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発明の名称 エレベータ乗り場の出入口遮煙装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−55798(P2007−55798A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−245835(P2005−245835)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 菊池 俊一
要約 課題
三方枠を備えないエレベータ乗り場の出入口において、その出入口の周辺部と乗り場ドアとの間の隙間を密閉して遮煙性を高めることができるエレベー乗り場の出入口遮煙装置を提供する。

解決手段
エレベータ乗り場の出入口14の奥側の周辺部における上部に上部枠11を、両側部に側部枠をそれぞれ据え付け、前記出入口14の奥側にその出入口14を開閉する乗り場ドア15を設け、前記上部枠11には前記乗り場ドア15の前面と接触してその上部枠11と乗り場ドア15との間の隙間を密閉するパッキン33を取り付け、前記乗り場ドア15の戸袋側の縁部には乗り場ドア15の閉合時に前記側部枠と接触してその乗り場ドア15と側部枠との間の隙間を密閉するパッキンを取り付ける。
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータ乗り場の出入口の奥側の周辺部における上部に上部枠を、両側部に側部枠をそれぞれ据え付け、前記出入口の奥側にその出入口を開閉する乗り場ドアを設け、前記上部枠には前記乗り場ドアの前面と接触してその上部枠と乗り場ドアとの間の隙間を密閉するパッキンを取り付け、前記乗り場ドアの戸袋側の縁部には乗り場ドアの閉合時に前記側部枠と接触してその乗り場ドアと側部枠との間の隙間を密閉するパッキンを取り付けてなることを特徴とするエレベータ乗り場の出入口遮煙装置。
【請求項2】
前記上部枠および側部枠は、それぞれ断面L形の一対のアングル材を締結具を介して連結してなり、かつその締結具を緩めることによりアングル材相互の間隔幅の調整が可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗り場の出入口遮煙装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、建屋のエレベータ乗り場の出入口に設けられるエレベータの乗り場の出入口遮煙装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エレベータ乗り場の出入口は、建屋の仕切壁に形成された開口部の内側に門形の三方枠を設置して構成されている。そしてその三方枠の奥側に出入口を開閉する乗り場ドアが設置される。
【0003】
図10には、三方枠1を備える出入口2をエレベータ乗り場側から見た外観を示してある。三方枠1は、一対の縦枠3とその上部間に架設された上枠4とで門形に構成され、この三方枠1の奥側に例えば両開き式の乗り場ドア5が設置されている。
【0004】
通常時には、乗り場ドア5により出入口2が閉鎖され、エレベータ乗り場側と昇降路側とが遮断されている。そして昇降路内で昇降する乗りかごがエレベータ乗り場に着床して停止した際に、乗り場ドア5が開き、その乗りかごに対する乗降が可能となる。
【0005】
ところで、近年では、乗り場ドア5で閉鎖した出入口2の密閉性を高めて、火災発生時におけるエレベータ乗り場と昇降路との間での煙の流通を抑えるようにした遮煙機能付きの出入口2が採用されるようになってきている。
【0006】
遮煙機能付きの出入口2の場合の構造を図11および図12に示してあり、図11は図10におけるY−Y線に対応する部分の断面構造図で、図12は図10におけるX−X線に対応する部分の断面構造図である。
【0007】
図11に示すように、三方枠1の上枠4の背面部にはホルダ6を介してゴムなどの弾性体からなるパッキン7が取り付けられている。このパッキン7は上枠4の左右方向に沿って連続して延び、このパッキン7が乗り場ドア5の前面に弾性的に接触し、このパッキン7により三方枠1の上枠4と乗り場ドア5の前面との間の隙間が密閉され、煙の流通が遮断される。乗り場ドア5はパッキン7と接触したまま左右に移動して出入口2を開閉する。なお、8は建屋の仕切壁である。
【0008】
