米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 東芝エレベータ株式会社

発明の名称 エレベータシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76827(P2007−76827A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−267456(P2005−267456)
出願日 平成17年9月14日(2005.9.14)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 石井 隆史
要約 課題
大容量のバッテリなどを不要にして、制御盤の小型化、薄型化などを達成しつつ、停電事故などで商用電源が遮断された状態で乗りかごを救出運転するときにも救出作業に必要な電力を確保する。

解決手段
乗りかご3内に利用者がいる状況で、停電事故などが発生して、外部から電源供給が停止され、駆動巻上機4のブレーキが一時的に解除され、乗りかご3が最寄り階に救出運転されているとき、制御盤9a内に配置されたインバータ12を回生運転して得られた回生電力で、制御盤9aを動作し、各乗り場呼び情報装置8に設けられている照明器具10を点灯し、操作面を照明する。
特許請求の範囲
【請求項1】
機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、
乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成する制御盤と、
各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力を使用して、救出運転に必要な照明光を得る照明器具と、
を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
【請求項2】
機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、
乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成するとともに、前記駆動巻上機の回転方向を検知する制御盤と、
各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力、および回転方向の検知結果に基づき、前記乗りかごの移動方向を表示する移動方向表示器と、
を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
【請求項3】
機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、
乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成するとともに、回生電力の電圧値、または電流値に基づき、前記乗りかごの移動速度を検知する制御盤と、
各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力、および移動速度の検知結果に基づき、前記乗りかごの移動速度を表示する移動速度表示器と、
を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
【請求項4】
機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、
乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、調速器の回転力を利用して、電力を発生する発電機と、
各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記発電機によって得られた回生電力を使用して、救出運転に必要な照明光を得る照明器具と、
を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
【請求項5】
機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、
乗りかごを救出運転するとき、救出作業に必要な電力の一部を出力する補助電源用バッテリと、
乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成する制御盤と、
各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力、または前記補助電源用バッテリから出力される電力を使用して、救出運転に必要な照明光を得る照明器具と、
を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
【請求項6】
機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、
乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成する制御盤と、
各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力を使用して、前記乗りかごが移動中であることを報知する報知器と、
