米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 株式会社リコー

発明の名称 折り装置、用紙処理装置及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22750(P2007−22750A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−207010(P2005−207010)
出願日 平成17年7月15日(2005.7.15)
代理人 【識別番号】100078134
【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎
発明者 松下 慎吾 / 山田 健次 / 飯田 淳一 / 齊藤 広元 / 吉川 直宏 / 土岐田 淳一
要約 課題
不定形サイズの用紙に対して高品質の折り処理を施す。

解決手段
不定型サイズの用紙が搬送されてきたときに画像形成装置からの不定形サイズ、折り方の情報を受け取ったら、第1、第2のガイド板ともにホームポジションの位置まで移動させ、折り装置ZFに搬入され、入口センサがONになったら(S301)、搬送ローラを回転させているステッピングモータのパルス数のカウントを開始する(S302)。入口センサがOFFした時点でカウントを終了し(S304)、両ガイド板をカウント数と折り方法によって計算された量だけ移動させる(S305−S307)。用紙がレジスト検知センサに到達し、センサをOFFしたら(S308−S310)再びホームポジションへ移動する(S311)。
特許請求の範囲
【請求項1】
搬入された用紙を複数回折る折り手段を有する折り装置において、
用紙長を検出する検出手段と、
用紙の搬送方向の先端位置を規制する規制手段と、
不定型サイズの用紙が搬送されてきたときに前記検出手段によって検出された用紙長に基づいて前記規制手段の位置を決定する決定手段と、
を備えていることを特徴とする折り装置。
【請求項2】
前記検出手段は、入口側の用紙検知手段のON時間に基づいて用紙長を検出することを特徴とする請求項1記載の折り装置。
【請求項3】
前記ON時間は、入口側に設けられた搬送ローラを駆動するパルスモータの駆動パルスによって計測することを特徴とする請求項2記載の折り装置。
【請求項4】
前記ON時間は、制御回路に設けられたCPUの内部タイマにより計測することを特徴とする請求項2記載の折り装置。
【請求項5】
前記折り手段直前の用紙搬送方向上流側に設けた用紙検知手段がオフしたタイミングで折り位置を規定する前記規制手段の初期位置への移動が開始されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の折り装置。
【請求項6】
前記折り手段が2対の折りローラからなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の折り装置。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の折り装置を備えていることを特徴とする用紙処理装置。
【請求項8】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の折り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項7記載の用紙処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬入された用紙を折る折り装置、この折り装置に対して一体または別体に設けられ、所定の処理、例えば仕分け、スタック、綴じ、中綴じ製本を行って排紙する用紙処理装置、及び前記折り装置の前段に設けられ、画像形成された用紙を折り装置に対して搬送する複写機、プリンタ、印刷機等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像出力(形成)装置は多機能化してきており、大量の画像を記憶できる記憶装置が付いているものが主流となってきている。このような画像出力装置の多機能化を受けてその下流側に配置され、出力される記録紙に綴じなどの後処理装置も昨今その機能は多機能化され、従来の端面綴じに加えて中綴じ処理も可能としたものも提供されている。また画像出力装置1台を大勢のユーザで使用するため生産性向上が求められており後処理装置も折り処理と次部の用紙の揃え及びスティプル処理を並行して行えるものも提供されている。このような多様化の一例としていわゆるZ折りと称される折り処理を行う装置がある。
【0003】
