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エレベータ - 東芝エレベータ株式会社
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発明の名称 エレベータ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−31085(P2007−31085A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−217638(P2005−217638)
出願日 平成17年7月27日(2005.7.27)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 田原 徹
要約 課題
エレベータの各乗客に応じたサービスを行なう。

解決手段
エレベータ制御装置1は押下された乗場呼び登録装置2が設けられる階床の乗場呼びを登録する。この乗場呼び登録装置2のそばの乗場側ICタグセンサ4は近接するICタグ8に記憶される目的階の情報を受信する。エレベータ制御装置1は乗場側ICタグセンサ4からの情報を乗場呼びを行なった乗客の目的階の情報として認識する。エレベータ制御装置1は、この認識した目的階情報、各種呼びおよび乗りかご5の走行状態などをもとに、乗りかご5が前述した乗場呼びの発生階まで昇降するための所要予測時間およびこの乗場呼びの発生階からICタグ8に記憶された目的階まで昇降するための所要予測時間を示すメッセージを乗場呼びの発生階の乗場側案内装置3に表示させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
各階床に設けられる乗場釦の操作による乗場呼びが発生した場合に、この操作された乗場釦の近傍で乗客が携帯する記憶手段に記憶された当該乗客の目的階の情報を読み取る読み取り手段と、
乗りかごが現在位置から前記乗場呼びの発生階まで昇降するための予測時間と前記乗りかごが前記乗場呼びの発生階から前記読み取り手段により読み取った目的階まで昇降するための予測時間とを加算した時間を計算する計算手段と、
この計算手段により計算した時間を前記操作された乗場釦の近傍で案内する案内手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。
【請求項2】
各階床に設けられる乗場釦の操作による乗場呼びが発生した場合に、この操作された乗場釦の近傍で乗客が携帯する記憶手段に記憶された当該乗客の目的階の情報を読み取る読み取り手段と、
各階床のそれぞれと対応する案内情報を記憶する記憶手段と、
前記読み取り手段により読み取った目的階と対応する案内情報を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
この読み出し手段により読み出した情報を前記操作された乗場釦の近傍で案内する案内手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。
【請求項3】
各階床に設けられる乗場釦の操作による乗場呼びが発生した場合に、この操作された乗場釦の近傍で乗客が携帯する記憶手段に記憶された当該乗客の目的階の情報を読み取る読み取り手段と、
各階床のそれぞれと対応する案内情報を記憶する案内情報記憶手段と、
前記読み取り手段により読み取った目的階と対応する案内情報を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
この読み出し手段により読み出した情報を乗りかご内で案内する案内手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。
【請求項4】
各階床に設けられる乗場釦の操作による乗場呼びが発生した場合に、この操作された乗場釦の近傍で乗客が携帯する記憶手段に記憶された当該乗客の目的階の情報を読み取る読み取り手段と、
複数の乗りかごのそれぞれが現在位置から前記乗場呼びの発生階まで昇降するための予測時間と前記乗りかごが前記乗場呼びの発生階から前記読み取り手段により読み取った目的階まで昇降するための予測時間とを加算した時間を前記乗りかごごとに計算する計算手段と、
この計算手段により計算したそれぞれの時間を考慮した割当評価を行なって前記発生した乗場呼びに応答させる乗りかごを選択する割当制御手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。
