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発明の名称 エレベータの乗客検出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−31103(P2007−31103A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−218868(P2005−218868)
出願日 平成17年7月28日(2005.7.28)
代理人 【識別番号】100057874
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照
発明者 河野 裕之 / 鹿井 正博 / 高嶋 和夫 / 岡本 達樹 / 増田 壽雄
要約 課題
本発明は、所定の領域内における被検出体の有無をより正確に検出することができるエレベータの乗客検出装置を得ることを目的とするものである。

解決手段
距離センサ2は、検出ビーム3を乗場側へ斜め下向きに投光する。検出ビーム3の水平面内での投光角度は、掃引可能になっている。距離センサ2は、投光部4、受光部5及び掃引手段6を有している。受光部5は、被検出体9で反射された検出ビーム3の反射光10を受光する。また、受光部5は、反射光10を結像する受光レンズ11と、反射光10が受光レンズ11により結像される位置に配置された結像位置検出部12とを有している。
特許請求の範囲
【請求項1】
検出ビームを投光する投光部と、上記検出ビームを掃引する掃引手段と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、及び
上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部
を備えていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
【請求項2】
複数の異なる出射角度で検出ビームを投光する投光部と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、及び
上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部
を備えていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
【請求項3】
進行するに従って徐々に幅が広がるように検出ビームを投光する投光部と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、及び
上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部
を備えていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
【請求項4】
検出ビームを投光する投光部と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、及び
上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部
を備え、
上記距離センサには、上記距離センサ内の光路を偏向する偏向手段が設けられていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
【請求項5】
上記偏向手段は、反射ミラーであることを特徴とする請求項4記載のエレベータの乗客検出装置。
【請求項6】
上記偏向手段は、プリズムであることを特徴とする請求項4記載のエレベータの乗客検出装置。
【請求項7】
上記偏向手段は、偏向回折格子であることを特徴とする請求項4記載のエレベータの乗客検出装置。
【請求項8】
検出ビームを投光する投光部と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、
上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部、
上記投光部及び上記結像光学系の少なくともいずれか一方を保護するカバー、及び
上記カバーの汚れを検知する汚れセンサ
を備えていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
【請求項9】
検出ビームを投光する投光部と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、
上記エレベータドアの開間隔を検出する間隔センサ、
上記間隔センサ及び上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部
を備えていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
【請求項10】
検出ビームを投光する投光部と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、
上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部、
上記投光部及び上記結像光学系の少なくともいずれか一方を保護するカバー、及び
上記距離センサと上記カバーとの間に設けられ、上記投光部側から上記結像光学系側へ侵入する迷光を遮断する遮光部材
を備えていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
