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発明の名称 エレベータの押しボタンスイッチ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−84194(P2007−84194A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−272370(P2005−272370)
出願日 平成17年9月20日(2005.9.20)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 野間口 千恵
要約 課題
ボタン枠が無く、複数個の密着配置が可能であり、小さい配置スペースで大きなボタントップにすることができ、且つ意匠的にも優れたストローク式のエレベータの押しボタンスイッチを提供する。

解決手段
エレベータ利用者が指先で表面を押圧するボタントップ9と、ボタントップ9の背面側に設けられ、ボタントップ9を押圧方向に往復動自在に案内するボタンケース10と、を備えたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータ利用者が指先で表面を押圧するボタントップと、前記ボタントップの背面側に設けられ、前記ボタントップを押圧方向に往復動自在に案内するガイド部材と、を備えたことを特徴とするエレベータの押しボタンスイッチ
【請求項2】
前記ボタントップの表面側の周縁部が全周にわたって側方に突出しており、この周縁部により前記ガイド部材が前記ボタントップの表面側から見えないように覆い隠されるように構成したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項3】
前記ボタントップは、その背面側に押圧方向に突出した円柱状部を有すると共にその側面に突起が設けられ、前記ガイド部材は、開口を有する筐体と、その開口に設けられた板状の蓋とを有し、この蓋には、前記円柱状部が往復動自在に貫通する貫通孔と、この貫通孔の周縁部の一部から径外方向に突出すると共に前記突起を前記ボタントップの押圧方向に貫通させる切欠部とが設けられ、前記突起を前記切欠部に合わせて前記ボタントップを前記ガイド部材に押し込み、前記突起が前記切欠部を乗り越えた状態で前記ボタントップを前記円柱状部の中心線まわりに回転させることにより、前記ボタントップを前記ガイド部材に組み付けるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項4】
前記ボタントップは、その背面側に押圧方向に突出した円柱状部を有すると共にその側面に突起が設けられ、前記ガイド部材は、開口を有する筐体と、その開口に設けられた板状の蓋とを有し、この蓋には、前記円柱状部が往復動自在に貫通する貫通孔と、この貫通孔の周縁部の一部から径外方向に突出すると共に前記突起を前記ボタントップの押圧方向に貫通させる切欠部とが設けられ、前記突起を前記切欠部に合わせて前記ボタントップを前記ガイド部材に押し込み、前記突起が前記切欠部を乗り越えた状態で、前記円柱状部における前記突起と前記蓋の間の部位に装着可能で且つ前記円柱状部の中心線まわりに回転させることにより前記円柱状部から脱落しないように形成された抜け止め用のリングを前記円柱状部に装着することにより、前記ボタントップを前記ガイド部材に組み付けるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項5】
前記ボタントップは、その背面側に押圧方向に突出した円柱状部を有すると共にその側面に突起が設けられ、前記ガイド部材は、前記円柱状部を軸方向に同軸状に受け入れることができる大きさの円筒状に形成されると共にその側壁には一方の開口縁から切り欠かれたZ字状の係合切欠部が設けられ、この係合切欠部は、前記開口縁から前記ガイド部材の軸方向に延びる第1の部分と、その先端に連続すると共に前記ガイド部材の周方向に延びる第2の部分と、その先端に連続すると共に前記ガイド部材の軸方向に延びる第3の部分とから成り、前記突起を前記第1の部分に合わせて前記ボタントップを前記ガイド部材に押し込み、前記突起が前記第2の部分に到達した状態で前記ボタントップを前記円柱状部の中心線まわりに回転させて前記突起を前記第3の部分内に位置させることにより、前記ボタントップを前記ガイド部材に組み付けるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項6】
