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発明の名称 梱包装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−55673(P2007−55673A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−246443(P2005−246443)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100091258
【弁理士】
【氏名又は名称】吉村 直樹
発明者 石原 哲 / 石川 栄 / 合田 秀之 / 成石 木 / 阿部 剛
要約 課題
種々のサイズの物品に対応でき、物品への衝撃を緩和でき、また梱包包装の設備投資、コスト、時間を少なくでき、部品管理等を容易化すると共にペットボトルの再利用を図る。

解決手段
底基台110と、前記底基台材に着脱自在に取り付けられ、前側壁部を形成する前側部材130と、前記底基台材に取り付けられ、後側壁部を形成する後側部材140と、前記底基台材に取り付けられ、左右横壁部を形成する2枚の横側部材160と、前記底基台上に並べて配置され、気体が密閉された多数の密閉容器からなる緩衝部材170と、前記緩衝部材上に配置され物品が載置される載置台とを備えた梱包装置100において、前記前側部材、後側部材、または横側部材のうち少なくとも1つの部材に配置され、物品10に接触する接触部を備え、格納状態と、前記接触部が前記物品に接触する張出状態とに形状変更可能とした物品固定部材600を設けた。
特許請求の範囲
【請求項1】
下部に配置される底基台と、
前記底基台材に着脱自在に取り付けられ、前側壁部を形成する前側部材と、
前記底基台材に取り付けられ、後側壁部を形成する後側部材と、
前記底基台材に取り付けられ、左右横壁部を形成する2枚の横側部材と、
前記底基台上に並べて配置され、気体が密閉された多数の密閉容器からなる緩衝部材と、
前記緩衝部材上に配置され物品が載置される載置台とを備えた梱包装置において、
前記前側部材、後側部材、または横側部材のうち少なくとも1つの部材に配置され、物品に接触する接触部を備えた物品固定部材を備え、前記物品固定部材は、前記各部材を取付基材として、この取付基材に格納される格納状態と、前記接触部が前記物品に接触する張出状態とに形状変更可能であることを特徴とする梱包装置。
【請求項2】
前記物品固定部材は、前記取付部材を固定した多節のリンク装置として構成されることを特徴とする請求項1の梱包装置。
【請求項3】
前記物品固定部材は、前記取付基材に回転可能に支持されるアーム部材を備えることを特徴とする請求項1または2の梱包装置
【請求項4】
前記物品固定部材は、前記取付部材に摺動可能に支持されるアーム部材を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの梱包装置。
【請求項5】
前記物品固定部材は、梱包装置の内側にむけ移動し、前記物品と接触する接触部を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの梱包装置。
【請求項6】
前記接触部には緩衝部材を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの梱包装置。
【請求項7】
前記物品固定部材は、前記梱包装置に単数もしくは複数配置され積載された物品の固定を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの梱包装置。
【請求項8】
前記物品固定部材は、前記接触部が所定の位置になったとき前記接触部の位置を固定する固定手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかの梱包装置。
【請求項9】
前記固定手段は、固定部材の挿入によってリンクの動きを固定するものであることを特徴とする請求項8の梱包装置。
【請求項10】
前記固定手段は、リンク間に固定部材を掛け渡すことによりリンクの動きを固定するものであることを特徴とする請求項8の梱包装置。
【請求項11】
前記物品固定部材は、取付け手段に上下位置調整可能に配置できることを特徴とする請求項できることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかの梱包装置。
【請求項12】
前記緩衝部材の密閉容器が、中空有底ボトル状で少なくとも一つの開口を有する胴部と、該胴部の開口に対して着脱自在で該開口を塞ぎ得る塞止体とからなることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかの梱包装置。
【請求項13】
前記密閉容器はペットボトル容器であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかの梱包装置。


