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発明の名称 シート検出装置および画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22701(P2007−22701A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−203972(P2005−203972)
出願日 平成17年7月13日(2005.7.13)
代理人 【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・エス
発明者 早川 裕二
要約 課題
装置の小型化を実現するシート検出装置および画像形成装置を提供する。

解決手段
シート検出装置64は、通過するシートに向けて光を発する発光部90と、この発光部90から発して反射した光を受ける受光部92と、発光部90及び受光部92の少なくとも一方のシートに対する角度を変える回動装置68とを有する。上記発光部90と受光部92とは検出装置本体66に設けられ、回動装置68は、検出装置本体66を回動させるようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】
通過するシートに向けて光を発する発光部と、
この発光部から発して反射した光を受ける受光部と、
前記発光部及び前記受光部の少なくとも一方のシートに対する角度を変える角度変更手段と、
を有することを特徴とするシート検出装置。
【請求項2】
前記発光部と前記受光部とは検出装置本体に設けられ、前記角度変更手段は、前記検出装置本体を回動させるようにした請求項1に記載のシート検出装置。
【請求項3】
通過するシートに向けて光を発する発光部と、この発光部から発して反射した光を受ける受光部と、前記発光部及び前記受光部の少なくとも一方のシートに対する角度を変える角度変更手段とを有するシート検出装置と、
このシート検出装置の検出結果に基づいてシートの通過およびシート種類を判定する判定手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記発光部と前記受光部とは検出装置本体に設けられ、前記角度変更手段は、前記検出装置本体を回動させるようにした請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記判定手段は、前記検出装置本体が第1の角度においてシートの通過を判定し、前記検出装置本体が第1の角度から第2の角度においてシート種類を判定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
回転することによりシートを供給するフィードロールをさらに有し、
前記角度変更手段は前記フィードロールの回転と連動して前記検出装置本体を回動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記判定手段は、前記第1の角度と前記第2の角度との前記受光部における受光量の差によりシート種類を判定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
ユーザによりシート種類が入力されるシート選択手段と、
前記シート選択手段に入力されたシート種類と前記判定手段により判定されたシート種類とを比較することによりシートの搬送を制御する制御手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記角度変更手段は、シートの通過信号に基づいて前記検出装置本体を回動させるアクチュエータを有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記検出装置本体が回動することにより前記発光部および前記受光部の汚れを除去する清掃部材をさらに有することを特徴とする請求項6または請求項9に記載のシート検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート検出装置、及びこのシート検出装置を有する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ファクシミリ装置、複写機、プリンタ等の画像形成装置は、シートを検出するシート検出装置を備えている。この種のシート検出装置として、搬送されるシートの位置(通過)を検出するものやシートの種類(普通紙、光沢紙およびOHPシートなど)を検出するものが知られている。