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発明の名称 画像形成装置、およびその給紙制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22722(P2007−22722A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−205512(P2005−205512)
出願日 平成17年7月14日(2005.7.14)
代理人 【識別番号】100074310
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 俊介
発明者 岡本 直之
要約 課題
記録媒体搬送時に発生するスリップが想定以上のものであったとしても、すべてジャムと判定することなく、ジャムの発生頻度を少なくしてユーザーの負担を軽減する。

解決手段
プリンタ装置本体(画像形成装置本体)Aに、レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段を備える。そして、検知手段42への到達時間より、記録媒体をそのままレジストローラ37へと送り込んでも、そのレジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるときには、レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段により、レジストローラの駆動開始タイミングを再設定し(ステップS7)、中間転写ベルト(像担持体)28がさらに1周してその中間転写ベルト上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラの回転を開始して記録媒体を送り出すようにする(ステップS8)。
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成時、給紙部材を回転して記録媒体を送り出し、搬送する記録媒体の先端を検知手段で検知してからレジストローラに突き当てて止め、像担持体上の画像にタイミングを合わせて前記レジストローラの回転を開始し、記録媒体を転写位置へと送り込んで、その転写位置で前記像担持体上の画像を記録媒体に転写する画像形成装置において、
レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段を備え、
前記検知手段への到達時間より、記録媒体をそのまま前記レジストローラへと送り込んでも、そのレジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるときには、前記レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段により、前記レジストローラの駆動開始タイミングを再設定し、前記像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に前記転写位置に達するタイミングに合わせて前記レジストローラの回転を開始して記録媒体を送り出すことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に前記転写位置に達するタイミングに前記レジストローラの駆動開始タイミングを合わせたとしても、そのレジストローラの駆動開始タイミングにも間に合わないと判断されるときには、ジャムと判定して画像形成装置本体の駆動を停止することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
所定位置から記録媒体が前記検知手段に達するまでの時間が設定値を越えたとき、そのまま前記レジストローラへと送り込んでも、そのレジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記給紙部材で記録媒体を送り出してから記録媒体が前記検知手段に達するまでの時間を前記設定値と比較することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
画像形成時、給紙部材を回転して記録媒体を送り出し、搬送する記録媒体の先端を検知手段で検知してからレジストローラに突き当てて止め、像担持体上の画像にタイミングを合わせて前記レジストローラの回転を開始し、記録媒体を転写位置へと送り込む画像形成装置の給紙制御方法において、
前記検知手段への到達時間より、記録媒体をそのまま前記レジストローラへと送り込んでも、そのレジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるときには、前記レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段により、前記レジストローラの駆動開始タイミングを再設定し、前記像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に前記転写位置に達するタイミングに合わせて前記レジストローラの回転を開始して記録媒体を送り出すことを特徴とする画像形成装置の給紙制御方法。
【請求項6】
