米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 三菱電機株式会社

発明の名称 エレベーターのかご上運転装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76838(P2007−76838A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−268166(P2005−268166)
出願日 平成17年9月15日(2005.9.15)
代理人 【識別番号】100113077
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 省吾
発明者 翠 徹
要約 課題
手動運転指令を発生するための操作釦を放したり、強く押したりした時に、かごの手動走行を速やかに停止するエレベーターのかご上運転装置を得ること。

解決手段
第1操作釦9aが押されると、かごを上昇方向に手動で運転指令の発生を促す上昇用スイッチ9と、第2操作釦11aが押されると、かごを下降方向に手動で運転指令の発生を促す下降用スイッチ11と、第3操作釦13aが押され続けた状態で、ストロークの中間部以外にオフ動作領域を有し、該中間部にオン動作領域を有すると共に、第3操作釦13aの押圧が解除されると、オフされる運転スイッチ13と、上昇用スイッチ9、下降用スイッチ11、運転スイッチ13を取付けた箱体3と、第1操作釦9a又は第2操作釦11aを押すと共に、運転スイッチ13の第3操作釦13aをストロークの中間部まで押すことにより、かごを手動運転する制御部20と、を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
第1操作釦を有し、該第1操作釦が押されると、エレベーターのかごを上昇方向に手動で運転指令の発生を促す上昇用スイッチと、
第2操作釦を有し、該第2操作釦が押されると、前記かごを下降方向に手動で運転指令の発生を促す下降用スイッチと、
第3操作釦が押されることにより移動するストロークを有し、前記第3操作釦が押され続けた状態で、該ストロークの中間部以外にオフ動作領域を有し、前記中間部にオン動作領域を有すると共に、前記第3操作釦の押圧が解除されると、オフされる運転スイッチと、
前記上昇用スイッチ、前記下降用スイッチ、前記運転スイッチを取付けた箱体と、
前記上昇用スイッチの第1操作釦又は前記下降用スイッチの第2操作釦を押すと共に、前記運転スイッチの前記第3操作釦を前記ストロークの前記中間部まで押すことにより、前記かごを手動運転する制御部と、
を備えたことを特徴とするエレベーターのかご上運転装置。
【請求項2】
前記箱体には、前面に前記上昇用スイッチ、前記下降用スイッチが設けられ、側面に前記上昇用スイッチ、前記下降用スイッチの周回状に前記運転スイッチが設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターのかご上運転装置。
【請求項3】
前記運転スイッチは、前記オン動作領域において、前記オフ動作領域よりも、前記第3操作釦を押す力を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベーターのかご上運転装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターのかご上運転装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベーターのかご上運転装置は、かご上に固定された機器箱に、保守点検員用の非常停止スイッチと、運転モードを乗客が利用する自動運転から保守作業員が利用する手動運転に切換えるための切換スイッチとが装着される。さらに点検を運転しながら容易に行えるよう、上昇用スイッチ、下降用スイッチ、及び上記非常停止スイッチと直列に接続された非常停止スイッチがポータブルスイッチボックスに搭載されている(特許文献1参照)。
【0003】
上記エレベーターのかご上運転装置によれば、保守作業員がかご上でエレベーターを手動運転する場合、非常停止スイッチをON(運転可能)にし、切換スイッチを手動にした後、上昇用スイッチまたは下降用スイッチの操作釦を押し続けることでエレベーターは手動運転動作を行う。上昇用スイッチ、下降用スイッチの操作釦を放した時点でエレベーターは停止する。
【0004】
【特許文献1】特開平5−330753号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のエレベーターのかご上運転装置では、保守作業時、緊急にエレベーターを停止させなければならない非常事態になった場合では、意識的に上昇用スイッチまたは下降用スイッチの操作釦を放したり、非常停止スイッチをオフにしたりしていた。
一方、人間は非常事態において本能的に手を放すか強く握る行動をとることが知られている(ANSI/RIA R15.06 ; 4.7.3項)。手を放す場合は、上昇用スイッチまたは下降用スイッチの操作釦を放すため特に問題ない。