【請求項11】
検出ビームを投光する投光部と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、
上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部、及び
上記投光部及び上記結像光学系の少なくともいずれか一方を保護するカバー
を備え、
上記投光部は、検出ビームを斜めに投光し、
上記結像光学系は、上記投光部に対して検出ビームの投光方向とは反対側に配置されていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
【請求項12】
検出ビームを投光する投光部と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、上記結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、及び
上記結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における上記被検出体の有無を判定する判定部
を備え、
上記投光部は、検出ビームを斜めに下方へ投光し、
上記結像光学系は、上記投光部の下部に配置されていることを特徴とするエレベータの乗客検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、光学式距離センサによりエレベータドア付近の乗客の有無を検出するエレベータの乗客検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベータの乗客検出装置は、一対のドアのうちの一方のドアに設けられた発信装置と、他方のドアに設けられた受信装置とを有している。発信装置は、赤外ビームを乗場へ向けて斜めに発信する。ドアの前方に乗客がいる場合、赤外ビームが乗客により反射され、反射光が受信装置により検出される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特許第3088936号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来の乗客検出装置では、受光素子が受ける反射光量によって検出対象を検知するが、例えば乗客の服の色の差など、検出対象の反射率には違いがあるため、反射率の差によって十分な反射光量が得られず、検出対象を検出できないことがあった。また、外乱光の影響を受け易いという問題もあった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、所定の領域内における被検出体の有無をより正確に検出することができるエレベータの乗客検出装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータの乗客検出装置は、検出ビームを投光する投光部と、検出ビームを掃引する掃引手段と、被検出体で反射された検出ビームの反射光を結像する結像光学系と、結像光学系における反射光の結像点の位置に応じた信号を発生する結像位置検出部とを有し、エレベータドアに設けられている距離センサ、及び結像位置検出部からの信号に基づいて、所定の領域内における被検出体の有無を判定する判定部を備えている。
【発明の効果】
【0007】
この発明のエレベータの乗客検出装置は、被検出体からの反射光の結像点の位置に応じた検出信号が結像位置検出部により得られるので、反射光の光量ではなく、反射光の結像点の位置に基づいて被検出体の位置を検出することができ、所定の領域内における被検出体の有無をより確実に検出することができる。また、検出ビームを掃引するので、直径の小さい検出ビームを用いた場合でも、より広い範囲について被検出体を検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータの乗客検出装置を示す平面図である。図において、エレベータドア(かごの戸又は乗場の戸)1の先端部には、光学式の距離センサ2が搭載されている。距離センサ2は、例えば赤外光や可視光等の検出ビーム3を乗場側へ斜め下向きに投光する。検出ビーム3の水平面内での投光角度θは、掃引可能になっている。
【0009】
図2は図1の距離センサ2を示す構成図である。距離センサ2は、投光部4、受光部5及び掃引手段6を有している。投光部4及び受光部5は、上下に並べて配置されている。投光部4は、発光素子7と、発光素子7で発生した光をコリメートする投光レンズ8とを有している。発光素子7としては、例えば発光ダイオード又は半導体レーザ等を用いることができる。
【0010】
受光部5は、乗客や台車等の被検出体9で反射された検出ビーム3の反射光(散乱光)10を受光する。また、受光部5は、反射光10を結像する結像光学系である受光レンズ11と、反射光10が受光レンズ11により結像される位置に配置された結像位置検出部12とを有している。結像位置検出部12としては、位置検出素子、撮像素子又はフォトダイオードアレイ等を用いることができる。
【0011】
図3は図2の掃引手段6を示す平面図である。掃引手段6は、検出ビーム3を反射する掃引ミラー13と、掃引ミラー13を回動させることにより検出ビーム3の出射方向を掃引する掃引用アクチュエータ(図示せず)とを有している。掃引用アクチュエータとしては、例えばモータ等を用いることができる。
【0012】
