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発明の名称 エレベータシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−119103(P2007−119103A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−309896(P2005−309896)
出願日 平成17年10月25日(2005.10.25)
代理人 【識別番号】100057874
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照
発明者 武島 功児
要約 課題
本発明は、部品の消耗の度合いを均等にさせることができ、複数のエレベータを一括で保守点検する際に、保守効率を向上させることができるエレベータシステムを得ることを目的とするものである。

解決手段
複数のエレベータは、それぞれ各台制御装置1によりかごの運転、及びドアの開閉等を制御される。各台制御装置1は、群管理制御装置2に接続されている。群管理制御装置2は、通常運行モードと運行休止モードとを含む複数の運行モードにより、エレベータの運行をそれぞれ制御する。各台制御装置1は、運転制御手段1a、各台通信手段1b及び運転休止手段1cを有している。群管理制御装置2は、群管理制御手段2a、サービス状況判断手段2b、運行休止時間測定手段2c、運行休止エレベータ除外手段2d、運行休止エレベータ選択手段2e及び群管理通信手段2fを有している。
特許請求の範囲
【請求項1】
通常運行モードと運行休止モードとを含む複数の運行モードにより、複数のエレベータの運行をそれぞれ制御するとともに、計測した上記エレベータ毎の累計休止時間と現在のサービス状況とに応じて、上記エレベータ毎の運行モードを切り替える群管理制御装置
を備えていることを特徴とするエレベータシステム。
【請求項2】
上記群管理制御装置は、乗場からのかごの呼び登録状態を監視することによって、現在のサービス状況を判断することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
【請求項3】
上記群管理制御装置は、現在のサービス状況に応じて、累計休止時間が最も短く通常運行モードで制御されている上記エレベータを運行休止モードに切り替えるとともに、累計休止時間が最も長く運行休止モードで制御されている上記エレベータを通常運行モードに切り替えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータシステム。
【請求項4】
上記運行休止モードとは、かごの昇降を停止させるとともに、上記かご内の照明を消灯させる運行モードであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数のエレベータを一群として管理するエレベータシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベータの群管理制御装置は、サービス状況とかごの運転状況とに応じて、かごを休止状態にさせ、休止状態のかご内の照明を消灯させる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平8−73137号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来のエレベータの群管理制御装置は、各エレベータの休止状態の時間に対して無関係にエレベータを運行させており、エレベータ毎の使用頻度及び稼働時間がそれぞれ異なっていたため、エレベータ毎の部品の消耗の度合いに差が生じることがあった。このため、複数のエレベータを一括で保守点検する際には、エレベータ毎の交換部品が異なり、保守効率が低下していた。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、部品の消耗の度合いを均等にさせることができ、複数のエレベータを一括で保守点検する際に、保守効率を向上させることができるエレベータシステムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータシステムは、通常運行モードと運行休止モードとを含む複数の運行モードにより、複数のエレベータの運行をそれぞれ制御するとともに、計測したエレベータ毎の累計休止時間と現在のサービス状況とに応じて、エレベータ毎の運行モードを切り替える群管理制御装置を備えている。
【発明の効果】
【0007】
