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発明の名称 マンコンベア
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−84205(P2007−84205A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−273197(P2005−273197)
出願日 平成17年9月21日(2005.9.21)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 弓削 和也
要約 課題
オイルトラップを工場で取り付けることを可能にすることで、現地における取り付け作業時間の短縮化、取り付け作業の確実化を図ることができるマンコンベアを提供する。

解決手段
複数の梁材で組み立てられているトラス1を備えているマンコンベアである。このトラス1は、側面部1aと側面部1bと底面部1cとを有する長手方向の下階側の端部における前記底面部1cの少なくとも2本の底梁3が、一方の側面部1aから他方の側面部1bとの間を長手方向に対して垂直な方向に掛け渡されている。この2本の底梁3にオイルトラップ4が取り付け固定される。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の梁材で組み立てられ、両側面部と底面部とを有する長手方向の下階側の端部における前記底面部の少なくとも2本の底梁が、一方の側面部から他方の側面部との間を長手方向に対して垂直な方向に掛け渡されているトラスを備えることを特徴とするマンコンベア。
【請求項2】
前記少なくとも2本の底梁に、オイルトラップが取り付け固定されている請求項1記載のマンコンベア。
【請求項3】
前記取り付け固定手段が、締結手段によるものである請求項2記載のマンコンベア。
【請求項4】
前記オイルトラップに、床面に向けて延出する保護足が配設されている請求項2記載のマンコンベア。
【請求項5】
前記オイルトラップの上側のトラス底面部に、前記オイルトラップの上面部に設けられた受入口と位置合わせされた排水口を有するオイルパンを備え、このオイルパンが、前記排水口を底部として長手方向の両端部に向けて上向きの傾斜を有する形状を有することを特徴とする請求項2記載のマンコンベア。
【請求項6】
前記オイルパンが、前記排水口の近傍に設けられたオイルトラップ用の点検口の周囲に、堰を有するものである請求項5記載のマンコンベア。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マンコンベアに係り、特にマンコンベアのトラス内の排水のために設けられるオイルトラップの取り付けに工夫を加えたマンコンベアに関する。
【背景技術】
【0002】
エスカレータや動く歩道といったマンコンベアは、乗客及び自重を支える躯体としてのトラスと、このトラス内で一方の乗降口と他方の乗降口との間を循環移動して乗客を運搬する複数の踏段と、これら複数の踏段の両端部に立設された欄干とを備えている。トラスは複数の梁材で組み立てられ、長手方向端部に当たる乗降口近傍では、長手方向に垂直な断面で、両側面部と底面部とを有する概略矩形の断面になっている。エスカレータのように一方の乗降口の位置と他方の乗降口とに高低があるマンコンベアでは、踏段を連結するチェーン等に注油されるオイルの滴下を受けるためのオイル受けが、トラスの底面部にトラスの長手方向に沿って複数個が設けられ、最終的にオイルは、下階側の端部に設けられたオイルパンに集められる。屋外に設けられるマンコンベアでは、雨水やゴミがトラス内に進入することから、集められたオイルと雨水とゴミとを分離できるように、前記下階側の端部に設けられたオイルパンに接続して、オイルトラップが設けられることがある。
【0003】
オイルトラップの取り付け作業は、マンコンベアを据え付ける現地で行われ、トラスの下階側の端部における底面部の底梁に対してオイルトラップを固定することにより行われていた。従来のトラス構造では、オイルトラップが固定される当該底梁がトラスの一方の側面部から他方の側面部に向けて斜め方向に掛け渡されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のトラス構造は、前述したように下階側の端部における底面部の底梁が、トラスの一方の側面部から他方の側面部に向けて斜め方向に掛け渡されていて、オイルトラップの取り付けに好都合な構造とはなっていない。したがって、乗客コンベアを作製して据え付け現場に出荷する工場では、オイルトラップを取り付けることが困難であった。そのため、オイルトラップの取り付けは、マンコンベアを据え付ける現地で行われているが、オイルトラップの取り付けを工場で行うことが可能であれば、現地での取り付け時間が不要となり、現地における取り付け作業時間の短縮化を図ることができる。また、マンコンベアの設置場所によっては、オイルトラップの取り付け作業が困難な場合もあり、この点でもオイルトラップの取り付けを工場で行うことが望まれる。
【0005】
また、現地でのオイルトラップの取り付け作業の不良や取り付け部材の老朽化等によりオイルトラップが落下することが考えられ、オイルトラップを確実に固定すること、あるいは取り付け部材の老朽化等があってもオイルトラップの落下を防止できるこが望まれる。
