米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 富士ゼロックス株式会社

発明の名称 シート材検出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−45611(P2007−45611A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−233913(P2005−233913)
出願日 平成17年8月12日(2005.8.12)
代理人 【識別番号】100086298
【弁理士】
【氏名又は名称】船橋 國則
発明者 土屋 隆俊 / 船戸 均 / 阿部 隆 / 島 和俊
要約 課題
シート材の搬送ジャム発生を招くことなく、部品点数削減等が実現可能なシート材検出装置を提供する。

解決手段
シート材1の搬送路2の一方の側に配された、発光素子3aおよび受光素子3bを有する発光受光ユニット3と、前記搬送路2の他方の側で前記シート材1を案内する搬送シュート5とを備えて、シート材検出装置を構成する。そして、前記搬送シュート5は、前記発光受光ユニット3と前記搬送路2を挟んで対向する位置に、当該搬送シュート5の一部として、前記発光素子3aからの照射光を反射して前記受光素子3bへ入射させるプリズム部6を有し、当該プリズム部6の入出光面6aが当該搬送シュート5における前記シート材1の案内面5aと同一面に形成されるようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
シート材の搬送路の一方の側に配された、発光素子および受光素子を有する発光受光ユニットと、
前記搬送路の他方の側で前記シート材を案内する搬送シュートとを備えるとともに、
前記搬送シュートは、前記発光受光ユニットと前記搬送路を挟んで対向する位置に、当該搬送シュートの一部として、前記発光素子からの照射光を反射して前記受光素子へ入射させるプリズム部を有しており、当該プリズム部の入出光面が当該搬送シュートにおける前記シート材の案内面と同一面に形成されている
ことを特徴とするシート材検出装置。
【請求項2】
前記搬送シュートは、前記プリズム部が光透過材料によって形成され、当該プリズム部以外の部分である非プリズム部が光遮断材料によって形成されている
ことを特徴とする請求項1記載のシート材検出装置。
【請求項3】
前記搬送シュートは、少なくとも前記プリズム部以外の部分である非プリズム部が高耐摩耗性材料によって形成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載のシート材検出装置。
【請求項4】
前記搬送シュートは、前記シート材の搬送方向に延びるリブを有しているとともに、当該リブの形成箇所以外の部分に前記プリズム部が配されている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載のシート材検出装置。
【請求項5】
前記搬送シュートは、前記プリズム部と当該プリズム部以外の部分である非プリズム部とが2色射出成形により一体成形されたものである
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のシート材検出装置。
【請求項6】
前記搬送シュートは、前記プリズム部または当該プリズム部を含む部分とそれ以外の部分とが超音波溶着により接合されてなるものである
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のシート材検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート材を検出するシート材検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、複写機やプリンタ装置等のようなシート状の記録用紙(以下、単に「シート材」という)を扱う画像形成装置では、そのシート材を搬送するための構成を備えているとともに、その搬送を高精度に行うべく、搬送されるシート材を検出するためのシート材検出装置を備えている。
【0003】