前記像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に前記転写位置に達するタイミングに前記レジストローラの駆動開始タイミングを合わせたとしても、そのレジストローラの駆動開始タイミングにも間に合わないと判断されるときには、ジャムと判定して画像形成装置本体の駆動を停止することを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置の給紙制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。詳しくは、画像形成時、給紙ローラ等の給紙部材を回転して、用紙、OHPフィルム等の記録媒体を送り出し、搬送する記録媒体の先端を検知手段で検知してからレジストローラに突き当てて止め、像担持体上の画像にタイミングを合わせてレジストローラの回転を開始し、記録媒体を転写位置へと送り込んで、その転写位置で像担持体上の画像を記録媒体に転写する画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置において、転写位置へと記録媒体を給紙する給紙制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真式の画像形成装置では、画像形成時、給紙ローラ等の給紙部材を回転して給紙カセット等から記録媒体を送り出し、分離手段で一枚ずつ分離してその記録媒体を搬送ガイドで案内しながら搬送ローラ等の搬送部材により搬送し、記録媒体の先端をレジストローラに突き当てて止め、像担持体上の画像にタイミングを合わせてそのレジストローラの回転を開始し、記録媒体を転写位置へと送り込んで、転写位置で、転写チャージャ、転写ローラなどを用いた転写装置により像担持体上の画像を転写し、記録媒体に記録媒体に画像を記録していた。
【0003】
ところで、給紙カセット等から送り出された記録媒体が常に計算どおりに搬送されるのであれば、像担持体上の画像が転写位置に到達するタイミングに合わせて記録媒体の画像開始位置が転写位置に到達するように、給紙ローラ等で記録媒体を送り出すようにすればよい。
【0004】
ところが、給紙ローラで送り出した記録媒体は、分離手段で一枚ずつ分離したり、搬送ガイドで案内しながら搬送部材で搬送したりすることから、例えば分離手段による分離時や搬送ガイドとの接触時にスリップを生じ、計算どおりの搬送速度では搬送できないことがあった。
【0005】
よって、従来は、転写位置の手前にレジストローラを設け、想定内のスリップの場合は、記録媒体をレジストローラに突き当てて止め、スリップの大小を吸収して記録媒体の先端を揃え、スリップの大小に関係なく同じタイミングでレジストローラの回転を開始して記録媒体を送り出していた。
【0006】
しかしながら、予想を越える使用環境の下で使用したり、規定外の用紙を使用したりするなどして、記録媒体のスリップ量が想定外に大きくなると、レジストローラの駆動開始タイミングに遅れ、像担持体上の画像が転写位置に到達するタイミングに間に合わなくなる。
【0007】
このため、従来は、レジストローラの上流位置に光学式センサ等の検知部材を配置して記録媒体の先端を検知し、給紙ローラで記録媒体を送り出してから検知部材位置に到達するまでの時間が設定値を越える場合は、すべてジャムと判定し、画像形成装置本体の駆動を停止して画像形成動作を中断していた。
【0008】
【特許文献1】特開2001−213537号公報
【特許文献2】特開平6−271151号公報
【特許文献3】特開2000−118116号公報
【特許文献4】特開2001−26337号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、ジャムと判定し、画像形成装置本体の駆動を停止して画像形成動作を中断すると、ユーザーが画像形成装置本体内からジャムした記録媒体を取り出さなければ画像形成動作を再開することができず、きわめて面倒であった。
【0010】
そこで、この発明の目的は、記録媒体搬送時に発生するスリップが想定以上のものであったとしても、すべてジャムと判定することなく、ジャムの発生頻度を少なくしてユーザーの負担を軽減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
かかる目的を達成すべく、この発明の第1の態様は、画像形成時、給紙ローラ等の給紙部材を回転して、用紙、OHPフィルム等の記録媒体を給紙カセット等から送り出し、搬送する記録媒体の先端を光学式センサ等の検知手段で検知してからレジストローラに突き当てて止め、感光体や中間転写体などの像担持体上に形成した画像にタイミングを合わせてレジストローラの回転を開始することにより、記録媒体を転写位置へと送り込んで、その転写位置で像担持体上の画像を記録媒体に転写する、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置であり、そのような画像形成装置において、レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段を備え、検知手段への到達時間より、記録媒体をそのままレジストローラへと送り込んでも、そのレジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるときには、レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段により、レジストローラの駆動開始タイミングを再設定し、像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラの回転を開始して記録媒体を送り出すものである。
【0012】
記録媒体の検知手段への到達時間が遅れ、像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングにレジストローラの駆動開始タイミングを合わせたとしても、そのレジストローラの駆動開始タイミングにも間に合わないと判断されるときには、またさらに像担持体が1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラの回転を開始して記録媒体を送り出すことなく、ジャムと判定して画像形成装置本体の駆動を停止するとよい。また、ある設定値を設定して、例えば給紙部材で記録媒体を送り出してから記録媒体が検知手段に達するまでの時間がその設定値を越えたとき、そのままレジストローラへと送り込んでも、レジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断される。
