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発明の名称 エレベータの乗りかご
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76818(P2007−76818A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−267051(P2005−267051)
出願日 平成17年9月14日(2005.9.14)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 大橋 信重
要約 課題
かご床の床面にマットが敷き込まれているような場合であっても、それに妨げられることなく容易にトランク扉を開放することができるエレベータの乗りかごを提供する。

解決手段
開閉可能なトランク5を有するエレベータの乗りかごにおいて、トランク扉6を支持したヒンジ15は、トランク5の奥行方向に沿って延びるガイド孔20を有し、このガイド孔20がトランク5の側部に設けられたガイドピン21に摺動自在に嵌合し、ガイド孔20がトランク5の奥行方向に沿って水平に延びる第1および第2の区間20a,20bと、その両区間をつなぐ傾斜区間20cとを有するほぼクランク状に形成され、トランク扉6と一体にヒンジ15がトランク5の奥行方向に沿う前後に移動するときに、ガイドピン21が相対的に前記ガイド孔20の第1の区間20aと第2の区間20bとの間に移行してトランク扉6を上下に変位させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉可能なトランクを有するエレベータの乗りかごにおいて、
前記トランクの開口部にヒンジを介して回動可能に設けられた開き戸式のトランク扉を有し、前記ヒンジは、前記トランク扉を前記トランクの奥行方向に沿う前後に移動可能に支持するとともに、その前後の移動に応じてトランク扉を上下に変位させる変位機構を備えることを特徴とするエレベータの乗りかご。
【請求項2】
前記ヒンジは、トランクの奥行方向に沿って延びるガイド孔を有し、このガイド孔がトランクの側部に設けられたガイドピンに摺動自在に嵌合し、前記ガイド孔がトランクの奥行方向に沿って水平に延びる第1および第2の区間と、その両区間をつなぐ傾斜区間とを有するほぼクランク状に形成され、前記トランク扉と一体に前記ヒンジがトランクの奥行方向に沿う前後に移動するときに、前記ガイドピンが相対的に前記ガイド孔の第1の区間と第2の区間との間に移行することにより前記トランク扉が上下に変位することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご。
【請求項3】
前記ガイド孔におけるトランクの奥行側の端部には、前記トランク扉が前方に所定の距離だけ移動したときに、前記ガイドピンが嵌り込んで位置決めされる位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの乗りかご。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、昇降路内を昇降するエレベータの乗りかごに関する。
【背景技術】
【0002】
マンションなどの建物に設置されるエレベータの乗りかごには、担架や棺などの長尺物の搭載を可能にするための開閉可能なトランクが設けられている場合がある。また、特開2003−95558号公報に開示されているように、乗りかごに乗せた自転車の一部をトランク内に挿入してその搭載を可能にする技術も知られている。
【0003】
トランクを備える乗りかごの内部構造を図6に示してある。この乗りかご1は側板2とかご床3と天井4とで構成され、背面側の側板2の背面下部にトランク5が設けられている。トランク5は乗りかご1の背面側後方に突出するように設けられ、前面の開口部5aに例えば開き戸式のトランク扉6が設けられている。
【0004】
トランク扉6は、それぞれヒンジ7を介して開口部5aの側縁に回動自在に枢着され、通常時にはこれらトランク扉6によりトランク5の開口部5aが閉鎖され、施錠機構8により施錠されている。さらに、トランク扉6には不用意な開放を防止するために差し金9やマグネット板10が設けられることがある。
【0005】
乗りかご1内に担架や棺などの長尺物を搭載する際には、施錠機構8を解除し、トランク扉6を手前側に引いて開き、トランク5の開口部5aを開放する。そして長尺物の先端部をトランク5内に差し込む。これにより長尺物を乗りかご1内に搭載することが可能となる。