図12に示すように、乗り場ドア5の戸袋側の端部にはホルダ9を介してゴムなどの弾性体からなるパッキン10が取り付けられている。このパッキン10は乗り場ドア5の端部の上下方向に沿って連続して延び、このパッキン10が三方枠1の縦枠3の背面側縁部に弾性的に接触し、このパッキン10により三方枠1の縦枠3と乗り場ドア5の前面との間の隙間が密閉され、煙の流通が遮断される。乗り場ドア5が戸袋側に移動するときには、パッキン10は縦枠3の縁部から離れる。そして乗り場ドア5が戸閉方向に移動して戸閉位置に達したときにパッキン10が縦枠3の背面側縁部に接触する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来の遮煙機能を有する出入口は、上述のように三方枠と乗り場ドアとの組み合せにより構成され、三方枠の設置が必要不可欠となっている。
【0010】
ところが、近年では、出入口の外観的なイメージを変え、またコストを軽減することから出入口に三方枠を設置せずに出入口を構成することが考えられており、このような場合、従来のような乗り場ドアと三方枠との組み合せで遮煙するような手段を採用することができないという問題がある。
【0011】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、三方枠を備えないエレベータ乗り場の出入口において、その出入口の周辺部と乗り場ドアとの間の隙間を密閉して遮煙性を高めることができるエレベー乗り場の出入口遮煙装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この発明は、エレベータ乗り場の出入口の奥側の周辺部における上部に上部枠を、両側部に側部枠をそれぞれ据え付け、前記出入口の奥側にその出入口を開閉する乗り場ドアを設け、前記上部枠には前記乗り場ドアの前面と接触してその上部枠と乗り場ドアとの間の隙間を密閉するパッキンを取り付け、前記乗り場ドアの戸袋側の縁部には乗り場ドアの閉合時に前記側部枠と接触してその乗り場ドアと側部枠との間の隙間を密閉するパッキンを取り付けるようにしたものである。
【0013】
前記上部枠および側部枠は、それぞれ断面L形の一対のアングル材を締結具を介して連結してなり、かつその締結具を緩めることによりアングル材相互の間隔幅の調整が可能となっている。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、エレベータ乗り場の出入口に三方枠を設置することなく、その出入口の周辺部と乗り場ドアとの間の隙間を密閉して遮煙性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図9を参照して説明する。
【0016】
この発明の第1の実施形態においては、図1に示すような一つの上部枠11と一対の側部枠12とが用いられる。これら上部枠11および側部枠12は図2および図3に示すように建屋の仕切壁13に据え付けられる。図2は図1におけるY−Y線に対応する部分の断面構造図で、図2は図1におけるX−X線に対応する部分の断面構造図である。
【0017】
建屋の仕切壁13にはエレベータ乗り場の出入口14となる開口が形成され、その出入口14の奥側に乗り場ドア15が設けられている。上部枠11は図2に示すように出入口14の奥側の周辺部における上部に据え付けられている。
【0018】
上部枠11は、断面L形をなす一対のアングル材16,17を有し、これらアングル材16,17の端部相互がボルト20aおよびナット20bからなる締結具20で連結され、全体が段違い状に屈曲する形状に構成されている。そして締結具20を緩めることによりアングル材16,17の段違いの間隔幅Lを調整することができるようになっている。
【0019】
仕切壁13の背面には段差22が形成され、この段差22の凹側の壁面22aに一方のアングル材16がアンカーボルト24を介して固定され、段差22の凸側の壁面22bに他方のアングル材17がアンカーボルト25を介して固定されている。
【0020】
アングル材16,17を仕切壁13の背面に取り付ける際には、締結具20を緩め、その一方のアングル材16と他方のアングル材17との段違いの間隔幅Lを段差22の高さ分に合せ、この状態でアングル材16,17を壁面22a,22bにそれぞれアンカーボルト24,25で締結して固定し、こののち締結具20を締め付ける。これにより、仕切壁13の背面の段差22に合わせて上部枠11を仕切壁13の背面に据え付けることができる。
【0021】
上部枠11のアングル材16には支持体27がボルト28aおよびナット28bからなる締結具28を介して取り付けられ、さらにこの支持体27にボルト30aからなる締結具30を介して支持片31が取り付けられている。
【0022】
支持体27は締結具28を緩めることによりアングル材16に対して上下に移動調整することができ、また支持片31は締結具30を緩めることにより前後に移動調整することができるようになっている。支持体27および支持片31は上部枠11の左右方向に沿って連続して延びるように設けられている。
