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発明の名称 エレベータ用巻上機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22772(P2007−22772A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−209527(P2005−209527)
出願日 平成17年7月20日(2005.7.20)
代理人 【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
発明者 星野尾 朝和
要約 課題
回転ドラムの撓みをほぼ全体的に均等にすることにより、制動時と非制動時のブレーキストローク量を小さくすることができ、ブレーキ装置の小型化が図れるエレベータ用巻上機を得る。

解決手段
内周面に固定子巻線が設けられたハウジング1と、このハウジング内に設けられた主軸2と、ハウジング内に配置され、主軸に枢持された駆動綱車3を有する回転ドラム4と、回転ドラムの外周面に固定子巻線5と対向して配置され、該固定子巻線とで電動機を構成する界磁磁石6と、回転ドラムの内周面に設けられた制動面7と、制動面と対向するように配置されたドラム型のブレーキ装置8とを備えたものにおいて、ドラム型のブレーキ装置は、制動部が複数個に分割され、分割された各制動部のブレーキライニング17を回転ドラムの制動面のほぼ全面に押し当てる。
特許請求の範囲
【請求項1】
内周面に固定子巻線が設けられたハウジングと、このハウジング内に設けられた主軸と、前記ハウジング内に配置され、前記主軸に枢持された駆動綱車を有する回転ドラムと、前記回転ドラムの外周面に前記固定子巻線と対向して配置され、該固定子巻線とで電動機を構成する界磁磁石と、前記回転ドラムの内周面に設けられた制動面と、前記制動面と対向するように配置されたドラム型のブレーキ装置とを備えてなるエレベータ用巻上機において、
前記ドラム型のブレーキ装置は、制動部が複数個に分割されており、前記分割された各制動部のブレーキライニングを前記回転ドラムの制動面のほぼ全面に押し当てることを特徴とするエレベータ用巻上機。
【請求項2】
複数個に分割された各制動部のブレーキライニング間には、若干の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
【請求項3】
ドラム型のブレーキ装置は、制動部が4個に等分割されており、バネ力が上下左右の4方向から回転ドラムの全面に均等に押し当ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータ用巻上機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、駆動綱車と回転ドラムが一体に形成されてハウジング内に設けられ、回転ドラムの内周面に制動面を有しこの制動面と対向してドラム型のブレーキ装置が配置されたエレベータ用巻上機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベータ用巻上機においては、回転ドラムの内周面の制動面と対向して配置されるドラム型のブレーキ装置に複数箇所の制動部と、この制動部間にある複数箇所の非制動部が存在するという構成であり、複数箇所の制動部のみが局所的に回転ドラムの制動面に接触することにより、巻上機を制動させている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−189418号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載の従来のエレベータ用巻上機の構造では、ブレーキ装置の非制動部は回転ドラムの制動には全く寄与しないため、制動部のみで力が回転ドラムに伝達され、回転ドラムは局所的に変形し、撓みが発生する。この撓みが大きくなると、非制動時に接触しないための隙間(ブレーキギャップ)が大きくなる。そして、この隙間が大きくなれば、ブレーキストローク量も大きくなり、電磁吸引力を大きくする必要があるので、ブレーキ装置が大型化することになり、小型化の障害となっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、複数に分割された制動動作部を回転ドラムの制動面のほぼ全面に亘って押し付け、回転ドラムの撓みをほぼ全体的に均等にすることにより、制動時と非制動時のブレーキストローク量を小さくすることができ、ブレーキ装置の小型化が図れるエレベータ用巻上機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータ用巻上機においては、内周面に固定子巻線が設けられたハウジングと、このハウジング内に設けられた主軸と、ハウジング内に配置され、主軸に枢持された駆動綱車を有する回転ドラムと、回転ドラムの外周面に固定子巻線と対向して配置され、該固定子巻線とで電動機を構成する界磁磁石と、回転ドラムの内周面に設けられた制動面と、制動面と対向するように配置されたドラム型のブレーキ装置とを備えてなるものにおいて、ドラム型のブレーキ装置は、制動部が複数個に分割されており、分割された各制動部のブレーキライニングを回転ドラムの制動面のほぼ全面に押し当てるものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、ブレーキライニングを回転ドラムのほぼ全面に押し付けることにより、制動時と非制動時(開放時)のブレーキストローク量を小さくすることができ、ブレーキ装置の小型化を図ることができる。また、バネ力の分散化により、回転ドラムの左右方向の偏心に対しても小さくなる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用巻上機の全体構成を示す縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用巻上機の支持板を取外してブレーキ装置側から見た正面図、図3はブレーキ装置の片側半分を示す詳細図、図4はブレーキ装置を開放した非制動時の状態を示す一部省略図、図5はブレーキ装置を動作させた制動時の状態を示す一部省略図、図6はブレーキ装置を動作させた制動時の状態を特徴的に表わした模式図である。