【請求項5】
各階床に複数設けられる乗場釦のいずれかの操作による乗場呼びが発生した場合に、この乗場呼びが発生した階床の乗場釦のそれぞれの近傍で乗客が携帯する記憶手段の個数を前記乗場釦ごとに検出する検出手段と、
この検出手段により検出したそれぞれの個数を考慮して前記発生した乗場呼びに応答させる乗りかごを複数の乗りかごから選択する割当制御手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばICタグなどの記憶装置に記憶された情報を読み取る機能を有するエレベータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベータでは、各サービス階床の乗場に乗りかごの現在位置を案内するための表示灯を設けているが、この表示灯とは別に建物内の情報などの案内装置を設けたものがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述した案内では、例えば乗りかごが到着した場合のドア開閉の音声メッセージをスピーカ出力したり、エレベータ設置建物が百貨店である場合などに建物内の案内情報をモニタ表示したりする。しかしながら、これらの案内は各乗客のエレベータ利用形態や好みに個別に対応したものではなかった。
【0004】
また、乗客が乗場呼びを行なった場合に、応答する乗りかごが現在位置から乗場呼びの発生階までのおおよその待ち時間を計算し、この計算結果を乗場呼びを行なった階床のモニタに表示させるものがある。しかしながら、乗場の操作釦は行先方向のみを指定する釦であるので到着した乗りかごに乗り込む乗客の目的階はこの乗客が乗りかご内の行先階操作釦を押下してからでないと確定しない。よって乗りかごが乗客の目的階まで昇降するための所要予測時間を乗りかごの到着前に表示させることはできない。
【0005】
また、複数の乗りかごの郡管理制御を行なうエレベータでは、エレベータ全体における待ち時間を平準化させるために、既登録のかご呼びや乗場呼びおよび現在のかご位置に基づいて新たに発生した乗場呼びに応答させるかごを選択する。この待ち時間は乗りかごの乗客の目的階によって差が生じる場合がある。しかし、エレベータ制御装置は乗りかごを応答させて、この応答させた乗りかごに乗り込んだ乗客が行先階操作釦を押下してからでないと当該かごの行先階の情報を認識できない。つまりエレベータ制御装置は応答させるかごの選択の計算に当該かごの行先階の情報を用いることができない。
【0006】
以上のように、従来のエレベータは各乗客に応じたかご運転制御および情報案内を行なっていなかった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、各乗客に応じたサービスを行なうことが可能になるエレベータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明に係わるエレベータは、乗場釦の操作による乗場呼びが発生した場合に、この操作された乗場釦の近傍で乗客が携帯する記憶手段に記憶された当該乗客の目的階の情報を読み取り、乗りかごが現在のかご位置から乗場呼びの発生階まで昇降するための予測時間と乗りかごが乗場呼びの発生階から前述のように読み取った目的階まで昇降するための予測時間とを加算した時間を計算し、この計算した時間を乗場呼びの発生階で操作された乗場釦の近傍で案内することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係わるエレベータでは、乗場釦の操作による乗場呼びが発生した場合に、この操作された乗場釦の近傍で乗客が携帯する記憶手段に記憶された当該乗客の目的階の情報を読み取り、乗りかごが現在のかご位置から乗場呼びの発生階まで昇降するための予測時間と乗りかごが乗場呼びの発生階から前述のように読み取った目的階まで昇降するための予測時間とを加算した時間を計算し、この計算した時間を乗場呼びの発生階で操作された乗場釦の近傍で案内するので、各乗客に応じたサービスを行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータのエレベータ制御装置1は乗客が乗りかご5を呼ぶために押下する乗場呼び登録装置(乗場釦)2、乗場側案内装置3および乗場側ICタグセンサ4と接続される。ここでは乗場呼び登録装置2、乗場側案内装置3および乗場側ICタグセンサ4は各階床の図示しない乗場ドアの近傍に設けられる。ここでは乗場呼び登録装置2、乗場側案内装置3および乗場側ICタグセンサ4が設けられる階床は4階床であるとする。