【0013】
上述した目的を達成すべく、この発明の第2の態様は、画像形成時、給紙ローラ等の給紙部材を回転して、用紙、OHPフィルム等の記録媒体を送り出し、搬送する記録媒体の先端を光学式センサ等の検知手段で検知してからレジストローラに突き当てて止め、感光体や中間転写体などの像担持体上に形成した画像にタイミングを合わせてレジストローラの回転を開始し、記録媒体を転写位置へと送り込む画像形成装置の給紙制御方法であり、そのような給紙制御方法において、検知手段への到達時間より、記録媒体をそのままレジストローラへと送り込んでも、そのレジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるときには、レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段により、レジストローラの駆動開始タイミングを再設定し、像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラの回転を開始して記録媒体を送り出すようにする。
【0014】
このときも、像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングにレジストローラの駆動開始タイミングを合わせたとしても、そのレジストローラの駆動開始タイミングにも間に合わないと判断されるときには、ジャムと判定して画像形成装置本体の駆動を停止するとよい。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、検知手段への到達時間より記録媒体をそのままレジストローラへと送り込んでも、そのレジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるときには、レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段によりレジストローラの駆動開始タイミングを再設定し、像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラの回転を開始するので、記録媒体搬送時に発生するスリップが想定以上のものであったとしても、すべてジャムと判定することなく、ジャムの発生頻度を少なくしてユーザーの負担を軽減した画像形成装置を提供することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体の検知手段への到達時間が遅れ、像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングにレジストローラの駆動開始タイミングを合わせたとしても、そのレジストローラの駆動開始タイミングにも間に合わないと判断されるときには、ジャムと判定して画像形成装置本体の駆動を停止するので、記録媒体搬送時に発生するスリップが想定以上のものであったとしても、すべてジャムと判定することなく、ジャムの発生頻度を低減する一方、記録媒体の遅れが一定以上のときにはジャムと判定して、画像形成時間が著しく長くなることを防止した画像形成装置を提供することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、ある設定値を設定して、所定位置から記録媒体が検知手段に達するまでの時間がその設定値を越えたとき、そのままレジストローラへと送り込んでも、レジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるので、搬送する記録媒体のスリップやジャムの発生を正確に把握してそれらに的確に対応した画像形成装置を提供することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、給紙部材で記録媒体を送り出してから記録媒体が検知手段に達するまでの時間を設定値と比較するので、給紙路全体で、搬送する記録媒体のスリップやジャムの発生を正確に把握してそれらに的確に対応した画像形成装置を提供することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、検知手段への到達時間より記録媒体をそのままレジストローラへと送り込んでも、そのレジストローラの駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるときには、レジストローラ駆動開始タイミング再設定手段によりレジストローラの駆動開始タイミングを再設定し、像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラの回転を開始するので、記録媒体搬送時に発生するスリップが想定以上のものであったとしても、すべてジャムと判定することなく、ジャムの発生頻度を少なくしてユーザーの負担を軽減した画像形成装置の給紙制御方法を提供することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、記録媒体の検知手段への到達時間が遅れ、像担持体がさらに1周してその像担持体上の画像が次に転写位置に達するタイミングにレジストローラの駆動開始タイミングを合わせたとしても、そのレジストローラの駆動開始タイミングにも間に合わないと判断されるときには、ジャムと判定して画像形成装置本体の駆動を停止するので、記録媒体搬送時に発生するスリップが想定以上のものであったとしても、すべてジャムと判定することなく、ジャムの発生頻度を低減する一方、記録媒体の遅れが一定以上のときにはジャムと判定して、画像形成時間が著しく長くなることを防止した画像形成装置の給紙制御方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明による画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタにおける内部機構の全体概略構成を示す。