【0006】
また、オイルトラップの上側に設けられているオイルパンに、オイルや雨水が溜まってしまい、オイルトラップの点検口に位置合わせして開口されているオイルパンの開口から、オイルや雨水がオイルトラップの点検口へ流れ込むことがあり、オイルパンを改良することも求められていた。
【0007】
そこで、本発明は、上記の問題を有利に解決するもので、オイルトラップを工場で取り付けることを可能にすることで、現地における取り付け作業時間の短縮化、取り付け作業の確実化を図ることができるマンコンベアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のマンコンベアは、複数の梁材で組み立てられ、両側面部と底面部とを有する長手方向の下階側の端部における前記底面部の少なくとも2本の底梁が、一方の側面部から他方の側面部との間を長手方向に対して垂直な方向に掛け渡されているトラスを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のマンコンベアによれば、一方の側面部から他方の側面部との間を長手方向に対して垂直な方向に掛け渡されている2本の底梁に対してオイルトラップを取り付けることができるので、オイルトラップを工場で取り付けることができ、現地での取り付け作業が不要になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
(第1の実施の形態)
以下、本発明のマンコンベアの第1の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態のマンコンベアを説明するために、エスカレータの下階側端部のトラスを示す図であり、図1は平面図、図2は正面図、図3は左側面図である。図1〜3において、乗客及び自重を支える躯体としてのトラス1は、図2で分かるように、エスカレータの据え付け現場であるピット2内に配設される。このピット2に配設される前に、トラス1は、工場内で複数の梁材で組み立てられる。このトラス1は、長手方向の下階側の端部において、図3に示す左側面図で分かるように、長手方向に垂直な断面で、側面部1a及び1bと底面部1cとを有する概略矩形の断面になっている。
【0011】
図1に示すように、この底面部1cには、トラス長手方向に延びる左右の梁材1d間に、2本の底梁3が側面部1aと側面部1bとの間を、トラス1の長手方向に対して垂直な方向に掛け渡しされ配設されている。この2本の底梁3の配設位置は、オイルトラップ4が取り付けられる位置であり、2本の底梁3の間隔は、この2本の底梁3に取り付けられるオイルトラップ4のサイズに合わせた間隔とする。底梁3を側面部の梁材と固定する手段は、従来の底梁の固定手段と同じとすることができる。
【0012】
従来のトラスは、底面部に配設された底梁が、一方の側面部から他方の側面部に向けて斜めに配設され、互いに平行になる底梁がなかった。そのため、工場で底梁にオイルトラップを取り付けることが困難だったのである。これに対して実施形態のマンコンベアでは、2本の底梁3がトラス1の長手方向に対して垂直な方向に掛け渡しされ配設されていることから、この2本の底梁3にオイルトラップ4を工場で取り付け固定することが可能となる。なお、2本の底梁3にオイルトラップ4を取り付け固定するという観点からは、少なくとも2本の底梁が、互いに平行に配設されていれば足りる。もっとも、底梁3の取り付け作業性や、オイルトラップの取り付け作業性を考えると、2本の底梁3がトラス1の長手方向に対して垂直な方向に掛け渡しされ配設されていることが好ましい。また、2本の底梁3以外にも、トラス1の底面部1cに底梁を配設することができ、その2本の底梁3以外の底梁は、前記2本の底梁3とは平行な配置であってもよいし、斜めの配置であってもよい。
【0013】
前記トラス1の長手方向に対して垂直な方向に掛け渡しされ配設されている2本の底梁3に、オイルトラップ4が取り付け固定されている。このオイルトラップ4は、上端側の水平方向に延びる縁部を有している。このオイルトラップ4の取り付け固定のため、オイルトラップ4の前記縁部の下側に、前記縁部を支持する逆L字型断面の取り付け金具5が配置され、溶接などにより固着されている。この取り付け金具5の垂直面部には、ネジ結合のためのネジ孔が形成されている。この取り付け金具5の垂直面部と前記底梁3の垂直面部とを当接させ、取り付け金具5のネジ孔と前記底梁3に形成されたネジ孔とを貫通させて、締結手段としてのボルト6用いて両者をネジ結合することにより、取り付け金具5と底梁3とを締結固定する。ボルト6により締結固定することにより、オイルトラップ4を底梁3に対して確実に固定することができる。締結固定する手段は、図示した例に限られず、例えば、取り付け金具5が上述したネジ孔の代わりに、底梁3に形成された貫通孔と位置合わせされた貫通孔が設けられ、この底梁3の貫通孔と取り付け金具5の貫通孔とにボルト6を貫通させ、このボルト6にネジ結合するナットを螺合させて、締結固定することもできる。
【0014】
