スタッカトレイ(TR2)のスライド部材(2)に積載された連続紙(P)の束が取り出しやすくなる。
【0012】
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の画像形成装置は、前記第1発明の形態1において、下記の構成要件(A06),(A07)を備えたことを特徴とする。
(A06)前記スライド部材(2)を前記被昇降部材(1)に対してスライド移動させるスライド装置(3+M3+G1)、
(A07)前記連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記連続紙取出位置移動前に、前記スライド装置(3+M3+G1)を制御して前記スライド部材(2)を前記突出位置に移動させる前記連続紙取出位置移動制御手段(C7)。
【0013】
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A06),(A07)を備えた第1発明の形態2の画像形成装置では、スライド装置(3+M3+G1)は、前記スライド部材(2)を前記被昇降部材(1)に対してスライド移動させる。前記連続紙取出位置移動制御手段(C7)は、前記連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記連続紙取出位置移動前に、前記スライド装置(3+M3+G1)を制御して前記スライド部材(2)を前記突出位置に移動させる。したがって、第1発明の形態2の画像形成装置では、スライド装置(3+M3+G1)によりスライド部材(2)が自動的に突出位置に移動するので、利便性が向上する。
【0014】
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の画像形成装置は、前記第1発明の形態2において、下記の構成要件(A08)を備えたことを特徴とする。
(A08)前記連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スライド部材(2)を前記突出位置に移動させる前に、前記スタッカ昇降装置(11)を制御して、スタッカトレイ(TR2)を前記全連続紙排出位置よりも下方の下方移動位置に移動させる前記連続紙取出位置移動制御手段(C7)。
【0015】
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A08)を備えた第1発明の形態3の画像形成装置では、連続紙取出位置移動制御手段(C7)は、前記連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スライド部材(2)を前記突出位置に移動させる前に、前記スタッカ昇降装置(11)を制御して、スタッカトレイ(TR2)を前記全連続紙排出位置よりも下方の下方移動位置に移動させる。したがって、第1発明の形態3の画像形成装置では、スライド部材(2)を突出位置に移動させる前に、下方移動位置に移動させるので、連続紙(P)の束の最上面と、スタッカトレイ(TR2)上方の構成部材とが接触することを防止でき、連続紙(P)の汚損や構成部材の破損を防止することができる。
【0016】
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4の画像形成装置は、前記第1発明および第1発明の形態1〜3のいずれかにおいて、下記の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする。
(A09)連続紙取出位置移動スイッチ(UI4)の入力に応じて出力される前記連続紙取出位置移動信号が入力されたか否かを判別する取出位置移動スイッチ入力判別手段(C7A)。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件(A09)を備えた第1発明の形態4の画像形成装置では、取出位置移動スイッチ入力判別手段(C7A)は、連続紙取出位置移動スイッチ(UI4)の入力に応じて出力される前記連続紙取出位置移動信号が入力されたか否かを判別する。
【発明の効果】
【0017】
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)スタッカトレイに積載された連続紙の束を容易に取り出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【実施例1】
【0019】
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の説明図である。
