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発明の名称 乗客コンベアの異常検出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−112574(P2007−112574A)
公開日 平成19年5月10日(2007.5.10)
出願番号 特願2005−305700(P2005−305700)
出願日 平成17年10月20日(2005.10.20)
代理人 【識別番号】100057874
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照
発明者 高椋 博幸 / 岩田 明夫
要約 課題
この発明は、異常検出状態をより確実に保持することができる乗客コンベアの異常検出装置を提供することを目的とするものである。

解決手段
安全装置接点15〜17は、乗客コンベアで異常が発生した際に開かれる。各安全装置接点15〜17には、ラッチリレー復帰コイル30r〜33rが並列に接続されている。ラッチリレー復帰コイル30r〜33rは、安全装置接点15〜17が開かれた場合に付勢される。その付勢に応じて、ラッチリレー接点30a〜33a,30b〜33bが復帰される。ラッチリレー接点30a〜33a,30b〜33bは、セットスイッチ36が操作され、ラッチリレー作動コイル30s〜33sが付勢されるまで復帰状態を保持する。
特許請求の範囲
【請求項1】
乗客コンベアで異常が発生した際に開かれる異常検出用接点、及び
上記安全装置接点に対して並列に接続されている復帰コイルと、上記復帰コイルが付勢された場合に復帰されるとともに、上記復帰コイルが消勢された後にも復帰状態を保持するようになっている異常状態記録用接点とを有する状態記録部
を備えていることを特徴とする乗客コンベアの異常検出装置。
【請求項2】
上記異常検出用接点は、上記乗客コンベアを起動するための起動コイルと電源との間に介在されており、
上記異常状態記録用接点は、上記復帰コイルに対して直列に接続されるとともに、上記異常検出用接点に対して上記復帰コイルとともに並列に接続され、上記復帰コイルが付勢された際に開かれる異常検出時停止用接点を含むことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの異常検出装置。
【請求項3】
上記異常検出用接点は、上記乗客コンベアを起動するための起動コイルと電源との間に介在されており、
上記異常状態記録用接点は、上記異常検出用接点に対して直列に接続され、上記復帰コイルが付勢された際に開かれる異常停止保持用接点を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベアの異常検出装置。
【請求項4】
上記乗客コンベアでの異常内容を報知する報知部
をさらに備え、
上記異常状態記録用接点は、上記報知部に接続されている少なくとも1つの異常内容検出用接点を含み、
上記報知部は、上記異常内容検出用接点の開閉状態に基づいて、上記乗客コンベアでの異常内容を判定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の乗客コンベアの異常検出装置。
【請求項5】
上記乗客コンベアを起動するための起動コイルと電源との間に介在され、上記異常検出用接点が開かれた場合に開かれる停止指令信号接点、及び
上記停止指令信号接点と上記起動コイルとに対して並列に接続されるとともに、上記復帰コイルを上記電源に対して接続する復帰コイル用電源ライン
をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の乗客コンベアの異常検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばエレベータや動く歩道等の乗客コンベアでの異常を検出する乗客コンベアの異常検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来装置では、駆動装置を起動する起動用コイルは、安全装置の接点を介して電源に接続されており、乗客コンベアで異常が発生し安全装置が動作されると、安全装置の接点が開かれるとともに起動用コイルが消勢され、駆動装置の動作が停止される。乗客コンベアの制御回路には、この安全装置の異常検出動作を記憶するための動作記憶用電磁接触器が組み込まれている。そして、安全装置の接点の開成に応じて動作記憶用電磁接触器内で自己保持回路が形成されることで、異常検出状態が保持されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平8−324945号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来の乗客コンベアの異常検出装置では、安全装置の接点が開成に応じて動作記憶用電磁接触器内で自己保持回路が形成されることで、異常検出状態が保持されているので、例えばノーヒューズ遮断器の開放や停電等で電源が遮断されると各接点が初期状態に戻ってしまい、異常検出状態が保持されない。