を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機器の故障、災害の発生などにより、外部から制御盤などに対する電源供給が停止された場合にも、乗りかごに電源を供給して、照明器具などを点灯するエレベータシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
機械室を持たないロープ式のエレベータシステムとして、従来、図8に示すシステムが知られている。
【0003】
この図に示すエレベータシステム101は、ビルなどに形成された昇降路102内に配置される乗りかご103と、昇降路102の天井部分などに固定され、駆動電圧が供給されているとき、駆動力を発生して、主ロープ104を走行し、乗りかご103を昇降する駆動巻上機104と、昇降路102の天井部分などに固定され、乗りかご103が昇降するとき、ガバナロープ106を介して乗りかご103の昇降速度を調整する調速器107とを備えている。また、各エレベータ乗り場108に配置され、利用者の操作内容に応じた呼び情報を発生する乗り場呼び登録装置109と、昇降路102内の所定場所に配置され、乗り場呼び登録装置109、かご内呼び登録装置などから出力される呼び情報、予め登録されている運転パターンなどに応じて、駆動電圧を出力して、駆動巻上機104を動作し、乗りかご103を昇降、停止する制御盤110と、制御盤110内に配置され、機器の故障、災害の発生などにより、外部から電源供給が停止されたとき、各乗り場呼び登録装置109などに電源を供給して、照明器具111などを点灯し、各乗り場呼登録装置109の操作面などを照明するバッテリ112とを備えている。
【0004】
そして、外部から電源が供給されている状態で、各乗り場呼び登録装置109のいずれか、またはかご内呼び登録装置などが操作されて、呼び情報が出力されたとき、この呼び情報、予め登録されている運転パターンなどに応じて、制御盤110から駆動電圧を出力して、駆動巻上機104を動作し、乗りかご103を昇降、停止する。
【特許文献1】特開2005−145702号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このようなエレベータシステム101では、機器の故障、災害などにより、外部からの電源供給が停止したとき、制御盤110から駆動電圧を出力することができなくなり、乗りかご103を昇降することが不可能になる。
【0006】
そして、乗りかご103内に利用者がいる状況で、このような停電事故などが発生したとき、制御盤110に取り付けられたバッテリ112によって、各乗り場呼び登録装置109の照明器具111を点灯して、操作面を照明しながら、救出作業員などにより、駆動巻上機104のブレーキを一時的に解除して、乗りかご103を最寄り階に移動し、利用者を救出するようにしている。
【0007】
しかしながら、このようなバッテリ112は、制御盤110に取り付けられる関係上、あまり大容量なものを使用するができない。このため、照明器具111の照明時間、ワット数などが制限され、利用者の救出に時間がかかるとき、救出途中で、電源切れになってしまう恐れがあった。
【0008】
また、このようなバッテリ112は、経年変化などにより、容量が少しずつ低下することから、保守作業員などによって、定期的に点検して、交換などの作業を行わせなければならず、交換が容易な小さなものにしてほしいという要求があった。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑み、大容量のバッテリなどを不要にして、制御盤の小型化、薄型化などを達成しつつ、停電事故などで商用電源が遮断された状態で乗りかごを救出運転するときにも救出作業に必要な電力を確保することができるエレベータシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために本発明は、請求項1では、機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成する制御盤と、各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力を使用して、救出運転に必要な照明光を得る照明器具とを備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項2では、機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成するとともに、前記駆動巻上機の回転方向を検知する制御盤と、各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力、および回転方向の検知結果に基づき、前記乗りかごの移動方向を表示する移動方向表示器とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項3では、機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成するとともに、回生電力の電圧値、または電流値に基づき、前記乗りかごの移動速度を検知する制御盤と、各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力、および移動速度の検知結果に基づき、前記