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発明の名称 自動原稿給紙装置及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−51005(P2007−51005A)
公開日 平成19年3月1日(2007.3.1)
出願番号 特願2006−44940(P2006−44940)
出願日 平成18年2月22日(2006.2.22)
代理人 【識別番号】100108121
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 雄毅
発明者 東 輝充
要約 課題
原稿の引っ掛かりをなくし、煩雑な操作を不要とし、使い勝手の良好な自動原稿給紙装置を提供する。

解決手段
原稿テーブル102上の原稿101を検知する検知手段を有する自動原稿給紙装置において、検知手段は、原稿101の搬送方向に対して30°〜60°で傾斜する平面を有する板状部材からなる検出端子116を備えている。検知手段は原稿101の有無を検知するものであり、検出端子116は、原稿テーブル102の上面から一部が突出及び揺動可能に形成された最終紙検知フィラー116であり、この最終紙検知フィラー116の側面は、原稿テーブル102の原稿載置面に対して略垂直であり、かつ原稿テーブル102に原稿101をセットする際の基準となる基準面117に対して30°〜60°で傾斜している。
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿テーブル上の原稿を検知する検知手段を有する自動原稿給紙装置において、前記検知手段は、前記原稿の搬送方向に対して所定角度で傾斜する平面を有する検出端子を備えていることを特徴とする自動原稿給紙装置。
【請求項2】
前記検知手段は原稿の有無を検知するものであり、
前記検出端子は前記原稿テーブルの上面から一部が突出及び揺動可能に形成された板状部材であって、
この板状部材の長手方向に沿った平面は、 前記原稿テーブルの原稿載置面に対して略垂直であり、
かつ前記原稿テーブルに原稿をセットする際の基準となる基準面に対して所定角度で傾斜している
ことを特徴とする請求項1に記載の自動原稿給紙装置。
【請求項3】
前記検知手段は原稿の有無を検知するものであり、
前記検出端子は前記原稿テーブルの上面から一部が突出及び揺動可能に形成された板状部材であって、
この板状部材の揺動面は、前記原稿テーブルに原稿をセットする際の基準となる基準面に対して所定角度で傾斜している
ことを特徴とする請求項1に記載の自動原稿給紙装置。
【請求項4】
前記所定角度は、30°〜60°であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動原稿給紙装置。
【請求項5】
前記基準面は固定面であり、この基準面に対向する原稿押さえ部材を有し、この原稿押さえ部材は、前記基準面との間隔を調整できるように移動可能に設けられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の自動原稿給紙装置。
【請求項6】
前記原稿押さえ部材の原稿搬送方向の先端部は、前記基準面との間の間隔が、セットされる原稿の幅よりも広くなるように移動可能に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の自動原稿給紙装置。
【請求項7】
前記板状部材は、原稿搬送方向に沿った側面図上、前記原稿押さえ部材の長さ方向の先端部と後端部との間に配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の自動原稿給紙装置
【請求項8】
前記板状部材は、この板状部材と前記基準面との間隔が原稿テーブルにセットされる原稿の幅よりも短くなる位置に設けられていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の自動原稿給紙装置。
【請求項9】
画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に記録紙を供給する給紙装置と、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置と、この画像読み取り装置に原稿を供給する原稿自動給紙装置とを有する画像形成装置において、前記原稿自動給紙装置は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の原稿自動給紙装置であることを特徴とする画像形成装置。


