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発明の名称 エレベータの制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−31087(P2007−31087A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−217640(P2005−217640)
出願日 平成17年7月27日(2005.7.27)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 松下 実
要約 課題
エレベータの運転を休止する場合に、乗りかご内の利用者だけでなく、乗場で待っている利用者にもその旨を知らせて、乗りかごへの乗車を禁止する。

解決手段
エレベータの休止に伴い、乗りかご2を指定階で停止させた状態で、ドア開閉装置18によって乗りかご2のドアが全戸開した状態を検出し、かご内音声合成装置16を通じて休止案内を行う。これにより、乗りかご内の利用者だけでなく、乗場で待っている利用者にもその旨を知らせて、乗りかごへの乗車を禁止することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
乗りかご内に設けられた音声合成手段と、
上記乗りかごのドアを開閉制御するドア開閉手段と、
このドア開閉手段による上記乗りかごのドアの開閉状態を検出するドア位置検出手段と、
エレベータの休止に伴い、上記乗りかごを指定階で停止させた状態で、上記ドア位置検出手段によって上記乗りかごのドアが全戸開した状態が検出されたときに、上記乗りかご内の音声合成手段を通じて休止案内を行う報知制御手段と
を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。
【請求項2】
上記報知制御手段は、上記乗りかごのドアが全戸開してから戸閉するまでの間、一定周期で休止案内を行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
【請求項3】
各階の乗場に設けられた音声合成手段を備え、
上記報知制御手段は、上記乗りかご内の音声合成手段と同期させて、上記指定階の乗場に設けられた音声合成手段を通じて休止案内を行うことを特徴とする請求項1または2記載のエレベータの制御装置。
【請求項4】
上記乗りかごのドアに設けられ、利用者の通過を検出するドア検出手段を備え、
上記報知制御手段は、上記ドア検出手段によって利用者の通過が検出されたときに、上記乗りかご内の音声合成手段を通じて休止案内を行うことを特徴とする請求項1または2記載のエレベータの制御装置。
【請求項5】
上記乗りかご内の利用者を検出する利用者検出手段を備え、
上記ドア開閉手段は、上記利用者検出手段によって上記乗りかご内の利用者が検出されている場合に、上記乗りかごのドアを戸閉せずに戸開状態を維持することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
【請求項6】
エレベータの休止に伴い、上記乗りかご内に設けられた戸開釦を強調表示する釦表示手段を備え、
上記ドア開閉手段は、上記釦表示手段によって強調表示された上記戸開釦の操作により上記乗りかごのドアを戸開することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
【請求項7】
上記報知制御手段は、上記乗りかごのドアが戸閉状態にあるときに、上記乗りかご内の音声合成手段を通じて上記乗りかご内に設けられた戸開釦の操作案内を所定の時間間隔で行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
【請求項8】
上記乗りかご内の利用者を検出する利用者検出手段を備え、
上記報知制御手段は、上記乗りかごのドアが戸閉状態にあるときに、上記利用者検出手段によって上記乗りかご内の利用者が検出された場合に上記乗りかご内の音声合成手段を通じて上記乗りかご内に設けられた戸開釦の操作案内を行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
【請求項9】
上記ドア開閉手段は、エレベータの休止状態で上記乗りかご内に設けられた戸開釦を含む各種操作釦のいずれかの釦が操作された場合に、上記乗りかごのドアを戸開することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合に休止案内を行うエレベータの制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合に、エレベータの乗りかご内に設置された音声合成装置を通じて、乗りかご内の利用者(乗客)に降車を促すための休止案内を行っている。
【0003】
また、乗りかごが所定の階で停止したときに、かご内照明を消灯してエレベータが休止状態にあることを知らしめ、さらに戸開釦を点灯することで、戸開釦の操作により戸開することを乗りかご内の利用者に知らせている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のエレベータでは、乗りかごが戸開する前に、例えば「ドアが開いたら、降りて下さい」といったような休止案内を行っていた。このため、乗りかご内の利用者はエレベータが休止することを認識できても、乗場で待っている利用者はそれが分からず、誤って乗車してしまうことがあった。
【0005】
この場合、エレベータの休止に伴い、かご内照明を消灯して休止状態を知らしめるようにしているが、例えば展望台エレベータや駅舎エレベータのように屋外に設置される防犯窓付きのエレベータでは、かご内照明を消灯しても、かご内が充分に明るい。このため、乗場で待っている利用者は平常運転しているものと誤解して、乗車してしまう可能性がある。
【0006】
また、乗りかご内の利用者に休止案内を行ったとしても、利用者がそれを聞いていなければ乗車したままで休止状態となり、かご内に閉じ込められてしまう。この場合、戸開釦を押せば、乗りかごのドアが戸開して外に出られるが、そのことに気が付かない利用者も多い。
【0007】