乗りかごの移動速度を表示する移動速度表示器とを備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項4では、機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、調速器の回転力を利用して、電力を発生する発電機と、各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記発電機によって得られた回生電力を使用して、救出運転に必要な照明光を得る照明器具とを備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項5では、機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、乗りかごを救出運転するとき、救出作業に必要な電力の一部を出力する補助電源用バッテリと、乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成する制御盤と、各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力、または前記補助電源用バッテリから出力される電力を使用して、救出運転に必要な照明光を得る照明器具とを備えたことを特徴としている。
【0015】
請求項6では、機械室を持たないロープ式のエレベータシステムにおいて、乗りかごを救出運転するとき、駆動巻上機のブレーキを一時的に解除して、乗りかごを昇降している間、駆動巻上機を回生運転して回生電力を生成する制御盤と、各乗り場呼び登録装置側に配置され、乗りかごを救出運転するとき、前記制御盤によって得られた回生電力を使用して、前記乗りかごが移動中であることを報知する報知器とを備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、大容量のバッテリなどを不要にして、制御盤の小型化、薄型化などを達成することができる。また、停電事故などが発生し、商用電源が遮断された状態で、乗りかごを救出運転するときにも、救出作業に必要な電力を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
《第1の実施形態》
図1は本発明によるエレベータシステムの第1の実施形態を示す概略構成図である。
【0018】
この図に示すエレベータシステム1aは、昇降路2内に配置される乗りかご3と、昇降路2の天井部分などに固定され、駆動電圧の供給により駆動力を発生して主ロープ3を走行し、乗りかご3を昇降する駆動巻上機4と、昇降路2の天井部分などに固定され、乗りかご3が昇降するとき、ガバナロープ5を介して乗りかご3の昇降速度を調整する調速器6とを備えている。
【0019】
また、各エレベータ乗り場7に配置され、利用者や救出作業員などの操作内容に応じた呼び情報、救出運転指示などを発生する乗り場呼び登録装置8と、制御盤9aとを備えている。
【0020】
制御盤9aは、昇降路2内の所定場所に配置され、各乗り場呼び登録装置8、かご内呼び登録装置などから出力される呼び情報、予め登録されている運転パターンなどに応じて、図2に示すように、整流器11を動作させて、商用電力を直流電圧に変換する。また、この制御盤9aは、インバータ12を動作させて、指定された周波数、電圧値を持つ駆動電圧を出力させ、駆動巻上機4を駆動する。さらに、この制御場9aは、機器の故障、災害の発生などにより、商用電力の供給が停止し、各乗り場呼び登録装置8などから救出運転指示が出力されるとともに、救出作業員などによって、駆動巻上機4のブレーキが一時的に解除され、乗りかご3が最寄り階に救出運転されているとき、図2に示すインバータ12を回生運転して、駆動巻上機4の回転力を回生電力に変換する。この際、DC/DCコンバータなどの変圧器13によって、指定された電圧値範囲の電圧にした後、小さなバッテリ14によってバックアップされているマイコン部15に供給して、各乗り場呼び情報装置8に設けられている照明器具10を点灯し、各乗り場呼登録装置8の操作面などを照明する。
【0021】
以上の構成において、外部から電源が供給されている状態で、各乗り場呼び登録装置8のいずれか、またはかご内呼び登録装置などが操作されて、呼び情報が出力されると、この呼び情報、予め登録されている運転パターンなどに応じて、制御盤9aから駆動電圧を出力して、駆動巻上機4を動作させ、乗りかご3を昇降、停止する。
【0022】
また、乗りかご3内に利用者がいる状況で、停電事故などが発生して、外部から電源供給が停止し、各乗り場呼び登録装置8のいずれかなどから救出運転指示が出されるとともに、救出作業員などによって、駆動巻上機4のブレーキが一時的に解除され、乗りかご3が最寄り階に救出運転されているとき、制御盤9a内に配置されたインバータ12を回生運転して、駆動巻上機4の回転力を回生電力に変換する。また、変圧器13により、電圧値範囲の電圧にして、マイコン部15に供給するとともに、マイコン部15から各乗り場呼び情報装置8に設けられている照明器具10などに電力を供給して、これらを点灯する。これにより救出運転が容易になる。
【0023】
