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発明の名称 乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造及び乗客コンベア
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76814(P2007−76814A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−266823(P2005−266823)
出願日 平成17年9月14日(2005.9.14)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 手塚 暁則
要約 課題
乗客コンベアフレームのサイズが制約を受ける場合や、安定器を追加する場合において、安定器の取付けを容易に行えるようにする。

解決手段
乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造において、乗客コンベアフレーム3の上縁部に外嵌される取付ベース15と、取付ベース15に形成されたネジ穴に螺合され、先端部が乗客コンベアフレーム3に押圧される固定部材17と、取付ベース15に取付けられて照明装置11の安定器12を保持する保持体20と、を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
乗客コンベアフレームの上縁部に外嵌される取付ベースと、
前記取付ベースに形成されたネジ穴に螺合され、先端部が前記乗客コンベアフレームに押圧される固定部材と、
前記取付ベースに取付けられて照明装置の安定器を保持する保持体と、
を備えることを特徴とする乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造。
【請求項2】
前記固定部材は、先端部にリング状の凸部が形成されたくぼみ先ボルトであることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造。
【請求項3】
前記請求項1又は2記載の乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造を備えることを特徴とする乗客コンベア。


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造及びこの乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造を備える乗客コンベアに関する。
【背景技術】
【0002】
エスカレータ、動く歩道等の乗客コンベアは、循環移動する複数のステップの移動方向に沿った両側に欄干が設けられ、この欄干の上縁部に沿って複数の照明用蛍光灯が配置されている。
【0003】
複数の照明用蛍光灯にはそれぞれ安定器が接続され、これらの安定器の取付構造としては、例えば、下記特許文献1、2に記載されている。
【0004】
特許文献1には、欄干の下側に設けられる乗客コンベアフレーム内に安定器取付台を取付け、この安定器取付台に複数の安定器を取付ける構造が記載されている。
【0005】
特許文献2には、欄干の上縁部における手すりベルトの下側の位置に取付スペースを確保し、この取付スペース内に安定器を取付ける構造が記載されている。
【特許文献1】特開平7−247093号公報
【特許文献2】特許第2780603号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述の安定器の取付構造においては、以下の点について配慮がなされていない。
【0007】
特許文献1に記載された安定器の取付構造によれば、乗客コンベアフレーム内に安定器取付台を取付けるスペースを確保する必要がある。しかし、建物の制約により乗客コンベアフレームが小型になった場合や、乗客コンベアの制御用部品の数が増えてそれらの制御用部品を乗客コンベアフレーム内に取付けた場合には、安定器取付台を取付けるスペースを乗客コンベアフレーム内に確保することが困難になる。
【0008】
さらに、欄干の形状を変更するリニューアル工事等に伴って安定器を追加する場合には、安定器取付台を取付けるための支えを乗客コンベアフレーム内に追加する必要があり、支えを乗客コンベアフレームに溶接したり、又は、支えをネジ止めするためのネジ穴を乗客コンベアフレームに形成しなければならず、安定器を追加する場合に手間がかかっている。
【0009】
特許文献2に記載された安定器の取付構造によれば、欄干の構造が複雑になってコストアップとなる。さらに、安定器から発生する熱により手すりベルトが加熱され、手すりベルトを握った利用者に対して不快感を与えることがある。
【0010】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、乗客コンベアフレームのサイズが制約を受ける場合や、安定器を追加する場合において、安定器の取付けを容易に行うことができる乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造及びその乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造を備える乗客コンベアを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造において、乗客コンベアフレームの上縁部に外嵌される取付ベースと、前記取付ベースに形成されたネジ穴に螺合され、先端部が前記乗客コンベアフレームに押圧される固定部材と、前記取付ベースに取付けられて照明装置の安定器を保持する保持体と、を備える。
【0012】
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、乗客コンベアにおいて、第1の特徴に係る乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造を備える。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、乗客コンベアにおける照明装置の安定器の取付けや追加の作業を、手間をかけず容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0015】
本発明の一実施の形態に係る乗客コンベアであるエスカレータ1は、図1に示すように、循環移動する複数のステップ2(図4参照)と、ステップ2の移動方向両側に配置された一対の乗客コンベアフレームであるエスカレータフレーム3と、エスカレータフレーム3の上部に立設された一対の欄干4とを有している。欄干4は、パネル5と、スカートガード6(図4参照)と、内レッジ7(図4参照)と、外デッキ8(図4参照)とを含んで構成されている。パネル5の周縁部には手すり枠9が設けられ、手すり枠9の外周にはステップ2と同期して移動する手すりベルト10が取付けられている。
【0016】