図1において、画像形成装置としてのプリンタUは、プリンタ支持面PS上に支持されている。前記プリンタUの中央上部にUI(ユーザインタフェース)が設けられている。UI(ユーザインタフェース)には、図示しない電源スイッチ、ディスプレイ、連続紙取出位置移動スイッチ(UI4)等が設けられている。
プリンタUの上部右側には、ドラム状の感光体(像担持体)PRが回転可能に支持されており、感光体PRの右上方にはROS(潜像形成装置)が支持されている。前記感光体PRの周囲には、その回転方向に沿って、帯電器(チャージコロトロン)CC、現像器D、転写器(転写コロトロン)Tc、クリーナCLが配置されている。なお、前記転写器Tc、帯電器CCはロール式のものを使用することも可能である。
回転する前記感光体PRの表面は、帯電器CCにより一様に帯電され、前記帯電された感光体PR表面は、ROS(潜像形成装置)から出射されるレーザビームLにより静電潜像が形成される。前記感光体PR表面の静電潜像は現像器Dによりトナー像に現像される。前記感光体PR表面のトナー像は、前記転写器Tcに対向する転写領域Q1に搬送される。
【0020】
前記プリンタUは、送り孔付き連続紙Pを収容する連続紙収容部TR1を有している。前記連続紙収容部TR1に収容された送り孔付き連続紙Pは用紙搬送用のトラクタK1およびガイドロールRaにより前記転写領域Q1に搬送される。前記トラクタK1には、給紙側用紙センサSN1が配置されている。転写器Tcは、前記送り孔付き連続紙Pが前記転写領域Q1を通過する際に感光体PR表面のトナー像を連続紙Pに転写する。
前記トナー像が転写された連続紙Pは、ガイドロールRa、トラクタK2、シートガイドG1等にガイドされて定着領域Q2に搬送される。定着領域Q2を通過する連続紙P上のトナー像はフラッシュランプを使用した定着器Fにより定着用の光が照射されて加熱定着される。
前記定着領域Q2の通過時に定着器Fでトナー像が加熱定着された連続紙Pは、排紙ロールRbを通って、シートガイドG2にガイドされ、下方の連続紙排出空間VのスタッカトレイTR2上に排出される。
【0021】
図2は実施例1の画像形成装置のスタッカトレイの部分の要部拡大説明図である。
図3はスタッカトレイの要部斜視図である。
図4はスタッカトレイの側面図である。
図2〜図4において、前記スタッカトレイTR2は、平板状の被昇降部材1を有する。前記被昇降部材1は、ベース部1aとベース部の上面に一体的に形成された上側プレート部1bとを有し、前記上側プレート部1bの前後両端には、左右方向に延びる一対のスライドガイド部1cが形成されている。前記被昇降部材1の上部にはスライド部材2が支持されている。前記スライド部材2は、排出された連続紙Pが上面に積載される積載プレート2aを有する。前記積載プレート2aの前後両端部には、前記上側プレート部1bを囲むように下方に突出する一対の突出部2bが形成され、前記突出部2bには前記スライドガイド部1cにスライド可能に支持される被ガイド部2cが形成されている。したがって、前記スライド部材2は、前記被昇降部材1に対してスライド移動可能に支持されている。なお、前記スライド部材2には、図示しないストッパが設けられており、被昇降部材1に対する抜け止めがされている。
【0022】
前記前側の突出部2bの前端面には、鋸歯状にギア噛合い部3aが形成された左右方向に延びるギア噛合い部材3が支持されている(図2参照)。図3、図4において、前記被昇降部材1の左側前部には正逆回転可能なトレイ出入モータM3が支持されており、トレイ出入モータM3のモータ軸M3aには前記ギア噛合い部3aに噛合う駆動ギアG1が固定されている(図2参照)。なお、前記トレイ出入モータM3には、図示しないハーネスが接続されており、ハーネスを介して駆動用の電力や制御信号等が入力される。
したがって、前記トレイ出入モータM3の回転、逆回転により、連続紙Pが積載される内側の積載位置と、スライド部材2が被昇降部材1に対して外側に突出した連続紙取出位置との間で移動可能に構成されている。
前記ギア噛合い部材3やトレイ出入モータM3、駆動ギアG1等により、実施例1のスライド装置(3+M3+G1)が構成されている。
【0023】
図1,図2において、前記連続紙排出空間Vの側面には、トレイ昇降装置11が配置されている。前記トレイ昇降装置11は、上下方向に延びるレール状のトレイガイド部材12を有している。トレイガイド部材12の内側(右側、+Y側)には、上下一対の駆動プーリ13および従動プーリ14が配置されており、前記一対のプーリ13,14の間には無端状の昇降ベルト16が張架されている。前記トレイガイド部材12には、前記スタッカトレイTR2の被昇降部材1に支持された被ガイド部材17が上下方向にスライド移動(昇降)可能に支持されている。前記被ガイド部材17には、ベルト連結部材18が支持されており、ベルト連結部材18は昇降ベルト16に固定支持されている。
