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発明の名称 用紙位置検出装置及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−55733(P2007−55733A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−242731(P2005−242731)
出願日 平成17年8月24日(2005.8.24)
代理人
発明者 谷本 義幸
要約 課題
本発明は、用紙の位置ズレを検出する位置ズレ検出手段を用いて用紙間隔をも検出する用紙位置検出装置及び画像形成装置に関する。

解決手段
画像形成装置1は、転写紙10の搬送方向に対して傾斜角度αだけ傾斜して所定長さの用紙位置ズレ検出センサ2が転写紙10の搬送路上に配設され、この用紙位置ズレ検出センサ2で、転写紙10の主走査方向側端と前端及び後端を検出して、この検出結果を波形整形部3で波形整形した検出結果に基づいて、制御部4のCPU5が転写紙10の主走査方向側端位置の位置ズレ量を検出するとともに、複数枚連続して転写紙10を搬送する場合の前側の転写紙10と後側の転写紙10の用紙間隔を検出する。したがって、用紙間隔を検出するセンサを用紙位置ズレ検出センサ2とは別に設けることなく、転写紙10の位置ズレ量とともに、用紙間隔を検出することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
用紙搬送路上を搬送される用紙の用紙搬送方向と直交する方向の少なくとも一方側の側端を検出する用紙位置検出手段と、当該用紙位置検出手段の検出結果に基づいて前記用紙の前記直交方向への位置ズレ量を検出する位置ズレ量検出手段と、を備えた用紙位置検出装置であって、前記用紙位置検出手段は、前記用紙の前端と後端をも検出可能な状態で配設され、前記位置ズレ量検出手段は、当該用紙位置検出手段の検出結果に基づいて、複数枚連続して搬送される用紙の用紙間隔を検出することを特徴とする用紙位置検出装置。
【請求項2】
用紙搬送路上を画像形成部へ搬送される用紙の用紙搬送方向と直交する方向の少なくとも一方側の側端を検出する用紙位置検出手段と、当該用紙位置検出手段の検出結果に基づいて前記用紙の前記直交方向への位置ズレ量を検出する位置ズレ量検出手段と、を備え、当該位置ズレ量検出手段の検出する位置ズレ量に基づいて前記画像形成部による当該用紙への画像の書出位置または/及び用紙の前記直交方向の搬送位置を調整する画像位置調整処理を行う画像形成装置であって、前記用紙位置検出手段は、前記用紙の前端と後端をも検出可能な状態で配設され、前記用紙位置ズレ量検出手段は、当該用紙位置検出手段の検出結果に基づいて、複数枚連続して搬送される用紙の用紙間隔を検出することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記用紙位置検出手段は、前記用紙搬送路上に所定方向に所定長さにわたって列状に配設され当該用紙搬送路上を搬送される用紙の少なくとも用紙搬送方向と直交する方向の一方側の側端を含む所定幅分の用紙を検出することを特徴とする請求項1記載の用紙位置検出装置または請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記用紙位置検出手段は、前記列方向が前記用紙の搬送方向に対して所定の傾斜角度傾斜した状態で配設されていることを特徴とする請求項3記載の用紙位置検出装置または画像形成装置。
【請求項5】
前記用紙位置検出手段は、前記用紙に検出光を照射する光源と、前記列方向に複数列状に配設され当該用紙からの反射光を光電変換する光電変換素子と、を備えていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の用紙位置検出装置または画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成装置は、前記用紙位置ズレ量検出手段の検出した用紙間隔が予め設定されている基準用紙間隔の範囲を超えていると、所定のジャム対応処理を行うことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記用紙位置ズレ量検出手段は、前記用紙位置検出手段の検出する前記用紙の側端と先端の双方の検出結果に基づいて当該用紙の搬送方向に直交する方向への位置ズレ量を検出することを特徴とする請求項1、請求項3から請求項5のいずれかに記載の用紙位置検出装置または請求項2から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙位置検出装置及び画像形成装置に関し、詳細には、用紙の位置ズレを検出する位置ズレ検出手段を用いて用紙間隔をも検出する用紙位置検出装置及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
