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発明の名称 乗りかご用操作盤
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−62902(P2007−62902A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−249761(P2005−249761)
出願日 平成17年8月30日(2005.8.30)
代理人 【識別番号】100075812
【弁理士】
【氏名又は名称】吉武 賢次
発明者 倉 光 昌 裕
要約 課題
乗りかごの側板を取り替えることなく、既設の操作パネルと大きさの異なる操作パネルを容易かつ簡単に取り付けることができる操作盤を提供する。

解決手段
操作盤は、隣り合う2つ以上の面で構成されたエレベータの乗りかご1内に設置されている。操作盤は、隣り合う2側面に各々設けられた第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bと、この第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bに固定された操作パネル7とを備えている。この操作パネル7は、隣り合う2側面1a、1bの各々に対して傾斜している。
特許請求の範囲
【請求項1】
隣り合う2つ以上の面で構成されたエレベータの乗りかご内に設置される操作盤において、
隣り合う2側面に各々固定された第一の操作パネル側板及び第二の操作パネル側板と、
第一の操作パネル側板及び第二の操作パネル側板に固定された操作パネルとを備え、
操作パネルは隣り合う2側面の各々に対して傾斜していることを特徴とする操作盤。
【請求項2】
第一の操作パネル側板及び第二の操作パネル側板は、各々タッピングビスを用いて乗りかごの2側面に固定されることを特徴とする請求項1記載の操作盤。
【請求項3】
隣り合う2側面と操作パネルの裏面との間に空間が形成され、この空間内に収納容器を設置したことを特徴とする請求項1記載の操作盤。
【請求項4】
隣り合う2つ以上の面で構成されたエレベータの乗りかごの隣り合う2側面からなる隅部近傍に設けられた係合板であって、各々に複数の係合段部が設けられた2側縁を有する取付穴の形成された係合板に設置される操作盤において、
各々が取付穴の係合段部と係合する係合突起を有する一対のブラケットと、
一対のブラケットに固定される操作パネルとを備え、
一対のブラケットは、一方の高さが他方の高さより高くなっており、これによって操作パネルは、隣り合う2側面の各々に対して傾斜していることを特徴とする操作盤。
【請求項5】
操作パネルの両側面は、対応するエレベータの乗りかご側面に、各々操作パネル側板を介して連結されていることを特徴とする請求項4記載の操作盤。
【請求項6】
係合板と操作パネルの裏面との間に空間が形成され、この空間内に収納容器を設置したことを特徴とする請求項4記載の操作盤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータの乗りかご内に設置される操作盤に係わり、とりわけ種々の形状の操作パネルを容易に取り付けることができる操作盤に関する。
【背景技術】
【0002】
まず、図11及び図12により、従来技術について説明する。図11及び図12に示すように、エレベータのリニューアル工事を行う際、三方枠、乗り場押しボタン、階床表示灯、乗りかご1内に設置されている操作パネル7、乗りかご1の側面側板1a、巾木4上に設けられた正面側板1bなど、普段エレベータの利用者が直接触れる部分の取り替え工事がしばしば行われる。この中でも、乗りかご1内に設置されている操作パネル7の取り替え工事は、必ず行われる。なお、図11において、操作パネル7は配線6に接続されており、この配線6は配線通し穴5を通って電源等(図示せず)に接続されている。
【0003】
従来から、図11及び図12に示すように、操作パネル7を乗りかご1内に固定する際、乗りかご1の正面側板1bに設けられた取付穴11にボルト、板バネ等によって固定したり、乗りかご1の正面側板1bに設けられた取付穴11側面の切欠き等の係合段部21に固定する方法が知られている(図11、図12参照)。乗りかご1の操作パネル7をリニューアル工事で交換する際には、新規に取り付ける新設操作パネル7と既設の操作パネル7とで寸法の差異や取付方法の差異があるため、新設操作パネル7を取り付ける乗りかご1の正面側板1bも同時に交換している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この方法では既設操作パネル7の撤去、乗りかご1の既設正面側板1bの撤去、乗りかご1の既設出入口柱2の撤去、乗りかご1の新設正面側板1bの取付、乗りかご1の出入口柱2の再取付、新設操作パネル7の取付、といった工程が必要であり、乗りかご1を一部解体する必要がある。また、乗りかご1を解体する際、再使用する部品を傷つけることがある。さらに、再使用する部品を保管しておく場所を確保することが困難であった。