【0024】
したがって、前記駆動プーリ13に図示しないトレイ昇降モータからの回転が伝達されると、昇降ベルト16が回転し、トレイガイド部材12にガイドされてスタッカトレイTR2が昇降される。
前記トレイガイド部材12の上部と下部には、前記被ガイド部材17を検出することによりスタッカトレイTR2が上限高さまたは下限高さまで移動したか否かを検出するトレイ上限センサ(スタッカトレイセンサ)SN2とトレイ下限センサ(スタッカトレイセンサ)SN3が支持されている。また、前記連続紙排出空間Vには、排紙側用紙センサSN4が配置されており、用紙センサの出力結果に基づいて連続紙Pの乱れや連続紙Pの高さを検出する。なお、前記排紙側用紙センサSN4は、従来公知(例えば、特開平7−81837号公報等参照)であるため、詳細な説明は省略する。
したがって、前記構成のスタッカトレイTR2に搬送された連続紙Pは折り線やミシン線(図示せず)に沿って折り畳まれた状態で前記スタッカトレイTR2上に積載される。そして、積載された連続紙Pの高さに応じてスタッカトレイTR2が自動的に下方に移動し、順次搬送されて来る連続紙Pが積載される位置(連続紙Pの束の最上面の位置)が常時一定に保持される。
【0025】
(実施例1の制御部の説明)
図5は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図5において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)やハードディスク、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
【0026】
(前記コントローラCに接続された信号入力要素)
前記コントローラCは、UI(ユーザインタフェース)や給紙側用紙センサSN1、トレイ上限センサSN2、トレイ下限センサSN3、排紙側用紙センサSN4等の信号入力要素からの信号が入力されている。
前記UIは、電源スイッチUI1や、表示部(告知部材)UI2、テンキーUI3、取出位置移動スイッチUI4、トレイ収納スイッチUI5等の入力キーを備えており、それらが入力されたことを検出して、その検出信号(連続紙取出位置移動信号等)をコントローラCに入力する。
給紙側用紙センサSN1は、連続紙収容部TR1から給紙されている連続紙Pの有無を検出することにより、連続紙Pの終端を検出する。
トレイ上限センサ(連続紙取出位置検出センサ)SN2は、スタッカトレイTR2が上限高さに移動したか否かを検出する。
トレイ下限センサ(下方移動位置検出センサ)SN3は、スタッカトレイTR2が下限高さに移動したか否かを検出する。
排紙側用紙センサSN4は、画像が記録されスタッカトレイTR2に積載される連続紙Pを検出する。
【0027】
(前記コントローラCに接続された制御要素)
前記コントローラCは、メインモータ駆動回路D1、用紙搬送モータ駆動回路D2、トレイ出入モータ駆動回路D3、トレイ昇降モータ駆動回路D4、電源回路E、その他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
前記電源回路Eは現像用電源回路Eaや帯電用電源回路Eb、転写用電源回路Ec、定着用電源回路Ed等を有する。
前記現像用電源回路Eaは、前記現像器Dの現像ロールに現像バイアスを印加する。
前記帯電用電源回路Ebは、前記帯電器CCに帯電バイアスを印加する。
前記転写用電源回路Ecは、前記転写器Tcに転写バイアスを印加する。
前記定着用電源回路Edは、フラッシュ定着式の定着装置Fに発光用の電力を供給する。
【0028】
前記メインモータ駆動回路D1はメインモータM1を介して感光体PR、現像器Dの現像ロール等を回転駆動する。
前記用紙搬送モータ駆動回路D2は、用紙搬送モータM2を介して、用紙搬送装置K1,K2、Rbを駆動する。
前記トレイ出入モータ駆動回路D3は、トレイ出入モータM3を介して、スタッカトレイTR2のスライド部材2をスライド移動させる。
前記トレイ昇降モータ駆動回路D4は、トレイ昇降モータM4を介して、スタッカトレイTR2の被昇降部材1を昇降させる。
【0029】
(前記コントローラCの機能)
前記コントローラCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能(制御手段)を有している。前記コントローラCの機能(制御手段)を次に説明する。
C1:ジョブ制御手段(画像記録制御手段)
