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発明の名称 紙粉除去装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−84262(P2007−84262A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−274486(P2005−274486)
出願日 平成17年9月21日(2005.9.21)
代理人
発明者 山根 博史
要約 課題
連続用紙の送り孔(スプロケット孔)の残留紙粉を除去して回収可能にすること。

解決手段
送り孔付き連続用紙(P)を搬送する連続用紙搬送部材(K1,K2)の回転可能なピンベルト(6)に設けられ且つ前記送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に嵌合するトラクタピン(6a)の根元に接触して回転し、前記トラクタピン(6a)根元付近に付着した紙粉を除去する紙粉除去ブラシ(11,12)と、前記紙粉除去ブラシ(11,12)により除去された紙粉を回収するため前記紙粉除去ブラシ(11,12)の下側に配置された紙粉回収容器(13,13a,13b)と、を備えた紙粉回収装置(11,12,13;11,12,13a,13b)。
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の構成要件(A01),(A02)を備えた紙粉回収装置、
(A01)送り孔付き連続用紙を搬送する連続用紙搬送部材の回転可能なピンベルトに設けられ且つ前記送り孔付き連続用紙の送り孔に嵌合するトラクタピンの根元に接触して回転し、前記トラクタピン根元付近に付着した紙粉を除去する紙粉除去ブラシ、
(A02)前記紙粉除去ブラシにより除去された紙粉を回収するため前記紙粉除去ブラシの下側に配置された紙粉回収容器。
【請求項2】
下記の構成要件(A03)を備えた請求項1記載の紙粉回収装置、
(A03)トラクタピンの移動方向下流側部分に付着した紙粉を除去するピン下流側紙粉除去ブラシを有する前記紙粉除去ブラシ。
【請求項3】
下記の構成要件(A04)を備えた請求項1または2記載の紙粉回収装置、
(A04)トラクタピンの移動方向上流側部分に付着した紙粉を除去するピン上流側紙粉除去ブラシを有する前記紙粉除去ブラシ。
【請求項4】
下記の構成要件(A05)を備えた請求項1ないし3のいずれか記載の紙粉回収装置、
(A05)前記紙粉除去ブラシの下側に着脱可能に装着される前記紙粉回収容器。
【請求項5】
下記の構成要件(A06)を備えた画像形成装置、
(A06)請求項1ないし4のいずれか記載の紙粉回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、送り孔(スプロケット孔)付連続用紙を使用する画像形成装置の紙粉回収装置および前記紙粉回収装置を備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の送り孔(スプロケット孔)付連続用紙を使用するプリンタなどの画像形成装置の紙粉回収装置は、用紙搬送経路上で連続用紙の表面と裏面にブラシを接触させたり、擦り付けたり、又は、エアーを用紙に吹き付けたり、吸引させて紙粉を除去していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
送り孔(スプロケット孔)付連続用紙を使用する印刷装置において、装置の誤動作や、印刷障害等に繋がる紙粉が装置内に蓄積される要因の一つとして、用紙の製造過程で、用紙表裏面に付着する紙粉や連続用紙に送り孔(スプロケット孔)を空ける際に発生して前記送り孔に残留した紙粉(カス)等がある。
前記製造過程で連続用紙の表裏面に付着する紙粉については、従来技術である程度除去は可能であるが、送り孔(スプロケット孔)に残留した紙粉(カス)は従来技術では除去が困難である。前記残留紙粉(カス)は、トラクタピンの根元に溜まり、トラクタピンを有するピンベルトの回転時に、トラクタピンに接触することによりプリンタ等の画像形成装置の内部下方に落ちて蓄積される。蓄積された紙粉は、センサの誤動作を引き起こしたり、装置の内部迄入り込み画像を形成するドラムに付着したりして、白スジ又は黒スジ等の印刷不良が発生する要因となる。
【0004】