一方、不定形の記録媒体を扱う画像形成装置として例えば特許文献1記載の発明が知られている。この発明に係る画像形成装置は、不定形被記録媒体を画像記録部へ給送する給送手段と、画像記録部で記録済みの記録媒体を所定の位置で折り込む折り手段と、不定形被記録媒体のサイズを入力指定する座標入力手段と、この座標入力手段により入力指定された前記サイズのデータに応じて、折り手段の折り位置を決める際に使用するストッパを移動する移動手段とを具備した構成を特徴としている。
【0004】
その他、関連する発明として下記の特許文献2ないし4に記載された発明も公知である。
【特許文献1】特開平01−117174号公報
【特許文献2】特開平01−117172号公報
【特許文献3】特開平01−117178号公報
【特許文献4】特開平01−116569号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前記特許文献1記載の発明に係る画像形成装置では、不定形の用紙の用紙サイズを入力指定する必要があり、搬送されてくる用紙に対して自動的に用紙サイズを検出し、そのサイズに応じて折り位置を設定することまでは配慮されていない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、不定形の用紙の用紙サイズであっても自動的に用紙サイズを検出して高品質の用紙折りを可能とすることある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、第1の手段は、搬入された用紙を複数回折る折り手段を有する折り装置において、用紙長を検出する検出手段と、用紙の搬送方向の先端位置を規制する規制手段と、不定型サイズの用紙が搬送されてきたときに前記検出手段によって検出された用紙長に基づいて前記規制手段の位置を決定する決定手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】
第2の手段は、第1の手段において、前記検出手段は、入口側の用紙検知手段のON時間に基づいて用紙長を検出することを特徴とする。
【0009】
第3の手段は、第2の手段において、前記ON時間は、入口側に設けられた搬送ローラを駆動するパルスモータの駆動パルスによって計測することを特徴とする。
【0010】
第4の手段は、第2の手段において、前記ON時間は、制御回路に設けられたCPUの内部タイマにより計測することを特徴とする。
【0011】
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記折り手段直前の用紙搬送方向上流側に設けた用紙検知手段がオフしたタイミングで用紙先端位置、ひいては用紙の折り位置を規定する前記規制手段の初期位置への移動が開始されることを特徴とする。
【0012】
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記折り手段が2対の折りローラからなることを特徴とする。
【0013】
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段に係る折り装置を用紙処理装置が備えていることを特徴とする。
【0014】
第8の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段に係る折り装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
【0015】
第9の手段は、第7の手段に係る用紙処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
【0016】
なお、後述の実施形態において、折り手段は第1ないし第3の折りローラ413,414,415に、検出手段は入口センサ401及びCPU301、ステッピングモータ312及びCPU301、CPU301及びクロック305に、用紙検知手段は入口センサ401に、規制手段は第1及び第2のガイド板411,412に、決定手段はCPU301にそれぞれ対応する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、不定形サイズの用紙を1枚ずつ受け入れ側の装置で測定するので、不定形サイズの用紙に対して高品質の折り処理を施すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの全体的な構成を示す概略構成図である。
同図において、本実施形態に係る画像形成システムは、画像形成装置PR、用紙処理装置としての用紙後処理装置PD及び両者の間に設けられたZ折り処理装置ZFから構成されている。
【0019】