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置に自動的に搬送する自動原稿給紙装置及びこの自動原稿給紙装置を備えた画像形成装置に関する。画像形成装置としては、例えば複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機等が挙げられる。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置の装置本体の上部には、通常、読取り対象となる原稿を載置するプラテンが配置されており、このプラテン上に原稿を搬送、供給する装置を自動原稿給紙装置という。自動原稿給紙装置は、また画像読取り後の原稿を前記プラテン上から搬出すると共に、次に読み取り対象となる原稿をプラテン上に搬送、給紙する。
このような自動原稿給紙装置又は自動原稿給紙装置を備えた画像形成装置に関連する従来技術として、例えば特許文献1には、装置を大型化することなく最終原稿を確実に検知することができる原稿送り装置を提供することを目的として開発された装置であって、原稿を積載する原稿台と、この原稿台上の原稿を給送する給送手段と、前記原稿台上の原稿の全てが給送されたことをリサイクルレバーによって検知する最終原稿検知手段と、前記給送手段によって給送される原稿のサイズを検知するサイズチェックカウンタとを備えた原稿送り装置であって、前記最終原稿検知手段が原稿給送方向に沿って複数個配設されており、サイズチェックカウンタで求めた原稿サイズ情報に応じてその何れかを選択するようにした原稿送り装置が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、自動原稿送り装置に載置された原稿のうち、最終原稿の通過を早期に検知して複写機本体側の給紙部に信号を送り、後続の記録紙の予備給紙を早期に中断させることができる複写機を提供することを目的として開発されたものであって、原稿載置部の原稿トレイに、原稿後端検知手段(トレイセンサ)を設け、原稿トレイ上の最終原稿の後端通過を検知し、得られた検知信号を複写機本体に送信し、これによって複写機本体の給紙部を制御するようにした複写機が開示されている。
【0004】
更に、特許文献3には、最終原稿検知手段の指示により確実に余分な給紙を制止することができる画像形成装置を提供することを目的として開発された装置であって、多数の原稿を載置し得る原稿トレイと、この原稿トレイの原稿を1枚ずつ分離する原稿分離手段と、分離された原稿を読取り位置に搬送し、画像情報を読取った後、読取り位置から排出する原稿搬送手段とを有する原稿搬送部と、前記読取り位置にて読取った原稿の画像情報を画像形成する画像形成手段と、多数の記録媒体を積載し得る記録媒体積載手段と、この積載手段の記録媒体を1枚ずつ給送する記録媒体給送手段と、給送された記録媒体を前記画像形成手段に搬送する記録媒体搬送手段とを有する画像形成部とを備え、前記原稿トレイの原稿を前記原稿分離手段にて給送した状態で所定時間待機し、前記原稿を前記原稿搬送手段にて前記読取り位置に搬送すると共に、前記原稿が読取り位置にセットされる前に、原稿の画像情報を記録する記憶媒体を給送すべく前記記録媒体給送手段の作動が開示される画像形成装置において、前記読取り位置にセットされた原稿を第1の原稿とし、この第1の原稿に続く原稿を第2の原稿とし、第2の原稿に対応する記録媒体を第1の記録媒体とし、この第1の記録媒体に続く記録媒体を第2の記録媒体としたときに、前記第2の記録媒体の給送前に第2の原稿が最終原稿であるか否かを扇形のフラッグで検知する最終原稿検知手段を備え、この最終原稿検知手段による最終原稿検知に基づいて前記第2の記録媒体の給送を止めるべく前記記録媒体給送手段の作動を止めるようにした画像形成装置が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特許第3404708号公報
【特許文献2】特開平06−255839号公報
【特許文献3】特許第2634681号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された装置は、リサイクルレバーを使用しているために、装置が大掛かりなものとなり、コストが嵩むという問題点がある。また、特許文献2に記載された装置は、光センサによって最終原稿の有無を検知しているので、単純な構成で最終原稿を検知することはできるが、外乱光によって誤検知が発生したり、上方の障害物を誤検知し易いという問題点がある。更に、特許文献3に記載された装置は、最終原稿検知手段としては信頼性の高いものであるが、最終原稿検知に使用している扇形のフラッグが、原稿進入方向に対して平行に配置されており、原稿セット時に作業者が注意してセットしなければならず、操作が煩雑であるという問題点がある。
