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エレベータ - 東芝エレベータ株式会社
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発明の名称 エレベータ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76788(P2007−76788A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−265065(P2005−265065)
出願日 平成17年9月13日(2005.9.13)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 川口 健一
要約 課題
ペットが苦手な乗客およびペットの飼い主がエレベータを快適に利用する。

解決手段
乗客6がペット7を連れて乗りかご1に乗ることにより、ペット用ICタグ22がかご内アンテナ3aに近接すると、かご内アンテナ3aはペット用ICタグ22に記憶される情報を近距離無線通信により電磁波として受信する。かご側ICタグリーダ/ライタ4aは乗りかご内アンテナ3aが受信した電磁波を復調して得た信号をエレベータ制御盤5に出力する。エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号を入力すると、乗りかご1内にペット7が乗っているとみなし、各階床の乗場操作盤20に設けられる乗場側表示灯8bを点灯させる。点灯した乗場側表示灯8bには「ペット」の文字が表示される。
特許請求の範囲
【請求項1】
乗りかご内のペットが身に付けるペット用記憶手段に記憶された情報を読み取る読み取り手段と、
乗りかご内にペットが存在する旨を前記読み取り手段による読み取りにしたがって各階床の乗場で報知する報知手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。
【請求項2】
各階床の乗場にいるペットが身に付けるペット用記憶手段に記憶された情報を読み取る読み取り手段と、
この読み取った情報を前記ペット用記憶手段を身に付けるペットのいる階床情報とともに出力する出力手段と、
この出力手段により出力された情報に含まれる階床情報が乗りかごの行先階である場合に、この行先階にペットが存在する旨を乗りかご内で報知する報知手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。
【請求項3】
前記ペット用記憶手段は、このペット用記憶手段を身に付けるペットの特徴を示す情報を含み、
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った際に、この情報を各階床の乗場の表示手段に表示させる表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項4】
前記ペット用記憶手段は、このペット用記憶手段を身に付けるペットの特徴を示す情報を含み、
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った際に、この情報を前記乗りかご内の表示手段に表示させる表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ。
【請求項5】
各階床の乗場にいる乗客が所持する乗客用記憶手段に記憶された当該乗客が拒否するペットの種別を示す情報を読み取る第1の読み取り手段と、
この第1の読み取り手段により読み取った情報を前記乗客用記憶手段を所持する乗客のいる階床情報とともに出力する出力手段と、
乗りかご内にいるペットが身に付けるペット用記憶手段に記憶された当該ペット用記憶手段を身に付けるペットの種別を示す情報を読み取る第2の読み取り手段と、
前記出力手段が出力した情報で示されるペットの種別に前記第2の読み取り手段により読み取った情報で示されるペットの種別が対応し、前記乗りかごの行先階に前記出力手段により出力した情報で示される階床が対応する場合に、前記出力手段が出力した情報で示される階床に前記乗客が拒否する種別のペットがいる旨を前記乗りかご内で報知する報知手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。
【請求項6】
前記出力手段が出力した情報で示されるペットの種別に前記第2の読み取り手段により読み取った情報で示されるペットの種別が対応し、前記乗りかごの行先階に前記出力手段が出力した情報で示される階床が対応する場合に前記乗りかごを前記対応する階床以外に待機させる制御手段と、
前記乗客用記憶手段を所持する乗客が前記対応する階床以外に位置するか否かを判別する判別手段と、
前記乗客用記憶手段を所持する乗客が前記対応する階床以外に位置すると前記判別手段が判別した場合に前記乗りかごを前記対応する階床に着床させる手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
【請求項7】
前記第2の読み取り手段により読み取った情報で示される種別を示す情報を各階床の乗場の表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示手段に表示される情報で示される種別のペットを拒否する入力を受け付ける入力手段と、
この入力手段により入力を受け付けた場合に前記表示手段に表示される情報で示される種別の情報を前記乗客が拒否するペットの種別として当該乗客が所持する乗客用記憶手段に書き込む書き込み手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
【請求項8】
乗りかご内にいる乗客が所持する乗客用記憶手段に記憶された当該乗客が拒否するペットの種別を示す情報を読み取る第1の読み取り手段と、
各階床の乗場にいるペットが身に付けるペット用記憶手段に記憶された当該ペット用記憶手段を身に付けるペットの種別を示す情報を読み取る第2の読み取り手段と、
この読み取った情報を前記ペット用記憶手段を身に付けるペットのいる階床情報とともに出力する出力手段と、
前記出力手段が出力した情報で示されるペットの種別に前記第1の読み取り手段により読み取った情報で示されるペットの種別が対応し、前記乗りかごの行先階に前記出力手段が出力した情報で示される階床が対応する場合に前記乗りかごを前記対応する階床以外で待機させる制御手段と、
前記ペット用記憶手段を身に付けるペットが前記対応する階床以外に位置するか否かを判別する判別手段と、