【0011】
また、図示はしないが、乗りかご5は巻き上げ機のモータ軸に設けられたシーブに巻き掛けられたロープを介してカウンタウェイトと連結される。乗りかご5は巻き上げ機の駆動によるシーブの回転に伴い、カウンタウェイトとともに互いに上下反対方向に昇降する。この乗りかご5はかご内案内装置6およびかご内ICタグセンサ7を備える。かご内案内装置6およびかご内ICタグセンサ7は図示しないテールコードなどを介してエレベータ制御装置1と接続される。
【0012】
かご内ICタグセンサ7は利用者が所持するICタグ8を近接させた場合に、このICタグ8内の図示しないメモリに記憶される情報を近距離無線通信により受信する。また、乗場側ICタグセンサ4は同一階床にある乗場呼び登録装置2が押下された場合で、かつICタグ8を近接させた場合に、このICタグ8内の図示しないメモリに記憶される情報を近距離無線通信により受信する。
【0013】
ICタグ8内のメモリは、このICタグ8の所持者の利用する頻度が高い単一または複数の目的階を示す数値を記憶する。
【0014】
また、エレベータ制御装置1のメモリ9は乗りかご5の昇降標準所要時間データベースを記憶する。図2は本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ制御装置1のメモリ9に記憶される昇降標準所要時間データベースの一例を表形式で示す図である。
【0015】
この昇降標準所要時間データベースは、各階床間の情報と、この階床間を乗りかご5が昇降した場合の標準所要時間の情報とを対応付けて管理する。この標準所要時間とは昇降標準所要時間データベース上で対応付けられる階床間を途中階で停止することなく昇降した場合でドア開閉時間を考慮しない標準的な所要時間を示す。また、図示はしないがメモリ9は各階床におけるドア開閉の標準所要時間の情報を記憶する。
【0016】
次に図1に示した構成のエレベータによる乗りかご5の昇降所要時間の案内にかかる処理について説明する。
図3は本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータによる昇降所要時間の出力に関する処理の一例を示すフローチャートである。
【0017】
まず、ICタグ8の所持者がいずれかの階床にある乗場呼び登録装置2を押下すると、エレベータ制御装置1は押下された乗場呼び登録装置2が設けられる階床の乗場呼びを登録する(ステップS1)。この乗場呼びは行先方向の情報を含む。すると、エレベータ制御装置1は前述のように押下された乗場呼び登録装置2が設けられる階床と同一階床の乗場側ICタグセンサ4に対しICタグ8に記憶される情報の読み取りを指示する。
【0018】
乗場側ICタグセンサ4はエレベータ制御装置1からの指示を受けると、この乗場側ICタグセンサ4と近接するICタグ8のメモリに記憶される目的階の情報を近距離無線通信により受信する(ステップS2)。ここでは乗場側ICタグセンサ4と近接するICタグ8は1つであると仮定する。
【0019】
乗場側ICタグセンサ4は、ICタグ8から受信した情報をエレベータ制御装置1に出力する。エレベータ制御装置1は乗場側ICタグセンサ4からの情報を入力することで、新たな乗場呼びを行なった乗客の目的階の情報を認識する(ステップS3)。
【0020】
エレベータ制御装置1は、この認識した目的階情報、新たな乗場呼びの発生階情報、既登録のかご呼び、既登録のその他の乗場呼び、現在のかご位置の情報、図2に示した昇降標準所要時間データベースで管理される情報および各階床におけるドア開閉の標準所要時間を考慮して、乗りかご5が現在位置から前述した新たな乗場呼びの発生階まで昇降するための所要予測時間および当該乗りかご5が当該乗場呼びの発生階からICタグ8に記憶された目的階まで昇降するための所要予測時間の和を計算する(ステップS4)。
なお、エレベータ制御装置1はICタグ8からの情報に含まれる目的階が複数である場合にはそれぞれの目的階について前述した所要予測時間の和を計算する。
【0021】
エレベータ制御装置1は、この計算した所要予測時間、つまり乗りかご5が現在のかご位置から乗場呼びの発生階を経由してICタグ8に記憶された目的階に到着するまでの予測時間を示すメッセージを生成して、これを乗場呼びの発生階の乗場側案内装置3に表示させる(ステップS5)。