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、エレベータの運転を休止する場合に、乗りかご内の利用者だけでなく、乗場で待っている利用者にもその旨を知らせて、乗りかごへの乗車を禁止することのできるエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1に係るエレベータの制御装置は、乗りかご内に設けられた音声合成手段と、上記乗りかごのドアを開閉制御するドア開閉手段と、このドア開閉手段による上記乗りかごのドアの開閉状態を検出するドア位置検出手段と、エレベータの休止に伴い、上記乗りかごを指定階で停止させた状態で、上記ドア位置検出手段によって上記乗りかごのドアが全戸開した状態が検出されたときに、上記乗りかご内の音声合成手段を通じて休止案内を行う報知制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項2は、上記請求項1記載のエレベータの制御装置において、上記報知制御手段は、上記乗りかごのドアが全戸開してから戸閉するまでの間、一定周期で休止案内を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項3は、上記請求項1または2記載のエレベータの制御装置において、各階の乗場に設けられた音声合成手段を備え、上記報知制御手段は、上記乗りかご内の音声合成手段と同期させて、上記指定階の乗場に設けられた音声合成手段を通じて休止案内を行うことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項4は、上記請求項1または2記載のエレベータの制御装置において、上記乗りかごのドアに設けられ、利用者の通過を検出するドア検出手段を備え、上記報知制御手段は、上記ドア検出手段によって利用者の通過が検出されたときに、上記乗りかご内の音声合成手段を通じて休止案内を行うことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項5は、上記請求項1記載のエレベータの制御装置において、上記乗りかご内の利用者を検出する利用者検出手段を備え、上記ドア開閉手段は、上記利用者検出手段によって上記乗りかご内の利用者が検出されている場合に、上記乗りかごのドアを戸閉せずに戸開状態を維持することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項6は、上記請求項1記載のエレベータの制御装置は、エレベータの休止に伴い、上記乗りかご内に設けられた戸開釦を強調表示する釦表示手段を備え、上記ドア開閉手段は、上記釦表示手段によって強調表示された上記戸開釦の操作により上記乗りかごのドアを戸開することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項7は、上記請求項1記載のエレベータの制御装置において、上記報知制御手段は、上記乗りかごのドアが戸閉状態にあるときに、上記乗りかご内の音声合成手段を通じて上記乗りかご内に設けられた戸開釦の操作案内を所定の時間間隔で行うことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項8は、上記請求項1記載のエレベータの制御装置において、上記乗りかご内の利用者を検出する利用者検出手段を備え、上記報知制御手段は、上記乗りかごのドアが戸閉状態にあるときに、上記利用者検出手段によって上記乗りかご内の利用者が検出された場合に上記乗りかご内の音声合成手段を通じて上記乗りかご内に設けられた戸開釦の操作案内を行うことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項9は、上記請求項1記載のエレベータの制御装置において、上記ドア開閉手段は、エレベータの休止状態で上記乗りかご内に設けられた戸開釦を含む各種操作釦のいずれかの釦が操作された場合に、上記乗りかごのドアを戸開することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、エレベータの休止に伴い、乗りかごを指定階で停止させた際に、乗りかごのドアが全戸開したときのタイミングで、乗りかご内に設けられた音声合成手段を通じて休止案内を行うことにより、乗りかご内の利用者だけでなく、乗場で待っている利用者にもその旨を知らせて、乗りかごへの乗車を禁止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの装置構成を示すブロック図である。
【0020】
ビルの最上部などに設けられた機械室1の中にエレベータ制御装置11が設置されている。このエレベータ制御装置11は、汎用のコンピュータによって構成され、図示せぬメモリに記憶されたプログラムに従ってエレベータ全体の制御を行う。
【0021】
一方、乗りかご2には、かご内制御装置12とドア制御装置13が設置されており、それぞれに伝送ライン4を介してエレベータ制御装置11と接続されている。
【0022】
かご内制御装置12には、かご内表示装置15、かご内音声合成装置16、かご内入出力装置17が接続されている。かご内表示装置15は、階床表示やエレベータの状態表示などの表示処理を行う。かご内音声合成装置16は、音声による階床案内、エレベータの状態案内などの音声処理を行う。かご内入出力装置17は、かご呼び入力、かご呼び応答ランプ出力などの各種信号の入出力処理を行う。
【0023】
また、ドア制御装置13には、ドア開閉装置18とドア位置検出装置19が接続されている。図2にように、乗りかご2の出入り口にはかごドア21が開閉自在に設けられている。上述したドア開閉装置18は、このかごドア21を戸開方向および戸閉方向に駆動制御する。ドア位置検出装置19は、このかごドア21の開閉状態を電気的あるいは機械的に検出する。なお、かごドア21の開閉に伴い、乗場ドアも連動して開閉するようになっている。
【0024】
かごドア21の近傍には、利用者が行先階などを登録するための操作パネル22が設けられている。この操作パネル22上には、各階に対応したかご呼び釦23や、戸開釦24、戸閉釦25などを含む各種操作ボタンが配設されている。なお、これらの操作釦は、例えば発光ダイオードなどにより点灯可能な構造を有するものとする。