用紙に画像を印字出力する画像形成装置においては、画像形成部での画像形成の主走査方向と当該画像形成部で画像形成する用紙の搬送方向とが正確に直交するとともに、当該用紙の主走査方向の位置ズレが発生していないことが、画像品質を向上させる上で重要である。
【0003】
そこで、従来、記録媒体の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に対する記録媒体の位置ズレを位置ズレ検出手段で検出して、この検出結果に基づいて記録媒体への画像の書出位置を補正する画像形成装置が提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【0004】
また、本出願人は、先に、用紙の搬送方向と直交する幅方向の端部位置を用紙端検知手段で検知し、用紙の搬送量を用紙搬送量検知手段で検知して、これら用紙端検知手段の検知結果と用紙搬送量検知手段の検知結果に基づいて、搬送されている用紙の横ズレ量と横ズレ方向とを判別し、用紙の幅方向に延在して用紙を狭持しつつ搬送する加圧力可変搬送ローラ対の一端側の加圧力を増減して、横ズレを補正する用紙の横ズレ補正装置を提案している(特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2002−292960号公報
【特許文献2】特開2003−223088号公報
【特許文献3】特開平8−268609号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術にあっては、用紙の位置ズレを位置ズレ検出手段や用紙端検知手段等で検知して画像の書出位置を補正したり、用紙の横ズレ(位置ズレ)を補正しているが、位置ズレ検出手段や用紙端検知手段等を用紙の位置ズレの検出のみに用いており、画像形成装置において高速化と高画質化が要望されている今日、位置ズレ検出手段や用紙端検出手段等の用紙の位置ズレを検出するための手段を用紙の位置ズレの検出のみに使用することは、画像形成装置の大型化・複雑化の要因となるとともに、高価格化の要因となり、改良の必要があった。
【0007】
そこで、本発明は、用紙の位置ズレを検出するための手段を他の目的にも利用して、小型・簡素かつ安価な用紙位置検出装置及び当該用紙位置検出装置を用いた画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明の用紙位置検出装置は、用紙搬送路上を搬送される用紙の用紙搬送方向と直交する方向の少なくとも一方側の側端を検出する用紙位置検出手段と、当該用紙位置検出手段の検出結果に基づいて前記用紙の前記直交方向への位置ズレ量を検出する位置ズレ量検出手段と、を備えた用紙位置検出装置であって、前記用紙位置検出手段は、前記用紙の前端と後端をも検出可能な状態で配設され、前記位置ズレ量検出手段は、当該用紙位置検出手段の検出結果に基づいて、複数枚連続して搬送される用紙の用紙間隔を検出することにより、上記目的を達成している。
【0009】
請求項2記載の発明の画像形成装置は、用紙搬送路上を画像形成部へ搬送される用紙の用紙搬送方向と直交する方向の少なくとも一方側の側端を検出する用紙位置検出手段と、当該用紙位置検出手段の検出結果に基づいて前記用紙の前記直交方向への位置ズレ量を検出する位置ズレ量検出手段と、を備え、当該位置ズレ量検出手段の検出する位置ズレ量に基づいて前記画像形成部による当該用紙への画像の書出位置または/及び用紙の前記直交方向の搬送位置を調整する画像位置調整処理を行う画像形成装置であって、前記用紙位置検出手段は、前記用紙の前端と後端をも検出可能な状態で配設され、前記用紙位置ズレ量検出手段は、当該用紙位置検出手段の検出結果に基づいて、複数枚連続して搬送される用紙の用紙間隔を検出することにより、上記目的を達成している。
【0010】
上記各場合において、例えば、請求項3に記載するように、前記用紙位置検出手段は、前記用紙搬送路上に所定方向に所定長さにわたって列状に配設され当該用紙搬送路上を搬送される用紙の少なくとも用紙搬送方向と直交する方向の一方側の側端を含む所定幅分の用紙を検出するものであってもよい。
【0011】
また、例えば、請求項4に記載するように、前記用紙位置検出手段は、前記列方向が前記用紙の搬送方向に対して所定の傾斜角度傾斜した状態で配設されているものであってもよい。
【0012】
さらに、例えば、請求項5に記載するように、前記用紙位置検出手段は、前記用紙に検出光を照射する光源と、前記列方向に複数列状に配設され当該用紙からの反射光を光電変換する光電変換素子と、を備えているものであってもよい。