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は梱包装置に係り、特に物品を底基台に載置し、底基台の前後左右に側部材、上部に天井部材を配置した梱包装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置のような製商品のように、運搬時の取扱いに注意を要する物品を、生産工場からユーザーの設置先まで壊したりすることなく運搬することは、製造メーカとしては大きな関心事の一つであり、トラック、鉄道貨車、船等の多くの輸送機関を使用して運搬されることを前提に包装設計がなされるのがごく一般的である。特に、運搬途中での積替え、一時保管等が行われることを前提に、運搬中に物品を毀損しないよう設計することが重要視されている。
【0003】
現在の物流環境においては、生産された製品、商品を工場から出荷する際には、大別して2通りの輸送経路が考えられる。1つ目は一度倉庫に保管されてからユーザーへ渡される場合、2つ目はメーカから直接ユーザーへ届けられる場合である。いずれにしても、そのユーザーに渡されて設置されるまでの過程で受けるであろうさまざまな外的衝撃、輸送環境から物品を守り、物品の品質を落とすことなくユーザーの手元まで届けることが重要な課題である。すなわち製商品の物流過程においては、トラック等の輸送機関の運搬時に発生する振動や衝撃、各倉庫拠点、作業点で行われる積替え、保管時の荷役作業等において発生する外的ハザード(移動によるイナーシャや傾き等)に対して、製商品の品質を保持し、かつ運搬性及び荷役作業性に対しては有効な機能を有する包装形態を提供すること
が望まれている。
【0004】
また、一方ペットボトルの素材となるPET(ポリエチレンテレフタレート)は、汎用のエンジニアリングプラスティクとして、軽量、耐衝撃性、耐熱性に優れ、工業用、家庭用容器等に多く用いられている。特にペット(PET)ボトルの名で非常に身近な容器として用いられており、500ml、350ml、330ml、さらには200ml等の容器として生産量が増大している。一方で、プラスチック製廃棄物の問題が年々大きくなっており、ペットボトルについても問題となるところにきている。すなわち廃ペットボトルを廃棄物として焼却すると、焼却後の焼却残灰中に有害物質が残存し得る可能性があることから問題視されている。
【0005】
またリサイクルの形態として、化学的変化を伴わず、破砕粉砕などしてペレットを作成して原料として再利用するマテリアルリサイクル、ごみ発電などの燃料として再利用するサーマルリサイクル、樹脂を溶解・分解して化学原料に戻して、原料として再利用するケミカルリサイクル等が行われているが、リサイクル率があまり高まっておらず、しかも最終的に廃棄物とする際には上述の問題と同じ点が問題視されている。
【0006】
さらにリユースと称して、回収したペットボトルを洗浄、再充填して再度利用する例もあるが、洗浄等の手間が面倒であり、現状の利用量では増え続ける廃ペットボトル対策としては不十分なものである。
【0007】
特許文献1には、被梱包物と外箱との間に配置され、衝撃や押圧力による外力を吸収する梱包用緩衝材であって、梱包用緩衝材は平板の上に円柱状部が平行に複数配置され、被梱包物の大きさに合わせて折り曲げる位置に円柱状部と略平行に平板に設けた第1の折り曲げ溝と、被梱包物の大きさに合わせて折り曲げる位置に円柱状部と略直交してV字状の切れ込みを設けた第2の折り曲げ溝とを備え、第1、第2の折り曲げ溝を折り曲げて被梱包物を覆うことによって、被梱包物の各面に少なくとも2本の円柱状部が当接するようにしたものが記載されている。
【0008】
特許文献2には、複数の凹部を有する薄肉成形プラスチック材の前記凹部にプラスチックボトルの口部が差し込まれて薄肉成形プラスチック材と複数のプラスチックボトルが固定され被梱包部材と箱の間に配置されるように構成したものが記載されている。
【0009】
特許文献3には、包装用緩衝材は、段ボール箱と物品の間に配置されており、この包装用緩衝材は、紙製シート材と、紙製シート材の折り目の山側がある面のみに取付けられた複数の紙パイプを備え、包装用緩衝材では、紙パイプは、折り目を介して配置された複数のパイプ取付領域に取り付けられているものが記載されている。
【0010】
特許文献4には、緩衝部材を廃棄処理が簡単でリサイクル性が高い物質で作成したラミネート紙で構成し、緩衝作用の機能をもたせ、緩衝部材を使用する包装体は、容器と物品の隙間に応じて容器の面側面に単体、あるいは連続したブロック状緩衝部材を装着するものが記載されている。
【特許文献1】特開2002−002813号公報
【特許文献2】特開2001−335024号公報
【特許文献3】特開2993−261179号公報
【特許文献4】特開平09−267866号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