【0025】
また、乗りかご2内の所定の箇所に、かご内表示装置15によって点灯制御される休止灯26と、かご内音声合成装置16によって生成される音声を出力するための音声出力器(スピーカ)27が配設されている。乗りかご2の天井面には照明器28が設けられており、平常運転時に乗りかご2内を明るく照らしている。
【0026】
一方、乗場3には乗場制御装置14が設置されており、伝送ライン5を介してエレベータ制御装置11と接続されている。
【0027】
乗場制御装置14には、乗場呼びの入力、乗場呼び応答ランプの出力などの各種信号の入出力処理を行う乗場入出力装置20が接続されている。なお、実際には、各階の乗場3に乗場制御装置14および乗場呼び入出力装置20がそれぞれ設置されているが、図1では省略してある。
【0028】
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
【0029】
なお、以下のフローチャートで示される処理は、コンピュータであるエレベータ制御装置11が所定のプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述された手順に従って実行される。他の実施形態の処理も同様である。
【0030】
図3は第1の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【0031】
例えば管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合において(ステップA11のYes)、エレベータ制御装置11は以下のような処理を行う。
【0032】
すなわち、エレベータ制御装置11は、まず、かご内の音声合成装置16により、例えば「ドアが開いたら降りて下さい」といったような降車案内放送を行う(ステップA12)。
【0033】
続いて、エレベータ制御装置11は、そのときの状況に応じて適宜指定される階床に乗りかご2を停止させる(ステップA13)。そして、この指定階で乗りかご2内の利用者を降車させるために、ドア開閉装置18を通じてかごドア21を戸開する(ステップA14)。その際に、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15により休止灯26を点灯してエレベータ休止状態を明示すると共に戸開釦24を点灯し(ステップA15,A17)、かご内入出力装置17により照明器27の消灯を行う(ステップA16)。
【0034】
ここで、第1の実施形態では、上述したようなエレベータの休止処理(ステップA11〜A17)に加え、さらに、ドア位置検出装置19によって検出されるかごドア21の開閉状態に基づいて、かごドア21が全戸開したときのタイミングで(ステップA18のYes)、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16を通じて休止案内を行う(ステップA19)。
【0035】
具体的には、かごドア21が全開したときのタイミングで、例えば「エレベータの運転を休止しますので、降車して下さい」といったような、降車を促す休止案内を音声にて出力する。このような休止案内を全戸開時に行うことで、乗りかご2内の利用者だけでなく、乗場3でエレベータを待っている利用者に対しても、エレベータが利用できないことを知らしめることができる。
【0036】
また、戸閉後において(ステップA20)、乗りかご2内に設けられた戸開釦24が押下操作されると(ステップA22のYes)、エレベータ制御装置11は、ドア制御装置13を通じてかごドア21を開く(ステップA23)。その際に、再び、かご内音声合成装置16によって休止案内を行う(ステップA24)。このときに休止案内を行うのは、戸開によって乗場3の利用者が誤って乗車してくることを防ぐためである。そして、戸閉後、休止状態が解除されるのを待つ(ステップA25→A21)。
【0037】
休止状態が解除された場合には(ステップA21のYes)、平常運転に戻る(ステップA26)。
【0038】
このように、エレベータ休止後の戸開動作に同期させて、乗りかご2内に設けられたかご内音声合成装置16を通じて休止案内を行うことで、乗りかご2内の利用者だけでなく、乗場3で待っている利用者に対しても、エレベータの休止により利用できない旨を知らせることができる。これにより、乗りかご2内に利用者を閉じ込めてしまうことなく、安全に休止状態に移行することが可能となる。
【0039】
また、例えば展望用エレベータや駅舎エレベータなどの屋外に設置される防犯窓付きエレベータでは、かご内照明を消灯しても十分に明るいために、乗場にいる利用者が誤って乗車してくることがある。このように、かご内が常時明るいエレベータであっても、かごドア21が全戸開した状態で、音声による休止案内を行うことにより、乗場にいる利用者に対して、エレベータを利用できないことを確実に知らしめて、乗車を禁止することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、戸開時に休止案内を1回行うだけであったが、第2の実施形態では、全戸開してから戸閉するまでの間、一定周期で休止案内を行うことを特徴とする。
【0041】
なお、装置構成としては上記第1の実施形態における図1と同様であるため、ここではフローチャートを参照して処理的な違いについて説明する。
【0042】
図4は第2の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。基本的な処理の流れは、上記第1の実施形態における図3と同様である。
【0043】
例えば管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合において(ステップB11のYes)、エレベータ制御装置11は、まず、かご内の音声合成装置16により、例えば「ドアが開いたら降りて下さい」といったような降車案内放送を行う(ステップB12)。
【0044】