【特許文献1】特開2003−95558号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、マンションに設置されるエレベータの乗りかごなどにあっては、かご床3の床面がビニルタイルなどで構成され、これを保護するため、また美観を高めるためにそのビニルタイルなどの上に比較的厚さの厚いマットが敷かれる場合が多い。
【0007】
このような場合、トランク扉6を開くときに、その下縁がマットに引っ掛かり、トランク扉6の開放が困難となったり、マットを損傷してしまう恐れがあり、このためトランク扉6を開く都度、マットをめくり上げるような面倒で煩わしい手間を要するという問題が生じている。
【0008】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、かご床の床面にマットが敷き込まれているような場合であっても、それに妨げられることなく容易に能率よくトランク扉を開放することができるエレベータの乗りかごを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、開閉可能なトランクを有するエレベータの乗りかごにおいて、前記トランクの開口部にヒンジを介して回動可能に設けられた開き戸式のトランク扉を有し、前記ヒンジは、前記トランク扉を前記トランクの奥行方向に沿う前後に移動可能に支持するとともに、その前後の移動に応じてトランク扉を上下に変位させる変位機構を備えることを特徴としている。
【0010】
請求項2の発明は、前記ヒンジが、トランクの奥行方向に沿って延びるガイド孔を有し、このガイド孔がトランクの側部に設けられたガイドピンに摺動自在に嵌合し、前記ガイド孔がトランクの奥行方向に沿って水平に延びる第1および第2の区間と、その両区間をつなぐ傾斜区間とを有するほぼクランク状に形成され、前記トランク扉と一体に前記ヒンジがトランクの奥行方向に沿う前後に移動するときに、前記ガイドピンが相対的に前記ガイド孔の第1の区間と第2の区間との間に移行することにより前記トランク扉が上下に変位することを特徴としている。
【0011】
請求項3の発明は、前記ガイド孔におけるトランクの奥行側の端部には、前記トランク扉が前方に所定の距離だけ移動したときに、前記ガイドピンが嵌り込んで位置決めされる位置決め部が設けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、かご床の床面にマットが敷き込まれているような場合であっても、それに妨げられることなく容易に能率よくトランク扉を開放することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図5を参照して説明する。なお、図6に示す従来の構成と対応する部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0014】
図1ないし図3には第1の実施形態を示してあり、トランク扉6はヒンジ15を介してトランク5の開口部5aに取り付けられている。各ヒンジ15は、図2および図3に示すように、一対のヒンジプレート15a,15bを互いに回動自在に連結してなる。
【0015】
一方のヒンジプレート15aはトランク扉6の内面の縁部にねじ18を介して固定され、他方のヒンジプレート15bはトランク5の両側の壁面に沿ってそのトランク5の奥行方向に延びるように配置されている。他方のヒンジプレート15bには、トランク5の奥行方向に延びるガイド孔20が上下に一対並行して形成され、これらガイド孔20がトランク5の内壁面に設けられたガイドピン21にそれぞれ摺動自在に嵌合されている。
【0016】
前記ガイド孔20は、図3に示すようにトランク5の奥行方向に沿って水平に延びる第1および第2の区間20a,20bとその両区間20a,20bをつなぐ傾斜区間20cとを有するほぼクランク状に形成されている。第1の区間20aは第2の区間20bよりも上方に配置され、その両区間20a,20b間に段差が生じ、また第1の区間20aは前記一方のヒンジプレート15aと隣接する側に配置され、第2の区間20bは前記一方のヒンジプレート15aから離間する側に配置され、ガイド孔20に嵌合するガイドピン21はトランク5の開口部5aに隣接するようにトランク5の両側の壁面に設けられている。
【0017】
トランク扉6がトランク5の開口部5aに閉合する状態のもとでは、図2(A)に示すように、ガイドピン21がガイド孔20の第1の区間20aの端部に位置し、これらガイドピン21を介してヒンジプレート15bがトランク5の両側の壁面に支持されている。なお、図1に示すように各トランク扉6の前面には、ヒンジ15による枢支側の縁部の近傍に手掛け部6aが設けられている。
【0018】