前記ペットが前記対応する階床以外に位置すると前記判別手段が判別した場合に前記乗りかごを前記対応する階床に着床させる手段と
をさらに備えたことを特徴とするエレベータ。
【請求項9】
前記第2の読み取り手段により読み取った情報で示される種別を示す情報を前記乗りかご内の表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示手段に表示される情報で示される種別のペットを拒否する入力を受け付ける入力手段と、
この入力手段により入力を受け付けた場合に前記表示手段に表示される情報で示される種別の情報を前記乗客が拒否するペットの種別として当該乗客が所持する記憶手段に書き込む書き込み手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載のエレベータ。
【請求項10】
前記ペット用記憶手段は当該ペット用記憶手段を身に付けるペットの目的階の情報を含み、
前記読み取り手段による読み取った情報で示される目的階に乗りかごを昇降させる制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項11】
乗りかご内を撮影する撮影手段と、
前記乗りかご内にいるペットの排泄物の有無を検出する検出手段と、
前記撮影手段による撮影結果と、前記検出手段による検出結果を各階床の乗場の表示手段に表示させる表示制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項12】
各階床の乗場を撮影する撮影手段と、
前記各階床の乗場にいるペットの排泄物の有無を検出する検出手段と、
前記撮影手段による撮影結果と、前記検出手段による検出結果を乗りかご内の表示手段に表示させる表示制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項13】
前記読み取り手段は、乗客が所持する乗客用記憶手段に記憶された当該乗客の情報および前記乗客のペットが身に付けるペット用記憶手段に記憶された前記乗客のペットの情報を読み取り、
前記読み取り手段が前記乗客用記憶手段に記憶された情報および前記ペット用記憶手段に記憶された前記乗客のペットの情報をともに読み取れない場合に閉扉動作を停止させる制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項14】
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った場合に、予め定められた階床への行先階登録を無効とする手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項15】
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った場合に、ペットに関する案内情報を前記乗りかご内の表示手段に表示させる表示制御手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項16】
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った場合に、ペットに関する案内情報を前記出力手段が出力した階床の乗場の表示手段に表示させる表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ。
【請求項17】
前記乗りかご内の空気を清浄する空気清浄機と、
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った場合に前記空気清浄機を動作させる制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項18】
前記乗りかご内に前記ペットが嗅ぐのに適した芳香剤を散布する散布機をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項19】
前記乗りかご内に前記ペットが嗅ぐのに適した芳香剤を散布する散布機と、
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った場合に前記散布機を動作させる制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項20】
前記ペット用記憶手段は、当該ペット用記憶手段を身に付けるペットの種別を示す情報を含み、
前記散布機は各種のペットにそれぞれ適した芳香剤を散布し、
前記制御手段は、前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った場合に、前記散布機が前記読み取った情報で示される種別と対応するペットに適した芳香剤を散布するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項21】
前記ペットが聞くのに適した音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った場合に、前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データを前記乗りかご内で再生する再生手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
【請求項22】
前記ペットが聞くのに適した音楽のデータを記憶する音楽データ記憶手段と、
前記読み取り手段が前記ペット用記憶手段に記憶された情報を読み取った場合に、前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データを前記出力手段が出力した階床の乗場で再生する再生手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペットを連れた乗客が利用するエレベータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、乗客に連れられたペットと、ペットが苦手な乗客とが不意に鉢合わせることを防ぐために、例えば特許文献1に開示されたように、ペットを連れた乗客がかご操作盤に設置されたペット報知用の釦を押下してから行先階登録ボタンを押下すると、各階の乗場インジケータの表示灯部分に「ペット」と表示させることで各階乗場にいる乗客に対しペットが乗りかご内にいる旨の案内を行なうものがある。