前記ボタントップは、その背面側に押圧方向に突出した角柱状部を有すると共にその側面の先端側に突出部が設けられ、前記ガイド部材は、一つの側面が開口した中空箱形状に形成されると共にその側面に交差する一つの側面には前記開口した側面から反対側の側面に向かって直線状に切り欠かれた凹部が設けられ、この凹部は、前記角柱状部が押圧方向と直交する方向に摺動自在に係合するように形成されると共に、その周囲の部分は、前記角柱状部が前記凹部に係合した状態で前記ボタントップが押圧方向と反対方向に抜け出さないように前記突出部の移動を阻止するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項7】
前記ボタントップは、その背面側に押圧方向に突出した角柱状部を有すると共にその側面の先端側に突出部が設けられ、前記ガイド部材は、角筒状の側壁と、この側壁の一つの開口縁の全周にわたって内方に突出するように形成されたロの字形の板状のフランジとを有すると共に押圧方向に一対の分割部分に分割され、前記各分割部分のフランジで前記ボタントップの角柱状部を挟み込むように前記各分割部分を組み合わせることにより前記ボタントップが前記ガイド部材に往復動自在に支持されると共に、この状態で前記ボタントップが押圧方向と反対方向に抜け出さないように前記フランジが前記突出部の移動を阻止するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項8】
前記ガイド部材は、前記フランジの一つの対角線に沿って一対のL字形の分割部分に分割されたことを特徴とする請求項7記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項9】
前記ボタントップの底面に押圧方向に突出した棒状部が設けられ、前記ガイド部材は中空箱形状に形成され、その一つの側面には前記ボタントップを押圧方向に往復動自在に受け入れる開口部が設けられ、前記開口部に対向する側面には前記棒状部を押圧方向に往復動自在に貫通させる貫通孔が設けられ、この貫通孔から突出した前記棒状部の先端部に抜け止め用のストッパが取り付けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項10】
前記ボタントップは透光性を有する材料で形成されると共に前記ボタントップの背面側から光を照射する発光体を備え、この発光体の光が前記ボタントップの表面の全体に向けてほぼ均一に照射されるように前記ボタントップの側面の少なくとも一部を押圧方向に対して傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項11】
互いに隣接するボタントップ間の隙間から内部構造を見えるのを防ぐと共に異物が内部に侵入するのを防ぐ塞ぎ部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項12】
互いに隣接するボタントップ間の隙間を光らせる発光体を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項13】
前記ボタントップの側面に押圧方向に延びる第1係合部が設けられ、前記ガイド部材に押圧方向に延びると共に前記第1係合部に摺動自在に係合する第2係合部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一項記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項14】
前記ボタントップは、その表面側の周縁部から押圧方向に延びる側壁を有する有頂筒状に形成されたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項15】
前記ボタントップの側壁には押圧方向に延びる切欠部が形成され、前記ガイド部材は、操作盤に取り付けるための取付部材上に押圧方向に延びるように設けられると共に互いに隣接する二つのボタントップの切欠部に摺動自在に係合するものであることを特徴とする請求項14記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項16】
前記ガイド部材は、押圧方向と反対の方向に突出した側壁を有する有底筒状のものであることを特徴とする請求項14記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項17】
前記ガイド部材は、その側壁外面から側方に向けて突出した凸部を有すると共にこの凸部には押圧方向に貫通した貫通孔が設けられ、前記ボタントップは、その側壁の下端部から押圧方向に突出すると共に前記貫通孔を摺動自在に貫通する摺動体を有しており、前記貫通孔から突出した前記摺動体の先端部には前記突起が前記貫通孔から抜け出るのを阻止する拡大部が設けられたことを特徴とする請求項16記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