【0013】
また、例えば、請求項6に記載するように、前記画像形成装置は、前記用紙位置ズレ量検出手段の検出した用紙間隔が予め設定されている基準用紙間隔の範囲を超えていると、所定のジャム対応処理を行うものであってもよい。
【0014】
さらに、例えば、請求項7に記載するように、前記用紙位置ズレ量検出手段は、前記用紙位置検出手段の検出する前記用紙の側端と先端の双方の検出結果に基づいて当該用紙の搬送方向に直交する方向への位置ズレ量を検出するものであってもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明の用紙位置検出装置は、用紙搬送路上の用紙の用紙搬送方向と直交する方向の少なくとも一方側の側端とともに当該用紙の前端と後端をも用紙位置ズレ検出手段で検出し、複数枚連続して用紙を搬送する際に、当該用紙位置ズレ検出手段の検出結果に基づいて用紙間隔を検出しているので、用紙間隔を検出するセンサを用紙位置ズレ検出手段とは別に設けることなく、用紙間隔を検出することができ、用紙位置検出装置を、小型・簡素かつ安価で、利用性の良好なものとすることができる。
【0016】
本発明の画像形成装置は、用紙位置ズレ検出手段で、用紙の用紙搬送方向と直交する方向の少なくとも一方側の側端を検出して、当該検出結果に基づいて用紙の用紙搬送方向と直交する方向への位置ズレ量を検出し、当該位置ズレ量に基づいて画像形成部による当該用紙への画像の書出位置または/及び用紙の主走査方向の搬送位置を調整する画像位置調整処理を行うに際して、用紙位置ズレ検出手段で、用紙の前端と後端をも検出し、複数枚連続して用紙を搬送する場合には、当該用紙位置ズレ検出手段の検出結果に基づいて用紙間隔を検出するので、用紙間隔を検出するセンサを用紙位置ズレ検出手段とは別に設けることなく、用紙間隔を検出することができ、小型・簡素かつ安価なものとすることができるとともに、形成画像の画像品質を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【実施例1】
【0018】
図1〜図6は、本発明の用紙位置検出装置及び画像形成装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の用紙位置検出装置及び画像形成装置の一実施例を適用した画像形成装置1の要部概略構成図。
【0019】
図1において、画像形成装置1は、用紙位置ズレ検出センサ2、波形整形部3及び制御部4等を備えており、制御部4は、CPU(Central Processing Unit )5を備えている。
【0020】
用紙位置ズレ検出センサ(用紙位置検出手段)2は、用紙位置ズレ検出センサ2としては、例えば、密着イメージセンサが用いられており、画像形成される用紙である転写紙10の用紙搬送路上を用紙搬送方向(図1の上方向)に対して所定の傾斜角度αだけ傾斜するとともに、少なくとも転写紙10の一方側(図1では、搬送方向左側)の側端よりも転写紙10の当該側端の外側位置から転写紙10の幅方向中央部よりも反対側の端部方向中央部付近まで位置する状態で配設されている。この用紙位置ズレ検出センサ2の長さは、後述するように、転写紙10の用紙間隔を検出するのに十分な長さとなっている。用紙位置ズレ検出センサ2である密着イメージセンサは、光源であるLED(図示略)、レンズ(図示略)及びライン上に配設された複数の光電変換素子であるセンサ素子(図示せず)で構成されており、内蔵のLEDから搬送されてくる転写紙10に光を照射して、その反射光をレンズによりセンサ素子群に集光照射させて、センサ素子群の各センサ素子で光電変換し、アナログの検出信号を波形整形部3に出力する。そして、用紙位置検出センサ2は、上述のように、転写紙10の用紙搬送路上を用紙搬送方向(図1の上方向)に対して所定の傾斜角度αだけ傾斜するとともに、少なくとも転写紙10の一方側(図1では、搬送方向左側)の側端(以下、左側端という。)よりも転写紙10の当該側端の外側位置から転写紙10の幅方向中央部よりも反対側の端部(以下、右側端という。)方向まで位置する状態で配設されているので、搬送されてくる転写紙10の搬送方向一方側角部(図1では、左角部)位置から転写紙10及び転写紙10上の画像の読み取りを開始し、読み取ったアナログ信号を波形整形部3に出力する。
【0021】
波形整形部3は、用紙位置ズレ検出センサ2からのアナログ信号を内蔵するコンパレータで基準値と比較して、図2に示すように、2値化して、制御部4に出力する。
【0022】