欄干4の上縁部に沿った位置には、手すり枠9の下側に位置して照明装置である複数の照明用蛍光灯11が取付けられている。個々の照明用蛍光灯11にはそれぞれ安定器12が接続され、照明用蛍光灯11と安定器12とを接続する電線13が手すり枠9に沿った位置、及び、エスカレータフレーム3内に配線されている。
【0017】
エスカレータフレーム3には、このエスカレータフレーム3の上縁部に沿って配置されたフレーム上縁主梁材14が設けられている。フレーム上縁主梁材14は、図5に示すように、垂直板部14aと水平板部14bとを有する断面形状L字形に形成されている。
【0018】
フレーム上縁主梁材14には、安定器12を取付けるために用いられる複数の取付ベース15が着脱可能に取付けられている。取付ベース15は、第1板部15aと第2板部15bとを有する断面形状がくの字形に形成されたベース本体15cと、第2板部15bの先端部に溶接された断面形状コの字形の係合部15dとにより形成されている。第1板部15aには複数のネジ穴16が形成され、これらのネジ穴16には固定部材であるくぼみ先ボルト17が螺合されている。くぼみ先ボルト17は、図6に示すように先端部に凹部18が形成され、この凹部18の周囲にリング状の凸部19が形成されている。
【0019】
フレーム上縁主梁材14への取付ベース15の取付けは、第1板部15aを下向きにして第2板部15bを水平向きにした取付ベース15をフレーム上縁主梁材14に上方から外嵌し、及び、係合部15dを水平板部14bの先端部に係合し、くぼみ先ボルト17をネジ穴16に螺合して締め付けることにより行われている。
【0020】
取付ベース15には、保持体20が取付けられている。保持体20は、平行に位置付けられた一対のステイ20aと、これらのステイ20aに対して直交する向きに平行に位置付けられた一対のステイ20bとを井形状に連結して形成されている。保持体20には電線13が配線されるダクト20cがステイ20bと平行に設けられ、ダクト20cはステイ20aに固定されている。取付ベース15への保持体20の取付けは、ステイ20aを貫通する取付ボルト21を取付ベース15に形成されたネジ穴(図示せず)に螺合することにより行われている。1つの保持体20は2つの取付ベース15に跨って取付けられており、1つの保持体20における一方のステイ20aが1つ目の取付ベース15に取付ボルト21によりボルト締めされ、他方のステイ20aが2つ目の取付ベース15に取付ボルト21によりボルト締めされている。
【0021】
保持体20には、複数の安定器12が取付けられている。安定器12は直方体形状に形成され、安定器12の長手方向の一端が一方のステイ20bに固定され、安定器12の長手方向の他端が他方のステイ20bに固定されている。
【0022】
このような構成において、エスカレータ1に照明用蛍光灯11の安定器12を取付ける場合は、最初に、フレーム上縁主梁材14に取付ベース15を取付ける。フレーム上縁主梁材14への取付ベース15の取付けは、まず、図5(a)に示すように、取付ベース15のネジ穴16にくぼみ先ボルト17を螺合させ、くぼみ先ボルト17の先端が第1板部15aを貫通しない位置で仮止めしておく。
【0023】
ついで、図5(b)に示すように、この取付ベース15をフレーム上縁主梁材14の上縁部に外嵌させ、第2板部15bの下面を水平板部14bの上面に当接させる。
【0024】
ついで、図5(c)に示すように、くぼみ先ボルト17を締め付け、その先端部を垂直板部14aに押圧させ、取付ベース15を水平方向に平行移動させて係合部15dを水平板部14bの先端部に係合させる。このとき、くぼみ先ボルト17のリング状の凸部19が垂直板部14aに食い込み、フレーム上縁主梁材14への取付ベース15の取付けを強固に行うことができる。このため、取付ベース15の取付けを図1に示すようにフレーム上縁主梁材14の傾斜部分に行っても、取付けられた取付ベース15が位置ずれするということが生じない。
【0025】
また、取付ベース15を取付ける位置は、エスカレータフレーム3の内側ではなく外側であるため、様々な制約によりエスカレータフレーム3が小型になった場合においても、エスカレータフレーム3が小型になることが原因となる制約を受けることなく取付ベース15の取付けを行うことができる。
【0026】
さらに、フレーム上縁主梁材14への取付ベース15の取付けに際しては、取付ベース15を取付けるための加工、例えば、ネジ穴加工などをフレーム上縁主梁材14に対して行う必要がない。このため、フレーム上縁主梁材14への取付ベース15の取付けを、手間をかけずに短時間で行うことができる。
【0027】
取付ベース15への保持体20の取付けは、保持体20を取付ボルト21により取付ベース15にボルト締めして行われており、取付ベース15への保持体20の取付けを手間をかけずに容易に行うことができる。
【0028】
保持体20への安定器12の取付けは、取付ベース15に取付けた後の保持体20に対して行ってもよく、又は、取付ベース15に取付ける前の保持体20に対して行ってもよい。取付ベース15に取付ける前の保持体20に安定器12を取付ける場合には、その取付作業を十分に広い作業空間において行うことができる。また、取付ベース15に取付けた後の保持体20に対して安定器12を取付ける場合にも、保持体20の周囲に十分な作業空間を確保することができる。
【0029】
メンテナンス時に安定器12を交換する場合などには、スカートガード6や内レッジ7を取外すことにより、保持体20の周囲に十分な作業スペースを確保することができ、安定器12の交換を手間をかけず短時間で行うことができる。
【0030】
欄干4の形状を変更するリニューアル工事等に伴って安定器12を追加する場合には、フレーム上縁主梁材14に取付ベース15を追加し、この取付ベース15に保持体20を追加して取付ければよく、安定器12の追加を容易に行うことができる。
【0031】
なお、本実施の形態では、乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造を乗客コンベアの一例であるエスカレータ1に適用した場合を例に挙げて説明したが、動く歩道においてもこの乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施の形態に係る乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造を備えるエスカレータの概略構成図である。
【図2】乗客コンベア用照明装置の安定器取付構造を示す側面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】図2におけるA−A線断面図である。
【図5】フレーム上縁主梁材への取付ベースの取付手順を示す工程図である。
【図6】へこみ先ボルトを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
1 乗客コンベア
3 乗客コンベアフレーム
11 照明装置
12 安定器
15 取付ベース
16 ネジ穴
17 固定部材、くぼみ先ボルト
19 凸部
20 保持体




 

 


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