米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 東芝エレベータ株式会社

発明の名称 エレベータのかご操作盤電源装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−55797(P2007−55797A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−245834(P2005−245834)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 小川 洋幸
要約 課題
展望用エレベータのかご内に乗った乗客が外部を展望する際の視界の妨げとなったり、かご自体の内部外観を損ねるようなことなく、かご操作盤に所要の電力を的確に供給することができるかご操作盤電源装置を提供する。

解決手段
透明パネルからなる側壁10aを備える展望用エレベータのかご10と、かご10の側壁10aに設けられたかご操作盤12と、かご10が昇降する昇降路8と、昇降路8に設けられたマイクロ波発信装置21と、かご操作盤12にマイクロ波発信装置21と対向可能に設けられ、その対向時にマイクロ波発信装置21から発信されるマイクロ波を受けるマイクロ波受信装置20と、かご操作盤12に設けられ、マイクロ波受信装置20が受けるマイクロ波に基づいて電力を発生させる発電装置24、およびこの発電装置24で発電された電力をかご操作盤用の電源として蓄える蓄電装置25とを具備する。
特許請求の範囲
【請求項1】
透明パネルからなる側壁を備える展望用エレベータのかごと、
前記かごの側壁に設けられたかご操作盤と、
前記かごが昇降する昇降路と、
前記昇降路に設けられたマイクロ波発信装置と、
前記かご操作盤に前記マイクロ波発信装置と対向可能に設けられ、その対向時に前記マイクロ波発信装置から発信されるマイクロ波を受けるマイクロ波受信装置と、
前記かご操作盤に設けられ、前記マイクロ波受信装置が受けるマイクロ波に基づいて電力を発生させる発電装置、およびこの発電装置で発電された電力を前記かご操作盤用の電源として蓄える蓄電装置と、
を具備することを特徴とする展望用エレベータのかご操作盤電源装置。
【請求項2】
前記マイクロ波発信装置は昇降路の所定の階床の位置に設けられ、前記かごがその階床の位置に停止したときに、その停止の信号に基づき作動してマイクロ波を発信することを特徴とする請求項1に記載の展望用エレベータのかご操作盤電源装置。
【請求項3】
前記かご操作盤の蓄電装置における蓄電残量を検出する検出手段と、この検出手段により前記蓄電装置の蓄電残量が一定以下に減少したことが検出されたときに、その検出の信号に基づいて前記かごを前記マイクロ波発信装置が配置されている位置にまで移動させる制御手段とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の展望用エレベータのかご操作盤電源装置。
【請求項4】
前記マイクロ波発信装置には、前記マイクロ波受信装置に向けて発信するマイクロ波の拡散を防止する筒状のフードが設けられていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の展望用エレベータのかご操作盤電源装置。
【請求項5】
透明パネルからなる側壁を備える展望用エレベータのかごと、
前記かごの側壁に設けられたかご操作盤と、
前記かごに設けられたマイクロ波発信装置と、
前記かご操作盤に前記マイクロ波発信装置と対向して設けられ、前記マイクロ波発信装置が発信するマイクロ波を受けるマイクロ波受信装置と、
前記かご操作盤に設けられ、前記マイクロ波受信装置が受けるマイクロ波に基づいて電力を発生させる発電装置、およびこの発電装置で発電された電力を前記かご操作盤用の電源として蓄える蓄電装置と、
を具備することを特徴とする展望用エレベータのかご操作盤電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、エレベータのかご内に設けられるかご操作盤の電源を確保するための電源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エレベータのかご内には、行先階を登録する登録用の押し釦やその押し釦を照光して登録の有無などを表示する光源などを備えるかご操作盤が設けられている。このかご操作盤には接続ケーブルを通して外部の電源装置から電力が供給され、この電力が押し釦の操作に応じる信号の出入力用の電源や前記光源の点灯用の電源として用いられる。