【0005】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、乗りかごの側板を取り替えることなく既設の操作パネルと大きさの異なる操作パネルを容易かつ簡易に取り付けることができる操作盤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、隣り合う2つ以上の面で構成されたエレベータの乗りかご内に設置される操作盤において、隣り合う2側面に各々固定された第一の操作パネル側板及び第二の操作パネル側板と、第一の操作パネル側板及び第二の操作パネル側板に固定された操作パネルとを備え、操作パネルは隣り合う2側面の各々に対して傾斜していることを特徴とする操作盤である。
【0007】
本発明は、第一の操作パネル側板及び第二の操作パネル側板は、各々タッピングビスを用いて乗りかごの2側面に固定されることを特徴とする操作盤である。
【0008】
本発明は、隣り合う2側面と操作パネルの裏面との間に空間が形成され、この空間内に収納容器を設置したことを特徴とする操作盤である。
【0009】
本発明は、隣り合う2つ以上の面で構成されたエレベータの乗りかごの隣り合う2側面からなる隅部近傍に設けられた係合板であって、各々に複数の係合段部が設けられた2側縁を有する取付穴の形成された係合板に設置される操作盤において、各々が取付穴の係合段部と係合する係合突起を有する一対のブラケットと、一対のブラケットに固定される操作パネルとを備え、一対のブラケットは、一方の高さが他方の高さより高くなっており、これによって操作パネルは、隣り合う2側面の各々に対して傾斜していることを特徴とする操作盤である。
【0010】
本発明は、操作パネルの両側面は、対応するエレベータの乗りかご側面に、各々操作パネル側板を介して連結されていることを特徴とする操作盤である。
【0011】
本発明は、係合板と操作パネルの裏面との間に空間が形成され、この空間内に収納容器を設置したことを特徴とする操作盤である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の操作盤によれば、乗りかごの側板を取り替えることなく既設の操作パネルと大きさの異なる操作パネルを容易かつ簡易に取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
第1の実施の形態
以下、本発明に係る操作盤の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【0014】
まず、図1乃至図4により、エレベータの乗りかご1内に設置されている操作盤の概略について述べる。操作盤は、操作パネル7を備えており、乗りかご1の内装をリニューアルする際には、既設の操作パネル7は新しい操作パネル7に取り替えられる。
【0015】
図1乃至図4に示すように、本実施の形態の操作盤は、隣り合う2つ以上の面で構成されたエレベータの乗りかご1内に設置されるものである。図1において、エレベータの乗りかご1の隣り合う2側面が示されており、このうち一方の側面は側面側板1aとなり、他方の側面は正面側板1bと、この正面側板1bに連結された出入口柱2とを有している。
【0016】
ここで、操作盤は、乗りかご1の側面側板1aにボルト10a及びナット13を用いて固定される第一のブラケット9aと、乗りかご1の正面側板1bにボルト10a及びナット13を用いて固定される第二のブラケット9bと、第一のブラケット9aにスタッドボルト10b及びナット13を用いて固定される第一の操作パネル側板8aと、第二のブラケット9bにスタッドボルト10b及びナット13を用いて固定される第二の操作パネル側板8bと、第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bに固定された操作パネル7とを備えている。
【0017】
なお、操作パネル7は配線6に接続されており、この配線6は配線通し穴5を通って電源等(図示せず)に接続されている。また、図3(a)乃至(c)に示すように、第一のブラケット9a及び第二のブラケット9bには、ほぼ等間隔に並んだ、複数の穴12及び複数のスタッドボルト10bが設けられている。また、乗りかご1の正面側板1bには、既設の操作パネル7が設置されていた取付穴11が形成されている。