【請求項18】
前記ボタントップの側壁の少なくとも一部を非透光性材料で形成し、前記ボタントップにおけるその他の部分を透光性材料で形成したことを特徴とする請求項14記載のエレベータの押しボタンスイッチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータの押しボタンスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
図21はエレベータのかご室を内部側から見た図、図22は図21の要部拡大図、図23は図22のB−B線断面図である。
【0003】
図21に示すように、かご室は、天井101、側板102、ドア103、床104、リターンパネル105等から成っており、リターンパネル105にはかご内操作盤106がネジ止めされている。
【0004】
かご内操作盤106のフェースプレート107(図22参照)には複数個の穴108(図23参照)が設けられ、これらの穴108に押しボタンスイッチ201が表面側から挿入される。押しボタンスイッチ201は、ボタン枠202、ボタントップ203、ボタンケース204、操作子205、バネ206、スイッチ207、LED208等から成り、ボタンケース204の側面に設けられた係止爪209によりフェースプレート107に固定される。
【0005】
エレベータの利用者が指先でボタントップ203の表面を押圧すると、ボタン枠202がガイドの機能を果たしてボタントップ203が図23の下方向に向けて真っ直ぐに摺動する。ボタントップ203の背面には突起210が設けられており、この突起210がスイッチ207を押圧して作動させる。
【0006】
ボタントップ203から指を離すと、操作子205を介してバネ206の弾発力によりボタントップ203は押圧前の位置に復帰する。ボタン枠202には爪211が設けられており、この爪211がボタンケース204に設けられた切欠部212に係合することによりボタン枠202はボタンケース204に固定されている。
【0007】
ボタン枠202がボタントップ203の抜け止めのストッパの機能を果たし、指をボタントップ203から離したときにボタントップ203が飛び出すのを防止している。ボタントップ203は透光性を有する材料で形成され、スイッチ207が押圧されたか否かの確認用のLED208の光はボタントップ203を透過してその表面を光らせる。
【0008】
この押しボタンスイッチ201におけるフェースプレート107の穴108から外に出た部分の横方向と縦方向の寸法は、それぞれフェースプレート107の穴108の同じ方向の寸法よりも大きく、ボタンケース204と穴108の間の隙間を隠している。
【0009】
このようなストローク式のボタンでは、ボタントップ203の周囲にボタン枠202を設けないと、ボタントップ203が真っ直ぐに摺動せず、スイッチ207が押せなかったり、ボタントップ203が他の部材に引っ掛かってスイッチ207が押されたままの状態になることがある。また、ボタン枠202が無いと、ボタントップ203の抜け止めのストッパが無くなるので、ボタントップ203が押圧前の位置に復帰する際に飛び出してしまう可能性がある。
【0010】
しかしながら、ボタン枠202を設けると、隣接するボタントップ203間のスペースが大きくなるため、ボタントップ203を大きくした場合にボタンスイッチの配置スペースが大きくなり、階床数が多い場合に対応できないという問題点が有った。また、意匠的にも制約が大きくなるという問題点も有った。
【0011】
なお、静電タッチ式のボタンスイッチでは、ボタントップ表面に導電体を設け、その導電体に触れると電気的にスイッチが入るようにしているので、ボタントップの摺動が無く、ボタン枠を必要としないため、上述したような問題点が生じない。したがって、複数個のボタンスイッチの密着配置が可能となっている。
【0012】
ボタン枠の無いボタンスイッチは、すっきりとした外観で、意匠的にも優れているという利点も有るが、ストローク式の押しボタンスイッチでは、従来、そのようなボタン枠の無い構造が提案されていなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、ボタン枠が無く、複数個の密着配置が可能であり、小さい配置スペースで大きなボタントップにすることができ、且つ意匠的にも優れたストローク式のエレベータの押しボタンスイッチを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために、本発明は、エレベータ利用者が指先で表面を押圧するボタントップと、このボタントップの背面側に設けられ、ボタントップを押圧方向に往復動自在に案内するガイド部材と、を備えたことを特徴とするエレベータの押しボタンスイッチである。
