Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
空気調和機の梱包装置 - 三菱電機株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 三菱電機株式会社

発明の名称 空気調和機の梱包装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−137464(P2007−137464A)
公開日 平成19年6月7日(2007.6.7)
出願番号 特願2005−332925(P2005−332925)
出願日 平成17年11月17日(2005.11.17)
代理人 【識別番号】100073759
【弁理士】
【氏名又は名称】大岩 増雄
発明者 中島 伸治 / 宮本 照雄 / 松本 直人 / 小嶋 和仁
要約 課題
室内機を内包する梱包体を落下させた時、室内機内部の部品にかかる衝撃荷重を緩和すると共に、長期にわたる段積み時の倒れを防止する。

解決手段
空気調和機の室内機1の側端部にそれぞれ装着され、上記側端部に嵌装される凹部2を有する一対の緩衝材4、5と、上記各緩衝材と上記室内機とを外装する段ボール6とを備えた空気調和機の梱包装置において、上記室内機の重心位置16に近い側端部に装着される緩衝材5の上記室内機の両側端部を結ぶ方向の厚さ寸法が上記室内機の他の側端部に装着される緩衝材4の対応方向の厚さ寸法より大きくした構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
空気調和機の室内機の側端部にそれぞれ装着され、上記側端部に嵌装される凹部を有する一対の緩衝材と、上記各緩衝材と上記室内機とを外装する段ボールとを備えた空気調和機の梱包装置において、上記室内機の重心位置に近い側端部に装着される緩衝材の上記室内機の両側端部を結ぶ方向の厚さ寸法が上記室内機の他の側端部に装着される緩衝材の対応方向の厚さ寸法より大きくしたことを特徴とする空気調和機の梱包装置。
【請求項2】
空気調和機の室内機の側端部にそれぞれ装着され、上記側端部に嵌装される凹部を有する一対の緩衝材と、上記各緩衝材と上記室内機とを外装する段ボールとを備えた空気調和機の梱包装置において、上記室内機のファンモータ位置に近い側端部に装着される緩衝材の上記室内機の両側端部を結ぶ方向の厚さ寸法が上記室内機の他の側端部に装着される緩衝材の対応方向の厚さ寸法より大きくしたことを特徴とする空気調和機の梱包装置。
【請求項3】
上記重心位置またはファンモータ位置に近い側端部に装着される緩衝材の上記室内機の両側端部を結ぶ方向の厚さ寸法を、上記室内機の他の側端部に装着される緩衝材の対応方向の厚さ寸法の1.1〜1.5倍としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の空気調和機の梱包装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は空気調和機、特にその室内機の梱包装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の空気調和機の室内機の梱包装置を図11に示す。図11(a)は空気調和機の側端部に装着される緩衝材と、その外装材である段ボールとを分離した状態を示す斜視図、図11(b)は上記緩衝材と空気調和機とを段ボールで外装した状態を示す斜視図である。
【0003】
空気調和機の梱包は、図11(a)に示すように、室内機1の背面側を下にし、室内機1の両側端部に、緩衝材4、5を装着する形で行なわれる。
各緩衝材4、5の一面には空気調和機1の側端部に嵌装される凹部2が形成されており、他面には把持部3が形成されている。
【0004】
緩衝材4、5を空気調和機の側端部に装着した後、これら全体を外装するスリーブ状の段ボール6が図11(b)に示されるように装着され、その外部にバンド7を装着して段ボール6と緩衝材4、5との抜け止めとしている。
【0005】
緩衝材4、5は発泡スチロールなどの発泡合成樹脂から構成され、その強度アップを図るために各緩衝材4、5の緩衝作用にあまり影響しない外角部4aおよび5aの上端から下端(図11で黒く塗っている部分)までを熱処理によって硬化させている。(例えば特許文献1参照)。
【0006】
このような構成とすることにより、衝撃緩衝効果を失うことなく、緩衝材の強化が図られ、緩衝材の破損が少なくなって、その再利用が容易になり、公害防止に役立つと共にバンド7が緩むなどの不具合も減少し、また、外装用の段ボール6の剛性によらずに梱包作業が容易にできる利点がある。
【0007】