しかしながら、非常事態に強く握る場合には、上昇用スイッチまたは下降用スイッチの操作釦を押したままの状態がしばらく継続することが起こり得る。かかる場合、エレベーターがしばらく堕走するという問題点があった。
【0006】
本発明は上記課題を解消するためになされたもので、手動運転指令を発生するための操作釦を放したり、強く押したりした時に、エレベーターの手動走行を速やかに停止するエレベーターのかご上運転装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明に係るエレベーターのかご上運転装置は、第1操作釦を有し、該第1操作釦が押されると、エレベーターのかごを上昇方向に手動で運転指令の発生を促す上昇用スイッチと、第2操作釦を有し、該第2操作釦が押されると、前記かごを下降方向に手動で運転指令の発生を促す下降用スイッチと、第3操作釦が押されることにより移動するストロークを有し、前記第3操作釦が押され続けた状態で、該ストロークの中間部以外にオフ動作領域を有し、前記中間部にオン動作領域を有すると共に、前記第3操作釦の押圧が解除されると、オフされる運転スイッチと、前記上昇用スイッチ、前記下降用スイッチ、前記運転スイッチを取付けた箱体と、前記上昇用スイッチの第1操作釦又は前記下降用スイッチの第2操作釦を押すと共に、前記運転スイッチの前記第3操作釦を前記ストロークの前記中間部まで押すことにより、前記かごを手動運転する制御部と、を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
第2の発明に係るエレベーターのかご上運転装置は、箱体には、前面に上昇用スイッチ、下降用スイッチが設けられ、側面に上昇用スイッチ、下降用スイッチの周回状に前記運転スイッチが設けられている、ことを特徴とするものである。
【0009】
第3の発明に係るエレベーターのかご上運転装置における運転スイッチは、オン動作領域において、オフ動作領域よりも、第3操作釦を押す力を有する、ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
第1の発明によれば、保守員がかご上に乗り、手動で上昇運する場合には、上昇用スイッチの第1操作釦を押すと共に、運転スイッチの第3操作釦をストロークの中間部まで押して、運転スイッチをオンさせてかごを手動で上昇運転する。何らかの原因で非常事態になり、かごを停止しなければならなくなると、保守作業員は、箱体から手を放したり、箱体を強く握り締めたりする。つまり、運転スイッチの第3操作釦を放したり、強く押したりする。そして、運転スイッチの第3操作釦を放すと、運転スイッチが開放してかごの運手を停止する。
一方、運転スイッチの第3操作釦を強く押すと、第3操作釦がストロークの終端付近まで押し込まれるので、運転スイッチがオフ動作領域となり開放して、かごを上昇方向の手動運転を停止する。したがって、手動運転指令を発生するための操作釦を放したり、強く押したりした時に、エレベーターの手動走行を速やかに停止できるというという効果がある。
【0011】
第2の発明によれば、箱体には、前面に上昇用スイッチ、下降用スイッチが設けられ、側面に上昇用スイッチ、下降用スイッチの周回状に運転スイッチが設けられたので、保守員が箱体を手で握り、指で第1操作釦又は第2操作釦を押しながら、第3操作釦も押すことができるので、保守員の操作が容易であるという効果がある。
【0012】
第3の発明によれば、運転スイッチはオン動作領域において、オフ動作領域よりも、第3操作釦を押す力を有しているので、運転スイッチをオンしていることが触覚でわかり易いという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
実施の形態1.
本発明の一実施の形態を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態を示すエレベーターのかご上運転装置によるポータブルスイッチボックス(以下、スイッチボックスという)の正面図、図2は図1のスイッチボックスを保守員が握った状態を示す正面図、図3は運転スイッチのストローク対接点開閉,押し込み力を示す特性図、図4はエレベーターのかご上運転装置のリレーシーケンス図である。
エレベーターのかご上運転装置1は、図1に示す箱体としてのスイッチボックス3と、図4に示すスイッチボックス3に設けられた各種スイッチにより制御される制御部20とから成る。
【0014】
図1において、箱体形状から成るスイッチボックス3の前面には、かごの運転を停止させる停止スイッチ5と、自動運転と手動運転とを切換える切換えスイッチ7と、第1操作釦9aを有し、かごを上昇方向に手動運転を促す上昇用スイッチ9と、第2操作釦11aを有し、かごを下降方向に手動運転を促す下降用スイッチ11とが固定されている。
スイッチボックス3の側面には、運転スイッチ13が上昇用スイッチ9と下降用スイッチ11との間の隙間に対して水平方向の周回状の位置に固定されている。これは、スイッチボックス3を手で持った上で、親指で上昇用スイッチ9又は下降用スイッチ11を押しながら、中指、薬指等で運転スイッチ13を押すことができるようにするためである。
【0015】