ジョブ制御手段C1は、プリント対象の画像データの入力に応じて、前記ROS、感光体PR、転写器Tc、定着装置F等の動作を制御して、画像記録動作であるジョブ(印刷動作、コピー動作)を実行する。
C2:電源回路制御手段
電源回路制御手段C2は、現像用電源制御手段C2A、帯電用電源制御手段C2B、転写用電源制御手段C2C、定着用電源制御手段C2Dを有し、電源回路Eを制御して画像形成装置Uの各部材への電源供給の制御を行う。
【0030】
C2A:現像用電源制御手段
現像用電源制御手段C2Aは、現像用電源回路Eaを制御して現像バイアスを制御する。
C2B:帯電用電源制御手段
帯電用電源制御手段C2Bは、帯電用電源回路Ebを制御して帯電バイアスを制御する。
C2C:転写用電源制御手段
転写用電源制御手段C2Cは、転写用電源回路Ecを制御して転写バイアス(転写電圧)を制御する。
C2D:定着用電源制御手段
定着用電源制御手段C2Dは、定着用電源回路Edを制御してフラッシュ定着式の定着装置Fの発光(フラッシュ)を制御する。
【0031】
C3:ジョブ中断制御手段
ジョブ中断制御手段C3は、連続紙Pの終端(ペーパーエンド)が検出された場合や紙詰まり等が検出された場合に、実行中のジョブを中断する。
C4:ペーパーエンド判別手段
ペーパーエンド判別手段C4は、給紙側用紙センサSN1と排紙側用紙センサSN4の検出結果に基づいて、連続紙Pの終端を検出したり、給紙側用紙センサSN1や排紙側用紙センサSN4の位置を通過したか否かを判別する。
C5:スタッカ昇降制御手段
スタッカ昇降制御手段C5は、前記トレイ昇降モータ駆動回路D4を介してトレイ昇降モータM4の駆動を制御し、被昇降部材1を昇降させる。
C6:スライド制御手段
スライド制御手段C6は、トレイ出入モータ駆動回路D3を介してトレイ出入モータM3の駆動を制御し、スタッカトレイTR2のスライド部材2をスライド移動させる。なお、実施例1のスライド制御手段C6は、予め設定された出入時間の間、トレイ出入モータM3を駆動することによりスライド部材2の出入を制御するように構成されている。
【0032】
C7:連続紙取出位置移動制御手段
連続紙取出位置移動制御手段C7は、連続紙取出位置移動信号入力判別手段C7Aと、スライド前下降制御手段C7Bと、突出位置スライド制御手段C7Cと、連続紙取出位置上昇制御手段C7Dと、を有し、連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、前記スタッカ昇降制御手段C5やスライド制御手段C6を介してスタッカ昇降装置11やスライド装置(3+M3+G1)を制御して、前記スタッカトレイTR2を連続紙取出位置に移動させる。
C7A:連続紙取出位置移動信号入力判別手段
連続紙取出位置移動信号入力判別手段C7Aは、取出位置移動スイッチ入力判別手段C7A1を有し、連続紙取出位置にスタッカトレイTR2を移動させるための連続紙取出位置移動信号がコントローラCの連続紙取出位置移動制御手段C7に入力されたか否かを判別する。
C7A1:取出位置移動スイッチ入力判別手段
取出位置移動スイッチ入力判別手段C7A1は、取出位置移動スイッチUI4の入力がされた時に出力される連続紙取出位置移動信号が入力されたか否かを判別する。
【0033】
C7B:スライド前下降制御手段
スライド前下降制御手段C7Bは、前記連続紙取出位置移動信号の入力に応じて、スライド部材2を突出位置に移動させる前に、スタッカ昇降装置11を制御して、スタッカトレイTR2を、全ての連続紙Pが排出された時のスタッカトレイTR2の位置である全連続紙排出位置よりも下方の下方移動位置に移動させる。実施例1のスライド前下降制御手段C7Bは、スタッカトレイTR2を下方移動位置としての下限高さまで下降させる。
C7C:突出位置スライド制御手段
突出位置スライド制御手段C7Cは、スタッカトレイTR2が下限高さまで移動した後に、スライド装置(3+M3+G1)を制御して、スライド部材2を突出位置に移動させる。
C7D:連続紙取出位置上昇制御手段
連続紙取出位置上昇制御手段C7Dは、スライド部材2が前記突出位置に移動した状態でスタッカ昇降装置11を制御して前記スタッカトレイTR2を連続紙取出位置に移動させる。なお、実施例1では、連続紙取出位置が上限高さに設定されている。
【0034】
C8:トレイ収納制御手段
トレイ収納制御手段C8は、トレイ収納スイッチ入力判別手段C8Aと、積載位置スライド制御手段8Bとを有し、トレイ収納スイッチUI5の入力に応じて、スライド装置(3+M3+G1)を制御して、連続紙取出位置に移動したスライド部材2を積載位置に移動させて内部に収納する。
C8A:トレイ収納スイッチ入力判別手段
トレイ収納スイッチ入力判別手段C6は、トレイ収納スイッチUI5の入力がされたか否かを判別する。