【0023】
支持片31には、ホルダ32を介してゴム等の弾性体からなるパッキン33が取り付けられている。このパッキン33は、上部枠11の左右方向に沿って連続して延び、このパッキン33が乗り場ドア15の前面に弾性的に接触し、このパッキン33により上部枠11と乗り場ドア15の前面との間の隙間が密閉され、煙の流通が遮断される。
【0024】
パッキン33は、締結具28を緩めて支持体27を上下に移動調整し、また締結具30を緩めて支持片31を前後に移動調整することにより、乗り場ドア15の前面の所定の位置に所定の圧力で接触させることができる。
【0025】
前記側部枠12は、図3に示すように、出入口14の奥側の周辺部における側部に据え付けられている。この側部枠12は、断面L形をなす一対のアングル材36,37を有し、これらアングル材36,37の端部相互がボルト38aおよびナット38bからなる締結具38で連結され、全体が段違い状に屈曲する形状に構成され、締結具38を緩めることによりアングル材36,37の段違いの間隔幅Lを調整することができるようになっている。
【0026】
そして、仕切壁13の背面に形成された段差22の凹側の壁面22aに一方のアングル材36がアンカーボルト40を介して固定され、段差22の凸側の壁面22bに他方のアングル材37がアンカーボルト41を介して固定されている。
【0027】
アングル材36,37を仕切壁13の背面に取り付ける際には、締結具38を緩め、その一方のアングル材36と他方のアングル材37との段違いの間隔幅Lを段差22の高さ分に合せ、この状態でアングル材36,37を壁面22a,22bにそれぞれアンカーボルト40,41で締結して固定し、こののち締結具20を締め付ける。これにより、仕切壁13の背面の段差22に合わせて側部枠12を仕切壁13の背面に据え付けることができる。
【0028】
乗り場ドア15の戸袋側の縁部にはホルダ42を介してゴムなどの弾性体からなるパッキン43が取り付けられている。このパッキン43は乗り場ドア15の端部の上下方向に沿って連続して延び、乗り場ドア15の閉合時にこのパッキン43が側部枠12におけるアングル材37の角部に接触し、このパッキン43により側部枠12と乗り場ドア15の前面との間の隙間が密閉され、煙の流通が遮断される。
【0029】
このような構成によれば、出入口14に三方枠を設けることなく、出入口14の周辺部と乗り場ドア15との間の隙間を密閉してエレベータ乗り場側と昇降路側との間での火災煙の流通を抑えることができる。そして三方枠を用いることなく出入口14を構成することにより、図4に示すように、既存のもとは趣きやイメージの異なる斬新な出入口14とすることができる。
【0030】
前記第1の実施形態は、コンクリート製の建物の場合であるが、次に鉄骨製の建物に適用する第2の実施形態について図5ないし図7を参照して説明する。
【0031】
鉄骨製の建物の場合には、コンクリートからなる仕切壁がなく、図5に示すように建築アングル材45で囲まれた開口部の内側に石貼材やボード材からなる仕上材44に設けられ、この仕上材44によりエレベータ乗り場の出入口14が構成され、この出入口14に対して図6および図7に示すように上部枠11、側部枠12および乗り場ドア15が設けられている。
【0032】
図6に示すように、上部枠11は出入口14の奥側の周辺部における上部に据え付けられている。この上部枠11は、前記第1の実施形態の場合と同様に、断面L形をなす一対のアングル材16,17を有し、これらアングル材16,17の端部相互がボルト20aおよびナット20bからなる締結具20で連結され、全体が段違い状に屈曲する形状に構成されている。そして締結具20を緩めることによりアングル材16,17の段違いの間隔幅を調整することができるようになっている。
【0033】
上部枠11のアングル材16の上部は建築アングル材45に溶接により固定され、アングル材17の下部は仕上材44の奥側の端面に固定され、この上部枠11が仕上材44を支持する支持部材の一部を兼ねている。
【0034】
上部枠11が仕上材44の支持部材を兼ねることから、この上部枠11には補強用の支え材46,47,48が設けられている。これら支え材46,47,48はそれぞれボルト49およびナット50からなる締結具51を介して互いに連結され、支え材46が建築アングル材45に溶接により固定され、支え材48が上部枠11のアングル材17にボルト52およびナット53からなる締結具54で締結されている。
【0035】