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)連続用紙の送り孔(スプロケット孔)の残留紙粉を回収すること。
(O02)画像形成装置の印刷不良の発生を防止するため連続用紙の送り孔(スプロケット孔)の残留紙粉が画像形成装置内に蓄積するのを防止すること。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(本発明)
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0006】
(第1発明)
前記課題を解決するために第1発明の紙粉回収装置は、下記の構成要件(A01),(A02)を備えたことを特徴とする。
(A01)送り孔付き連続用紙(P)を搬送する連続用紙搬送部材(K1,K2)の回転可能なピンベルト(6)に設けられ且つ前記送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に嵌合するトラクタピン(6a)の根元に接触して回転し、前記トラクタピン(6a)根元付近に付着した紙粉を除去する紙粉除去ブラシ(11,12)、
(A02)前記紙粉除去ブラシ(11,12)により除去された紙粉を回収するため前記紙粉除去ブラシ(11,12)の下側に配置された紙粉回収容器(14,14′,14″)。
【0007】
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02)を備えた第1発明の紙粉回収装置では、送り孔付き連続用紙(P)を搬送する連続用紙搬送部材(K1,K2)の回転可能なピンベルト(6)に設けられたトラクタピン(6a)は、連続用紙の送り孔(Pb)に嵌合する。紙粉除去ブラシ(11,12)は、前記トラクタピン(6a)の根元に接触して回転し、前記トラクタピン(6a)根元付近に付着した紙粉を除去する。
前記紙粉除去ブラシ(11,12)の下側に配置された紙粉回収容器(14,14′,14″)は、前記紙粉除去ブラシ(11,12)により除去された紙粉を回収する。
【0008】
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の紙粉回収装置は前記第1発明において、下記の構成要件(A03)を備えたことを特徴とする。
(A03)トラクタピン(6a)の移動方向下流側部分に付着した紙粉を除去するピン下流側紙粉除去ブラシ(12)を有する前記紙粉除去ブラシ(12)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A03)を備えた第1発明の形態1の紙粉回収装置では、紙粉除去ブラシ(12)は、ピン下流側紙粉除去ブラシ(12)を有しており、ピン下流側紙粉除去ブラシ(12)は、トラクタピン(6a)の移動方向下流側部分で付着した紙粉を除去する。また、連続用紙を搬送し終えたトラクタピン(6a)に付着したばかりの紙粉を、直ちにピン下流側紙粉除去ブラシ(12)で除去することができ、紙粉の浮遊や紙粉回収容器(14,14″)以外の箇所で落下することを軽減することができる。
【0009】
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の紙粉回収装置は前記第1発明または第1発明の形態1において、下記の構成要件(A04)を備えたことを特徴とする。
(A04)トラクタピン(6a)の移動方向上流側部分に付着した紙粉を除去するピン上流側紙粉除去ブラシ(11)を有する前記紙粉除去ブラシ(11)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A04)を備えた第1発明の形態2の紙粉回収装置では、紙粉除去ブラシ(11)は、ピン上流側紙粉除去ブラシ(11)を有しており、ピン上流側紙粉除去ブラシ(11)は、トラクタピン(6a)の移動方向上流側部分で付着した紙粉を除去する。また、トラクタピン(6a)への紙粉の付着が極めて少ない状態で、連続用紙の搬送を行うことができる。
【0010】
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の紙粉回収装置は、前記第1発明または第1発明の形態1もしくは2において、下記の構成要件(A05)を備えたことを特徴とする。