図4は図1の乗客検出装置を示すブロック図である。被検出体の位置情報を含む結像位置検出部12からの検出信号は、処理部14へ出力される。処理部14は、入力された位置情報に基づいて投光部4と被検出体9との間の距離を演算値として求める演算部15と、演算部15により求められた演算値に基づいて、所定の領域内における被検出体9の有無を判定する判定部16とを有している。
【0013】
次に、動作について説明する。エレベータドア1が戸閉動作される際、検出ビーム3は連続して乗場に投光される。このとき、検出可能範囲内に被検出体9が位置していると、被検出体9からの反射光10が受光レンズ11に入射され、結像位置検出部12上に集光スポットが形成される。この集光スポットの位置は、投光部4と被検出体9との間の距離Lに応じて変化する。従って、結像位置検出部12上の集光スポットの位置を検知すれば、三角測量法の原理に基づいて距離Lを算出することができる。
【0014】
判定部16は、被検出体9の有無及び位置に関する判定情報をドア開閉制御装置(図示せず)に出力する。ドア開閉制御装置は、被検出体9が所定の領域内に位置する場合、即ち検出された距離Lが所定の範囲(例えば0.3m≦L≦1m)内にある場合に、戸閉動作中のエレベータドア1を戸開方向へ反転させる。他の場合、即ち被検出体9が検出されない場合や被検出体9が所定の領域外に位置するときには、エレベータドア1の戸閉動作はそのまま継続される。
【0015】
ここで、ある瞬間における検出範囲は、検出ビーム3の照射方向だけであるため、その検出範囲外の被検出体9を検出することはできない。これに対して、この実施の形態では、エレベータドア1の閉まる時間に比べて十分に短い周期で検出ビーム3が水平方向に掃引される。このとき、結像位置検出部12上における集光スポットの位置も、検出ビーム3の掃引によって水平方向に対応する方向に掃引されることになる。しかし、投光部4と受光部5とは上下に並べて配置されているため、集光スポットの掃引方向は三角測量法で必要な検出方向とは直交する。
【0016】
例えば、結像位置検出部12として、集光スポットの一次元方向の輝度重心位置を検出する位置検出素子(PSD)を用いた場合、位置検出方向をY方向、Y方向に直交する方向をX方向とすると、検出ビーム3の水平方向への掃引によりX方向に集光スポットの位置がずれたとしても、Y方向の位置変化がなければ、この一次元PSDで検出される輝度重心位置は、PSDの受光面からスポットが外れない限り変化しない。
【0017】
このようなエレベータの乗客検出装置では、被検出体9からの反射光10の結像点の位置に応じた検出信号が結像位置検出部12により得られるので、反射光10の光量ではなく、反射光10の結像点の位置に基づいて被検出体9の位置を検出することができる。従って、所定の領域内における被検出体9の有無をより確実に検出することができる。
また、検出ビーム3を水平方向(投光部4と受光部5とが並ぶ方向と直交する方向)へ掃引するので、直径の小さい検出ビーム3を用いた場合でも、より広い範囲について被検出体9を検出することができる。
【0018】
実施の形態2.
次に、図5はこの発明の実施の形態2によるエレベータの乗客検出装置の掃引手段6を示す平面図である。掃引手段6は、投光レンズ8をその軸方向に直角な方向に変位(並進)させる掃引用アクチュエータ17を有している。掃引用アクチュエータ17により投光レンズ8が連続的に変位されることにより、投光レンズ8からの検出ビーム3の出射角度が連続的に掃引される。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0019】
このような乗客検出装置によっても、検出ビーム3が水平方向へ掃引されるので、直径の小さい検出ビーム3を用いた場合でも、より広い範囲について被検出体9を検出することができる。
【0020】
実施の形態3.
次に、図6はこの発明の実施の形態3によるエレベータの乗客検出装置を示す平面図である。図において、エレベータドア1の先端部には、光学式の距離センサ2が搭載されている。距離センサ2は、複数の異なる出射角度で複数の検出ビーム3を、乗場側へ斜め下向きに同時に投光する。
【0021】
図7は図6の距離センサ2の要部を示す平面図である。投光部4には、複数の発光素子7と、これらの発光素子7に対向する投光レンズ8とが設けられている。これにより、実施の形態3の投光部4は、複数の検出ビーム3を同時に投光することが可能になっている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0022】
このようなエレベータの乗客検出装置では、投光部4と受光部5とが並ぶ方向(Y方向)と直交する方向(X方向)について異なる出射角度で複数の検出ビーム3を投光するので、直径の小さい検出ビーム3を用いた場合でも、より広い範囲について被検出体9を検出することができる。また、検出ビーム3の角度間隔を適当に広げることにより、検出範囲をさらに広げることができる。
【0023】
このとき、複数の検出ビーム3がそれぞれ異なる距離の物体に照射される場合、その反射光の受光部5による受光スポットはそれぞれの物体までの距離に対応した位置に配置され、三角測量法で必要なY方向の輝度重心位置がそれら複数スポットの輝度重心和になってしまうため、一つの検出ビームが検出範囲内の物体を検知していたとしても他の検出ビームの信号に引っ張られて検知範囲外と判定する可能性がある。この場合、発光素子7を同時に発光させるのではなく、順次発光させれば、実施の形態1と同様に検出ビーム3を離散的な角度ではあるが掃引することになり、上述の問題を回避できる。
【0024】
実施の形態4.