図10は、このような従来の自動原稿給紙装置の問題点を示す説明図である。図10において、最終原稿検知手段6は、原稿テーブル2の幅方向の2カ所に設けられた原稿押さえ部材8のほぼ中央に配置されており、原稿1(1−1、1−2)が矢印a又はb方向からセットされ、原稿押さえ部材8を動作させた時、最終原稿検知手段6に原稿1が引っ掛かり易いという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、原稿の引っ掛かりをなくし、且つ煩雑な操作を不要とし、作業者の操作負担を軽減した使い勝手の良好な自動原稿給紙装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る自動原稿給紙装置は、原稿テーブル上の原稿を検知する検知手段を有する自動原稿給紙装置において、前記検知手段は、前記原稿の搬送方向に対して所定角度で傾斜する平面を有する検出端子を備えていることを特徴とする。
この場合において、前記検知手段は原稿の有無を検知するものであり、前記検出端子は前記原稿テーブルの上面から一部が突出及び揺動可能に形成された板状部材であって、この板状部材の長手方向に沿った平面は、前記原稿テーブルの原稿載置面に対して略垂直であり、かつ前記原稿テーブルに原稿をセットする際の基準となる基準面に対して所定角度で傾斜しているものとすることができる。
また、この場合において、前記検知手段は原稿の有無を検知するものであり、前記検出端子は前記原稿テーブルの上面から一部が突出及び揺動可能に形成された板状部材であって、この板状部材の揺動面は、前記原稿テーブルに原稿をセットする際の基準となる基準面に対して所定角度で傾斜しているものとしてもよい。なお、板状部材の揺動面とは、板状部材の揺動軌跡によって形成される仮想平面をいう。
【0008】
この場合において、前記所定角度は、30°〜60°であることが好ましい。
また、前記基準面は固定面であり、この基準面に対向する原稿押さえ部材を有し、この原稿押さえ部材は、前記基準面との間隔を調整できるように移動可能に設けられているものとすることもできる。
更にまた、前記原稿押さえ部材の原稿搬送方向の先端部は、前記基準面との間の間隔が、セットされる原稿の幅よりも広くなるように移動可能に設けられていることが好ましい。
更にまた、前記板状部材は、原稿搬送方向に沿った側面図上、前記原稿押さえ部材の長さ方向の先端部と後端部との間に配置されていることが好ましい。即ち、原稿押さえ部材の原稿搬送方向後端部が前記板状部材の原稿テーブルからの突出位置よりも原稿セット時の原稿後端側に位置するように前記板状部材を所定位置に配置することが好ましい。
更にまた、前記板状部材は、この板状部材と前記基準面との間隔が原稿テーブルにセットされる原稿の幅よりも短くなる位置に設けられていることが好ましい。ここで、板状部材と基準面との間隔とは、前記基準面と前記板状部材端部との最長距離、換言すれば、前記基準面から最も離れた板状部材端部までの長さをいう。
また、本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に記録紙を供給する給紙装置と、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置と、この画像読み取り装置に原稿を供給する原稿自動給紙装置とを有する画像形成装置において、前記原稿自動給紙装置は、上述したいずれか一つの原稿自動給紙装置であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、原稿テーブル上に、あらゆる方向から原稿を挿入、セットすることができるので、操作性が著しく向上すると共に、原稿の破損を防止して、無駄な用紙の増大を有効に回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動原稿給紙装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図である。
図1において、この画像形成装置は、画像形成装置本体100と、この画像形成装置本体100を載置する給紙テーブル200と、画像形成装置本体100上に取り付けられたスキャナ300と、このスキャナ300上に取り付けられた原稿自動給紙装置(ADF)500とから主として構成されている。
【0011】