このように第1の実施形態によれば、大容量のバッテリなどを不要にして、制御盤9aの小型化、薄型化などを達成しながら、停電事故などが発生し、商用電源が遮断された状態で、乗りかご3を救出運転するとき、救出作業に必要な電力を確保でき、各乗り場呼び登録装置8などを照明することができる。
【0024】
《第2の実施形態》
図3は本発明によるエレベータシステムの第2の実施形態を示す概略構成図である。なお、この図において、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0025】
この図に示すエレベータシステム1bは、回生運転を行って得られた回生電力の極性判定機能などを持つ制御盤9bを配置するとともに、各乗り場呼び登録装置8に乗りかご上昇表示器21と、乗りかご下降表示器22とを配置し、乗りかご3を救出運転するとき、乗りかご3の移動方向に応じて、乗りかご上昇表示器21、または乗りかご下降表示器22のいずれか一方を点灯し、乗りかご3の移動方向を表示するようにしたことである。
【0026】
以上の構成において、乗りかご3内に利用者がいる状況で、停電事故などが発生して、外部から電源供給が停止し、各乗り場呼び登録装置8のいずれかなどから救出運転指示が出されるとともに、救出作業員などによって、駆動巻上機4のブレーキが一時的に解除され、乗りかご3が最寄り階に救出運転されているとき、制御盤9bを回生運転して、駆動巻上機4の回転力を回生電力に変換するとともに、回生電力の極性を検知して、乗りかご3の移動方向を判定し、この判定結果に基づき、乗りかご3が上昇しているとき、各乗り場呼び登録装置8に設けられた乗りかご上昇表示器21を点灯して、乗りかご3が上階側に救出運転されていることを知らせ、また乗りかご3が下降しているとき、各乗り場呼び登録装置8に設けられた乗りかご下降表示器22を点灯して、乗りかご3が下階側に救出運転されていることを知らせる。
【0027】
このように第2の実施形態によれば、大容量のバッテリなどを不要にして、制御盤の小型化、薄型化などを達成しながら、停電事故などが発生し、商用電源が遮断された状態で、乗りかごを救出運転するとき、救出作業に必要な電力を確保することができるとともに、乗りかご3の移動方向を表示して、救出作業員の安全性を確保することができる。
【0028】
《第3の実施形態》
図4は本発明によるエレベータシステムの第3の実施形態を示す概略構成図である。なお、この図において、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0029】
この図に示すエレベータシステム1cは、回生運転を行って得られた回生電力の電圧値、または電流値を検出して乗りかご3の移動速度を検知する救出運転速度検知機能などを持つ制御盤9cを配置するとともに、各乗り場呼び登録装置8に乗りかご速度表示器31を配置し、乗りかご3を救出運転するとき、乗りかご3の移動速度を検知して、乗りかご速度表示器31に表示するようにしたことである。
【0030】
以上の構成において、乗りかご3内に利用者がいる状況で、停電事故などが発生して、外部から電源供給が停止され、各乗り場呼び登録装置8のいずれかなどから救出運転指示が出されるとともに、救出作業員などによって、駆動巻上機4のブレーキが一時的に解除され、乗りかご3が最寄り階に救出運転されているとき、制御盤9cを回生運転して、駆動巻上機4の回転力を回生電力に変換するとともに、回生電力の電圧値、または電流値を検出して、乗りかご3の移動速度を検知し、各乗り場呼び登録装置8に設けられた乗りかご速度表示器31に乗りかご3の移動速度を表示する。
【0031】
このように第3の実施形態によれば、大容量のバッテリなどを不要にして、制御盤9cの小型化、薄型化などを達成しながら、停電事故などが発生し、商用電源が遮断された状態で、乗りかご3を救出運転するとき、救出作業に必要な電力を確保することができるとともに、乗りかご3の移動速度を表示して、救出作業員の安全性を確保することができる。
【0032】
《第4の実施形態》
図5は本発明によるエレベータシステムの第4の実施形態を示す概略構成図である。なお、この図において、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0033】
この図に示すエレベータシステム1dは、商用電源、他の電源などを用いてシステム各部に電力を供給する制御盤9dを配置するとともに、調速器9に発電機41を取り付け、乗りかご3を救出運転するとき、発電機41によって、ガバナ回転エネルギーを電力に変換し、これによって得られた電力を制御盤9dに供給して、各乗り場呼び登録装置8に設けられた照明器具10を点灯し、各乗り場呼登録装置8の操作面などを照明するようにしたことである。
【0034】
以上の構成において、乗りかご3内に利用者がいる状況で、停電事故などが発生して、外部から電源供給が停止され、各乗り場呼び登録装置8のいずれかなどから救出運転指示が出されるとともに、救出作業員などによって、駆動巻上機4のブレーキが一時的に解除され、乗りかご3が最寄り階に救出運転されているとき、発電機41によって、ガバナ回転エネルギーを電力に変換するとともに、発電機41で得られた電力を配電盤9dに供給して、各乗り場呼び登録装置8に設けられた照明器具10を点灯し、各乗り場呼登録装置8の操作面などを照明する。
【0035】