【特許文献1】特開2001−322775号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述したような形態ではペットを連れた乗客がペット報知用の釦を押下するのを失念してしまう可能性があるので乗客に連れられたペットとペットが苦手な乗客との不意な鉢合わせを防止できるとは限らない。
【0004】
そこで、本発明の目的はペットが苦手な乗客およびペットの飼い主が快適に利用することが可能になるエレベータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明に係わるエレベータは、乗りかご内のペットが身に付けるペット用記憶手段に記憶された情報を読み取り、乗りかご内にペットが存在する旨をペット用記憶手段に記憶された情報の読み取りにしたがって各階床の乗場で報知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係わるエレベータでは、乗りかご内のペットが身に付けるペット用記憶手段に記憶された情報を読み取り、乗りかご内にペットが存在する旨をペット用記憶手段に記憶された情報の読み取りにしたがって各階床の乗場で報知するので、ペットが苦手な乗客およびペットの飼い主がエレベータを快適に利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご内の構成の一例を示す模式図である。
【0008】
図1に示すようにエレベータの乗りかご1内の天井にはかご内アンテナ3aが設けられる。かご内アンテナ3aはかご側ICタグリーダ/ライタ4aと接続される。かご側ICタグリーダ/ライタ4aはテールコードを介してエレベータ制御盤5と接続される。
【0009】
かご側ICタグリーダ/ライタ4aは乗客6が所持する乗客用ICタグ21や乗客6が連れているペット7が身に付けるペット用ICタグ22に記憶された情報をかご内アンテナ3aを用いて非接触により読み取る。
【0010】
また、乗りかご1内のかごドア17aの上端部に隣接する側板にはかご内モニタ13aが取り付けられる。また、かごドア17aの右端部に隣接する側板にはかご操作盤12が取り付けられ、かご操作盤12が取り付けられる側板にはかご内表示灯8aが取り付けられる。また、かごドア17aの左端部に隣接する側板にはかご内拒否ペット登録装置9aが取り付けられる。かご内拒否ペット登録装置9aの詳細については後述する。
【0011】
また、乗りかご1内の天井にはかご内監視カメラ10aおよびかご内スピーカ16aが取り付けられる。また、乗りかご1の側板には芳香剤散布機11、空気清浄機14およびかご内においセンサ15aが取り付けられる。かご内においセンサ15aは乗りかご1の床に近い位置に取り付けられる。
【0012】
かご内モニタ13a、かご操作盤12、かご内表示灯8a、かご内拒否ペット登録装置9a、かご内監視カメラ10a、かご内スピーカ16a、芳香剤散布機11、空気清浄機14、かご内においセンサ15aはテールコードを介してエレベータ制御盤5と接続される。
【0013】
図2は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の構成の一例を示す模式図である。
図2に示すように、1号機エレベータの乗場ドア17bの上端部と隣接する壁面には1号機エレベータ用の乗場側アンテナ3bが設けられる。乗場側アンテナ3bは乗場側ICタグリーダ/ライタ4bと接続される。乗場側ICタグリーダ/ライタ4bはテールコードを介してエレベータ制御盤5と接続される。
【0014】
乗場側ICタグリーダ/ライタ4bは乗客6が所持する乗客用ICタグ21や乗客6が連れているペット7が身に付けるペット用ICタグ22に記憶された情報を乗場側アンテナ3bを用いて非接触により読み取る。
【0015】
また、乗場ドア17bの上端部に隣接する壁面には1号機エレベータ用の乗場側モニタ13bが取り付けられる。また、乗場ドア17bの右端部と2号機エレベータの乗場ドア17cの左端部の間の壁面には1号機エレベータおよび2号機エレベータ兼用の乗場操作盤20が取り付けられる。乗場操作盤20は1号機エレベータ用の乗場側表示灯8bを設ける。また、乗場操作盤20より下方の壁面には1号機エレベータおよび2号機エレベータ兼用の乗場側拒否ペット登録装置9bが取り付けられる。
【0016】
また、乗場ドア17bの上端部の近隣の壁面には1号機エレベータ用の乗場側監視カメラ10bおよび乗場側スピーカ16bが取り付けられる。また、乗場の壁面における乗場ドア17bの左端部および床に近い箇所には1号機エレベータ用の乗場側においセンサ15bが取り付けられる。
【0017】
また、図2に示すように、2号機エレベータの乗場ドア17cの上端部と隣接する壁面には2号機エレベータ用の乗場側アンテナ3cが設けられる。乗場側アンテナ3cは乗場側ICタグリーダ/ライタ4cと接続される。乗場側ICタグリーダ/ライタ4cはテールコードを介してエレベータ制御盤5と接続される。
【0018】
かご側ICタグリーダ/ライタ4cは乗客用ICタグ21やペット用ICタグ22に記憶された情報を乗場側アンテナ3cを用いて非接触により読み取る。
【0019】
また、乗場ドア17cの上端部に隣接する壁面には2号機エレベータ用の乗場側モニタ13cが取り付けられる。また、乗場操作盤20は2号機エレベータ用の乗場側表示灯8cを設ける。
【0020】
また、乗場ドア17cの上端部の近隣の壁面には2号機エレベータ用の乗場側監視カメラ10cおよび乗場側スピーカ16cが取り付けられる。また、乗場の壁面における乗場ドア17cの右端部および床に近い箇所には2号機エレベータ用の乗場側においセンサ15cが取り付けられる。
【0021】
乗場側モニタ13b,13c、乗場操作盤20、乗場側表示灯8b,8c、乗場側拒否ペット登録装置9b、乗場側監視カメラ10b,10c、乗場側スピーカ16b,16c、乗場側においセンサ15b,15cはテールコードを介してエレベータ制御盤5と接続される。
【0022】
次に、図1に示した構成のエレベータの動作について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータによる乗場側での報知処理の一例を示すフローチャートである。
【0023】
乗客6がペット7を連れて1号機エレベータの乗りかご1に乗ることにより、ペット用ICタグ22がかご内アンテナ3aに近接すると、かご内アンテナ3aはペット用ICタグ22に記憶される情報を近距離無線通信により電磁波として受信する。かご側ICタグリーダ/ライタ4aはかご内アンテナ3aが受信した電磁波を復調して得た信号をエレベータ制御盤5に出力する。
【0024】
エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号を入力すると、乗りかご1内にペットが乗っているとみなし(ステップS1のYES)、各階床の乗場操作盤20に設けられる乗場側表示灯8bを点灯させる(ステップS2)。点灯した乗場側表示灯8bには「ペット」の文字が表示される。
【0025】
また、かご側ICタグリーダ/ライタ4aはかご内アンテナ3aがペット用ICタグ22と通信可能であるか否かを認識している。ここで、乗客6がペット7を連れて1号機エレベータの乗りかご1から乗場に出ることによりペット用ICタグ22がかご内アンテナ3aの通信範囲外に位置すると、かご側ICタグリーダ/ライタ4aはこれを示す制御信号をエレベータ制御盤5に出力する(ステップS3)。
【0026】
エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号を入力すると、乗りかご1内からペットが降りたとみなし、各階床の乗場操作盤20に設けられる乗場側表示灯8bを消灯させる(ステップS4)。
【0027】
このような処理を行なえば、ペットの飼い主が特別な操作を行なわなくとも各階床の乗場の乗客は乗りかご1内にペットが乗っているか否かを容易かつ確実に把握できる。よって、乗場の乗客がペットが苦手である場合でも当該ペットとの不意な鉢合わせを回避できる。
【0028】
図4は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータによるかご内での報知処理の一例を示すフローチャートである。
乗客6がペット7を連れて1号機エレベータの乗場ドア17bに近付くことによりペット用ICタグ22が乗場側アンテナ3bに近接すると、乗場側アンテナ3bはペット用ICタグ22に記憶される情報を近距離無線通信により電磁波として受信する。乗場側ICタグリーダ/ライタ4bは乗場側アンテナ3bが受信した電磁波を復調して得た信号をエレベータ制御盤5に出力する。この信号には乗場側アンテナ3bが設置される階床情報が含まれる。
【0029】
エレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号を入力すると、この入力した信号に含まれる情報で示される階床が1号機エレベータの乗りかご1の行先階のいずれかに対応する場合には、この乗りかご1の行先階の乗場にペットがいるとみなし(ステップS11のYES)、乗りかご1内のかご内表示灯8aを点灯させる(ステップS12)。点灯したかご内表示灯8aには「ペット」の文字が表示される。
【0030】
この場合にはエレベータ制御盤5は信号の出力元の乗場側ICタグリーダ/ライタ4bが設置される階床にある乗場側監視カメラ10bが撮影した画像をかご内モニタ13aに表示させる。
【0031】
このような処理を行なえば、各階床の乗場にいる飼い主が特別な操作を行なわなくともの乗りかご1内の乗客は当該乗りかご1の行先階にペットがいるか否かを容易かつ確実に把握できる。よって、乗りかご1内の乗客がペットが苦手である場合でも当該ペットとの不意な鉢合わせを回避できる。
【0032】
次に本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの第1の変形例を説明する。この変形例では、かご内表示灯8aや乗場側表示灯8bが点灯する際に音声による報知を行なう。
【0033】
具体的には、エレベータ制御盤5はペットの存在をかご内で報知するための音声データおよび各階床の乗場でのペットの存在をかご内で報知するための音声データを内部メモリに記憶している。
【0034】
エレベータ制御盤5はかご側タグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがって各階床の乗場側表示灯8bを点灯させた際に、「かご内にペットがいます。ご注意ください」といった音声データを内部メモリから読み出し、これを各階床にある乗場側スピーカ16bに再生させる。
【0035】
また、エレベータ制御盤5は例えば2階の乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号入力にしたがってかご内表示灯8aを点灯させた際に、「2階乗場にペットがいます。ご注意ください」といった音声データを内部メモリから読み出し、これをかご内スピーカ16aに再生させる。このような処理を行なえば目の不自由な乗客に対してもペットに関する注意を促すことができる。
【0036】
次に本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの第2の変形例を説明する。この変形例では、ペット用ICタグ22には当該ICタグ22を身に付けるペット7の写真、予防接種の有無、体長、体重、品種、年齢などのペットの特徴情報を記憶する。
【0037】
かご側タグリーダ/ライタ4aはペット用ICタグ22がかご内アンテナ3aに近接した際に前述したペットの特徴情報をペット用ICタグ22から得て、この情報を示す信号をエレベータ制御盤5に出力する。
【0038】
エレベータ制御盤5はかご側タグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがって各階床の乗場側表示灯8bを点灯させた上で各階床にある乗場側モニタ13bに前述したペットの特徴情報を表示させる。
【0039】
また、各階床の乗場側ICタグリーダ/ライタ4bはペット用ICタグ22が同一階床の乗場側アンテナ3bに近接した際に前述したペットの特徴情報をペット用ICタグ22から得て、この情報に乗場側アンテナ3bの設置階の階床情報を含ませた信号をエレベータ制御盤5に出力する。
【0040】
エレベータ制御盤5は乗場内ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがってかご内表示灯8aを点灯させた場合に、かご内モニタ13aに前述したペットの特徴情報を表示させる。
このような処理を行なうことで、乗客はかご内または行先階にいるペットの特徴を事前に把握できる。
【0041】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータの構成は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータは乗客とペットとの不意な鉢合わせを防ぐことはできるが、鉢合わせ自体を回避することはできなかった。これに対し、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータは乗客とペットとの鉢合わせを自体を回避する。
