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発明の名称 乗客コンベアの安全装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−112595(P2007−112595A)
公開日 平成19年5月10日(2007.5.10)
出願番号 特願2005−307352(P2005−307352)
出願日 平成17年10月21日(2005.10.21)
代理人 【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
発明者 水野 幸臣
要約 課題
櫛歯の損傷や変形や浮上りが起きない細紐状のものが挟まれた場合でも異常の検出が可能であり、乗客コンベアを緊急停止させることができる乗客コンベアの安全装置を得る。

解決手段
乗客コンベアの移動ステップ2と、乗客コンベアの乗降口のマンホール床に設けられ、移動ステップ2の上面と先端側下面が対向する櫛歯基部4と、櫛歯基部4の先端側下面に設けられた櫛歯4aと、櫛歯基部4の先端側下面且つ櫛歯の相互の谷の天井に設けられ、押圧されることに反応して乗客コンベアを停止させる感圧素子5aを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
乗客コンベアの移動ステップと、
乗客コンベアの乗降口のマンホール床に設けられ、前記移動ステップの上面と先端側下面が対向する櫛歯基部と、
この櫛歯基部の先端側下面に設けられた櫛歯と、
前記櫛歯基部の先端側下面且つ前記櫛歯の相互の谷の天井に設けられ、押圧されることに反応して乗客コンベアを停止させる感圧素子と、
を備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全装置。
【請求項2】
乗客コンベアの移動ステップと、
乗客コンベアの乗降口のマンホール床に設けられ、前記移動ステップの上面と先端側下面が対向する櫛歯基部と、
この櫛歯基部の先端側下面に設けられた櫛歯と、
前記櫛歯側面全てを横方向に貫通するように設けられた通し穴と、
前記櫛歯基部の先端側下面に、前記通し穴に挿入されて設けられ、押圧されることに反応して乗客コンベアを停止させる感圧素子と、
を備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全装置。
【請求項3】
感圧素子は一部分が櫛歯基部の先端部から突出するように設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの安全装置。
【請求項4】
感圧素子は瞬間的に押圧されることには反応せず、瞬間の押圧が繰り返される場合、もしくは押圧が例えば0.5秒から1秒以上継続する場合に反応するように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の乗客コンベアの安全装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、乗客コンベア乗降口において異常発生時に乗客コンベアを緊急停止させる乗客コンベアの安全装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の乗客コンベアの安全装置においては、乗客コンベア乗降口の櫛歯に横方向に貫通した穴を開け光通路として光軸を貫通させ、櫛歯の変形、破損により光軸が遮られることを異常検出とし乗客コンベアを停止させるものがある(例えば特許文献1参照)。また櫛歯の下側へ可撓性チューブを直線に配置し該チューブの片側へ発光素子と反対側へ受光素子からなるセンサーを設け、この可撓性チューブの変形で光軸が遮られ、櫛歯の破損変形または異物の進入を異常検出とし乗客コンベアを停止させるものがある(例えば特許文献2参照)。また乗客コンベアのステップ乗降口の櫛歯に導電線を埋め込み、これに電流を通し櫛歯の変形や破損により電流が遮断されたのを異常検出として乗客コンベアを停止させるものがある(例えば特許文献3または4参照)。
【0003】
【特許文献1】特開昭63−272772号公報
【特許文献2】特開平4−153195号公報
【特許文献3】特開平7−25575号公報
【特許文献4】特開平6−32579号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の乗客コンベアの安全装置では、乗客のアクセサリーとしてカバン等に繋いだ飾り紐、ファッションで衣類から垂らした飾り紐、または抱きかかえたペットの首紐等、細紐状のものが誤ってステップの隙間に引掛り、そのまま降り口において櫛歯に挟み込まれるなどの異常時には細紐は櫛歯を破損させる又は変形や浮上りさせる力がない場合が多い。このような場合、安全装置は異常を検出できず乗客コンベアは運転を続けてしまうため、乗客の転倒につながり、また後続の乗客がどんどん降り口で重なり将棋倒しとなってしまうという問題点があった。また特に登行きの乗客コンベアにおいては乗客の下げたカバンなどが前のステップに近接するため、カバンなどにぶら下げた携帯電話の飾り紐がステップの隙間に引っかかる確率が高いことがこの問題点につながり易いものとなっていた。