以上のような状況の下、一般的には運搬する物品の形状に合わせた緩衝部材を構成することにより梱包するようにしており、物品ごとに包装材に対する設備投資、設計作業等のコスト及び時間を必要としているのが現状である。また、そのような設計、管理を行うため、部品の種類が増え、それによって部品管理が煩雑になっている。
【0012】
このため、なるべく少数種のもので形状の異なる物品に対応でき、繰り返し使用できるものであることが望ましい。即ち、物品がユーザーに届けられた後、梱包装置を工場等に戻して繰り返し使用する形態が望まれている。
【0013】
また、このような場合、物品の形状に合わせた包装形態で梱包されており、そのため、輸送中に物品が移動しないように物品専用に固定部材を設計しなければならず、部品の種類も多数存在することから、組付・管理等に多くの手間がかかる。このため、搬送する物品の形が異なったとしても他の部材を追加することなく物品を固定することができる梱包装置が望まれている。
【0014】
本発明は、輸送中に起こり得る物品への衝撃を緩和させることはもちろん、上述のような梱包、包装に対する設備投資、コスト、時間を少なくでき、部品管理等も容易化することを可能にする梱包装置を提供することを目的とする。
【0015】
また、できるだけ廃ペットボトルを廃棄物としない多くの利用法の開発が望まれている点にかんがみ、ペットボトルやこれと類似の形状を有するものを利用した新規な梱包装置を提供するとともに、ペットボトル等を廃棄物としない新規な利用法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
請求項1の発明は、梱包装置において、下部に配置される底基台と、前記底基台材に着脱自在に取り付けられ、前側壁部を形成する前側部材と、前記底基台材に取り付けられ、後側壁部を形成する後側部材と、前記底基台材に取り付けられ、左右横壁部を形成する2枚の横側部材と、前記底基台上に並べて配置され、気体が密閉された多数の密閉容器からなる緩衝部材と、前記緩衝部材上に配置され物品が載置される載置台とを備えた梱包装置において、前記前側部材、後側部材、または横側部材のうち少なくとも1つの部材に配置され、物品に接触する接触部を備えた物品固定部材を備え、前記物品固定部材は、前記各部材を取付基材として、この取付基材に格納される格納状態と、前記接触部が前記物品に接触する張出状態とに形状変更可能である。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1の梱包装置において、前記物品固定部材は、前記取付部材を固定した多節のリンク装置として構成されることを特徴とする。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1または2の梱包装置において、前記物品固定部材は、前記取付基材に回転可能に支持されるアーム部材を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの梱包装置において、前記物品固定部材は、前記取付部材に摺動可能に支持されるアーム部材を備えることを特徴とする。
【0020】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの梱包装置において、前記物品固定部材は、梱包装置の内側にむけ移動し、前記物品と接触する接触部を備えたことを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの梱包装置において、前記接触部には緩衝部材を備えたことを特徴とする。
【0022】
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの梱包装置において、前記物品固定部材は、前記梱包装置に単数もしくは複数配置され積載された物品の固定を行うことを特徴とする。
【0023】
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの梱包装置において、前記物品固定部材は、前記接触部が所定の位置になったとき前記接触部の位置を固定する固定手段を備えたことを特徴とする。
【0024】
請求項9の発明は、請求項8の包装置において、前記固定手段は、固定部材の挿入によってリンクの動きを固定する者であることを特徴とする。
【0025】
請求項10の発明は、請求項8の梱包装置において、前記固定手段は、リンク間に固定部材を掛け渡すことによりリンクの動きを固定するものであることを特徴とする。
【0026】
請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれかの梱包装置において、前記物品固定部材は、取付け手段に上下位置調整可能に配置できることを特徴とする請求項できることを特徴とする。
【0027】
請求項12の発明は、請求項1ないし11のいずれかの梱包装置において、前記緩衝部材の密閉容器が、中空有底ボトル状で少なくとも一つの開口を有する胴部と、該胴部の開口に対して着脱自在で該開口を塞ぎ得る塞止体とからなることを特徴とする。
【0028】
