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記録紙反転装置、画像形成装置、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、スキャナ - 株式会社リコー
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発明の名称 記録紙反転装置、画像形成装置、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、スキャナ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22736(P2007−22736A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−206334(P2005−206334)
出願日 平成17年7月15日(2005.7.15)
代理人 【識別番号】100091258
【弁理士】
【氏名又は名称】吉村 直樹
発明者 上田 正之 / 佐川 泰博 / 上田 賢司 / 渡瀬 浩之 / 秋本 民也 / 岡本 直之
要約 課題
構成かつ低コストで、コスト上昇や騒音、消費電力の増大という問題のない記録紙反転を行える装置を構成する。

解決手段
当接せずかつ逆方向回転している反転ローラ対20、21間で、搬送路である中間トレイ12を移動可能な構成とし、中間トレイ12とローラ20または21が当接することにより用紙の搬送を行う。用紙の進入時には進入方向に回転しているローラ20と中間トレイ12が当接することにより用紙を反転搬送路に搬送し、用紙後端が所定の反転位置に達したときに、中間トレイ12を移動させ、反転搬送方向に回転しているローラ21に当接させることにより用紙の反転を行わせる。中間トレイ12の移動駆動手段としてソレノイドを用い得る。用紙を反転するためのローラ対の駆動源としては、DCモータ等の安価なモータを使用することができ、構成を簡単化し、低コスト化が可能である。
特許請求の範囲
【請求項1】
記録紙を搬送する記録紙搬送路に設けられて搬送される記録紙を反転して再送する反転手段を有する記録紙反転装置において、記録紙を反転させるための互いに当接しないローラ対と、前記ローラ対間を移動可能な記録紙搬送路を有し、搬送方向を切り換えるために前記記録紙搬送路を移動させる移動手段を有することを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項2】
請求項1に記載の記録紙反転装置において、前記移動手段がソレノイドを有することを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項3】
請求項1に記載の記録紙反転装置において、前記記録紙搬送路を、前記互いに当接しないローラ対の中間位置に保持可能としたことを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項4】
請求項3に記載の記録紙反転装置において、前記移動手段がステッピングモータを有することを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の記録紙反転装置において、前記記録紙搬送路の前記ローラ対のローラへの当接面が摺動部材からなることを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項6】
請求項5に記載の記録紙反転装置において、前記摺動部材が導電性を有することを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項7】
請求項1から5のいずれかに記載の記録紙反転装置において、前記記録紙搬送路が導電性部材からなることを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載の記録紙反転装置において、前記ローラ対が導電性部材からなることを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載の記録紙反転装置において、反転させた記録紙の搬送路中に除電部材を設けてなることを特徴とする記録紙反転装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】
請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とする電子写真複写機。
【請求項12】
請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とするレーザービームプリンタ。
【請求項13】
請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とするファクシミリ。
【請求項14】