【発明の効果】
【0015】
本発明のエレベータの押しボタンスイッチは、ボタントップ周囲にボタン枠を必要としないため、複数個の密着配置が可能であり、小さい配置スペースで大きなボタントップにすることができる。また、ボタン枠が無いことで外観がすっきりとし、意匠的にも優れたものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態である押しボタンスイッチを備えた操作盤の正面図、図2は図1のA−A線断面図であり、第1の実施形態の構造を示す図である。
【0017】
図1に示すかご内操作盤1は、かご室内のリターンパネルにネジ止めされている。かご内操作盤1のフェースプレート2には穴3(図2参照)が設けられ、この穴3に複数個の押しボタンスイッチ8が挿入されている。図2に示すように、これらの押しボタンスイッチ8は、取付部材4に背面側からネジ5で固定され、この取付部材4はフェースプレート2の背面側に溶接固定されたスタッド6にナット7により固定されている。
【0018】
押しボタンスイッチ8は、ボタントップ9、そのガイド部材としてのボタンケース10、バネ11、スイッチ12、発光体としてのLED13等から成る。ボタントップ9は透光性の有る材料で形成され、表面側の周縁部が全周にわたって側方に突出した状態となっており、表面側の横方向の寸法W1が背面側の横方向の寸法W1’よりも大きく、表面側の縦方向の寸法(図示せず)が背面側の縦方向の寸法よりも大きくなっている。
【0019】
ボタントップ9の背面側の両側面先端部付近には側方に向けて突出した爪が14が形成されている。これらの爪14は、ボタントップ9の背面側に配置されたボタンケース10の側壁内面に形成された溝状の切欠部15に摺動自在に係合しており、これによってボタントップ9が押圧方向に往復動自在に案内されている。
【0020】
エレベータの利用者が指先でボタントップ9の表面を押圧すると、ボタンケース10がガイドの機能を果たしてボタントップ9が図2の下方向に向けて真っ直ぐに摺動する。ボタントップ9の背面には突起16が設けられており、この突起16がスイッチ12を押圧して作動させる。
【0021】
ボタントップ9から指を離すと、バネ11の弾発力によりボタントップ9は押圧前の位置に復帰する。このとき、ボタントップ9に設けられた爪14がボタンケース10に設けられた切欠部15の上端に当接し、これがボタントップ9の抜け止めのストッパの機能を果たすので、指をボタントップ9から離したときにボタントップ9が飛び出すことはない。
【0022】
ボタントップ9は透光性を有する材料で形成され、スイッチ12が押圧されたか否かの確認用のLED13の光はボタントップ9を透過してボタントップ9の表面を光らせる。ボタントップ9の表面側は背面側よりも大きいため、ボタンケース10がボタントップ9の表面側から見えないように覆い隠されている。
【0023】
このような構成の押しボタンスイッチは、ボタントップ9の周囲にボタン枠が無いため、複数個の密着配置が可能であり、小さい配置スペースでボタントップ9を大きくすることができる。また、ボタン枠が無いことで、外観がすっきりとし、且つボタンケース10が表面から見えないため、意匠的にも優れたものとなる。さらに、ボタンケース10にボタントップ9のガイドと抜け止めのストッパの機能を持たせているので、操作時にボタントップ9が左右にぶれて隣りのボタンと接触したり、ボタントップ9が押圧前の位置に復帰する際に飛び出したりすることはない。
【0024】
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図3は本発明の第2の実施形態の要部分解斜視図である。なお、以下の各実施形態において、先に説明した実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を用いており、重複する説明は省略してある。
【0025】
本実施形態では、ボタントップ9が、矩形の板状部17と、この板状部17の背面から押圧方向に突出した円柱状部18とから成っており、円柱状部18の側面の先端部に近い部位に直方体状の突起19が設けられている。また、ボタンケース10は、有底角筒状の筐体20と、その開口面に取り付けられた板状の蓋21とから成っている。
【0026】
この蓋21は、円形の開口部22と、その周縁部の一部から径外方向に突出した切欠部23とを有している。開口部22は、ボタントップ9の円柱状部18を往復動自在に貫通させることができるように形成され、切欠部23は、突起19を貫通させることができるように形成されている。
【0027】