制御部(位置ズレ量検出手段)4は、CPU5及び図示しないROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を備え、CPU5が、ROM内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用しつつ、画像形成装置1の各部を制御して、画像形成装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する用紙位置ズレ量検出・調整処理及び連続して搬送される転写紙10の紙間を検出する紙間検出・ジャム対応処理等の各種処理を行う。
【0023】
なお、画像形成装置1は、図示しないが、上記以外に、転写紙10に画像データに基づいて画像形成する画像形成部、複数枚の転写紙10を収納して1枚ずつ分離して用紙搬送路上を画像形成部に搬送する給紙部、画像形成部で画像形成された転写紙10の排出される排紙部、画像形成装置1に各種命令操作を行う各種キーが設けられているとともに、画像形成装置1からの各種情報の表示されるディスプレイの設けられている操作部等を備えている。
【0024】
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置1は、転写紙10の位置ズレを検出するための用紙位置ズレ検出センサ2を用いて転写紙10の搬送方向横方向の位置ズレを検出するとともに、連続して搬送される転写紙10の用紙間隔を検出するところにその特徴がある。
【0025】
すなわち、画像形成装置1は、複数枚の転写紙P10に順次画像を形成する場合、複数枚の転写紙10を、順次、給紙部から画像形成部に用紙搬送路上を所定の用紙間隔を空けて搬送して、画像形成部で順次送られてくる転写紙10に画像形成する。
【0026】
このとき、給紙部から画像形成部への用紙搬送路上には、図3に示すように、複数枚の転写紙10が所定の用紙間隔を開けて搬送され、いま、用紙位置ズレ検出センサ2部分を通過する2枚の転写紙10のうち、前側の転写紙10を転写紙10a、後側の転写紙10を転写紙10bとすると、用紙位置ズレ検出センサ2部分の用紙搬送路上を前側の転写紙10aと後側の転写紙10bとが、図3に矢印で示す搬送方向に所定の用紙間隔を空けて搬送される。
【0027】
そして、図3では、前側の転写紙10aの後端部分と後側の転写紙10の前端部分とが用紙位置ズレ検出センサ2上にかかっていて、用紙位置ズレ検出センサ2は、図3にその出力波形を示すように、前側の転写紙10aの後端の白部分の検出波形(図3のc点からd点の部分)と、後側の転写紙10bの前端の白部分の検出波形(図3のa点からb点までの部分)と、を検出して、その検出波形を波形整形部3に出力する。
【0028】
波形整形部3は、用紙位置ズレ検出センサ2からのアナログ信号を内蔵するコンパレータで基準値と比較して2値化して、制御部4に出力する。
【0029】
制御部4は、CPU5が波形整形部3からの2値化された用紙位置ズレ検出センサ2の検出信号に基づいて、転写紙10(図3の場合には、後側の転写紙10b)の左側端位置の位置ズレ量を検出するとともに、前側の転写紙10aと後側の転写紙10bとの用紙間隔(紙間)を検出する。
【0030】
すなわち、用紙位置ズレ検出センサ2のアナログ出力は、転写紙10の白部分に対応する位置の画素の出力が、高くなり、転写紙10から外れた部分に対応する位置の画素の出力が低くなる。波形整形部3は、この用紙位置ズレ検出センサ2の各センサ素子の画素出力を順次基準値と比較して2値化して、制御部4にシリアルで出力し、制御部4のCPU5は、波形整形部3で2値化されシリアルで入力される用紙位置ズレ検出センサ2の画素信号をカウントすることで、何画素目に転写紙10(転写紙10b)の左側端があるかを判別する。
【0031】
そして、用紙位置ズレ検出センサ2は、転写紙10の搬送方向に対して傾斜角度αだけ傾斜した状態で配設されており、いま、用紙位置ズレ検出センサ2の総画素数nが300(n=300)dpiであり、m画素目が転写紙10の左側端であると認識されたものとすると、転写紙10の左側端位置(mm)は、用紙位置ズレ検出センサ2の左側端位置から次式(1)で求められる位置となる。
【0032】
転写紙左側端位置=(25.4/300)×m×cosα・・・(1)
次に、CPU5には、図3に示したように、用紙位置ズレ検出センサ2の検出領域を前側の転写紙10aと後側の転写紙10bが通過中のときには、前側の転写紙10aの後端の検出信号(センサ素子の画素出力)と、後側の転写紙10bの前端の検出信号(センサ素子の画素出力)とが入力され、CPU5は、図3のb点の画素位置とc点の画素位置から前側の転写紙10aと後側の転写紙10bとの用紙間隔ht(mm)を次式(2)によって算出する。
【0033】
ht=(25.4/300)×h×sinα・・・(2)
なお、hは、c点の画素数−b点の画素数である。
【0034】
