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発明の名称 エレベーターシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−62948(P2007−62948A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−251860(P2005−251860)
出願日 平成17年8月31日(2005.8.31)
代理人 【識別番号】100075812
【弁理士】
【氏名又は名称】吉武 賢次
発明者 高 井 和 彦
要約 課題
調速機を効率よく配置させることにより、省スペースを実現するとともに、信頼性の高いエレベーターシステムを提供する。

解決手段
昇降路壁12を有する昇降路20内に配置された乗りかご1と、この乗りかご1に連結された釣合重り14とを備えている。釣合重り14は、平面から見て昇降路壁12と乗りかご1との間に配置されている。乗りかご1にレバー及び連結部を介して調速機ロープが連結され、調速機ロープは調速機6に連結されている。調速機6は、調速機ロープが巻き掛けられる調速機シーブ10と、調速機シーブ10の回転量を読みとるパルス発生器9とを有し、平面から見て乗りかご1と昇降路壁12との間の間隙に設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
昇降路壁を有する昇降路内に配置された乗りかごと、
平面から見て昇降路壁と乗りかごとの間に配置されるとともに、乗りかごに連結された釣合重りと、
乗りかごに連結された調速機ロープと、
調速機ロープが巻き掛けられる調速機シーブ及び調速機シーブの回転量を読みとるパルス発生器を有する薄型の調速機とを備え、
調速機は、平面から見て乗りかごと昇降路壁との間の間隙に設けられていることを特徴とするエレベーターシステム。
【請求項2】
調速機は、昇降路内の高さ方向で乗りかごと重なりうるよう配置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベーターシステム。
【請求項3】
調速機は、平面から見て釣合重りと乗りかごとの間に設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベーターシステム。
【請求項4】
調速機は、昇降路内の高さ方向で釣合重りと重なりうるよう配置されていることを特徴とする請求項3記載のエレベーターシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、省スペースを実現するとともに、信頼性の高いエレベーターシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
建築基準法施行令の129条の9第7号において、降下する乗りかごの速度が規定された値を超えると、乗りかごの降下を自動的に制止する安全装置を設けなければならない旨、規定されている。この規定を受け、図6に示すように、エレベーターシステム100の昇降路20内に設けられた乗りかご1には、安全装置としての非常止め装置4が取り付けられている。ここで、機械室21内に配置された調速機6が調速機ロープ5を掴むことにより、非常止め装置4が乗りかご1を停止させる。なお、調速機ロープ5は上端で調速機6の調速機シーブ10に巻き掛けられ、下端で張車7に巻き掛けられている。
【0003】
また、図7(a)(b)に示すように、乗りかご1の移動速度や位置を検知するために調速機6にはパルス発生器9が設置されている。ここで、パルス発生器9は、調速機シーブ10の回転軸(図示せず)の軸端などの回転中心に設置されるため、パルス発生器9を有する調速機6はパルス発生器9の分だけ外形寸法(厚さ寸法)が大きくなる。そこで、乗りかご1に設けられた機器との接触をさけるために、図8(a)(b)に示すように、張車7にパルス発生器9を設置する場合がある。しかしながら、この場合には、張車7に設置したパルス発生器9から機械室21に設置された制御装置(図示せず)まで信号線11を延ばす必要があり、また、信号線11が長くなることによるノイズの影響を受け信号の精度が劣化してしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年のエレベーター業界においては、建築の省スペース化の要求が強く、巻上機2aや制御装置(図示せず)を昇降路20内に設置し、機械室21を設けないエレベーターシステム100の需要が高まっている。また、このような省スペース要求に応えるため、調速機6のレイアウトの自由度を確保する必要がある。さらに、パルス発生器9を有する調速機6を用いる場合には、その信頼性を高めるため、ノイズの影響を受けないことが必要となっている。
【0005】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、調速機を効率よく配置させることにより、省スペースを実現するとともに、信頼性の高いエレベーターシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、昇降路壁を有する昇降路内に配置された乗りかごと、平面から見て昇降路壁と乗りかごとの間に配置されるとともに、乗りかごに連結された釣合重りと、乗りかごに連結された調速機ロープと、調速機ロープが巻き掛けられる調速機シーブ及び調速機シーブの回転量を読みとるパルス発生器を有する薄型の調速機とを備え、調速機は、平面から見て乗りかごと昇降路壁との間の間隙に設けられていることを特徴とするエレベーターシステムである。
【0007】
本発明は、調速機は、昇降路内の高さ方向で乗りかごと重なりうるよう配置されていることを特徴とするエレベーターシステムである。
【0008】