このため、異常停止原因が判らない状態で乗客コンベアが再起動され、乗客コンベアが破損されることがある。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、異常検出状態をより確実に保持することができる乗客コンベアの異常検出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る乗客コンベアの異常検出装置は、乗客コンベアで異常が発生した際に開かれる異常検出用接点、及び安全装置接点に対して並列に接続されている復帰コイルと、復帰コイルが付勢された場合に復帰されるとともに、その復帰コイルが消勢された後にも復帰状態を保持するようになっている異常状態記録用接点とを有する状態記録部を備える。
【発明の効果】
【0007】
この発明の乗客コンベアの異常検出装置によれば、復帰コイルは、安全装置接点に対して並列に接続され、異常状態記録用接点は、復帰コイルが付勢された場合に復帰されるとともに、その復帰コイルが消勢された後にも復帰状態を保持するようになっているので、仮に停電等が発生したとしても、異常状態記録用接点の復帰状態は保持され、より確実に異常検出状態を保持させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による乗客コンベア装置の制御回路を示す回路図である。図において、踏段及び移動手摺を駆動する電動機1は、第1及び第2の起動用電磁接触器接点3a,4aを介して交流電源6に接続されている。第1及び第2の起動用電磁接触器接点3a,4aは、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル(起動コイル)3,4が付勢(励磁)されている際に閉じられ、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4が消勢(消磁)されている際に開かれる。つまり、第1及び第2の起動用電磁接触器接点3a,4aは、常開接点(a接点)である。
【0009】
第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4は、第1及び第2の起動スイッチ8,9と、第1〜第3の安全装置接点15〜17と、非常停止用押しボタンスイッチ19と、異常停止保持用接点22aとを介して交流電源6に接続されている。
【0010】
第1及び第2の起動スイッチ8,9は、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4を付勢するかどうかを操作するためのものである。第1の起動スイッチ8が閉じられ、第1の起動用電磁接触器コイル3が付勢されると、接点3cが閉じられ、自己保持回路が形成される。また、第1の起動用電磁接触器コイル3が付勢されると、接点3bが開かれ、第2の起動用電磁接触器コイル4と交流電源6との間が切断される。換言すると、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4は、いずれか一方が付勢されるときに他方が消勢されるようになっている。
【0011】
第1〜第3の安全装置接点15〜17は、乗客コンベアでの異常発生を検出する安全装置の接点である。乗客コンベアで異常が発生した際には、第1〜第3の安全装置接点15〜17は開かれる。非常停止用押しボタンスイッチ19は、乗客コンベアの運転を停止させる際に操作されるものである。非常停止用押しボタンスイッチ19は、乗客コンベアの運転が停止される際に操作され開かれる。つまり、乗客コンベアで異常が発生した際、及び乗客コンベアの運転が停止される際には、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4と交流電源6との間が切断される。また、第1〜第3の安全装置接点15〜17及び非常停止用押しボタンスイッチ19は、常閉接点(b接点)である。なお、この実施の形態では、異常検出用接点は第1〜第3の安全装置接点15〜17と非常停止用押しボタンスイッチ19とを有している。
【0012】
異常停止保持用接点22aは、異常停止保持用コイル22が付勢されている際に閉じられる。異常停止保持用コイル22は、互いに直列に接続された複数のラッチリレー接点30a〜33aを介して交流電源6に接続されている。つまり、少なくとも1つのラッチリレー接点30a〜33aが開かれている場合には、異常停止保持用コイル22が消勢され、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4と交流電源6との間が切断される。
【0013】
