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ハンガーケース固定装置 - 三菱電機株式会社
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発明の名称 ハンガーケース固定装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−137613(P2007−137613A)
公開日 平成19年6月7日(2007.6.7)
出願番号 特願2005−334792(P2005−334792)
出願日 平成17年11月18日(2005.11.18)
代理人 【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
発明者 山中 英夫 / 水野 幸臣
要約 課題
三方枠上梁上にハンガーケースを嵩上げ固定する必要がある場合でも、運搬が容易で倉庫保管のスペースも特別な考慮が不要で、据付時の位置調整も容易で組立に時間のかからないハンガーケース固定装置を得る。

解決手段
エレベータのハンガーケースが三方枠上梁11より上方に配設され、該三方枠上梁上に立設された一対の支持部材3に該ハンガーケースを固定するハンガーケース固定装置において、上記支持部材を固定するための上記三方枠上梁の上部に設けられた取付座12と、この取付座またはその近傍に設けられ、運搬時には上記支持部材を上記三方枠上梁上に畳んで保持し、据付時には該支持部材を起立させ得るように該支持部材を係止する係止手段4とを備えてなるものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータのハンガーケースが三方枠上梁より上方に配設され、該三方枠上梁上に立設された一対のハンガーケース支持部材に該ハンガーケースを固定するハンガーケース固定装置において、上記ハンガーケース支持部材を固定するための上記三方枠上梁の上部に設けられた取付座と、この取付座またはその近傍に設けられ、運搬時には上記ハンガーケース支持部材を上記三方枠上梁上に畳んで保持し、据付時には該ハンガーケース支持部材を起立させ得るように該ハンガーケース支持部材を係止する係止手段とを備えてなることを特徴とするハンガーケース固定装置。
【請求項2】
上記ハンガーケース支持部材は、断面略コ字状ないしは断面略角張ったC字状に形成された小柱からなることを特徴とする請求項1に記載のハンガーケース固定装置。
【請求項3】
上記係止手段は、上記取付座に突設されたボルト軸受け部及び上記ハンガーケース支持部材を貫通する貫通孔と、これら貫通孔を突き抜けて挿通され上記ハンガーケース支持部材を回動可能に保持する係止ボルトからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハンガーケース固定装置。
【請求項4】
上記取付座は、上記三方枠上梁上に立設された当て板と、一端部がこの当て板の側面に固定され、他端部の方向にかけて、上記三方枠上梁から離間して該三方枠上梁と平行に延在する上面部、及び該上面部から他端部方向に連続的にR形状に滑らかに下方に曲げられ、他端部が上記三方枠上梁に固定された側面部を有する受金からなり、上記小柱は下端部に底板を有し、上記係止手段は、上記受金の上面部からR形状の側面部にわたって連続的に形成された長穴と、上記底板に設けられた上記受金の長穴に貫通する長穴と、これら2つの長穴に挿通された係止ボルトと、この係止ボルトの先端部に螺合されたR面付のナットからなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のハンガーケース固定装置。
【請求項5】
上記ハンガーケース支持部材を起立させたときに、該ハンガーケース支持部材の下端部と、上記取付座との間に、互いに嵌合しあうことにより該ハンガーケース支持部材の上記取付座に対する位置決めが行われる嵌合構造が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のハンガーケース固定装置。
【請求項6】
上記ハンガーケース支持部材は、起立時の上下方向の中間部に上記ハンガーケースの下端部を受ける舌状の係止部が突出形成され、上記ハンガーケースの下端部には、該係止部に嵌合する凹部が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載のハンガーケース固定装置。
