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発明の名称 ピット内漏水検知装置およびピット内漏水検知方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−84167(P2007−84167A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−271526(P2005−271526)
出願日 平成17年9月20日(2005.9.20)
代理人 【識別番号】100103333
【弁理士】
【氏名又は名称】菊池 治
発明者 阿部 誠司
要約 課題
エレベータのピットに設置された漏水センサが虫等の小動物によって誤動作を起すのを防止する。

解決手段
エレベータの昇降路の最下部に位置するピット6内の床面7に、保持部10を対向させて保持体8を設置する。保持体8の保持部10の下面側に漏水センサ11が保持される。漏水センサ11の下面側に検出部13があり、床面7と非接触で保持される。漏水センサ11および保持体8は、小動物の通過不可な通過部を有する網などの囲い体17で覆われている。
特許請求の範囲
【請求項1】
保持部を有しエレベータの昇降路最下部に位置するピット内の床面に上記保持部を対向して設置可能な保持体と、
一方の面に検知部が形成され上記保持部の下面側に上記検知部を上記床面から所定の距離の位置で非接触に対面させて保持される漏水センサと、
前記ピット内の小動物が通過不可で水の通過を許容する複数の通過部を有し、上記漏水センサを覆って設けられる囲い体と、
を備えたことを特徴とするピット内漏水検知装置。
【請求項2】
囲い体は網からなることを特徴とする請求項1記載のピット内漏水検知装置。
【請求項3】
囲い体は金属製網からなることを特徴とすることを請求項2記載のピット内漏水検知装置。
【請求項4】
一方の面に検知部が形成された漏水センサと、
保持部を有し、エレベータの昇降路最下部に位置するピット内の床面から所定の距離の位置で非接触に上記検知部を上記床面に対向させて上記保持部の下面側に上記漏水センサを保持して、前記ピット内の小動物が通過不可で水の通過を許容する複数の通過部が形成された保持体と、
を備えたことを特徴するピット内漏水検知装置。
【請求項5】
上記保持体の外面の少なくとも一部に粘着層が形成されていることを特徴とする請求項4記載のピット内漏水検知装置。
【請求項6】
上記保持体の外面の少なくとも一部に小動物が接触を嫌う物質の層が形成されていることを特徴とする請求項4記載のピット内漏水検知装置。
【請求項7】
上記検知部に連続もしくは間欠的に送風する送風手段が備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか記載のピット内漏水検知装置。
【請求項8】
上記漏水センサは、上記検知部と上記床面との対面距離が可変に保持されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか記載のピット内漏水検知装置。
【請求項9】
一方の面に検知部が形成された漏水センサを、小動物が通過不可で水の通過を許容する複数の通過部を有する囲い体で覆うとともに、前記検出部がエレベータの昇降路の最下部に位置するピット内の床面から所定の距離の位置となるように設置することにより、前記ピット内での漏水を検知してなることを特徴するピット内漏水検知方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータにおけるピット内の漏水を検知するピット内漏水検知装置およびピット内漏水検知方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のように、エレベータは、建物内の一部に設けられたエレベータ昇降路を、人員や貨物などを乗せるエレベータかごが昇降し、所定の階に人員や貨物を運ぶように制御駆動されるようになっている。
【0003】
エレベータ昇降路の最下部に位置するピットは、大雨や台風の際に浸水する危険性がある。ピットが浸水すると、エレベータかごに取り付けられている電気機器が故障し、電気系統に支障をきたすことになる。このため、浸水があった場合には、エレベータかごをピットから避難させるために、エレベータかごをたとえば最上階に移動させるようにしている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−255253号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ピットはエレベータのメンテナンスのとき以外に人目に触れることのない、暗くて比較的高温、多湿の空間である。そのため、ピットには、カマドウマ、蜘蛛、ゴキブリ等の虫が侵入しやすい。また、虫のほか、ねずみなどが動き回ることもあり得る。