(A05)前記紙粉除去ブラシ(11,12)の下側に着脱可能に装着される前記紙粉回収容器(14,14′,14″)。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A05)を備えた第1発明の形態3の紙粉回収装置では、前記紙粉回収容器(14,14′,14″)は前記紙粉除去ブラシ(11,12)の下側に着脱可能に装着されるので、前記紙粉除去ブラシ(11,12)で除去された紙粉は、その下側に配置された紙粉回収容器(14,14′,14″)内に落下して蓄積され、回収される。また、紙粉回収容器(14,14′,14″)は着脱可能であるので、紙粉回収容器(14,14′,14″)内に多量の紙粉が蓄積された場合には、前記紙粉除去ブラシ(11,12)の下側の位置から離脱させて取り出し、前記蓄積された紙粉を他の場所に廃棄し、空になった紙粉回収容器(14,14′,14″)を、前記紙粉除去ブラシ(11,12)の下側の位置に再度装着して使用することができる。
【0011】
(第2発明)
第2発明の画像形成装置(U)は、下記の構成要件(A06)を備えたことを特徴とする。
(A06)第1発明または第1発明の形態1ないし3のいずれか記載の紙粉回収装置(11,12,13,14;11,12,13′,13″,14′14″)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A06)を備えた第2発明の画像形成装置(U)では、第1発明または第1発明の形態1ないし3のいずれか記載の紙粉回収装置(11,12,13,14;11,12,13′,13″,14′14″)を備えているので、前記画像形成装置(U)の紙粉回収装置(11,12,13,14;11,12,13′,13″,14′14″)は、前記第1発明または第1発明の形態1ないし3のいずれか記載の紙粉回収装置(11,12,13,14;11,12,13′,13″,14′14″)と同様に紙粉を回収することができる。したがって、連続用紙の送り孔(スプロケット孔、Pb)の残留紙粉が画像形成装置内に蓄積されるのを防止することができるので、画像形成装置(U)の印刷不良の発生を防止することができる。
【発明の効果】
【0012】
前述の本発明の紙粉回収装置は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)連続用紙の送り孔(スプロケット孔)の残留紙粉を除去して回収することができる。
(E02)連続用紙の送り孔(スプロケット孔)の残留紙粉が画像形成装置内に蓄積するのを防止することにより、画像形成装置の印刷不良の発生を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【実施例1】
【0014】
図1は本発明の紙粉回収装置を備えた画像形成装置の要部説明図である。
図1において、連続用紙印刷機により構成された画像形成装置Uは、ホストコンピュータHCから送信される印刷データを印刷する。前記画像形成装置Uは、コントローラC、前記コントローラCにより制御されるユーザインタフェースUI、電源回路E、レーザダイオード駆動回路DL等を有している。
前記画像形成装置Uは、トナー像が形成される感光体PRを有している。回転する感光体PRの表面は、帯電ロールCRにより一様に帯電される。前記帯電した感光体PR表面は、レーザダイオードLDと、回転多面鏡KKを有する光学系と、を有するROS(潜像形成装置)が出射するレーザビームLにより静電潜像が形成される。なお、前記レーザダイオードLDは、前記レーザダイオード駆動回路DLにより駆動される。
前記感光体PR表面に形成された静電潜像は、現像器Gによりトナー像に現像される。前記トナー像は、転写ロールTrと感光体PRとの圧接領域により形成される転写領域Q1において、前記転写領域Q1を通過する送り孔付き連続用紙Pに転写される。前記転写後の感光体PR表面の残留トナーは、クリーナCLによりクリーニングされる。
なお、前記帯電ローラCR、転写ローラTrの代わりに転写コロトロン、帯電器(チャージコロトロン)を使用可能である。
【0015】
前記画像形成装置Uの内部の左側下部には、送り孔付き連続用紙Pを収容する給紙トレイTR1が配置されており、前記画像形成装置Uの右側の外側下部には、送り孔付き連続用紙Pが排出される排紙トレイTR2が配置されている。