【0018】
ここで、図4により、操作パネル7と、第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bとの装着構造について述べる。
【0019】
図4に示すように、操作パネル7の両側面には固定用クリップ15が取り付けられ、他方、第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bの側面には固定用クリップ15内に係合される固定用ピン16が取り付けられている。そして、操作パネル7の両側面に設けられた一対の固定用クリップ15と、第一の操作パネル側板8aの固定用ピン16及び第二の操作パネル側板8bの固定用ピン16とを各々係合させることにより、操作パネル7を第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bに装着して固定することができる。このとき、図1に示すように、操作パネル7は乗りかご1の側面側板1aと乗りかご1の正面側板1bの各々に対して傾斜して設けられている。
【0020】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
【0021】
本実施の形態の操作盤を、エレベータの乗りかご1の側面側板1a及び正面側板1bに設置する方法を図1乃至4を用いて説明する。乗りかご1の側面側板1a及び正面側板1bには穴あけ加工が施されて、予め側面側板1a及び正面側板1bに穴があけられている。まず、図1に示すように、第一のブラケット9aに予め形成された穴12と、乗りかご1の側面側板1aに穴あけ加工で形成された穴とに、ボルト10aが挿入され、このボルト10aにナット13が嵌合されて、第一のブラケット9aが乗りかご1の側面側板1aに固定される。同様に、第二のブラケット9bに予め形成された穴12と、乗りかご1の正面側板1bに穴あけ加工で形成された穴とに、ボルト10aが挿入され、このボルト10aにナット13が嵌合されて、第二のブラケット9bが乗りかご1の正面側板1bに固定される。
【0022】
次に、図1に示すように、第一の操作盤パネル側板8aに予め設けられたスタッドボルト10bを、第一のブラケット9aに予め設けられた穴に通し、当該スタッドボルト10bにナット13が嵌合されることにより第一の操作盤パネル側板8aが第一のブラケット9aに固定される。同様に、第二の操作盤パネル側板8bに予め設けられたスタッドボルト10bを、第二のブラケット9bに予め設けられた穴に通し、当該スタッドボルト10bがナット13で嵌合されることにより、第二の操作盤パネル側板8bが第二のブラケット9bに固定される。
【0023】
次に、図4に示すように、第一のブラケット9a及び第二のブラケット9bに予め設けられた各々の固定用ピン16を、操作パネル7の一対の固定用クリップ15内に挿着することにより、操作パネル7を第一のブラケット9a及び第二のブラケット9bに装着して固定する。
【0024】
上記方法によって乗りかご1の側面側板1a及び正面側板1bに設置される操作盤において、図1に示すように、乗りかご1の側面側板1a及び正面側板1bに穴あけ加工によって形成される穴の位置を調整することにより、側面側板1aに設置する第一のブラケット9aの位置及び正面側板1bに設置する第二のブラケット9bの位置を自由に変えることができる。このことにより、第一の操作パネル側板8aが乗りかご1の側面側板1aに接する箇所から第二の操作パネル側板8bが乗りかご1の正面側板1bに接する箇所までの距離dを、自由に変えることができる。このため、操作パネル7を装着して固定する第一の操作パネル側板8aと第二の操作パネル側板8bとの間の距離Dを自由に変えることができる。
【0025】
また、図1に示すように、乗りかご1の側面側板1aに固定される第一の操作パネル側板8aと乗りかご1の正面側板1bに固定される第二の操作パネル側板8bとを適宜選定することによって、第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bの幅を自由に変えることができる。従って、このことによっても、第一の操作パネル側板8aと第二の操作パネル側板8bとの間の距離Dを自由に変えることができる。
【0026】
本実施の形態によると、以上のような方法により、操作パネル7の配置される第一の操作パネル側板8aと第二の操作パネル側板8bとの間の距離Dを自由に変えることができるので、既設の操作パネル7の幅と異なる幅を有する操作パネル7を新たに設置する場合であっても、正面側板1bを取り替えることなく操作パネル7を取り替えることができる。
【0027】
