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発明の名称 階間調整機能付きダブルデッキエレベータ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−55799(P2007−55799A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−245836(P2005−245836)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 海田 勇一郎
要約 課題
双方のかご室を互いに接離する方向に移動させて階間長を縮小したり拡張するときの調整幅を大きくとることができ、エレベータが建物の階間距離の小さい位置に停止するときでも、かご室の階間長をその距離に合わせて双方のかご室を対応する階床に同時に着床させることが可能となる階間調整機能付きダブルデッキエレベータを提供する。

解決手段
外かご枠1の内側に二つの内かご枠2,3が上下に配置され、これら内かご枠2,3の内側にそれぞれかご室5,6が設置され、内かご枠2,3をその双方に渡って設けられたボールねじ10による駆動で互いに接離する方向に移動させることが可能な階間調整機能付きダブルデッキエレベータにおいて、二つの内かご枠2,3のうちの上側の内かご枠2はその上部においてボールねじ10に連結して上支え状態で支持し、下側の内かご枠3はその下部においてボールねじ10に連結して下支え状態で支持する。
特許請求の範囲
【請求項1】
一つの外かご枠の内側に二つの内かご枠が上下に配置され、これら内かご枠の内側にそれぞれかご室が設置され、前記二つの内かご枠をその双方に渡って設けられた駆動装置による駆動で互いに接離する方向に移動させることが可能な階間調整機能付きダブルデッキエレベータにおいて、
前記二つの内かご枠のうちの上側の内かご枠はその上部において前記駆動装置に連結されて上支え状態に支持され、下側の内かご枠はその下部において前記駆動装置に連結されて下支え状態に支持されていることを特徴とする階間調整機能付きダブルデッキエレベータ。
【請求項2】
前記外かご枠には、前記内かご枠が過速して下降したときに減速停止させる緩衝装置が設けられ、この緩衝装置が前記内かご枠の平面投影面の外側に配置され、前記内かご枠の側部でその下端部より上方の位置に前記緩衝装置と当接が可能な受け部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の階間調整機能付きダブルデッキエレベータ。
【請求項3】
前記外かご枠には、前記内かご枠が過速して下降したときに減速停止させる緩衝装置が前記内かご枠に対向して設けられ、この緩衝装置の一部が前記外かご枠の部材内に埋没して設置されていることを特徴とする請求項1に記載の階間調整機能付きダブルデッキエレベータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、昇降路内で一体的に昇降する二つのかご室を有し、その二つのかご室の間隔を建物の階高に応じて調整することが可能な階間調整機能付きダブルデッキエレベータに関する。
【背景技術】
【0002】
ダブルデッキエレベータは、上下に配置された二つのかご室を有し、その二つのかご室が昇降路内で一体的に昇降移動するもので、建物に対する占有面積を大きくすることなく、多くの乗客を各階に上下輸送することができる点で注目されている。
【0003】
この種のダブルデッキエレベータとしては大別して二種類があり、その一つは上下のかご室の間隔距離を調整できないタイプで、他の一つは特開2000−344448公報や特開2001−48447公報に見られるように、上下のかご室の間隔距離を調整できるタイプである。
【0004】
かご室の間隔距離を調整できないタイプでは、建物が種々異なる階高をもつ場合、その上下に隣り合う階間の距離とかご室の間隔距離とが対応しないことが起き、一方のかご室の床が建物のフロアと同じレベルに配置しても他方のかご室の床が建物の床と同じレベルに配置せずにその間に段差が生じてしまう。このためこの場合には、一方のかご室に対してのみ乗客が乗降することが可能で、他方のかご室に対しては乗降することができなくなる。
【0005】
一方、かご室の間隔距離を調整できるタイプ、つまり階間調整機能付きダブルデッキエレベータにおいては、建物が種々異なる階高をもつ場合であっても、その上下に隣り合う階間の距離に対応するようにかご室の間隔距離を調整することができ、一方のかご室の床と他方のかご室の床とを共にその対応するフロアと同じレベルに配置させてその両方のかご室に対する乗降を可能にすることができ、輸送効率およびサービス性が向上する。
【0006】
従来の階間調整機能付きダブルデッキエレベータの構成を図2に示してある。この階間調整機能付きダブルデッキエレベータは、一つの外かご枠1を備え、この外かご枠1は上梁1a、中間梁1b、下梁1cとこれらの両端部を連結した一対の縦枠1dとで構成されている。
【0007】
外かご枠1の内側の上下部分つまり中間梁1bの上側と下側にはその双方に分かれて内かご枠2,3が配置されている。各内かご枠2,3はそれぞれ上梁2a,3aと下梁2b,3bとを一対の縦枠2c,3cで連結してなる。そしてこれら内かご枠2,3の内側の下梁2b,3bの上に、それぞれ乗客が乗るかご室5,6が防振ゴム7を介して設置されている。