前記給紙トレイTR1に収容された送り孔付き連続用紙Pは、連続用紙搬送用の第1トラクタユニット(連続用紙搬送部材)K1と、一対のロールR1a,R1bを有する用紙搬送ロールR1とにより前記転写領域Q1に搬送される。前記転写領域Q1に搬送された前記送り孔付き連続用紙Pは、前記感光体PR表面に形成されたトナー像が前記転写ロールTrにより転写される。
前記転写領域Q1においてトナー像が転写された送り孔付き連続用紙Pは、第2トラクタユニット(連続用紙搬送部材)K2により、定着領域Q2に搬送される。定着領域Q2には、フラッシュランプ式の定着装置Fが配置されている。前記送り孔付き連続用紙P上のトナー像は前記定着領域Q2を通過する際に前記定着装置Fのフラッシュランプにより加熱定着されて排出ローラR2から前記排紙トレイTR2に排出される。
前記第2トラクタユニットK2と定着装置Fとの間には、バッファアームBが設けられている。
【0016】
(連続用紙搬送用のトラクタユニット)
図2は実施例1の用紙搬送用のトラクタユニットおよび紙粉除去装置の説明図であり、図2Aはトラクタユニットと用紙と紙粉除去装置との説明図、図2Bは紙粉除去装置の説明図で前記図2AのIIB−IIB線断面図である。
図2Aにおいて、送り孔付き連続用紙Pには、用紙搬送方向に所定間隔離れる毎に折り線(直線に沿って小さい孔(またはスリット、ミシン目等)が形成された部分)Paが形成されている。また、送り孔付き連続用紙Pの用紙幅方向両側には用紙搬送方向に沿って一定間隔aで且つ用紙搬送方向同一位置に送り孔Pbが形成されている。
【0017】
実施例1の画像形成装置Uには、用紙搬送方向に離れて配置され且つ用紙幅方向に延びる固定シャフトS0と平行な2本の回転可能なトラクタシャフトS1,S2が設けられており、各シャフトS0,S1,S2の用紙幅方向両側には一対の第1トラクタユニットK1,K1が配置されている。なお、前記シャフトS0は図示しない固定フレームに固定支持されており、前記2本のトラクタシャフトS1,S2の中の1本のトラクタシャフトS1には図示しない回転駆動装置から回転力が伝達されるように構成されている。
各第1トラクタユニットK1,K1はガイドフレーム1を有している。ガイドフレーム1には軸受2,3が装着されており、前記軸受2,3には前記トラクタシャフトS1,S2が回転可能に支持されている。
【0018】
前記トラクタシャフトS1,S2にはそれぞれタイミングプーリ(ベルト駆動部材)4,5が装着されている。前記ガイドフレーム1と前記軸受2,3と、前記タイミングプーリ4,5とにより、ピンベルト6を回転可能に支持するベルト支持部材(1〜5)が構成されている。図2A、図2Bにおいて、ピンベルト6の外周には複数のトラクタピン6aが一定間隔aで設けられている。前記トラクタピン6aは前記送り孔Pbに嵌合可能である。
前記トラクタシャフトS1に回転力が伝達されると、トラクタシャフトS1の前記用紙幅方向両側の端部に装着されたタイミングプーリ4が回転する。前記タイミングプーリ4の回転にともなって前記用紙幅方向両側のピンベルト6およびタイミングプーリ5も回転する。前記トラクタピン6aが前記送り孔Pbに嵌合している状態で前記ピンベルト6が回転すると、前記送り孔付き連続用紙Pは用紙搬送方向に搬送される。
【0019】
図2Aにおいて、前記第1トラクタユニットK1のガイドフレーム1には用紙押さえ部材7が連結されている。用紙押さえ部材7は、ガイドフレーム1から外側に延びる押さえ部材固定部7aと前記押さえ部材固定部7aの外側端に回動可能に連結された押さえ部材可動部7bとを有している。
前記押さえ部材可動部7bは、第1トラクタユニットK1のトラクタピン6aに送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbが嵌合した状態で、トラクタピン6aの先端に接触する位置に回動する。そして、前記押さえ部材可動部7bは、図示しない弾性部材により、トラクタピン6aの先端に接触する位置に保持されて、送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbがトラクタピン6aから外れるのを防止する。
前記ベルト支持部材(1〜5)、ピンベルト6および用紙押さえ部材7により、第1トラクタユニット(連続用紙搬送部材)K1が構成されている。なお、第2トラクタユニットK2(連続用紙搬送部材)は、前記第1トラクタユニットK1と同様に構成されている。
【0020】
(紙粉除去装置)