運転スイッチ13は、第3操作釦13aを有し、図3に示すように、縦軸は第3操作釦13aの操作荷重、横軸は第3操作釦13aの押し込みストロークで、該第3操作釦13aが押されることによりゼロから距離SLまで移動するストロークを有し、該ストロークの中間部、すなわち、ストロークS1〜S2まで第3操作釦13aが押し込まれると、オンざせるオン動作領域を有している。該オン動作領域が手動運転許可領域である。
オン動作領域以外の領域が内蔵スイッチ13aをオフさせるオフ動作領域となっている。そして、該オン動作領域では、第3操作釦13aを押し込む力がオフ動作領域に比べて大きくなっており、第3操作釦13aから手を離して第3操作釦13aが復帰した状態において、すべてのストローク領域でオフしている。
なお、運転スイッチ13は、日本工業規格JISB9960−1:1999 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部:一般要求事項の9.2.5.8項イネーブル機器に相当するものである。
【0016】
図4によって制御部20を説明する。図4において、かご上運転装置の非常停止スイッチ5と、かごの天井にある脱出口が開いたら開放する脱出口常閉接点21と、非常止が働いたら開放する非常止常閉接点23とが安全リレーコイル10に直列接続されている。これは、いずれかの非常停止スイッチ5、脱出口常閉接点21、非常止常閉接点23が開放されても安全リレー10が励磁されずエレベーターを運転不能にするためである。
切換スイッチ7が自動端子aと、手動端子cとを選択するように接続されており、自動端子aに接続された場合、自動運転リレー32が励磁される。切換スイッチ7が手動端子cに接続された場合、運転スイッチ13及び上昇用スイッチ9が閉成すると上昇用運転リレー41が励磁される。
【0017】
安全リレー30の常開接点30aと自動運転リレー32の常開接点32aの両方が閉成することで、エレベーターは自動運転を成す自動運転指令が得られる。
安全リレー30の常開接点30aと上昇用運転リレー41の常開接点41aの両方が閉成することで、エレベーターを手動運転で上昇する指令が得られる。
同様に、運転スイッチ13と下降用スイッチ11が閉成すると下降運転リレー42が励磁され、安全リレー30の常開接点30aと下降用運転リレー42の常開接点42aの両方が閉成することで、エレベーターを手動運転で下降する指令が得られる。
【0018】
上記のように構成されたエレベーターのかご上運転装置の動作を図2乃至図4を参照して説明する。
保守作業員は、かご上に乗り込み、昇降路内の機器の保守作業を行うためエレベーターを手動運転で昇降させるとき、スイッチボックス3を図2に示すように手に握る。この段階で運転スイッチ13が操作可能な状態になる。切換スイッチ7を手動にすると、図4に示すように、手動端子cに電源が接続され、運転スイッチ13のストロークが中間部になるように第3操作釦13aを押すと、運転スイッチ13が閉成し、上昇用スイッチ9の第1操作釦9aを押すと、上昇用運転リレー41が励磁されて常閉接点41aを閉成する。これにより、安全リレー30の常開接点30aが閉成しているから、手動上昇指令が発生して、かごを上昇方向に手動運転する。
【0019】
何らかの原因で非常事態になり、手動運転中のかごを緊急停止させなくてはならなくなると、保守作業員は、スイッチボックス3から手を放したり、スイッチボックス3を強く握り締めたりする。つまり、運転スイッチ13の第3操作釦13aを放したり、強く押したりするのである。
ここで、運転スイッチ13の第3操作釦13aを放すと、運転スイッチ13が開放して上昇用運転リレー41が消勢して常開接点41aが開放し、手動上昇指令が消滅して、かごの手動運転を停止する。
次に、運転スイッチ13の第3操作釦13aを強く押すと、第3操作釦13aが図3に示すようにストロークの終端SLか、終端SL近くまで押し込まれるので、運転スイッチ13が開放になる。これにより、上昇用運転リレー41が消勢して常開接点41aが開放し、手動上昇指令が消滅して、かごの手動運転を停止する。
【0020】
上記実施の形態によれば、手動運転指令を発生するための運転スイッチ13の第3操作釦13aを放したり、強く押したりした時に、エレベーターの手動走行を速やかに停止できる。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明は、エレベーターの手動運転に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施の形態を示すエレベーターのかご上運転装置によるポータブルスイッチの正面図である。
【図2】図1のポータブルスイッチを保守員が握った状態を示す正面図である。
【図3】図1に示す運転スイッチのストローク対接点開閉,押し込み力を示す特性図である。
【図4】図1に示すエレベーターのかご上運転装置のリレーシーケンス図である。
【符号の説明】
【0023】
1 かご上運転装置、3 スイッチボックス(箱体)、9 上昇用スイッチ、9a 第1操作釦、11 下降用スイッチ、11a 第2操作釦、13 運転スイッチ、13a 第3操作釦、20 制御部。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013