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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76899(P2007−76899A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−270609(P2005−270609)
出願日 平成17年9月16日(2005.9.16)
代理人 【識別番号】100098626
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 壽
発明者 山田 満
要約 課題
パッド受台の回動中心の軸線に直交する方向(ラジアル方向)の移動を規制し、振動を防止することができる給紙装置を提供する。

解決手段
給紙装置は、給紙コロ20と、紙用類を1枚ずつ分離して給紙するためのフリクションパッド13と、該フリクションパッドを保持した状態で、上記給紙コロの軸に平行な軸線を中心にして回転可能に取り付け部材に取り付けられたフリクションパッドホルダー10と、フリクションパッドホルダーを給紙コロに向かって付勢するための付勢部材22とを有する。上記フリクションパッドホルダー10と、上記取り付け部材とのいずれか一方に設けられた軸部10aと、他方に設けられた該軸部を受ける軸受け部24aとの係合で上記軸線を中心にしての回が可能なように構成する。そして、該軸部が該軸受け部に当接するように上記フリクションパッドホルダー10をラジアル方向(上記軸線と直交する方向)に押し付ける押し付け手段25aを設けた。
特許請求の範囲
【請求項1】
給紙コロと、紙用類を1枚ずつ分離して給紙するためのフリクションパッドと、該フリクションパッドを保持した状態で、上記給紙コロの軸に平行な軸線を中心にして回転可能に取り付け部材に取り付けられたフリクションパッドホルダーと、フリクションパッドホルダーを給紙コロに向かって付勢するための付勢部材とを有する給紙装置において、
上記フリクションパッドホルダーと、上記取り付け部材とのいずれか一方に設けられた軸部と、他方に設けられた該軸部を受ける軸受け部との係合で上記軸線を中心にしての回が可能なように構成し、かつ、該軸部が該軸受け部に当接するように上記フリクションパッドホルダーをラジアル方向(上記軸線と直交する方向)に押し付ける押し付け手段を設けたことを特徴とする給紙装置。
【請求項2】
請求項1の給紙装置において、
上記軸部は上記フリクションパッドホルダーに設けられ、
上記軸受け部は、上記軸部を上記ラジアル方向から受け入れる開口と、該開口から受け入れた上記軸部が上記押し付け手段によって当接する当接部とを有し、
該当接部は、上記押し付け手段による当接で上記軸部の上記ラジアル方向の位置が決まる形状であることを特徴とする給紙装置。
【請求項3】
請求項2の給紙装置において、
上記軸受け部は、上記開口を介して上記軸部を受け入れる受け入れ部と、該受け入れ部の開口よりの内周面に形成した凸部とを有し、上記フリクションパッドホルダーの上記取り付け部材への取り付けにあたって上記開口から進入させた上記軸部が該凸部を乗り越えて受け入れ部内の奥側に移動し得るように、受け入れ部全体、及び/又は、該凸部に弾性を持たせ、かつ、該凸部を乗り越えて上記受け入れ部内の奥側に移動した上記軸部を該凸部に当接させるように上記押し付け手段による押し付けの向きを設定したことを特徴とする給紙装置。
【請求項4】
請求項1、2又は3の給紙装置を備えた画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙用類の分離手段にフリクションパッドを用いた給紙装置、および画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、紙用類の給紙、分離手段として、フリクションパッド方式と呼ばれる方式が採用されている(特許文献1の図1、2が代表的な例)。これは、給紙コロに紙用類同士の摩擦係数よりも高い摩擦板を当接して、一枚ずつ分離して下流に給紙するものである。他の逆転ローラや、エアーを吹き付ける方式の分離手段に対して、構成が簡素で分離性能も比較的良い事から、低コストな分離手段として広く使われている。このフリクションパッド方式の弱点として、従来より知られているのが分離時の異常音である。これは、OHPや、表面性の良いコート紙、第2原図などで発生し易い事が良く知られており、環境としては、パッドと紙用類の摩擦係数が高くなる高湿環境下で発生しやすい。この現象の原因としては、フリクションパッドが紙用類と接触して分離する時に、紙用類との間で発生する摩擦力が、静摩擦と動摩擦に差がある条件の時に発生しやすく、分離中にパッドと紙用類がスティックスリップを起こす事により、これが振動源となりパッドやパッド支持部、筐体に伝わり、共振を起こすと異常音(ブー音やピー音)となるものである。