例えば、光を錯乱させる状態で用紙類に向けて光を照射することにより、搬送される用紙の光の反射特性が異なる場合でも受光部材が反射光を正確に検知できるものは公知である(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開平7−237788号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術においては、搬送されるシートの位置(通過)を検出する検出装置とは別にシートの種類を検出する検出装置を設ける必要があった。これらシートの位置を検出する検出装置およびシートの種類を検出する検出装置は、さまざまな大きさのシートに対応するためにシートの中央部を検出するよう配置する必要があり、複数の検出装置を略同一の位置に配置させることで装置の小型化を妨げていた。また、複数の検出装置を用いることによりコストが高くなっていた。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点を解消し、装置の小型化を実現するシート検出装置および画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴とするところは、通過するシートに向けて光を発する発光部と、この発光部から発して反射した光を受ける受光部と、前記発光部及び前記受光部の少なくとも一方のシートに対する角度を変える角度変更手段とを有するシート検出装置にある。
【0007】
好適には、前記発光部と前記受光部とは検出装置本体に設けられ、前記角度変更手段は、前記検出装置本体を回動させるようにした。
【0008】
本発明の第2の特徴とするところは、通過するシートに向けて光を発する発光部と、この発光部から発して反射した光を受ける受光部と、前記発光部及び前記受光部の少なくとも一方のシートに対する角度を変える角度変更手段とを有するシート検出装置と、このシート検出装置の検出結果に基づいてシートの通過およびシート種類を判定する判定手段とを有する画像形成装置にある。
【0009】
好適には、前記判定手段は、前記検出装置本体が第1の角度においてシートの通過を判定し、前記検出装置本体が第1の角度から第2の角度においてシート種類を判定する。
【0010】
好適には、回転することによりシートを供給するフィードロールをさらに有し、前記角度変更手段は前記フィードロールの回転と連動して前記検出装置本体を回動させる。
【0011】
好適には、前記判定手段は、前記第1の角度と前記第2の角度との前記受光部における受光量の差によりシート種類を判定する。
【0012】
好適には、ユーザによりシート種類が入力されるシート選択手段と、前記シート選択手段に入力されたシート種類と前記シート検出装置の検出により判定されたシート種類とを比較することによりシートの搬送を制御する制御手段とをさらに有する。
【0013】
好適には、前記角度変更手段は、シートの通過信号に基づいて前記検出装置本体を回動させるアクチュエータを有する。
【0014】
好適には、前記検出装置本体が回動することにより前記発光部および前記受光部の汚れを除去する清掃部材をさらに有する。
【0015】
本発明によれば、検出装置本体における発光部及び受光部の少なくとも一方のシートに対する角度を変えることで、シートの通過およびシート種類を検出することができ、検出装置の数を減らすことが可能となり、もって装置の小型化を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部にシート17を供給するための後述するシート供給装置18が設けられている。
【0017】
排出部16は、画像形成装置本体12に対して回動自在の傾斜部20を有する。この傾斜部20は、排出口部分が低く、前面方面(図1の右方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜しており、排出出口部分を下端とし、高くなった先端を上端としている。この傾斜部20は下端を中心に回動自在であるよう画像形成装置本体12に支持されている。図1において二点鎖線で示すように、傾斜部20を上方に回転して開いたときには、開放部22が形成され、この開放部22を介して後述するプロセスカートリッジ24が脱着できるようにしてある。
【0018】