ボタントップ9の突起19を切欠部23に合わせてボタントップ9をボタンケース10に対して押圧方向に押し込むと、突起19が切欠部23を通って筐体20内に位置した状態となるので、その状態でボタントップ9を円柱状部18の中心線まわりに回転させる。
【0028】
これによって、突起19が切欠部23と重なり合わなくなるため、ボタントップ9を押圧方向と反対の方向に移動させると突起19が蓋21の裏面に当接してボタントップ9がボタンケース10から抜け出るのが阻止される。すなわち、ボタントップ9は、ボタンケース10に対して、押圧方向に往復動自在で且つ押圧方向と反対方向に抜け出ないように組み付けられた状態となっている。
【0029】
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図4は本発明の第3の実施形態の要部分解斜視図である。
【0030】
本実施形態では、ボタントップ9とボタンケース10の構造は第2の実施形態と同様であり、第2の実施形態と異なる点は、ボタントップ9のボタンケース10からの抜け止めとしてリング24を用いている点である。
【0031】
このリング24は一部に切除部25を設けており、その切除部25の円周方向の幅はボタントップ9の突起19の横幅よりわずかに大きくなっている。また、リング24の内径はボタントップ9の円柱状部18の外周部に摺動自在に嵌合するように設定されている。
【0032】
ボタントップ9の突起19をボタンケース10の切欠部23に挿入し、ボタントップ9の板状部17の裏面がボタンケース10の蓋体21の表面に当接するまでボタントップ9を押し込むと、突起19が切欠部23を乗り越えて筐体20内に位置した状態となる。
【0033】
その状態で、リング24の切欠部25をボタントップ9の円柱状部18の突起19に合わせてリング24を円柱状部18の外周部に装着し、リング14を板状部17に向かって突起19を越える位置まで摺動させる。そして、リング24を回転させると、切欠部25と突起19が押圧方向に重なり合わなくなるため、リング24が円柱状部18から脱落しなくなる。
【0034】
この状態でボタントップ9を押圧方向と反対の方向に移動させるとリング24が蓋体21の裏面に当接してボタントップ9がボタンケース10から抜け出るのが阻止される。このように、ボタントップ9は、ボタンケース10に対して、押圧方向に往復動自在で且つ押圧方向と反対方向に抜け出ないように組み付けられた状態となっている。
【0035】
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。図5は本発明の第4の実施形態の要部分解斜視図である。
【0036】
本実施形態では、ボタントップ9の形状は第3の実施形態と同様であり、ボタンケース10は、ボタントップ9の円柱状部18を軸方向に同軸状に受け入れることができる大きさの円筒状に形成されると共に、その側壁には一方の開口縁から切りかかれたZ字状の係合切欠部26が設けられている。
【0037】
この係合切欠部26は、ボタンケース10の一方の開口縁から軸方向に延びる第1の部分27と、その先端に連続すると共に周方向に延びる第2の部分28と、その先端に連続すると共に軸方向に延びる第3の部分29とから成っており、ボタントップ9の突起19が摺動自在に係合するように形成されている。
【0038】
ボタントップ9の突起19をボタンケース10の係合切欠部26の第1の部分27に合わせてボタントップ9をボタンケース10に押し込み、突起19が第2の部分28に到達した状態でボタントップ9を円柱状部18の中心線まわりに回転させて突起19を第3の部分29内に位置させるようにする。
【0039】
この状態でボタントップ9に対して押圧方向に力を与えると、突起19が第3の部分29に沿って摺動するためボタントップ9が押圧方向に移動する。なお、ボタントップ9が押圧方向と反対の方向に移動すると突起19が第3の部分29の上端に当接するため、ボタントップ9がボタンケース10から抜け出るのが阻止される。
【0040】
このように、ボタントップ9は、ボタンケース10に対して押圧方向に往復動自在で且つ押圧方向と反対方向に抜け出ないように組み付けられた状態となっている。また、突起19と係合切欠部26が摺動自在に係合することで、ボタントップ9が押圧方向に往復動する際にがたつくことがない。
【0041】
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。図6は本発明の第5の実施形態の要部分解斜視図である。
【0042】
