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発明の名称 エスカレータ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8657(P2007−8657A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−191689(P2005−191689)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100073759
【弁理士】
【氏名又は名称】大岩 増雄
発明者 松山 隆弘
要約 課題
複数台を乗り継ぐように設置されたエスカレータのうち、1台に異常が発生して停止した場合に、異常が発生したエスカレータとその後続のエスカレータ1台以外は停止せず、そのまま運転を継続することができるエスカレータ装置を提供する。

解決手段
複数台のエスカレータA、B、Cを乗り継ぐように設置されたエスカレータ装置において、各エスカレータに、自号機エスカレータの運転状態を示す信号及び運転異常検出時に異常信号を発する手段a1と、異常信号及び運転状態を示す信号を他号機エスカレータに送出する手段a3と、他号機エスカレータからの異常信号及び運転信号を受ける手段a4と、各手段を制御すると共に、他号機エスカレータからの異常信号と自号機エスカレータの運転信号とにもとづいて異常信号を発したエスカレータと自号機エスカレータとの進行方向に対する前後位置関係を判別する手段a2とを備えた構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数台のエスカレータを乗り継ぐように設置されたエスカレータ装置において、各エスカレータに、自号機エスカレータの運転状態を示す信号及び運転異常検出時に異常信号を発する手段と、上記異常信号及び運転状態を示す信号を他号機エスカレータに送出する手段と、他号機エスカレータからの異常信号及び運転信号を受ける手段と、上記各手段を制御すると共に、他号機エスカレータからの異常信号と自号機エスカレータの運転信号とにもとづいて異常信号を発したエスカレータと自号機エスカレータとの進行方向に対する前後位置関係を判別する手段とを備えたことを特徴とするエスカレータ装置。
【請求項2】
他号機エスカレータからの異常信号を受けた時、異常信号を発したエスカレータが進行方向に対して自号機エスカレータより前にある場合は自号機エスカレータを緩停止させ、自号機エスカレータから異常信号を検出した場合には、自号機エスカレータを急停止させることを特徴とする請求項1記載のエスカレータ装置。
【請求項3】
異常信号を発して停止したエスカレータの停止表示と、進行方向に対して上記エスカレータの後ろに位置するために停止したエスカレータの停止表示とを区別するようにしたことを特徴とする請求項2記載のエスカレータ装置。
【請求項4】
停止したエスカレータの運転状態への復帰は、異常信号を発して停止したエスカレータの起動信号のみにもとづいて他の停止エスカレータを連動起動させることを特徴とする請求項2または請求項3記載のエスカレータ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明はエスカレータ装置、特に複数台のエスカレータを乗り継ぐように設置されたエスカレータ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数台を乗り継ぐエスカレータ装置は、故障や異常などの理由によって所定のエスカレータが停止した場合、そのエスカレータと後続のエスカレータとの間の踊り場に乗客が滞留することを防止するために、後続のエスカレータ全部を停止させ、乗客の搬送を中止するようにしていた。(例えば特許文献1〜3参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平2−95695号公報
【特許文献2】実開昭50−136195号公報
【特許文献3】特開昭49−94083号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のエスカレータ装置は上記のように構成されているが、異常が発生したエスカレータを特定する手段を有していなかったため、異常が発生したエスカレータと、その後続のエスカレータ全部が連動して停止した場合、どのエスカレータに異常があったのかが分からず、停止した全てのエスカレータを点検する必要があるため、復帰運転までに時間を要して乗客の利便性を欠くという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、複数台を乗り継いで動くエスカレータのうち、1台に異常があって停止した場合に、異常が発生したエスカレータの後続のエスカレータ1台以外は停止せず、そのまま運転を継続させることで、乗客の滞留を防止すると共に、利便性を向上することができるエスカレータ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエスカレータ装置は、複数台のエスカレータを乗り継ぐように設置されたエスカレータ装置において、各エスカレータに、自号機エスカレータの運転状態を示す信号及び運転異常検出時に異常信号を発する手段と、上記異常信号及び運転状態を示す信号を他号機エスカレータに送出する手段と