像形成手段14は、例えば電子写真方式のもので、感光体からなる像担持体26とこの像担持体26を一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置28と、この帯電装置28により帯電された像担持体26に、光により潜像を書き込む光書込み装置30と、この光書込み装置30により形成された像担持体26の潜像を現像剤により可視化する現像装置32と、この現像装置32による現像剤像をシート17に転写する例えば転写ロールからなる転写装置34と、像担持体26に残存する現像剤をクリーニングする例えばブレードからなるクリーニング装置36と、転写装置34により転写されたシート17上の現像剤像をシート17に定着させる例えば加圧ロールと加熱ロールとからなる定着装置38とから構成されている。光書込み装置30は、例えば走査型のレーザ露光装置からなり、シート供給装置18のシートカセット40と平行で画像形成装置本体12の前面(図1の右側面)近傍に配置され、現像装置32内を横切って像担持体26を露光する。また、現像装置32は、像担持体26と対向する現像ロール42を有する。
【0019】
プロセスカートリッジ24は、像担持体26、帯電装置28、現像装置32及びクリーニング装置36を一体化したものである。このプロセスカートリッジ24は、排出部16の傾斜部22の直近下方に配置されており、前述したように、傾斜部22を開いたときに形成される開放部24を介して脱着される。
【0020】
また、画像形成装置本体12には、例えばレジストロール44およびプレレジストロール45が転写装置34の上流側(図1の下方側)に配置されている。シート供給装置18からシート搬送路46に搬送されたシート17は、このプレレジストロール45を介し、レジストロール44により一時停止され、所定のタイミングで像形成手段14に送られて像が形成され、排出ロール48により排出部16へ排出される。また、シート搬送路46には後述するシート検出装置64が設けられている。
【0021】
なお、画像形成装置本体12には、定着装置38を引き出すための開閉カバー50が設けられている。この開閉カバー50は、画像形成装置本体12の後面方向(図1の左方向)に向けて開閉される。
【0022】
シート供給装置18には、複数のシート17が収容されたシートカセット40が設けられている。シートカセット40は、画像形成装置本体12に対して摺動自在に装着され、正面方向(図1の右方向)に引き出される。このシートカセット40の前端上方付近には、シート供給部52が設けられている。このシート供給部52は、ピックアップロール54と、このピックアップロール54から供給されたシート17を分離供給するフィードロール56とリタードロール58とを有する。このフィードロール56は、画像形成装置本体12に回転自在に支持されており、リタードロール58はフィードロール56と対向するように配置されている。
【0023】
画像形成装置本体12にはシート選択手段としてのユーザインターフェイス装置(UI装置)60と、制御手段としての制御部62とが設けられている。UI装置60は、画像形成装置本体12と一体に、又はネットワークを介して設けられている。このUI装置60は、例えば液晶表示の表示パネル及び操作ボタンを配置した操作パネル等からなる。ユーザは、このUI装置60の操作パネル等を操作することにより所望のシート種類(例えば普通紙、光沢紙、OHPシート)を選択し、入力することができるようになっている。このUI装置60に入力されたシート種類の選択信号は、制御手段としての制御部62に送信されるようになっている。この制御部62にはUI装置60のほかに、上述した各ロールの駆動信号、後述するシート検出装置64のシート検出結果などが送受信されるようになっている。また、この制御部62は、後述する判定手段としての判定部63を有している。
【0024】
図2及び図3にシート検出装置64の周辺構造が示されている。
図2にはシート検出装置64周辺の斜視図が示され、図3にはシート検出装置64周辺を裏面側からみた斜視図が示されている。
【0025】
シート検出装置64は、検出装置本体66と通過するシートに対する角度を変える角度変更手段としての回動装置68とを有する。
【0026】
図2に示すように、シート搬送路46には、上流方向から順に上述したフィードロール56、該フィードロール56と対向するリタードロール58、例えば4つの対(8つ)からなるプレレジストロール45及び検出装置本体66が設けられている。
【0027】
回動装置68は、駆動ギア70と該駆動ギア70によって駆動されるカム装置72とを有する。
駆動ギア70は、第1のギア74と該第1のギア74と噛み合う第2のギア76(図2及び図3の一点鎖線)とからなる。第1のギア74は、本体フレーム78に回転自在に支持された第1の回転支軸80の一方の端部に固定されている。この第1の回転支軸80の他方の端部には図示しない駆動源が連結され、該第1の回転支軸80の中央部にはフィードロール56が固定されている。第2のギア76は、本体フレーム78に回転自在に支持された第2の回転支軸82の端部に固定されている。
【0028】