図1において、Z折り処理装置ZFは画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出された用紙(記録媒体)はZ折り処理装置ZFに導かれる。用紙後処理装置PDは、前記Z折り処理装置ZFの側部にさらに取り付けられており、Z折り処理装置ZFから排出された用紙は用紙後処理装置PDに導かれる。前記用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット101)を有する搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレイF(以下、スティプル処理トレイとも称する)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。このステイプル処理トレイFの用紙が積層されるトレイ面66は、ステイプル排紙ローラ11から排紙される用紙の搬送方向下流側が上になるように傾斜し、この傾斜角は、重力方向に対して傾斜面の下側の後述する中折りプレート74及びその駆動機構と端面綴じステイプラS1などの機構と干渉しない最低限の角度に設定されている。
【0020】
搬送路A及びDを経てスティプル処理トレイFへ導かれ、スティプル処理トレイで整合及びスティプル等を施された用紙は、偏向手段である分岐ガイド板54と可動ガイド55により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す処理トレイG(以下、中折り処理トレイとも称する)へ振り分けられるように構成され、中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は搬送路Hを通り排紙ローラ83から下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、搬送ローラ7によって搬送された用紙の用紙後端がこれを通過した後、ガイドローラ8、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11の内少なくともガイドローラ8及び搬送ローラ9を逆転することによって用紙後端を用紙収容部Eへ導いて用紙を滞留させ、次用紙と重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて搬送することも可能である。
【0021】
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置から受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット101、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方に、各々回動することによっ、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへ用紙を振り分ける。
【0022】
搬送路Bへ用紙を導く場合は、分岐爪15は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬送路Cへ用紙を導く場合は、図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送ローラ3,4により用紙を導き、搬送路Dへ用紙を導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となり、搬送ローラ5及びローラ対6a,6bからなる排紙ローラ6によりシフトトレイ202に排紙される。
【0023】
この用紙後処理装置では、用紙に対して、穴明け(パンチユニット101)、用紙揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、用紙揃え+中綴じ(ジョガーフェンス53、中綴じスティプラS2)、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81、82)などの各処理を行うことができる。
【0024】
画像形成装置PRは、この実施形態では、入力された画像データに基づいて感光体ドラムなどの画像形成媒体に光書き込みを行って感光体ドラム表面に潜像を形成し、形成された潜像をトナー現像して用紙などの記録媒体に転写し、定着して排紙するいわゆる電子写真プロセスを使用した画像形成装置であり、電子写真プロセスを使用した画像形成装置自体は公知なので、ここでの詳細な構成の説明と図示は省略する。なお、この実施形態では、電子写真プロセスを使用した画像形成装置を例示しているが、そのほかに、インクジェットや印刷機などの公知の画像形成装置及び印刷機(プリンタ)を使用したシステムでも良いことはいうまでもない。
【0025】
<ステイプル処理トレイ>
用紙整合及びスティプル処理を施す処理トレイFの構成について説明する。