また、図4に示すように、操作パネル7に設けられた一対の固定用クリップ15を、第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bの各々の固定用ピン16に挿着することによって、第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bに操作パネル7が装着して固定される。このため、操作パネル7を第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bの間に押し込んだり、その間から引っ張ったりするだけで、操作パネル7を第一の操作パネル側板8a及び第二の操作パネル側板8bから容易に脱着することができる。なお、操作パネル7を取り外す際には、吸盤又は磁石を用いて操作パネル7を吸着して引っ張るだけで操作パネル7を容易に取り外すことができる。また、操作パネル7には突起部が設けられていないので、いたずらにより突起部を用いて操作パネル7が取り外されることはない。
【0028】
また、図1に示すように、操作パネル7が乗りかご1の側面側板1aと乗りかご1の正面側板1bの各々に対して傾斜して設けられているので、乗りかご1内の様々な位置に乗っている利用者にとって操作パネルを見やすくすることができると共に、操作パネルを操作しやすくすることができる。
【0029】
また、図1に示すように、乗りかご1の側面側板1a及び乗りかご1の正面側板1bと操作パネル7の裏面との間に空間が形成されている。このため、この空間を利用することによって、例えば操作パネル側板8aのスタッドボルト10bにナット13を嵌合させる等の操作盤の取り替え作業を容易に行うことができる。
【0030】
また、図1に示すように、第一の操作パネル側板8aは、第一のブラケット9aを介して乗りかご1の側面側板1aに設置されており、第二の操作パネル側板8bは、第二のブラケット9bを介して乗りかご1の正面側板1bに設置されている。このため、第一のブラケット9aの乗りかご1の側面側板1aに対する折れ曲がり角度α及び第二のブラケット9bの乗りかご1の正面側板1bに対する折れ曲がり角度βを調整するだけで、乗りかご1の側面側板1aと乗りかご1の正面側板1bの各々に対する操作パネル7の設置角度を変えることができる。このため、操作パネル7の乗りかご1の側面側板1b及び正面側板1aに対する傾きを容易に変えることができる。
【0031】
なお、乗りかご1の側面側板1a及び乗りかご1の正面側板1bと操作パネル7の裏面との間に形成された空間内に収納容器を設置してもよい。このことにより、操作パネル7を乗りかご1の側面側板1aと乗りかご1の正面側板1bの各々に対して傾斜させたことによって発生する空間を、操作パネル7の基板や操作パネル7に接続する配線6を収納する空間として有効に利用することができる。
【0032】
なお、操作パネル7には、乗りかご1の床面から天井面に至るまでの高さを有するフルハイトタイプを用いることが好ましい。このことにより、既設の操作パネル7の高さと新設する操作パネル7の高さの差異を考慮する必要がなくなる。このため、操作パネル7をより容易に取り替えることができる。
【0033】
第2の実施の形態
次に図5により本発明の第2の実施の形態について説明する。図5に示す第2の実施の形態は、第一のブラケット9aを乗りかご1の側面側板1aに固定させるボルト10a及びナット13と第二のブラケット9bを乗りかご1の正面側板1bに固定させるボルト10a及びナット13の代わりに、それぞれタッピングビス10cを用いたものであり、他は図1乃至図4に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0034】
図5に示す第2の実施の形態において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0035】
図5に示すように、第一のブラケット9a及び第二のブラケット9bを各々、乗りかご1の側面側板1a及び乗りかご1の正面側板1bに固定させる際、タッピングビス10cを用いることができ、これにより、操作盤を乗りかご1の側面側板1a及び正面側板1bに固定する際、昇降路側から作業する必要がなく、乗りかご1内から作業することができる。このため、第一のブラケット9a及び第二のブラケット9bを、各々乗りかご1の側面側板1a及び正面側板1bに容易かつ安全に固定することができる。
【0036】
第3の実施の形態
次に図6及び図7により本発明の第3の実施の形態について説明する。図6及び図7に示す第3の実施の形態は、乗りかご1の正面側板1bに設けられた取付穴11を、配線口19を有するふさぎ板17を用いて覆ったものであり、他は図1乃至図4に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、ふさぎ板17はタッピングビス10cにより乗りかご1の正面側板1bに固定されている。