続いて、エレベータ制御装置11は、そのときの状況に応じて適宜指定される階床に乗りかご2を停止させる(ステップB13)。そして、この指定階で乗りかご2内の利用者を降車させるために、ドア開閉装置18を通じてかごドア21を戸開する(ステップB14)。その際に、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15により休止灯26を点灯してエレベータ休止状態を明示すると共に戸開釦24を点灯し(ステップB15,B17)、かご内入出力装置17により照明器27の消灯を行う(ステップB16)。
【0045】
ここで、ドア位置検出装置19によって検出されるかごドア21の開閉状態に基づいて、かごドア21が全戸開したときのタイミングで(ステップB18のYes)、かご内音声合成装置16により、例えば「エレベータの運転を休止しますので、降車して下さい」といったような休止案内を音声にて行う(ステップB19)。
【0046】
第2の実施形態では、かごドア21が戸開してから戸閉するまでの間、例えば2秒間隔など、上記休止案内を一定周期で行う(ステップB20,B21)。これにより、乗りかご2内の利用者、乗場3でエレベータを待っている利用者に対し、エレベータの休止により利用できないことをより確実に知らしめることができる。
【0047】
また、戸閉後において(ステップB21のYes)、乗りかご2内に設けられた戸開釦24が押下操作された場合には(ステップB23のYes)、エレベータ制御装置11はドア制御装置13を通じてかごドア21を開き(ステップB24)、そのときに休止案内を行う(ステップB25)。その際、上記ステップB20と同様に、戸開中に一定周期で休止案内を行うようにしても良い。そして、戸閉後、休止状態が解除されるのを待つ(ステップB26→B22)。
【0048】
休止状態が解除された場合には(ステップB22のYes)、平常運転に戻る(ステップB27)。
【0049】
このように、かごドア21が全戸開してから戸閉するまでの間、一定周期で音声による休止案内を行うことで、乗りかごと乗場の双方の利用者に対してエレベータを利用できない旨をより確実に知らせることができ、その休止エレベータヘの乗車を禁止することができる。
【0050】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
上記第1および第2の実施形態では、かご内から休止案内を行う構成としたが、第3の実施形態では、さらに乗場でも同じタイミングで休止案内を行うことを特徴とする。
【0051】
図5は本発明の第3の実施形態に係るエレベータの装置構成を示すブロック図である。なお、図5において、図1と同一部分には同じ符号を付して、その説明は省略するものとする。
【0052】
図1の構成と異なる点は、各階の乗場3に乗場表示装置31と乗場音声合成装置32が設置されている点である。乗場表示装置31と乗場音声合成装置32は、エレベータ制御装置11からの指令により上記第1の実施形態と同様のタイミングで休止案内をそれぞれ表示と音声にて行う。
【0053】
図6に乗場3の構成を示す。
エレベータの乗場3には、乗場ドア33や乗場呼び釦34が設けられている。乗場ドア33は、乗りかご2の到着に伴い、かごドア21と連動して開閉する。乗場呼び釦34は、利用者の行先方向(上方向/下方向)を指定するための釦である。また、乗場ドア33の近傍に、乗場表示装置31によって点灯制御される休止灯35と、乗場音声合成装置32によって生成される音声を出力するための音声出力器(スピーカ)36が配設されている。
【0054】
このような構成において、エレベータ制御装置11は、上記第1の実施形態と同様のタイミングで、乗りかご2が停止した階の乗場3でも休止案内を行うように乗場表示装置31および乗場音声合成装置32を制御する。
【0055】
すなわち、図3のステップA15において、かご内表示装置15によって休止灯26を点灯するときに、乗場表示装置31によって乗場3の休止灯35も点灯する。また、ステップA19において、全戸開のタイミングでかご内音声合成装置16により休止案内を音声にて行うときに、乗場音声合成装置32によって乗場3でも音声による休止案内を行う。さらに、ステップA24において、乗場3内の戸開釦24の押下により戸開するときに休止案内を音声にて行うときも、上記同様に乗場3で休止案内を行う。
【0056】
このように、乗場3に乗場表示装置31と乗場音声合成装置32を設け、同様の休止案内を行うことで、乗場3でエレベータを待っている利用者に対して、エレベータの休止により利用できないことをより確実に知らせることができる。
【0057】
なお、上記第2の実施形態のように、乗場3でも一定周期で休止案内を行うようにしても良い。
【0058】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、エレベータの休止に伴い乗りかごを指定階で停止して戸開した際に、ドアセンサにより利用者が通過したことを検出したときに休止案内を行うことを特徴とする。
【0059】
図7は本発明の第4の実施形態に係るエレベータの装置構成を示すブロック図である。なお、図7において、図1と同一部分には同じ符号を付して、その説明は省略するものとする。
【0060】
図1の構成と異なる点は、乗りかご2のドア制御装置13に光電管ドアセンサ41が設けられていることである。この光電管ドアセンサ41は、図2に示すかごドア21の先端部などに設置されており、利用者の通過を光学的に検出するものである。この光電管ドアセンサ41によって検出された信号は、ドア制御装置13を通じてエレベータ制御装置11に送られる。
【0061】
以下に、フローチャートを参照して処理動作について説明する。
図8は第4の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【0062】
例えば管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合において(ステップC11のYes)、エレベータ制御装置11は、まず、かご内の音声合成装置16により、例えば「ドアが開いたら降りて下さい」といったような降車案内放送を行う(ステップC12)。
【0063】