これにより、新たな乗場呼びを行なった乗客は所持するICタグ8に記憶された目的階まで乗りかご5が昇降するための所要予測時間を容易に把握することができる。
【0022】
また、エレベータ制御装置1は、この読み出した所要予測時間の情報をかご内ICタグセンサ7がICタグ8に記憶された目的階の情報を受信したのちに乗場呼びの発生階の乗場側案内装置3の代わりにかご内案内装置6に表示させてもよい。
【0023】
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータの構成は図1に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。
【0024】
この第2の実施形態にしたがったエレベータは、当該エレベータの設置建物が映画館であり、この映画館の入場券にICタグ8が埋め込まれると仮定する。エレベータの設置建物は映画館に限らず、入場券を購入した上で入室する部屋を有する建物であれば特に限定されない。
【0025】
このICタグ8には入場券に記載の映画館の上映フロアを示す階床の数値が記憶される。また、エレベータ制御装置1のメモリ9には前述した昇降所要時間に関する情報の代わりに各階床のそれぞれに関する案内情報を記憶する。この案内情報とは例えば上映映画の概要や上映開始時間などである。
【0026】
図4は本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータによる階床に関する案内処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ICタグ8が埋め込まれた入場券の所持者である乗客が上映フロア行きのエレベータのいずれかの階床にある乗場呼び登録装置2を押下すると、エレベータ制御装置1は押下された乗場呼び登録装置2が設けられる階床の乗場呼びを登録する(ステップS11)。すると、エレベータ制御装置1は前述のように押下された乗場呼び登録装置2が設けられる階床と同一階床の乗場側ICタグセンサ4に対しICタグ8に記憶された情報の読み取りを指示する。
【0027】
乗場側ICタグセンサ4はエレベータ制御装置1からの指示を受けると、この乗場側ICタグセンサ4と近接するICタグ8のメモリに記憶される階床の情報を近距離無線通信により受信する(ステップS12)。ここでは乗場側ICタグセンサ4と近接するICタグ8は1つであると仮定する。
【0028】
乗場側ICタグセンサ4は、ICタグ8から受信した情報をエレベータ制御装置1に出力する。エレベータ制御装置1は乗場側ICタグセンサ4からの情報を入力することで、新たな乗場呼びを行なった乗客の目的階の情報を認識する(ステップS13)。
【0029】
エレベータ制御装置1は、この認識した目的階と対応する案内情報をメモリ9から読み出す(ステップS14)。エレベータ制御装置1は、この読み出した案内情報を乗場呼びの発生階の乗場側案内装置3に表示させる(ステップS15)。これにより、新たな乗場呼びを行なった乗客は所持するICタグ8に記憶された目的階に関する案内情報を閲覧することができる。
【0030】
また、変形例として、エレベータ設置建物の特定のフロアに店舗がある場合で、この店舗が設けられる階床の数値を記憶したICタグ8を当該店舗のメンバーズカードに埋め込み、エレベータ制御装置1のメモリ9には店舗の取扱商品に関する案内情報を記憶する形態としてもよい。
【0031】
また、エレベータ制御装置1は、駐車場の利用時間帯や駐車料金の案内情報をメモリ9に記憶しておき、新たな乗場呼びの発生階の数値が乗場側ICタグセンサ4からの目的階の数値と同じである場合には、乗客が店舗から店外へ向かうとみなし、前述した駐車に関する案内情報を前述した新たな乗場呼びの発生階の乗場側案内装置3に表示させてもよい。
【0032】
また、エレベータ制御装置1は、前述のようにメモリ9から読み出した案内情報をかご内ICタグセンサ7がICタグ8に記憶された目的階の情報を受信したのちに乗場呼びの発生階の乗場側案内装置3の代わりにかご内案内装置6に表示させてもよい。
【0033】
以上説明した各実施形態における乗場側案内装置3やかご内案内装置6は所要予測時間や各フロアの情報をモニタ表示する構成としたが、これに限らず、所要予測時間や各フロアの情報をスピーカなどにより音声出力する構成としてもよい。
【0034】