C8B:積載位置スライド制御手段
積載位置スライド制御手段C8Bは、トレイ収納スイッチUI5の入力に応じて、スライド装置(3+M3+G1)を制御して、スライド部材2を積載位置に移動させる。
【0035】
FL1:ジョブ中断フラグ
ジョブ中断フラグFL1は、初期値は「0」であり、ジョブが中断されると「1」となり、ジョブの中断が解除されると「0」となる。
FL2:ペーパーエンドフラグ
ペーパーエンドフラグFL2は、初期値は「0」であり、連続紙Pの終端(ペーパーエンド)が検出されると「1」となり、新たな連続紙Pが装着されると「0」となる。
FL3:連続紙取出位置移動判別フラグ
連続紙取出位置移動判別フラグFL3は、初期値は「0」であり、連続紙取出位置に移動すると「1」となり、積載位置に移動すると「0」となる。
【0036】
(フローチャートの説明)
(ペーパーエンド判別処理の説明)
図6は実施例1のペーパーエンド判別処理のフローチャートである。
図6のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図6のフローチャートはプリンタUの電源オンにより開始される。
【0037】
図6のST1において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST1を繰り返し、イエス(Y)の場合はST2に進む。
ST2において、給紙側用紙センサSN1が用紙無しを検出したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST3に進み、ノー(N)の場合はST7に進む。
ST3において、ジョブ中断フラグFL1を「1」にして、ジョブを中断させる。そして、ST4に進む。
ST4において、前記用紙搬送装置K1,K2,Rbや定着装置F等の作動を制御して、連続紙Pを全てスタッカトレイTR2に排紙する排紙動作を開始する。そして、ST5に進む。
ST5において、排紙側用紙センサSN4が用紙無しを検出したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST6に進み、ノー(N)の場合はST5を繰り返す。
ST6において、ペーパーエンドフラグFL2を「1」にして、全ての連続紙PがスタッカトレイTR2に積載されたと判別する。そして、ST1に戻る。
ST7において、ジョブが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST1に戻り、ノー(N)の場合はST2に戻る。
【0038】
(トレイ移動処理の説明)
図7は実施例1のトレイ移動処理のフローチャートである。
図7のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図7のフローチャートはプリンタUの電源オンにより開始される。
【0039】
図7のST11において、取出位置移動スイッチUI4の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST21に進む。
ST12において、ペーパーエンドフラグFL2が「1」であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST13に進み、イエス(Y)の場合はST14に進む。
ST13において、表示部UI2に連続紙Pがまだ残っている(連続紙Pの終端がスタッカトレイTR2に排出されていない)ことを表示して、ユーザに告知する。そして、ST11に戻る。
ST14において、スタッカ昇降装置11のトレイ昇降モータM4を駆動して、スタッカトレイTR2の被昇降部材1を下限高さに向かって移動させる。そして、ST15に進む。
ST15において、スタッカトレイTR2が下限高さに移動したか否かを判別する。すなわち、トレイ下限センサSN3がスタッカトレイTR2を検出したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST16に進み、ノー(N)の場合はST15を繰り返す。
【0040】
ST16において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST17に進む。
(1)トレイ昇降モータM4の駆動を停止する。
(2)スライド装置(3+M3+G1)のトレイ出入モータM3の駆動を開始して、スタッカトレイTR2のスライド部材2を突出位置に向けて移動させる。
ST17において、スライド部材が突出位置に移動したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に進み、ノー(N)の場合はST17を繰り返す。