ラッチリレー接点30a〜33aは、第1〜第4のラッチリレーの接点である。第1〜第4のラッチリレーは、ラッチリレー接点30a〜33a,30b〜33bと、第1〜第4のラッチリレー作動コイル(セットコイル)30s〜33sと、第1〜第4のラッチリレー復帰コイル(リセットコイル)30r〜33rとを有している。ラッチリレー接点30a〜33a,30b〜33bは、第1〜第4のラッチリレー作動コイル30s〜33sが付勢された際に閉じられ(作動され)、第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rが付勢された際に開かれる(復帰される)。つまり、ラッチリレー接点30a〜33a,30b〜33bは、ラッチリレー作動コイル30s〜33sが付勢されると、ラッチリレー復帰コイル30r〜33rが付勢されるまで閉成状態を保持し、ラッチリレー復帰コイル30r〜33rが付勢されると、ラッチリレー作動コイル30s〜33sが付勢されまで開成状態を保持するようになっている。
【0014】
第1〜第4のラッチリレー作動コイル30s〜33sは、セットスイッチ36を介して交流電源6に接続されている。セットスイッチ36は、ラッチリレー作動コイル30s〜33sを付勢するための操作スイッチである。また、各ラッチリレー作動コイル30s〜33sは互いに並列に接続されている。
【0015】
第1のラッチリレー復帰コイル30rには、ラッチリレー接点30bが直列に接続されている。第1のラッチリレー復帰コイル30r及びラッチリレー接点30bは、非常停止用押しボタンスイッチ19に並列に接続されている。第1のラッチリレー復帰コイル30r及びラッチリレー接点30bは、非常停止用押しボタンスイッチ19に対応している。
【0016】
第2のラッチリレー復帰コイル31rには、ラッチリレー接点31bが直列に接続されている。第2のラッチリレー復帰コイル31r及びラッチリレー接点31bは、第1の安全装置接点15に対して並列に接続されている。換言すると、第2のラッチリレー復帰コイル31r及びラッチリレー接点31bは、第1の安全装置接点15に対応している。同様に、第3及び第4のラッチリレー復帰コイル32r,33r及びラッチリレー接点32b,33bは、第2及び第3の安全装置接点16,17に対してそれぞれ並列に接続されている。第3及び第4のラッチリレー復帰コイル32r,33r及びラッチリレー接点32b,33bは、第2及び第3の安全装置接点16,17にそれぞれ対応している。
【0017】
第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33r及びラッチリレー接点30b〜33bは、互いに直列に接続されている。第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33r及びラッチリレー接点30b〜33bは、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4に対して直列に接続されている。第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rが付勢され、ラッチリレー接点30b〜33bが開かれると、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4と交流電源6との間が切断される。なお、この実施の形態では、異常検出時停止用接点はラッチリレー接点30b〜33bを有している。状態保持部は、第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rと、ラッチリレー接点30a〜33a,30b〜33bとを有している。
【0018】
次に、動作について説明する。図1に示すセットスイッチ36が操作されると、第1〜第4のラッチリレー作動コイル30s〜33sが付勢されるとともに、ラッチリレー接点30a〜33a,30b〜33bが閉じられる。これに応じて、異常停止保持用コイル22が付勢されるとともに、異常停止保持用接点22aが閉じられ、異常検出待機状態となる。このとき、非常停止用押しボタンスイッチ19及び安全装置接点15〜17は閉じられているので、第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rは付勢されない。
【0019】
この異常検出待機状態時に、第1又は第2の起動スイッチ8,9が閉じられると、第1又は第2の起動用電磁接触器コイル3,4が付勢されるとともに、第1又は第2の起動用電磁接触器接点3a,4aが付勢され乗客コンベアが起動される。乗客コンベアの起動後に、乗客コンベアで異常が発生し、例えば安全装置接点15が開かれると、ラッチリレー接点31bが閉じられているので、安全装置接点15に対応している第2のラッチリレー復帰コイル31rが付勢される。これに応じて、ラッチリレー接点31a,31bが開かれ、異常停止保持用コイル22が消勢されるとともに異常停止保持用接点22aが開かれ、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4と交流電源6との間が切断される。即ち、乗客コンベアの運転が停止される。そして、セットスイッチ36が再度操作されるまで、ラッチリレー接点31a,31b及び異常停止保持用接点22aの開成状態が保持されるとともに、乗客コンベアの運転停止状態が保持される。