次に、図8はこの発明の実施の形態4によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す平面図である。投光部4は、発光素子7と、発光素子7に対向する投光レンズ8と、発光素子7とは反対側で投光レンズ8に対向する回折格子22とを有している。回折格子22は、投光部4を透過した検出ビーム3を、出射角度の異なる複数の検出ビーム3に分散する。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0025】
このような乗客検出装置では、投光部4と受光部5とが並ぶ方向(Y方向)と直交する方向(X方向)について異なる出射角度で複数の検出ビーム3を投光するので、直径の小さい検出ビーム3を用いた場合でも、より広い範囲について被検出体9を検出することができる。
【0026】
なお、投光部の構成は実施の形態3、4に限定されるものではなく、例えば複数の発光素子が予め並べて実装されているダイオードアレイ等を用いてもよい。
【0027】
実施の形態5.
次に、図9はこの発明の実施の形態5によるエレベータの乗客検出装置を示す斜視図である。図において、エレベータドア1の先端部には、光学式の距離センサ2が搭載されている。距離センサ2は、進行方向に沿う断面が扇形状の検出ビーム3を、乗場側へ斜め下向きに投光する。即ち、検出ビーム3の幅(照射領域)は、進行するに従って徐々に広がっている。
【0028】
図10は図9の距離センサ2を示す平面図である。投光部4は、発光素子7と、発光素子7に対向する投光レンズ8と、発光素子7とは反対側で投光レンズ8に対向するシリンドリカルレンズ24とを有している。シリンドリカルレンズ24は、投光部4を透過した検出ビーム3を、扇形状に出射する。受光部や処理部の構成は、実施の形態1と同様である。
【0029】
このようなエレベータの乗客検出装置では、投光部4と受光部5とが並ぶ方向(Y方向)と直交する方向(X方向)について検出ビーム3の幅を広げているので、より広い範囲について被検出体9を検出することができる。このとき、投光部4と受光部5との並ぶ方向(Y方向)と直交する方向(X方向)であれば、検出ビーム3の幅が広がっても、実施の形態1と同様に、三角測量法で必要なY方向の輝度重心位置は変わらない。
【0030】
実施の形態6.
次に、図11はこの発明の実施の形態6によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。図において、投光部4は、発光素子7と、発光素子7で発生した光を平行光に変換する投光レンズ8と、発光素子7からの光を反射して投光レンズ8に導く偏向手段としての反射ミラー25とを有している。反射ミラー25は、距離センサ2内における光路を反射により偏向する。即ち、発光素子7からほぼ垂直に出射された光は、反射ミラー25によりほぼ90°屈曲され、ほぼ水平な検出ビーム3として投光される。なお、受光部や処理部の構成は、実施の形態と同様である。
【0031】
このような乗客検出装置では、発光素子7からの光を反射ミラー25により反射して投光レンズ8に導いているので、投光レンズ8の光軸上に発光素子7を配置する場合に比べて、投光部4の厚さtを低減することができる。従って、エレベータドア1の先端部の狭いスペースに距離センサ2を容易に配置することができる。
【0032】
実施の形態7.
次に、図12はこの発明の実施の形態7によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。この例では、発光素子7からほぼ垂直に出射された光は、反射ミラー25によりほぼ鋭角に屈曲され、検出ビーム3として乗場側へ斜め下向きに投光される。他の構成は、実施の形態6と同様である。
【0033】
このように、検出ビーム3を斜め下向きに投光するタイプについても、投光レンズ8の光軸上に発光素子7を配置する場合に比べて、距離センサ2の投光部4の厚さtを低減することができる。
【0034】
実施の形態8.
次に、図13はこの発明の実施の形態8によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。図において、投光部4は、発光素子7と、発光素子7で発生した光を平行光に変換する投光レンズ8と、投光レンズ8から出射された検出ビーム3の光路を偏向する偏向手段としてのプリズム26とを有している。他の構成は、実施の形態6と同様である。
【0035】
このような乗客検出装置では、投光レンズ8からの検出ビーム3をプリズム26で屈曲させて投光しているので、投光される検出ビーム3の光軸上に投光レンズ8及び発光素子7を配置する場合に比べて、投光部4の厚さtを低減することができる。従って、エレベータドア1の先端部の狭いスペースに距離センサ2を容易に配置することができる。
【0036】
実施の形態9.