、他号機エスカレータからの異常信号及び運転信号を受ける手段と、上記各手段を制御すると共に、他号機エスカレータからの異常信号と自号機エスカレータの運転信号とにもとづいて異常信号を発したエスカレータと自号機エスカレータとの進行方向に対する前後位置関係を判別する手段とを備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明に係るエスカレータ装置は上記のように構成されているため、複数台のうちの1台のエスカレータに異常が発生して停止した場合には、その後続のエスカレータ1台のみが停止することになり、乗客の滞留を防止すると共に、利便性と安全性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1の構成を示す概略図で、(i)は複数台のエスカレータA、B、Cを乗り継ぐように設置したもので、図は3台の場合を示している。また、(ii)は各エスカレータの制御装置の構成を示すブロック図で、aはエスカレータAの制御装置、bは同じくエスカレータBの制御装置、cは同じくエスカレータCの制御装置を示す。各制御装置a、b、cの構成要素はそれぞれabcを付した数字で示しているが、同じ数字はそれぞれ同じ装置であることを示しており、各制御装置はそれぞれ同じ構成とされている。従って、制御装置aについてのみ構成を説明する。
【0009】
安全スイッチa1はスカート部やくし部の異常あるいは手摺速度や手摺ズレ量の異常を検出してエスカレータAに異常が発生したことを知らせるスイッチであり、この安全スイッチa1が動作すると、その信号がCPUa2に入力される。CPUa2は安全スイッチa1からの信号を受けてドライバa3を動作させ、自号機エスカレータAの運転状態(上方向運転、下方向運転、運転中、停止中)を示す信号と、異常を知らせる制御信号(異常信号)とを他号機エスカレータB、Cの制御装置b、cに送出する。
【0010】
異常信号の一例を図2に示す。図2(a)はエスカレータAの制御装置aのドライバa3が発生する異常信号DSaを示し、1個のパルスが所定周期毎に発生される。図2(b)はエスカレータBの制御装置bのドライバb3が発生する異常信号DSbを示し、2個のパルスが所定周期毎に発生される。図2(c)はエスカレータCの制御装置cのドライバc3が発生する異常信号DScを示し、3個のパルスが所定周期毎に発生される。
【0011】
このように、各エスカレータ毎にデューティ比の異なる固有の異常信号を発生するようにしているため、他号機エスカレータの制御装置が異常号機エスカレータから異常信号を受けた時、いずれの制御装置においても異常が発生したエスカレータを特定することができる。この異常信号は図3に示すDSa,DSb,DScのように、エスカレータによって信号レベルを変えるようにしてもよい。
【0012】
また、制御装置には、他号機エスカレータのドライバから発せられた運転状態を示す信号と異常信号とを受けるレシーバa4が備えられている。
【0013】
次に、複数台のエスカレータのうち、図1(i)のエスカレータAに異常が発生した場合を想定して、この発明の動作を図4のフローチャートにもとづいて説明する。
【0014】
エスカレータAで異常が発生すると、制御装置aの安全スイッチa1が動作し、CPUa2に信号を送る。CPUa2はステップS1でドライバa3を動作させて、エスカレータAの運転状態(上方向運転、下方向運転、運転中、停止中)を示す信号と異常を知らせる制御信号である図2(a)のDSaとを他号機エスカレータB、Cの制御装置b、cへ送出する。
【0015】
他号機エスカレータB、CはステップS2でそれぞれの制御装置b、cのレシーバb4、c4によってエスカレータAからの異常を知らせる制御信号DSaを受け取る。
制御装置b、cのCPUb2、c2はステップS3で異常信号DSaの検出の有無を確認すると共に、各エスカレータのCPUa2、b2、c2に予め割り当てられている位置情報にもとづいて、受信した異常信号がエスカレータAの信号であることを特定する。
【0016】
エスカレータB、CのCPUb2、c2はステップS4でエスカレータAの運転信号と自号機エスカレータBまたはCの運転信号とを比較して自号機エスカレータとエスカレータAの運転方向とが同じかどうかを確認する。異常号機であるエスカレータAが自号機BまたはCと同じ方向である場合は、ステップS5でエスカレータAが進行方向に向かって先に位置しているかどうかを確認する。
【0017】
自号機エスカレータCは進行方向に向かって先にエスカレータAがあることを検出するため、更にステップS6でエスカレータAが運転を停止しているかどうかをチェックし、運転を停止しておれば、ステップS7でエスカレータCは緩減速して停止するように制御すると共に、ステップS7Aで停止の旨、点灯表示する。
【0018】
一方、自号機エスカレータBはステップS5で異常号機であるエスカレータAが進行方向に向かって先にあることが検出できないため、ステップS11で連続して運転を継続することになる。
【0019】
また、上述のステップS3で他号機エスカレータの異常信号を検出しなかった場合には、自号機エスカレータが異常号機である可能性があるため、ステップS8で自号機であるエスカレータAの異常信号の検出の有無を確認する。エスカレータAの制御装置aが自号機の異常信号として検出した場合は、ステップS9で自号機のCPUa2により急減速してエスカレータAを停止制御し、ステップS9Aで急停止を知らせるため緩停止とは異なる表示、即ち点滅による表示を行なう。