画像形成装置本体100には、感光体40の周囲に帯電、現像、クリーニング等の電子写真プロセスを実行する各手段を備えた画像形成手段18を、4つ並列したタンデム型画像形成部20が設けられている。タンデム型画像形成部20の上部には、画像情報に基づいて感光体40をレーザー光により露光して潜像を形成する露光装置21が設けられている。また、タンデム型画像形成部20の各感光体40と対向する下方位置には、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト19が配置されている。中間転写ベルト19を介して各感光体40と相対する位置には、感光体40上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト19に転写する一次転写手段62が配置されている。
画像形成手段18の現像装置400では、各種トナーを含んだ現像剤が用いられる。現像装置400の現像剤担持体は、現像剤を担持、搬送して、感光体40との対向位置において交互電界を印加して感光体40上の潜像を現像し、可視化する。このとき、交互電界を印加することで現像剤を活性化させ、トナーの帯電量分布をより狭くすることができ、現像性が向上する。
【0012】
以下に、このような構成の画像形成装置の動作について説明する。
先ず、自動原稿給紙装置500の原稿台30上に原稿をセットする、か又は自動原稿給紙装置500を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、自動原稿給紙装置500を閉じ、下方に押圧する。
次いで、図示省略したスタートスイッチを押すと、自動原稿給紙装置500に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動させた後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300が駆動し、第一走行体33及び第二走行体34を走行する。そして、第一走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第二走行体34に向け、第二走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0013】
また、スタートスイッチを押すことにより、図示省略した駆動モータによって支持ローラ15、16、17のうちの1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転させ、これによって中間転写ベルト19を回転、搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト19の搬送とともに、それらの単色画像を順次中間転写ベルト19上に転写して合成カラー画像を形成する。
【0014】
更にまた、スタートスイッチを押すことによって、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つが選択的に回転し、ペーパーバンク43に多段に備えられた給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して画像形成装置本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
一方、シートを手差しする場合は、給紙ローラ50を回転させて手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト19上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト19と二次転写装置22との間にシートを送り込み、二次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を転写する。
【0015】
画像転写後のシートを二次転写装置22で搬送して定着装置25に送り込み、この定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着させる。定着後のシートを切換爪55で切り換えて排出ローラ56によって排出し、排紙トレイ57上にスタックする。表裏両面に画像を形成する場合は、シートを切換爪55で切り換えてシート反転装置28に供給し、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録し、その後、排出ローラ56によって排紙トレイ57上に排出する。
画像転写後の中間転写ベルト19は、中間転写ベルトクリーニング装置23によって、画像転写後に中間転写ベルト19上に残留する残留トナーが除去され、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
【0016】