カム装置72は、カム84とリンク86からなる。カム84は、例えば非円形の偏心カムから構成され、上述した第2の回転支軸82に固定されている。すなわち、回転支軸82には第2のギア76とカム84とが共に固定されている。リンク86は、4つの頂点に面取り(R)が施された略長方形に形成されており、本体フレーム78に回転自在に支持されたシャフト88の一方の端部に固定されている。このリンク86の外周面はカム84の外周面と当接しており、カム84が回転することによりリンク86が揺動するようになっている。一方、シャフト88の他方の端部には検出装置本体66が固定されている。
【0029】
回動装置68は、フィードロール56の回転と連動して検出装置本体66を回動させるようになっている。具体的には、例えばフィードロール56が回転する(図2の矢印A方向)ことにより、第1の回転支軸80を介して第1のギア74がフィードロール56と同一の方向(図2及び図3の矢印B方向)に回転し、この第1のギア74と噛み合う第2のギア76が第1のギア74とは逆の方向(図2及び図3の矢印C方向)に回転するようになっている。さらに、第2の回転支軸82を介してカム84が第2のギア76と同一の方向(図2及び図3の矢印D方向)に回転し、このカム84の外周面に当接するリンク86が揺動(図2及び図3の矢印E方向)し、シャフト88を介して検出装置本体66が回動する、すなわち検出装置本体66がシート搬送路46(もしくはシート搬送路46に搬送されるシート)に対する角度を変えるようになっている。
【0030】
図4に示すように、検出装置本体66には発光部90と受光部92とが設けられている。発光部90は、例えば発光ダイオードなどのように光を出力するようになっており、搬送路46を通過するシートに向けて光を発する。受光部92は、例えばフォトダイオード(光導電素子)のように受けた光を電気信号に変換するようになっており、発光部90から発して反射した光を受けるようになっている。シート検出装置64は、検出装置本体66が受けた光を電気信号に変換し、シート検出結果として判定部63(図1に示す)に送信するようになっている。この判定部63は、後述するようにシート検出装置64のシート検出結果に基づいてシートの通過およびシート種類を判定するようになっている。
【0031】
次に、シート検出装置64のシート検出方法を図5に基づいて説明する。
【0032】
[シート搬送開始]
まず、図5(a)に示すように、例えばフィードロール56が矢印B方向に回転し、シート17の供給を開始する。フィードロール56が回転することにより、シート17がシート搬送路46に沿って搬送される。また、フィードロール56の回転に伴って、上述した駆動ギア70(図2及び図3に示す)を介してカム84が矢印D方向に回転を開始する。このときシート搬送路46に対する検出装置本体66の角度(図5(a)第1の角度θ1)は、例えば略垂直(θ1≒90°)となっている。
【0033】
[シート先端検出]
次に、図5(b)に示すように、フィードロール56がさらに矢印B方向に回転すると、シート17は、搬送路46に沿ってプレレジロール45を通過し、検出装置本体66と対向する位置まで搬送される。一方、カム84は、駆動ギア70(図2及び図3に示す)を介して矢印D方向に回転(例えば1+1/3回転)する。このカム84に当接しているリンク78は、カム84の偏心量の小さな部分に当接しているため、図5(a)に示すリンク78の角度とほぼ変わらない角度となっている。
このときシート検出結果64は、検出装置本体66がシート17に対する第1の角度θ1において、搬送されるシート17の先端を検出し、シート検出結果として判定部63に送信する。このシート17先端の検出時におけるシート搬送路46に対する該検出装置本体66の角度、すなわちシート17に対する検出装置本体66から出力される光の角度(図5(b)第1の角度θ1)は、略垂直(θ1≒90°)となっている。
【0034】
[シート表面検出]
次に、図6(c)に示すように、フィードロール56がさらに矢印B方向に回転すると、シート17はレジストロール44により一時停止される。このときカム84は、駆動ギア70(図2及び図3に示す)を介して矢印D方向にさらに回転(例えば1+1/2回転)し、このカム84の回転に伴ってリンク86及検出装置本体66が矢印E方向に回動する。
このときシート検出装置64は、検出装置本体66がシート17に対する第1の角度θ1から第2の角度θ2において、搬送されるシート17の表面を検出し、シート検出結果として判定部63(図1に示す)に送信する。具体的には、シート検出装置64は、検出装置本体66の受光部92が受光する光の変動量をシート検出結果として判定部63に送信する。このシート17表面の検出時におけるシート搬送路46に対する該検出装置本体66の角度、すなわちシート17に対する検出装置本体66から出力される光の角度(図5(c)第2の角度θ2)は、シート17の垂直に対して15°〜50°程度となっている。
