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発明の名称 エレベータ制御装置及びエレベータシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−84180(P2007−84180A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−272016(P2005−272016)
出願日 平成17年9月20日(2005.9.20)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 鈴木 孝夫
要約 課題
エレベータの乗り降りに際してICタグを利用することによりエレベータが設置されているビルやマンションのセキュリティ性能の向上を図り、さらに、身障者や高齢者のエレベータ利用者には健常者とは異なるサービスを提供する。

解決手段
エレベータ制御装置は、エレベータ利用者が携帯するICタグ1から発信される信号を受信する受信部2a、2b、2c、2dと、受信部2a〜2dが受信する信号からICタグ1の記録情報を検出する第1検出部7と、受信部2a〜2dが受信する信号からICタグ1の固体情報を検出する第2検出部8と、第1検出部7の検出結果に基づいてエレベータを駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成部9と、第2検出部8の検出結果に基づいてエレベータの運転モード信号を生成する運転モード信号生成部10とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータ利用者が携帯するICタグから発信される信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信する信号から前記ICタグの記録情報を検出する第1検出部と、
前記受信部が受信する信号から前記ICタグの固体情報を検出する第2検出部と、
前記第1検出部の検出結果に基づいてエレベータを駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
前記第2検出部の検出結果に基づいてエレベータの運転モード信号を生成する運転モード信号生成部と、
を備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。
【請求項2】
前記駆動信号生成部は、前記記録情報に含まれるエレベータ運行に関する個人情報に基づいて前記駆動信号を生成することを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
【請求項3】
前記駆動信号生成部は、前記エレベータの停止階を指定する前記駆動信号を生成することを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータ制御装置。
【請求項4】
前記運転モード信号生成部は、前記ICタグから発信される信号の電波強度の違いにより異なる運転モード信号を生成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のエレベータ制御装置。
【請求項5】
前記運転モード信号は、前記駆動信号に基づいて駆動されるエレベータに対して出力されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載のエレベータ制御装置。
【請求項6】
前記運転モード信号生成部は、前記運転モード信号として健常者モード信号と身障者モード信号とを生成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載のエレベータ制御装置。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか一記載のエレベータ制御装置を備えたことを特徴とするエレベータシステム。