トランク扉6を開放するときには、まず施錠機構8や差し金9を外し、この状態でトランク扉6の手掛け部6aに手を掛けてトランク扉6を前方に平行に引き出す。この操作に応じてトランク扉6は図2(A)に実線で示す状態から各ヒンジ15のガイド孔20の長さ分だけ前方に移動して鎖線で示す位置に変位する。
【0019】
この際に、ガイドピン21は相対的にガイド孔20の第1の区間20aから傾斜区間20cを経て第2の区間20bに移行し、このためその第1の区間20aと第2の区間20bとの間の段差分だけトランク扉6はヒンジ15と一体的に上方に移動してかご床3の床面より浮き上がる。
【0020】
この後、トランク扉6を図2(B)に示すように、各ヒンジ15を中心に前方側に回動してトランク5の開口部5aを開く。これにより乗りかご1の奥行長さが長くなり、長尺物の搭載が可能となる。
【0021】
トランク扉6を前方側に回動するときには、トランク扉6はかご床3の床面から浮き上がっており、このためかご床3の床面にマットMが敷かれているような場合であっても、そのマットMと接触するようなことがなく、したがってマットMをめくり上げるような面倒で煩わしい作業を要することなく、トランク扉6を前方側に容易に能率よく回動してトランク5を開くことができる。
【0022】
一方、トランク5を閉じるときには、トランク扉6をヒンジ15を中心にトランク5の開口部5a側に回動してその開口部5aに対向させる。この際にも、トランク扉6はかご床3から浮き上がる状態にあるから、マットMと接触することなく回動させることができる。
【0023】
次に、トランク扉6をトランク5の奥行側に向って平行に押し込む。この押し込み応じてガイドピン21が相対的にガイド孔20の第2の区間20bから傾斜区間20cを経て第1の区間20aに移行する。そしてガイドピン21が相対的に傾斜区間20cを通過する際に、その傾斜に基づいてトランク扉6が下方に下がり、トランク5の開口部5aに合致し、その開口部5aが閉鎖される。この後、施錠機構8および差し金9を操作してトランク扉6をロックする。これによりトランク扉6の閉鎖作業が終了する。
【0024】
図4および図5には第2の実施形態を示してある。この実施形態においては、ヒンジ15のガイド孔20に位置決め部20dが形成されている。この位置決め部20dは、ガイド孔20の第2の区間20bにおけるトランク5の奥行側の端部に連なるとともにその第2の区間20bより若干上方の位置にクランク状に延びるように形成されている。
【0025】
このような構成の場合には、トランク扉6を閉合状態から前方に引出し、ガイドピン21をガイド孔20の第1の区間20aから第2の区間20bに移行させたときに、そのガイドピン21が位置決め部20dに嵌り込み、この嵌り込みでヒンジ15が安定して位置決めされる。このため、トランク扉6をヒンジ15を中心に回動して開閉する際に、ヒンジ15ががたつくようなことがなく、スムーズに開閉することができる。
【0026】
トランク5を閉じるときには、トランク扉6をトランク5の開口部5a側に回動してその開口部5aに対向させ、この状態でトランク扉6をトランク5の奥行側に向って平行に強く押し込む。この押し込みによりガイドピン21が位置決め部21dから第2の区間20bに移行し、さらに傾斜区間20cを経て第1の区間20aに移行し、これによりトランク扉6がトランク5の開口部5aに合致し、その開口部5aが閉鎖される。
【0027】
なお、前記いずれの実施形態においても、トランク扉6を開いたときにその開き状態をロックするためのロック機構を設けることも可能であり、この場合には荷物の出し入れ時にトランク扉6がそのロック機構により動きが規制されてばたつくようなことがなく、このためその出し入れの作業を円滑に行なうことができる。そして、トランク扉6を閉じるときにはそのロック機構を解除する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るエレベータの乗りかごの内部構造を示す斜視図。
【図2】その乗りかごの要部を示す断面図。
【図3】その要部のヒンジの構造を示す側面図。
【図4】この発明の第2の実施形態に係るエレベータの乗りかごの要部を示す断面図。
【図5】その要部のヒンジの構造を示す側面図。
【図6】従来の乗りかごの内部構構造を示す斜視図。
【符号の説明】
【0029】
1…乗りかご
2…側板
3…かご床
4…天井
5…トランク
5a…開口部
6…トランク扉
15…ヒンジ
15a.15b…ヒンジプレート
20…ガイド孔
21…ガイドピン




 

 


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