【0008】
外かご枠1には、上下に配置された二つの内かご枠2,3を互いに接離する方向に移動させる駆動装置として一対のボールねじ10が設けられている。これらボールねじ10は内かご枠2,3の上梁2a,3aと螺合して貫通するようにその双方の内かご枠2,3に渡って設けられ、これらボールねじ10を介して内かご枠2,3が外かご枠1内に支持されている。
【0009】
外かご枠1の上梁1aの上には前記ボールねじ10を駆動する駆動源12およびその駆動源12を制御する制御装置13が設けられている。各ボールねじ10は、上側の内かご枠2と螺合する部分のねじの向きと、下側の内かご枠3と螺合する部分のねじの向きとが互いに逆向きとなっており、このボールねじ10が一方向に回転するときには双方の内かご枠2,3が互いに離間する方向に移動し、逆方向に回転するときには双方の内かご枠2,3が互いに接近する方向に移動するようになっている。そしてその移動により上側の内かご枠2内のかご室5と下側の内かご枠3内のかご室6との間隔距離である階間長Lが調整されるようになっている。
【0010】
外かご枠1の中間梁1bおよび下梁1cの上には、内かご枠2,3が何らかの理由で過速して下降した場合にその内かご枠2,3を減速停止させる緩衝装置15a,15bが内かご枠2,3の下梁2b,3bと対向するように設けられている。
【0011】
このような階間調整機構付きダブルデッキエレベータにおいては、建物の互いに隣り合う階の階間距離が大きい位置に停止するときには、上下に配置された内かご枠2,3がかご室5,6と共に互いに離間する方向に移動してその階間長Lが建物の階間距離に対応するように調整され、建物の互いに隣り合う階の階間距離が小さい位置に停止するときには、上下に配置された内かご枠2,3がかご室5,6と共に互いに接近する方向に移動してその階間長Lが建物の階間距離に対応するように調整される。
【特許文献1】特開2000−344448公報
【特許文献2】特開2001−048447公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ところで、従来の階間調整機構付きダブルデッキエレベータにおいては、上側および下側の内かご枠2,3が共にその上部においてボールねじ10で支持されている。すなわち、内かご枠2,3の上梁2a,3aがボールねじ10に連結され、内かご枠2,3の全体がその上梁2a,3aを介して上支え状態で支持されている。したがって、かご室5,6や下梁2b,3bなどの荷重はその上梁2a,3aに掛かる。
このため上梁2a,3bは強度の高い強固な構造とする必要があり、その高さ寸法も大きくなる。
【0013】
ここで、下側の内かご枠3の上方への移動量は外かご枠1の中間梁1bにより制限されるが、内かご枠3の上梁3aの高さ寸法が大きいと、その分、内かご枠3の上方への移動量が小さく規制され、この結果、上側の内かご枠2と下側の内かご枠3とを接近させて階間長Lを縮めるときの調整幅が制限されてしまう。
【0014】
このようなことから、エレベータが建物の階間距離の小さい位置に停止するときに、かご室5,6の階間長Lをその距離に合わせることが困難で、かご室5,6をその双方の階に同時に着床させることができなくなることがあり、サービス性が低下するという問題が生じる。
【0015】
また、従来においては、内かご枠2,3が誤って過速したときにそれを減速停止させる緩衝装置15a,15bが内かご枠2,3の下梁2b,3bと対向するように、外かご枠1の中間梁1bおよび下梁1cの上に設けられており、このため通常時に上側の内かご枠2が下降するときの移動範囲が緩衝装置15aにより規制され、このため上側の内かご枠2を下降させ、下側の内かご枠3を上昇させてその双方の内かご枠2,3を接近させて階間長Lを縮めるときの調整幅が制限され、上述と同様の問題が生じる。
【0016】
そして、通常時に下側の内かご枠3が下降するときにはその移動範囲が緩衝装置15bにより規制され、このため上側の内かご枠2を上昇させ、下側の内かご枠3を下降させてその双方の内かご枠2,3を互いに離間させて階間長Lを拡げるときの調整幅も制限されてしまう。
【0017】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、双方のかご室を互いに接離する方向に移動させて階間長を縮小したり拡張するときの調整幅を大きくとることができ、これにより特にエレベータが建物の階間距離の小さい位置に停止するときでも、かご室の階間長をその距離に合わせて双方のかご室をその対応する階床に同時に着床させることが可能となる階間調整機能付きダブルデッキエレベータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
請求項1の発明は、一つの外かご枠の内側に二つの内かご枠が上下に配置され、これら内かご枠の内側にそれぞれかご室が設置され、前記二つの内かご枠をその双方に渡って設けられた駆動装置による駆動で互いに接離する方向に移動させることが可能な階間調整機能付きダブルデッキエレベータにおいて、前記二つの内かご枠のうちの上側の内かご枠はその上部において前記駆動装置に連結されて上支え状態に支持され、下側の内かご枠はその下部において前記駆動装置に連結されて下支え状態に支持されていることを特徴としている。