次に、図14はこの発明の実施の形態9によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。図において、投光部4は、発光素子7と、発光素子7で発生した光を平行光に変換する投光レンズ8と、投光レンズ8から出射された検出ビーム3の光路を偏向する偏向手段としての偏向回折格子27とを有している。他の構成は、実施の形態6と同様である。
【0037】
このような乗客検出装置では、投光レンズ8からの検出ビーム3を偏向回折格子27で屈曲させて投光しているので、投光される検出ビーム3の光軸上に投光レンズ8及び発光素子7を配置する場合に比べて、投光部4の厚さtを低減することができる。従って、エレベータドア1の先端部の狭いスペースに距離センサ2を容易に配置することができる。
【0038】
なお、実施の形態6〜9では、投光される光の光路を偏向手段により偏向したが、受光部側の光路を偏向手段により偏向してもよい。
また、偏向手段は、実施の形態1〜5の乗客検出装置に組み合わせて適用しても、検出ビームの掃引等を行わない装置に適用してもよい。
【0039】
実施の形態10.
次に、図15はこの発明の実施の形態10によるエレベータの乗客検出装置を示す側面図である。図において、エレベータドア1の先端部には、光学式の距離センサ2、距離センサ2を保護する透明なカバー28、及びカバー28の汚れを検知する汚れセンサ29が搭載されている。カバー28は、投光レンズ8及び受光レンズ11等に乗客が直接触れるのを防止する。汚れセンサ29としては、例えば、カバー28の光の透過度や、汚れによる光の反射を検知する光学式センサを用いることができる。処理部の構成は、実施の形態1と同様である。
【0040】
このような乗客検出装置では、カバー28に汚れが付着すると、汚れから散乱迷光が発生し、乗客の誤検出を生じる恐れがある。これに対して、汚れセンサ29を距離センサ2に並設したことにより、カバー28の汚れを検知し、誤検出を未然に防ぐことができる。そして、カバー28の汚れが検知された場合、距離センサ2の動作を停止したり、汚れが発生していることをエレベータ保守者に知らせたりする運用が可能になる。
なお、カバー28及び汚れセンサ29は、実施の形態1〜9の乗客検出装置に組み合わせて適用しても、検出ビームの掃引や偏向等を行わない装置に適用してもよい。
【0041】
実施の形態11.
次に、図16はこの発明の実施の形態11によるエレベータの乗客検出装置を示す構成図、図17は図16の乗客検出装置を示すブロック図である。図において、エレベータドア1には、エレベータドア1の開間隔(開口距離)を検出する間隔センサ30が設けられている。判定部16は、エレベータドア1の開間隔が所定の範囲内のときに、距離センサ2からの信号に基づいて、所定の領域内における被検出体9の有無を判定する。
【0042】
ここで、エレベータドア1間が大きく開いているときには、まだ乗客がエレベータドア1間に挟まれる可能性は低いので距離センサ2の検出は必要ではないと考えられる。逆に、エレベータドア1の開間隔が小さく、完全に閉まる直前に、遠い位置の乗客を検出する必要もないと考えられる。さらに、不必要な乗客検出によってエレベータドア1を開くと、エレベータの運行効率が低下してしまう。
【0043】
そこで、実施の形態11では、間隔センサ30から得られる情報に基づいて、エレベータドア1の開き具合(閉じ具合)によって、距離センサ2の検出範囲を変化させたり、距離センサ2の動作のオン・オフをさせたりしている。これにより、被検出体9の有無を判定するべき領域を絞ることができ、不必要なときにエレベータドア1を開く動作を抑制することができる。従って、エレベータドア1に挟まれそうな乗客のみを検出することができ、エレベータのスムーズな運用が可能となる。
なお、実施の形態11で示したような判定処理は、実施の形態1〜10の乗客検出装置に組み合わせて適用しても、検出ビームの掃引や偏向等を行わない装置に適用してもよい。
【0044】
実施の形態12.