【請求項7】
上記ハンガーケース支持部材は、上記舌状の係止部の近傍に縦溝を備え、上記ハンガーケースは、該ハンガーケースの凹部を上記係止部に嵌合させたときに上記ハンガーケース支持部材の縦溝に対向する位置に丸穴が設けられ、上記丸穴から上記縦溝に棒状工具を挿入して該棒状工具を左右にこじることで上記ハンガーケースの取付位置を調整するようにしてなることを特徴とする請求項6に記載のハンガーケース固定装置。
【請求項8】
上記一対のハンガーケース支持部材に固定ネジでネジ止めされる上記ハンガーケースの下部を塞ぐカバーを備え、該カバーのネジ止め用の穴を下方向に滑らかに広がるガイド部を有するだるま穴とし、組立時に上記ハンガーケース支持部材に仮止めした固定ネジの胴部を上記だるま穴に通し、上記カバーを下へ落とし込むことで上記一対のハンガーケース支持部材の間隔が決められるようにしてなることを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れかに記載のハンガーケース固定装置。
【請求項9】
エレベータのハンガーケースが三方枠上梁より上方に配設され、該三方枠上梁上に立設されたハンガーケース支持部材に該ハンガーケースを固定するハンガーケース固定装置において、上記三方枠上梁の上部に互いに離間して突設された2つの取付座と、これら2つの取付座の両外側端部に跨る長さに形成され、上記ハンガーケース支持部材を受けるための水平枠と、この水平枠の両端部にそれぞれ立設可能に形成され、上記水平枠を介して上記取付座に取り付けたときに上記三方枠上梁の幅方向外側の面を構成する側面部材が該取付座の外側部に当接するように下方向に突設形成された当て板部を有する2つのハンガーケース支持部材とを備え、据付時に上記ハンガーケース支持部材を上記水平枠に立設固定した後、該水平枠を上記2つの取付座に固定するようにされてなることを特徴とするハンガーケース固定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明はエレベータのハンガーケース固定装置に関し、特に乗場戸閉装置を嵩上げした場合などに好ましく用いることができるハンガーケース固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ハンガーケースは建築のコンクリート壁にアンカーボルトで固定するか、または建築の壁にアンカーできないときは、建築側で手配される鳥居状に組まれた鋼製枠にボルト固定される。しかし三方枠とハンガーケースは何れも建物に対して確実に固定して戸の開閉による揺れを押さえる必要があるため、三方枠の上枠上面に角状の支え金を取り付けてそれにハンガーケースを取り付ける方法が採用されていた(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
一方、高級な意匠が要求されるエレベータでは豪華さを出すため、かご天井を高く構成してかごの戸閉装置を嵩上げしてその嵩上げ分に対応して扉高さの高いものが組み合わされる。またこのようなエレベータの場合、乗場の三方枠も豪華な幕板付きでその幕板にインジケータを備えたりするため、昇降路内からインジケータを点検できるように乗場戸閉装置を嵩上げして戸も嵩上げに対応して高いものが適用される。これにより三方枠とハンガーケースの間にインジケータの点検スペースが確保される、そのためハンガーケースの嵩上げに相当して三方枠とハンガーケースが上下に離れるので、三方枠上梁上に立設するハンガーケース支持部材を断面コ字状の形鋼など強化されたものにして、しかもハンガーケースの上部と下部の2箇所を固定して安定化させて支持していた。
【0004】
【特許文献1】特開平5−178570号公報(第1頁、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に示すものは三方枠とハンガーケースの固定例を示すものであるが、この例ではハンガーケースは嵩上げの必要がないタイプのため、支え金は平板で対応することができていた。