請求項13の発明は、請求項1ないし12のいずれかの梱包装置において、前記密閉容器はペットボトル容器であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、大きさ形状が異なる物品にあわせて物品固定部材を張り出して梱包装置内に固定することができる他、梱包装置を繰り返し使用することができ、輸送中に起こり得る物品への衝撃を緩和させることはもちろん、梱包、包装に対する設備投資、コスト、時間を少なくでき、部品管理等も容易化することができる他、できるだけ使用済みペットボトルを廃棄物としないですむことができる。また、本発明によれば、物品の外観形状に捉えられず且つ、かつ繰返し使用することが可能な物品運搬装置の種類も少なくできるという効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下本発明を実施するための最良の形態を、図に示す実施例を参照して説明する。
【実施例1】
【0031】
以下本発明に係る梱包装置の第1の実施例について説明する。図1は本発明の第1実施例に係る梱包装置の斜視図であり、(a)は載置台を持ち上げた状態を示し、(b)は物品を載置した状態を示す、図2は本発明の第1実施例に係る梱包装置の前側部材のロック装置を示す詳細図であり、(a)は前側部材の全体斜視図、(b)はロック装置のアンロック状態を示す斜視図、(c)はロック装置のロック状態を示す斜視図、(d)は前側部材の下部拡大斜視図、図3は本発明の第1実施例に係る梱包装置において前側部材を傾斜台にしたときの状態を示す正面図、図4(a)、(b)、(c)は本発明の第1実施例に係る梱包装置におけるペットボトルの配置例を示す平面図、図5(a)、(b)は本発明の第1実施例に係る梱包装置におけるペットボトルの配置例を示す平面図、図6は実施例に係る梱包装置の物品固定部材を示す斜視図、図7は図6に示した物品固定部材の構成を示す斜視図、図8は物品固定部材の他の例を示す斜視図、図9は物品固定部材の固定手段を示す斜視図、図10は物品固定部材の固定手段の他の例を示す斜視図である。
【0032】
なお、以下に説明する実施例においては、被搭載体を複写機とし、緩衝部材をペットボトルとしているが、本発明の被搭載体については振動、衝撃等に対する緩衝を要するものであればどのようなものでもよく、緩衝部材もペットボトルに限らず、同一、類似の構造、作用をなすものであれば種々採用できる。もちろん本発明用の緩衝部材として専用に製作するものとしてもよい。
【0033】
また緩衝部材として用いるペットボトルには、
(1)炭酸飲料(コーラ、サイダー等)用ボトル
(2)高温充填飲料(果汁入り飲料、スポーツ飲料、お茶類、コーヒー飲料等)用ボトル
(3)充填後殺菌を行う微炭酸飲料(微炭酸入りの果汁飲料や乳性飲料)用ボトル
(4)アセプティック(無菌)充填用ボトル
のように、いくつかの種類があり、また外部形状あるいは断面形状についても丸型、角型(多くは四隅を丸めた形状のものか、四隅をカットするとともに隅部をすべて丸めて変形の八角形としたものである)、丸と角の混合型等があるが、本発明ではこれらのいずれについても採用できる。
【0034】
なお、炭酸飲料用ボトルは、飲料から発生するガスで内圧が上がっても、それに耐えられるようにした耐圧ボトル等と称されるようにしたものである。また高温充填飲料用ボトルは、炭酸ガスを含まない飲料に使われているボトルで、口部が充填時の熱による変形に耐えられるようにした耐熱ボトル等と称されるものであり、充填後殺菌を行う微炭酸飲料用ボトルは、耐熱と耐圧の両方の性能を併せ持つ耐熱圧ボトルと称されるものであり、アセプティック充填用ボトルは、充填前に内容物とボトルを別々に殺菌し、無菌室内で充填後、殺菌したキャップで密封する方式(アセプティック充填)に用いられるもので、アセプティックボトル等と称されるもので、一般的には全体が透明なものである。
【0035】
本例に係る梱包装置100は、図1に示すように、製品10を梱包するものであり、製品10には4つのキャスタ11,12,13,14が取り付けられている。梱包装置100は底基台110と、前記底基台110の四隅に立設され、上記底基台110の脚部をもなす4本の支柱部材121,122,123,124と、前記底基台110に着脱自在に取り付けられ、前側壁部を形成する前側部材130と、前記底基台110に取り付けられ、後側壁部を形成する後側部材140と、前記底基台110に取り付けられ、右横壁部を形成する横側部材150と、左横壁を形成する横側部材160と、底基台110に並べて配置され、気体が密閉された多数の密閉容器であるペットボトル171からなる緩衝部材170と、緩衝部材170上に配置され物品が載置される載置台180とから構成されている。
【0036】
また本例に係る梱包装置100は前側部材130と支柱部材121、支柱部材124との間には、前側部材130を支柱部材121、支柱部材124に固定するロック装置190が備えられている。
【0037】
