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発明の名称 エレベータの表示制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−31058(P2007−31058A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−216029(P2005−216029)
出願日 平成17年7月26日(2005.7.26)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 上原 壮吉 / 小林 清
要約 課題
乗りかご内の乗客に周囲の環境に応じた情報を提供することのできるエレベータの表示制御装置を提供する。

解決手段
各階の乗り場11a〜11cに周囲の明るさを検出する照度計12a〜12cを設置する。主制御装置15は、これらの照度計12a〜12cによって検出される各階の照度情報に基づいて、乗りかご16内の表示装置17に表示するコンテンツを切り換える。これにより、乗りかご16内の乗客に周囲環境に応じた情報を提供することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
乗りかご内に設置された表示手段と、
各階の乗り場に設置され、それぞれの乗り場での周囲の明るさを検出する複数の照度検出手段と、
上記各照度検出手段によって得られる各階の照度情報に基づいて上記表示手段に表示するコンテンツを切り換える表示制御手段と
を具備したことを特徴とするエレベータの表示制御装置。
【請求項2】
上記表示制御手段は、上記各照度検出手段によって得られる各階の照度情報の中から上記乗りかごが停止している階床の照度情報を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを上記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載のエレベータの表示制御装置。
【請求項3】
上記表示制御手段は、上記各照度検出手段によって得られる各階の照度情報の平均値を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを上記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載のエレベータの表示制御装置。
【請求項4】
上記表示制御手段は、上記各照度検出手段によって得られる各階の照度情報の最低値あるいは最高値を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを表示することを特徴とする請求項1記載のエレベータの表示制御装置。
【請求項5】
上記乗りかごの昇降路外壁に設置され、外の明るさを検出する明るさ検出手段を備え、
上記表示制御手段は、上記明るさ検出手段によって得られる明るさ情報に基づいて上記表示手段に表示するコンテンツを切り換えることを特徴とする請求項1記載のエレベータの表示制御装置。
【請求項6】
上記各階の乗り場に設置された複数の乗り場表示手段を備え、
上記表示制御手段は、上記乗りかご内の表示手段に連動させて、上記各乗り場表示手段に同じコンテンツを表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のエレベータの表示制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗りかご内に表示装置を備えたエレベータの表示制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エレベータの乗りかご内に表示装置を備え、その表示装置を通じて乗客に情報提供を行う表示システムがある。通常、この種の表示システムでは、乗りかごの走行中に、例えば広告などの予め決められた情報を定期的に表示している。
【0003】
一方、乗りかご内に調光可能な照明装置を備え、乗りかごの運転状態に合わせて照度調整を行うものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
【0004】
特許文献1では、エレベータの乗りかごの照明を、かご位置及び乗客の有無により自動的に変えることにより、運転中の省エネを実現している。つまり、走行中は乗りかご内の乗客の顔が認識できる程度まで照度を下げておき、停止階に着床したときに照度を上げて、階床の照明に合わせている。また、特許文献2では、停止階に着床した後、戸開完了時まで、乗りかご内の照度を下げることにより、さらに省エネを実現している。
【特許文献1】特開平7−315699号公報
【特許文献2】特開2002−145538号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した表示システムでは、周囲の環境とは無関係に一方的な情報提供がなされるだけである。また、上記特許文献1,2などに開示されている照明装置にあっても、単に省エネを目的として、乗りかご内の照度調整を行うだけであり、周囲の環境に応じて照度調整を行うものではない。
【0006】