請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とするスキャナ。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、スキャナ、これらの複合機等の画像形成装置に用いる記録紙反転装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、このような記録紙反転装置においては、一対の正逆転ローラにより用紙の反転搬送を行い、生産性低下を改善するため正逆転ローラの一方のローラを接離可能な構成とすることがなされている。
【0003】
この構成とすることにより、反転搬送路内で用紙が重なり合って搬送することを許容できるため、連続搬送される用紙の間隔を小さくすることが可能になっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、用紙サイズが大きくなるにしたがって用紙が重なり合って搬送される距離が長くなり、用紙搬送が不安定になりやすくなる。また、重なり合って搬送するために、画像への影響も懸念されるため、どうしても用紙間隔を小サイズ用紙並の重なり合いに押さえる必要がある。このため、大サイズの用紙ほど生産性が低下してくることになる。
【0005】
これを改善するためには、反転部での増速が必要になり、かつモータの高精度な増減速が必要になり、結果としてコスト上昇や騒音、消費電力の増大という問題を引き起こしてしまう。
【0006】
そこで本発明は、前記問題を解決し得る簡単な構成かつ低コストな記録紙反転装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係る記録紙反転装置は、記録紙を搬送する記録紙搬送路に設けられて搬送される記録紙を反転して再送する反転手段を有する記録紙反転装置において、記録紙を反転させるための互いに当接しないローラ対と、前記ローラ対間を移動可能な記録紙搬送路を有し、搬送方向を切り換えるために前記記録紙搬送路を移動させる移動手段を有することを特徴とする。
【0008】
同請求項2に係るものは、請求項1に記載の記録紙反転装置において、前記移動手段がソレノイドを有することを特徴とする。
【0009】
同請求項3に係るものは、請求項1に記載の記録紙反転装置において、前記記録紙搬送路を、前記互いに当接しないローラ対の中間位置に保持可能としたことを特徴とする。
【0010】
同請求項4に係るものは、請求項3に記載の記録紙反転装置において、前記移動手段がステッピングモータを有することを特徴とする。
【0011】
同請求項5に係るものは、請求項1から4のいずれかに記載の記録紙反転装置において、前記記録紙搬送路の前記ローラ対のローラへの当接面が摺動部材からなることを特徴とする。
【0012】
同請求項6に係るものは、請求項5に記載の記録紙反転装置において、前記摺動部材が導電性を有することを特徴とする。
【0013】
同請求項7に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載の記録紙反転装置において、前記記録紙搬送路が導電性部材からなることを特徴とする。
【0014】
同請求項8に係るものは、請求項1から7のいずれかに記載の記録紙反転装置において、前記ローラ対が導電性部材からなることを特徴とする。
【0015】
同請求項9に係るものは、請求項1から8のいずれかに記載の記録紙反転装置において、反転させた記録紙の搬送路中に除電部材を設けてなることを特徴とする。
【0016】
同請求項10に係る画像形成装置は、請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とする。
【0017】
同請求項11に係る電子写真複写機は、請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とする。
【0018】
同請求項12に係るレーザービームプリンタは、請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とする。
【0019】
同請求項13に係るファクシミリは、請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とする。
【0020】
同請求項14に係るスキャナは、請求項1から9のいずれかに記載の記録紙反転装置を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、構成かつ低コストで、コスト上昇や騒音、消費電力の増大という問題のない記録紙反転を行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下本発明を実施するための最良の形態を、図に示す実施例を参照して説明する。
【実施例1】
【0023】
図1は、本発明の実施対象となる画像形成装置の用紙搬送経路を示す説明図である。図1に示す画像形成装置は、装置本体の下部に2段の給紙カセット1a、1bが配置され、給紙指令が発せられると、一方の給紙カセット1より転写材としてのシート材が分離給送手段2によって1枚ずつ給紙される。給紙されたシート材は、グリップローラ対3を通過し、再給紙搬送路との合流地点の中間ローラ対4を経てレジストローラ対5に達する。なお、分離給送手段2、グリップローラ対3、中間ローラ対4及びレジストローラ対5は、それぞれクラッチ、ステッピングモータ等により単独で駆動できるように構成されている。