上部枠11のアングル材16には前記第1の実施形態の場合と同様に、支持体27がボルト28aおよびナット28bからなる締結具28を介して取り付けられ、さらにこの支持体27にボルト30aからなる締結具30を介して支持片31が取り付けられている。
【0036】
支持体27は締結具28を緩めることによりアングル材16に対して上下に移動調整することができ、また支持片31は締結具30を緩めることにより前後に移動調整することができるようになっている。支持体27および支持片31は上部枠11の左右方向に沿って連続して延びるように設けられている。
【0037】
支持片31には、ホルダ32を介してゴム等の弾性体からなるパッキン33が取り付けられている。このパッキン33は、上部枠11の左右方向に沿って連続して延び、このパッキン33が乗り場ドア15の前面に弾性的に接触し、このパッキン33により上部枠11と乗り場ドア15の前面との間の隙間が密閉され、煙の流通が遮断される。
【0038】
パッキン33は、締結具28を緩め、支持体27を上下に移動調整し、また締結具30を緩め、支持片31を前後に移動調整することにより、乗り場ドア15の前面の所定の位置に所定の圧力で接触させることができる。
【0039】
側部枠12は、図7に示すように、出入口14の奥側の周辺部における側部に据え付けられている。この側部枠12は、前記第1の実施形態の場合と同様に、断面L形をなす一対のアングル材36,37を有し、これらアングル材36,37の端部相互がボルト38aおよびナット38bからなる締結具38で連結され、全体が段違い状に屈曲する形状に構成され、締結具38を緩めることによりアングル材36,37の段違いの間隔幅を調整することができるようになっている。
【0040】
側部枠12の一方のアングル材36の端部は建築アングル材45に溶接により固定され、他方のアングル材37の端部は仕上材44の奥側の端面に固定され、この側部枠12が仕上材44を支持する支持部材の一部を兼ねている。
【0041】
側部枠12が仕上材44の支持部材を兼ねることから、この側部枠12には補強用の支え材58,59,60が設けられている。これら支え材58,59,60はそれぞれボルト61およびナット62からなる締結具63を介して互いに連結され、支え材58が建築アングル材45に溶接により固定され、支え材60が側部枠12のアングル材37にボルト65およびナット66からなる締結具67で締結されている。
【0042】
前記第1の実施形態の場合と同様に、乗り場ドア15の戸袋側の縁部にはホルダ42を介してゴムなどの弾性体からなるパッキン43が取り付けられている。このパッキン43は乗り場ドア15の端部の上下方向に沿って連続して延び、乗り場ドア15の閉合時にこのパッキン43が側部枠12におけるアングル材37の角部に接触し、このパッキン43により側部枠12と乗り場ドア15の前面との間の隙間が密閉され、煙の流通が遮断される。
【0043】
このような構成においても、出入口14に三方枠を設けることなく、出入口14の周辺部と乗り場ドア15との間の隙間を密閉してエレベータ乗り場側と昇降路側との間での火災煙の流通を抑えることができる。そして三方枠を用いることなく出入口14を構成することにより、既存のもとは趣きやイメージの異なる斬新な出入口14とすることができる。
【0044】
図8および図9には第3の実施形態を示し、この実施形態は鉄骨製の建物を対象とし、建築アングル材45で囲まれた開口部の内側に建築枠70が設けられ、この建築枠70によりエレベータ乗り場の出入口14が構成されている場合の例で、建築枠70で構成された出入口14に対して上部枠11、側部枠12および乗り場ドア15が設けられている。
【0045】
図8に示すように、上部枠11は出入口14の奥側の周辺部における上部に据え付けられ、この上部枠11は、前記第2の実施形態の場合と同様に、断面L形をなす一対のアングル材16,17を有し、これらアングル材16,17の端部相互がボルト20aおよびナット20bからなる締結具20で連結され、全体が段違い状に屈曲する形状に構成されている。そして締結具20を緩めることによりアングル材16,17の段違いの間隔幅を調整することができるようになっている。
【0046】
アングル材16の上部は建築アングル材45に溶接により固定され、アングル材17の下部は建築枠70の奥側の端面にボルト71で固定され、上部枠11が建築枠70を支持する支持部材の一部を兼ねている。
【0047】
上部枠11が建築枠70の支持部材を兼ねることから、この上部枠11には補強用の支え材46,47,48が設けられている。これら支え材46,47,48はそれぞれボルト49およびナット50からなる締結具51を介して互いに連結され、支え材46が建築アングル材45に溶接により固定され、支え材48が上部枠11のアングル材17にボルト52およびナット53からなる締結具54で締結されている。