そして、CPU5は、転写紙10の搬送方向に対して傾斜角度αだけ傾斜した状態で配設されている用紙位置ズレ検出センサ2の転写紙10の検出結果としての画素信号に基づいて、上記(1)式によって転写紙側端位置(図3の転写紙左側端位置)を検出すると、(1)式で算出した転写紙側端位置に基づいて、転写紙10への書込開始位置を補正し、検出した転写紙10の側端位置が基本の側端位置からズレている場合に正しい側端位置での書込開始位置(横レジスト位置)に補正するか、図示しない用紙横ズレ補正機構を搭載しているときには、当該用紙横ズレ補正機構による転写紙10の横方向位置ズレ補正を行うか、これらの書込開始位置の補正と転写紙10の横方向位置ズレ補正の双方を行う。
【0035】
また、CPU5は、用紙位置ズレ検出センサ2の検出信号としての前側の転写紙10aの後端であるc点の検出信号(センサ素子の画素出力)と後側の転写紙10bの前端であるb点の検出信号(センサ素子の画素出力)とから前側の転写紙10aと後側の転写紙10bとの紙間である用紙間隔ht(mm)を上記式(2)によって算出すると、この算出した用紙間隔htが予め設定されている基本間隔と所定の許容範囲を超えて異なるときには、転写紙10のジャムと判断する。CPU5は、算出した用紙間隔htに基づいて転写紙10にジャムが発生していると判断すると、転写紙10の搬送を停止させ、画像形成動作を停止させるというジャム対応処理を行う。
【0036】
このように、本実施例の画像形成装置1は、用紙搬送路上の転写紙10の主走査方向側端(転写紙10の搬送方向と直交する方向側端)とともに当該転写紙10の前端と後端をも用紙位置ズレ検出センサ2で検出し、複数枚連続して転写紙10を搬送する際に、用紙位置ズレ検出センサ2の検出する前側の転写紙10の後端と後側の転写紙10の前端の検出結果に基づいて前側の転写紙10と後側の転写紙10の用紙間隔を検出している
したがって、用紙間隔を検出するセンサを用紙位置ズレ検出センサ2とは別に設けることなく、用紙間隔を検出することができ、用紙位置を検出する装置(用紙位置検出装置)を、小型・簡素かつ安価で、利用性の良好なものとすることができる。また、画像形成装置1を小型・簡素かつ安価なものとすることができるとともに、形成画像の画像品質を向上させることができる。
【0037】
また、本実施例の画像形成装置1は、用紙位置ズレ検出センサ2を、用紙搬送路上に所定長さにわたって列状に配設され当該用紙搬送路上を搬送される転写紙10の少なくとも主走査方向一方側端を含む所定幅分の転写紙10を検出するものを用いている。
【0038】
したがって、転写紙10の側端及び前端と後端を高精度に検出することができ、検出精度を向上させることができる。
【0039】
なお、上記説明では、転写紙10が未使用のもの、あるいは、少なくとも端部部分に画像形成が行われていない転写紙10であるとして説明したが、転写紙10が端部部分に画像形成の行われているプレコピー紙(前もって画像形成されている転写紙10)であると、その転写紙10に図4及び図5に示すような縁取り画像11が描かれているときには、端部の判定にこの縁取り画像11を考慮した判定を行う必要がある。
【0040】
いま、図4に示すように、用紙位置ズレ検出センサ2aが転写紙10の搬送方向に対して直交する方向(主走査方向)に配設されているとすると、用紙位置ズレ検出センサ2aの出力は、図4に示すように、用紙端部位置から高い電圧値となり、黒の縁取り画像11部分で低い電圧値となって、黒の縁取り画像11が終了すると、再度、高い電圧値となる。そして、通常の端部位置検出処理では、ゴミや転写紙からの乱反射による誤検知を防止するために、ある画素数の白部を検出すると、端部であると判断する制御を行っているが、転写紙10に黒縁取り画像11があり、端部位置との距離が近い場合には、端部の白部をゴミと判断して無視してしまい、正規の端部位置を誤検出するおそれがある。
【0041】
ところが、本実施例の画像形成装置1は、図5に示すように、用紙位置ズレ検出センサ2が転写紙10の搬送方向に対して所定の傾斜角度αだけ傾斜した状態で配設されているため、用紙位置ズレ検出センサ2は、転写紙10の左側端と前端の2カ所を同時に検出し、その出力信号が、図5に示すように、転写紙10の左側端位置を示すa点信号と、転写紙10の前端位置を示すb点信号とを含んでいる。また、b点信号は、用紙位置ズレ検出センサ2の搬送される転写紙10を毎回スキャンすることによって信号位置(画素位置)が増加するため、CPU5は、b点であること、すなわち、転写紙10の前端位置であることを認識することができる。さらに、CPU5は、b点を認識すると、a点の端部判断処理(ある画素数の白部を検出したときに、左側端と判断する処理)を変更して、白部検出の幅を少なくして、左側端の検出を行う。
【0042】