【0005】
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、乗客コンベアの乗降口に設けられた櫛歯とステップの隙間に、櫛歯の損傷や変形、浮上りが起きない細紐状のものが挟まれた場合でも異常の検出が可能であり、乗客コンベアを緊急停止させることができる乗客コンベアの安全装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る乗客コンベアの安全装置においては、乗客コンベアの移動ステップと、乗客コンベアの乗降口のマンホール床に設けられ、移動ステップの上面と先端側下面が対向する櫛歯基部と、櫛歯基部の先端側下面に設けられた櫛歯と、櫛歯基部の先端側下面且つ櫛歯の相互の谷の天井に設けられ、押圧されることに反応して乗客コンベアを停止させる感圧素子を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、櫛歯の損傷や変形や浮上りが起きない細紐状のものが挟まれた場合においても異常の検出を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの安全装置を備えた登行きの乗客コンベアとこの乗客コンベアの降り口付近で異常の発生した乗客を示す縦断面図、図2は図1におけるA部詳細図、図3は図2におけるB部詳細図、図4は乗客コンベア降り口のステップと櫛歯部分を示す斜視図、図5はステップ溝と櫛歯と貼り付けられた感圧素子の相互関係を示す斜視図、図6はステップ溝と櫛歯と感圧素子の関係を示す断面図、図7は櫛歯基部の1ユニットと感圧センサーの関係を示す斜視図である。
図において、1は登り方向の乗客コンベア、2は上面に乗客を乗せて上昇移動する乗客コンベア1の移動ステップ、3は乗客コンベア1の降り口となるマンホール床で、移動ステップ2の最上段の上方に近接するものである。4はマンホール床3の移動ステップ2側を延長するように設けられ、マンホール床3と移動ステップ2上面との近接部の段差をなだらかとし乗客の乗降を安全とする櫛歯基部である。また櫛歯基部4は分割可能な複数のユニットが横方向一列に連結されて構成されており、マンホール床3と移動ステップ2の近接部全域をカバーするものである。4aは櫛歯基部4の先端側(乗客ステップ2側)下面に下方及び先端方向に突出して設けられた複数の櫛歯である。複数の櫛歯4aとこれら相互間の櫛歯の溝4bの延在方向は移動ステップ2の進行方向となるよう設けられている。これら複数の櫛歯4a及び櫛歯の溝4bは、移動ステップ2の上面全域にこの移動ステップ2の進行方向に向かって設けられた複数のステップ溝の山2a及びステップ溝の谷2bと非接触で噛み合っているため、移動ステップ2とマンホール床3との間に物が挟まれる事を防ぐことができる。
5はこの発明の特徴となる複数の感圧センサーである。複数の感圧センサー5は櫛歯基部4の一ユニット毎に設けられ複数の感圧素子5a及び導線5bで構成される。感圧素子5aは、複数の櫛歯の溝4bの天井、つまり櫛歯の基板4の先端側下面に一部分が櫛歯基部4の先端部から突出するように貼り付けられている。導線5bは複数の感圧素子5aを直列に結び、且つ両端の感圧素子5aと乗客コンベア1の緊急停止システム(図示せず)とを接続している。ここでいずれかの感圧素子5aは押圧されることに反応して信号を発し、この信号が異常検出として導線5bを通して緊急停止システムに伝えられ、乗客コンベア1の運転を緊急停止させるものである。
6は降り口付近で異常のあった乗客、6aは乗客6の後続の乗客、7は乗客6の手荷物から垂れ下がった携帯電話の飾り紐である。
【0009】
このように構成された乗客コンベアの安全装置において、図1〜図3は登行き乗客コンベア1に乗った乗客6の手荷物から垂れ下がった携帯電話の飾り紐7が、移動ステップ2の隙間に引掛り、降り口において櫛歯の基部4及びマンホール床3の下方に引き込まれた様子を示すものである。このとき乗客6は反射的に紐7を引き抜こうと上方に引張る。このとき紐7はいずれかの櫛歯の溝4bに入り込んで上方に引き上げる力をかけることとなり、これによってこの櫛歯の溝4b天井に貼り付けられた感圧素子5aを押圧することとなる。感圧素子5aは押圧されることにより反応して信号を発し、この信号が異常検出として導線5bを通して緊急停止システムに伝えられ乗客コンベア1の運転を緊急停止させることができる。
【0010】
これにより、降り口付近で異常のあった乗客6の転倒や、乗客6に続く乗客6aの将棋倒しを防ぐことができる。
【0011】
また、櫛歯の基部4または櫛歯4aが損傷や変形や浮上りが起きない場合においても異常検出が可能となり、乗客コンベアを停止させることができる。
【0012】
また、感圧センサーの感圧素子は薄くスペースを取らないので櫛歯の溝4bの狭い間隔にも取付がしやすく、櫛歯基部の先端から突出させるなど、細紐に反応しやすい位置に取付けることができる。なお感圧素子5aは、櫛歯の基部4の先端部から突出するように貼り付けたが、櫛歯基部4の先端部とほぼ同位置であってもよい。
【0013】
実施の形態2.