しかしハンガーケースを嵩上げする必要がある場合、三方枠とハンガーケースが上下に離れるので、三方枠上梁にハンガーケース支持部材を溶接して立設すると運搬や倉庫保管にスペースが必要なため、ハンガーケース支持部材を据付現地で三方枠受け金にボルト固定して、それにハンガーケースを取り付けていた。しかし、三方枠とハンガーケースが上下に離れているため、位置調整に時間が掛かるといった問題があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、三方枠上梁上にハンガーケースを嵩上げ固定する必要がある場合でも、運搬が容易で倉庫保管のスペースも特別な考慮が不要で、据付時の位置調整も容易で組立に時間のかからないハンガーケース固定装置を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明によるハンガーケース固定装置は、エレベータのハンガーケースが三方枠上梁より上方に配設され、該三方枠上梁上に立設された一対のハンガーケース支持部材に該ハンガーケースを固定するハンガーケース固定装置において、上記ハンガーケース支持部材を固定するための上記三方枠上梁の上部に設けられた取付座と、この取付座またはその近傍に設けられ、運搬時には上記ハンガーケース支持部材を上記三方枠上梁上に畳んで保持し、据付時には該ハンガーケース支持部材を起立させ得るように該ハンガーケース支持部材を係止する係止手段とを備えるようにしたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明においては、運搬時にはハンガーケース支持部材(以下、単に「支持部材」と呼ぶ)を三方枠上梁上に畳んで保持し、据付時には該支持部材を起立させ得るように該支持部材を係止する係止手段を備えるようにしたことにより、運搬、保管時に支持部材が突き出たりしないため邪魔にならず、運搬が容易で倉庫保管のスペースも特別な考慮が不要である。しかも据付時には畳んだ支持部材を起立固定するだけで位置調整もできるので、作業が容易で省力化が計れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
図1〜図4はこの実施の形態1によるハンガーケース固定装置を説明するもので、図1は支持部材を三方枠上梁に折り畳み収納した状態を示す要部背面図、図2は図1のハンガーケース固定装置の支持部材を回動立設した状態を示す要部背面図、図3は図1の支持部材を折畳み収納したときの部分詳細斜視図、図4は図1の支持部材を回動立設し、ハンガーケースを支持部材に設けられた舌状の係止部に掛ける状態を示す要部斜視図である。なお、各図を通じて同一符号は同一もしくは相当部分を示すものとする。図において、三方枠1の上部枠を構成する三方枠上梁11の両端部における上面部2箇所には、断面コ字状に形成され平らな面を上に向け、開口部側を下側にして三方枠上梁11上に溶接等で伏せるように固着されてなる取付座12がそれぞれ設けられている。
【0010】
各取付座12の上面部には、中央部にネジ穴12aが設けられ、矢印Cで示す乗場方向の外側(図3の左側)角部に切欠部12bが設けられ、さらに矢印Dで示す昇降路側の内側(図3の右側)角部にボルト軸受け部12cが上方に突出して形成されている。ハンガーケース2を固定するための支持部材3は、断面コ字状に形成された鋼材を用いた小柱からなり、その下端部と上記ボルト軸受け部12cを貫通する貫通孔(図示省略)に挿通された係止手段4を構成する係止ボルト41によって回動可能に保持されている。支持部材3の下端部における乗場側の外側角部には、起立させたときに切欠部12bに係合する凸部3aが設けられ、また、下端部を塞ぐ如く底板31が固着されている。なお、該底板31の中央部には貫通孔31aが設けられており、支持部材3を起立させたときに固定ボルト51を該貫通孔31aに挿通してネジ穴12aに螺合、締結させて係止する。なお、切欠き3bはその固定ボルト51を締結するときの工具操作用に設けられている。
【0011】
支持部材3の背面部における上下方向中央部には、ハンガーケース2の下端部を係止するための舌状の係止部32がプレスによる切り起こしによって突出形成されている。一方、ハンガーケース2の下端部には該係止部32に嵌合する凹部2aが設けられ、該凹部2aの側面は下側が広く、上側が狭くなるようにテーパ状に形成された傾斜面2bとなっている。なお、支持部材3の背面部には、ハンガーケース2の上部を固定するためのネジ穴3c、及びカバー(後述する実施の形態6の図14に図示)を固定するためのネジ穴3dなどが設けられている。なお、ハンガーケース2については詳細図示省略しているが、例えば乗場戸閉め装置が2枚戸中央開き戸などに使用される一般的なものであって、その構造の一部については後述する実施の形態6の図13に例示している。
【0012】