次に、図2〜図8を用いて本発明の特徴部分である自動原稿給紙装置(ADF)について詳細に説明する。図2は、本発明に係る自動原稿給紙装置(ADF)の断面図、図3は、図2の斜視図、図4は、図2の最終紙検知フィラー及びセンサの構成を示す図、図5〜図8は、図2の平面図である。
図2において、この自動原稿給紙装置500は画像読み取り装置(スキャナ)600上に搭載されている。自動原稿給紙装置500は、原稿テーブル102と、この原稿テーブル102上にセットされる原稿101の先端部(この場合は原稿搬送下流側)が当接するストップ爪103とを有している。原稿テーブル102の原稿搬送方向に沿った一端には、図3に示したように、原稿読み取り時の原稿ズレを防ぐ為の原稿セット基準面117が設けられており、この原稿セット基準面117に対向するように原稿押さえ部材118が配置されている。原稿押さえ部材118は原稿101の進入方向に対して直角の方向に移動可能に設けられており、原稿サイズ幅に合わせて移動させることによって原稿101を幅方向両側からガイドして原稿101が傾斜することを防止する。
【0017】
原稿テーブル102には原稿セット基準面117と所定間隔を隔てた位置に原稿の有無を検知する検出端子としての最終紙検知フィラー116が設けられている。最終紙検知フィラー116はその長さ方向に沿った平面を有する板状部材からなっており、原稿テーブル102の表面からその一部が突出するように、且つ揺動可能に原稿テーブル102内に収容されている。なお、最終紙検知フィラー116の前記長さ方向に沿った平面は、原稿テーブル102の原稿載置面に対して略垂直に配置されている。
最終紙検知フィラー116の近傍には最終紙検知センサ124が配置されている(図2参照)。最終紙検知フィラー116と最終紙検知センサ124との位置関係を示す図4において、原稿がセットされることによって、最終紙検知フィラー116の長手方向に沿った平面全体が原稿テーブル102の原稿載置上面よりも下方に埋没するように、矢印C−1方向に揺動し、最終紙検知センサ124が最終紙検知フィラー116の揺動動作を検知し、これによって原稿101(例えば最終紙)が原稿テーブル102上に積載されていることを認識する。一方、最終紙の搬送が終了し、最終紙検知フィラー116が矢印C−2方向に揺動して前記長手方向に沿った平面の一部が原稿テーブル102から突出すると、その揺動動作を最終紙検知センサ124が検知し、原稿の供給、搬送が終了したことを確認する。
即ち、本実施形態において、最終紙検知フィラー116は、原稿テーブル102上に原稿が載置されている間は、その全体が原稿載置面から埋没するように下方に揺動した状態を維持し、一方、原稿テーブル上の原稿が全て搬送されてなくなったときは、その一部が原稿テーブル102の原稿載置面から突出するように上方に揺動した状態を維持する。このような最終紙検知フィラー116の揺動によって、その軌跡が形成する仮想平面を最終紙検知フィラー116の揺動面という。
【0018】
最終紙検知フィラー116は、図5に示したように、その長さ方向に沿った平面(以下、フィラー116の側面ともいう。)が原稿セット基準面117に対して所定の角度をなすように配置されている。図5において、所定の角度αは、例えば30°〜60°である。最終紙検知フィラー116の側面を原稿セット基準面117に対して傾斜させることによって、原稿テーブル102への原稿101の挿入方向の自由度が増す。即ち、何れの方向からでも原稿101を原稿テーブル102上にセットすることができ、原稿押さえ部材118の移動は、原稿セット前後のいずれにおいてもすることができる。
図6〜図8は、それぞれ自動原稿給紙装置の平面図であって、図6は、原稿押さえ部材を原稿サイズに合わせた後に原稿を挿入する場合を示す概略図、図7は、原稿を挿入した後に原稿押さえ部材を原稿サイズに合わせる場合を示す概略図、図8は、原稿を斜めに挿入した後に原稿押さえ部材を原稿サイズに合わせる場合の概略図である。
図6において、最終紙検知フィラー116の側面と原稿101の挿入端側の辺とは角度βを形成している。従って、最終紙検知フィラー116の側面と原稿101の端辺とが直交する従来技術に比べて原稿のセットがスムーズなものとなる。また、図7において、最終紙検知フィラー116の側面と原稿101の挿入端側の辺とは角度αを形成している。従って、上記と同様、原稿101をスムーズにセットすることができる。更に、図8において、原稿押さえ部材118の後端部は最終紙検知フィラー116と側面図上、距離Xだけ離れるように構成されている。従って、原稿101は最終紙検知フィラー116に邪魔されることなくスムーズに回転することができ、最終紙検知フィラー116に引っ掛かることなくセットされる。また、原稿押さえ部材118で位置決めされた最終紙を正確に検出することができる。この場合、距離Xは、原稿押さえ部材118の後端部が最終紙検知フィラー116端部より原稿後端側に配置される距離である。なお、図6〜図8において、原稿101上の矢印は原稿を原稿テーブルにセットする際の原稿移動方向を示すものである。