用紙整合及びスティプル処理を施す処理トレイFにおいて、スティプル排紙ローラ11により処理トレイFへ導かれた用紙はトレイ面66に順次積載される。この場合、用紙ごとに叩きコロ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53にて横方向(用紙搬送方向と直交する用紙幅方向)の整合が行われる。その後、ジョブの切れ目、すなわち用紙束の最終紙から次の用紙束先頭紙までの間でCPU350からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われた用紙束は、ただちに放出爪52aを有する放出ベルトによりシフト排紙ローラ6へ送られ、受け取り位置にセットされているシフトトレイ202に排出される。
【0026】
放出爪52aは、放出ベルトHPセンサ311によりそのホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルトに設けられた放出爪52aによりオン・オフする。この放出ベルトの外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置されており、処理トレイFに収容された用紙束を交互に移動搬送する。また、必要に応じて放出ベルト52を逆回転し、これから用紙束を移動するように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面で、処理トレイFに収容された用紙束の搬送方向先端を揃えても良い。
【0027】
また、放出モータにより駆動される放出ベルトの駆動軸には、用紙幅方向整合中心に放出ベルトとその駆動プーリとが配置され、それに対して対称に放出ローラ56が配置固定されており、放出ローラ56の周速は放出ベルトの周速より速くなるように設定されている。
【0028】
叩きコロ12は支点を中心に叩きSOLによって振り子運動を与えられ、処理トレイFへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙を後端フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は正逆転可能なジョガーモータによりタイミングベルトを介して駆動され、用紙幅方向に往復移動する。
【0029】
端面綴じスティプラS1は図示しない正逆転可能なスティプラ移動モータによりタイミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の一側端には端面綴じスティプラS1のホームポジションを検出するスティプラ移動HPセンサが設けられており、用紙幅方向の綴じ位置は前記ホームポジションからの端面綴じスティプラS1移動量により制御される。
【0030】
中綴じスティプラS2は、後端フェンス51から中綴じスティプラS2の針打ち位置までの距離が、中綴じ可能な最大用紙サイズの搬送方向長の半分に相当する距離以上となるように配置され、且つ用紙幅方向整合中心に対して対称に2つ配置され、図示しないステーに固定されている。また、中綴じスティプラS2は針部を含み、針を打ち出すステッチャ(ドライバ)ユニットS23と針を折り曲げるクリンチャユニットS22の2ユニットに分割されて構成されており、ステッチャユニットS23は処理トレイFの搬送路D側に配置されている。なお、図中符号310はスティプル処理トレイF上の用紙の有無を検出する紙有無センサである。
【0031】
前記スティプル処理トレイFで中綴じが行われた用紙束は用紙の中央部で中折りされる。この中折りは中折り処理トレイGで行われる。そのためには、綴じた用紙束を中折り処理トレイGに搬送する必要がある。この実施形態では、スティプル処理トレイFの搬送方向最下流側に、用紙束偏向手段が設けられ、中折り処理トレイG側に用紙束を搬送する。
【0032】
用紙束偏向機構は、分岐ガイド板54と可動ガイド55とからなる。分岐ガイド板54は支点を中心に上下方向に揺動自在に設けられ、その下流側に回転自在な加圧コロ57が設けられ、スプリングにより放出ローラ56側に加圧される。
【0033】
<中折り処理トレイ>
折りプレート74は図示しない前後側板に立てられた各2本の軸に長孔部を遊嵌することにより支持され、さらに、折りプレート74から立設された軸部がリンクアームの長孔部に遊嵌され、リンクアームが支点を中心に揺動することにより、図1中を左右に往復移動する。すなわち、図1において、折りプレート74は束搬送ガイド板下上91,92に対して垂直な方向に往復動する。
【0034】
中折り処理トレイGにおいて、束搬送ローラ71,72によって搬送されてきた用紙束の下端は後端プレート73によって規制され、プーリ322の回動により用紙束の後端位置が移動でき、これにより、用紙束の中央部を折りプレート74の先端部に対向させることができる。
【0035】