【特許文献1】特開2003−26245号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の梱包装置における緩衝材は上述のように、発泡材の一部を熱処理によって硬化させているため、緩衝材の製造コストが高くなる他、緩衝材は空気調和機の落下時にバネ作用を呈し、内部の室内機に発生する衝撃荷重を和らげるものであるが、一部を硬化させるとバネが硬くなるため、衝撃荷重を減ずる効果が得られにくい。
【0009】
また、緩衝材の一部のみが硬化するため、梱包された室内機を高さ方向に複数積み上げた場合には、荷重が硬化した部分のみで支えられるため、積み荷が倒れやすくなるという問題点がある。
【0010】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、製造コストが従来と同等で、かつバネ作用を大きくし、梱包体を積み上げた場合にも倒れにくくすることができる空気調和機の梱包装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明に係る空気調和機の梱包装置は、空気調和機の室内機の側端部にそれぞれ装着され、上記側端部に嵌装される凹部を有する一対の緩衝材と、上記各緩衝材と上記室内機とを外装する段ボールとを備えた空気調和機の梱包装置において、上記室内機の重心位置に近い側端部に装着される緩衝材の上記室内機の両側端部を結ぶ方向の厚さ寸法が上記室内機の他の側端部に装着される緩衝材の対応方向の厚さ寸法より大きくしたものである。
【発明の効果】
【0012】
この発明に係る空気調和機の梱包装置は上記のように構成されており、重心位置に近い緩衝材の肉厚が大きくされているため、緩衝材のバネ定数が小さくなり、梱包した室内機が落下した場合にも内部の室内機にかかる衝撃荷重を小さくすることができる。また、重心位置から遠い側にある緩衝材側から落下した場合には、室内機自体のバネ定数と緩衝材のバネ定数とが直列となるため、室内機内部の部品が受ける衝撃荷重は小さくなる。
【0013】
また、重心位置により緩衝材の肉厚を配分すると、複数の梱包体を段積みした際に、緩衝材の支柱に発生する応力が一定となるために、高温、高湿での保管時に、緩衝材支柱がクリープ現象を起こして収縮するが、室内機の両側端部の各緩衝材には同一応力が発生するため、収縮率が同一となり、段積みが倒れにくくなる効果を持つものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、空気調和機の一般的な梱包装置を示す斜視図である。空気調和機の室内機1は両側の側端部がそれぞれ発泡スチロールなどで形成された緩衝材4、5の凹部2に嵌め込まれ、その周りが段ボール6によって覆われると共に、段ボールの端部は、ステイプルまたは接着剤にて固定される。
【0015】
図2は、図1の梱包装置を組み立てた梱包体を示す斜視図で、緩衝材4、5と室内機1の落下防止のため、外周をストラップ等のバンド7にて止めることが一般的である。
図3は、実施の形態1による梱包装置の構成を示す断面図で、図2における断面8を上方から見た図である。
【0016】
空気調和機の室内機1の内部は熱交換器10、ファンモータ11、ファン12、電子基板13で構成されている。ファンモータ11の重量は室内機1の中でも大きく、空気調和機の室内機1の重心位置16は、ファンモータ11側に片寄っている。さらに、ファンモータ11側には電子基板13など振動に弱い部品も多い。さらにまた、ファンモータ11側には配管と電気配線のメンテナンスのために、図4に示すようなコーナ部品17もあり、強度が弱い部品も多い。
【0017】
なお、重心位置16から遠い側にある緩衝材4の厚みCが空気調和機の剛性と比較して、ほぼ0.02から0.1程度であり、この平均が0.05であることから、重心位置16の比B/(A+B)に対して重心位置16に近い側にある緩衝材5の厚みDを遠い側にある緩衝材の厚みCとの比として求めると図5に示すようになる。
【0018】
この図から、空気調和機1の重心位置16が片側に15%寄った位置(図中0.35)で、緩衝材5の厚みを緩衝材4の厚みの1.3倍とすれば空気調和機1の一方の側端部からの落下あるいは他方の側端部からの落下時における衝撃力を均一化できることが分かる。
【0019】
緩衝材4、5の剛性には0.02〜0.1程度のばらつきがあるため、この厚みの±20%が設計の範囲となる。しかし、空気調和機の場合、一般に重心位置16が15%以上偏ることがないので、実施の形態1では緩衝材5の緩衝材4に対する厚み比を1.1倍から1.5倍程度以下とするものである。
【0020】
図6に梱包体9の落下時の様子を示す。図6(a)は重心に近い側にある緩衝材5側から落下した場合、図6(b)は重心から遠い側にある緩衝材4側から落下した場合を示している。いずれの側から落下した場合も、空気調和機の室内機1の側端部から重心までのバネ要素により、重心の荷重が決定される。
【0021】