【0022】
図示カラーレーザプリンタのプリンタ装置本体A内には、ほぼ中央に感光体装置10を備える。感光体装置10には、複数のローラ11に掛け回して、エンドレスベルト状の感光体12を設ける。感光体12の表面には、有機感光層を形成してなる。感光体装置10のまわりには、帯電装置14、書込み装置15、現像装置16、中間転写装置17、一次クリーニング装置18などを備える。
【0023】
帯電装置14は、高電圧を印加することにより像担持体12の表面を一様に帯電する。
書込み装置15は、たとえばコンピュータからのカラー画像信号に基づき不図示のレーザダイオードからレーザ光を発し、そのレーザ光をポリゴンミラー20、f/θレンズ21、反射ミラー22などを介して出射してそれぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエロの画像信号に対応した書込みを行い、感光体12上に静電潜像を形成する。
【0024】
現像装置16は、トナーカートリッジ23にブラック、シアン、マゼンタ、またはイエロの非磁性一成分現像剤を収納し、それぞれ着脱自在に多段に備える。そして、選択的に感光体12に近付け、現像ケース24内に収納するローラ状の現像剤担持体25を感光体12に接触し、または近接可能とする。
【0025】
中間転写装置17は、複数のローラ27に掛け回して、像担持体である中間転写ベルト28を有する。エンドレスの中間転写ベルト28に囲まれた空間には、この例では廃トナーボトル29を備える。他方、中間転写ベルト28のまわりには、記録媒体搬送路30を挟んで二次転写装置31を備え、また中間転写ベルト28の二次クリーニング装置32を備える。
【0026】
感光体12の一次クリーニング装置18は、感光体12にクリーニングブラシ18Aを接触してなる。なお、中間転写ベルト28の二次クリーニング装置32にも、同様に、中間転写ベルト28にそのクリーニングブラシ32Aを接触してなる。
【0027】
ところで、このレーザプリンタのプリンタ装置本体Aには、底部に、出し入れ自在に給紙カセット34を取り付ける。給紙カセット34内には、用紙、OHPフィルムなどの記録媒体を積載して収納する。記録媒体は、給紙部材である給紙ローラ35の回転で送り出して分離パッド33で重送を防止しながら記録媒体搬送路30に送り込み、不図示の搬送ガイドで案内しながら搬送ローラ36で搬送し、先端を一対のレジストローラ37間に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト28上の画像にタイミングを合わせてレジストローラ37の回転を開始し、中間転写ベルト28と二次転写装置31間の転写位置に向けて送り込む。
【0028】
記録媒体搬送路30の下流には、定着装置38に続き、排紙ローラ39を設ける。また、プリンタ装置本体A上には、記録済みの記録媒体をフェイスダウンでスタックする排紙スタック部40を設けてなる。
【0029】
さて、このレーザプリンタで記録媒体に画像を記録するときは、ローラ11・27を回転して感光体12および中間転写ベルト28をそれぞれ図中矢示方向に回転搬送するとともに、給紙ローラ35を回転して記録媒体を記録媒体搬送路30を通して中間転写ベルト28と二次転写装置31間に送り込む。
【0030】
そして、帯電装置14で感光体12の表面を一様に帯電し、書込み装置15でまず第1色目の書込みを行って感光体12上に第1色目の静電潜像を形成する。次いで、現像装置16の1つで、静電潜像と逆の電荷に帯電された現像剤を静電付着し、静電潜像を可視像化して第1色目の画像を形成する。その第1色目の画像は、現像剤と逆の電荷を印加することにより中間転写ベルト28上に転写する。それから、同様に帯電、書込み、現像を行って第2色目から第4色目の画像を逐次形成し、それらの画像を各色ごと順次転写し、4色合成して中間転写ベルト28上にカラー画像を形成する。
【0031】
中間転写ベルト28上に形成したカラー画像は、転写位置で二次転写装置31により、現像剤と逆の電荷を印加することにより記録媒体に転写する。画像転写後の記録媒体は、定着装置38で転写画像を定着後、排紙ローラ39で排紙スタック部40上に排出してそこにスタックする。
【0032】
画像転写後の感光体12は、一次クリーニング装置18のクリーニングブラシ18Aで転写残現像剤を除去して次の画像形成に備える。また、画像転写後の中間転写ベルト28も、二次クリーニング装置32のクリーニングブラシ32Aで転写残現像剤を除去して次の画像形成に備える。
【0033】
図2には、図1に示すカラーレーザプリンタの給紙制御フローを示す。
図2に示すとおり、画像形成時(印刷開始時)には、まず給紙タイミングを設定するとともに、レジストローラ37の駆動開始タイミングを設定する(ステップS1)。
【0034】
そして、給紙タイミングで給紙を開始し、給紙ローラ35を回転して給紙カセット34から記録媒体を送り出す(ステップS2)。送り出した記録媒体は、上述したとおり、分離パッド33で重送を防止しながら記録媒体搬送路30に送り込み、不図示の搬送ガイドで案内しながら搬送ローラ36で搬送する。
【0035】
レジストローラ37の上流位置には、反射型や透過型の光学式センサなどの検知手段42を配置する。そして、搬送する記録媒体の先端を検知手段42で検知し(ステップS3)、給紙ローラ35で送り出してから記録媒体が検知手段42に達するまでの時間を算出し、その算出値を設定値と比較する(ステップS4)。そして、算出値が設定値以下のとき、そのままレジストローラ37に送り込んでも、そのレジストローラ37の駆動開始タイミングに間に合うと判断され、反対に設定値を越えたとき、レジストローラ37の駆動開始タイミングに間に合わないと判断される。