【0042】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータのペットを連れない乗客が所持する乗客用ICタグ21は、当該ICタグ21を所持する乗客が苦手としているペットの種別を示す拒否ペット情報および所持者の氏名の情報を予め記憶する。
【0043】
また、乗客6が連れるペット7が身に付けるペット用ICタグ22には当該ペット7の種別を示すペット種別情報を記憶される。
【0044】
まず、ペットを連れない乗客が乗場ドアに近付いた場合の処理について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータによる乗りかご昇降に関する第1の制御処理の一例を示すフローチャートである。また、ペット用ICタグ22にはこれを身につけるペットの種別の情報およびペット自身の写真データが記憶される。
【0045】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの乗客6がペット7を連れて1号機エレベータの乗りかご1に乗ることによりペット用ICタグ22がかご内アンテナ3aに近接すると、かご内アンテナ3aはペット用ICタグ22に記憶される各種情報を近距離無線通信により電磁波として受信する。かご側ICタグリーダ/ライタ4aはかご内アンテナ3aが受信した電磁波を復調して得た信号をエレベータ制御盤5に出力する。
【0046】
エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号を入力すると、この信号に含まれる情報で示されるペット7の種別を認識する。
【0047】
一方、乗客用ICタグ21を所持する乗客が1号機エレベータの乗場ドア17bに近付くことにより、乗客用ICタグ21が乗場側アンテナ3bに近接すると、乗場側アンテナ3bは乗客用ICタグ21に記憶される拒否ペット情報を近距離無線通信により電磁波として受信する。乗場側ICタグリーダ/ライタ4bは乗場側アンテナ3bが受信した電磁波を復調して得た信号をエレベータ制御盤5に出力する。この信号には乗場側アンテナ3bが設置される階床情報が含まれる。
【0048】
エレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号を入力すると、この入力した信号に含まれる情報で示される苦手なペットの種別を信号出力元の階床情報と関連付けて認識する。
【0049】
エレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号入力にしたがって認識した苦手ペット種別がかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがって認識したペット種別に含まれる場合には、乗場の乗客が苦手としているペットが乗りかご1内にいるとみなし(ステップS21のYES)、信号出力元の乗場側ICタグリーダ/ライタ4bが設置される階床情報が1号機エレベータの乗りかご1の行先階に含まれる場合には、乗りかご1に乗っているペットを苦手としている乗客が当該乗りかご1の行先階にいるとみなし(ステップS26のYES)、この行先階以外の階床に乗りかごを着床させて戸開して待機する(ステップS27)。
【0050】
この場合には、エレベータ制御盤5は行先階にペット拒否者がいる旨を示すメッセージをかご内モニタ13aに表示させ、行先階にペット拒否者がいる旨を示す音声をかご内スピーカ16aに再生させる。
【0051】
乗場側ICタグリーダ/ライタ4bは乗場側アンテナ3bがペット用ICタグ22と通信可能であるか否かを認識している。ここで、前述した乗客用ICタグ21を所持する乗客が2号機エレベータの乗りかごに乗るなどして1号機エレベータの乗場から離れることで乗客用ICタグ21が乗場側アンテナ3bの通信範囲外に位置すると、乗場側ICタグリーダ/ライタ4bはこれを示す制御信号をエレベータ制御盤5に出力する(ステップS29)。
【0052】
エレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号を入力すると、乗りかご1に乗っているペットを苦手としている乗客が当該乗りかご1の行先階から移動したとみなし、乗りかご1を当該行先階に昇降させる(ステップS30)。
【0053】
一方、エレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号入力にしたがって認識した苦手ペット種別がかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがって認識したペット種別に含まれていても、信号出力元の乗場側ICタグリーダ/ライタ4bが設置される階床情報が1号機エレベータの乗りかご1の行先階に含まれない場合には通常運転を行なう(ステップS21→S28)。
【0054】
また、エレベータ制御盤5は1号機エレベータのかご内監視カメラ10aが撮影した映像を各階床の乗場側モニタ13bに常に表示させる。
前述した説明では、乗客用ICタグ21に予め記憶されている拒否ペット種別の情報をもとに乗客用ICタグ21を所持する乗客が苦手としているペットが乗りかご1内に乗っているか否かを判別したが、乗客用ICタグ21に予め記憶されていなくとも当該乗客用ICタグ21を所持する乗客が苦手とするペットが乗りかご1内に乗っている場合がある。
【0055】
図6は、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの乗場側拒否ペット登録装置の外観の一例を示す図である。
図6に示すように、乗場側拒否ペット登録装置9bは拒否ペットボタン18およびタッチパネル19を備える。
【0056】
乗客用ICタグ21を所持する乗客が乗場側モニタ13bを見て1号機エレベータの乗りかご1内を確認した結果、乗客用ICタグ21に予め記憶しておらず、かつ乗客用ICタグ21を所持する乗客が苦手とする種別のペットが乗っていた場合には、この乗客は乗場側拒否ペット登録装置9bの拒否ペットボタン18を押下する(ステップS22→S23)。
【0057】
するとエレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがって認識したペットの写真、「YES」アイコンおよび「NO」アイコンを乗客用ICタグ21を所持する乗客がいる階床の乗場側拒否ペット登録装置9bのタッチパネル19に表示させる。また、エレベータ制御盤5はこのペットを拒否するか否かを問うメッセージを乗客用ICタグ21を所持する乗客の氏名と合わせてタッチパネル19に表示させる。