本発明は、調速機は、平面から見て釣合重りと乗りかごとの間に設けられていることを特徴とするエレベーターシステムである。
【0009】
本発明は、調速機は、昇降路内の高さ方向で釣合重りと重なりうるよう配置されていることを特徴とするエレベーターシステムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、調速機を効率よく配置させることにより、省スペースを実現するとともに、信頼性の高いエレベーターシステムを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の実施の形態
以下、本発明に係るエレベーターシステム100の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図3は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【0012】
図1乃至図3に示すように、本実施の形態のエレベーターシステム100は、昇降路壁12を有するとともに、内部にガイドレール3が配置された昇降路20と、主ロープ2に連結され、この主ロープ2を巻上機2aにより駆動することでガイドレール3に沿って昇降路20内を上下自在に移動する乗りかご1と、平面から見て(上方から見て)、昇降路壁12と乗りかご1との間に配置されるとともに、乗りかご1に連結された釣合重り14とを備えている。
【0013】
ここで、乗りかご1には一対の非常止め装置4が取り付けられている。この一対の非常止め装置4にはレバー4a、4aが連結され、一対のレバー4a、4a間にセフティリンク8が設けられている。また一対のレバー4a、4aのうち、一方のレバー4aに連結部30を介して調速機ロープ5が連結され、この調速機ロープ5に薄型の調速機6が連結されている。なお、この調速機6は、昇降路20内の高さ方向所定位置に設けられた固定台22により固定されている。
【0014】
また、薄型の調速機6は、調速機ロープ5が巻き掛けられた調速機シーブ10と、この調速機シーブ10の回転量を読みとるパルス発生器9を有している。パルス発生器9からの信号は信号線11を介して制御装置(図示せず)へ送られ、制御装置においてパルス発生器9からの信号に基づいて乗りかご1の移動速度や位置を検知することができる。また、調速機ロープ5は上端で調速機6の調速機シーブ10に巻き掛けられ、下端で張車7に巻き掛けられている。
【0015】
さらに、調速機6は調速機ロープ5を掴むロープ掴み機構(図示せず)と、このロープ掴み機構を動作させる回転おもり機構(図示せず)とを有する。このうち、回転おもり機構は乗りかご1の速度が速くなりすぎた場合にロープ掴み機構を動作させて調速機ロープ5を掴むようになっている。また、調速機6の調速機シーブ10には軸受け(図示せず)により支持された、回転軸(図示せず)が取り付けられている。
【0016】
,
図2に示すように、薄型の調速機6は、平面から見て(上方から見て)、乗りかご1と昇降路壁12との間の間隙に配置されている。また、図3に示すように、薄型の調速機6は、側面から見て、エレベーターの乗りかご1の通常運転時又は非常動作時において、昇降路20内の高さ方向で乗りかご1と重なりうるよう配置されている。
【0017】
また、薄型の調速機6は、調速機シーブ10の回転軸(図示せず)方向の最大寸法(厚さ寸法)が、調速機シーブ10や回転おもり機構(図示せず)などの回転物の最大回転直径の1/3以下となっている。
【0018】
また、図2において、調速機6は、平面から見て(上方から見て)、乗りかご1の右方側壁23aと昇降路壁12との間の間隙に、乗りかご1の右方側壁23aと平行になるように設けられている。また、釣合重り14は、平面から見て(上方から見て)、乗りかご1の上方側壁23bと昇降路壁12との間の間隙に、乗りかご1の上方側壁23bと平行になるように設けられている。このため、調速機6と釣合重り14は、昇降路20内において、直交して配置されている。
【0019】
また、図3に示すように、調速機6は、乗りかご1が最上部にまで移動した際は、乗りかご1と昇降路20内の高さ方向で重なる位置に配置されている。また、図3に示すように、調速機6は、乗りかご1が最上部にまで移動した際でも、調速機ロープ5と乗りかご1とを連結する連結部30よりも上方にくるよう配置されている。
【0020】
また、昇降路20の寸法及び乗りかご1の寸法は、JISA4301において定められているので、図2及び図3に示すように、エレベーターの昇降路壁12とエレベーターの乗りかご1の内面13との最小寸法は200mmとなる。このため、乗りかご1の側壁23a、23bの厚さと、調速機6を設置する際に必要となるスペースとを考慮に入れると、乗りかご1と昇降路壁12との間隙は、120mm程度となっていることが好ましい。
【0021】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
【0022】
まず、正常運転時、巻上機2aが作動し、巻上機2aに主ロープ2を介して連結された乗りかご1が昇降路20内を上下方向に昇降する。このとき、乗りかご1にレバー4a及び連結部30を介して連結された調速機ロープ5も上下方向に移動し、調速機ロープ5によって調速機6の調速機シーブ10が回転する。
【0023】
次に、主ロープ2が切断されたり、また巻上機2aの回転速度が異常になることによって、乗りかご1の移動速度が予め定めておいた定格速度以上になった場合について説明する。
【0024】