屋外に設けられるエスカレータにおいては、取り付け金具5の腐食、老朽化などにより、オイルトラップ4が底梁3から脱落することも想定される。そこで、本実施形態では、図2及び図3に示されるように、オイルトラップ4の側面に保護足7が配設されている。なお、保護足7は、図1の平面図においては後述するオイルパン8の裏面側に位置するので示していない。この保護足7は、オイルトラップ4の側面部からピット2の床面にほぼ当接するような長さを有し、オイルトラップ4の底梁3への取り付け前に、あらかじめオイルトラップ4へ取り付け固定される。このような保護足7が設けられていることにより、取り付け金具5の腐食、老朽化や、取り付け時の不良が生じた場合であっても、オイルトラップ4がトラス1の底面部1cから落下することが回避される。また、オイルトラップ4の交換などによりオイルトラップ4を取り外すときも、安全かつ容易に行うことができる。
【0015】
底梁3に取り付けられるオイルトラップ4の上面には、図1に示されるようにオイルや雨水の受入口4aと、オイルトラップ4の内部を点検するための点検口4bが設けられている。また、オイルトラップ4の側面には、分離された水を排水するための排水管4cが設けられている。また、図2に示されるように前記点検口4bには蓋4dが設けられ、ゴミなどの異物が進入しないようにしている。
【0016】
このオイルトラップ4の受入口4aの直下には、ゴミを沈殿させるための沈殿器が設けられている。受入口から内部に進入したゴミは、この沈殿器の底部に沈み、オイルや雨水は沈殿器の側面に形成された開口からオイルトラップ4の内部に溢れ出る。また、オイルトラップの内部には、複数の仕切り板が上端部又は下端部から垂直方向に設けられ、比重の軽いオイルが、上端部から設けられた仕切り板により移動を遮られることにより、オイルと雨水とを分離できるようになっている。
【0017】
このようなオイルトラップ4にオイルや雨水を導くために、このオイルトラップ4の直上でトラス1の底面部1cに、オイルパン8が設けられている。このオイルパン8を、図4を用いてより具体的に説明する。図4は、オイルパン8の説明図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は図4(a)のA−A線で見た断面図である。同図(a)に示されるように、オイルパン8は、オイルトラップの受入口4aに対応する位置に排水口8aが設けられるとともに、オイルトラップの点検口4bに対応する位置に点検口8bが設けられている。底梁3が設けられたトラス1にオイルトラップ4が取り付けられた後、オイルパン8を、このオイルパン8の排水口8aがオイルトラップの受入口4aに、オイルパン8の点検口8bがオイルトラップの点検口4bに、それぞれ位置合わせされて配設される。オイルパン8に集められたオイルや雨水は、排水口8aよりオイルトラップ4内に流入する。また、オイルパン8の点検口8bが設けられていることにより、オイルトラップ4の点検口4bからの点検を、オイルパン8を取り外すことなく行うことができる。
【0018】
また、オイルパン8の底部は、折り曲げ線8cを境に折り曲げられ、同図(b)に示されるように、この排水口8aが設けられている領域を底部として、トラスの長手方向に向けて上向きの傾斜を有していている。この傾斜は、長手方向端部側の角度がα、長手方向中央部寄りの角度がβになる。従来のオイルパンでは、オイル及び雨水を受ける底面が、平坦な形状を有していたため、オイルや雨水が効率良く排水口8aに流れ込まず、オイルパン内に溜まってしまう。そのため、点検口8bの縁部には枠体が小高く形成されているにもかかわらず、オイルや雨水が枠体を超えて点検口8bからピット2に流れ出たりするおそれがあった。これに対して、本実施形態のマンコンベアでは、オイルパン8が、上述したように排水口8aが設けられている領域を底部として、トラスの長手方向に向けて上向きの傾斜を有していることから、オイルや雨水が効率良く排水口8aに流れ込むので、オイルや雨水が点検口8bからピット2に流れ出たりするおそれが解消される。
【0019】
また、オイルパン8には、点検口8bの周囲に堰8dが設けられている。この堰8dが設けられていることにより、点検口8bから見て堰8dよりも外側のオイルや雨水は、点検口8bへの流れが堰き止められ、排水口8aに向かうことになる。したがって、オイルや雨水が点検口8bからピット2に流れ出たりするおそれが、より一層解消される。
【0020】
以上述べたように、本発明のマンコンベアによれば、オイルトラップ4を工場内で取り付けることができ、現地での取り付け作業が不要になる。また、オイルパン8を上向きの傾斜を有する形状にし、堰8dを設けることにより、オイルや雨水を効率よくオイルトラップ4に流入させることが可能であり、オイルパン8内に溜まることがなく、点検口8bにオイルや雨水が流れ込むことを防ぐことができる。また、オイルトラップ4に保護足7を配設したことにより、オイルトラップ4の落下を防ぐことができ、オイルトラップ4を取り外すときにも取り外し易いマンコンベアを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】エスカレータの下階側端部のトラスの平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】オイルパンの説明図である。
【符号の説明】
【0022】
1 トラス
1a 側面部
1b 側面部
1c 底面部
3 底梁
4 オイルトラップ
4a 受入口
6 ボルト
7 保護足
8 オイルパン
8a 排水口
8b 点検口




 

 


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