【0058】
ここで、かご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがって認識したペットが複数いる場合には、最初に認識したペットの写真、各種アイコンおよびメッセージをタッチパネル19に表示させる。
【0059】
乗客用ICタグ21を所持する乗客がタッチパネル19に表示される「YES」アイコンを選択する(ステップS24)と、エレベータ制御盤5はタッチパネル19に表示されるペット種別が当該乗客が苦手とするペット種別であるとみなし、このペット種別の情報を拒否ペット種別の情報として乗客用ICタグ21に書き込むよう乗場側ICタグリーダ/ライタ4bに指示する。
【0060】
また、乗客用ICタグ21を所持する乗客がタッチパネル19に表示される「NO」アイコンを選択すると、エレベータ制御盤5は次に認識したペットの写真、各種アイコンおよびメッセージをタッチパネル19に表示させ、各種アイコンの選択がなされるまで待機する。
【0061】
乗場側ICタグリーダ/ライタ4bはエレベータ制御盤5からの指示にしたがって、新たな拒否ペット種別の情報を乗場側アンテナ3bから電磁波として乗客用ICタグ21に送信する。乗客用ICタグ21はこの電磁波を内蔵アンテナにより受信し、この受信した電磁波の復調を経て内部メモリに新たな拒否ペット種別の情報を記憶する(ステップS25)。
【0062】
このような処理を行なうことで、乗客用ICタグ21を所持する乗客は前述した新たな拒否ペット種別と対応するペットとの鉢合わせを回避することができる。
【0063】
次に、ペットを連れない乗客が1号機エレベータの乗りかご1に乗った場合の処理について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータによる乗りかご昇降に関する第2の制御処理の一例を示すフローチャートである。
【0064】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの乗客6がペット7を連れて1号機エレベータの乗場ドア17bに近付くことにより、ペット用ICタグ22が乗場側アンテナ3bに近接すると、乗場側アンテナ3bはペット用ICタグ22に記憶される各種情報を近距離無線通信により電磁波として受信する。乗場側ICタグリーダ/ライタ4bは乗場側アンテナ3bが受信した電磁波を復調して得た信号に含まれる信号をエレベータ制御盤5に出力する。この信号には乗場側アンテナ3bが設置される階床情報が含まれる。
エレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号を入力すると、この信号に含まれる情報で示されるペット7の種別を認識する。
【0065】
一方、乗客用ICタグ21を所持する乗客が1号機エレベータの乗りかご1に乗ることにより、乗客用ICタグ21がかご内アンテナ3aに近接すると、かご内アンテナ3aは乗客用ICタグ21に記憶される拒否ペット情報を近距離無線通信により電磁波として受信する。かご側ICタグリーダ/ライタ4aはかご内アンテナ3aが受信した電磁波を復調して得た信号をエレベータ制御盤5に出力する。
【0066】
エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号を入力すると、この入力した信号に含まれる情報で示される苦手なペットの種別を認識する。
【0067】
エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがって認識した苦手ペット種別が乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号入力にしたがって認識したペット種別に含まれる場合には、乗りかご1内の乗客が苦手としているペットが乗場にいるとみなし、または、乗場側ICタグリーダ/ライタ4bが設置される階床情報が1号機エレベータの乗りかご1の行先階に含まれる場合には、乗りかご1に乗っている乗客が苦手としているペットが当該乗りかご1の行先階にいるとみなし(ステップS41のYES)、この行先階以外の階床に乗りかごを着床させて戸開して待機する(ステップS46)。
【0068】
前述した行先階の乗場側ICタグリーダ/ライタ4bは乗場側アンテナ3bがペット用ICタグ22と通信可能であるか否かを認識している。ここで、前述したペット用ICタグ22を身に付けるペットを連れた乗客が当該ペットとともに2号機エレベータの乗りかご1に乗るなどして1号機エレベータの乗場から離れることでペット用ICタグ22が乗場側アンテナ3bの通信範囲外に位置すると、乗場側ICタグリーダ/ライタ4bはこれを示す制御信号をエレベータ制御盤5に出力する(ステップS47)。
【0069】
エレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号を入力すると、乗りかご1に乗っている乗客が苦手としているペットが当該乗りかご1の行先階から移動したとみなし、乗りかご1を当該行先階に昇降させる(ステップS48)。
【0070】
また、エレベータ制御盤5は行先階の乗場側監視カメラ10bが撮影した映像をかご内モニタ13aに常に表示させる。かご内拒否ペット登録装置9aは乗場側拒否ペット登録装置9aと同じく拒否ペットボタン18とタッチパネル19を備える。
【0071】
前述した説明では、乗客用ICタグ21に予め記憶されている拒否ペット種別の情報をもとに乗客用ICタグ21を所持する乗客が苦手としているペットが行先階にいるか否かを判別したが、乗客用ICタグ21に予め記憶されていなくとも当該乗客用ICタグ21を所持する乗客が苦手とするペットが乗りかご1の行先階にいる場合がある。
【0072】
乗客用ICタグ21を所持する乗客がかご内モニタ13aを見て行先階の乗場の様子を確認した結果、乗客用ICタグ21に予め記憶しておらず、かつ苦手とする種別のペットがいる場合には、かご内拒否ペット登録装置9aの拒否ペットボタン18を押下する(ステップS42→S43)。
【0073】
するとエレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号入力にしたがって認識したペットの写真、「YES」アイコンおよび「NO」アイコンをかご内拒否ペット登録装置9aのタッチパネル19に表示させる。エレベータ制御盤5はこのペットを拒否するか否かを問うメッセージを乗客用ICタグ21を所持する乗客の氏名と合わせてタッチパネル19に表示させる。