乗りかご1が降下して、その移動速度が予め定めておいた定格速度以上になった場合には、まず、乗りかご1とともに上下方向に移動する調速機ロープ5によって調速機6の調速機シーブ10が高速回転する。この場合、調速機6のロープ掴み機構(図示せず)が作動し、ロープ掴み機構が調速機6の調速機シーブ10に巻き掛けられている調速機ロープ5を把持する。次に、調速機ロープ5が調速機6のロープ掴み機構に把持されることにより、調速機ロープ5に連結部30及びレバー4aを介して連結されたセフティリンク8の調速機ロープ5側の端部8aが上方へ持ち上げられる。このように、セフティリンク8の調速機ロープ5側の端部8aが上方へ持ち上げられることにより、各非常止め装置4がガイドレール3を掴み、乗りかご1が停止する。
【0025】
図2に示すように、調速機6は、平面から見て(上方から見て)、乗りかご1と昇降路壁12との間の間隙に設けられているとともに、図3に示すように、調速機6は、昇降路20内の高さ方向で乗りかご1と重なりうるよう配置されている。このため、調速機6を、昇降路20内において乗りかご1と接触しない場所であり、かつ余分に余っていた場所に配置することができる。このため、昇降路20内のスペースを、調速機6を配置するために有効に利用することができ、平面から見て(上方から見て)、昇降路20を小さくすることができる。
【0026】
また、昇降路20内に配置された制御装置(図示せず)の近傍に、パルス発生器9を有する調速機6を配置することができるので、パルス発生器9の信号線11の長さを短くすることができる。このため、伝送損失やノイズの影響が小さくすることができ、信頼性の高いエレベーターシステム100を提供することができる。
【0027】
また、調速機6を、乗りかご1と昇降路壁12との間の間隙であって、かつセフティリンク8と調速機ロープ5とを連結する連結部30より上方であれば、昇降路20内の所望の位置に配置することができる。このため、調速機6のレイアウトを自由に選ぶことができる。
【0028】
第2の実施の形態
次に図4及び図5により本発明の第2の実施の形態について説明する。図4及び図5に示す第2の実施の形態は、図4に示すように、薄型の調速機6が、平面から見て(上方から見て)、釣合重り14と乗りかご1との間に設けられるとともに、図5に示すように、薄型の調速機6が、側面から見て、昇降路20内の高さ方向で釣合重り14と重なりうるよう配置されているものであり、他は図1乃至図3に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0029】
図4及び図5に示す第2の実施の形態において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】
図4において、釣合重り14は、平面から見て(上方から見て)、乗りかご1の左方側壁23cと昇降路壁12との間の間隙に、乗りかご1の左方側壁23cと平行になるように設けられている。また、調速機6は、平面から見て(上方から見て)、乗りかご1の左方側壁23cと釣合重り14との間に、乗りかご1の左方側壁23及び釣合重り14の各々に対して平行になるように設けられている。
【0031】
また、図5に示すように、調速機6は、釣合重り14が最上部にまで移動した際は、釣合重り14と昇降路20内の高さ方向で重なる位置に配置されている。
【0032】
図4に示すように、平面から見て(上方から見て)、昇降路壁12と乗りかご1との間の間隙に、釣合重り14が配置され、かつ釣合重り14と乗りかご1との間の間隙に、調速機6が配置されている。また、図5に示すように、調速機6は、昇降路20内の高さ方向で乗りかご1及び釣合重り14と重なりうるよう配置されている。このため、調速機6を昇降路20内において、乗りかご1と釣合重り14に接触しない場所であり、かつ余分に余っていた場所に調速機6を配置することができる。このため、昇降路20内のスペースを、調速機6を配置するために有効に利用することができ、平面から見て(上方から見て)、昇降路20を小さくすることができる。
【0033】
また、昇降路20内に配置された制御装置(図示せず)の近傍に、パルス発生器9を有する調速機6を配置することができるので、パルス発生器9の信号線11の長さを短くすることができる。このため、伝送損失やノイズの影響が小さくすることができ、信頼性の高いエレベーターシステム100を提供することができる。
【0034】
また、調速機6を、昇降路壁12と乗りかご1との間に配置される釣合重り14と昇降路壁12との問の間隙であって、かつセフティリンク8と調速機ロープ5とを連結する連結部30より上方であれば、昇降路20内の所望の位置に配置することができる。このため、調速機6のレイアウトを自由に選ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明によるエレベーターシステムの第1の実施形態を示す構成図。
【図2】本発明によるエレベーターシステムの第1の実施形態を示す平面図。
【図3】本発明によるエレベーターシステムの第1の実施形態を示す側面図。
【図4】本発明によるエレベーターシステムの第2の実施形態を示す平面図。
【図5】本発明によるエレベーターシステムの第2の実施形態を示す側面図。
【図6】一般的なエレベーターの概略を示す構成図。
【図7】パルス発生器の設置された調速機の概略を示す構成図。
【図8】パルス発生器の設置された張車の概略を示す構成図。
【符号の説明】
【0036】
1 乗りかご
2 主ローブ
2a 巻上機
3 ガイドレール
4 非常止め装置
4a レバー
5 調速機ロープ
6 調速機
7 張車
8 セフティリンク
8a セフティリンクの端部
9 パルス発生器
10 調速機シーブ
11 信号線
12 昇降路壁
13 乗りかご内面
14 釣合重り
20 昇降路
21 機械室
22 固定台
23a、23b、23c 側壁
30 連結部
100 エレベーターシステム




 

 


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