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。この実施の形態1では、三方枠1を構成する三方枠上梁11上の所定位置に予め取付座12を溶接固定し、ハンガーケース2を固定するための支持部材3を係止ボルト41及びナット(図示省略)からなる係止手段4にて取付座12のボルト軸受け部12cに軸支し、図1に示すように三方枠上梁11上に折り畳んだ状態で保管あるいは建築現場に運搬する。建築現場では、支持部材3を図2に示すように、係止ボルト41のまわりに矢印A、矢印Bのように回動してそれぞれ起立させ、取付座12の切欠部12bに支持部材3の下端部に設けた凸部3aを係合させることで位置決めが行われ、固定ボルト51を底板31の貫通孔31aに通して取付座12のネジ穴12aに締付固定することで、支持部材3が三方枠上梁11上に立設される。
【0013】
なお、上記係止ボルト41及びナット(図示省略)は支持部材3を折り畳むときは仮止め状態にしておき、支持部材3を三方枠上梁11上に立設したときに本締めすることで、強固に固定することができる。また、ハンガーケース2は、支持部材3の中間高さに設けた舌状の係止部32に落とし込むように該ハンガーケース2の凹部2aを嵌合させ、支持部材3の上部のネジ穴3cにハンガーケース2の上部を図示省略している固定ボルトで固定する。上記凹部2aには両側にテーパ状の傾斜面2bがあるのでそのテーパの作用で位置が中央にガイドされて規制される。
【0014】
上記のようにこの実施の形態1によれば、ハンガーケース2を固定するための支持部材3を折畳み状態で三方枠上梁11上に収納して工場から発送後、据付現地で三方枠1を仮設し支持部材3を回動立設し、三方枠1とハンガーケース2を固定するようにしたので、起立したときに三方枠1に対しハンガーケース2の位置が決まるように予め工場で設定できる。また、取付座12と支持部材3には切欠部12bと凸部3aからなる嵌合構造が用いられているので、据付時、支持部材3を回動起立させたときの支持部材3の位置決めが容易である。さらに、支持部材3の係止部32とハンガーケース2の凹部2aによる嵌合を用いたので、組付けるだけで三方枠1とハンガーケース2の位置が決まるため、調整が不要で据付の省力化が可能となる。また三方枠1の輸送時は支持部材3が三方枠上梁11上に折り畳まれて収納されているので邪魔にならず、しかも倉庫保管や輸送時の流通も改善できるといった効果も得られる。
【0015】
実施の形態2.
図5及び図6はこの発明の実施の形態2によるハンガーケース固定装置を説明するもので、図5は支持部材を畳んだ状態を一部切欠いて示す要部斜視図、図6(a)は支持部材を起立させたときの状態を示す要部斜視図、図6(b)は同じく支持部材を起立させたときの要部背面図である。この実施の形態2では、取付座12の内側(三方枠1の内側、図5では右側)方向の端部側上面に2つのボルト軸受け部12c、12dがそれぞれ上方に突出形成され、取付座12の外側(三方枠1の外側、図5の左側)方向の端部下側中央部にはナット12eがネジ穴を外側に向けて固着されている。
【0016】
そして、支持部材3として断面が角張ったC字状の小柱が用いられ、係止ボルト41は、ボルト軸受け部12c、支持部材3の背面部、支持部材3の前面曲げ刃部33、及びボルト軸受け部12dを順次貫通してナット(図示省略)に締結され、支持部材3を回動可能に保持している。また、支持部材3の側面部材3fは、背面部の下端面3eよりも下方に延出され、該側面部材3fの延出部分の中央部に固定ボルト52で締付け固定するためのテーパ付き切欠き部3gが形成されている。その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0017】
上記のように構成された実施の形態2では、ハンガーケースを固定する支持部材3の奥行き方向全幅を長い係止ボルト41により軸支しているため、安定した回動起立ができる。同時に、下端部の固定ボルト52の締め付け部をテーパ付き切欠き部3gとして構成したため、固定ボルト52を緩めた状態で支持部材3を回動起立させることにより、固定ボルト52のネジ部にテーパ付き切欠き部3gのテーパ部がガイドされる嵌合構造によって支持部材3の位置が容易に決まる。
これにより支持部材3の安定した軸支ができ、さらに支持部材3を起立させるときにはテーパ付き切欠き部3gのテーパと固定ボルト52のネジ部による嵌合構造によって位置決めを容易に行うことができる。
【0018】
実施の形態3.