【0037】
図6及び図7に示す第3の実施の形態において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0038】
図6及び図7に示すように、操作パネル7を設置させていた取付穴11を配線口19を有するふさぎ板17により覆うことによって、乗りかご1の側面側板1a及び乗りかご1の正面側板1bと操作パネル7の裏面との間に形成される空間から乗りかご1の床面に設けられた配線通し穴5を隔離することができる。このため、配線通し穴5から出てくる埃や小さなゴミ等によって、乗りかご1の側面側板1a及び乗りかご1の正面側板1bと操作パネル7の裏面との間に形成される空間が汚されることを防ぐことができる。
【0039】
第4の実施の形態
次に図8乃至図10により本発明の第4の実施の形態について説明する。図9において、エレベータの乗りかご1の隣り合う2側面が示されており、このうち一方の側面は側面側板1aとなり、他方の側面は正面側板1bと、この正面側板1bに連結された出入口柱2とを有している。
【0040】
乗りかご1の隣り合う2側面のうち正面側板1bには、各々に複数の係合段部21が設けられた2側縁を有する取付穴20の形成されている。この正面側板1bは乗りかご1の隣り合う2側面からなる隅部近傍に配置され、後述のように操作パネル7を保持する係合板として機能する。
【0041】
操作盤は、正面側板(係合板)1bの取付穴20の係合段部21と係合突起23によって係合する一対のブラケット22a、22bと、一対のブラケット22a、22bに固定された操作パネル7と、操作パネル7の側面に固定される第一の操作パネル側板25a及び第二の操作パネル側板25bからなる一対の操作パネル側板25とを備えている。
【0042】
ここで、一対のブラケット22a、22bは、第一のブラケット22aと第二のブラケット22bからなっており、このうち第一のブラケット22aの高さは第二のブラケット22bの高さより高くなっている。このことにより、操作パネル7は、乗りかご1の側面側板1a及び正面側板1bの各々に対して傾斜する構成をとっている。なお、操作パネル7は配線6に接続されており、この配線6は配線通し穴5を通って電源等(図示せず)に接続されている。
【0043】
なお、本実施の形態において、正面側板1bを係合板として機能させている例を示したが、これに限らず、正面側板1bの前面であって乗りかご1の隣り合う2側面からなる隅部近傍位置に、正面側板1bと別体に係合板を設けてもよい。
【0044】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
【0045】
本実施の形態の操作盤をエレベータの乗りかご1の正面側板1bに設置する方法を図8乃至10を用いて説明する。まず、図9に示すように、両側面に第一の操作パネル側板25a及び第二の操作パネル側板25bが固定されると共に、裏面に第一のブラケット22a及び第二のブラケット22bが固定された操作パネル7を準備する。次に、操作パネル7に固定された第一のブラケット22a及び第二のブラケット22bに設けられた係合突起23を、乗りかご1の正面側板1bに設けられた係合段部21に係合させることにより、操作盤を乗りかご1の正面側板1bに設置する。
【0046】
ここで、第一の操作パネル側板25a及び第二の操作パネル側板25bは各々、乗りかご1の側面側板1a及び正面側板1bと当接するように構成されている。このため、操作盤をより安定させた状態で乗りかご1に固定させることができる。
【0047】
上記方法によって乗りかご1の正面側板1bに設置される操作盤において、図8乃至図10に示すように、乗りかご1の正面側板1bに配置されている第一のブラケット22a及び第二のブラケット22bの各々の高さを調整することにより、第一の操作パネル側板25aが乗りかご1の側面側板1aに接する箇所から第二の操作パネル側板25bが乗りかご1の正面側板1bに接する箇所までの距離dを、自由に変えることができる。このため、操作パネル7を装着して固定する第一の操作パネル側板25aと第二の操作パネル側板25bとの間の距離Dを自由に変えることができる。
【0048】
さらに、図9に示すように、操作パネル7に固定される第一の操作パネル側板25a及び第二の操作パネル側板25bを適宜選定することによって、第一の操作パネル側板25a及び第二の操作パネル側板25bの幅を自由に変えることができる。従って、このことによっても、第一の操作パネル側板25aと第二の操作パネル側板25bとの間の距離Dを自由に変えることができる。