底基台110は鋼材からなり、底板材111と底基台110の四辺に設けられたフレーム材112、113,114,115とから構成されている。また、底基台110の四隅には角パイプで構成された支柱部材121,122,123,124が立設されている。支柱部材121,122,123,124の下部は底板材111より下に突出し、脚部をなす。これにより、底基台110の下側にフォークリフトのフォークを差し込む隙間を形成している。
【0038】
また、この110には上述したペットボトル171を複数規則的に配置した緩衝部材170を備え、この緩衝部材170の上には平板状の載置台180を配置している。製品10はこの載置台180上に載置され梱包される。載置台は硬質のゴム製のものが、剛性と適度の弾力性を備えることから好ましい。
【0039】
本例では、底基台110の底板材111には118前記緩衝部材170は図4(a)に示すように仕切材118が配置され、ペットボトル171は、仕切られた底板材111状に所定のパターンで一面に配置される。なお、必要に応じて図4(b)に示すように仕切材119を複数所定のパターに配置して、ペットボトル171を適宜のパターンで離間して配置したり、図4(c)に示すようにペットボトル171を上記製品10のキャスタ11,12,13,14位置に一致させるようにしてもよい。この際上記例ではペットボトル171の容器部171a、及びキャップ部171bの配置方向を同一にしている。
【0040】
図5(a)にペットボトル171を同一方向に配置した他の例を示している。図5(b)にはペットボトル171の容器部171a、及びキャップ部(171b)の配置方向を交互にしたものを示した。ペットボトル171の配置方向を交互にしたものにあっては、緩衝部材170の弾力性の均一化を図ることができる。
【0041】
支柱部材121と支柱部材122との間には右側の横側部材150を形成する横桟153とこの横桟153とフレーム材113を連結する2本の縦桟151,152が設けられている。
【0042】
また、支柱部材122と支柱部材123との間には後側部材140を形成する横桟143とこの横桟143とフレーム材114を連結する2本の縦桟141,142が設けられている。
【0043】
同様に支柱部材123と支柱部材124との間には左側の横側部材160を形成する横桟163とこの横桟163とフレーム材115を連結する2本の縦桟161,162が設けられている。
【0044】
前側部材130は、板状部材131と緩衝部材132とで構成されており、図2(a)、(d)及び図3に示すように、回動軸133を備え、回動して前記底基台に一端を乗せ物品の積み卸しに使用する傾斜台とて使用することができる。なお、図3中符号191は、載置台180と前側部材130の間の隙間上に配置される覆部材を示している。
【0045】
また、前記前側部材130と柱部材121,124とには、図2(a)、(b)、(c)に示すように、前側部材130を前記柱部材121,124に固定するロック装置190を備える。本例ではロック装置190は、図2(b)、(c)に示すように、ハンドル部材191を支持具192,193で摺動且つ回動可能に支持して、柱部材121に設けたロックプレート194の孔部に出し入れするものとできる。なお図中195はハンドル固定部材、196はハンドル部材押し出し用スプリング、197はハンドルの把持部を示している。
【0046】
このようなロック装置190により、前側部材130を柱部材121,124に対してアンロック状態(図2(b))、ロック状態(同図(c))とすることができる。
【0047】
また、本例に係る梱包装置100には、図6に示す物品固定部材600、700を配置するものとしている。この物品固定部材600、700は、前記後側部材140、横側部材160に前記各部材を取付基材として、この取付基材に格納される格納状態と、前記接触部が前記物品に接触する張出状態とに形状変更可能に構成されたものである。
【0048】
即ち、後側部材140側について説明すると、本例に係る物品固定部材600は、後側部材140の各縦桟141,142の上部に設けられ縦桟141,142に沿って摺動可能に構成され、上側アーム605,606を回動可能に支持するたスライダ601、602と、縦桟141,142の下部に固定され、接続される下側アーム607,608を回動可能に支持する回動軸部材603、604とを備え、上側アーム605,606と下側アーム607,608とを回動可能に接続してなる。本例では、物品固定部材600は縦桟141,142を固定した1対のスライダクランク連鎖をなす。
【0049】
そして、本例では、上側アーム605,606は連結棒609で、下側アーム607,608は連結棒610で、上側アーム605,606と下側アーム607,608の連結部を連結棒611で接合している。
【0050】
また、本例では、横側部材160側に設けた物品固定部材700も、物品固定部材600と同様に、スライダ701、702、回動軸部材703、704、上側アーム705,706、下側アーム707,708、連結棒709、710,711で構成している。