図7及び図8はこの発明の実施の形態3によるハンガーケース固定装置を説明するもので、図7は支持部材3を畳んだ状態を一部切欠いて示す要部斜視図、図8(a)は支持部材3を起立させたときの状態を示す要部斜視図、図8(b)は同じく支持部材3を起立させたときの要部背面図である。この実施の形態3では、図示のように断面コ字状の受金からなる取付座12を、開口部が上を向くように三方枠上梁11上に固定し、実施の形態2と同様の断面が角張ったC字状の支持部材3が取付座12の内面ガイド部12fにガイドされて起立するようにしたものである。
【0019】
なお、取付座12の背面側(図7の手前側)の縦枠12gには、ばか穴12hが設けられ、起立させたときに対向する支持部材3の背面部にはネジ穴3hが螺設され、固定ボルト53及び係止ボルト41で支持部材3を取付座12に固定するように構成されている。なお、その他の構成は上記実施の形態2と同様である。
上記構成になる実施の形態3においては、実施の形態2と同様、支持部材3を係止手段4としての長い係止ボルト41で軸支することで安定した回動、起立が可能となる。また取付座12の両側面全部が内面ガイド部12fとなり、折畳み状態から回動起立まで一貫してガイドされるため、位置がずれる惧れがないなどの効果が得られる。
【0020】
実施の形態4.
図9及び図10はこの発明の実施の形態4によるハンガーケース固定装置を説明するもので、図9は支持部材3を畳んだ状態での要部組立斜視図、図10(a)は支持部材3を畳んだときの状態を示す要部背面図、図10(b)は支持部材3を起立させたときの要部背面図、図10(c)は図9に示すナットの形状を示す斜視図である。図において、取付座12は、三方枠上梁11上に立設された当て板12iと、一端部がこの当て板12iの内側(図9の手前側)上端から板厚分程度下がった位置に固着され、他端部方向に、三方枠上梁11と平行に形成された上面部、及び該上面部から他端部側側面にかけてR形状に滑らかに曲げられ、下端部が三方枠上梁11に固定された側面部を有する受金12jからなっており、該受金12jには、上面部からR形状部を経て側面部にわたって連続形成された長穴12kが設けられている。
【0021】
一方、小柱からなる支持部材3は下端部に底板31を有し、該底板31には上記受金12jの長穴12kに貫通する長穴31bが設けられ、係止ボルト42を底板31の長穴31bから受金12jの長穴12kに挿通し、受金12jの内側からR面付きのナット43で緩く締めることにより取付座12に係止されている。なお、この例では係止手段4は、上記受金12jの長穴12kと、上記底板31に設けられた長穴31bと、これら2つの長穴に挿通された係止ボルト42と、この係止ボルト42の先端部に螺合されたR面付きのナット43からなっている。
【0022】
上記のように構成された実施の形態4においては、受金12jのR形状部の長穴12kをガイドに、支持部材3を三方枠上梁11に折畳み収納した状態からスライドさせ、図10(b)の矢印Eで示すように回動起立させ、図10(b)に示すように支持部材3の下端部外側(図の左側)の面を当て板12iの突出部に当接させて、係止ボルト42及びR面付きのナット43を締付けることでハンガーケース(図示省略)の取付位置を容易に決めることができる。
【0023】
実施の形態5.
図11及び図12はこの発明の実施の形態5によるハンガーケース固定装置を説明するもので、図11は三方枠上梁と支持部材を示す分解斜視図、図12は図11の三方枠上梁に対する支持部材の取付方法を説明する背面図である。図において、断面コ字状の小柱からなる支持部材3は、三方枠1の両外側方向の側面を構成する側面部材3fの下端部を延伸した当て板部34を有し、底板31の中央部には固定ボルト54を挿通するための貫通孔31aが設けられている。該支持部材3は、2つの取付座12の両外側端部に跨る長さに形成された水平枠13の両端部にそれぞれ立設され、水平枠13に螺設されたネジ穴13aに固定ボルト54で締結することで固着される。水平枠13における支持部材3の立設位置の内側(中央部寄り)には固定ボルト55を挿通するための挿通孔13bが設けられており、三方枠上梁11上に固着された一対の取付座12のネジ穴12mに固定ボルト55で締結される。なお、取付座12の中央部には上記固定ボルト54の逃がし穴12nが設けられている。
【0024】
この実施の形態5では、工場で三方枠上梁11上に一対の取付座12を固着しておき、据付現場で支持部材3を水平枠13に固定ボルト54で取り付け、それを三方枠上梁11の左右の取付座12に取り付けるもので、水平枠13に取り付けた支持部材3の側面部材3fの下端部に設けられた当て板部34が三方枠上梁11の左右の取付座12の外側端部にそれぞれ当接することで、三方枠1、即ち三方枠上梁11と支持部材3の位置が決まる。これにより固定ボルト54を締付けることで、三方枠1と図示省略しているハンガーケースとの位置は確実に決められるものである。また、寸法が合わせ易く、運搬や保管に際しても、上記実施の形態1〜4と同様の効果が期待できる。
【0025】
実施の形態6.