【0049】
以上のように、本実施の形態によれば、操作パネル7を装着して固定する第一の操作パネル側板25aと第二の操作パネル側板25bとの間の距離Dを自由に変えることができる。このため、既設の操作パネル7の幅と異なる幅を有する操作パネル7を新たに設置する場合であっても、正面側板1bを取り替えることなく操作パネル7を取り替えることができる。
【0050】
また、図8乃至図10に示すように、操作パネル7に固定されている第一のブラケット22a及び第二のブラケット22bに設けられている係合突起23が、対応する正面側板1bの取付穴20の係合段部21に係合されることにより、操作盤が乗りかご1に固定される。このため、操作パネル7に設けられた第一のブラケット22aと第二のブラケット22bを正面側板1bの取付穴20から係合したり外したりするだけで操作盤を正面側板1bに対して容易に脱着することができる。なお、操作パネル7を取り外す際には、吸盤又は磁石を用いて操作パネル7を吸着して引っ張るだけで操作パネル7を容易に取り外すことができる。また、操作パネル7には突起部が設けられていないので、いたずらにより突起部を用いて操作パネル7が取り外されることはない。
【0051】
また、図9に示すように、操作パネル7が乗りかご1の側面側板1aと乗りかご1の正面側板1bの各々に対して傾斜して設けられているので、乗りかご1内の様々な位置に乗っている利用者にとって操作パネルを見やすくすることができると共に、操作パネルを操作しやすくすることができる。
【0052】
また、図9に示すように、操作パネル7は、第一のブラケット22a及び第二のブラケット22bを介して乗りかご1の正面側板1bに設置されている。このため、第一のブラケット22aの乗りかご1の側面側板1aに対する折れ曲がり角度γ及び第二のブラケット22bの乗りかご1の側面側板1aに対する折れ曲がり角度σを調整するだけで、乗りかご1の側面側板1aと乗りかご1の正面側板1bの各々に対する操作パネル7の設置角度を変えることができる。このため、操作パネル7の乗りかご1の側面側板1b及び正面側板1aに対する傾きを容易に変えることができる。
【0053】
なお、乗りかご1の側面側板1a及び乗りかご1の正面側板1bと操作パネル7の裏面との間に形成された空間内に収納容器を設置してもよい。このことにより、操作パネル7を乗りかご1の側面側板1aと乗りかご1の正面側板1bの各々に対して傾斜させたことによって発生する空間を、操作パネル7の基板や操作パネル7に接続する配線6を収納する空間として有効に利用することができる。
【0054】
なお、操作パネル7には、乗りかご1の床面から天井面に至るまでの高さを有するフルハイトタイプを用いることが好ましい。このことにより、既設の操作パネル7の高さと新設する操作パネル7の高さの差異を考慮する必要がなくなる。このため、操作パネル7をより容易に取り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明による操作盤の第1の実施の形態を示す平面図。
【図2】本発明による操作盤の第1の実施の形態を示す正面図。
【図3】本発明による操作盤の第1の実施の形態におけるブラケットを示す構成図。
【図4】本発明による操作盤の第1の実施の形態における固定用ピンと固定用クリップの関係を示す構成図。
【図5】本発明による操作盤の第2の実施の形態を示す平面図。
【図6】本発明による操作盤の第3の実施の形態を示す平面図。
【図7】本発明による操作盤の第3の実施の形態を示す正面図。
【図8】本発明による操作盤の第4の実施の形態における取付穴を示す構成図。
【図9】本発明による操作盤の第4の実施の形態を示す平面図。
【図10】本発明による操作盤の第4の実施の形態におけるブラケットを示す構成図。
【図11】従来の操作盤の実施の形態を示す平面図。
【図12】従来の操作盤の実施の形態を示す正面図。
【符号の説明】
【0056】
1 乗りかご
1a 側面側板
1b 正面側板
2 出入口柱
5 配線通し穴
6 配線
7 操作パネル
8a 第一の操作パネル側板
8b 第二の操作パネル側板
9a 第一のブラケット
9b 第二のブラケット
10a ボルト
10b スタッドボルト
10c タッピングビス
11 取付穴
12 穴
13 ナット
15 固定用クリップ
16 固定用ピン
17 ふさぎ板
19 配線口
20 取付穴
21 係合段部
22a 第一のブラケット
22b 第二のブラケット
23 係合突起
25 一対の操作パネル側板
25a 第一の操作パネル側板
25b 第二の操作パネル側板




 

 


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