【0035】
[シート後端検出]
シート17後端がフィードロール56を通過するとフィードロール56は回転が整数倍となるように停止する。フィードロール56の回転が整数倍で停止すると、カム84はホームポジション(図5(a)に示す位置)で停止するようになっている。このとき、シート検出装置64は、検出装置本体66がシート17に対する第1の角度θ1(θ1≒90°)において通過するシート17の後端を検出し、検出結果として判定部63に送信する。
【0036】
したがって、検出装置本体66は、第1の角度θ1においてシート前端を検出し、第1の角度θ1から第2の角度θ2にかけてシート表面を検出し、再び第1の角度θ1においてシート後端を検出するようになっている。このようにシート検出装置64は、検出装置本体66のシートに対する角度を変えることにより、シートの前端および後端とシート表面とを検出することができる。
【0037】
次に、判定部63におけるシートの通過およびシート種類(シート表面性)の判定方法について説明する。
【0038】
判定部63は、シート検出装置64から送信された検出装置本体66が第1の角度(図5に示すθ1)において検出したシート検出結果(シート先端検出およびシート後端検出)により、シートが通過したこと(シートの通過)を判定する。
【0039】
また、判定部63は、シート検出装置64から送信された検出装置本体66が第1の角度から第2の角度(図5のθ2)において検出したシート検出結果(シートの表面検出)により、シート種類(シート表面性)を判定する。具体的には、判定部63は、第1の角度(θ1)と第2の角度(θ2)との受光部92における受光量の差によりシート種類(OHPシート、普通紙、光沢紙など)を判定する。
【0040】
例えば、判定部63は、シート検出装置64が第1の角度θ1(θ1≒90°)において直接反射光を検出し、第2の角度θ2(θ2=15°〜50°)に達するまでに反射光をほとんど検出しなくなる(受光量がほぼ0になる)場合、搬送されているシートはOHPシートであると判定する。
また、例えば判定部63は、シート検出装置64が第1の角度θ1(θ1≒90°)において直接反射光を検出し、第2の角度θ2(θ2=15°〜50°)に達するまでに拡散反射光を多く検出する場合、搬送されているシートは普通紙であると判定する。
また、例えば判定部63は、シート検出装置64が受光部92が第1の角度θ1(θ1≒90°)において直接反射光を検出し、第2の角度θ2(θ2=15°〜50°)に達するまでに直接反射光を少なく検出する場合、搬送されているシートは光沢紙であると判定する。
【0041】
なお、シート検出装置64が第2の角度θ2(θ2=15°〜50°)の状態で数十msec間反射光を検出し、その後反射光をほとんど検出しなくなる(受光量がほぼ0になる)場合は、判定部63は白枠付のOHPシートであると判定する。
【0042】
次に判定部63によるシート種類の判定結果を用いた制御部62おけるシート搬送の制御例を図6に基づいて説明する。
図6に制御部62におけるシート搬送の制御例を説明するフローチャートが示されている。
【0043】
ステップ100(S100)において、ユーザは所望するシート種類(例えば普通紙、光沢紙、OHPシートなど)を選択し、UI装置60に対して入力する。制御部62は、ユーザによるシート種類の選択結果を受信する。
【0044】
ステップ105(S105)において、制御部62はフィードロール56などに駆動信号を送信し、シート搬送を開始させる。
【0045】
ステップ110(S110)において、シート検出装置64は、検出装置本体66を回動させることによりシート搬送路46に搬送されるシート表面を検出し、シート検出結果として判定部63に送信する。判定部63は、シート検出装置64より送信されたシート検出結果によりシート種類を判定する。
【0046】
ステップ115(S115)において、制御部62はユーザによって選択されたシート種類と判定部63により判定されたシート種類と比較してユーザによって選択されたシート種類が適切か否かを判定する。すなわち、定着温度の違いにより定着装置38(図1に示す)の加熱ロール等にシートが巻き付くなどの搬送トラブルになるか否かを判定する。ユーザによって選択されたシート種類が適切であると判定された場合はS120の処理に移行し、ユーザによって選択されたシート種類が適切でないと判定された場合はS125の処理に移行する。
【0047】
ステップ120(S120)において、制御部62はフィードロール56及びレジストロール44などの駆動源に駆動信号を送信し、シート搬送を継続させる。