図13及び図14はこの発明の実施の形態6によるハンガーケース固定装置を説明するもので、図13は三方枠とハンガーケースと建屋の関係を示す要部断面図、図14は図13の三方枠上梁と支持部材とカバーを示す斜視図である。図において、三方枠1は乗場側(図13の左側)と昇降路側(図13の右側)を仕切る建屋コンクリート8の開口部8aに設けられる。乗場側の上部には三方枠幕板14が設けられ、該三方枠幕板14に乗客に情報類を表示するインジケータ7が設けられる。また、三方枠上梁11上に立設された一対の支持部材3の背面側(図13の右側)にはハンガーケース2が取り付けられ、ハンガーケース2の下部にはカバー15が取り付けられる。
【0026】
ハンガーケース2には、乗場の戸61を吊っている戸車ユニット62を走行させるレール21が設けられており、さらに戸車ユニット62の昇降路側にはハンガーケースカバー22が設けられている。この実施の形態6では、ハンガーケース2の支持部材3相互に取り付けるカバー15の左右上下4箇所に、滑らかな傾斜面からなるガイド部15bを有するだるま穴15aが設けられており、支持部材3に取り付けた固定ネジ16を緩めて、そのネジ部をだるま穴15aに通し、カバー15を下に落とせば、だるま穴15aの大穴から小穴にかけてのガイド部15bにガイドされて、左右の支持部材3の位置が決まるようにしたものである。これにより支持部材3が振れなく確実にハンガーケース2を固定することができる。なお、支持部材3の三方枠上梁11に対する固定方法ないしは固定装置は上記実施の形態1〜5の何れであっても良い。
【0027】
実施の形態7.
図15はこの発明の実施の形態7によるハンガーケース固定装置における支持部材にハンガーケースを固定する場合の調整方法を説明する図であり、図15(a)はハンガーケースの下端部を示す斜視図、図15(b)はハンガーケースと支持部材の位置調整方法を説明する斜視図、図15(c)は縦溝を拡大して示す斜視図、図15(d)は上記縦溝に対応する位置に設けられたハンガーケースの穴を拡大して示す斜視図である。図において、ハンガーケース2の凹部2aの上部所定位置には穴2cが設けられている。一方、支持部材3の高さ方向中央部付近に設けられた舌状の係止部32の上部には、係止部32を切り起こしたことによって形成された穴32aに開口するスリット状の縦溝32bが設けられている。
【0028】
上記縦溝32bは、ハンガーケース2の凹部2aを舌状の係止部32に落とし込んだときに、ハンガーケース2の穴2cに略一致する位置に設けられている。なお、23はハンガーケース2の上部に設けられた固定用の穴2dを利用して該ハンガーケース2の上部を保持部材3に固定するためのネジ穴3cに螺合する固定ボルト、9はシノまたはマイナス(あるいはプラス)ドライバーなどの棒状工具である。なお、三方枠上梁11に対する支持部材3の固定方法ないしは固定装置は上記実施の形態1〜6の何れであっても良い。
【0029】
本実施の形態7では、支持部材3の係止部32上方に縦溝32bを設ける一方、ハンガーケース2の縦溝32bに対向する位置に穴2cを開けて、三方枠1とハンガーケース2の支持部材3が据付までの輸送中に外力で変形して位置が合わないなどの場合を想定し、そのような場合にハンガーケース2の位置を是正できるようにしたものである。位置が合わない時に、支持部材3の縦溝32bとハンガーケース2の穴2cにシノやマイナスドライバーなどの棒状工具9の先を入れて、図15(b)の矢印Fで示す左右方向にこじることで位置を簡単に調整することができる。
【0030】