ST18において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST19に進む。
(1)トレイ出入モータM3の駆動を停止する。
(2)トレイ昇降モータM4を駆動して、スタッカトレイTR2の被昇降部材1を上限高さに向けて移動させる。
ST19において、スタッカトレイTR2が上限高さ(連続紙取出位置)に移動したか否か、即ち、トレイ上限センサSN2がスタッカトレイTR2を検出したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST20に進み、ノー(N)の場合はST19を繰り返す。
ST20において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST11に戻る。
(1)トレイ昇降モータM4の駆動を停止する。
(2)連続紙取出位置移動判別フラグFL3を「1」とする。
【0041】
ST21において、トレイ収納スイッチUI5の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST22に進み、ノー(N)の場合はST11に戻る。
ST22において、連続紙取出位置移動判別フラグFL3が「1」であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST23に進み、イエス(Y)の場合はST24に進む。
ST23において、表示器UI1にスライド部材2が内部の積載位置に移動していることを告知する表示を行う。そして、ST11に戻る。
ST24において、トレイ出入モータM3を駆動してスライド部材2を積載位置に向けて移動させる。そして、ST25に進む。
ST25において、スライド部材2が積載位置に移動したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST25を繰り返す。
ST26において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST11に戻る。
(1)トレイ出入モータM3の駆動を停止する。
(2)連続紙取出位置移動判別フラグFL3を「0」とする。
【0042】
(実施例1の作用)
図8は実施例1の画像形成装置の作用説明図であり、図8Aは全ての連続紙が排出されてスタッカトレイTR2が全連続紙排出位置に移動した状態の説明図、図8Bはスタッカトレイが下方移動位置(下限高さ)に移動した状態の説明図である。
図9は実施例1の画像形成装置の作用説明図であり、図9Aはスタッカトレイのスライド部材が突出位置に移動した状態の説明図、図9Bはスタッカトレイが連続紙取出位置(上限高さ)に移動した状態の説明図である。
【0043】
図1,図8,図9において、前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、画像形成動作が継続され、連続紙Pの終端まで画像記録が行われ、連続紙Pの終端がスタッカトレイTR2に排出される(図8A参照)。
連続紙Pの終端が排出された状態で連続紙取出位置移動スイッチUI4の入力がされると、図8Aに示す全連続紙排出位置からスタッカトレイTR2が下降して図8Bに示す下限高さまで移動する(図7のST11〜ST15参照)。なお、前記全連続紙排出位置は、連続紙Pの量により異なる。
スタッカトレイTR2が下方移動位置(下限高さ)まで移動すると、スライド装置(3+M3+G1)のトレイ出入モータM3が作動して(図7のST16〜ST17参照)、連続紙Pが積載されたスライド部材2が、図1,図8A、図8Bに示す積載位置から、図9Aに示す突出位置に移動する。
スタッカトレイTR2のスライド部材2が突出位置に移動すると、スタッカトレイTR2が図9Bに示す連続紙取出位置(上限高さ)に移動する(図7のST18〜ST20参照)。
連続紙Pの束をユーザが取り出した後、トレイ収納スイッチUI5の入力がされると、外方の突出位置に移動したスライド部材2が内部に収納される(図7のST21〜ST26参照)。
【0044】
したがって、実施例1のプリンタUでは、スタッカトレイTR2が全連続紙排出位置や下方移動位置ではなく、上方の連続紙取出位置に移動するので、ユーザが連続紙Pを取り出しやすい。この結果、連続紙Pを取り出す際に屈んだりすることによるユーザへの負担が軽減される。したがって、力が弱いユーザや腰に負担をかけられないユーザも容易に連続紙Pの束を取り出すことができる。
また、実施例1のプリンタUでは、連続紙取出位置移動スイッチUI4の入力により、スタッカトレイTR2のスライド部材2が自動的に突出位置に移動するため、ユーザが屈んでスライド部材を手動でスライドさせる必要が無くなる。この結果、利便性が向上し、ユーザの負担を軽減することができる。