【0048】
上部枠11のアングル材16には前記第2の実施形態の場合と同様に、支持体27がボルト28aおよびナット28bからなる締結具28を介して取り付けられ、さらにこの支持体27にボルト30aからなる締結具30を介して支持片31が取り付けられている。
【0049】
支持体27は締結具28を緩めることによりアングル材16に対して上下に移動調整することができ、また支持片31は締結具30を緩めることにより前後に移動調整することができるようになっている。支持体27および支持片31は上部枠11の左右方向に沿って連続して延びるように設けられている。
【0050】
支持片31には、ホルダ32を介してゴム等の弾性体からなるパッキン33が取り付けられている。このパッキン33は、上部枠11の左右方向に沿って連続して延び、このパッキン33が乗り場ドア15の前面に弾性的に接触し、このパッキン33により上部枠11と乗り場ドア15の前面との間の隙間が密閉され、煙の流通が遮断される。
【0051】
パッキン33は、締結具28を緩め、支持体27を上下に移動調整し、また締結具30を緩め、支持片31を前後に移動調整することにより、乗り場ドア15の前面の所定の位置に所定の圧力で接触させることができる。
【0052】
側部枠12は、図9に示すように、出入口14の奥側の周辺部における側部に据え付けられている。この側部枠12は、それぞれ断面L形をなす一対のアングル材36,37を有し、これらアングル材36,37はその端部相互がボルト38aおよびナット38bからなる締結具38で連結され、全体が段違い状に屈曲する形状に構成され、締結具38を緩めることによりアングル材36,37の段違いの間隔幅を調整することができるようになっている。
【0053】
側部枠12の一方のアングル材36の端部は建築アングル材45に溶接により固定され、他方のアングル材37の端部は建築枠70の奥側の端面にボルト72で固定され、この側部枠12が建築枠70を支持する支持部材の一部を兼ねている。
【0054】
側部枠12が建築枠70の支持部材を兼ねることから、この側部枠12には補強用の支え材58,59,60が設けられている。これら支え材58,59,60はそれぞれボルト61およびナット62からなる締結具63を介して互いに連結され、支え材58が建築アングル材45に溶接により固定され、支え材60が側部枠12のアングル材37にボルト65およびナット66からなる締結具67で締結されている。
【0055】
前記第2の実施形態の場合と同様に、乗り場ドア15の戸袋側の縁部にはホルダ42を介してゴムなどの弾性体からなるパッキン43が取り付けられている。このパッキン43は乗り場ドア15の端部の上下方向に沿って連続して延び、乗り場ドア15の閉合時にこのパッキン43が側部枠12におけるアングル材37の角部に接触し、このパッキン43により側部枠12と乗り場ドア15の前面との間の隙間が密閉され、煙の流通が遮断される。
【0056】
このような構成においても、出入口14に三方枠を設けることなく、出入口14の周辺部と乗り場ドア15との間の隙間を密閉してエレベータ乗り場側と昇降路側との間での火災煙の流通を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る遮煙装置の上部枠および側部枠を示す正面図。
【図2】前記上部枠の据え付け状態の断面図。
【図3】前記側部枠の据え付け状態の断面図。
【図4】三方枠を備えないエレベータ乗り場の出入口を示す正面図。
【図5】鉄骨製の建物におけるエレベータ乗り場の出入口を示す正面図。
【図6】この発明の第2の実施形態に係る遮煙装置の上部枠の据え付け状態を示す断面図。
【図7】この発明の第2の実施形態に係る遮煙装置の側部枠の据え付け状態を示す断面図。
【図8】この発明の第3の実施形態に係る遮煙装置の上部枠の据え付け状態を示す断面図。
【図9】この発明の第3の実施形態に係る遮煙装置の側部枠の据え付け状態を示す断面図。
【図10】従来のエレベータ乗り場の出入口を示す外観図。
【図11】図10中のY−Y線に沿う部分の断面図。
【図12】図10中のX−X線に沿う部分の断面図。
【符号の説明】
【0058】
11…上部枠
12…側部枠
13…仕切壁
14…出入口
15…乗り場ドア
16.17…アングル材
27…支持体
31…支持片
32…ホルダ
33…パッキン
36.37…アングル材
42…ホルダ
43…パッキン
44…仕上材
45…建築アングル材
70…建築枠




 

 


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