【0019】
本実施形態の自動原稿給紙装置(ADF)500には、図2に示したように、原稿テーブル102に積み重ねて載置された原稿101を最上位から1枚ずつ順に搬送するための給紙/分離部が設けられている。給紙/分離部は、原稿テーブル102上の原稿給紙側に接する位置まで回転可能に設けられた呼び出しコロ104と、給紙方向に回転し、呼び出しコロ104にて呼び出された原稿101を取り込む給紙部材105と、給紙方向と逆方向に回転し、給紙された原稿101の最上位の1枚のみを分離する分離部材106等から構成されている。呼び出しコロ104は図示省略したソレノイドによって駆動され、給紙部材105及び分離部材106は図示省略した駆動モータとしての、例えばステッピングモータにて駆動される。
【0020】
給紙/分離部の下流には、突き当てローラ対107、107aが配置されており、突き当てローラ対107、107aは、原稿101が突き当たることにより原稿101の傾きを補正する。
突き当てローラ対107、107aの後流には、搬送された原稿101をコンタクトガラス602上の読取位置まで搬送するための搬送部が設けられている。搬送部は、入口ローラ対108、108a、出口ローラ対110、110a等から構成され、これらのローラは、図示していない駆動モータ、例えばステッピングモータにて駆動される。なお、出口ローラ110の搬送速度は、入口ローラ108の搬送速度よりも若干、例えば1%程度速く設定されているので、入口ローラ対108、108aにて挟持、搬送されてきた原稿101は、コンタクトガラス602上を移動して本体側ガイド603bにすくい取られた後、原稿101が入口ローラ対108、108a及び出口ローラ対110、110aに挟持されている間は、原稿101が張った状態で、コンタクトガラス602と非接触となり、かつ読取ガイド部材109との接触面が小さい状態を維持し読取位置を通過する。
【0021】
入口ローラ対108、108aと出口ローラ対110、110aとの間のコンタクトガラス602の下方の装置本体600には、原稿101の画像を読み取る読み取り部601が設けられている。読み取り部601は、図示省略した露光ランプ、第1ミラー及びレンズ等の光学系等を有している。画像読取りの際、露光ランプ及び第1ミラーを、コンタクトガラス602の下方で図2の左右方向に移動させるか、又は読取位置下方で停止させる等して、露光ランプによって画像面に光を照射した後、その反射光を第1ミラー及び光学系を介して図示していない感光体ドラムに結像する。感光体ドラムに形成された静電潜像にトナー等を付着させて記録紙に転写するか、又は前記反射光を第1ミラー及び光学系を介してCCD等からなるイメージセンサに結像し、そのイメージセンサにて光信号を電気信号に変換し、種々の画像形成手段を用いて記録紙に画像を転写する。
【0022】
出口ローラ対110、110aの後流には、原稿101を排出するための排紙部が設けられており、排紙部は、排紙ローラ111、排紙下従動ローラ111a及び排紙上従動ローラ111bと、その出口にそれぞれ配置された切換爪113、反転ローラ対115及びその下方の排紙トレイ114とから主として構成されている。切換爪113は、排紙時又は反転時における原稿101の搬送方向を変更する。排紙ローラ111及び反転ローラ115は、図示省略した駆動モータにて駆動される。排紙ローラ111の前流側には出口ローラ対110、110aを介して搬送されてきた原稿101を検知する排紙センサ、例えば光学式反射型センサ123が配置されている。
なお、本実施形態に係るADF500は、図示省略したヒンジ等の連結部材によって装置本体600に開閉自在に連結されている。
【0023】
次に、このような構成の自動原稿給紙装置の動作を説明する。作業者によって第1画像面を上向きにして原稿テーブル102上に積み重ねられた原稿101は、画像読み取り装置600の操作部におけるスタートボタン(図示せず)の押下によってADF500側にスタート信号が送られた後、最上位から1枚ずつ順に給紙される。このとき、原稿101を原稿テーブル102に積み重ねる際、原稿101の先端部は、ストップ爪103に突き当たることにより位置決めされる。また、原稿101がセットされると、呼び出しコロ104は、上述したスタート信号に基づいて図示省略したソレノイドによって矢印A方向へ回転し、原稿101に接する位置まで下降する。