【0005】
このため、浸水が発生していないにも拘わらず、ピット内を徘徊する虫やねずみ等の小動物が漏水センサの検知部に触れ、漏水センサから検知信号が発報されてしまうことがあった。
【0006】
漏水センサからの検知信号が発信された場合、漏水による電気系統への影響が及ばないよう、エレベータ保守作業員が点検しなければならない。すなわち、エレベータ保守作業員が発報のたびにエレベータの安全を確認し、漏水センサが設けられているピット内に入り、漏水等の異常の有無の確認作業を行なわなければならない。したがって、虫やねずみ等の小動物による誤った信号でエレベータ利用者が迷惑を受け、またエレベータ運行復帰のために、エレベータ保守作業員が無駄な出動を繰り返していた。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピット内で漏水センサが小動物によって誤動作を起こすのを防止または抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るピット内漏水検知装置は、上記目的を達成するためのものであって、保持部を有しエレベータの昇降路最下部に位置するピット内の床面に上記保持部を対向して設置可能な保持体と、一方の面に検知部が形成され上記保持部の下面側に上記検知部を上記床面から所定の距離の位置で非接触に対面させて保持される漏水センサと、前記ピット内の小動物が通過不可で水の通過を許容する複数の通過部を有し、上記漏水センサを覆って設けられる囲い体と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明に係るピット内漏水検知装置は、一方の面に検知部が形成された漏水センサと、保持部を有し、エレベータの昇降路最下部に位置するピット内の床面から所定の距離の位置で非接触に上記検知部を上記床面に対向させて上記保持部の下面側に上記漏水センサを保持して、前記ピット内の小動物が通過不可で水の通過を許容する複数の通過部が形成された保持体と、を備えたことを特徴する。
【0010】
さらに、本発明に係るピット内漏水検知方法は、一方の面に検知部が形成された漏水センサを、小動物が通過不可で水の通過を許容する複数の通過部を有する囲い体で覆うとともに、前記検出部がエレベータの昇降路の最下部に位置するピット内の床面から所定の距離の位置となるように設置することにより、前記ピット内での漏水を検知してなることを特徴する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ピット内で漏水センサが小動物によって誤動作を起こすのを防止または抑制することができる。それにより、エレベータ利用者への迷惑をなくし、また、エレベータ保守作業員の労力と時間の多大な浪費を解消する。これにより、エレベータの円滑な運行に寄与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
[第1の実施形態]
図1、図2および図3を参照して本発明のピット内漏水検知装置の第1の実施形態を説明する。エレベータかご1は、建物の上部に位置する機械室2に設けられた巻上げ機3により、ワイヤロープ4を介し、機械室2に通じる昇降路5を昇降自在に吊り下げられている。なお、ワイヤロープ4の他端は、ここでは図示しない釣り合いおもりに接続されている。昇降路5の下部側には、エレベータ1かごの電気系統点検等のために、ピット6が形成されている。このピット6の床面7には、保持体8が設置されている。この保持体8は、立断面が下方に開いたコ字状のチャンネル状体に形成されたもので、互いに対向する二つの折り曲げ部9a、9bが床面7上に鉛直に立っている。折り曲げ部9a、9bの上方で、折り曲げ部9a、9bと一体になる水平部分は保持部10になっている。保持部10の下面側には、漏水センサ11が調整具12を介して取り付けられている。漏水センサ11の下面には検知部13が設けられ、検知部13は間隙14を介して床面7と対向している。
【0013】
調整具12は、検知部13と床面7との間隙14を可変に調整するもので、間隙14は、例えば、10mm程度の間隙に調整できる。
【0014】
漏水センサ11は商用電源もしくはリチウム電池等の電池を電源とし、機械室2に設けられた遠隔監視制御装置15に接続されている。遠隔監視制御装置15からPHS(Personal Handyphone System)などの無線または有線の通信回線でエレベータ保守サービスセンタ16に漏水センサ11の検知信号に基づいて情報が報知(発報)されるようになっている。
【0015】