本実施形態では、ボタントップ9が背面側に押圧方向に突出した角柱状部30を有すると共にその側面の先端側に全周にわたって側方に突出した突出部31が設けられている。また、ボタンケース10は中空箱形状に形成されると共に一つの側面が開口し、この側面に交差する一つの側面には矩形状の凹部32が設けられている。この凹部32は、開口した側面から反対側の側面に向かって直線状に切り欠かれ、その凹部32の周囲にはU字状の突片33を形成している。
【0043】
角柱状部30、突出部31、及び凹部32の寸法は、角柱状部30が凹部32に対して押圧方向と直交する矢印C方向に摺動自在に係合し、且つボタントップ9が押圧方向に往復動自在であり、さらに、ボタントップ9を押圧方向と反対の方向に移動させたときには突出部31が突片33に当接してボタントップ9がボタンケース10から抜け出るのを阻止するように設定されている。また、凹部32と角柱状部30が摺動自在に係合することで、ボタントップ9が押圧方向に往復動する際にがたつくことがない。
【0044】
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。図7は本発明の第6の実施形態の要部分解斜視図である。
【0045】
本実施形態では、ボタントップ9は第5の実施形態と同様に構成されている。そして、ボタンケース10は、角筒状の側壁35と、この側壁35の一つの開口縁の全周にわたって内方に直角に突出するように形成されたロの字形の板状のフランジ36とを有し、図7(a)に示す例では、ボタンケース10が、フランジ36の一つの対角線に沿って押圧方向に一対のL字形の分割部分37に分割された構成となっている。
【0046】
これらの分割部分37とボタントップ9の角柱状部30の寸法は、各分割部分37のフランジ36でボタントップ9の角柱状部30を挟み込んだ状態で各分割部分37を組み合わせて箱形状のボタンケース10にすることにより、ボタントップ9が押圧方向に往復動自在に支持されると共に、ボタントップ9を押圧方向と反対の方向に移動させたときには突出部31がフランジ36に当接してボタントップ9がボタンケース10から抜け出るのが阻止されるように設定されている。また、フランジ36と角柱状部30が摺動自在に係合することで、ボタントップ9が押圧方向に往復動する際にがたつくことがない。
【0047】
なお、図7(b)に示す如く、ボタンケース10は、各分割部分37がコの字形になるように分割してもよい。要するに、ボタンケース10が押圧方向に分割されていれば、各分割部分37がいかなる形状であっても同様の効果を得ることができる。
【0048】
次に、本発明の第7の実施形態を説明する。図8は本発明の第7の実施形態の要部分解斜視図である。
【0049】
本実施形態では、ボタントップ9が背面側に押圧方向に突出した角柱状部38を有すると共にその底面の中央部に下方に向けて突出した円柱状の棒状部39が設けられている。また、ボタンケース10は中空箱形状に形成されると共に、その一つの側面には矩形状の開口部40が形成されており、この開口部40の周囲にはロの字状のフランジ41が形成されている。この開口部40は、ボタントップ9の角柱状部38が押圧方向に摺動自在に係合するように形成されている。
【0050】
また、ボタンケース10の開口部32に対向する側面には円形の貫通孔42が形成されており、この貫通孔42は、ボタントップ9の棒状部39が押圧方向に摺動自在に貫通するように形成されている。この貫通孔42から下方に突出した棒状部39の先端部にはリング状のストッパ43が取り付けられ、これによって、ボタントップ9が押圧方向と反対の方向に移動したときにストッパ43がボタンケース10の外面に当接してボタントップ9の移動を阻止し、ボタントップ9がボタンケース10から抜け出るのが阻止される。
【0051】
角柱状部38と開口部40の寸法は、これらが摺動自在に係合してボタントップ9が押圧方向に往復動する際にがたつくことがないようにしている。
【0052】
次に、本発明の第8の実施形態を説明する。図9は本発明の第8の実施形態の要部断面図である。
【0053】
本実施形態では、ボタントップ9は透光性を有する材料で形成され、このボタントップの両側面の一部が押圧方向に対して所定角度傾斜した状態となっている。ボタントップ9の背面側の先端部には両側に突出した爪44が設けられており、この爪44の両端部にはそれぞれ操作子45が係合固定されている。各操作子45の下端とボタンケース10の間にはバネ11が設けられている。
【0054】
ボタンケース10は有底角筒状に形成され、押圧方向と反対方向に突出する角筒状の側壁46を有している。この側壁46には押圧方向に延びる長孔47が設けられ、各長孔47には複数本のイモネジ48が挿入されてその一端が操作子45にねじ込まれている。これらのイモネジ48は長孔47に摺動自在に係合しており、これによってボタントップ9が押圧方向に往復動自在に案内されている。