【0003】
ところで近年、かごの側壁をガラス等の透明パネルで構成し、かご内の乗客がかごの外を展望することができる展望用エレベータが採用されるようになってきている。図6にはこのような展望用エレベータのかご1の内部の外観を示してあり、透明パネルからなる側壁2にかご操作盤3が取り付けられ、このかご操作盤3に電力を供給するための電源ケーブル4が側壁2に配線されている。
【0004】
なお、特開2002−321879公報などに見られるように、かご操作盤の押し釦に関する信号の出入力を無線通信で行なうようにしたものが知られているが、この場合においてもかご操作盤にはその信号出入力用の電源や光源の点灯用の電源は必要である。
【特許文献1】特開2002−321879公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図6に示す展望用エレベータのように、透明パネルからなる側壁2に電源ケーブル4が這うように配線されていると、その電源ケーブル4がかご1の外部を展望するときの視界の妨げなったり視界を遮ってしまい、またかご1自体の内部外観を損ねてしまうという問題がある。
【0006】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、視界の妨げとなったり、かご自体の内部外観を損ねるようなことなく、かご操作盤に所要の電力を供給することができる展望用エレベータのかご操作盤電源装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、透明パネルからなる側壁を備える展望用エレベータのかごと、前記かごの側壁に設けられたかご操作盤と、前記かごが昇降する昇降路と、前記昇降路に設けられたマイクロ波発信装置と、前記かご操作盤に前記マイクロ波発信装置と対向可能に設けられ、その対向時に前記マイクロ波発信装置から発信されるマイクロ波を受けるマイクロ波受信装置と、前記かご操作盤に設けられ、前記マイクロ波受信装置が受けるマイクロ波に基づいて電力を発生させる発電装置、およびこの発電装置で発電された電力を前記かご操作盤用の電源として蓄える蓄電装置とを具備することを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明は、前記マイクロ波発信装置が昇降路の所定の階床の位置に設けられ、前記かごがその階床の位置に停止したときに、その停止の信号に基づき作動してマイクロ波を発信することを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明は、前記かご操作盤の蓄電装置における蓄電残量を検出する検出手段と、この検出手段により前記蓄電装置の蓄電残量が一定以下に減少したことが検出されたときに、その検出の信号に基づいて前記かごを前記マイクロ波発信装置が配置されている位置にまで移動させる制御手段とを備えることを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明は、前記マイクロ波発信装置には、前記マイクロ波受信装置に向けて発信するマイクロ波の拡散を防止する筒状のフードが設けられていることを特徴としている。
【0011】
請求項5の発明は、透明パネルからなる側壁を備える展望用エレベータのかごと、前記かごの側壁に設けられたかご操作盤と、前記かごに設けられたマイクロ波発信装置と、前記かご操作盤に前記マイクロ波発信装置と対向して設けられ、前記マイクロ波発信装置が発信するマイクロ波を受けるマイクロ波受信装置と、前記かご操作盤に設けられ、前記マイクロ波受信装置が受けるマイクロ波に基づいて電力を発生させる発電装置、およびこの発電装置で発電された電力を前記かご操作盤用の電源として蓄える蓄電装置とを具備することを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、かご内の乗客が外部を展望する際の視界の妨げとなったり、かご自体の内部外観を損ねるようなことなく、かご操作盤に所要の電力を的確に供給することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図4を参照して説明する。
【0014】