続いて、エレベータ制御装置11は、そのときの状況に応じて適宜指定される階床に乗りかご2を停止させる(ステップC13)。そして、この指定階で乗りかご2内の利用者を降車させるために、ドア開閉装置18を通じてかごドア21を戸開する(ステップC14)。その際に、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15により休止灯26を点灯してエレベータ休止状態を明示すると共に戸開釦24を点灯し(ステップC15,C17)、かご内入出力装置17により照明器27の消灯を行う(ステップC16)。
【0064】
ここで、第4の実施形態では、戸開状態で光電管ドアセンサ41によって利用者の通過が検出されたときに(ステップC18のYes)、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16により、例えば「エレベータの運転を休止しますので、降車して下さい」といったような休止案内を音声にて行う(ステップC19)。これにより、乗りかご2内の利用者はもとより、乗場3から誤って乗り込んでくる利用者に対しても、エレベータが利用できないことを確実に知らしめることができる。
【0065】
また、戸閉後において(ステップC20)、乗りかご2内に設けられた戸開釦24が押下操作された場合には(ステップC22のYes)、エレベータ制御装置11は、ドア制御装置13を通じてかごドア21を開く(ステップC23)。その際に、再び、かご内音声合成装置16によって休止案内を行う(ステップC24)。このときに休止案内を行うのは、戸開によって乗場3の利用者が誤って乗車してくることを防ぐためである。
【0066】
なお、上記ステップC18と同様に、光電管ドアセンサ41によって利用者の通過が検出されたときに休止案内を行うようにしても良い。そして、戸閉後、休止状態が解除されるのを待つ(ステップC25→C21)。
【0067】
休止状態が解除された場合には(ステップC21のYes)、平常運転に戻る(ステップC26)。
【0068】
このように、乗りかご2の戸開中に光電管ドアセンサ41にて利用者の通過が検出されたときに休止案内を行うことで、乗場3から誤って乗り込んでくる利用者に対してエレベータを利用できない旨を知らせることができ、その休止エレベータヘの乗車を禁止することができる。
【0069】
なお、上記第4の実施形態では、光電管ドアセンサ41によって乗りかご2から降車する利用者あるいは乗りかご2へ乗車する利用者の通過を検出したが、他のセンサ類を用いて検出することでも良い。
【0070】
また、上記第2の実施形態のように、一定周期で休止案内を行うようにしても良い。
【0071】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態では、エレベータの休止に伴い乗りかごを指定階で停止して戸開した際に、乗りかご内に利用者がいる間は戸閉せずに休止案内を行うことを特徴とする。
【0072】
図9は本発明の第5の実施形態に係るエレベータの装置構成を示すブロック図である。なお、図9において、図1と同一部分には同じ符号を付して、その説明は省略するものとする。
【0073】
図9の構成と異なる点は、乗りかご2に利用者検出装置42および荷重検出装置43が設けられていることである。利用者検出装置42は、荷重検出装置43を用いて乗りかご2内に利用者がいるか否かを検出する。荷重検出装置43は、乗りかご2の底部などに設置されており、乗りかご2の荷重を検出して、その検出信号を利用者検出装置42に出力する。
【0074】
以下に、フローチャートを参照して処理動作について説明する。
図10は第5の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【0075】
例えば管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合において(ステップD11のYes)、エレベータ制御装置11は、まず、かご内の音声合成装置16により、例えば「ドアが開いたら降りて下さい」といったような降車案内放送を行う(ステップD12)。
【0076】
続いて、エレベータ制御装置11は、そのときの状況に応じて適宜指定される階床に乗りかご2を停止させる(ステップD13)。そして、この指定階で乗りかご2内の利用者を降車させるために、ドア開閉装置18を通じてかごドア21を戸開する(ステップD14)。その際に、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15により休止灯26を点灯してエレベータ休止状態を明示すると共に戸開釦24を点灯し(ステップD15,D17)、かご内入出力装置17により照明器27の消灯を行う(ステップD16)。
【0077】
また、指定階での戸開に伴い、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16により、例えば「エレベータの運転を休止しますので、降車して下さい」といったような休止案内を音声にて行う(ステップD18)。
【0078】
ここで、第5の実施形態では、乗りかご2内に設けられた利用者検出装置42は、荷重検出装置43から乗場3内の現在の荷重情報を入力することにより、その荷重情報に基づいて乗りかご2内に利用者がいるか否かを判断し、その結果をエレベータ制御装置11に出力する(ステップD19)。
【0079】
エレベータ制御装置11では、利用者検出装置42を通じて乗りかご2内に利用者がいることが確認されると(ステップD19のYes)、乗りかご2の戸開状態を保持するべく、ドア制御装置13を通じてドア開閉装置18に対して戸開信号を出力する(ステップD14)。この間、所定の時間間隔で上記休止案内が音声出力される。
【0080】
一方、乗りかご2内に利用者がいないことが確認されると(ステップD20のNo)、エレベータ制御装置11は、ドア制御装置13を通じて乗りかご2のドア21を閉めて(ステップD20)、エレベータ休止状態に入る(ステップD21)。
【0081】
また、休止状態が解除された場合には(ステップD22のYes)、平常運転に戻る(ステップD23)。
【0082】