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、乗りかご内の乗客に周囲の環境に応じた情報を提供することのできるエレベータの表示制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係るエレベータの表示制御装置は、乗りかご内に設置された表示手段と、各階の乗り場に設置され、それぞれの乗り場での周囲の明るさを検出する複数の照度検出手段と、上記各照度検出手段によって得られる各階の照度情報に基づいて上記表示手段に表示するコンテンツを切り換える表示制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2は、上記請求項1記載のエレベータの表示制御装置において、上記表示制御手段は、上記各照度検出手段によって得られる各階の照度情報の中から上記乗りかごが停止している階床の照度情報を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを上記表示手段に表示することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項3は、上記請求項1記載のエレベータの表示制御装置において、上記表示制御手段は、上記各照度検出手段によって得られる各階の照度情報の平均値を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを上記表示手段に表示することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項4は、上記請求項1記載のエレベータの表示制御装置において、上記表示制御手段は、上記各照度検出手段によって得られる各階の照度情報の最低値あるいは最高値を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを表示することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項5は、上記請求項1記載のエレベータの表示制御装置において、上記乗りかごの昇降路外壁に設置され、外の明るさを検出する明るさ検出手段を備え、上記表示制御手段は、上記明るさ検出手段によって得られる明るさ情報に基づいて上記表示手段に表示するコンテンツを切り換えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項6は、上記請求項1乃至5のいずれか1つに記載のエレベータの表示制御装置において、上記各階の乗り場に設置された複数の乗り場表示手段を備え、上記表示制御手段は、上記乗りかご内の表示手段に連動させて、上記各乗り場表示手段に同じコンテンツを表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、各階の乗り場での周囲の明るさや、外の明るさに応じて乗りかご内の表示装置に表示するコンテンツを適宜切り換えることで、乗りかご内の乗客に周囲環境に応じた情報を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0015】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの表示制御装置の構成を示す図である。今、説明を簡単にするため、3階床の建物内に設置された1台のエレベータを想定する。図中の11a〜11cはエレベータの乗り場であり、11aをA階床の乗り場、11bをB階床の乗り場、11cをC階床の乗り場とする。
【0016】
各階の乗り場11a〜11cには、少なくとも1つの照度計12a〜12cが設置されている。この照度計12a〜12cは、それぞれの乗り場での周囲の明るさを検出する。S1〜S3は照度計12a〜12cの照度検出信号であり、機械室14に設置されたエレベータの主制御装置15に入力される。
【0017】
また、各階の乗り場11a〜11cには、少なくとも1つの表示装置13a〜13cが設置されている。この表示装置13a〜13cは、例えばホールドアの近傍などに設置されており、後述する乗りかご16内の表示装置17と連動して各種コンテンツを表示する。S4〜S6は、主制御装置15から表示装置13a〜13cに対して出力される表示切換制御信号である。
【0018】
主制御装置15は、CPU、ROM、RAMなどを備えたコンピュータによって構成される。この主制御装置15は、乗り場呼びやかご呼びに対する乗りかご16の割当て制御など、エレベータ全体の制御を行う。また、この主制御装置15は、コンテンツ切換え用のテーブル15aを有し、乗りかご16の走行中にこのテーブル15aを参照して乗りかご16内の表示装置17に対するコンテンツの切換え制御を行う。S7はこの表示装置17に対する表示切換制御信号であり、かご制御装置18に出力される。
【0019】
かご制御装置18は、乗りかご16の上に設置されており、かごドアの開閉制御などを含むかご内の各機器の制御を行う。このかご制御装置18には表示駆動回路19が設けられており、この表示駆動回路19から表示信号S8により乗りかご16内の表示装置17にコンテンツの表示がなされる。
【0020】
また、図中のS9は乗りかご16の現在位置を示すかご位置信号である。なお、乗りかご16の現在位置は、例えば図示せぬ昇降路内に設置された複数の位置検出用スイッチ、あるいは、図示せぬ巻上機に設置された回転検出器(パルスエンコーダ)を用いて検出される。
【0021】
図2は主制御装置15に備えられたコンテンツ切換え用のテーブル15aの一例を示す図である。
【0022】
このテーブル15aには、照度情報の基準レベル[ルックス]とその基準レベルに対応したコンテンツの種類との関係が設定されている。図2の例では、レベル1に対しコンテンツA、レベル2に対しコンテンツB、レベル3に対しコンテンツCが設定されている。なお、ここでは、レベル1が最も明るく、続いてレベル2、レベル3の順であるとする(レベル1>レベル2>レベル3)。また、コンテンツA,B,Cは、周囲環境を反映させた情報からなり、具体的には、例えば周囲の明るさをイメージした画像情報などである。