なお、図1中、符号302,303,304,305,321,323,324は用紙または用紙束の搬送状態を検出するためのセンサ、符号330はシフトトレイ202に積層され、戻しコロ13によって戻された用紙の上面を検出する紙面センサである。
【0036】
<Z折り処理装置>
図2は図1のZ折り処理装置を拡大して示す図である。Z折り処理装置ZFは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出された用紙は入口センサ401を経てZ折り処理装置内の入口ローラ402に導かれる。Z折り処理装置ZFは入口404から出口405に至る間に、切換爪403によって切り換えられる直線的に配置された第1の搬送路406と、前記第1の搬送路406の下側に正面視U字型に湾曲して配置された第2及び第3の搬送路407,408を備え、第2及び第3の搬送路407,408との間に第1及び第2のガイド板411,412をそれぞれ備えた第1及び第2の反転搬送路409,410並びに第1ないし第3の折りローラ413,414,415が設けられている。第1の折りローラ413は軸413aに電磁クラッチ装着されており、電磁クラッチがオンのときに第1の折りローラ413は回転し、オフのときに軸413aは空回りする。第1の折りローラ413、第2折りローラ414、第3の折りローラ415、その他の搬送ローラはブラシレスモータ1つで駆動する。なお、第1及び第2のガイド板411,412はそれぞれステッピングモータによって駆動される。
【0037】
第2の反転搬送路410の入口には折り分岐爪417が設けられている。折り分岐爪417は自由端側が第1及び第2の反転搬送路409,410の入口を遮蔽し、また、開放する。折り分岐爪417の基端側はソレノイドによって駆動される軸417aにそれぞれ軸支され、ソレノイドを駆動させると第2の反転搬送路410を塞ぐ位置に折り分岐爪417は移動し、ソレノイドを駆動解除すると第2の反転搬送路410を開放し、用紙が搬送される位置にそれぞれ移動する。
【0038】
また、Z折り処理装置ZFの入口の第1の搬送路406には入口センサ401が、第2の搬送路407の下端には到達センサ418が、第1の折りローラ413の手前には(用紙搬送方向上流側)レジスト検知センサ419が、第1の反転搬送路409の端部には第1のガイド板411のHPを検知する第1のガイド板HPセンサ420が、第2の反転搬送路410の端部には第2のガイド板412のHPを検知する第2のガイド板HPセンサ421が、出口405には排紙センサ422が、折り分岐爪417の第2の反転搬送路410からの退避位置には折
り分岐爪417のHPを検出する折り分岐爪HPセンサ424がそれぞれ設けられている。
【0039】
このような構成により、Z折り装置は概略下記のように動作する。
前記用紙は、画像形成装置PRからの指示によりZ折りを行わない場合には、切換爪403をソレノイド311(図7参照)により図示時計方向に切り換え、第1の搬送路406を通りストレートに排紙ローラ425により出口405からZ折り機ZFの外へ排出される。Z折りの処理が指示されたときは、切換爪404が図示反時計方向に切り換えられ、第2の搬送路407側に導かれる。そして、図3の動作説明図及び図4の折り状態を示す説明図に示すように第1の反転搬送路409に導かれて第1のガイド板411に用紙先端P1が突き当たり(図3(a))、用紙が撓んで(図3(b))第1の折り部P2が第1及び第2の折りローラ413,414のニップに導かれ、第1の折り部P2に対する折りが実行される(図3(c))。その後、折られた用紙が、第1の折り部P2を先端として第2の反転搬送路410に前記第1及び第2の折りローラ413,414により導かれ(図3(d))、第2のガイド板412に折られた第1の折り部P2の先端が突き当たり(図3(e))、第2の折り部P3が第2及び第3の折りローラ414,415のニップに導かれ、第2の折り部P3に対して折りが施される(図3(f))。その後、第3の搬送路408を通り、排紙ローラ425から出口405を経て用紙後処理装置PD側へ排出される。
【0040】
用紙先端P1,第1の折り部P2、第3の折り部P3と第1のガイド板411及び第2のガイド板412とは図4(a),(b)に示すように、最初用紙先端P1が第1のガイド板411に当接し、次いで第1の折り部P2が第2のガイド板412に当接して、前記第1ないし第3の折りローラ413,414,415のニップで折り込まれる。
【0041】
また、第1及び第2のガイド板411,412は、画像形成装置PRからの用紙サイズ情報によって第2の搬送路407に用紙が入ってくる前に、各サイズにあった位置へあらかじめ図示しないステッピングモータ(第1ガイド板モータ、第2ガイド板モータ)により移動し、前記第1及び第2のガイド板411,412の位置によって用紙サイズごとの折り位置が変更される。前記位置は、HPセンサ420,421で検出された第1及び第2のガイド板411,412のホームポジション位置から移動するステッピングモータ312のステップ数で設定される。