図1にはこの発明の第1の実施形態を示してあり、昇降路8内にメインロープ9を介してかご10が吊り下げられ、このかご10が昇降路8内で巻上機(図示せず)による駆動で昇降する。昇降路8は建物の外壁部に設置され、例えばガラス等の透明パネルで囲まれて、あるいは複数の枠材で囲まれて構成されている。また、かご10は側壁がガラス等の透明パネルで構成され、このかご10内に乗り込んだ乗客がその透明パネルを通して外部を展望することができるようになっている。
【0015】
かご10内には、透明パネルからなる両側の側壁10aにそれぞれかご操作盤12が取り付けられている。かご操作盤12の表面には、図2に示すように、かご10の行先階を登録するための複数の押し釦13が設けられている。各押し釦13は例えば透光性材料で形成され、これら押し釦13の内側に押し釦13を照光して行先階の登録の有無を表示する光源14が設けられている。さらに、かご操作盤12の表面にはかご1の行先方向を示す方向指示パネル15が設けられ、これら方向指示パネル15の内側に方向指示パネル15を照光して行先方向を表示する光源16が設けられている。
【0016】
かご10の側壁10aの外面には、各かご操作盤12の裏面に対向してそれぞれマイクロ波受信装置20が取り付けられ、また昇降路8の途中には前記マイクロ波受信装置20に対応するマイクロ波発信装置21が設けられている。マイクロ波発信装置21は、かご10が着床して停止する所定の特定階に対応する位置に配置され、かご10がその特定階に着床して停止した際にマイクロ波受信装置20の受信部20aがマイクロ波発信装置21の発信部21aに対向するようになっている。
【0017】
かご操作盤12の内部には、前記マイクロ波受信装置20で受けたマイクロ波により電力を発生させる発電装置24およびこの発電装置24により発電された電力を蓄電する蓄電装置25が設けられている。
【0018】
さらに、かご操作盤12の内部には第1の無線通信装置28が、かご10の上部に第2の無線通信装置29がそれぞれ設けられ、この第2の無線通信装置29がテールコード30を介してエレベータの運転を制御する制御装置31に接続されている。そしてかご操作盤12と制御装置31との信号のやりとりが第1の無線通信装置28と第2の無線通信装置29との間で送受信される無線信号により行なわれるようになっている。
【0019】
次に本実施形態の作用について説明する。
【0020】
かご10は昇降路8内で昇降する。そしてかご10が特定階に着床して停止すると、かご10のマイクロ波受信装置20のが昇降路8内のマイクロ波発信装置21に対向し、そのマイクロ波発信装置21の発信部21aから発信されるマイクロ波をマイクロ波受信装置20の受信部20aが受ける。かご操作盤12の内部の発電装置24は、マイクロ波受信装置20が受けるマイクロ波に基づいて電力を発生し、さらにその電力が蓄電装置25に蓄電される。
【0021】
このようにして、かご10が特定階に着床して停止する都度、昇降路8内のマイクロ波発信装置21から発信されるマイクロ波を受けて発電装置24が発電し、その電力が蓄電装置25に蓄えられる。
そして、かご操作盤12における信号の出入力や光源14,16の点灯に要する電力が蓄電装置25に蓄電されている電力により賄われる。
【0022】
したがって、かご操作盤12に対しては電源供給用の電源ケーブルが不要であり、かご10の透明パネルからなる側壁10aに電源ケーブルを這わすような必要がない。このため、かご10内に乗った乗客が透明パネルの側壁10aを通して外部を展望するときの視界が電源ケーブルで妨げられるということがなく、快適に展望を楽しむことができ、また側壁に目障りな電源ケーブルがないためかご10内の外観およびかご10を外部から見たときの外観を良好に保つことができる。
【0023】
なお、昇降路8内のマイクロ波発信装置21は、エレベータの運転中に常時作動させてもよいが、かご10が特定階に着床して停止した際に、それを制御装置31で検出し、その検出に応じてマイクロ波発信装置21に信号を送り、その信号が入力されたときにのみマイクロ波発信装置21を作動させてマイクロ波を発信させるように構成する場合であってもよい。
【0024】
この場合には、かご10のマイクロ波受信装置20がマイクロ波を受信可能なときにのみマイクロ波発信装置21が作動するため、不必要な発信を抑え、無駄な電力の消費を抑えることができる。
【0025】
また、かご操作盤12の蓄電装置25にその蓄電残量を検出する検出手段を設け、蓄電残量が一定以下に低下したときにそれを検出手段で検出し、この検出の信号を制御装置31に入力し、この入力に基づいて制御装置31がかご10を特定階にまで移動させてマイクロ波の受信を可能にするような制御手段を設けることも可能であり、この場合には蓄電装置25に常時一定以上の電力が蓄えられ、かご操作盤12に途切れなく必要な電力を供給することができる。