【0020】
このような乗客コンベアの異常検出装置では、第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rは、対応する第1〜第3の安全装置接点15〜17と非常停止用押しボタンスイッチ19とに対してそれぞれ並列に接続され、ラッチリレー接点30b〜33b及び異常停止保持用接点22aは、第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rが付勢された場合に開かれるとともに、その第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rが消勢された後にも開状態を保持するようになっているので、仮に停電等が発生したとしても、ラッチリレー接点30b〜33b及び異常停止保持用接点22aの開成状態は保持され、より確実に異常検出状態を保持させることができる。
【0021】
また、第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rにラッチリレー接点30b〜33bがそれぞれ直列に接続されているので、乗客コンベアで異常が発生し、第1〜第4のラッチリレー復帰コイル30r〜33rが付勢された際に、ラッチリレー接点30b〜33bが開かれることで、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4と交流電源6との間を切断することができるとともに、乗客コンベアの運転を停止させることができ、セットスイッチ36が再度操作されるまでその乗客コンベアの停止状態をより確実に保持させることができる。つまり、停止原因が判らないままでの乗客コンベアの再起動をより確実に阻止することができる。
【0022】
さらに、第1〜第3の安全装置接点15〜17及び非常停止用押しボタンスイッチ19に異常停止保持用接点22aが直列に接続されているので、仮に第1〜第3の安全装置接点15〜17及び非常停止用押しボタンスイッチ19として、作動後に自動復帰される瞬時動作型スイッチが用いられていたとしても、セットスイッチ36が再度操作されるまで乗客コンベアの停止状態をより確実に保持することができる。
【0023】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による乗客コンベアの制御回路を示す回路図である。この実施の形態2の制御回路は、乗客コンベアの異常停止を検出するための回路が、実施の形態1の制御回路に組み込まれたものである。図において、異常停止保持用接点22aには、通常停止操作用スイッチ43が直列に接続されている。通常停止操作用スイッチ43は、乗客コンベアの運転を停止させるための操作スイッチである。交流電源6には、通常停止操作用スイッチ43を介して、第1及び第2の起動用電磁接触器接点3f,4f,3e,4eと、異常停止検出用電磁接触器コイル39と、タイマリレーコイル40と、タイマリレー接点40Tとが接続されている。
【0024】
第1及び第2の起動用電磁接触器接点3f,4fとタイマリレー接点40Tとは、互いに並列に接続されている。タイマリレーコイル40は、それら第1及び第2の起動用電磁接触器接点3f,4fとタイマリレー接点40Tとに対して直列に接続されている。第1及び第2の起動用電磁接触器接点3f,4fは、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4が付勢されている際に閉じられる。タイマリレーコイル40は、第1及び第2の起動用電磁接触器接点3f,4fが閉じられている際、即ち乗客コンベアが起動されている際に付勢される。タイマリレー接点40Tは、タイマリレーコイル40が付勢された後に所定時間を置いて閉じられる。つまり、乗客コンベアが起動された際に、タイマリレーコイル40及びタイマリレー接点40Tによって自己保持回路が形成される。
【0025】
第1及び第2の起動用電磁接触器接点3e,4eと異常停止検出用電磁接触器コイル39とは、第1及び第2の起動用電磁接触器接点3f,4fとタイマリレー接点40Tとに対して直列に接続されている。第1及び第2の起動用電磁接触器接点3e,4eは、第1〜第3の安全装置接点15〜17又は非常停止用押しボタンスイッチ19が開かれることによって第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4が消勢されている際、即ち乗客コンベアで異常が発生し、その運転が停止された際に閉じられる。なお、通常停止操作用スイッチ43の操作によって乗客コンベアが停止された場合には、第1及び第2の起動用電磁接触器接点3f,4f,3e,4eとタイマリレー接点40Tとは、初期状態に復帰される。