【0024】
図中6は像担持体としての感光体ドラムであり、この感光体ドラム6上には公知の電子写真プロセスによってトナー像が形成され、給送されたシート材はレジストローラ対5によりこのトナー像に同期して感光体ドラム6の転写位置に搬送され、そしてトナー像が転写される。転写を終えたシート材は、定着装置7に搬送され、ここでトナー像がシート材に定着される。
【0025】
画像形成を終えたシート材は、反転しない場合、そのままストレートに排紙ローラ9に搬送されて機外に排紙される。また、反転排紙若しくは両面コピーが選択されている場合は、分岐爪8の切り替えによりシート材は反転装置10へ搬送される。
【0026】
反転装置10は、図1に示すように、スイッチバック路としての中間トレイ12に通ずる反転往路11と、中間トレイ12から前記排紙ローラ9に通ずる反転復路13とを有する。
【0027】
そして、反転往路11に送り込まれた用紙は、搬送ローラ対14を経由して反転ローラ対15、16に挟まれ、その搬送作用により中間トレイ12に送られる。この反転往路11には、本例の場合、反転ローラ対15、16の上流側に入口センサ22が設けられ、入口センサ22が用紙の先端を検知すると、その検知をトリガとして互いに当接しない上スイッチバックローラ20が用紙を受け入れる方向に回転駆動するとともに、下スイッチバックローラ21は上スイッチバックローラ20と逆方向に回転駆動を開始する。
【0028】
中間トレイ12は、図2、図3に示すように、上スイッチバックローラ20と当接するようにスプリングで付勢されており、中間トレイ12に進入してきた用紙は上スイッチバックローラ20と中間トレイ12が当接することによって生じる搬送作用により搬送され、用紙後端が反転ローラ対15、16を抜けた後、所定の反転位置まで搬送される。そして、用紙が所定の反転位置まで搬送されると、中間ガイド板12の接離駆動源としてのソレノイドを駆動させ、図4、図5で示すように中間トレイ12を下スイッチバックローラ21と当接させる。下スイッチバックローラは上スイッチバックローラとは逆方向の回転をしているため、用紙が中間トレイ12と下スイッチバックローラ21に挟まれると、用紙は反転搬送され、中間トレイ12より排出される。
【0029】
また反転復路には反転ローラ対16、17の後流側に出口センサ27が設けられており、用紙先端を出口センサ27が検知すると、ソレノイド駆動を解除することにより中間トレイ12が初期位置に移動され、次給紙が中間トレイ12に進入可能となる。中間トレイ12に続いて設けられた切り換え爪23により反転排出する場合と、両面コピーする場合とで搬送方向が切り換えられる。切り換え爪23が図1及び図2、図4の実線で示す位置にあるとき、スイッチバックされる用紙は反転ローラ16、17により反転復路を搬送され、図1に示す搬送ローラ対24、14を介し、排紙ローラ9に搬送されて機外に排紙される。
【0030】
また切り換え爪23が図1および図2、図4の鎖線で示す位置にあるとき、用紙は反転ローラ17によって送られ、中間トレイ12の下方に設けられた再給紙搬送路25、中間ローラ対4を経てレジストローラ対5へ送られる。そして、用紙の裏面に画像形成の終えると機外に排紙される。
【実施例2】
【0031】
中間トレイ12の接離駆動源として図6〜図8に示すステッピングモータ28を用いることができる。ステッピングモータ28は、タイミングベルト29を介して偏心カム30を回転駆動させることにより中間トレイ12を接離させる。用紙受入時には図6で示す位置に回転駆動させ、用紙反転時には図7で示す位置に回転駆動させる。反転された用紙先端を出口センサ27で検知すると、図8、図9で示す位置に中間トレイ12を移動させる。このとき中間トレイ12はどのスイッチバックローラにも当接していないため、用紙後端がスイッチバックローラを完全に抜けきる前に、次用紙がスイッチバックローラに進入できるため、大サイズ用紙においても小サイズ用紙と同等の用紙紙間を維持することができるため生産性の低下を低減できる。
【実施例3】
【0032】
中間トレイ12を直接スイッチバックローラ20、21に当接させるため、従来のローラ対による搬送に比べて、摩擦抵抗が大きくなってしまうため、搬送精度が低下したり、画像こすれによる異常画像の発生が懸念される。そこで、図10で示すように中間トレイ12のスイッチバックローラ20、21との当接部を摺動部材26で構成するとよい。これにより前記不具合の解決が図れるとともに、スイッチバックローラ20、21の摩耗を低減することができ高寿命化が図れる。
【0033】
なお本実施例では、中間ガイド12の駆動源としてステッピングモータを用いたが、より安価なソレノイドを用いても良い。
【0034】
また摺動部材26に導電性を有するものを用いることで、中間トレイ12で搬送する際の用紙の摩擦帯電を防止し、用紙の貼り付き等の搬送負荷増大による搬送不具合や、第2面印刷時の異常画像の発生を防止することができる。