【0026】
図3には第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、マイクロ波発信装置21にその発信部21aの周囲を囲むように筒状のフード33が設けられ、発信部21aから発信されるマイクロ波がフード33の内側を通してその前方に放出され、外周囲への拡散が防止されるようになっている。
【0027】
この場合には、かご10が特定階に着床して停止すると、かご10のマイクロ波受信装置20の受信部20aがフード33の先端面に対向する。そして、マイクロ波発信装置21の発信部21aからマイクロ波受信装置20の受信部20aに向けてマイクロ波が発信されるが、この際、発信部21aと受信部20aとの間が筒状のフード33で覆われているから、マイクロ波の外部への拡散を防止して効率よく受信部20aへ入射させることができる。
【0028】
図4には第3の実施形態を示してあり、この実施形態においては、かご10の上部にマイクロ波発信装置21が設けられている。そして、このマイクロ波発信装置21の発信部21aがかご10の側壁の外面に設けられたマイクロ波受信装置20の受信部20aに向けられている。
【0029】
このような構成においては、かご10の昇降位置に関わりなく、マイクロ波発信装置21からマイクロ波受信装置20にマイクロ波を発信してかご操作盤12内の蓄電装置25に常時電力を蓄えて、かご操作盤12に必要な電力を常時確保することができる。
【0030】
次に、この発明の応用例を図5を参照して説明する。この応用例は、各階のエレベータホールにおける出入口40の周囲の壁41がガラスで構成されている建屋の場合に適用する例である。なお、42は出入口40に設けられた三方枠である。
【0031】
各階のガラス製の壁41には、かご呼び登録用の押し釦やその押し釦を照光して登録の有無を表示する光源などを備えるホール操作盤44が取り付けられ、このホール操作盤44にマイクロ波受信装置20、発電装置24、蓄電装置25が設けられている。そして、かご10には、前記マイクロ波受信装置20と対向可能にマイクロ波発信装置21が設けられている。
【0032】
この例の場合は、深夜などの乗客がエレベータを利用しない時間帯においてかご10を運転して順次各階に停止させ、その停止時にかご10のマイクロ波発信装置21からホール操作盤44のマイクロ波受信装置20に向けてマイクロ波を発信させ、そのマイクロ波に基づいて発電装置24により発電させ、その電力を蓄電装置25に蓄電する。
【0033】
そして、エレベータの通常運転時において、蓄電装置25に蓄電した電力をホール操作盤44の信号の出入力や光源の点灯に要する電源として用いる。
【0034】
ホール操作盤44はガラス製の壁41に設けられており、このためガラス製の壁41に電源ケーブルを這わせ、その電源ケーブルでホール操作盤44に電源を供給するとなると、電源ケーブルの陰がガラス製の壁41に映り、不体裁で目障りとなるが、この応用例によれば、ホール操作盤44の電源をマイクロ波受信装置20により確保でき、電源ケーブルが不要であり、したがってガラス製の壁41がすっきりし、良好な外観を保つことができる。
なお、ホール操作盤44とエレベータ制御装置などとの間の信号の送受信は無線通信により行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る展望用エレベータのかご操作盤電源装置を示す構成図。
【図2】その展望用エレベータのかご操作盤の正面図。
【図3】この発明の第2の実施形態に係る展望用エレベータのかご操作盤電源装置を示す構成図。
【図4】この発明の第3の実施形態に係る展望用エレベータのかご操作盤電源装置を示す構成図。
【図5】この発明の応用例を示す構成図。
【図6】従来の技術を説明するための斜視図。
【符号の説明】
【0036】
8…昇降路
9…メインロープ
10a…側壁
12…操作盤
13…押し釦
14.16…光源
15…方向指示パネル
20…マイクロ波受信装置
20a…受信部
21…マイクロ波発信装置
21a…発信部
24…発電装置
25…蓄電装置
28…第1の無線通信装置
29…第2の無線通信装置
30…テールコード
31…制御装置
33…フード




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013