図2Bにおいて、前記第1トラクタユニットK1の用紙搬送方向上流側には、前記トラクタピン6aの移動方向上流側の根元に接触するピン上流側紙粉除去ブラシ11が配置されている。前記ピン上流側紙粉除去ブラシ11は、前記第1トラクタユニットK1のトラクタピン6aの移動方向上流側部分に付着した紙粉を除去するように、矢印Ya方向に回転する。
前記第1トラクタユニットK1の用紙搬送方向下流側には、前記トラクタピン6aの移動方向下流側の根元に接触するピン下流側紙粉除去部材ブラシ12が配置されている。前記ピン下流側紙粉除去ブラシ12は、前記第1トラクタユニットK1のトラクタピン6aの移動方向下流側部分に付着した紙粉を除去するように、矢印Yb方向に回転する。
前記第1トラクタユニットK1、ピン上流側紙粉除去ブラシ11およびピン下流側紙粉除去ブラシ12の下側には長方形の枠13が配置されており、前記枠13の外側面には複数の凹部13aが形成されている。前記枠13の下部には、紙粉回収容器14が着脱可能に装着される。前記紙粉回収容器14の内壁には、前記凹部13aに係合する凸部14aが形成されており、前記枠13の下方から前記紙粉回収容器14を装着したとき、前記凹部13aに前記凸部14aが係合する。
【0021】
前記ピン上流側紙粉除去ブラシ11およびピン下流側紙粉除去ブラシ12により掻き取られた紙粉は、紙粉回収容器14に落下して蓄積される。
前記紙粉回収容器14に多量の紙粉が蓄積された場合、前記紙粉回収容器14を前記画像形成装置Uから離脱させて取り出し、前記蓄積された紙粉を他の場所に廃棄して空になった紙粉回収容器14を、前記画像形成装置Uの前記枠13に再度装着して使用することができる。
前記ピン上流側紙粉除去ブラシ11および下流側紙粉除去ブラシ12により、本発明の紙粉除去ブラシ(11,12)が構成されている。
前記紙粉除去ブラシ(11,12)、枠13および紙粉回収容器14により、実施例1の紙粉回収装置(11,12,13,14)が構成されている。
なお、前記第2トラクタユニットK2の下側には、前記第1トラクタユニットK1の下側に設けられた前記紙粉回収装置(11,12,13,14)と同様に構成された紙粉回収装置(11,12,13,14)が設けられている。
【0022】
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、送り孔付き連続用紙Pを搬送する際、前記送り孔付き連続用紙Pの送り孔PbにトラクタユニットK1,K2のトラクタピン6aが嵌合した状態で前記トラクタユニットK1,K2を駆動する。前記送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbには、送り孔Pbを前記送り孔付き連続用紙Pに形成する製造過程で発生した紙粉が残留していることがある。このため、前記送り孔付き連続用紙Pを搬送する際、前記送り孔Pbに残留した紙粉が前記トラクタピン6aの根元に溜まる。
前記トラクタピン6aの根元に溜まった紙粉は、ピン上流側紙粉除去ブラシ11により、トラクタピン6aの移動方向上流側部分が除去される。また、ピン下流側紙粉除去ブラシ12により、トラクタピン6aの移動方向下流側部分が除去される。したがって、前記ピン上流側紙粉除去ブラシ11および下流側紙粉除去ブラシ12により構成された本発明の紙粉除去ブラシ(11,12)により、前記トラクタピン6aの根元に溜まった紙粉は除去される。前記紙粉除去ブラシ(11,12)により除去された紙粉は、紙粉回収容器14に落下して蓄積される。
【0023】
実施例1の紙粉回収装置(11,12,13,14)を備えた画像形成装置Uでは、前記トラクタピン6aの根元に溜まった紙粉は、前記紙粉回収装置(11,12,13,14)により除去されるため、前記画像形成装置Uの内部に紙粉が蓄積されるのを低減することができる。このため、前記紙粉により発生するセンサの誤作動や印刷不良等を低減することができる。
また、前記紙粉回収容器14に多量の紙粉が蓄積された場合、前記画像形成装置Uから前記紙粉回収容器14を離脱させて取り出し、前記蓄積された紙粉を他の場所に廃棄して空になった紙粉回収容器14を、前記画像形成装置Uに再度装着して使用することができる。このため、前記画像形成装置Uの長寿命化になる。
【実施例2】
【0024】