このように、エレベータの休止に伴い乗りかご2を指定階で戸開した際に、乗りかご2内に利用者がいることが確認された場合には、そのまま戸開状態を保持する。これにより、例えば利用者が休止案内を聞き取れずに、休止したことを直ぐに認識できないような場合であっても、戸開したままでいることによって、それを気付かせて降車させることができる。また、この間に休止案内を継続的に音声出力することで、乗場3から利用者が誤って乗車することも防げる。
【0083】
なお、上記第5の実施形態では、荷重検出装置43を用いて乗りかご2内の利用者の存在を検出する構成としたが、荷重検出装置43の代わりに、例えば人感センサや音声センサなどを利用して利用者を検出することでも良い。
【0084】
また、上記第2の実施形態のように、一定周期で休止案内を行うようにしても良い。
【0085】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態では、エレベータの運転を休止するときに、乗りかご内に設けられた戸開釦を点滅して、その操作を促すようにしたことを特徴とする。
【0086】
なお、装置構成としては上記第1の実施形態における図1と同様であるため、ここではフローチャートを参照して処理的な違いについて説明する。
【0087】
図11は第6の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。基本的な処理の流れは、上記第1の実施形態における図3と同様である。
【0088】
例えば管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合において(ステップE11のYes)、エレベータ制御装置11は、まず、かご内の音声合成装置16により、例えば「ドアが開いたら降りて下さい」といったような降車案内放送を行う(ステップE12)。
【0089】
続いて、エレベータ制御装置11は、そのときの状況に応じて適宜指定される階床に乗りかご2を停止させる(ステップE13)。そして、この指定階で乗りかご2内の利用者を降車させるために、ドア開閉装置18を通じてかごドア21を戸開する(ステップE14)。その際に、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15により休止灯26を点灯してエレベータ休止状態を明示して(ステップE15)、かご内入出力装置17により照明器27の消灯を行う(ステップE16)。
【0090】
ここで、第6の実施形態では、エレベータ休止に伴い乗りかご2内の照明器27を消灯して暗くしたときに、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15を通じて操作パネル22上の戸開釦24を点滅する(ステップE17)。
【0091】
以後の処理は上記第1の実施形態と同様であり、かごドア21が全戸開したときのタイミングで(ステップE18のYes)、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16により、例えば「エレベータの運転を休止しますので、降車して下さい」といったような休止案内を音声にて行う(ステップE19)。
【0092】
また、戸閉後において(ステップE20)、乗りかご2内に設けられた戸開釦24が押下操作された場合には(ステップE22のYes)、エレベータ制御装置11はドア制御装置13を通じてかごドア21を開く(ステップE23)。その際に、再び、かご内音声合成装置16により休止案内を行う(ステップE24)。このときに休止案内を行うのは、戸開によって乗場3の利用者が誤って乗車してくることを防ぐためである。そして、戸閉後、休止状態が解除されるのを待つ(ステップE25→E21)。
【0093】
休止状態が解除された場合には(ステップE21のYes)、平常運転に戻る(ステップE26)。
【0094】
このように、エレベータ休止状態になったときに、乗りかご2内に設けられた戸開釦24を点滅することで、乗りかご2内の利用者に戸開釦24の設置場所を知らしめると共に、この戸開釦24の操作により自動的に戸開することを示唆することもできる。したがって、もし乗りかご2内に利用者が残っていたとしても、慌てることなく、戸開釦24を押下操作して外に出ることができる。
【0095】
なお、上記第6の実施形態では、エレベータ休止時に乗りかご2内の戸開釦24を点滅する構成としたが、例えば戸開釦24を赤色で点灯することでも良く、要は戸開釦24を単に点灯するではなく、目立つように強調表示して利用者に操作を促すことができるような表示方法であれば良い。
【0096】
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
上記第6の実施形態では、戸開釦の点滅により利用者に釦操作を促すようにしたが、第7の実施形態では、戸閉後に一定時間周期で戸開釦の操作案内を音声にて行うことを特徴とする。
【0097】
なお、装置構成としては上記第1の実施形態における図1と同様であるため、ここではフローチャートを参照して処理的な違いについて説明する。
【0098】
図12は第7の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。基本的な処理の流れは、上記第1の実施形態における図3と同様である。
【0099】
例えば管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合において(ステップF11のYes)、エレベータ制御装置11は、まず、かご内の音声合成装置16により、例えば「ドアが開いたら降りて下さい」といったような降車案内放送を行う(ステップF12)。
【0100】
続いて、エレベータ制御装置11は、そのときの状況に応じて適宜指定される階床に乗りかご2を停止させる(ステップF13)。そして、この指定階で乗りかご2内の利用者を降車させるために、ドア開閉装置18を通じてかごドア21を戸開する(ステップF14)。その際に、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15により休止灯26を点灯してエレベータ休止状態を明示すると共に戸開釦24を点灯し(ステップF15,F17)、かご内入出力装置17により照明器27の消灯を行う(ステップF16)。