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図5は本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図である。なお本実施形態に係るエレベータの構成のうち図1に示したものと同一部分に同一符号を付し、その説明は省略する。
【0035】
本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータでは郡管理制御装置11が3台の乗りかご5の郡管理制御を行なう。
【0036】
具体的にはそれぞれの乗りかご5に対応してエレベータ制御装置1が設けられる。それぞれのエレベータ制御装置1は第1の実施形態にしたがったエレベータと同様に各階床の乗場呼び登録装置2および乗場側ICタグセンサ4と接続される。また、それぞれの乗りかご5は第1の実施形態にしたがったエレベータと同様にかご内ICタグセンサ7を備える。かご内ICタグセンサ7は図示しないテールコードなどを介して、当該かご内ICタグセンサ7の設置元の乗りかご5の昇降を制御するエレベータ制御装置1と接続される。
【0037】
それぞれのエレベータ制御装置1は郡管理制御装置11と接続される。郡管理制御装置11は新たな乗場呼びが発生した場合にこれに応答させる乗りかご5を選択し、この選択した乗りかご5の昇降を制御するエレベータ制御装置1に当該選択した乗りかご5の応答を指示する。
【0038】
図6は本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご5の応答に関する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ICタグ8の所持者がいずれかの階床にある乗場呼び登録装置2のいずれかを押下すると、エレベータ制御装置1は押下された乗場呼び登録装置2が設けられる階床の乗場呼びを登録する(ステップS21)。すると、この乗場呼び登録装置2の接続先のエレベータ制御装置1は前述のように押下された乗場呼び登録装置2と並列接続される乗場側ICタグセンサ4に対しICタグ8に記憶された情報の読み取りを指示する。
【0039】
乗場側ICタグセンサ4はエレベータ制御装置1からの指示を受けると、この乗場側ICタグセンサ4と近接するICタグ8のメモリに記憶される目的階の情報を近距離無線通信により受信する(ステップS22)。
【0040】
乗場側ICタグセンサ4は、ICタグ8から受信した情報をエレベータ制御装置1に出力する。エレベータ制御装置1は乗場側ICタグセンサ4からの情報を入力することで、新たな乗場呼びを行なった乗客の目的階の情報を認識する(ステップS23)。
【0041】
エレベータ制御装置1は、この認識した目的階情報、新たな乗場呼びの発生階情報に加え、既登録のかご呼び、既登録のその他の乗場呼び、現在のかご位置の情報、メモリ9に記憶された昇降標準所要時間データベースで管理される情報および各階床におけるドア開閉の標準所要時間を考慮して、昇降制御対象の乗りかご5が前述した乗場呼びの発生階まで昇降するための所要予測時間およびこの乗場呼びの発生階からICタグ8に記憶された目的階まで昇降するための所要予測時間の和を計算する。
【0042】
エレベータ制御装置1は、この計算した所要予測時間の情報を前述のように認識した目的階情報、昇降制御対象の乗りかご5に関する既登録のかご呼び、既登録の乗場呼び、現在のかご位置の情報とともに郡管理制御装置11に出力する。
【0043】
郡管理制御装置11はエレベータ制御装置1からの目的階情報をこの目的階情報の出力元以外、つまりその他のエレベータ制御装置1に出力し、これら出力先のエレベータ制御装置1に対し昇降制御対象の乗りかご5の所要予測時間の計算を指示する。
【0044】
この指示を受けたエレベータ制御装置1は、郡管理制御装置11からの目的階情報に加え、既登録のかご呼び、既登録の乗場呼び、現在のかご位置の情報、メモリ9に記憶された昇降標準所要時間データベースで管理される情報および各階床におけるドア開閉の標準所要時間を考慮して、昇降制御対象の乗りかご5が前述した乗場呼びの発生階まで昇降するための所要予測時間および当該乗りかご5がこの乗場呼びの発生階からICタグ8に記憶された目的階まで昇降するための所要予測時間の和を計算する。
【0045】
エレベータ制御装置1は、この計算した所要予測時間の情報を昇降制御対象の乗りかご5に関する既登録のかご呼び、既登録の乗場呼び、現在のかご位置の情報とともに郡管理制御装置11に出力する(ステップS24)。
【0046】