【0051】
そして、本例では、物品固定部材600及び物品固定部材700を張り出した状態で、製品10に最も近づく連結棒611、711には、物品への接触部として緩衝部材として弾性体で形成した円筒の緩衝部材620,720を配置している。
【0052】
なお、本例に係る物品固定部材600、700では、連結棒611、711を1本としているが、図8に示すように、上側アーム605,606(705,706)と下側アーム607,608(707,708)の間にさらに1本のアーム612,613(712,713)で連結し、このアーム612,613(712,713)の間に2本の連結棒615,616(715,716)で連結し断面長円形の緩衝部材630(730)を配置してもよい。この場合緩衝部材630(730)の平坦な面を製品10に当接させることができ、製品10に無理な力が加えることなく製品10を固定することができる。
【0053】
また、本例では、物品固定部材600、700のスライダ601、602(701,702)に固定手段を設けて、縦桟141,142(161,162)にその位置を固定するようにしている。即ち、本例では、スライダ601、602(701、702)は、縦桟141,142(161,162)に沿ってスライドさせることができると共に、所定の高さ位置で固定することができる。これにより、物品固定部材600、700は、格納位置と、所定の張り出し位置に設定することができる。
【0054】
図9は物品固定部材600の固定段を示す斜視図である。本例では、スライダ601を縦桟141にスライド可能な筒型部材641に上側アーム605の取付けフランジ642を設けて構成している。本例では、筒型部材641にはスライダ固定孔部643を開設し、縦桟141には、複数の係止孔145を形成しており、筒型部材641を縦桟141の所定個所に移動してスライダ固定孔部643と所定位置の係止孔145にピン部材645を連通することにより、縦桟141におけるスライダ601の位置を設定する。また、取付けフランジ642には上側アーム605を回動可能に支持するための係止孔646が開設されている。
【0055】
従って本例に係る梱包装置によれば、梱包する物品の形状、大きさに合わせて物品固定部材を張り出し、接触部を製品に接触させ、固定手段で固定し、物品を梱包装置内で固定することができる。本例では、物品の大きさや形状が様々であっても、物品固定部材の張り出し状態を変更することにより対応することができる。
【0056】
図10は物品固定部材600の固定手段の他の例を示すものである。本例では、物品固定部材600(700)の連結棒609(709)と連結棒610(710)の間に帯状部材650(750)を掛け渡している。この帯状部材650(750)は、連結棒609と連結棒610が所定寸法以上開かないように両連結棒609,610(709,710)を規制する。本例によれば、物品固定部材600、700の接触部に製品10が当接した状態で、物品固定部材600、700は張り出し状態を維持して製品10を固定することができる。
【0057】
なお、上記の例では、後側部材と横側部材とに物品固定部材を設置する例を示したが、物品固定部材の設置個所はこの2個所に限ることなく、4方側部材のいずれかあるいは複数の部材に取り付けることができる。
【0058】
以上のように本例に係る梱包装置によれば、物品固定部材で梱包装置内の物品を固定することができるほか、緩衝部材で輸送中に起こり得る物品への衝撃を緩和させることはもちろん、梱包装置を何回でも使用することができ、包装に対する設備投資、コスト、時間を少なくでき、部品管理等も容易化することを可能にすることができる。また、搬送する物品の形が異なったとしても他の部材を追加することなく物品を固定することができる
【0059】
また、ペットボトルやこれと類似の形状を有するものを利用して載置台を構成できるので、ペットボトル等を廃棄物としないで再利用を図ることができる。
【実施例2】
【0060】
次に本発明に梱包装置野第2の実施例について説明する。図11は本発明の第2実施例に係る梱包装置の底基台を示す平面図、図12は本発明の第2実施例に係る梱包装置の底基台を示す正面図、図13は本発明の第2実施例に係る梱包装置の底基台を示す側面図、図14は本発明の第2実施例に係る梱包装置の前側板を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、図15は本発明の第2実施例に係る梱包装置の横側板を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図、図16は本発明の第2実施例に係る梱包装置の後側板を示す図であり、(a)は背面図、(b)は平面図、図17は本発明の第2実施例に係る梱包装置の天板部材を示す側面図である。
【0061】