【0101】
また、かごドア21が全戸開したときのタイミングで(ステップF18のYes)、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16により、例えば「エレベータの運転を休止しますので、降車して下さい」といったような休止案内を音声にて行う(ステップF19)。
【0102】
ここで、第7の実施形態では、戸閉後において(ステップF20)、休止状態が解除されるまでの間(ステップF21のNo)、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16を通じて一定時間周期毎に戸開釦操作案内を行う(ステップF22,F23)。具体的には、例えば5分間隔毎に「戸開釦を押せば、ドアが開きます」といったような操作案内を音声出力する。
【0103】
戸開釦24が押下操作された場合には(ステップF22のYes)、エレベータ制御装置11はドア制御装置13を通じてかごドア21を開く(ステップF25)。その際に、再び、かご内音声合成装置16によって休止案内を行う(ステップF26)。このときに休止案内を行うのは、戸開によって乗場3の利用者が誤って乗車してくることを防ぐためである。そして、戸閉後、休止状態が解除されるのを待つ(ステップF27→F21)。
【0104】
休止状態が解除された場合には(ステップF21のYes)、平常運転に戻る(ステップF28)。
【0105】
このように、エレベータの休止により乗りかご2を戸閉したときに、一定時間周期で戸開釦の操作案内を行う。したがって、もし、乗りかご2内に利用者が残っていたとしても、その操作案内に従って戸開釦24を押下操作して外に出ることができる。
【0106】
なお、上記第7の実施形態では、一定時間周期で戸開釦の操作案内を行うものとしたが、例えば時間経過に伴い、この戸開釦の操作案内を行う間隔を延ばすようにしても良い。また、ある程度時間が経過した場合には、乗りかご2内に利用者はいないものと見なして、戸開釦の操作案内を止めるようにしても良い。
【0107】
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。
上記第7の実施形態では、戸閉時にかご内利用者の有無に関係なく、戸開釦の操作案内を行うようにしたが、第8の実施形態では、戸閉時にかご内利用者を検出した場合に戸開釦の操作案内を行うことを特徴とする。
【0108】
なお、装置構成としては上記第5の実施形態における図9と同様であるため、ここではフローチャートを参照して処理的な違いについて説明する。図9の構成は、乗りかご2内に利用者検出装置42および荷重検出装置43を設けて、乗りかご2の荷重状態から利用者の有無を検出するようにしたものである。
【0109】
図13は第8の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。基本的な処理の流れは、上記第1の実施形態における図3と同様である。
【0110】
例えば管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合において(ステップG11のYes)、エレベータ制御装置11は、まず、かご内の音声合成装置16により、例えば「ドアが開いたら降りて下さい」といったような降車案内放送を行う(ステップG12)。
【0111】
続いて、エレベータ制御装置11は、そのときの状況に応じて適宜指定される階床に乗りかご2を停止させる(ステップG13)。そして、この指定階で乗りかご2内の利用者を降車させるために、ドア開閉装置18を通じてかごドア21を戸開する(ステップG14)。その際に、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15により休止灯26を点灯してエレベータ休止状態を明示すると共に戸開釦24を点灯し(ステップG15,G17)、かご内入出力装置17により照明器27の消灯を行う(ステップG16)。
【0112】
また、かごドア21が全戸開したときのタイミングで(ステップG18のYes)、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16により、例えば「エレベータの運転を休止しますので、降車して下さい」といったような休止案内を音声にて行う(ステップG19)。
【0113】
ここで、第8の実施形態では、戸閉後において(ステップG20)、休止状態が解除されるまでの間(ステップG21のNo)、エレベータ制御装置11は、図9に示した利用者検出装置42および荷重検出装置43を通じて乗りかご2内に利用者がいるか否かを判断する(ステップG22)。その結果、乗りかご2内に利用者がいることを確認すると(ステップG22のYes)、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16を通じて戸開釦操作案内を行う(ステップG23)。具体的には、例えば「戸開釦を押せば、ドアが開きます」といったような操作案内を音声出力する。
【0114】
戸開釦24が押下操作された場合には(ステップG24のYes)、エレベータ制御装置11はドア制御装置13を通じてかごドア21を開く(ステップG25)。その際に、再び、かご内音声合成装置16によって休止案内を行う(ステップG26)。このときに休止案内を行うのは、戸開によって乗場3の利用者が誤って乗車してくることを防ぐためである。そして、戸閉後、休止状態が解除されるのを待つ(ステップG27→G21)。
【0115】
休止状態が解除された場合には(ステップG21のYes)、平常運転に戻る(ステップG28)。
【0116】
このように、エレベータの休止により乗りかご2を戸閉したときに、利用者の存在を確認した上で戸開釦の操作案内を行うことで、その利用者に対して確実に戸開釦の操作を促すことができる。
【0117】
なお、上記第8の実施形態では、荷重検出装置43を用いて乗りかご2内の利用者の存在を検出する構成としたが、荷重検出装置43の代わりに、例えば人感センサや音声センサなどを利用して利用者を検出することでも良い。
【0118】