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータ制御装置及びエレベータシステムに関し、特に、個々のエレベータ利用者に対応してエレベータを駆動させることのできるエレベータ制御装置及びエレベータシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1に記載されているように、エレベータの運行に必要な情報を記録したICタグをエレベータ利用者に携帯させ、ICタグから発信される信号を受信部において受信し、受信部における受信結果に基づいてエレベータの乗り場呼びや行先階床の指示を自動的に行えるようにしたエレベータシステムが知られている。
【0003】
このエレベータシステムによれば、特に、怪我や障害のあるエレベータ利用者にとってエレベータの利便性が高くなる。
【特許文献1】特開2003−48671号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述のICタグを利用するエレベータシステムにおいては、以下の点について配慮がなされていない。
【0005】
ICタグを携帯するエレベータ利用者は、怪我や障害のある者に限定されており、健常者にICタグを携帯させることを前提としていない。このため、ICタグを携帯しない者は、ICタグを利用するエレベータシステムの恩恵を受けることができない。
【0006】
また、このエレベータシステムは、ICタグを有しない者もエレベータを利用できることから、エレベータに乗り降りする者を規制してセキュリティー性能を高めることはできない。
【0007】
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、エレベータが設置されているビルやマンションのセキュリティ性能の向上を図り、さらには、エレベータを各エレベータ利用者に応じた運転モードで運転することにより各エレベータ利用者にとってエレベータを利用する際の利便性を高め、しかも、エレベータ利用に際して携帯するICタグからの記録情報の漏洩を減らすことである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、エレベータ制御装置において、エレベータ利用者が携帯するICタグから発信される信号を受信する受信部と、前記受信部が受信する信号から前記ICタグの記録情報を検出する第1検出部と、前記受信部が受信する信号から前記ICタグの固体情報を検出する第2検出部と、前記第1検出部の検出結果に基づいて前記エレベータを駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成部と、前記第2検出部の検出結果に基づいてエレベータの運転モード信号を生成する運転モード信号生成部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、エレベータが設置されているビルやマンションのセキュリティ性能を向上させることができ、さらに、各エレベータ利用者に応じた運転モードでエレベータを運転することにより各エレベータ利用者に対してエレベータを利用する際の利便性を高めることができ、しかも、エレベータ利用者が携帯するICタグからの記録情報の漏洩を減らすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
【0011】
本発明の一実施の形態に係るエレベータ制御装置は、図1に示すように、各エレベータ利用者が携帯するICタグ1からの信号を受信する複数のICタグリーダ2a、2b、2c、2dと、ICタグリーダ2a、2b、2c、2dが接続された信号生成部3と、信号生成部3に接続されたエレベータ制御部4とを備えている。エレベータ制御部4は、乗りかご5の昇降制御や、乗りかご5のかごドア(図示せず)の開閉制御、乗りかご5内や各階床のエレベータ乗り場6に設けられているスピーカ(図示せず)等の制御を行う。さらに、このエレベータ制御装置には、これらのICタグリーダ2a、2b、2c、2d、信号生成部3、エレベータ制御部4を総括的に制御するメイン制御部(図示せず)が設けられている。
【0012】
ICタグ1は、記録情報が記録されたICチップとICチップ内の記録情報を送信するためのアンテナとを有しており、全てのエレベータ利用者に対して発行されている。ICチップ内に記録されている記録情報としては、エレベータの運行に関する個人情報(例えば、個人の氏名、居住階床等)やその他の情報(例えば、銀行のクレジット情報)が含まれている。ICタグ1としては、ICチップ内の記録情報を送信するための電池を内蔵した方式のアクティブタグと、外部から送信された電波による電磁誘導を起こして送信に必要な電力を得る方式のパッシブタグのいずれか一方が用いられる。
【0013】
一般に、アクティブタグの方がパッシブタグに比べて強い電波信号を発生することができることが知られている。そして、この信号の強弱がICタグ1を携帯するエレベータ利用者の個人情報と関連付けられ、健常者には信号の弱いICタグ1が発行され、身障者や高齢者には信号の強いICタグ1が発行されている。
【0014】
ICタグリーダ2a、2bは乗りかご5内(図2参照)に設置されており、乗りかご5内に居るエレベータ利用者が携帯するICタグ1からの信号を受信する。ICタグリーダ2c、2dは各階床のエレベータ乗り場6(図2参照)に設置され、エレベータ乗り場6に居るエレベータ利用者が携帯するICタグ1からの信号を受信する。ICタグリーダ2a、2bは、乗りかご5内に位置するエレベータ利用者が携帯するICタグ1から発信される信号を受信できる位置及び向きに配置され、ICタグリーダ2c、2dは、エレベータ乗り場6に居るエレベータ利用者が携帯するICタグ1から発信される信号を受信できる位置及び向きに配置されている。
【0015】
ICタグリーダ2a〜2dの個々は、それぞれICタグ1から発信される信号をその強弱にかかわらず受信できる構成であることが好ましい。しかし、ICタグリーダ2a、2cがICタグ1から発信される弱い信号を受信し、ICタグリーダ2b、2dがICタグ1から発信される強い信号を受信するなど、その受信機能を分担する構成としてもよい。
【0016】
信号生成部3は、第1検出部7と第2検出部8と駆動信号生成部9と運転モード信号生成部10とを備えている。
【0017】
第1検出部7は、ICタグリーダ2a、2b、2c、2dが受信する信号から、ICタグ1の記録情報を検出する。検出する記録情報には、エレベータの運行に関する個人情報(例えば、エレベータ利用者の居住階床等)が含まれている。
【0018】
第2検出部8は、ICタグリーダ2a、2b、2c、2dが受信する信号から、ICタグ1の固体情報を検出する。ICタグ1の固体情報とは、本実施形態ではICタグ1の発生する電波の強弱を意味しており、例えば、アクティブタグとパッシブタグとの違いが検出される。
【0019】