【0055】
ボタントップ9によりスイッチ12が押圧されて作動するとLED13が発光し、その光はボタントップ9を透過してその表面側を光らせるが、ボタントップの両側面が傾斜しているため、ここで光が屈折してボタントップ9の表面の全体に向けてほぼ均一に照射される。したがって、ボタントップ9の表面を全面にわたってむらなく光らせることができる。なお、この斜面に光拡散加工(例えば梨地加工)を施すことで、光むらをより少なくすることができる。また、ボタンケース10の側壁46と操作子45の先端部は、ボタントップ9の側面の斜面と近接すると共にこの斜面と平行になるように傾斜しており、光漏れや内部に異物が侵入するのを防いでいる。
【0056】
次に、本発明の第9の実施形態を説明する。図10は本発明の第9の実施形態の要部断面図、図11は第9の実施形態の要部斜視図である。
【0057】
本実施形態では、ボタントップ9とボタンケース10の間にプレート状の塞ぎ部材53を設けている。この塞ぎ部材53は、ボタントップ9の背面側を往復動自在に貫通させる貫通孔54を複数個有している。
【0058】
ボタントップ9は背面側の先端部に側方に突出した爪55を有している。ボタンケース10は、有底角筒状に形成されており、その側壁56の内面には、爪55が摺動自在に係合する溝57が押圧方向に延びるように形成されている。
【0059】
塞ぎ部材53は、隣接するボタントップ9間の隙間から内部構造を見えるのを防ぐと共に異物が内部に侵入するのを防いでいる。これにより、意匠的に優れたものとなると共に、電気回路の短絡や押しボタンスイッチの動作不良を防ぐことができるため信頼性が向上する。
【0060】
次に、本発明の第10の実施形態を説明する。図12は本発明の第10の実施形態の要部断面図である。
【0061】
本実施形態では、隣接するボタンケース10の底部間にLED58を設けると共に塞ぎ部材53を透光性材料で形成し、隣接するボタントップ9間の隙間を光らせるようにしている。これにより、意匠的に優れたものとすることができる。
【0062】
次に、本発明の第11の実施形態を説明する。図13は本発明の第11の実施形態の要部断面図である。
【0063】
本実施形態では、LED58を塞ぎ部材53上に設けるようにしている。この場合も、第10の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0064】
次に、本発明の第12の実施形態を説明する。図14は本発明の第12の実施形態の要部断面図である。
【0065】
本実施形態では、ボタントップ9の外側面に押圧方向に延びる第1係合部としての線状の溝59が設けられ、ボタンケース10の内側面に押圧方向に延びると共に溝59に摺動自在に係合する第2係合部としての線状の突条60が設けられている。
【0066】
このような構成によれば、溝59と突条60がボタントップ9のガイドの役割を果たすため、ボタントップ9の摺動時のがたつきが低減し、操作性が良好となる。
【0067】
次に、本発明の第13の実施形態を説明する。図15は本発明の第13の実施形態の要部断面図、図16は第13の実施形態の要部分解斜視図である。
【0068】
本実施形態では、ボタントップ9は、その表面側の周縁部から押圧方向に延びる側壁61を有する有頂角筒状に形成されている。そして、取付部材4の底面側からガイド部材としての複数本のネジ62が上方に向けて貫通し、その先端部がボタントップ9の側壁61の下端部にねじ込まれている。そして、ボタントップ9を押圧方向と反対方向に付勢するコイル状のバネ11がネジ62に同軸状に装着されている。
【0069】
このような構成によれば、スイッチ12やLED13がボタントップ9の内側に収まり、表面側から見えないため、外観が向上する。また、互いに隣接するボタントップ9同士が広い面積の側壁61で対向しており、これらの間に引っ掛かりが生じにくいため、互いに接触することがあっても、押圧しようとするボタントップ9と隣接するボタントップ9も同時に押してしまう等の問題が生じにくい。
【0070】
さらに、ボタントップ9の側壁61がLED13の導光部材として機能し、ボタントップ9の表面の端まで光が到達し易いため、光むらが少なくなる。
【0071】
次に、本発明の第14の実施形態を説明する。図17は本発明の第14の実施形態の平面断面図である。
【0072】
本実施形態では、ボタントップ9の側壁61に押圧方向に延びる線状の切欠部63が設けられている。また、取付部材(図示せず)上には、ボタントップ9の押圧方向に延びると共に互いに隣接する二つのボタントップ9の切欠部63に摺動自在に係合するガイド部材としての断面I字形のリブ64が設けてある。
【0073】