郡管理制御装置11は各エレベータ制御装置1からの各乗りかご5に関する既登録の呼び情報、かご位置情報および所要予測時間の長短を考慮して各乗りかご5に関する割当評価演算を行ない、最も評価値の高い乗りかご5を新たに発生した乗場呼びに応答させる乗りかごとして選択する。郡管理制御装置11はこの選択した乗りかご5の昇降を制御するエレベータ制御装置1に当該乗りかご5の応答を指示する。
【0047】
以上説明したように、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータでは新たな乗場呼びを行った乗客が携帯するICタグ8に記憶された目的階の情報を読み取り、それぞれのエレベータ制御装置1は昇降制御対象の乗りかご5が新たな乗場呼びの発生階まで昇降するための所要時間および当該乗りかご5がこの乗場呼びの発生階からICタグ8に記憶された目的階まで昇降するための所要予測時間の和を計算する。
【0048】
そして郡管理制御装置11は各エレベータ制御装置1が計算した所要予測時間の長短を考慮して各乗りかご5に関する割当評価演算を行なうことで、新たに発生した乗場呼びに応答させる乗りかご5を選択する。つまり、郡管理制御装置11は新たな乗場呼びを行った乗客の目的階を考慮して割当評価演算を行なう事ができる。よって乗場呼び登録に対する待ち時間のさらなる平均化を図ることができ、割り当て変更の少ない割り当て制御を行なうことができる。
【0049】
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータの構成は図5に示したものと基本的にほぼ同様であるので同一部分の説明は省略する。本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータでは郡管理制御装置11が3台の乗りかご5の郡管理制御を行なう。
【0050】
乗場呼びの発生階に到着した乗りかご5に乗客が乗り込むのに要する時間は乗場呼び登録装置2の近傍にいる乗客の数と、この乗客と到着した乗りかご5間の距離とに比例して長くなる。そこで本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータは乗場呼びの発生階に到着した乗りかご5への乗客の乗り込みに要する時間を最小限とするために乗場呼びの発生階でICタグ8を所持する乗客の数を認識し、この数の大小に応じて乗場呼びに応答させる乗りかご5を選択する。ICタグ8のメモリには他の実施形態で説明した目的階情報の代わりに固有の識別情報を記憶する。
【0051】
図7は本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご5の応答に関する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ICタグ8の所持者がいずれかの階床にある乗場呼び登録装置2のいずれかを押下すると、エレベータ制御装置1は押下された乗場呼び登録装置2が設けられる階床の乗場呼びを登録する(ステップS31)。
【0052】
すると、押下された乗場呼び登録装置2の接続先のエレベータ制御装置1は前述のように押下された乗場呼び登録装置2と並列接続される乗場側ICタグセンサ4に対しICタグ8の個数の認識を指示する。
【0053】
この乗場側ICタグセンサ4はエレベータ制御装置1からの指示を受けると、この乗場側ICタグセンサ4と近接する単一または複数のICタグ8のメモリに記憶される識別情報を近距離無線通信により受信する(ステップS32)。ここでは乗場側ICタグセンサ4がICタグ8と通信できる範囲はそれぞれの乗場側ICタグセンサ4の間で重なり合わないものとする。
【0054】
乗場側ICタグセンサ4はICタグ8から受信した識別情報の個数をカウントし、この個数の情報をエレベータ制御装置1に出力する。
【0055】
エレベータ制御装置1は乗場側ICタグセンサ4からの情報を入力し、この情報に含まれる識別情報の個数を新たな乗場呼びの発生階の乗場呼び登録装置2の近傍でICタグ8を所持する乗客の数とみなし(ステップS33)、この個数の情報を新たな乗場呼びの発生階の情報およびエレベータ制御装置1のそれぞれに固有の識別情報と関連付けて郡管理制御装置11に出力する。
【0056】
郡管理制御装置11は、この情報の出力元以外のエレベータ制御装置1に対し、新たな乗場呼びの発生階の乗場側ICタグセンサ4によるICタグ8の個数の読み取りを指示する。指示を受けたエレベータ制御装置1は、接続先の乗場側ICタグセンサ4のうち前述した新たな乗場呼びの発生階の乗場側ICタグセンサ4に対しICタグ8の個数の認識を指示する。