駆動信号生成部9は、第1検出部7によるICタグ1の記録情報の検出結果に基づき、特に、エレベータの運行に関する個人情報の検出結果に基づき、エレベータを駆動させる駆動信号を生成し、生成した駆動信号をエレベータ制御部4に出力する。例えば、エレベータ利用者が居るエレベータ乗り場6のある階床が、当該エレベータ利用者がその階床から乗りかご5に乗り降りすることを許容されている場合には、乗りかご5を呼ぶため駆動信号(乗り場呼び登録の信号)を生成し、その駆動信号をエレベータ制御部4に出力する。例えば、当該エレベータ利用者が5階に居住している場合には、乗りかご5の停止階として5階を指定する駆動信号を生成し、その駆動信号をエレベータ制御部4に出力する。
【0020】
運転モード信号生成部10は、第2検出部8によるICタグ1の固体情報の検出結果に基づき、エレベータの運転モード信号を生成する。生成される運転モード信号は、健常者モード信号と身障者モード信号とのいずれか一方である。
【0021】
ICタグ1の固体情報として検出された信号が強い信号である場合は、ICタグ1を携帯しているエレベータ利用者は身障者又は高齢者であると判断され、エレベータの運転モード信号として身障者モード信号が生成される。生成された身障者モード信号はエレベータ制御部4に出力され、エレベータは身障者モードで運転される。エレベータが身障者モードで運転される場合には、乗りかご5のかごドアの開放時間が後述する健常者モードでの運転時に比べて長くなり、及び、かごドアの開閉に伴う音声アナウンスが行われる。
【0022】
ICタグ1の固体情報として検出された信号が弱い信号である場合は、ICタグ1を携帯しているエレベータ利用者は健常者であると判断され、エレベータの運転モード信号として健常者モード信号が生成される。生成された健常者モード信号はエレベータ制御部4に出力され、エレベータは健常者モードで運転される。エレベータが健常者モードで運転される場合には、乗りかご5のかごドアの開放時間が上述した身障者モードでの運転時に比べて短くなり、及び、身障者モードでの運転時に行われたかごドアの開閉に伴う音声アナウンスは行われない。
【0023】
この一実施の形態に係るエレベータ制御装置によるエレベータの駆動は、メイン制御部による制御のもと、図3のフローチャートに示すように行われる。図3に示すフローチャートでは、エレベータ利用者Aが或る階床のエレベータ乗り場6から乗りかご5に乗り込み、目的の居住階に移動する場合を想定して説明する。
【0024】
まず、エレベータ利用者Aの携帯するICタグ1から発信される信号が、エレベータ乗り場6にあるICタグリーダ2c、2dにより受信される(S1)。
【0025】
ICタグリーダ2c、2dにより受信された信号から、ICタグ1に記録された記録情報(特に、エレベータ運行に関する個人情報)が第1検出部7において検出される(S2)。さらに、ICタグリーダ2c、2dにより受信された信号から、ICタグ1の固体情報が第2検出部において検出される(S3)。
【0026】
第1検出部7における検出結果に基づき、駆動信号生成部9において駆動信号が生成され(S4)、生成された駆動信号がエレベータ制御部4に出力される(S5)。生成され及び出力される駆動信号としては、例えば、エレベータ利用者が居る階床に向けて乗りかご5を移動させるための駆動信号である。
【0027】
第2検出部8におけるICタグ1の固体情報の検出結果が運転モード信号生成部10において判断され(S6)、固体情報の信号が強い信号であると判断された場合には(S6のYES)、運転モード信号生成部10において身障者モード信号が生成され(S7)、生成された身障者モード信号がエレベータ制御部4に出力される(S8)。ICタグ1の固体情報が弱い信号であると判断された場合には(S6のNO)、運転モード信号生成部10において健常者モード信号が生成され(S9)、生成された健常者モード信号がエレベータ制御部4に出力される(S8)。
【0028】
エレベータは、エレベータ制御部4に出力された駆動信号と、エレベータ制御部4に出力された運転モード信号(身障者モード信号又は健常者モード信号)とに基づいて制御される(S10)。
【0029】
このような構成において、エレベータ利用者が携帯するICタグ1からの信号をICタグリーダ2a、2b、2c、2dが受信した場合、ICタグ1の記録情報は第1検出部7において検出され、ICタグ1の固体情報は第2検出部8において検出される。
【0030】
そして、第1検出部7において検出された記録情報(特に、エレベータ運行に関する個人情報)に基づいてエレベータの駆動信号が生成され、第2検出部8において検出されたICタグ1の固体情報に基づいてエレベータの運転モード信号(身障者モード信号又は健常者モード信号)が生成される。エレベータは、これらの駆動信号と運転モード信号とにより制御され、昇降移動する。
【0031】
このICタグ1を用いたシステムのエレベータは、エレベータ利用者の全てがICタグ1を携帯することが前提であり、エレベータ利用者が携帯するICタグ1の記録情報に基づいてエレベータを駆動することにより、このエレベータが設置されているマンションやビルにおけるセキュリティー性能を高めることができる。
【0032】
また、エレベータ利用者に応じて生成される運転モード信号は、エレベータ利用者が身障者等であるか健常者であるかにより異なるが、エレベータ利用者が身障者等であるか健常者であるかの情報は各エレベータ利用者の個人情報としてはICタグ1に記録されていない。このため、ICタグ1に記録されている個人情報が漏洩した場合でも、そのICタグ1を携帯しているエレベータ利用者が身障者等であるか健常者であるかという個人情報については漏洩を防止することができる。
【0033】
なお、この一実施の形態においては、ICタグ1の固体情報としてICタグ1から発信される信号の強弱を利用する場合を例に挙げて説明したが、ICタグ1の固体情報として他の因子、例えば、ICタグ1から発信される信号の周波数を利用してもよい。例えば、身障者等が携帯するICタグ1の周波数を高くし、健常者が携帯するICタグ1の周波数を低くするなど各種の設定が可能である。もちろん、電波の強弱や周波数の高低以外の固体情報を利用してもよい。
【0034】
さらに、この一実施の形態においては、ICタグ1の固体情報として2種類設定し、それに応じて2種類の運転モードに切り替える場合を例に挙げて説明したが、ICタグ1の固体情報として3種類以上を設定し、それに応じて3種類以上の運転モードに切り替える構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施の形態に係るエレベータ制御装置の概略を示すブロック図である。
【図2】図1に示すエレベータ制御装置を備えるエレベータシステムにおけるエレベータ乗り場の外観図である。
【図3】図1に示すエレベータ制御装置におけるエレベータの制御について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0036】
1 ICタグ
2a、2b、2c、2d 受信部
7 第1検出部
8 第2検出部
9 駆動信号生成部
10 運転モード信号生成部




 

 


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