この発明のエレベータシステムは、各かごの累計休止時間と現在のサービス状態とに応じてエレベータ毎の運行モードをそれぞれ切り替えるので、部品の消耗の度合いを均等にさせることができ、複数のエレベータを一括で保守点検する際に、保守効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータシステムの制御系を示すブロック図である。図において、複数のエレベータは、それぞれ各台制御装置1を有している。各台制御装置1は、対応するエレベータのかごの運転、及びドアの開閉等を制御する。各台制御装置1は、群管理制御装置2に接続されている。群管理制御装置2は、複数のエレベータを一群のエレベータ群として一括管理している。また、群管理制御装置2は、通常運行モードと運行休止モードとを含む複数の運行モードにより、複数のエレベータの運行をそれぞれ制御する。ここで、運行休止モードとは、かごの昇降を停止させるとともに、かご内の照明を消灯させる運行モードである。
【0009】
各台制御装置1は、運転制御手段1a、各台通信手段1b及び運転休止手段1cを有している。運転制御手段1aは、各台制御装置1全体を制御する。これとともに、エレベータの動作は、運転制御手段1aにより制御される。各台通信手段1bは、群管理制御装置2との通信を行う。運転休止手段1cは、群管理制御装置2が対応するエレベータの運行モードを通常運行モードから運行休止モードに切り替えたことを受けて、かごの運転を停止させる。
【0010】
群管理制御装置2は、群管理制御手段2a、サービス状況判断手段2b、運行休止時間測定手段2c、運行休止エレベータ除外手段2d、運行休止エレベータ選択手段2e及び群管理通信手段2fを有している。群管理制御手段2aは、群管理制御装置2全体及び各台制御装置1を制御する。
【0011】
サービス状況判断手段2bは、各階の乗場とかごとの呼び登録状態を監視することによって、現在のサービス状況を判断する。また、サービス状況判断手段2bは、各階の乗場とかごとの呼び登録状態と、現在のサービス状況とに応じて、各階の乗場の予測待ち時間を算出する。ここで、予測待ち時間とは、呼び登録の発生した乗場に最も近いかごが、その乗場へ最短で到着するまでの予測時間である。
【0012】
運行休止時間測定手段2cは、休止経過時間を測定し、休止経過時間の累計である累計休止時間を算出する。休止経過時間とは、各エレベータの運行モードが通常運行モードから運行休止モードに切り替わった時点からの経過時間である。また、休止経過時間は、該当のエレベータの運行モードが運行休止モードから通常運行モードに切り替わることによって、リセットされる。
【0013】
運行休止エレベータ除外手段2dは、現在のサービス状況に応じて、累計休止時間が最も短く、通常運行モードで制御されているエレベータを選択する。運行休止エレベータ選択手段2eは、現在のサービス状況に応じて、累計休止時間が最も長く、運行休止モードとなっているエレベータを選択する。群管理通信手段2fは、複数の各台制御装置1と通信する。従って、群管理制御装置2は、計測したエレベータ毎の累計休止時間と、現在のサービス状況とに応じて、エレベータ毎の運行モードを切り替える。
【0014】
また、群管理制御装置2には、サービス状況毎に対応する所定休止台数が予め設定されている。群管理制御装置2は、サービス状況と所定休止台数とに基づいて、運行休止モードにさせるエレベータの台数を決定する。また、群管理制御装置2は、エレベータ群の中の少なくとも1台のエレベータの運行モードを通常運行モードに維持させる。
【0015】
さらに、群管理制御装置2には、運行休止モードに対応する所定待機時間が設定されている。所定待機時間とは、エレベータの運行モードを運行休止モードに維持させるための時間である。群管理制御装置2は、サービス状況が悪くなっている場合、又は休止経過時間と所定待機時間とを比較し、休止経過時間が所定待機時間を超過している場合に、運行休止モードとなっているエレベータの運行モードを通常運行モードに切り替える。
【0016】
ここで、各台制御装置1及び群管理制御装置2は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM、RAM及びハードディスク等)及び信号入出力部を持ったマイクロコンピュータ(図示せず)によりそれぞれ構成することができる。各台制御装置1のマイクロコンピュータの記憶部には、運転制御手段1a、各台通信手段1b及び運転休止手段1cの機能を実行するためのプログラムが格納されている。また、群管理制御装置2のマイクロコンピュータ記憶部には、群管理制御手段2a、サービス状況判断手段2b、運行休止時間測定手段2c、運行休止エレベータ除外手段2d、運行休止エレベータ選択手段2e及び群管理通信手段2fの機能を実行するためのプログラムが格納されている。
【0017】