【0020】
一方、ステップS4において、異常号機であるエスカレータAが自号機BまたはCと異なる方向に運転されている場合は、ステップS10で自号機BまたはCが可逆式で運転方向が切替えられているかどうかを確認し、切替えられている場合は、ステップS5に移行する。
【0021】
ステップS10で運転方向が切替えられていない場合、またはステップS5で異常号機が進行方向に向かって先にない場合、あるいはステップS6で異常号機が運転を停止していない場合には、自号機BまたはCをCPUb2、c2によって連続運転を継続させ、ステップS11Aで運転方向を点灯表示する。ただし、ステップS7での緩減速による停止制御は、インバータによる駆動を前提とした。
【0022】
なお、ステップS9で異常によって急停止したエスカレータが運転状態に復帰する場合には、ステップS12でエスカレータAの異常状態が解除されたかどうかをCPUa2によって確認する。異常状態が解除された場合は、ステップS13でエスカレータAに限定して起動信号の入力があったかどうかを確認する。エスカレータAに起動信号の入力があった場合は、ステップS14で異常信号DSaのドライバa3からの出力を停止させた上、連動再起動を可能とする。ステップS13で起動入力がない場合は、ステップS15で停止状態を維持する。
【0023】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態は実施の形態1と密接に関連しているため、図4のフローチャートにもとづいて実施の形態1と共に動作説明したが、図4のフローチャートにおけるステップS3〜S9が実施の形態2を構成する。
【0024】
即ち、他号機エスカレータからの異常信号を受けた時、異常信号を発したエスカレータが進行方向に対して自号機エスカレータより前にある場合は自号機エスカレータを緩停止させ、自号機エスカレータから異常信号を検出した場合には、自号機エスカレータを急停止させて、異常のレベルに対応した制御をすることにより乗客への安全性の向上を図ろうとするものである。
【0025】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。この実施の形態は実施の形態1と密接に関連しているため、図4のフローチャートにもとづいて実施の形態1と共に動作説明したが、図4のフローチャートにおけるステップS7AとS9Aが実施の形態3を構成する。
【0026】
即ち、異常信号を発したエスカレータの停止表示と、進行方向に対して上記エスカレータの後ろに位置するために停止したエスカレータの停止表示とを区別することにより、停止状態の複数台のエスカレータの中から、異常が発生したエスカレータを特定することができるようにして保守性の向上を図ったものである。
【0027】
図4のステップS7Aではエスカレータの進行方向に対して異常号機エスカレータに後続するエスカレータの停止をランプの連続点灯で表示し、ステップS9Aでは異常信号を発生して停止したエスカレータを点滅点灯で表示して区別する例を示している。
【0028】
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。この実施の形態は実施の形態1と密接に関連しているため、図4のフローチャートにもとづいて実施の形態1と共に動作説明したが、図4のフローチャートにおけるステップS12〜S15が実施の形態4を構成する。
【0029】
即ち、異常発生によって停止したエスカレータの運転状態への復帰は、異常信号を発して停止したエスカレータの起動信号のみにもとづいて他の停止エスカレータをも連動起動させることにより、エスカレータの信頼性の向上を図るようにしたものである。
【0030】
図4のステップS12では異常信号を発したエスカレータAの異常状態が解除されたかどうかを確認すると共に、ステップS13でエスカレータAに対する起動信号の入力を確認して連動再起動を行なうようにしている。
【0031】
この発明は上記のように構成されているため、複数台を乗り継ぐように設置されたエスカレータにおいて、いずれか1台に異常が発生しても、進行方向に対して異常号機エスカレータの後ろに位置するエスカレータ1台以外は停止せず、そのまま運転を継続することができるため、乗客の滞留を防止すると共に、利便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明の実施の形態1の構成を示す概略図である。
【図2】実施の形態1において、異常時に各エスカレータから発生される異常信号の一例を示す図である。
【図3】異常信号の他の例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1〜実施の形態4の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0033】
A、B、C エスカレータ、 a、b、c 制御装置、 a1、b1、c1 安全スイッチ、
a2、b2、c2 CPU、 a3、b3、c3 ドライバ、 a4、b4、c4 レシーバ、
DSa、DSb、DSc 異常信号。




 

 


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