ところで、以上の各実施の形態で説明したハンガーケースは乗場戸閉め装置が2枚戸中央開き戸に適用した場合を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば2枚戸片開き方式や2枚戸中央開戸、3枚戸片開戸、4枚戸中央開戸などにも適用できることは言うまでもない。また、取付座12は、三方枠上梁11上に直接取り付けても差し支えないし、板状の補強材などを介して取り付けても良い。また、係止手段4は取付座12に設けたが、取付座12の近傍でも差し支えない。さらに、取付座12に対する支持部材3の係止手段、係止位置、及び相互の嵌合構造、あるいは設置する取付座12や支持部材3の数など、実施の形態に例示したものに限定されるものでないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】この発明の実施の形態1によるハンガーケース固定装置の支持部材を三方枠上梁に折り畳み収納した状態を示す要部背面図。
【図2】図1のハンガーケース固定装置の支持部材を回動立設した状態を示す要部背面図。
【図3】図1の支持部材を折畳み収納したときの部分詳細斜視図。
【図4】図1の支持部材を回動立設し、ハンガーケースを支持部材に設けられた舌片部に掛ける状態を示す要部斜視図。
【図5】この発明の実施形態2によるハンガーケース固定装置の支持部材を畳んだ状態を一部切欠いて示す要部斜視図。
【図6】図6(a)は図5の支持部材を起立させたときの状態を示す要部斜視図、図6(b)は同じく支持部材を起立させたときの要部背面図。
【図7】この発明の実施形態3によるハンガーケース固定装置の支持部材を畳んだ状態を一部切欠いて示す要部斜視図。
【図8】図8(a)は図7の支持部材3を起立させたときの状態を示す要部斜視図、図8(b)は同じく支持部材を起立させたときの要部背面図。
【図9】この発明の実施形態4によるハンガーケース固定装置の支持部材を畳んだ状態での要部組立斜視図。
【図10】図10(a)は図9の支持部材を畳んだときの状態を示す要部背面図、図10(b)は支持部材を起立させたときの要部背面図、図10(c)は図9に示すナットの形状を示す斜視図。
【図11】この発明の実施の形態5によるハンガーケース固定装置の三方枠上梁と支持部材を示す分解斜視図。
【図12】図11の三方枠上梁に対する支持部材の取付方法を説明する背面図。
【図13】この発明の実施の形態6によるハンガーケース固定装置の三方枠とハンガーケースと建屋の関係を示す要部断面図。
【図14】図13に示す三方枠上梁と支持部材とカバーを示す斜視図。
【図15】この発明の実施の形態7によるハンガーケース固定装置における支持部材にハンガーケースを固定する場合の調整方法を説明する図で、図15(a)はハンガーケースの下端部を示す斜視図、図15(b)はハンガーケースと支持部材の位置調整方法を説明する斜視図、図15(c)は縦溝を拡大して示す斜視図、図15(d)は上記縦溝に対応する位置に設けられたハンガーケースの穴を拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
【0032】
1 三方枠、 11 三方枠上梁、 12 取付座、 12a ネジ穴、 12b 切欠部、 12c、12d ボルト軸受け部、 12e ナット、 12f 内面ガイド部、 12g 縦枠、 12h ばか穴、 12i 当て板、 12j 受金、 12k 長穴、 12m ネジ穴、 12n 逃がし穴、 13 水平枠、 ネジ穴13a 、 13b 挿通孔、 14 三方枠幕板、 15 カバー、 15a だるま穴、 15b ガイド部、 16 固定ネジ、 2 ハンガーケース、 2a 凹部、 2b 傾斜面、 2c、2d 穴、 21 レール、 22 ハンガーケースカバー、 23 固定ボルト、 3 支持部材、 3a 凸部、 3b 切欠き、 3c、3d ネジ穴、 3e 端面、 3f 側面部材、 3g テーパ付き切欠き部、 3h ネジ穴、 31 底板、 31a 貫通孔、 31b 長穴、 32 係止部、 32a 穴、 32b 縦溝、 33 前面曲げ刃部、 34 当て板部、 4 係止手段、 41、42 係止ボルト、 43 R面付きのナット、 51、52、53、54、55 固定ボルト、61 戸、 62 戸車ユニット、 7 インジケータ、 8 建屋コンクリート、 8a 開口部、 9 棒状工具。




 

 


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