【0003】
この問題の対策として様々な提案がなされている。例えば、特許文献2においては、フリクションパッドとパッド支持機構の間、及び、パッド支持機構と装置本体の間の少なくとも一方に、振動吸収手段を設け、振動を防止する提案がなされている。ところが、このように振動吸収手段を設ける事は、一般的に振動吸収材は高価であるためコストアップとなってしまう。また、近年の画像形成装置では一つの装置で、紙用類を給紙するスピードが一種類とは限らず、数種類のスピードに対応する場合が多く、これにより、振動源の固有振動数が変化するため、防振材による効果があるスピードにはあるが、他のスピードには対応できない等の問題が発生する。以上のように、発生した振動を押さえる対策には限界があるため、振動を発生させない対策を講じる必要がある。
【0004】
上記特許文献1で提案されている発明はこの点に着目した発明であり、パッド受台のスラスト方向の移動を規制するものである。すなわち、上記特許文献1では、次の発明が提案されている。「用紙を載置する用紙載置台と、該用紙載置台にセットされた用紙を送り出す給紙ローラと、該給紙ローラに押し当たるように付勢された分離部材と、該分離部材を保持した状態で受台に回動可能に支持されたホルダ部材と、該ホルダ部材の回動支点部のスラスト方向の移動を規制する付勢手段とを設けたことを特徴とする給紙装置。」
【0005】
【特許文献1】特開2002−265081号公報
【特許文献2】実開平5−12432号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、パッド受台の振動は、主に受台とその取り付け部との間のガタにより生じる。従来の場合、受台支点軸を円筒形状の軸とし、取り付け部を丸穴(もしくは特許文献1の図1のように逆U字の溝)として、軸と穴(溝幅)のすきま嵌めの嵌め合い公差を厳しく管理してガタを低減している。ところが、幾ら公差を厳しくしても、部品の製造上、ガタは発生してしまう。締まり嵌めにすると受台の動きが渋くなり、給紙コロへの加圧力が正常に作用しなくなるためである。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、パッド受台の回動中心の軸線に直交する方向(ラジアル方向)の移動を規制し、振動を防止することができる給紙装置及びこの給紙装置を備えた画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、給紙コロと、紙用類を1枚ずつ分離して給紙するためのフリクションパッドと、該フリクションパッドを保持した状態で、上記給紙コロの軸に平行な軸線を中心にして回転可能に取り付け部材に取り付けられたフリクションパッドホルダーと、フリクションパッドホルダーを給紙コロに向かって付勢するための付勢部材とを有する給紙装置において、上記フリクションパッドホルダーと、上記取り付け部材とのいずれか一方に設けられた軸部と、他方に設けられた該軸部を受ける軸受け部との係合で上記軸線を中心にしての回転が可能なように構成し、かつ、該軸部が該軸受け部に当接するように上記フリクションパッドホルダーをラジアル方向(上記軸線と直交する方向)に押し付ける押し付け手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の給紙装置において、上記軸部は上記フリクションパッドホルダーに設けられ、上記軸受け部は、上記軸部を上記ラジアル方向から受け入れる開口と、該開口から受け入れた上記軸部が上記押し付け手段によって当接する当接部とを有し、該当接部は、上記押し付け手段による当接で上記軸部の上記ラジアル方向の位置が決まる形状であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の給紙装置において、上記軸受け部は、上記開口を介して上記軸部を受け入れる受け入れ部と、該受け入れ部の開口よりの内周面に形成した凸部とを有し、上記フリクションパッドホルダーの上記取り付け部材への取り付けにあたって上記開口から進入させた上記軸部が該凸部を乗り越えて受け入れ部内の奥側に移動し得るように、受け入れ部全体、及び/又は、該凸部に弾性を持たせ、かつ、該凸部を乗り越えて上記受け入れ部内の奥側に移動した上記軸部を該凸部に当接