(第9の実施形態)
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。
上記各実施形態では、戸閉時に戸開釦が押下操作されたときに戸開するものとしたが、第9の実施形態では、戸開釦だけではなく、戸閉釦、かご呼び釦、非常呼び釦等、乗りかご内に設けられた釦であれば、どの釦が操作された場合でも戸開を行うことを特徴とする。
【0119】
なお、装置構成としては上記第1の実施形態における図1と同様であるため、ここではフローチャートを参照して処理的な違いについて説明する。
【0120】
図14は第9の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。基本的な処理の流れは、上記第1の実施形態における図3と同様である。
【0121】
例えば管制運転、パーキング、故障等によりエレベータの運転を休止する場合において(ステップH11のYes)、エレベータ制御装置11は、まず、かご内の音声合成装置16により、例えば「ドアが開いたら降りて下さい」といったような降車案内放送を行う(ステップH12)。
【0122】
続いて、エレベータ制御装置11は、そのときの状況に応じて適宜指定される階床に乗りかご2を停止させる(ステップH13)。そして、この指定階で乗りかご2内の利用者を降車させるために、ドア開閉装置18を通じてかごドア21を戸開する(ステップH14)。その際に、エレベータ制御装置11は、かご内の表示装置15により休止灯26を点灯してエレベータ休止状態を明示すると共に戸開釦24を点灯し(ステップH15,H17)、かご内入出力装置17により照明器27の消灯を行う(ステップH16)。
【0123】
また、かごドア21が全戸開したときのタイミングで(ステップH18のYes)、エレベータ制御装置11は、かご内音声合成装置16により、例えば「エレベータの運転を休止しますので、降車して下さい」といったような休止案内を音声にて行う(ステップH19)。
【0124】
ここで、第9の実施形態では、戸閉後において(ステップH20)、利用者が乗りかご2内に設けられた各種操作釦のうちのいずれかの釦を押下操作すると(ステップH22のYes)、エレベータ制御装置11は、休止状態での釦操作はすべて戸開釦の操作とみなし、ドア制御装置13を通じてかごドア21を開く(ステップH23)。その際、再びかご内音声合成装置16によって休止案内を行う(ステップH24)。このときに休止案内を行うのは、戸開によって乗場3の利用者が誤って乗車してくることを防ぐためである。そして、戸閉後、休止状態が解除されるのを待つ(ステップH25→H21)。
【0125】
休止状態が解除された場合には(ステップH21のYes)、平常運転に戻る(ステップH26)。
【0126】
このように、エレベータが休止状態にある場合には、戸開釦24だけでなく、戸閉釦25やかご呼び釦23など、操作パネル22上のどの釦を操作しても戸開することができる。したがって、乗りかご2内に利用者が閉じ込められたとしても、適当に釦を押すことで簡単に外に出ることができる。
【0127】
なお、エレベータの休止により戸閉したときに、例えば「どの釦を操作してもドアが開きます」といったような操作案内をかご内音声合成装置16により行うようにしても良い。また、上記第8の実施形態のように、かご内の利用者の有無を検出し、利用者が存在することを確認した場合にこのような操作案内を行うことでも良い。
【0128】
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0129】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの装置構成を示すブロック図である。
【図2】図2は同実施形態におけるエレベータの乗りかご内の構成を示す図である。
【図3】図3は同実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図4】図4は本発明の第2の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は本発明の第3の実施形態に係るエレベータの装置構成を示すブロック図である。
【図6】図6は同実施形態におけるエレベータの乗場の構成を示す図である。
【図7】図7は本発明の第4の実施形態に係るエレベータの装置構成を示すブロック図である。
【図8】図8は同実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】図9は本発明の第5の実施形態に係るエレベータの装置構成を示すブロック図である。
【図10】図10は同実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図11】図11は本発明の第6の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図12】図12は本発明の第7の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図13】図13は本発明の第8の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図14】図14は本発明の第9の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0130】
1…機械室、2…乗りかご、3…乗場、4,5…伝送ライン、11…エレベータ制御装置、12…かご内制御装置、13…ドア制御装置、14…乗場制御装置、15…かご内表示装置、16…かご内音声合成装置、17…かご内入出力装置、18…ドア開閉装置、19…ドア位置検出装置、21…かごドア、22…操作パネル、23…かご呼び釦、24…戸開釦、25…戸閉釦、26…休止灯、27…音声出力器、28…照明器、31…乗場表示装置、32…乗場音声合成装置、33…乗場ドア、34…乗場呼び釦、35…休止灯、36…音声出力器、41…光電管ドアセンサ、42…利用者検出装置、43…荷重検出装置。




 

 


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