【0009】
図1はこの発明のエレベータ用巻上機の全体構成図であり、有底の円筒形からなる椀状のハウジング1の中央に主軸2が立設され、この主軸2に駆動綱車3と一体に形成された椀状の回転ドラム4が枢持されている。ハウジング1の内周部に固定子巻線5が設けられている。また、この固定子巻線5と対向して、回転ドラム4の駆動綱車3と反対側の外周面には界磁磁石6が配置され、固定子巻線5と界磁磁石6とで電動機を構成している。回転ドラム4の内周部に制動面7が設けられている。また、この回転ドラム4の制動面7と対向してドラム型のブレーキ装置8が配置されている。このドラム型のブレーキ装置8は支持板9側に取り付けられている。主軸2の他端は支持板9に固定されている。
【0010】
図2はドラム型のブレーキ装置8の配置構造図であり、ハウジング1の中心部に主軸2を配置し、その主軸2に回転ドラム3とドラム型のブレーキ8を配置している。このような配置構造においては、制動部は4分割構成のドラム型ブレーキ8となり、制動を受ける側は回転ドラム4となる。
【0011】
図3はドラム型ブレーキ装置8の詳細図であり、4分割された各ブレーキ装置8は、電磁力によって、制動、非制動を行うものである。主軸2に固定鉄心11を配置している。この固定鉄心11には、電磁コイル12及びバネ13が配置されている。このバネ13を介して、可動鉄心14が固定鉄心11と対称位置に配置されている。また、可動鉄心14の反固定鉄心11側に軸15を介してブレーキシュー16が配置されている。またブレーキシュー16の回転ドラム4の制動面7と対向する面側にブレーキライニング17が配置されている。
【0012】
図4はブレーキ装置を開放した非制動時の状態を示し、電流により電磁コイル12に通電され、可動鉄心14がバネ13の付勢力に打ち勝ち、固定鉄心11側に吸引される。この非制動状態において、回転ドラム4とブレーキライニング17の間には隙間20があり、回転ドラム4の撓みは発生しない。
【0013】
図5はブレーキ装置を動作させた制動時の状態を示し、この制動状態においては、電磁コイル12には通電されず、バネ13の付勢力が可動鉄心14、軸15、ブレーキシュー16を介してブレーキライニング17に伝わり、ブレーキライニング17が回転ドラム4と接触する。この時、回転ドラム4に撓みが発生する。また、ブレーキ装置8は、回転ドラム4の剛性により撓みが大きく依存されることになる。
【0014】
図6はブレーキ装置を動作させた制動時の状態を特徴的に表わした模式図であるが、先ずは、従来のドラム型ブレーキ装置における問題点について、図7の模式図に基づいて説明する。
制動時に、バネ13のバネ力F31がブレーキライニング17を介して回転ドラム4にかかる場合においては、回転ドラム4は、図7に示すように変形し、撓みが発生する。この撓みが大きくなると、非制動時に接触しないために、回転ドラム4とブレーキライニング17の間に形成する隙間20が大きくなる。この隙間20が大きくなれば、電磁吸引力を大きくする必要があるので、ブレーキ装置が大型化する可能性があり、小型化を阻害する要因となっていた。
よって、この問題を解決するため、この発明においては、図6に示すように、回転ドラム4のほぼ全周面にブレーキライニング17を押し当てるようにしたものである。但し、ブレーキライニング17が正常に動作し互いに干渉してはならないため、撓みに影響が無い程度に若干の隙間41を設けている。バネ13のバネ力F31を回転ドラム4の上下左右に4分割し、ブレーキライニング17を回転ドラム4面のほぼ全面(隙間41を除く)に押し当てることにより、回転ドラム4の撓みをほぼ全面当たりと同等程度に小さくすることが可能である。このように、ブレーキライニング17を回転ドラム4のほぼ全面に押し付けることにより、制動時と非制動時(開放時)のブレーキストローク量を小さくすることができ、ブレーキ装置の小型化を図ることができる。また、バネ13のバネ力F31の分散化により、回転ドラム4の左右方向の偏心に対しても小さくなる効果が期待できる。
【0015】
なお、上記実施の形態1では、4分割構成のドラム型ブレーキ8とし、バネ13のバネ力F31を4方向とした例を説明したが、ブレーキライニング17が回転ドラム4のほぼ全周面(隙間41を除く)に押し当てる構造であれば、バネ力F31を2方向以上とした2分割以上の構成を採用しても良いことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明の実施の形態1におけるエレベータ用巻上機の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1におけるエレベータ用巻上機の支持板を取外してブレーキ装置側から見た正面図である。
【図3】ブレーキ装置の片側半分を示す詳細図である。
【図4】ブレーキ装置を開放した非制動時の状態を示す一部省略図である。
【図5】ブレーキ装置を動作させた制動時の状態を示す一部省略図である。
【図6】ブレーキ装置を動作させた制動時の状態を特徴的に表わした模式図である。
【図7】従来のエレベータ用巻上機のブレーキ装置を動作させた制動時の状態を特徴的に表わした模式図である。
【符号の説明】
【0017】
1 ハウジング
2 主軸
3 駆動綱車
4 回転ドラム
5 固定子巻線
6 界磁磁石
7 制動面
8 ブレーキ装置
9 支持板
11 固定鉄心
12 電磁コイル
13 バネ
14 可動鉄心
15 軸
16 ブレーキシュー
17 ブレーキライニング
20 隙間
F31 バネ力
41 隙間




 

 


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