【0019】
請求項2の発明は、前記外かご枠に、前記内かご枠が過速して下降したときに減速停止させる緩衝装置が設けられ、この緩衝装置が前記内かご枠の平面投影面の外側に配置され、前記内かご枠の側部でその下端部より上方の位置に前記緩衝装置と当接が可能な受け部が設けられていることを特徴としている。
【0020】
請求項3の発明は、前記外かご枠に、前記内かご枠が過速して下降したときに減速停止させる緩衝装置が前記内かご枠に対向して設けられ、この緩衝装置の一部が前記外かご枠の部材内に埋没して設置されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0021】
この発明によれば、双方のかご室を接離方向に移動させて階間長を縮小したり拡張するときの調整幅を大きくとることができ、これにより特にエレベータが建物の階間距離の小さい位置に停止するときでも、かご室の階間長をその距離に合わせて双方のかご室を対応する階床に同時に着床させることが可能となり、サービス性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、この発明の実施の形態について図1を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0023】
図1に示す本実施形態の階間調整機構付きダブルデッキエレベータにおいては、上側の内かご枠2は従来と同様にその上部の上梁2aがボールねじ10に連結され、上支えの状態で外かご枠1の内側に支持されている。
【0024】
これに対し、下側の内かご枠3は、その下部の下梁3bがボールねじ10に連結され、下支えの状態で外かご枠1の内側に支持されている。したがって、内かご枠3の内側に設置されたかご室6や上梁3aなどの荷重はその下梁3bに掛かり、このため下梁3bは強度の高い強固な構造に構成されている。そして上梁3aはかご室6の荷重が掛からないから簡素な高さ寸法の比較的小さい梁部材により構成されている。
【0025】
また、外かご枠1の中間梁1bの上には、上側の内かご枠2の平面投影面より外側で、内かご枠2の両側の側方となる位置に緩衝装置15aが設けられている。そして内かご枠2の両側部に前記緩衝装置15aと対向するように受部材16が取り付けられている。これら受部材16は、内かご枠2の最下端部よりも上方となるレベル位置に設けられている。
【0026】
また、外かご枠1の下梁1cには、下側の内かご枠3の下梁3bと対向するように緩衝装置15bが設けられているが、これら緩衝装置15bはその一部が外かご枠1の下梁1cの内側に埋没するように設置されている。
【0027】
このような階間調整機能付きダブルデッキエレベータにおいては、下側の内かご枠3の上梁3aを簡素で高さ寸法の比較的小さい梁部材で構成できるため、ボールねじ10を駆動して上側の内かご枠2と下側の内かご枠3とを互いに接近する方向に移動させたときに、下側の内かご枠3を上側の内かご枠2のより近くまで接近させてかご室5,6との間の階間長Lをより小さく縮めることができる。
【0028】
このため、建物の隣り合う階の階間距離が小さい位置にエレベータが停止する場合でも、かご室5,6間の階間長Lをその階間距離に合わせてかご室5,6の双方をその対応する階床に同時に着床させてサービス性を向上させることが可能となる。
【0029】
階間調整時に上側の内かご枠2が何らかの理由で過速して下降したときには、内かご枠2の両側部の受部材16が緩衝装置15aに当って緩衝される。この際、緩衝装置15aは内かご枠2の平面投影面より外側に設けられ、この緩衝装置15aに当る受部材16が内かご枠2の側部で、内かご枠2の最下端部よりも上方となるレベルの位置に設けられているから、外かご枠1の中間梁1bと内かご枠2の下梁2bとの間に緩衝装置15aの高さ寸法よりも大きな間隔のスペースを確保するような必要がなくなり、これにより内かご枠2と内かご枠3とをより近くに接近させることが可能となり、かご室5,6との間の階間長Lを小さく縮めることができる。
【0030】
また、階間調整時に下側の内かご枠3が何らかの理由で過速して下降したときには、内かご枠3の下梁3bが緩衝装置15bに当って緩衝される。この際、緩衝装置15bはその一部が外かご枠1の下梁1cの内側に埋没するように設置されて下梁1cから突出する高さが抑えられており、このためその分、内かご枠3の下方への移動可能範囲が拡がり、上側の内かご枠2を上昇させ、下側の内かご枠3を下降させてその双方の内かご枠2,3を互いに離間させて階間長Lを拡げるときの調整幅を大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】この発明の一実施形態に係る階間調整機能付きダブルデッキエレベータの構成を示す正面図。
【図2】従来の階間調整機能付きダブルデッキエレベータの構成を示す正面図。
【符号の説明】
【0032】
1…外かご枠
1a…上梁
1b…中間梁
1c…下梁
1d…縦枠
2.3…内かご枠
2a.3a…上梁
2b.3b…下梁
2c.3c…縦枠
5.6…かご室
10…ボールねじ(駆動装置)
12…駆動源
13…制御装置
15a.15b…緩衝装置
16…受部材




 

 


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