図8はこの実施の形態2における図7相当図である。図8においては実施の形態1と同一又は相当部には同符号を付しているので説明を省略する。
図において感圧センサー5は横方向に長い板状の感圧素子5c、及び導線5bで構成される。板状の感圧素子5cの長さは櫛歯基部4の一ユニットの横幅と同様である。4cは複数の櫛歯4a側面全てを横方向一直線に貫通する通し穴で、その形状は感圧素子5cの断面形状に対応したものである。また通し穴4cには感圧素子5cが差込まれて感圧素子5cと通し穴4cは接着されており、また感圧素子5cの櫛歯の溝4bにおける位置は、実施の形態1の感圧素子5aと同位置となるように設けられるものである。
【0014】
これにより、上記実施の形態1と同様の効果を得るとともに、櫛歯の溝4bに感圧素子を貼り付ける手間が省け、また感圧素子間の導線を省け、製作を簡素化してコストを下げることができる。
【0015】
また、通し穴に感圧素子を通すことで接着による剥がれを防ぐことができる。
【0016】
また櫛歯基部4の一ユニット毎に一つの感圧素子5cを装着しているため、感圧素子の故障箇所をすぐに見つけることができ、その不良ユニットの交換で済むために保守性を向上させることができる。
【0017】
また本例では一ユニット毎に感圧素子を分けたが全櫛歯の長穴に一つの感圧素子を通しで貫通させて製作しても良いのは言うまでもない。
【0018】
実施の形態3.
この実施の形態3においては、上述の実施の形態1及び2における感圧素子が押圧された時に発する信号に対しての緊急停止システムの反応を調整したものである。すなわち、感圧素子が瞬間的に押圧された時には反応せず、瞬間的に押圧されることが断続的に続く場合、もしくは押圧が例えば0.5秒から1秒以上継続する場合に反応するように制御する。
【0019】
これにより移動ステップ2上面に付着したタバコの吸殻や細かいゴミ等、感圧素子に当り次の瞬間には櫛歯をすり抜けるものには反応しないため、安全装置の誤作動による乗客コンベアの停止を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】この発明の実施の形態1おける乗客コンベアの安全装置を備えた登行きの乗客コンベアとこの乗客コンベアの降り口付近で異常の発生した乗客を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるA部詳細図である。
【図3】図2におけるB部詳細図である。
【図4】乗客コンベア降口のステップと櫛歯部分を示す斜視図である。
【図5】ステップ溝と櫛歯と貼り付けられた感圧素子の相互関係を示す斜視図である。
【図6】ステップ溝と櫛歯と感圧素子の関係を示す断面図である。
【図7】櫛歯の基部の1ユニットと感圧センサーの関係を示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態2における図7相当図である。
【符号の説明】
【0021】
1 乗客コンベア、2 移動ステップ、2a ステップ溝の山、2b ステップ溝の谷、3 マンホール床、4 櫛歯基部、4a 櫛歯、4b 櫛歯の溝、4c 通し穴、5 感圧センサー、5a、5c 感圧素子、5b 導線、6、6a 乗客、7 細紐。




 

 


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