【0036】
レジストローラ37の駆動開始タイミングに間に合うと判断されたときは、記録媒体をレジストローラ37に突き当てて止め、中間転写ベルト28上の画像にタイミングを合わせてレジストローラ37の回転を開始し(ステップS5)、記録媒体を転写位置へと送り込んで、その転写位置で中間転写ベルト28上の画像を記録媒体に転写し(ステップS6)、画像形成を終了(印刷終了)する。
【0037】
他方、レジストローラ37の駆動開始タイミングに間に合わないと判断されたときには、プリンタ装置本体A内に備えるレジストローラ駆動開始タイミング再設定手段により、レジストローラ37の駆動開始タイミングを再設定し(ステップS7)、中間転写ベルト28がさらに1周してその中間転写ベルト28上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラ37の回転を開始する(ステップS8)。そして、記録媒体を転写位置へと送り込んで、その転写位置で中間転写ベルト28上の画像を記録媒体に転写し(ステップS6)、画像形成を終了(印刷終了)する。
【0038】
このようにすることにより、記録媒体搬送時に発生するスリップが想定以上のものであり、記録媒体の検知手段42への到達時間が遅れたとしても、すべてジャムと判定することなく、ジャムの発生頻度を少なくしてユーザーの負担を軽減したカラーレーザプリンタ、およびその給紙制御方法を提供することができる。ある設定値を設定して、所定位置から記録媒体が検知手段42に達するまでの時間がその設定値を越えたとき、そのままレジストローラ37へと送り込んでも、そのレジストローラ37の駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるので、搬送する記録媒体のスリップやジャムの発生を正確に把握してそれらに的確に対応することができる。
【0039】
ところで、図示例のカラーレーザプリンタでは、記録媒体の検知手段42への到達時間が遅れ、中間転写ベルト28がさらに1周してその中間転写ベルト28上の画像が次に転写位置に達するタイミングにレジストローラ37の駆動開始タイミングを合わせたとしても、そのレジストローラ37の駆動開始タイミングにも間に合わないと判断されるときには、またさらに中間転写ベルト28が1周してその中間転写ベルト28上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラ37の回転を開始して記録媒体を送り出すことなく、そのときはジャムと判定してプリンタ装置本体Aの駆動を停止する。
【0040】
このようにすると、記録媒体搬送時に発生するスリップが想定以上のものであったとしても、すべてジャムと判定することなく、ジャムの発生頻度を低減する一方、記録媒体の遅れが一定以上のときにはジャムと判定して、画像形成時間が著しく長くなることを防止することができる。
【0041】
図3には、この発明による画像形成装置の他例であるカラーレーザプリンタにおける内部機構の全体概略構成を示す。
【0042】
この図3に示すカラーレーザプリンタでも、同様に、エンドレスベルト状の感光体12に逐次単色画像を形成し、その単色画像を順次転写してエンドレスの中間転写ベルト28上に合成カラー画像を形成する。しかし、このカラーレーザプリンタでは、給紙カセット34を三段に備え、各給紙カセット34内の記録媒体をそれぞれの給紙ローラ35で送り出す一方、手差しトレイ44を開閉自在に備えて手差し給紙ローラ45を設ける。また、プリンタ装置本体Aに、記録媒体の裏面にも画像を記録するときに片面記録済みの記録媒体を反転して再給紙する両面ユニット46を取り付ける。
【0043】
そして、画像形成時、適宜選択して給紙ローラ35の1つを回転して、対応する給紙カセット34から記録媒体を送り出し、搬送する記録媒体の先端を検知手段42で検知してからレジストローラ37に突き当てて止め、中間転写ベルト28上の画像にタイミングを合わせてレジストローラ37の回転を開始し、記録媒体を転写位置へと送り込んで、その転写位置で二次転写装置31により中間転写ベルト28上の画像を記録媒体に転写する。
【0044】
この例においても、図示省略するが、プリンタ装置本体A内にレジストローラ駆動開始タイミング再設定手段を備える。そして、検知手段42への到達時間より、記録媒体をそのままレジストローラ37へと送り込んでも、そのレジストローラ37の駆動開始タイミングに間に合わないと判断されるときには、そのレジストローラ駆動開始タイミング再設定手段により、レジストローラ37の駆動開始タイミングを再設定し、中間転写ベルト28がさらに1周してその中間転写ベルト28上の画像が次に転写位置に達するタイミングに合わせてレジストローラ37の回転を開始して記録媒体を送り出すようにする。
【0045】
図1と同様に、図中符号15は書込み装置、16はブラック、シアン、マゼンタ、イエロの各色現像装置であり、38は定着装置、39は排紙ローラ、40は排紙スタック部である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】この発明による画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタにおける内部機構の全体概略構成図である。
【図2】その図1に示すカラーレーザプリンタの給紙制御フロー図である。
【図3】この発明による画像形成装置の他例であるカラーレーザプリンタにおける内部機構の全体概略構成図である。
【符号の説明】
【0047】
28 中間転写ベルト(像担持体)
35 給紙ローラ(給紙部材)
37 レジストローラ
42 検知手段
A プリンタ装置本体(画像形成装置本体)






 

 


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