【0074】
ここで、乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号入力にしたがって認識したペットが複数いる場合には、最初に認識したペットの写真、各種アイコンおよびメッセージをかご内拒否ペット登録装置9aのタッチパネル19に表示させる。
【0075】
乗客用ICタグ21を所持する乗客がタッチパネル19に表示される「YES」アイコンを選択する(ステップS44)と、エレベータ制御盤5はタッチパネル19に表示されるペット種別が当該乗客が苦手とするペット種別であるとみなし、このペット種別の情報を拒否ペット種別の情報として乗客用ICタグ21に書き込むようかご側ICタグリーダ/ライタ4aに指示する。
【0076】
また、乗客用ICタグ21を所持する乗客がタッチパネル19に表示される「NO」アイコンを選択すると、エレベータ制御盤5は次に認識したペットの写真、各種アイコンおよびメッセージをタッチパネル19に表示させ、各種アイコンの選択がなされるまで待機する。
【0077】
かご側ICタグリーダ/ライタ4aはエレベータ制御盤5からの指示にしたがって、新たな拒否ペット種別の情報をアンテナ3aから電磁波として乗客用ICタグ21に送信する。乗客用ICタグ21はこの電磁波を内蔵アンテナにより受信し、この受信した電磁波の復調を経て内部メモリに新たな拒否ペット種別の情報を記憶する(ステップS45)。
【0078】
このような処理を行なうことで、乗りかご1内で乗客用ICタグ21を所持する乗客は前述した新たな拒否ペット種別と対応するペットとの鉢合わせを回避することができる。
【0079】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータはペット7を連れた乗客6が乗りかごに乗った場合に行先階登録を自動で行なう機能を有する。この機能を実現するためにペット用ICタグ22にはペット7の居住階の情報を記憶する。
【0080】
具体的には、乗客6がペット7を連れて1号機エレベータの乗りかご1に乗ることにより、ペット用ICタグ22がかご内アンテナ3aに近接すると、かご内アンテナ3aはペット用ICタグ22に記憶される情報を近距離無線通信により電磁波として受信する。かご側ICタグリーダ/ライタ4aはかご内アンテナ3aが受信した電磁波を復調して得た信号をエレベータ制御盤5に出力する。
【0081】
エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号を入力すると、乗りかご1内にペット7が乗っているとみなし、入力した情報に含まれる居住階の行先階登録を行なう。これにより乗客6がペット7を抱いている状態であっても当該ペット7の居住階まで乗りかご1を昇降させることができる。
【0082】
また、ペット7を連れた乗客6が乗場で下方向の乗場呼びを行なっていて、この乗場呼びにしたがって着床した乗りかご1にペット7を連れた乗客6が乗り込み、ペット7が身に付けるペット用ICタグ22がかご内アンテナ3aに近接したことをエレベータ制御盤5が認識した場合には、このエレベータ制御盤5はペット用ICタグ22に記憶される居住階に関わらず玄関階の行先階登録を行なうようにしてもよい。
【0083】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータは、乗りかご1内や各階床の乗場でのペットの排泄を監視する機能を有する。具体的には、かご内においセンサ15aは臭気検知により乗りかご1内のペットの排泄物の存在を認識すると、これを示す信号をエレベータ制御盤5に出力する。エレベータ制御盤5はかご内においセンサ15aからの信号を入力すると、かご内監視カメラ10aが撮影した映像を各階床の乗場側モニタ13bに表示させる。これにより各階床の乗場にいる乗客は乗りかご1内でのペットの排泄を把握することができる。
【0084】
また、各階床の乗場側においセンサ15bは臭気検知によりペットの排泄物の存在を認識すると、これを示す信号をエレベータ制御盤5に出力する。この信号には乗場側においセンサ15bが設置される階床情報が含まれる。
【0085】
エレベータ制御盤5はかご内においセンサ15aからの信号を入力して、この信号に含まれる情報で示される階床が呼び登録済の階床に含まれる場合には、前述した乗場側においセンサ15bが設置される階床の乗場側監視カメラ10bが撮影した映像をかご内モニタ13aに表示させる。これにより乗りかご1内にいる乗客は行先階でのペットの排泄を把握することができる。
【0086】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータは、ペット7を連れた乗客6と当該ペット7が離れた場合に戸閉を禁止する機能を有する。この機能を実現するために、乗客6は乗客用ICタグ21を所持し、この乗客用ICタグ21およびペット7のペット用ICタグ22には共通の飼育IDを記憶する。乗客用ICタグ21に記憶される飼育IDは飼い主の飼育IDであることを示す識別情報を含み、ペット用ICタグ22に記憶される飼育IDはペットの飼育IDであることを示す識別情報を含む。
【0087】
乗りかご1が着床して戸開した状態では、エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力にしたがって認識した飼育IDや乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号入力にしたがって認識した飼育IDがペットの飼育IDのみであったり飼い主の飼育IDのみであったりする場合には、ペット7とこの飼い主である乗客6が乗場と乗りかご1とに分かれて位置しているとみなし、戸閉を禁止する。
【0088】
このような処理を行なえば、乗りかご1に対する乗降の際のペットとその飼い主の安全を保つことができる。
【0089】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータは、乗客がペットを連れて乗りかご1の乗った際に特定階への行先階登録を禁止する機能を有する。この特定階とは食品売り場や食堂といった、ペットの入室が禁止されている階床である。具体的には、エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力により、乗りかご1内にペット用ICタグ22を身に付けるペットがいることを認識した場合には、予め内部メモリに記憶される階床であるペットの入場が禁止されている階床への行先階登録のための操作のかご操作盤12に対して乗客が行なった場合でもこれを無効とする。このような処理行なえば、ペットが乗りかご1から当該ペットの入場が禁止されている階床への進入を防止することができる。