本例に係る梱包装置200は、鋼材で構成され、底基台210、下部横側部材230、上部横側部材240、前側部材250、後側部材270、及び天板部材280で構成したものである。また本例では底基台210に対して、左右の上部横側部材240、前側部材250、後側部材270、及び天板部材280を組立、分解可能に構成している。なお、本例では、載置台及び緩衝部材の構成は上述した第1の実施例のものと同一であるのでその詳細な説明は省略する。
【0062】
底基台210は図11、図12,図13に示すように、方形の板材211の4辺にフレーム部材212,213,214,215を配置すると共に、板材211の下面に補強部材217,218を井桁上に配置したものである。また、本例では、底基台210はその下部に脚部261,262,263を配置し、フォークリフトのフォーク差込部を形成している。なお、図中符号236は補強用のコーナープレートを示す。
【0063】
本例において、柱部材は底基台210に配置された下部柱部材231,232,233,234と、これらの上側に取り外し可能に設けられる上部横側部材240を構成する2組、計4本の上部柱部材241,242(右側の横側部材を構成する2本の上部柱部材は図面に現れていないので符号は省略する)とから構成される。
【0064】
また、左右の下部横側部材は、右側の下部横側部材230について説明すれば、底基台210の下部柱部材231,232間に設けられた下部横側部材230と、取り外し可能な上部横側部材240とから構成される。なお、左側横側部材も同様に構成される。
【0065】
底基台210の四隅には角パイプ製の下部柱部材131,232,233,234を立設している。上述したように、この下部柱部材131,232,233,234は梱包装置200の四隅に配置される柱部材の下部をなす。
【0066】
前記下部横側部材230は上記下部柱部材231,232の上端間に設けられた横梁233と、横梁233とフレーム部材213の間に設けられた5本の線状部材234とで構成される。なお図11中215は後側部材270を取り付ける取付パイプ、216は製品10固定用のベルトを固定するベルト固定部、235は上部横側部材240の案内プレートを示している。なお、案内プレート235は、この底基台210を重ねるときの案内の役割をなす。
【0067】
前側部材250は図14に示すように、方形の板材251の4辺に補強部材255,256を配置し、さらに横方向に2本の補強桟257,258を配置して構成される。前側部材250の下部には、前側部材250を回転させて傾斜台として使用するとき、回転の軸となる軸部材259が設けられる。また、前側部材250の上部には、前側部材250を固定するロック装置290を備える。本例ではロック装置290は、第1の実施例と同様の構造であり、ハンドル部材291、支持具292,293、ハンドル固定部材295、ハンドル部材押し出し用スプリング296、ハンドルの把持部297を備える。

【0068】
上部横側部材240は、図15に示すように、上部柱部材241、242間に上段、中段、下段に横桟243,244、245を設け、5本の線状部材246を縦方向に配置して構成される。本例では前記上部柱部材241、242の下部は、前記下部柱部材231,232ないに挿入され固定され、下部横側部材230と共に横側部材を構成する。なお、図15中符号247は後側部材270を取り付けるための取付ガイド、248は天板部材280を取り付けるための取付ガイドを示している。
【0069】
なお、図17(b)に示すように、右側の上部横側部材500には、前記取付ガイド248に換え、天板部材を載置するフランジ状の係止段部501を設けるものとしている。
【0070】
後側部材270は、図16(a)、(b)に示すように、丸棒を略正方形の環状に形成した枠体271に横桟272を設け、枠体271間の上下方向に5本の線状部材273を配置して構成される。なお、符号274は、前記上部横側部材240の取付ガイド247に挿入されるフック部を示している。
【0071】
また、天板部材280は、図17に示すように、4辺をなす枠体281,282,283,284と、相対する枠体間に設けられ格子状に配置される線状部材285,286からなる。なお本例では枠体284には、上部横側部材240の取付ガイド248に挿入され係合部材287を備えている。本例では、天板部材280は係合部材287を備える側で係合部材287を上部横側部材240の取付ガイド248に係合させ、反対側においては、図17(b)に示すように、上部横側部材500に設けられた係止段部501に載置される。
【0072】
本例に係る梱包装置においても、上述した第1実施例と同様の物品固定部材を設置することができる。即ち、本例では、下部横側部材230、上部横側部材240、前側部材250、後側部材270のいずれか、あるいは選択した複数の個所に上記第1実施例と同様の物品固定部材を設置することができる。
【0073】