させるように上記押し付け手段による押し付けの向きを設定したことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、画像形成装置において、請求項1、2又は3の給紙装置を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1乃至4の発明によれば、軸部と軸受け部との間にすきまがあったとしても、軸部が軸受け部に当接するようにフリクションパッドホルダーをラジアル方向(上記軸線と直交する方向)に押し付けるので、紙用類の給紙、分離中にフリクションパッドホルダーが振動する事を防止でき、異常音の発生を防止することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は本発明の実施形態に係る給紙装置を搭載した画像形成装置の全体図である。図2は実施形態に係る給紙装置の概略構成図である。図1において、給紙装置としては給紙トレイ4と給紙台11の2箇所に紙用類を積載可能となっており、給紙台11の方の給紙装置が実施の形態に係る。装置本体側面に取り付けられているカバー12を開くと、給紙台11が図2のように開いて紙用類を積載可能となる。紙用類はフリクションパッドホルダ10に保持されているフリクションパッドで1枚ずつ分離されて、中継ローラ21へと送られ、停止しているレジストローラ8で先端を揃えて待機する。一方、画像形成装置は、4色からなるプロセスカートリッジ2と光書き込みユニットにより作像されるトナー像を中間転写ベルト3の上で重ね転写する事により、フルカラー画像を作成し、紙転写ローラ15部で紙用類にカラーのトナー像を転写する。この画像とタイミングを合わせて紙用類はレジストローラ8から搬送され、トナー像を転写した後に、定着ローラ16部で、熱と圧力によりトナー像を紙用類に定着させる。定着ローラを通過した紙用類は、片面プリントの場合には分岐爪の下を通って排紙ローラ18へと送られ、機外へ排出される。両面プリントの場合には、分岐爪が破線の位置に回動し、紙用類は反転ローラ19へと導かれ、スイッチバックし両面経路、レジストローラ8へと導かれ、裏面をプリントする。
【0010】
図2は給紙台11を開いた状態を示すものである。紙用類は給紙台11、底板14の上に積載される。紙用類は底板14により給紙コロ20へ加圧され、給紙コロ20は紙用類の上から順に紙用類をフリクションパッド13へと導く。フリクションパッド13は、フリクションパッドホルダー10に両面テープにより接着されている。フリクションパッドホルダー10は後述するように図2中左端部側に設けた支点軸を中心に回動自在に軸支されており、加圧スプリング22によりフリクションパッドが給紙コロ20へと圧接されるようになっている。フリクションパッド13へと進入した紙用類はここで1枚ずつ分離され、中継ローラ21へと送られる。なお、図2中の符号24は、フリクションパッドフォルダー10を取り付ける取り付け部材としてのガイド板部材を示す。
【0011】
図3は給紙台11を開いた状態のガイド板部材24及びフリクションパッドフォルダー10を示す斜視図であり、給紙コロ20は図示を省略している。図4はガイド板部材24の軸受け部としての支点軸取り付け部24a近傍を拡大して示す斜視図である。図5はフリクションパッドフォルダー10の支軸10aと支軸取り付け部24aとの係合箇所での断面図である。
図3において、フリクションパッドホルダー10の支点軸10aの近傍に引張スプリング25a(押し付け手段)が取り付く穴が形成されている。引張スプリング25aの他端はガイド板24に引っ掛けられており、フリクションパッドホルダーの支点軸10aは下方に付勢されている。一方、ガイド板のフリクションパッドホルダー支点軸の取り付け部24aは図3のように、支点軸10aと嵌め合う溝形状で支点軸をガイドする構成となっており、また、下方向には開口が形成されかつ、支点軸が下方向に抜けないように突起形状24bが溝の両方の側面に形成されている。これにより、フリクションパッドホルダー10を組み立てる時には、図6に示すように下方の開口部より支点軸10aを挿入し、溝の側面部を樹脂の弾性によりたわませて突起を乗り越えて図5の位置にセットする事で、フリクションパッドホルダー10をガイド板24に仮に固定する事ができる。そして、加圧スプリング22をセットすればよいため、組立にネジや他の取り付け部材を必要とせず、簡素な構成とする事ができる。さらに、支点軸10aは引張スプリング25a(押し付け手段)により、下方の突起部24bの方向に付勢されるため、支点軸10aはガイド板の取り付け部24aの左右の突起部の斜面間(スプリング22の加圧方向下流側ほど狭くなっている)でスラスト方向の位置が決まり、例え溝幅と支点軸との間に加工上の隙間が生じてしまっていたとしても、取り付けガタを無くす事ができる。また、引張スプリング25aの加圧力は大きい程、このガタ防止の効果は高いが、フリクションパッドホルダー10の引っ張りスプリング取り付け穴10bの位置は極力支点軸10aに近い事が望ましく、引張スプリングによる回転トルクでフリクションパッド圧(給紙コロへの当接圧)が変化してしまうので注意が必要である。