【0042】
本実施形態に係る折り装置ではこのような折りを行うだけでなく、例えば図4に示すようにZ折りにより元のサイズの1/2に折り込むだけでなく、図6に示すように4つ折り(元の用紙サイズのほぼ1/4)することや、図5に示すように内側に折り込む片観音折りも可能であり、この場合には元のサイズの1/2から1/4間の任意のサイズまでの複数折りが可能となる。
【0043】
<制御装置>
Z折り処理装置ZFの制御装置300は、図7に示すように画像形成装置PRの制御装置350と相互に信号の送受を行い、各部の制御を行うCPU301を中心に構成されている。このCPU301は、図1に示したような各センサ320からの入力に応じてソレノイド及びクラッチ311、ステッピングモータ312及びブラシレスモータ313等を駆動する。そのため、制御装置300には、ソレノイド及びクラッチ311を駆動するための第1のドライバ302、ステッピングモータ312を駆動するモータドライバ303、及びブラシレスモータ313を駆動する第2のドライバ304が設けられ、また、CPU301にクロックを供給するためのクロック発生手段(振動子)305が設けられている。
【0044】
ZFの制御装置300のCPU301は画像形成装置PRの制御装置350側のCPU351と制御信号の送受を行い、また、画像形成装置PRの制御装置350から駆動のための電力の供給を受けている。
【0045】
なお、図7では、画像形成装置PRの制御装置350にZ折り処理装置ZFの制御装置300が接続されているが、この場合の画像形成装置PRは複写機あるいは複合機であり、プリンタの場合には、ホスト装置との間においても信号の送受が行われる。
【0046】
なお、Z折り処理装置ZFの制御装置は前記CPU350が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。また、プログラムデータは前記ROMに代えて、あるいは加えてネットワークを介してサーバから、あるいはCD−ROM、SDカードなどの記録媒体から記録媒体駆動装置を介して図示しないハードディスク装置などの記憶媒体にダウンロードされ、あるいはバージョンアップされて使用することもできる。
【0047】
<制御動作>
先にも触れたが本実施形態に係るZ折り装置は、折りローラによりZ折りと称されるいわゆる2回折りを行う装置であるが、画像形成装置PR側から送られてくる用紙には定型サイズのもの、あるいは不定型サイズのものがある。また、用紙を折らずにそのまま後処理装置FRに送るものや1つのジョブにZ折りを行うものと行わないものとが混載されている場合もある。ここでは、定型サイズの場合と不定型サイズの場合についての折り動作、特にガイド板動作に着目して説明する。
【0048】
(1)定型サイズの場合
画像形成装置からの用紙サイズ、折り方の情報を受け取ったら、第1のガイド板411、第2のガイド板412ともにホームポジションの位置まで移動する(ただし、2つ折りの場合は第1のガイド板411のみ移動する。そして、折り分岐爪417のソレノイドをオンにする)。ホームポジションへ移動した第1及び第2のガイド板411,412は、用紙サイズと折り方法ごとに決められた量だけ移動を開始する。
【0049】
このときの処理手順を図8及び図9のフローチャートに示す。図8において、用紙がZ折り装置ZFに搬入され、入口センサ401がONになると(ステップS101)、搬送モータが駆動を開始する(ステップS102)が、その前に画像形成装置PRのCPU351からZ折り装置ZFのCPU301へZ折りすることが通知され、この通知にしたがってCPU301はソレノイド311を駆動して分岐爪403を第2の搬送路407が開放される側に切り換えておく。
【0050】
次いで、搬送モータの駆動が開始され、用紙は分岐爪403から第2の搬送路407に搬送されていく。そして用紙がレジスト検知センサ419に到達すると(ステップS103)、用紙が第1のガイド板411、第2ガイド板412に突き当たった際にガイド板411,412が動かないようにステッピングモータを励磁し、センサ到達後Tms後に第1の折りローラ413のクラッチがオンになるまでスキュー補正を行い、その後、第1の反転搬送路409へ搬送されていく(ステップS104)。第1の反転搬送路409へ搬送された用紙は、第1ガイド板411に突き当たって第1の折りローラ413と第2の折りローラ414のローラ対の方へ撓んでいく(図3(b))。さらに撓んでいくと、ローラ対のニップに用紙は咥えられる(図3(c))。第2の反転搬送路410へ搬送された用紙は、第2のガイド板412に突き当たり、用紙が第2の折りローラ414と第3の折りローラ415のニップ付近に撓んでくる。さらにローラ対のニップに用紙は咥えられ(図3(e))、第3の搬送経路408の方へ搬送されていく(図3(f))。そして排紙ローラ425を経て、排紙される。その間、排紙センサ422のONを確認し(ステップS105)、ガイド板411,412が動かないように励磁していたステッピングモータの励磁を解除し(ステップS106)、さらに排紙センサ422がオONからOFFになった時点で搬送モータを停止させる(ステップS107,S108)。