【0026】
異常停止検出用電磁接触器コイル39は、タイマリレー接点40Tが閉じられているとともに、第1及び第2の起動用電磁接触器接点3f,4fが閉じられている際に付勢される。つまり、異常停止検出用電磁接触器コイル39は、乗客コンベアの起動後に異常が発生し、その運転が停止された際に付勢される。
【0027】
次に、図3は、図2の制御回路と連動して動作される異常検出回路を示す回路図である。図において、報知装置(報知部)45は、例えば外部管理室等の乗客コンベアの設置場所から離れた場所に配置されている。報知装置45には、互いに並列に接続された複数のラッチリレー接点(異常内容検出用接点)30c〜33cが異常停止検出用電磁接触器接点39aを介して接続されている。
【0028】
異常停止検出用電磁接触器接点39aは、図2に示す異常停止検出用電磁接触器コイル39が付勢されている際に閉じられる。つまり、異常停止検出用電磁接触器接点39aは、乗客コンベアの起動後にその運転が停止された際に閉じられる。
【0029】
ラッチリレー接点30c〜33cは、図2に示すラッチリレー作動コイル30s〜33sが付勢された際に開かれる。つまり、ラッチリレー接点30c〜33cは、乗客コンベアが起動された際に開かれる。また、ラッチリレー接点30c〜33cは、図2に示すラッチリレー復帰コイル30r〜33rが付勢された際に閉じられる。つまり、ラッチリレー接点30c〜33cは、乗客コンベアで異常が発生した際に閉じられる。
【0030】
報知装置45は、異常停止検出用電磁接触器接点39aが閉じられた際に、どのラッチリレー接点30c〜33cが閉じられているかに基づいて、乗客コンベアでの異常内容を判定する。また、報知装置45は、判定した異常内容を例えば外部管理室等で報知する。なお、報知装置45としては、例えば異常内容アナウンス装置や異常内容表示装置等が用いられる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0031】
次に、動作について説明する。図2に示すセットスイッチ36が操作されると、第1〜第4のラッチリレー作動コイル30s〜33sが付勢されるとともに、ラッチリレー接点30a〜33a,30b〜33bが閉じられる。これに応じて、異常停止保持用コイル22が付勢されるとともに、異常停止保持用接点22aが閉じられ異常検出待機状態となる。一方で、第1〜第4のラッチリレー作動コイル30s〜33sの付勢に応じて、図3に示すラッチリレー接点30c〜33cが開かれる。
【0032】
この異常検出待機状態時に、第1又は第2の起動スイッチ8,9が閉じられると、第1又は第2の起動用電磁接触器コイル3,4が付勢されるとともに、第1又は第2の起動用電磁接触器接点3a,4aが付勢され乗客コンベアが起動される。一方で、第1又は第2の起動用電磁接触器コイル3,4の付勢に応じて、図2に示す第1又は第2の起動用電磁接触器接点3f,4fが閉じられるとともに、タイマリレーコイル40が付勢され、所定時間後にタイマリレー接点40Tが閉じられる。また、第1又は第2の起動用電磁接触器コイル3,4の付勢に応じて、第1又は第2の起動用電磁接触器接点3e,4eが開かれる。
【0033】
乗客コンベアの起動後に、乗客コンベアで異常が発生し、例えば安全装置接点15が開かれると、ラッチリレー接点31bが閉じられているので、第2のラッチリレー復帰コイル31rが付勢される。これに応じて、ラッチリレー接点31a,31bが開かれ、異常停止保持用コイル22が消勢されるとともに異常停止保持用接点22aが開かれ、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4が消勢される。一方で、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4の消勢に応じて、図2に示す第1及び第2の起動用電磁接触器接点3e,4eが閉じられ、異常停止検出用電磁接触器コイル39が付勢される。また、ラッチリレー復帰コイル31rの付勢に応じて、図3に示すラッチリレー接点31cが閉じられるとともに、異常停止検出用電磁接触器コイル39の付勢に応じて異常停止検出用電磁接触器接点39aが閉じられる。このとき、報知装置45は、異常停止検出用電磁接触器接点39a及びラッチリレー接点31cの閉成に基づいて、安全装置接点15に対応する異常が発生した旨を報知する。
【0034】
このような乗客コンベアの異常検出装置では、報知装置45は、異常停止検出用電磁接触器接点39aが閉じられた際に、どのラッチリレー接点30c〜33cが閉じられているかに基づいて、乗客コンベアでの異常内容を判定し、その異常内容を外部管理室等で報知するので、仮に停電等が発生したとしても、より確実に異常内容を報知することができ、異常停止原因が判らない状態で乗客コンベアが再起動される可能性を低減させることができる。