次に、図18はこの発明の実施の形態12によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。図において、エレベータドア1の先端部には、光学式の距離センサ2、及び距離センサ2を保護する透明なカバー28が搭載されている。カバー28は、投光レンズ8及び受光レンズ11等に乗客が直接触れるのを防止する。距離センサ2とカバー28との間の隙間で投光部4と受光部5との間には、投光部4側から受光部5側へ侵入する迷光を遮断する遮光部材31が設けられている。遮光部材31としては、例えば黒色のスポンジ等が用いられている。
【0045】
投光部4と受光部5とが図18のように上下に配置され、かつ検出ビーム3の出射方向側(下側)に受光部5が位置する場合、検出ビーム3の一部がカバー28の表面で反射され、その直接反射光が受光部5に入射したり、又はカバー28の表面での反射光が距離センサ2自身やその他の構造物により再反射され、受光部5に入射したりすることがある。このような迷光が受光部5に入射すると、大きなノイズ成分となり、距離センサ2の測定精度が低下する。そこで、実施の形態12では、投光部4と受光部5との間に遮光部材31を設置し、受光部5に迷光が入射されるのを防止している。これにより、距離センサ2の測定精度を高めることができる。
【0046】
実施の形態13.
次に、図19はこの発明の実施の形態13によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。この例では、検出ビーム3が斜め下方へ投光されており、受光部5が投光部4に対して検出ビーム3の投光方向とは反対側、即ち上部側に配置されている。
【0047】
このように配置されていると、検出ビーム3のカバー28による反射光は、図のように下方へ反射される。一方、受光部5は上方に配置されているので、受光部5に迷光が入射されるのが防止され、距離センサ2の測定精度を高めることができる。
【0048】
実施の形態14.
次に、図20はこの発明の実施の形態14によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。図において、投光部4は、検出ビーム3を斜め下方へ投光する。そして、受光部5は、投光部4の下部に配置されている。
【0049】
ここで、実施の形態13(図19)では、投光部4の上部に受光部5が配置されているため、投光角度αよりも受光角度βが大きくなっている(α<β)。このため、受光部5を構成する受光レンズ11や結像位置検出部12を大きく傾けて配置する必要があり、大きな設置スペースが必要になる。
【0050】
これに対して、検出範囲は検出ビーム3の出射方向沿いとなるので、投光角度αは変わらずに、受光角度βは小さい方が望ましい。そこで、実施の形態14では、受光部5を投光部4の下部に配置している。これにより、図20に示すように、投光角度αよりも受光角度βが小さくなり(α>β)、受光部5の傾き角度が小さくなる。従って、距離センサ2を小型化し、構造設計を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】この発明の実施の形態1によるエレベータの乗客検出装置を示す平面図である。
【図2】図1の距離センサを示す構成図である。
【図3】図2の掃引手段を示す平面図である。
【図4】図1の乗客検出装置を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態2によるエレベータの乗客検出装置の掃引手段を示す平面図である。
【図6】この発明の実施の形態3によるエレベータの乗客検出装置を示す平面図である。
【図7】図6の距離センサの要部を示す平面図である。
【図8】この発明の実施の形態4によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す平面図である。
【図9】この発明の実施の形態5によるエレベータの乗客検出装置を示す斜視図である。
【図10】図9の距離センサを示す平面図である。
【図11】この発明の実施の形態6によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。
【図12】この発明の実施の形態7によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。
【図13】この発明の実施の形態8によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。
【図14】この発明の実施の形態9によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。
【図15】この発明の実施の形態10によるエレベータの乗客検出装置を示す側面図である。
【図16】この発明の実施の形態11によるエレベータの乗客検出装置を示す構成図である。
【図17】図16の乗客検出装置を示すブロック図である。
【図18】この発明の実施の形態12によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。
【図19】この発明の実施の形態13によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。
【図20】この発明の実施の形態14によるエレベータの乗客検出装置の要部を示す側面図である。
【符号の説明】
【0052】
1 エレベータドア、2 距離センサ、3 検出ビーム、4 投光部、6 掃引手段、9 被検出体、10 反射光、11 受光レンズ(結像光学系)、12 結像位置検出部、16 判定部、25 反射ミラー(偏向手段)、26 プリズム(偏向手段)、27 偏向回折格子(偏向手段)、28 カバー、29 汚れセンサ、30 間隔センサ、31 遮光部材。




 

 


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