呼び出しコロ104によって加圧された原稿101は、給紙方向に回転する呼び出しコロ104により、給紙部材105及び分離部材106からなる分離部へ搬送され、最上位から1枚ずつ分離される。なお、上述のように下降した呼び出しコロ104は、給紙開始から一定時間後、又はレジストセンサ122にて原稿先端が検知された後に上昇する。これは、呼び出しコロ104が上昇することで、原稿101に加わる呼び出しコロ104の圧力を開放し、搬送中の原稿101の第2画像面が次原稿の第1画像面に擦り付けられる時間を短縮するためである。
【0024】
このように給紙開始から一定時間後に呼び出しコロ104を上昇させる場合の前記一定時間は、擦り付けによる汚れを少なくさせるために、極力短時間であることが望ましい。なお、原稿101が片面画像(第1画像面)のみの場合は、第2画像面がないので呼び出しコロ104を上昇させる必要はない。片面読取り原稿であるか又は両面読取り原稿であるかは、作業者が操作部にて任意に片面/両面モードを選択することにより予め設定する。
1枚ずつ分離された原稿101は、回転が一時停止している突き当てローラ対107、107aに突き当てられ、その傾きが補正された後、再度起動した突き当てローラ対107、107aによって入口ローラ対108、108aが配置されている第1搬送路R1に搬送される。入口ローラ対108、108a近傍に配置されたレジストセンサ122は、原稿先端を検知して読み取り部601への原稿先端の通過と画像読取り開始とのタイミングを合わせる。なお、原稿101を分離搬送した後、一定時間経過してもレジストセンサ122が原稿先端を検知しない場合は、ジャムが発生したものと判定される。
【0025】
次に、前記操作部における片面/両面モードの設定に従い、読取動作に入る。片面モードにて第1画像面のみを読取る場合は、原稿101は読み取り部601にて前述のように第1画像面の画像情報を読取られた後、出口ローラ対110、110a、排紙ローラ111及び排紙下従動ローラ111aが配置された第2搬送路R2を通り、排紙トレイ114に排出される。この際、一定時間経過しても原稿先端が排紙センサ123にて検知されない場合、又はその原稿先端が検知された後、例えば一定時間経過しても原稿後端が排紙センサ123にて検知されない場合は、ジャムと判定される。また、切換爪113はB位置(ホームポジション)にあって、排紙ローラ111及び排紙下従動ローラ111aにて挟持、搬送された原稿101を排紙トレイ114側に導く。
【0026】
一方、両面モードによって第1画像面及び第2画像面を読取る場合は、原稿101は前述のように第1画像面を読取られた後、第2搬送路R2を通り、反転ローラ115及び反転従動ローラ115aが配置されている第3搬送路R3を通って切換爪113の下流に排出される。この際、排紙センサ123にて原稿先端が検知されるか、又はレジストセンサ122にて原稿101が検知されてから所定のタイミングで、図示していないソレノイドにより切換爪113がB位置(ホームポジション)からB´位置に下降し、排紙ローラ111及び排紙下従動ローラ111aにて挟持、搬送された原稿101を切換爪113の下流に導き、反転ローラ115及び反転従動ローラ115aが配置されている第3搬送路R3を経て切換爪113の下流に排出する。
前記B´位置に下降した切換爪113は、原稿先端が排紙センサ123を通過した後、さらに一定時間、例えば原稿後端が排紙ローラ対111、111aを通過して切換爪113に達するまでの時間が経過した後、前記ソレノイドを解除することにより、B位置(ホームポジション)に復帰する。この切換爪113の復帰後、反転ローラ115が逆回転し、原稿先端は排紙ローラ111及び排紙上従動ローラ111bのニップ部に進入する。原稿101は第4搬送路R4に搬送され、一時停止している突き当てローラ対107、107aに突き当てられ傾きが補正された後、第1搬送路R1を通って読取位置に搬送され、読み取り部601にて第2画像面が読み取られる。
【0027】
このようして第2画像面を読取った後、原稿101のページ順を整えるため、即ち第1画像面が下向きでスタックされるように、表裏反転させるために、切換爪113をB´位置に移動させる。これにより、第2搬送路R2を通った読取り後の原稿101は、第3搬送路R3を通り、第2画像面が下向きで切換爪113の下流に一旦保持され、その後、B位置(ホームポジション)に復帰し、切換爪113の下流に一旦保持されていた原稿101は、第4搬送路R4、第1搬送路R1、第2搬送路R2を通り、第1画像面が下向きとなった状態で排紙トレイ114に排出される。
【0028】