バネ要素が硬い場合(バネ定数が大きい場合)には、重心への衝撃荷重は大きくなり、逆にバネ要素が柔らかい場合(バネ定数が小さい場合)には、重心への衝撃荷重は小さくなる。なお、重心への衝撃荷重は、ファンモータ11や熱交換器10の止め部にかかる荷重の総和であるので、重心への衝撃荷重が大きい場合には、ファンモータ11や熱交換器10の止め部にかかる応力が大きくなり、傷などが付く場合がある。
【0022】
重心18が緩衝材5に近い場合、緩衝材5のバネ要素22と、緩衝材5の内部にある室内機側端部から重心18までのバネ要素21に比べ、緩衝材4のバネ要素19と、緩衝材4の内部にある室内機側端部から重心18までのバネ要素20は、バネ定数が小さくなる。これは、側端部とファンモータ11の距離が異なるために、その間の樹脂部品の剛性が異なるために起こる。従来の梱包装置においては、緩衝材4と緩衝材5の肉厚が同じであったため、重心にかかる衝撃最大荷重は異なり、重心に近い緩衝材の方が衝撃荷重は大きくなる。
【0023】
図7に、従来の梱包装置の緩衝材を取り付けた梱包体を一定の高さから落下させた際の衝撃荷重と時間の関係を示す。同図中、Eは重心に近い側の緩衝材5側から落下した場合を示し、同図Fは重心から遠い側の緩衝材4側から落下した場合を示している。バネ定数が小さいと、バネがたわむ時間が大きくなり、重心にかかる衝撃荷重は減ぜられるため、重心と床間のバネ定数が大きいEとバネ定数の小さいFとでは、衝撃荷重の最大値が異なり、Fの方が小さくなる。
【0024】
図8に、実施の形態1による緩衝材4、5の厚みを変えた場合の落下時の様子を示す。符号は図6に対応させている。緩衝材の厚みを増加させると剛性が低減する。図9に実施の形態1による梱包体を落下させた場合の衝撃荷重と時間の関係を示す。同図中、Gは重心に近い側の緩衝材5側から落下した場合を示し、同図Hは重心から遠い側の緩衝材4側から落下した場合を示している。
【0025】
緩衝材5の厚みを、重心位置のずれ量に逆比例させているため、ほぼ衝撃荷重は反対側の緩衝材4側から落下した場合と同等になり、最大衝撃荷重を減ずることができる。これにより、ファンモータ11のサポートや電子基板3、コーナ部品17に発生する衝撃荷重を効果的に減少させ、また、逆側の緩衝材の厚みを適正化し、コストを低減することができる。
【0026】
また、実施の形態1によれば、高温での段積みにおける耐久性を上げることもできる。図10に従来の梱包装置と実施の形態1を段積みして長期保存した場合の状況を示す。
従来の梱包装置の場合は、熱硬化させた角部、もしくは緩衝材4、5の発泡部分で、上部の重量を受けることになる。発泡材、樹脂を20度以上で応力をかけると、クリープを引き起こす。圧縮応力が大きいとクリープによる収縮が大きくなるため、重心位置18が左右に片寄っている場合、緩衝材での圧縮応力が大きい側で、収縮が増加し、時間がたつにつれて図10(b)に示すように傾き始める。
【0027】
実施の形態1によれば、重心位置が片寄っている方の緩衝材の面積が大きいため、圧縮応力F1、F2が左右で均等化される効果があり、長時間にわたって段積みしても、図10(a)に示すように、倒れる危険性が非常に低くなる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】空気調和機の一般的な梱包装置を示す斜視図である。
【図2】図1の梱包装置を組み立てた梱包体を示す斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態1による梱包装置の構成を示す断面図である。
【図4】空気調和機の室内機におけるコーナ部品を示す斜視図である。
【図5】重心位置の比と緩衝材の厚さ比との関係を示す図である。
【図6】従来の梱包体の落下時におけるモデルを示す説明図である。
【図7】図6の梱包体の落下時における衝撃荷重と時間の関係を示す図である。
【図8】実施の形態1における梱包体の落下時におけるモデルを示す説明図である。
【図9】実施の形態1における梱包体の落下時における衝撃荷重と時間の関係を示す図である。
【図10】段積みして長期保存した場合の倒れの状況を示す説明図である。
【図11】従来の空気調和機の室内機の梱包装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0029】
1 室内機、 2 凹部、 4、5 緩衝材、 6 段ボール、 7 ストラップ、
8 断面、 10 熱交換器、 11 ファンモータ、 12 ファン、
13 電子基板、 16 空気調和機重心位置、 17 コーナ部品、 18 重心、
19 緩衝材4のバネ要素、 20、21 室内機の端部と重心間のバネ要素、
22 緩衝材5のバネ要素。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013