【0051】
第1及び第2のガイド板411,412は用紙サイズに応じて位置を変更する必要がある。図9はそのときの制御手順を示すフローチャートである。
この処理では、画像形成装置から折りコマンド受信すると、第1ガイド板411及び第2ガイド板412の1つでもHPに位置していない場合には、第1ガイド板モータ及び/または第2ガイドモータを駆動して第1ガイド板HPセンサ420、第2ガイド板HPセンサ421がいずれもONとなった時点で、第1ガイド板モータを用紙サイズ、折り方により決められた待機位置まで移動する分だけ正転させて第1のガイド411を移動させ、また、第2ガイド板モータも用紙サイズ、折り方により決められた待機位置まで移動する分だけ正転させて第2のガイド板412を移動させ、前記第1及び第2のガイド板の移動が終了した時点でそれぞれのガイド板を駆動するモータを停止させるものである。具体的には、画像形成装置から折りコマンド受信すると、第1ガイド板HPセンサ420がONであればそのまま(ステップS201)、ONでなければ第1ガイド板モータを逆転駆動し(ステップS202)、2つ折りか否かをチェックする(ステップS203)。2つ折りであればそのままステップS206へ、2つ折りでなければ第2ガイドHPセンサ421がONかどうかをチェックして、ONであればステップS206へ、ONでなければ第2ガイド板モータを逆転駆動して(ステップS205)ステップS206へ移行する。
【0052】
ステップS206では、第1ガイド板HPセンサ420がONがどうかをチェックし、ONであれば第1ガイド板モータの駆動を停止し(ステップS207)、ONでなければステップS207をスキップして第2ガイド板HPセンサ421がONかどうかをチェックする(ステップS208)。このチェックで第2ガイド板センサ421がONであれば、第2ガイド板モータを逆転駆動し、(ステップS209)、ONでなければステップS209をスキップして再度第1及び第2ガイド板HPセンサ421がONかどうかをチェックする(ステップS210)。
【0053】
このチェックで第1及び第2ガイド板HPセンサ420,421がともにONであれば、第1及び第2ガイド板モータを用紙サイズ、折り方により決められた待機位置まで正転させて移動させ(ステップS211,S212)、移動を完了した時点でモータを駆動を停止させる(ステップS213)。これにより折り準備が完了する。ステップS210でHPセンサがともにONでなければステップS206に戻って以降の処理を繰り返す。
【0054】
(2)不定形サイズの場合
画像形成装置からの不定形サイズ、折り方の情報を受け取ったら、第1のガイド板411、第2のガイド板412ともにホームポジションの位置まで移動する(ただし、2つ折りの場合は第1のガイド板411のみ移動する。そして、折り分岐爪のソレノイドをオンにする)。用紙が折り装置ZFに搬入され、入口センサ401がONになったら、搬送ローラ402を回転させているステッピングモータのパルス数をカウント開始する。入口センサ401がOFFした時点でカウントを終了し、その後両ガイド板411,412は、カウント数と折り方法によって計算された量だけ移動を開始する。用紙がレジスト検知センサ419に到達し、センサをOFFしたら再びホームポジションへ移動する。
【0055】
このときの制御手順を図10及び図11のフローチャートに示す。
この処理では、用紙が搬入され、入口センサ401がONになると(ステップS301)、搬送モータの駆動が開始され、同時に駆動モータの駆動パルスのカウントが開始される(ステップS302)。そして、入口センサがオフになると(ステップS303)、パルスカウントを終了し(ステップS304)、用紙サイズを取り込む。そして、第1のガイド板411を前記パルスカウントのカウント値と画像形成装置PRから送信されてきた折り方に基づいて計算された待機位置まで移動させるべく、第1のガイド板411を駆動するモータを正転させる(ステップS305)。
【0056】