図3は実施例2の用紙搬送用のトラクタユニットおよび紙粉除去装置の説明図であり、図3Aはトラクタユニットと用紙と紙粉除去装置との説明図、図3Bは紙粉除去装置の説明図で前記図3AのIIIB−IIIB線断面図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
【0025】
(紙粉除去装置)
実施例2の画像形成装置Uにおいて、矢印Ya方向に回転するピン上流側紙粉除去ブラシ11の下側には、枠13′が配置されている。前記枠13′の外側面には、複数の凹部13a′が形成されている。前記ピン上流側紙粉除去ブラシ11により除去された紙粉が蓄積される上流側紙粉回収容器14′は、その内面に前記凹部13a′に係合する凸部14a′が形成されている。前記上流側紙粉回収容器14′は、前記枠13′に対して下方から着脱可能であり、装着状態では、前記凸部14a′と凹部13a′とが係合する。また、矢印Yb方向に回転するピン下流側紙粉除去ブラシ12の下側には、前記枠13′と同様の枠13″が配置されている。前記枠13″には前記凹部13a′と同様の凹部13a″が複数形成されている。前記ピン下流側紙粉除去ブラシ12により除去された紙粉が蓄積される下流側紙粉回収容器14″は、前記上流側紙粉回収容器14′と同様に構成されており、前記枠13″に着脱可能に装着される。
前記紙粉除去ブラシ(11,12)、枠13′,13″、上流側紙粉回収容器14′および下流側紙粉回収容器14″により、実施例2の紙粉回収装置(11,12,13′,13″14′,14″)が構成されている。
【0026】
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置Uでは、前記実施例1の画像形成装置Uと同様に、トラクタピン6aの根元に溜まった紙粉を回収することができる。したがって、実施例2の紙粉回収装置(11,12,13′,13″14′,14″)は、前記実施例1と同様に前記トラクタピン6aの根元に溜まった紙粉により発生するセンサの誤作動や印刷不良等を低減することができる。
また、前記上流側紙粉回収容器14′または下流側紙粉回収容器14″に多量の紙粉が蓄積された場合、前記上流側紙粉回収容器14′または下流側紙粉回収容器14″を離脱させて前記画像形成装置Uから取り出し、前記蓄積された紙粉を他の場所に廃棄して空になった上流側紙粉回収容器14′または下流側紙粉回収容器14″を、前記画像形成装置Uに再度装着して使用することができる。このため、前記画像形成装置Uの長寿命化になる。
【0027】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例(H01)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、トラクタピン6aの根元に溜まる紙粉をピン上流側紙粉除去ブラシ11およびピン下流側紙粉除去ブラシ12により除去したがこれに限定されず、前記ピン上流側紙粉除去ブラシ11またはピン下流側紙粉除去ブラシ12のどちらか一方のみを配置し、配置した紙粉除去ブラシ(11,12)を一定間隔で逆回転させることにより、前記トラクタピン6aに付着した紙粉を除去することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は本発明の紙粉回収装置を備えた画像形成装置の要部説明図である。
【図2】図2は実施例1の用紙搬送用のトラクタユニットおよび紙粉除去装置の説明図であり、図2Aはトラクタユニットと用紙と紙粉除去装置との説明図、図2Bは紙粉除去装置の説明図で前記図2AのIIB−IIB線断面図である。
【図3】図3は実施例2の用紙搬送用のトラクタユニットおよび紙粉除去装置の説明図であり、図3Aはトラクタユニットと用紙と紙粉除去装置との説明図、図3Bは紙粉除去装置の説明図で前記図3AのIIIB−IIIB線断面図である。
【符号の説明】
【0029】
11…ピン上流側紙粉除去ブラシ、
11,12…紙粉除去ブラシ、
(11,12,13,14);(11,12,13′,13″14′,14″)…紙粉回収装置、
12…ピン下流側紙粉除去ブラシ、
14,14′,14″…紙粉回収容器、
6…ピンベルト、
6a…トラクタピン、
K1,K2…連続用紙搬送部材、
P…送り孔付き連続用紙、
Pb…送り孔、
U…画像形成装置。




 

 


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