【0090】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータは、乗客がペットを連れて乗りかご1の乗ったり乗場ドアに近付いたりした際に、この乗っているペットに関する各種案内情報をモニタ表示する機能を有する。案内情報とは、例えばエレベータ設置建物がスーパーマーケットである場合には、乗りかご1に乗っているペットに関する製品の情報などである。
【0091】
具体的には、エレベータ制御盤5の内部メモリには各種ペットに対応した案内情報が記憶される。エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力により、乗りかご1内にペット用ICタグ22を身に付けるペットがいることを認識した場合には、この入力した信号に含まれる情報で示されるペット種別と対応する案内情報をかご内モニタ13aに表示させる。
【0092】
また、エレベータ制御盤5は乗場側ICタグリーダ/ライタ4bからの信号入力により、この乗場側ICタグリーダ/ライタ4bが設置される階床の乗場にペット用ICタグ22を身に付けるペットがいることを認識した場合には、この入力した信号に含まれる情報で示されるペット種別と対応する案内情報を信号出力元の乗場側ICタグリーダ/ライタ4bが設置される階床の乗場側モニタ13bに表示させる。
【0093】
このような処理を行なえばペットの飼主はエレベータの利用時間を快適に過ごすことができる。
【0094】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータは、乗客がペットを連れて乗りかご1の乗った場合に乗りかご1内の空気を清浄する機能を有する。具体的にはエレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力により、乗りかご1内にペット用ICタグ22を身に付けるペットがいることを認識した場合には、乗りかご1内の空気清浄機14を予め定められた時間にわたって作動させる。これにより乗りかご1内のペットのにおいやペットの毛およびフケ等による不快を軽減することができる。また、ペットが乗りかごに乗り込んだ場合に空気清浄機14が作動するのでエネルギーを節約できる。
【0095】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータは、乗客がペットを連れて乗りかご1の乗った場合にこのペットが嗅ぐのに適した芳香剤を乗りかご1内に散布する機能を有する。
【0096】
具体的には、エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力により、乗りかご1内にペット用ICタグ22を身に付けるペットがいることを認識した場合には、この入力した信号に含まれる情報で示されるペット種別と対応する芳香剤の散布を芳香剤散布機11に指示する。芳香剤散布機11はエレベータ制御盤5からの指示にしたがって予め定められた時間にわたって芳香剤を散布する。
【0097】
これにより、乗りかご1内のペットの気分を落ち着かせることができるので、他の乗客に迷惑をかけなくて済むようになる。
【0098】
本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータは、乗客がペットを連れて乗りかご1の乗った場合にこのペットが聞くのに適した音楽を乗りかご1内に再生する機能を有する。
【0099】
具体的には、エレベータ制御盤5の内部メモリには各種ペットに対応した音楽データが記憶される。エレベータ制御盤5はかご側ICタグリーダ/ライタ4aからの信号入力により、乗りかご1内にペット用ICタグ22を身に付けるペットがいることを認識した場合には、この入力した信号に含まれる情報で示されるペット種別と対応する音楽データを読み出してこれをかご内スピーカ16aから再生させる。
【0100】
これにより、前述したような芳香剤を散布した場合と同様に乗りかご1内のペットの気分を落ち着かせることができるので、他の乗客に迷惑をかけなくて済むようになる。
【0101】
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご内の構成の一例を示す模式図。
【図2】本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の構成の一例を示す模式図。
【図3】本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータによる乗場側での報知処理の一例を示すフローチャート。
【図4】本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータによる乗りかご内での報知処理の一例を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータによる乗りかご昇降に関する第1の制御処理の一例を示すフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの乗場側拒否ペット登録装置の外観の一例を示す図。
【図7】本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータによる乗りかご昇降に関する第2の制御処理の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0103】
1…乗りかご、3a…かご内アンテナ、3b,3c…乗場側アンテナ、4a…かご側ICタグリーダ/ライタ、4b,c…乗場側ICタグリーダ/ライタ、5…エレベータ制御盤、6…乗客、7…ペット、8a…かご内表示灯、8b,8c…乗場側表示灯、9a…かご内拒否ペット登録装置、9b…乗場側拒否ペット登録装置、10a…かご内監視カメラ、10b,c…乗場側監視カメラ、11…芳香剤散布機、12…かご操作盤、13a…かご内モニタ、13b,c…乗場側モニタ、14…空気清浄機、15a…かご内においセンサ、15b,c…乗場側においセンサ、16a…かご内スピーカ、16b,c…乗場側スピーカ、17a…かごドア、17b,c…乗場ドア、18…拒否ペットボタン、19…タッチパネル、20…乗場操作盤、21…乗客用ICタグ、22…ペット用ICタグ。




 

 


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