さらに、実施例1のプリンタUでは、スライド部材2が突出位置に移動する前に、一旦スタッカトレイTR2が下方移動位置に移動する。したがって、積載された連続紙Pの束の上端部の用紙がガイドG2や図示しないアクチュエータ等の部材に引っ掛かったり接触したりして、連続紙が汚損したり、ガイドG2が破損したりすることを防止できる。
【0045】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、本発明は、プリンタに限定されず、複写機、FAX、複合機等の画像形成装置に適用可能である。また、モノクロの画像形成装置に限定されず、カラーの画像形成装置にも適用可能である。さらに、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式等の画像形成装置に適用可能である。
【0046】
(H02)前記実施例において、スライド部材2をスライド装置(3+M3+G1)により自動的に突出位置と積載位置との間を移動させたが、これに限定されず、手動で移動させるように構成することも可能である。このとき、スライド部材2が積載位置に移動しているのか、突出位置に移動しているのかを検出するセンサを設け、突出位置に移動していることを検出している状態で、スタッカトレイTR2を上昇させて連続紙取出位置に移動させるように構成することが望ましい。
(H03)前記実施例において、被昇降部材1を一旦下方移動位置に移動させたが、ガイドG2との距離が十分確保されている等の理由があれば、下方移動位置に移動させることを省略することも可能である。
【0047】
(H04)前記実施例において、被昇降部材1を下限高さまで移動させたが、これに限定されず、全連続紙排出位置から予め設定された所定量だけ下降させるように構成することも可能である。
(H05)前記実施例において、連続紙取出位置移動信号がコントローラCに入力される場合として、連続紙取出位置移動スイッチUI4の入力を例示したが、これに限定されず、例えば、ペーパーエンドが検出された場合(ペーパーエンドフラグFL2が「1」になった場合)に連続紙取出位置移動信号が出力されるように構成することも可能である。即ち、ペーパーエンドが検出された場合、自動的に連続紙取出位置にスタッカトレイTR2を移動させるように構成することも可能である。
(H06)前記実施例において、下方移動位置や連続紙取出位置への移動を各高さセンサSN2,SN3を使用して制御したが、これに限定されず、昇降ベルトの回転量や駆動プーリ13の回転量等に基づいて制御することも可能である。
(H07)前記実施例において、スタッカトレイTR2のスライド部材2を省略することも可能である。この場合、スタッカトレイTR2が連続紙取出位置に移動できるように、ガイドG2等が退避できるように構成することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】図1は本発明の実施例1の画像形成装置の説明図である。
【図2】図2は実施例1の画像形成装置のスタッカトレイの部分の要部拡大説明図である。
【図3】図3はスタッカトレイの要部斜視図である。
【図4】図4はスタッカトレイの側面図である。
【図5】図5は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
【図6】図6は実施例1のペーパーエンド判別処理のフローチャートである。
【図7】図7は実施例1のトレイ移動処理のフローチャートである。
【図8】図8は実施例1の画像形成装置の作用説明図であり、図8Aは全ての連続紙が排出されてスタッカトレイTR2が全連続紙排出位置に移動した状態の説明図、図8Bはスタッカトレイが下方移動位置(下限高さ)に移動した状態の説明図である。
【図9】図9は実施例1の画像形成装置の作用説明図であり、図9Aはスタッカトレイのスライド部材が突出位置に移動した状態の説明図、図9Bはスタッカトレイが連続紙取出位置(上限高さ)に移動した状態の説明図である。
【図10】図10は従来技術における連続紙を取り出す際の説明図である。
【符号の説明】
【0049】
1…被昇降部材、
2…スライド部材、
3+M3+G1…スライド装置、
11…スタッカ昇降装置、
C7…連続紙取出位置移動制御手段、
C7A…取出位置移動スイッチ入力判別手段、
P…連続紙、
TR2…スタッカトレイ、
UI4…連続紙取出位置移動スイッチ。




 

 


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