このリブ64はボタントップ9を押圧方向にガイドするだけでなく、ボタントップ9を押圧方向と直交する方向に位置決めする機能も有するため、隣接するボタントップ9間の隙間を所定の大きさに保つことができ、外観が向上する。
【0074】
次に、本発明の第15の実施形態を説明する。図18は本発明の第15の実施形態の要部断面図である。
【0075】
本実施形態では、ボタンケース10が有底筒状に形成され、押圧方向と反対の方向に延びる筒状の側壁65を有しており、その側壁65の外面には押圧方向に延びる溝66が設けられている。ボタントップ10の側壁61の先端部には内方に屈曲した爪67が設けられ、この爪67は溝66に摺動自在に係合している。
【0076】
このように構成することで、LED13の光が隣接する押しボタンスイッチへ漏れるのを防ぐことができる。また、側壁65がボタントップ9を押圧方向にガイドして摺動時のがたつきを低減するという効果も有る。
【0077】
次に、本発明の第16の実施形態を説明する。図19は本発明の第16の実施形態の要部断面図である。
【0078】
本実施形態では、ボタンケース10の側壁65に側方に向けて突出した凸部68が設けられ、この凸部68には押圧方向に貫通した貫通孔69が設けられている。そして、この貫通孔69には下方から摺動体としてのネジ70が摺動自在に貫通しており、その先端部はボタントップ9の側壁61の先端部にねじ込まれている。なお、拡大部としてのネジ70の頭部71は、ネジ70が貫通孔69から抜け出るのを阻止する。凸部68と側壁61の間においてバネ11がネジ70に同軸状に装着されている。
【0079】
このような構成によれば、第15の実施形態の効果に加えて、ボタントップ9がボタンケース10から外れにくいという効果を得ることができる。
【0080】
次に、本発明の第17の実施形態を説明する。図20は本発明の第17の実施形態の要部断面図である。
【0081】
本実施形態では、ボタントップ9の側壁の一部を非透光性材料72で形成し、ボタントップ9のその他の部分を透光性材料で形成している。
【0082】
このような構成によれば、LED13の光が隣接する押しボタンスイッチへ漏れるのをより確実に防ぐことができる。
【0083】
なお、上記実施形態では、本発明を乗りかご側の操作盤に設けられる押しボタンスイッチに適用した場合について説明したが、本発明をホール側の操作盤に設けられる押しボタンスイッチに適用することもできる。
【0084】
また、ボタントップの表面形状は矩形状に限定されるものではなく、その他の形状であってもよい。
【0085】
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の一実施形態である押しボタンスイッチを備えた操作盤の正面図。
【図2】図1のA−A線断面図であり、本発明の第1の実施形態の構造を示す図。
【図3】本発明の第2の実施形態の要部分解斜視図。
【図4】本発明の第3の実施形態の要部分解斜視図。
【図5】本発明の第4の実施形態の要部分解斜視図。
【図6】本発明の第5の実施形態の要部分解斜視図。
【図7】本発明の第6の実施形態の要部分解斜視図。
【図8】本発明の第7の実施形態の要部分解斜視図。
【図9】本発明の第8の実施形態の要部断面図。
【図10】本発明の第9の実施形態の要部断面図。
【図11】本発明の第9の実施形態の要部斜視図。
【図12】本発明の第10の実施形態の要部断面図。
【図13】本発明の第11の実施形態の要部断面図。
【図14】本発明の第12の実施形態の要部断面図。
【図15】本発明の第13の実施形態の要部断面図。
【図16】本発明の第13の実施形態の要部分解斜視図。
【図17】本発明の第14の実施形態の平面断面図。
【図18】本発明の第15の実施形態の要部断面図。
【図19】本発明の第16の実施形態の要部断面図。
【図20】本発明の第17の実施形態の要部断面図。
【図21】エレベータのかご室を内部側から見た図。
【図22】図21の要部拡大図。
【図23】図22のB−B線断面図。
【符号の説明】
【0087】
1 操作盤
4 取付部材
8 押しボタンスイッチ
9 ボタントップ
10 ボタンケース(ガイド部材)
13 LED(発光体)
18 円柱状部
19 突起
20 筐体
21 蓋
24 リング
26 係合切欠部
30 角柱状部
31 突出部
32 凹部
36 フランジ
39 棒状部
43 ストッパ
53 塞ぎ部材
58 LED(発光体)
59 溝(第1係合部)
60 突条(第2係合部)
62 ネジ(ガイド部材)
64 リブ(ガイド部材)
68 凸部
70 ネジ(摺動体)
71 頭部(拡大部)




 

 


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