【0048】
ステップ125(S125)において、制御部62はフィードロール56及びレジストロール44などの駆動源に停止信号を送信し、シートの搬送を停止させる。
【0049】
ステップ130(S130)において、制御部62はUI装置62にユーザによるシート種類の選択が誤っている旨を表示させる。
【0050】
このように、制御部62は、ユーザによって選択されたシート種類と判定部63により判定されたシート種類と比較することによりシートの搬送を制御する。これにより、シート搬送のトラブルを事前に防ぐことが可能となる。
【0051】
次に本発明に係る第2の実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。
図7及び図8において第2の実施形態におけるシート検出装置64が示されている。シート検出装置64は、検出装置本体66と通過するシートに対する角度を変える角度変更手段としての回動装置68とを有する。シート検出装置64は、シート搬送路46に回動自在に設けられている。
【0052】
第2の実施形態における回動装置68は、検出装置本体66を回動自在に支持するセンサブラケット94と、第1の可動片96及び第2の可動片98とからなる。センサブラケット94は、第1の支軸100に回動自在に支持されており、シート搬送路46と平行にブラケットステイ102が突設されている。また、第1の可動片96及び第2の可動片98は第2の支軸104に回動自在に支持されており、この第1の可動片96と第2の可動片98は連動して回動するようになっている。第1の可動片96は、該第1の可動片96の略中央よりシート搬送路46の下流方向に向かって屈曲し、先端部がシート搬送路46上に配置されるように設けられている。第2の可動片98は、該第2の可動片98の略中央部に支点106が設けられており、この支点106により先端側が回動できるようになっている。この第2の可動片98は、該第2の可動片98の先端部がセンサブラケット94のブラケットステイ102に当接するように配置されている。また、ブラケットステイ102には該ブラケットステイ102及びセンサブラケット94をシート搬送路46の方向と逆方向に付勢するように第1の付勢手段としての第1のスプリング108が設けられている。同様に、第2の可動片98には第1の可動片96及び第2の可動片98をシート搬送路46の方向と逆方向に付勢するように第2の付勢手段としての第2のスプリング110が設けられている。
【0053】
次に第2の実施形態におけるシート検出装置64のシート検出方法を図7及び図8に基づいて説明する。
【0054】
[シート先端検出]
まず、図7(a)に示すように、シート検出装置64は、検出装置本体66がシート17に対する第1の角度θ1において、搬送路46に沿って搬送されるシート17先端を検出する。この第1の角度θ1は、略垂直(θ1≒90°)となっている。
【0055】
[シート表面検出1]
次に、図7(b)に示すように、シート17がさらに搬送されると、該シート17先端で第1の可動片96を押すようになる。第1の可動片96は、シート17に押されることにより第2の支軸100を支点に矢印F方向に回動する。この第1の可動片96の回動に連動して第2の可動片98が第2のスプリング110の付勢に抗して第2の支軸100を支点に矢印G方向に回動する。このように、第2の可動片98が回動することにより、該第2の可動片98の先端部と当接するセンサブラケット94のブラケットステイ102が矢印H方向に回動し、検出装置本体66のシート17に対する角度が変化する。このときシート検出装置64は、検出装置本体66がシート17に対する第1の角度θ1から第2の角度θ2にかけて、搬送されるシート17の表面を検出する。この第2の角度θ2は、シート17の垂直に対して15°〜50°程度となっている。
【0056】
[シート表面検出2]
次に、図8(c)に示すように、シート17がさらに搬送されると第1の可動片96はさらに矢印F方向に回動し、該第1の可動片96の先端部はシート17の表面に接触するようになる。この第1の可動片96の回動に連動して、第2の可動片98がさらに矢印G方向に回動することにより、該第2の可動片98の先端部とブラケットステイ102との当接が解除される。これによりセンサブラケット94及び検出装置本体66は、第1のスプリング108の付勢力により矢印I方向に回動し、図7(a)に示す検出装置本体66と同一の位置に戻るようになる。この間においてもシート検出装置64は、搬送されるシート17表面を検出している。
【0057】
[シート後端検出]