本例に係る梱包装置によれば、上記実施例1の梱包装置がなす作用効果に加えて製品10の梱包を解いた状態で、前記底基台210から取り外した前側部材250、後側部材270、上部横側部材240、天板部材280は前記底基台210上に載置できコンパクトな形態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の第1実施例に係る梱包装置の斜視図であり、(a)は載置台を持ち上げた状態を示し、(b)は物品を載置した状態を示す。
【図2】本発明の第1実施例に係る梱包装置の前側部材のロック装置を示す詳細図であり、(a)は前側部材の全体斜視図、(b)はロック装置のアンロック状態を示す斜視図、(c)はロック装置のロック状態を示す斜視図、(d)は前側部材の下部拡大斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る梱包装置において前側部材を傾斜台にしたときの状態を示す正面図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は本発明の第1実施例に係る梱包装置におけるペットボトルの配置例を示す平面図である。
【図5】(a)、(b)は本発明の第1実施例に係る梱包装置におけるペットボトルの配置例を示す平面図である。
【図6】実施例に係る梱包装置の物品固定部材を示す斜視図である。
【図7】図6に示した物品固定部材の構成を示す斜視図である。
【図8】物品固定部材の他の例を示す斜視図である。
【図9】物品固定部材の固定手段を示す斜視図である。
【図10】物品固定部材の固定手段の他の例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る梱包装置の底基台を示す平面図である。
【図12】本発明の第2実施例に係る梱包装置の底基台を示す正面図である。
【図13】本発明の第2実施例に係る梱包装置の底基台を示す側面図である。
【図14】本発明の第2実施例に係る梱包装置の前側板を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図15】本発明の第2実施例に係る梱包装置の横側板を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図16】本発明の第2実施例に係る梱包装置の後側板を示す図であり、(a)は背面図、(b)は平面図である。
【図17】本発明の第2実施例に係る梱包装置の天板部材を示す側面図である。
【符号の説明】
【0075】
10・・・製品
11,12,13,14・・・キャスタ
100・・・梱包装置
110・・・底基台
111・・・底板材
112、113,114,115・・・フレーム材
118・・・仕切材
119・・・仕切材
121,122,123,124・・・支柱部材
130・・・前側部材
131・・・板状部材
132・・・緩衝部材
133・・・回動軸
140・・・後側部材
141,142・・・縦桟
143・・・横桟
150・・・横側部材
151,152・・・縦桟
153・・・横桟
160・・・横側部材
161,162・・・縦桟
163・・・横桟
170・・・緩衝部材
171・・・ペットボトル
171b・・・容器部171aキャップ部
180・・・載置台
190・・・ロック装置
191・・・ハンドル部材
192,193・・・支持具
194・・・ロックプレート
200・・・梱包装置
210・・・底基台
211・・・板材
212,213,214,215・・・フレーム部材
213・・・フレーム部材
217,218・・・補強部材
230・・・下部横側部材
231,232,233,234・・・下部柱部材
233・・・横梁
234・・・線状部材
235・・・案内プレート
240・・・上部横側部材
241、242・・・上部柱部材
241・・・上部柱部材
243,244、245・・・横桟
246・・・線状部材
247・・・取付ガイド
248・・・取付ガイド
249・・・係止段部
250・・・前側部材
251・・・板材
255,256・・・補強部材
257,258・・・補強桟
259・・・軸部材
261,262,263・・・脚部
270・・・後側部材
271・・・枠体
272・・・横桟
273・・・線状部材
280・・・天板部材
281,282,283,284・・・枠体
284・・・枠体
285,286・・・線状部材
287・・・係合部材
290・・・ロック装置
291・・・ハンドル部材
292,293・・・支持具
295・・・ハンドル固定部材
296・・・ハンドル部材押し出し用スプリング
297・・・把持部
600・・・物品固定部材
601、602・・・スライダ
603、604・・・回動軸部材
605,606・・・上側アーム
607,608・・・下側アーム
609・・・連結棒
610・・・連結棒
611・・・連結棒
612・・・アーム
615・・・連結棒
620・・・緩衝部材
630・・・緩衝部材
641・・・筒型部材
642・・・取付けフランジ
643・・・スライダ固定孔部
645・・・ピン部材
646・・・係止孔
650・・・帯状部材





 

 


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