【0035】
また中間トレイ12を導電性部材で構成することにより、用紙の貼り付き等の搬送不具合や、第2面印刷時の異常画像の発生も防止することができる。
【0036】
さらに、電子写真画像形成においては、ローラ対で用紙を搬送しているローラ当接部でも帯電による異常画像が発生する場合がある。そこで、スイッチバックローラ20、21を導電性部材で構成することにより、ローラ当接部の異常画像の発生をも防止することができる。
【0037】
さらに、中間トレイ12の搬送路中に入口除電ブラシを設けることにより、中間トレイ12進入時の用紙の除電を行うとともに、反転搬送出口部にも出口除電ブラシを設けることにより、反転搬送時の用紙の除電を行うようにすれば、反転時の搬送不具合、及び異常画像の発生を防止することができる。
【0038】
なお本発明が、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、スキャナ、これらの複合機等の画像形成装置、あるいはこれらと類似の装置に用いる記録紙反転装置に適用できることは以上の説明から明らかであろう。
【0039】
すなわち本発明では、当接せずかつ逆方向回転している反転ローラ対間で搬送路を移動可能な構成とし、搬送路とローラが当接することにより用紙の搬送を行う。詳しくは、用紙の進入時には進入方向に回転しているローラと搬送路が当接することにより用紙を反転搬送路に搬送し、用紙後端が所定の反転位置に達したときに、搬送路を移動させ、反転搬送方向に回転しているローラに当接させることにより用紙の反転を行わせるものである。また搬送路の移動駆動手段としてソレノイドを用い得る。用紙を反転するためのローラ対の駆動源としては、DCモータ等の安価なモータを使用することができ、構成を簡単化し、低コスト化が可能である。
【0040】
また反転された用紙の先端が反転ローラより1つ下流のローラ対に挟持された後に、移動可能な搬送路を反転ローラ対の中間位置に保持することにより、後続用紙が反転搬送路内に進入可能となるため用紙をすれ違いさせながら反転できるため、生産性の低下(特に大サイズ用紙)を低減できる。搬送路の移動のための駆動手段として安価なステッピングモータを用いることにより、複雑な機構を用いることなく容易に搬送路の移動、及び中間位置への保持が可能となる。移動可能な反転搬送路の反転ローラとの当接面を摺動部材で構成することにより、搬送負荷を低減し、第1面の画像コスレ等の異常画像を低減することができる。
【0041】
また移動可能な反転搬送路の摺動性部材が導電性を有することにより、当接面での摩擦帯電を防止し、第2面印刷時の異常画像を防止することができる。移動可能な反転搬送路全体を摺動性部材で構成することにより、反転搬送路内での搬送負荷を低減し、安定した反転搬送が可能となるとともに、第2面印刷時の異常画像を防止することができる。さらに、反転ローラ対を導電性部材で構成することにより、用紙搬送中の帯電を防止し、第2面印刷時の異常画像を防止することができる。そして、反転搬送路中に除電ブラシ等の除電部材を設けることにより、反転部での用紙の貼りつきによる搬送不具合、及び第2面印刷時の異常画像を防止することができる。
【0042】
そして、これらの反転装置により、簡単な構成で高生産性を達成することができるとともに、低コスト、省電力な画像形成装置を提供することができる。そして、その画像形成装置を電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナあるいはこれらと類似の装置、これらの複合装置に用いることにより、高生産、低コスト、省電力なスキャナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】画像形成装置の構成概略図
【図2】本発明の第1実施例に係る記録紙反転装置の構成概略図(用紙進入時)
【図3】図2の横断面説明図
【図4】図2の記録紙反転装置の構成概略図(用紙反転時)
【図5】図4の横断面説明図
【図6】本発明の第1実施例に係る記録紙反転装置の用紙受入時の説明図
【図7】同じく用紙反転搬送時の説明図
【図8】同じく用紙すれ違い時の説明図
【図9】図8の横断面説明図
【図10】本発明の第1実施例に係る記録紙反転装置の説明図
【符号の説明】
【0044】
1:給紙カセット
2:分離給送手段
3:グリップローラ
4:中間ローラ
5:レジストローラ
6:感光体ドラム
7:定着装置
8:分岐爪
9:排紙ローラ
10:反転装置
11:反転往路
12:中間トレイ
13:反転復路
14:搬送ローラ
15:反転上ローラ
16:反転中ローラ
17:反転下ローラ
18:スプリング
19:ソレノイド
20:上スイッチバックローラ
21:下スイッチバックローラ
22:入口センサ
23:切り換え爪
24:搬送ローラ
25:再給紙搬送路
26:摺動部材
27:出口センサ
28:ステッピングモータ
29:タイミングベルト
30:偏心カム





 

 


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