【0012】
図7は変形例の説明図である。ガイド板24の支点軸取り付け部24aの突起部を左右の一方にのみ(図示の例は右側のみ)に形成したものである。これによっても、突起部24bと対向する溝側面との間で、支点軸10aのスラスト方向の位置を決めることができる。
【0013】
図8はさらに別の変形例の説明である。引張スプリングの代わりに、弾性薄板25bを用いたタイプである。支点軸10aを突起24bへ押し付ける手段として、板バネや樹脂フィルムなど、弾性を有する薄板25bを用いることができる。フリクションパッドホルダー10に弾性薄板25bの一端を両面テープや接着剤で固定し、他端をガイド板24の下流側に、弾性薄板を若干変形させて当接する。これにより、弾性薄板が変形を元に戻そうとする力を利用して、支点軸10aを突起24bへと押し付ける仕組みである。この場合、引張スプリングよりもさらに組立性を良くする事が可能である。
【0014】
以上、本実施の画像形成装置によれば、給紙コロ20と、紙用類を1枚ずつ分離して給紙するためのフリクションパッド13と、フリクションパッド13を取り付け、給紙コロ軸に平行な軸支点10aを中心に回転可能に軸支されるフリクションパッドホルダー10と、フリクションパッドホルダー10を取り付ける部材としてのガイド板部材24と、フリクションパッドホルダー10を給紙コロ20に向かって付勢するための加圧部材22とを有する給紙装置において、フリクションパッドホルダー支点軸10aを、フリクションパッドホルダー10を取り付ける部材24の取り付け部24aとのラジアル方向(支点軸と直交する方向)に押し付ける、押し付け手段25を設けた事により、溝幅と軸支点の外径との間にすきまがあったとしても、支点軸は一方向に付勢されているので、紙用類の給紙、分離中にフリクションパッドホルダーが振動する事を防止でき、異常音の発生を防止することができる。
(2)
更に、フリクションパッドホルダー10を取り付ける部材24のフリクションパッドホルダー支点軸10aの取り付け部24aの形状は、支点軸10aと嵌合する幅の溝形状と、支点軸10aがラジアル方向(支点軸と直交する方向)に移動するのを防止する少なくとも1つの凸形状24bが形成され、前記押し付け手段25により支点軸10aが凸形状24bの方向に押し付けられる。よって、フリクションパッドホルダーの組立は取り付け部の開口部より支点軸を挿入し、凸部を乗り越えてセット(樹脂弾性を利用したスナップフィット取り付け)すれば良く、これによりフリクションパッドホルダーは取り付け部に装着されるため、装着のためにネジなどの締結部品や他の固定部材を使用しなくても良く、低コストである。また、押し付け部材により支点軸が凸形状の方向に押し付けられるため、溝幅と軸支点の外径との間にすきまがあったとしても、支点軸は凸形状上の一点ともう一点に押し付けられて固定されるため、紙用類の給紙、分離中にフリクションパッドホルダーが振動する事を防止でき、異常音の発生を防止する事ができる。
【0015】
なお、以上の例では、軸部をフリクションパッドフォルダー10に設けたが、逆に取り付け部材側に軸部を設け、フリクションパッドフォルダー10に軸部を受ける軸受け部を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施形態に係る画像形成装置全体の概略構成図。
【図2】実施形態に係る給紙装置の概略構成図。
【図3】同給紙装置の部分斜視図。
【図4】同給紙装置の一部を拡大した斜視図。
【図5】同給紙装置の断面図。
【図6】同給紙装置の組み立て工程の説明図。
【図7】変形例に係る給紙装置の断面図。
【図8】他の変形例に係る給紙装置の断面図。
【符号の説明】
【0017】
10 フリクションパッドフォルダー
10a 支軸
13 フリクションパッド
20 給紙コロ
22 加圧スプリング
24a 支点軸取り付け部
25a 引張スプリング




 

 


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