すなわち、CPU5は、具体的には、例えば、図6に示すように、左側端位置の検出とレジスト補正処理を行う。CPU5は、移動点bを検出すると(ステップS101)、a点から連続して12画素以上白画素が検出されたか判別する(ステップS102)。
【0043】
ステップS102で、a点から連続して12画素以上白画素が検出されると、CPU5は、検出したa点を転写紙10の左側端位置として、レジスト補正を行い、処理を終了する(ステップS106)。
【0044】
ステップS102で、a点から連続して12画素以上白画素が検出されないときには、CPU5は、連続白画素数を減らして、a点から連続して6画素以上白画素が検出されたか判別し(ステップS103)、a点から連続して6画素以上白画素が検出されると、CPU5は、検出したa点を転写紙10の左側端位置として、レジスト補正を行い、処理を終了する(ステップS106)。
【0045】
ステップS103で、a点から連続して6画素以上白画素が検出されないときには、CPU5は、連続白画素数を減らして、a点から連続して3画素以上白画素が検出されたか判別し(ステップS104)、a点から連続して3画素以上白画素が検出されると、検出したa点を転写紙10の左側端位置として、レジスト補正を行い、処理を終了する(ステップS106)。
【0046】
ステップS104で、a点から連続して3画素以上白画素が検出されないときには、CPU5は、端部未検出であるとして、一つ前の転写紙10の端部位置を今回の転写紙10の端部位置として(ステップS105)、レジスト補正を行って、処理を終了する(ステップS106)。
【0047】
このように、本実施例の画像形成装置1は、用紙位置ズレ検出センサ2を、列方向が転写紙10の搬送方向に対して所定の傾斜角度αだけ傾斜した状態で配設しているので、黒の縁取り画像11のある転写紙10の側端位置を正確に検出することができ、また、検出されないときにも、前の転写紙10の左側端位置を用いてレジスト補正を行うので、正解に画像位置を決定することができ、画像品質を向上させることができる。
【0048】
また、本実施例の画像形成装置1は、用紙位置ズレ検出センサ2を、転写紙10に検出光を照射する光源であるLEDと、列方向に複数列状に配設され転写紙10からの反射光を光電変換する光電変換素子光源であるセンサ素子を備えた密着イメージセンサを用いている。
【0049】
したがって、既存の密着イメージセンサを用いて簡単かつ高精度に転写紙10の側端及び転写紙10の前端と後端を検出することができる。
【0050】
さらに、本実施例の画像形成装置1は、制御部4が、検出した用紙間隔が予め設定されている基準用紙間隔の範囲を超えていると、転写紙10にジャムが発生したと判断して、用紙搬送の停止と画像形成の停止を行う所定のジャム対応処理を行っている。
【0051】
したがって、転写紙10にジャムが発生したことを検出することができるとともに、ジャム発生に対して安全で適切な処理を行うことができる。
【0052】
また、本実施例の画像形成装置1は、制御部4が、用紙位置ズレ検出センサ2の検出する転写紙10の側端と先端の双方の検出結果に基づいて転写紙10の主走査方向端部位置の位置ズレ量を検出している。
【0053】
したがって、より一層転写紙10の横位置ズレ量の検出精度を向上させることができ、より一層画像品質を向上させることができる。
【0054】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0055】
転写紙位置を検出して画像形成するプリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、複合装置等の画像形成装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の用紙位置検出装置及び画像形成装置の一実施例を適用した画像形成装置の要部概略構成図。
【図2】図1の波形整形部の出力信号の一例を示す図。
【図3】図1の用紙位置ズレ検出センサ部分に転写紙が連続搬送されている状態の平面図と出力信号を示す図。。
【図4】用紙位置ズレ検出センサが転写紙搬送方向に対して直交方向に配設されている状態の平面図と黒縁取り画像のある転写紙の場合の出力信号を示す図。
【図5】用紙位置ズレ検出センサが転写紙搬送方向に対して傾斜して配設されている状態の平面図と黒縁取り画像のある転写紙の場合の出力信号を示す図。
【図6】図5の場合の端部判別・レジスト補正処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0057】
1 画像形成装置
2 用紙位置ズレ検出センサ
3 波形整形回路
4 制御部
5 CPU
10、10a、10b 転写紙
11 縁取り画像




 

 


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