画像形成装置に用いられるシート材検出装置としては、例えば図2に示すような回帰反射型のフォトセンサが知られている。図例のシート材検出装置では、発光素子11aおよび受光素子11bを有した発光受光ユニット11と、発光素子11aからの照射光を反射して受光素子11bへ入射させる光学プリズム12とが、シート材13の搬送路14を挟んで対向して配設されている。そして、発光素子11aと受光素子11bとの間の光路遮断有無に基づき、搬送路14を搬送されるシート材の検出を行うようになっている。すなわち、発光受光ユニット11と光学プリズム12との間にシート材13がなければ、発光素子11aから発せられた光が光学プリズム12により反射されて受光素子11bに到達するが、発光受光ユニット11と光学プリズム12との間にシート材13があると、発光素子11aからの光がシート材13で遮光されて受光素子11bに到達しないことを利用して、搬送されるシート材13を検出するのである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平7−125880号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、シート材13の搬送路14は、一般に、シート材13を案内するための板状部材からなる搬送シュート15a,15bが、シート材13の表裏面側のそれぞれに配されて構成される。そのため、シート材検出装置における光学プリズム12は、プリズム取り付け部材16を介して搬送路14の一方の側の搬送シュート15aに取り付けられ、またその搬送シュート15aにおける光学プリズム12の取り付け箇所には、発光受光ユニット11と光学プリズム12との間の光路を確保すべく、逃げ穴17が設けられている。
【0006】
しかしながら、上述した従来の構成では、光学プリズム12の大きさに一定マージン(隙間)を加えた大きさの逃げ穴17を搬送シュート15aに設けることになり、その逃げ穴17の部分にてシート材13が案内されない空間が形成されてしまうため、搬送されるシート材13が逃げ穴17の部分を通過する際に引っ掛かりやすく、その結果搬送ジャムが発生してしまうおそれがある。特に、例えば湿度等の影響でシート材13にカール等が存在していると、発生する可能性が非常に高くなる。
【0007】
また、上述した従来の構成では、光学プリズム12の搬送シュート15aへの取り付けを、プリズム取り付け部材16を介して行うとともに、その取り付けの際に光軸合わせのための高い位置精度が要求されることから、部品点数増、形状の複雑化、取り付け工数増、コスト増等の問題が生じることも考えられる。
【0008】
そこで、本発明は、シート材の搬送ジャム発生を招くことなく、また部品点数削減によるコスト低下や高精度の取り付け等を実現可能とするシート材検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために案出されたシート材検出装置で、シート材の搬送路の一方の側に配された、発光素子および受光素子を有する発光受光ユニットと、前記搬送路の他方の側で前記シート材を案内する搬送シュートとを備えるとともに、前記搬送シュートが、前記発光受光ユニットと前記搬送路を挟んで対向する位置に、当該搬送シュートの一部として、前記発光素子からの照射光を反射して前記受光素子へ入射させるプリズム部を有しており、当該プリズム部の入出光面が当該搬送シュートにおける前記シート材の案内面と同一面に形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
上記構成のシート材検出装置によれば、搬送シュートの一部として当該搬送シュートが有するプリズム部の入出光面が、その搬送シュートにおけるシート材の案内面と同一面に形成されていることから、プリズム部の部分においてシート材が当該プリズム部の入出光面によって案内されることになり、搬送されるシート材が引っ掛かってしまうことを未然に防止し得る。さらには、プリズム部が搬送シュートの一部として形成されるので、プリズム部を備えることによる部品点数増も抑制し得る。
【発明の効果】
【0011】
本発明のシート材検出装置は、プリズム部が搬送シュートの一部として形成され、そのプリズム部の入出光面が搬送シュートの案内面を兼ねているため、シート材の引っ掛かり等を未然に防止することができ、シート材におけるカール等の有無に関わりなく、そのシート材を搬送する際の搬送ジャム発生の危険を無くすことができる。また、プリズム部を搬送シュートの一部とすることで、部品点数増を抑制し得るので、結果としてコスト低下、取り付け工数削減、高精度な取り付け等が実現可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面に基づき本発明に係るシート材検出装置について説明する。
ここでは、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置において用いられるシート材検出装置を例に挙げて説明する。すなわち、画像形成装置における搬送路上を搬送されるシート材の検出を行うシート材検出装置に本発明を適用した場合を説明する。なお、シート材には、普通紙等の他に、OHPシートやトレーシングペーパ等をも含むものとする。