さらに、運行休止時間測定手段2cが算出した各エレベータの累計休止時間のデータが事前にメモリ内に与えられた変数領域を超過すると、群管理制御装置2のマイクロコンピュータでオーバフロー(桁あふれ)が発生する。このオーバフローを防ぐために、累計休止時間のデータが所定値に達すると、運行休止時間測定手段2cは、エレベータ群における最も短い累計休止時間に基づいて、全エレベータの累計休止時間を算出し、既存の累計休止時間を更新する。新しい累計休止時間の関係を次式に示す。
(新しい累計休止時間)=(計測した累計休止時間)−(群中の最も短い累計休止時間)
【0018】
次に、動作について説明する。図2は、図1の群管理制御装置2による運行モードの切替動作を示すフローチャートである。図2の運行モードの切替動作は、所定の周期毎に繰り返される。まず、群管理制御装置2は、各階の予測待ち時間から所定休止台数を求める(ステップST1)。次に、群管理制御装置2は、運行休止モードとなっているエレベータの台数と、現在のサービス状況に対応する所定休止台数とを比較する(ステップST2及びST3)。そして、運行休止モードとなっているエレベータの台数が所定休止台数よりも多い場合(ステップST2のYES方向)、群管理制御装置2は、累計休止時間が最も長く運行休止モードとなっているエレベータを通常運行モードに切り替える(ステップST4)。そして、群管理制御装置2は、次の動作(ステップST8)へと移行する。
【0019】
また、運行休止モードとなっているエレベータの台数が所定休止台数よりも少ない場合(ステップST3のYES方向)、群管理制御装置2は、通常運行モードで運行を制御されている各エレベータの中から最も累計休止時間が短いエレベータを選択し、選択したエレベータを通常運行モードから運行休止モードへと切り替える(ステップST7)。そして、群管理制御装置2は、次の動作(ステップST8)へと移行する。
【0020】
さらに、運行休止モードとなっているエレベータの台数が所定休止台数と同数の場合(ステップST3のNO方向)、群管理制御装置2は、運行休止モードとなっているエレベータの中に休止経過時間が所定待機時間を超過したエレベータが有るかどうかを判断する(ステップST5)。所定待機時間を超過したエレベータが有る場合、群管理制御装置2は、運行休止モードとなっているエレベータの中から、累計休止時間が最も長いエレベータを、運行休止モードから通常運行モードへと切り替える(ステップST6)。
【0021】
そして、群管理制御装置2は、通常運行モードとなっている複数のエレベータの中から最も累計休止時間が短いエレベータを1台選択し、選択したエレベータを通常運行モードから運行休止モードへと切り替える(ステップST7)。そして、群管理制御装置2は、次の動作(ステップST8)へと移行する。
【0022】
一方、所定待機時間を超過したエレベータが無い場合、群管理制御装置2は、そのまま次の動作(ステップST8)へと移行する。
【0023】
そして、群管理制御装置2は、かごを割り当てすべき乗場呼び登録が発生したかどうかを確認する(ステップST8)。乗場呼び登録が発生した場合、群管理制御装置2は、通常運行モードで制御されているエレベータの中から割り当てるエレベータを選択し(ステップST9)、この運行モードの切替動作を終了させる。乗場呼び登録が発生しなかった場合、群管理制御装置2は、そのままこの運行モードの切替動作を終了させる。
【0024】
上記のようなエレベータシステムでは、各かごの累計休止時間と現在のサービス状態とに応じてエレベータ毎の運行モードをそれぞれ切り替えるので、各エレベータの稼働時間を均等にさせることができる。これに伴い、エレベータの部品の消耗の度合いを均等にさせることができる。また、複数のエレベータを一括で保守点検する際に、エレベータの部品交換点数を統一可能なため、保守効率を向上させることができる。
【0025】
また、群管理制御装置に所定待機時間を設定することによって、運行休止モードとなったエレベータの運行モードを所定待機時間切り替えないので、各エレベータの運行休止モードへ移行した回数(使用頻度)を均等にさせることができ、かご内の照明等の点灯・消灯切り替えによる劣化の度合いをエレベータ群内で均等にさせることができる。
【0026】
なお、実施の形態1では、累計休止時間のデータが一定値に達した時に既存の累計休止時間をリセットしていたが、エレベータ群の一括保守点検を受けた際に、作業員から既存の累計休止時間をリセットされてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】この発明の実施の形態1によるエレベータシステムの制御系を示すブロック図である。
【図2】図1の群管理制御装置による運行モードの切替動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0028】
2 群管理制御装置。




 

 


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