漏水センサ11を保持した状態で保持体8は、プラスチック製の網、例えば水切りネット等からなる、多数の小さな貫通孔を有する囲い体17によって全体が覆われている。この場合、水きりネットの網目は、カマドウマ、蜘蛛、ゴキブリの通過を阻止できる。もちろん蟻のようにさらに微小な虫の通過を阻止するためには、さらに細かく目の詰まったネットを選択することが好ましい。さらに、図2に示したように、囲い体17にはジッパー(ファスナー)18などを一体に形成した開閉口を有しているものであればなお好ましい。
【0016】
また、囲い体17の材質は、錆びにくいステンレス鋼などの金属であれば、たとえば、ねずみに簡単には噛み切られることはないので安心である。
【0017】
このように、水の通過に支障のないネットからなる囲い体17で漏水センサ11および保持体8の周辺を覆うようにしたので、小動物、たとえば、虫19が保持体8内に入ろうとしても、囲い体17がその通過を阻止することができる。そのため、虫19が漏水センサ11の検知部13に接触することなく、浸水による検知信号でない誤った信号を発報してしまうことがなくなる。また、水害等によりピット6内が浸水した場合、囲い体17の網目が水の通過部となり、漏水センサ12の検知になんら支障をきたすことがないので、的確に浸水を検知することができる。
【0018】
[第2の実施形態]
第2の実施形態を、図4を参照して説明する。ここで、第1の実施形態と共通の部分には共通の符号を付して重複説明を省略する。この実施形態では、第1の実施形態の保持体8の機能と囲い体17の機能を併せ持つ保持囲い体20を用いる。
【0019】
保持囲い体20は、ポリメタアクリル樹脂、ポリスチロール樹脂等のプラスチック樹脂製等の剛体からなる。なお、小動物との接触や水の浮力により位置ずれを起さない程度に、保持囲い体20は適当な重量を備える。保持囲い体20は底面のない直方体の箱のような形状であって、四方の側部21およびこれらと一体になって上蓋を構成する保持部22を持つ。この保持部22を上方にしてピット6の床面7に設置される。側部21には、床面7に流れ込んでくる水を通過させる多数の貫通孔(通過部)23が形成されている。
【0020】
この構成では、第1の実施形態の保持体8と囲い体17が一体化した保持囲い体20を採用するので、保持体8を囲い体17に入れたり出したりする手間も省ける。
【0021】
なお、貫通孔23は四方の側部21全面でなく、側部21の一部分に形成するようにしてもよい。
【0022】
[第3の実施形態]
第3の実施形態を、図5を参照して説明する。なお、図中の符号について、第2の実施形態と共通の部分には共通の符号を付してある。この実施形態は、第2の実施形態の変形例であって、保持囲い体20の外面に強力な粘着性を有する粘着剤を塗布した粘着層24を形成したものである。この粘着層24により、小動物の侵入を防ぐだけでなく、小動物の駆除にも寄与できる。
【0023】
なお、この実施形態では粘着層24を形成した構成にしたが、粘着層24に代えて、虫など小動物が接触を嫌う薬剤を結合剤に混ぜて塗布するようにして、小動物を近づけないようにすることも可能でなる。
【0024】
[第4の実施形態]
第4の実施形態を、図6を参照して説明する。なお、図中の符号について、第1の実施形態および第2の実施形態と共通の部分には共通の符号を付してある。この実施形態は、第2の実施形態の別の変形例であって、ピット6に設けられた保持囲い体20に保持された漏水センサ11に向けて送風する送風機25をピット6内に設けたものである。送風機25は連続的に駆動されてもよく、また、結露が発生しない時間内に間欠的に駆動するように制御されてもよい。また、図示しないが、適度な温風にして送風するようにしてもよい。この構成では送風機のファン26の回転で送られてくる風が検知部12に当たり、結露を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係るピット内漏水検知装置の第1の実施形態の設置状態を示す全体構成図である。
【図2】図1の部分拡大斜視図である。
【図3】図1の部分拡大立断面図である。
【図4】本発明に係るピット内漏水検知装置の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るピット内漏水検知装置の第3の実施形態における囲い体の要部拡大立断面図である。
【図6】本発明に係るピット内漏水検知装置の第4の実施形態の設置状態を示す部分切欠立断面図である。
【符号の説明】
【0026】
5…エレベータ昇降路
6…ピット
7…床面
8…保持体
10、22…保持部
11…漏水センサ
12…調整具
13…検知部
17…囲い体
20…保持囲い体
23…貫通孔(通過部)
24…粘着層
25…送風機




 

 


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