次いで、2つ折りか否かをチェックし(ステップS306)、2つ折りであれば、第2ガイド板412を前記パルスカウントのカウント値と画像形成装置PRから送信されてきた折り方に基づいて計算された待機位置まで移動させるべく、第2のガイド板412を駆動するモータを正転させる(ステップS307)。ステップS306で2つ折りでなければ、ステップS305でモータを正転させた後、あるいはステップS307でモータを正転させた後、レジスト検知センサ419がONになり(ステップS308)、用紙先端がレジスト検知センサ419位置に達すると、用紙が第1のガイド板411、第2のガイド板412に突き当たった際にガイド板411,412が動かないようにステッピングモータを励磁し(ステップS309)、センサ到達後Tms後に第1の折りローラ413のクラッチがオンになるまでスキュー補正を行い、その後、第1の反転搬送路409へ搬送されていく。
【0057】
そして、レジスト検知センサ419がオフになると(ステップS310)、第1及び第2のガイド板411,412をホームポジションに移動させ(ステップS311)排紙センサ422のONを確認し(ステップS312)、ガイド板411,412が動かないように励磁していたステッピングモータの励磁を解除し(ステップS313)、さらに排紙センサ422がオONからOFFになった時点で搬送モータを停止させる(ステップS314,S315)。
【0058】
第1及び第2のガイド板411,412は用紙サイズに応じて位置を変更する必要がある。図11はその前にホームポジションに戻って図10の処理を実行するための準備をする制御手順を示すフローチャートである。
この処理では、画像形成装置から折りコマンド受信すると、第1ガイド板411及び第2ガイド板412の1つでもHPに位置していない場合には、第1ガイド板モータ及び/または第2ガイドモータを駆動して第1ガイド板HPセンサ420、第2ガイド板HPセンサ421がいずれもONとなるように制御し(ステップS401−ステップS410)、第1及び第2のガイド板411,412がホームポジションに位置したときに折り準備が完了したとして処理を終える。なお、ステップS401−ステップS410の処理は定型サイズの場合の準備処理手順のステップS201からステップS210と同一の処理なので、説明は省略する。
【0059】
以上のように、本実施形態によれば、
1)不定形サイズの用紙を1枚ずつ用紙後処理装置で測定することにより、不定形サイズの用紙に対して高品質のZ折り処理を行うことができる。
2)第1及び第2のガイド板をZ折り処理後、常に初期位置に待機させておくことで連続した不定形サイズ用紙のZ折り処理が可能になる。
3)第1の折りローラと搬送ローラのローラ対搬送方向手前のレジスト検知センサで用紙後端を検知したときに、第1及び第2のガイド板の初期位置への移動を開始させることにより、次用紙の受け入れ準備を迅速に行うことが可能となり、生産性の低下を抑えることができる。
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステム全体の概略構成を示す全体構成図である。
【図2】図1におけるZ折り処理装置を拡大して示す図である。
【図3】用紙をZ折りするときの用紙の状態と折りローラとの推移状態を示す動作説明図である。
【図4】Z折り時の用紙の折られ方を示す説明図である。
【図5】3つ折り時の用紙の折られ方を示す説明図である。
【図6】4つ折り時の用紙の折られ方を示す説明図である。
【図7】Z折り処理装置の制御構成を示すブロック図である。
【図8】定型サイズの用紙の場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】定型サイズの用紙の場合の折り準備処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】不定型サイズの用紙の場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】不定型サイズの用紙の場合の折り準備処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0061】
301,351 CPU
406 第1の搬送路
407 第2の搬送路
408 第3の搬送路
409 第1の反転搬送路
410 第2の反転搬送路
411 第1のガイド板
412 第2のガイド板
413 第1の折りローラ
414 第2の折りローラ
415 第3の折りローラ
417 折り分岐爪
418 到達センサ
419 レジスト検知センサ
420 第1のガイド板HPセンサ
421 第2のガイド板HPセンサ
PD 用紙後処理装置
PR 画像形成装置
ZF Z折り処理装置




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013