【0035】
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3による乗客コンベア装置の制御回路を示す回路図である。図において、安全装置接点15,16と、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4との間には、停止指令信号接点49が介在されている。安全装置接点15,16及び非常停止用押しボタンスイッチ19の開成状態は、異常検出部(図示せず)によって監視されている。異常検出部は、安全装置接点15,16及び非常停止用押しボタンスイッチ19が開かれた場合、及び例えば管理人等によって操作された場合に制御回路に対して停止指令信号を入力する。停止指令信号接点49は、異常検出部から停止指令信号が入力された際に開かれる。乗客コンベアの運転は、停止指令信号接点49が開かれることで停止される。
【0036】
また、実施の形態1の制御回路では、ラッチリレー復帰コイル30r〜33rと交流電源6との間に異常停止保持用接点22aが介在されていたが、この実施の形態3の制御回路では、異常停止保持用接点22aが省かれている。第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4、及び停止指令信号接点49には、復帰コイル用電源ラインであるダミーリレー50が並列に接続されている。ラッチリレー復帰コイル30r〜32rは、ダミーリレー50を介して交流電源6に接続されている。つまり、ラッチリレー復帰コイル30r〜32rは、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4と停止指令信号接点49とを介さずに、独自に交流電源6に接続されている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
【0037】
次に、作用について説明する。図4に示すセットスイッチ36が操作されると、第1〜第4のラッチリレー作動コイル30s〜32sが付勢されるとともに、ラッチリレー接点30b〜33bが閉じられ、異常検出待機状態となる。この異常検出待機状態時に、第1又は第2の起動スイッチ8,9が閉じられると、第1又は第2の起動用電磁接触器コイル3,4が付勢されるとともに、第1又は第2の起動用電磁接触器接点3a,4aが付勢され乗客コンベアが起動される。乗客コンベアの起動後に、乗客コンベアで異常が発生し、例えば安全装置接点15が開かれると、ラッチリレー接点31bが閉じられているので第2のラッチリレー復帰コイル31rが付勢される。
【0038】
しかしながら、停止指令信号接点49がすでに開かれている場合、及び停止指令信号接点49の開放タイミングと第2のラッチリレー復帰コイル31rのリセット時間とのばらつきにより、第2のラッチリレー復帰コイル31rを十分に付勢することができない場合には、図3に示すような異常検出用のラッチリレー接点31cが閉じられないことがある。
【0039】
これに対して、この実施の形態3のラッチリレー復帰コイル30r〜32rは、ダミーリレー50を介して交流電源6に接続されているので、停止指令信号接点49の開閉に関わらず十分に付勢される。
【0040】
このような乗客コンベアの異常検出装置では、ラッチリレー復帰コイル30r〜32rは、第1及び第2の起動用電磁接触器コイル3,4と停止指令信号接点49とを介さずに、ダミーリレー50によって独自に交流電源6に接続されているので、安全装置接点15,16及び非常停止用押しボタンスイッチ19の開かれた際に、停止指令信号接点49の開閉に関わらずラッチリレー復帰コイル30r〜32rを十分に付勢させることができ、より確実に異常検出状態を保持できるとともに、より確実に異常状態を報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明の実施の形態1による乗客コンベア装置の制御回路を示す回路図である。
【図2】この発明の実施の形態2による乗客コンベアの制御回路を示す回路図である。
【図3】図2の制御回路と連動して動作される異常検出回路を示す回路図である。
【図4】この発明の実施の形態3による乗客コンベア装置の制御回路を示す回路図である。
【符号の説明】
【0042】
3,4 第1及び第2の起動用電磁接触器コイル、6 交流電源、15〜17 安全装置接点(異常検出用接点)、19 非常停止用押しボタンスイッチ(異常検出用接点)、22a 異常停止保持用接点、30b〜33b ラッチリレー接点(異常検出時停止用接点)、30c〜33c ラッチリレー接点(異常内容検出用接点)、45 報知装置(報知部)、49 停止指令信号接点、50 ダミーリレー(復帰コイル用電源ライン)。




 

 


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