このように第4の実施形態によれば、大容量のバッテリなどを不要にして、制御盤9dの小型化、薄型化などを達成しながら、停電事故などが発生し、商用電源が遮断された状態で、乗りかご3を救出運転するとき、ガバナ回転エネルギーを電力に変換して、救出作業に必要な電力を確保し、各乗り場呼び登録装置8などを照明することができる。
【0036】
《第5の実施形態》
図6は本発明によるエレベータシステムの第5の実施形態を示す概略構成図である。なお、この図において、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0037】
この図に示すエレベータシステム1eは、比較的、大きな容量の補助電源用バッテリ51を持つ制御盤9eを配置して、乗りかご3を救出運転するとき、制御盤9eを回生運転して得られた回生電力を各乗り場呼び登録装置8に設けられた照明器具10に供給するとともに、補助電源用バッテリ51によって得られた電力を各乗り場呼び登録装置8に設けられた照明器具10に供給して、乗りかご3が停止していても、照明器具10を点灯し、各乗り場呼登録装置8の操作面などを照明するようにしたことである。
【0038】
以上の構成において、乗りかご3内に利用者がいる状況で、停電事故などが発生して、外部から電源供給が停止され、各乗り場呼び登録装置8のいずれかなどから救出運転指示が出されるとともに、救出作業員などによって、駆動巻上機4のブレーキが一時的に解除され、乗りかご3が最寄り階に救出運転されるとき、乗りかご3が昇降する前から、補助電源用バッテリ51によって得られた電力を各乗り場呼び登録装置8の照明器具10に供給して、点灯し、各乗り場呼登録装置8の操作面などを照明する。
【0039】
このように第5の実施形態によれば、従来のシステムの比べて、バッテリを小型化し、制御盤51の小型化、薄型化などを達成しながら、停電事故などが発生し、商用電源が遮断された状態で、乗りかご3を救出運転するとき、乗りかご3の昇降状態にかかわらず、救出作業に必要な電力を確保して、各乗り場呼び登録装置8などを照明することができる。
【0040】
《第6の実施形態》
図7は本発明によるエレベータシステムの第6の実施形態を示す概略構成図である。なお、この図において、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0041】
この図に示すエレベータシステム1fは、救出運転を行っていることを報知する機能を持つ制御盤9fを配置するとともに、各乗り場呼び登録装置8にブザー61を取り付け、乗りかご3を救出運転するとき、制御盤9fによって、駆動巻上機4を回生運転して、各乗り場呼び登録装置8の照明器具、昇降路2内に配置された各照明器具などに電力を供給し、操作面、昇降路2内などを照明するとともに、各ブザー61を鳴らして、乗りかご3が移動中であることを報知するようにしたことである。
【0042】
以上の構成において、乗りかご3内に利用者がいる状況で、停電事故などが発生して、外部から電源供給が停止され、各乗り場呼び登録装置8のいずれかなどから救出運転指示が出されるとともに、救出作業員などによって、駆動巻上機4のブレーキが一時的に解除され、乗りかご3が最寄り階に救出運転されるとき、制御盤9fによって、駆動巻上機4を回生運転して、各乗り場呼び登録装置8の照明器具、昇降路2内に配置された各照明器具などに電力を供給し、操作面、昇降路2内などを照明するとともに、各ブザー61を鳴らして、乗りかご3が移動中であることを報知し、救出運転時の安全性を高めする。
【0043】
このように第6の実施形態によれば、大容量のバッテリなどを不要にして、制御盤9fの小型化、薄型化などを達成しながら、停電事故などが発生し、商用電源が遮断された状態で、乗りかご3を救出運転するとき、救出作業に必要な電力を確保して、各乗り場呼び登録装置8などを照明することができるとともに、乗りかご3が移動中であるとき、ブザー音を出して、救出作業員に注意を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明によるエレベータシステムの第1の実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1に示す制御盤の詳細な回路構成例を示すブロック図。
【図3】本発明によるエレベータシステムの第2の実施形態を示す概略構成図。
【図4】本発明によるエレベータシステムの第3の実施形態を示す概略構成図。
【図5】本発明によるエレベータシステムの第4の実施形態を示す概略構成図。
【図6】本発明によるエレベータシステムの第5の実施形態を示す概略構成図。
【図7】本発明によるエレベータシステムの第6の実施形態を示す概略構成図。
【図8】従来から知られているエレベータシステムの一例を示す概略構成図。
【符号の説明】
【0045】
1a〜1f:エレベータシステム
2:昇降路
3:主ロープ
4:駆動巻上機
5:ガバナロープ
6:調速器
7:エレベータ乗り場
8:乗り場呼び登録装置
9a〜9f:制御盤
10:照明器具
11:整流器
12:インバータ
13:変圧器
14:バッテリ
15:マイコン部
21:乗りかご上昇表示器
22:乗りかご下降表示器
31:乗りかご速度表示器
41:発電機
51:補助電源用バッテリ
61:ブザー(報知器)




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013