【0057】
この指示を受けた乗場側ICタグセンサ4は、この乗場側ICタグセンサ4と近接する単一または複数のICタグ8のメモリに記憶される識別情報を近距離無線通信により受信する。
【0058】
乗場側ICタグセンサ4はICタグ8から受信した識別情報の個数をカウントし、この個数の情報をエレベータ制御装置1に出力する。エレベータ制御装置1は乗場側ICタグセンサ4からの情報を入力し、この情報をエレベータ制御装置1のそれぞれに固有の識別情報と関連付けて郡管理制御装置11に出力する。
【0059】
郡管理制御装置11はそれぞれのエレベータ制御装置1からの情報を入力し、この入力した情報のそれぞれに含まれるICタグ8の個数を比較する。郡管理制御装置11はこの比較の結果、最も多い個数の情報と関連付けられる識別情報と対応するエレベータ制御装置1による昇降制御対象の乗りかご5を新たに発生した乗場呼びに応答させる乗りかごとして選択する(ステップS34)。
【0060】
ただし、郡管理制御装置11は通常の割当評価演算を行なうことで、前述した新たな乗場呼びに応答させる乗りかご5をさらに選択する。郡管理制御装置11はこの選択された乗りかご5がICタグ8の個数を考慮して選択された乗りかご5と異なる場合には、各乗りかご5を応答させた場合の現在位置から新たな乗場呼び発生階まで昇降するための所要予測時間を既登録のかご呼び、既登録の乗場呼びおよびかご位置の情報などを考慮して計算し、これらを比較する。
【0061】
郡管理制御装置11はこの比較の結果、ICタグ8の読み取りを経て選択された乗りかご5を応答させた場合の所要予測時間と割当評価演算を経て選択された乗りかご5を応答させた場合の所要予測時間との差分が予め定められた時間を超える場合には割当評価演算を経て選択された他の乗りかご5の昇降を制御するエレベータ制御装置1に当該乗りかご5の応答を指示する。
【0062】
また、郡管理制御装置11はこの比較の結果、前述した差分が前述した予め定められた時間以内である場合には、ICタグ8の個数を考慮して選択された乗りかご5の昇降を制御するエレベータ制御装置1に当該乗りかご5の応答を指示する。
【0063】
以上説明したように、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータでは、新たな乗場呼びの発生階のそれぞれの乗場呼び登録装置2と対応して設置される乗場側ICタグセンサ4と近接するICタグ8の個数の大小を考慮して、新たに発生した乗場呼びに応答させる乗りかご5を選択する。よって、乗場呼びの発生階の乗場呼び登録装置2の近傍にいる乗客の乗場での移動時間を短縮する事ができるので、新たな乗場呼び登録に対する待ち時間のさらなる平均化を図ることができる。
【0064】
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータ制御装置1のメモリ9に記憶される昇降標準所要時間データベースの一例を表形式で示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータによる昇降所要時間の出力に関する処理の一例を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータによる階床に関する案内処理の一例を示すフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの構成例を示すブロック図。
【図6】本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご5の応答に関する処理の一例を示すフローチャート。
【図7】本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご5の応答に関する処理の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0066】
1…エレベータ制御装置、2…乗場呼び登録装置、3…乗場側案内装置、4…乗場側ICタグセンサ、5…乗りかご、6…かご内案内装置、7…かご内ICタグセンサ、8…ICタグ、9…メモリ、11…群管理制御装置。




 

 


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