【0013】
図1は、本発明に係るシート材検出装置の概略構成例を模式的に示す説明図である。
図例のように、ここで説明するシート材検出装置では、シート材1の搬送路2の一方の側に、発光ダイオード等の発光素子3aおよびフォトトランジスタ等の受光素子3bを有する発光受光ユニット3が配設されている。この発光受光ユニット3は、従来(図2参照)と略同様のものである。また、この発光受光ユニット3が配された側にて、シート材1を案内する搬送シュート4についても同様である。すなわち、搬送路2はシート材1を案内する搬送シュート4,5が当該シート材1の表裏面側のそれぞれに配されて構成されるが、発光受光ユニット3が配された側の搬送シュート4は、従来(図2参照)と略同様のものであればよい。
【0014】
一方、発光受光ユニット3および搬送シュート4と搬送路2を挟んで対向する側の搬送シュート5は、従来とは異なり、以下に述べるように構成されている。すなわち、搬送シュート5は、発光受光ユニット3と搬送路2を挟んで対向する位置に、当該搬送シュート5の一部として、発光素子3aからの照射光を反射して受光素子3bへ入射させるプリズム部6を有している。そして、プリズム部6の入出光面6aが、搬送シュート5におけるシート材1の案内面5aと同一面に形成されている。
【0015】
つまり、ここで説明するシート材検出装置は、搬送路2を挟んで発光受光ユニット3とプリズム部6とが対向するように配置されるとともに、搬送シュート5の一部としてプリズム部6が形成されており、そのプリズム部6の入出光面6aがシート材1の案内面5aとしての機能を兼ねているのである。
【0016】
以上のように構成されたシート材検出装置では、発光素子3aと受光素子3bとの間の光路遮断有無に基づき、搬送路を搬送されるシート材1の検出を行うようになっている。詳しくは、発光受光ユニット3とプリズム部6との間にシート材1がなければ、発光素子3aから発せられた光がプリズム部6により反射されて受光素子3bに到達するが、発光受光ユニット3とプリズム部6との間にシート材1があると、発光素子3aからの光がシート材1で遮光されて受光素子3bに到達しないことを利用して、搬送路2を搬送されるシート材1の検出を行うのである。
【0017】
このようなシート材1の検出を行う場合に、シート材検出装置では、搬送シュート5の一部として形成されたプリズム部6の入出光面6aが、その搬送シュート5における案内面5aと同一面に形成されていることから、プリズム部6の形成部分において、そのプリズム部6の入出光面6aと搬送シュート5の案内面5aとの間に段差が生じることなく、その入出光面6aが案内面5aとしての機能を兼ねることになる。したがって、検出対象となるシート材1は、プリズム部6の入出光面6aによって案内されることになり、例えば湿度等の影響でカール等が存在していても、プリズム部6の形成部分で引っ掛かってしまうことがない。つまり、シート材1におけるカール等の有無に関わりなく、そのシート材1の引っ掛かり等を未然に防止することができるので、結果としてそのシート材1を搬送する際の搬送ジャム発生の危険を無くすことができるのである。
【0018】
しかも、上述した構成のシート材検出装置では、シート材1の搬送ジャム発生を回避し得るのに加えて、プリズム部6が搬送シュート5の一部として形成されるので、従来(図2参照)のようなプリズム取り付け部材16等の介在が不要となり、プリズム部6を備えることによる部品点数増を抑制し得るようになる。つまり、部品点数増を抑制し得るとともに、一体として形成することによる高い位置精度(光軸合わせ精度)をも実現し得るので、結果として部品点数削減、形状の簡素化、取り付け工数削減、コスト低下等が実現可能となる。
【0019】
ところで、上述した構成のシート材検出装置において、プリズム部6は、発光素子3aからの照射光を反射して受光素子3bへ入射させるために、光透過材料によって形成する必要があるが、そのプリズム部6と一体に形成される搬送シュート5の当該プリズム部6以外の部分(以下「非プリズム部」という)7については、光遮断材料によって形成することが望ましい。光透過材料としては例えば透明樹脂材料が、また光遮断材料としては例えば色付き樹脂材料が挙げられる。ただし、透明樹脂材料および色付き樹脂材料は単なる例示に過ぎず、これらに限定されるものでないことは勿論である。
【0020】
このように、プリズム部6を光遮断材料によって形成し、非プリズム部7を光遮断材料によって形成した場合には、非プリズム部7がプリズム部6の周囲における外乱光および散乱光を遮蔽することになる。したがって、発光素子3aと受光素子3bとの間の光路遮断有無を基にシート材1を検出するのにあたり、ノイズの無い確実な検出を行うことが可能となり、結果としてシート材1の検出精度向上が期待できるようになる。