続いて、シート検出装置64は、検出装置本体66がシート17に対する第1の角度θ1においてシート17後端を検出する。次に、図8(d)に示すように、シート17後端と第1の可動片96との接触が解除されると第1の可動片96及び第2の可動片98は第2のスプリング110の付勢力により第2の支軸104を支点に矢印J方向に回動する。このとき第2の可動片98はセンサブラケット94と干渉するが、支点106を支点に該第2の可動片98の先端側が矢印K方向に回避し、第2の可動片98は図7(a)に示す位置に戻る。
【0058】
このように検出装置本体66の回動手段として第2の実施形態における回動装置68を用いることにより、検出装置本体66を回動させる駆動源を必要とせず、コスト低減を実現することができる。
【0059】
次に、第2の実施形態における変形例を図9に基づいて説明する。
図9において本変形例におけるシート検出装置64が示されている。シート検出装置64は、検出装置本体66と、この検出装置本体66を回動させるアクチュエータ112とを有する。アクチュエータ112はソレノイド114とリンク機構116とからなる。またシート検出装置64には清掃部材118が設けられている。
【0060】
シート17がシート搬送路46に搬送されると、ソレノイド114が励磁状態(オン)となり、シート検出装置64は、検出装置本体66が第1の角度θ1(図9に示す)においてシート17前端を検出する。ソレノイド114は、このシート17が通過する検出信号(シート17前端の通過信号)に基づいて、リンク機構116を介して検出装置本体66を回動させ、第1の角度θ1から第2の角度θ2(図9)にかけてシート17の表面を検出する。続いて、シート17前端の検出から所定時間が経過すると、ソレノイド114はリンク機構116を介して検出装置本体66を第1の角度θ1に回動させる。シート検出装置64は、検出装置本体66が第1の角度θ1においてシート17後端を検出する。シート17の搬送が終了するとソレノイド114は非励磁状態(オフ)となり、検出装置本体66が第3の角度(図10の破線)に回動する。この第3の角度において、検出装置本体66と清掃部材118とが当接し、この清掃部材118により検出装置本体66の発光部90及び受光部92(図4に示す)の汚れが除去される。
【0061】
このように検出装置本体66を回動させる回動手段のアクチュエータとしてソレノイド114を用いることにより、単純な機構とすることができる。また、シート検出装置64に清掃部材118を設けることで、検出装置本体66の発光部90及び受光部92の汚れを除去することができ、検出装置本体66の安定した出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す側面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るシート検出装置の周辺構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るシート検出装置の周辺構造を裏面方向から示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係るシート検出装置の検出装置本体を示し、(a)は上面図(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るシート検出装置におけるシート検出方法を示し、(a)はシート搬送開始時、(b)はシート先端検出時、(c)はシート表面検出時を示す模式図である。
【図6】本発明の実施形態に係る制御部におけるシート搬送の制御例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るシート検出装置のシート検出方法を示し、(a)はシート先端検出時、(b)はシート表面検出時1を示す模式図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るシート検出装置のシート検出方法(図8の続き)を示し、(c)はシート表面検出時2、(d)はシート後端検出時を示す模式図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るシート検出装置の変形例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0063】
10 画像形成装置
17 シート
56 フィードロール
60 UI装置
62 制御部
63 判定部
64 シート検出装置
66 検出装置本体
68 回動装置
90 発光部
92 受光部
112 アクチュエータ
114 ソレノイド
118 清掃部材




 

 


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