本実施形態によれば、最終紙を検知するフィラー116を原稿テーブル102の原稿セット基準面117に対し所定の角度をもって配置したことにより、あらゆる方向から原稿を挿入しても支障がないので、作業性が向上すると共に、原稿の破損を防止して無駄な用紙が増大することを有効に回避することができる。また、原稿セット時の引っ掛かりがなくなり、作業者は快適な作業を行うことができる。更に、原稿の破損を防止することもできる。
また、本実施形態によれば、原稿をセットする基準面を決めることにより、原稿の搬送、移動方向を一定にすることができ、最終紙検知フィラー116に対するアクセスが安定する。従って、作業性が向上し、作業者が安心して作業することができる。
【0029】
本実施形態において、最終紙検知フィラー116は、このフィラー116と原稿セット基準面117との間隔が原稿101の幅よりも短くなる位置に設けられる。図9は、自動原稿給紙装置の平面図であって、最終紙検知フィラー116とセット可能最小原稿サイズとを比較した説明図である。図9において、最終紙検知フィラー116は、原稿セット基準面117との間隔aが原稿101の幅bよりも小さくなる位置に設けられている。これによって、最終紙検知フィラー116による最終原稿の検出ミスがなくなり、原稿を確実に検知することができるようになる。ここで、最終紙検知フィラー116と原稿セット基準面117との間隔とは、前記基準面117と前記フィラー116端部との最長距離、換言すれば、前記基準面117から最も離れたフィラー端部までの長さをいう。
本実施形態において、原稿押さえ部材118の原稿搬送方向の先端部は、原稿セット基準面117との間隔を、セットされる原稿101の幅よりも広げることができるように、原稿搬送方向に対して直交する方向に、移動可能に形成することが好ましい。これによって、原稿の搬送がよりスムーズとなる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1の自動原稿給紙装置を示す断面図である。
【図3】図1の自動原稿給紙装置を示す斜視図である。
【図4】図2の最終紙検知フィラーの構成を示す斜視図である。
【図5】図1の自動原稿給紙装置を示す平面図である。
【図6】自動原稿給紙装置の平面図であって、原稿ガイド部材を原稿サイズに合わせた後に原稿を挿入した場合を示す概略図である。
【図7】自動原稿給紙装置の平面図であって、原稿を挿入した後に原稿ガイド部材を原稿サイズに合わせた場合を示す概略図である。
【図8】自動原稿給紙装置の平面図であって、原稿を斜めに挿入した後に原稿ガイド部材を原稿サイズに合わせた場合の概略図である。
【図9】自動原稿給紙装置の平面図であって、最終原稿検知フィラー116とセット可能最小原稿サイズとを比較した図である。
【図10】従来構成の一例である。
【符号の説明】
【0031】
1(1−1、1−2、1−3):原稿
2:原稿テーブル
6:最終原稿検知手段
8:原稿押さえ部材
15、16、17:支持ローラ
18:画像形成手段
19:中間転写ベルト
20:タンデム型画像形成部
21:露光装置
22:二次転写装置
23:中間転写ベルトクリーニング装置
25:定着装置
28:シート反転装置
30:原稿台
32:コンタクトガラス
33:第一走行体
34:第二走行体
35:結像レンズ
36:読み取りセンサ
40:感光体
42、50:給紙ローラ
43:ペーパーバンク
44:給紙カセット
45、52:分離ローラ
46、48:給紙路
47:搬送ローラ
49:レジストローラ
50:給紙ローラ
51:手差しトレイ
53:手差し給紙路
55:切換爪
56:排出ローラ
57:排紙トレイ
62:一次転写手段
100:画像形成装置本体
101:原稿
102:原稿テーブル
103:ストップ爪
104:呼び出しコロ
105:給紙部材
106:分離部材
107:突き当てローラ
107a:突き当て従動ローラ
108:入り口ローラ
108a:入り口従動ローラ
109:読み取りガイド部材
110:出口ローラ
110a:出口従動ローラ
111:排紙ローラ
111a:排紙下従動ローラ
111b:排紙上従動ローラ
113:切換爪
114:排紙トレイ
115:反転ローラ
115a:反転従動ローラ
116:最終紙検知フィラー
117:原稿セット基準面
118:原稿押さえ部材
122:レジストセンサ
123:排紙センサ
124:最終紙検知センサ
200:給紙テーブル
300:スキャナ
400:現像装置
500:自動原稿給紙装置(ADF)
600:画像読み取り装置
601:読み取り部
602:コンタクトガラス
603a:本体側ガイド
603b:本体側ガイド




 

 


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