【0021】
また、搬送シュート5において、非プリズム部7については、高耐摩耗性材料によって形成することが望ましい。高耐摩耗性材料とは、耐摩耗性に優れた材料のことをいい、いわゆるエンジニアリングプラスチックのような樹脂材料、さらに具体的には例えばABS樹脂が挙げられる。ただし、高耐摩耗性材料よる形成を行う場合に、その高耐摩耗性材料は、少なくとも非プリズム部7に適用されていればよい。したがって、非プリズム部7のみならず、プリズム部6に適用しても構わない。
【0022】
このように、少なくとも非プリズム部7を高耐摩耗性材料によって形成した場合には、その高耐摩耗性材料による形成部分が磨耗し難い構成となる。したがって、搬送シュート5がシート材1を案内するものであっても、その搬送による搬送シュート5の摩耗を極力抑制することが可能となり、装置の長寿命化に寄与することが期待できる。
【0023】
また、搬送シュート5には、シート材1を案内する際の摩擦抵抗を軽減すべく、その案内面5aの側に、シート材1の搬送方向に延びるリブ8を、必要に応じて複数畝分形成することも考えられる。その場合に、プリズム部6は、リブ8の形成箇所以外の部分に配されるものとする。すなわち、プリズム部6は、リブ8とリブ8との間に配置されることになる。このようにすれば、シート材1がプリズム部6の入出光面6aに直接触れるのを回避し得るので、その入出光面6aへの汚れ付着等による検出精度低下を未然に防止できるからである。
【0024】
以上のような搬送シュート5については、例えば樹脂材料によって形成する場合であれば、プリズム部6と非プリズム部7とを2色射出成形により一体成形することが考えられる。2色射出成形とは、2種類(または2色)の樹脂材料で構成される成形品を、1度の成形工程で製造する射出成形方法のことをいい、その詳細については公知であるため、ここではその説明を省略する。このような2色射出成形を用いて搬送シュート5を一体成形すれば、搬送シュート5がその一部としてプリズム部6を有しており、そのプリズム部6と非プリズム部7とをそれぞれ異なる材料(例えば、光透過材料と光遮断材料)で形成する場合であっても、プリズム部6を有した搬送シュート5が1度の成形工程で得られるので、製造工程の効率化やこれに伴う低コスト化等を実現し得るようになる。
【0025】
ただし、搬送シュート5の形成は、2色射出成形以外の方法で行ってもよい。2色射出成形以外の方法としては、例えば、超音波溶着による接合が挙げられる。超音波溶着とは、熱可塑性樹脂に超音波振動と同時に加圧力を加えることで、その一部に強力な摩擦熱を発生させ、その熱で接合したい部分を溶融させて接合する加工方法のことをいい、その詳細については公知であるため、ここではその説明を省略する。超音波溶着による接合を行う場合には、プリズム部6と非プリズム部7、またはプリズム部6を含む搬送シュート5の一部分と当該一部分以外の部分が、互いに接合されることになる。プリズム部6を含む一部分については、上述した2色射出成形を用いて形成されたものであってもよい。このような超音波溶着による接合を行えば、上述した2色射出成形の場合に比べて効率化という点では不利であるが、様々な形状のものに容易に対応することができ、またその形状変更にも柔軟に対応し得ることから、2色射出成形の場合に比べて対応形状の汎用性に優れたものとなる。
【0026】
なお、本実施形態では、本発明の好適な実施具体例を説明したが、本発明はその内容に限定されるものではない。すなわち、本発明は、本実施形態で説明した内容に拘泥することなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係るシート材検出装置の概略構成例を模式的に示す説明図であり、(a)はシート材の搬送方向に沿った方向の断面図、(b)はシート材の搬送方向と直交する方向の断面図である。
【図2】従来におけるシート材検出装置の概略構成例を模式的に示す説明図であり、(a)はシート材の搬送方向に沿った方向の断面図、(b)はシート材の搬送方向と直交する方向の断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1…シート材、2…搬送路、3…発光受光ユニット、3a…発光素子、3b…受光素子、4,5…搬送シューズ、5a…案内面、6…プリズム部、6a…入出光面、7…非プリズム部、8…リブ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013