【0023】
図3はかご位置と照度との関係を示した図である。
【0024】
縦軸は各階乗り場の照度を示しており、IaはA階床(乗り場11a)の照度値、IbはB階床(乗り場11b)の照度値、IcはC階床(乗り場11c)の照度値である。横軸はかご位置を示している。
【0025】
また、Pa,Pb,Pcはコンテンツの切換えパターンを示している。点線は各階床間を走行中であることを示す。切換えパターンPaは、乗りかご16がA,B,Cの各階床に停止しているときに、それぞれの階床での照度値Ia,Ib,Icに応じてコンテンツを切り換える場合を表している。また、切換えパターンPbは、A〜C階床の照度値Ia,Ib,Icの平均値に応じたコンテンツを表示する場合を表している。切換えパターンPcは、A〜C階床の照度値Ia,Ib,Icの中の最低値に応じたコンテンツを表示する場合を表している。
【0026】
次に、同実施形態におけるコンテンツ切換え処理について説明する。
【0027】
図4は主制御装置15によるコンテンツ切換え処理の動作を示すフローチャートである。
【0028】
各階の乗り場11a〜11cにおいて、それぞれの乗り場での明るさが照度計12a〜12cにより検出され、その検出値を示す照度検出信号S1〜S3が機械室14内の主制御装置15に与えられる(ステップST1)。一方、乗りかご16の現在位置が図示せぬ昇降路内の各位置検出スイッチあるいは図示せぬ巻上機に設置された回転検出器によって検出され、その検出位置を示すかご位置信号S9が主制御装置15に与えられる(ステッST2)。
【0029】
主制御装置15では、照度検出信号S1〜S3とかご位置信号S9を入力することにより、現在のかご位置に対する照度情報の基準レベルを求める(ステップST3)。そして、主制御装置15は、テーブル15aを参照して上記照度情報の基準レベルに基づいてコンテンツの切換え処理を行う(ステップST4)。
【0030】
具体的に説明すると、今、例えば図3の切換えパターンPaに示すように、A〜Cの各階床毎にそれぞれの照度値に合わせてコンテンツの切り換えを行うものとする。
【0031】
すなわち、乗りかご16がA階床に停止したときには、主制御装置15は、そのA階床の照度値Iaを基準レベルとして求め、図2に示すテーブル15aに設定されたレベル1〜3と比較する。そして、レベル1〜3の中で最も近いレベルに対応したコンテンツを最適コンテンツとして選択する。例えばA階床の照度値Iaがレベル1に近ければ、コンテンツAを選択する。そして、乗りかご16内の表示装置17にコンテンツAを表示するべく、その表示切換制御信号S7をかご制御装置18に対して出力する。これにより、かご制御装置18に設けられた表示駆動回路19から表示信号S8が出力され、表示装置17にコンテンツAが表示される。
【0032】
同様に、乗りかご16がB階床にある場合には、そのB階床の照度値Ibを基準レベルとして求め、乗りかご16がC階床にある場合には、そのC階床の照度値Icを基準レベルとして求めてテーブル15aを参照する。この場合、例えば照度値Ibがレベル2に近ければ、コンテンツBへの切り換えがなされ、照度値Icがレベル3に近ければ、コンテンツCへの切り換えがなされることになる。
【0033】
また、このときに、各階の乗り場11a〜11cに設置された表示装置13a〜13cには、主制御装置15から出力される表示切換制御信号S4〜S6により、乗りかご16内の表示装置17と同じ内容のコンテンツが表示される。
【0034】
なお、各階床間(走行中)では、例えば乗りかご16が次の階へ着床するまでの間、前の階床停止時に表示していたコンテンツをそのまま表示するものとし、乗りかご16が次の階へ着床したときに、その階床での照度情報に基づいてコンテンツの切り換えを行うものとする。
【0035】
また、図3の切換えパターンPbに示すように、各階床A,B,Cの照度値Ia,Ib,Icの平均値を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを最適コンテンツとして乗りかご16内の表示装置17に表示することでも良い。例えば、照度値Ia,Ib,Icの平均値がテーブル15aに設定されたレベル2に最も近ければ、そのレベル2に対応したコンテンツBを表示する。
【0036】
また、図3の切換えパターンPcに示すように、各階床A,B,Cの照度値Ia,Ib,Icの中の最低値を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを最適コンテンツとして乗りかご16内の表示装置17に表示することでも良い。例えば、照度値Icが最低値であり、テーブル15aに設定されたレベル3に最も近ければ、そのレベル3に対応したコンテンツCを表示する。
【0037】
なお、図3には特に示していないが、例えば各階床A,B,Cの照度値Ia,Ib,Icの中の最高値を基準レベルとして求め、その基準レベルに対応したコンテンツを最適コンテンツとして乗りかご16内の表示装置17に表示することでも良い。
【0038】
どのような切換えパターンを使用するのかは、ビルの利用目的に応じて予め決めておいても良いし、時間等にて適宜選択的に使用するように予めスケジューリングしておくことでも良い。
【0039】
すなわち、例えば飲食店などの店舗が入っているビルでは、夜間の時間帯は夜間営業する飲食店の明るさに合わせて、各階の照度の最低値を選択し、昼間の時間帯は通常の売り場店舗の明るさに合わせて、各階の照度の最高値を選択してコンテンツの切り換え表示を行う。
【0040】
また、多目的でない小規模のビルであれば、各階の照度の平均値に応じてコンテンツの表示を行い、デパートなどのように各階の利用目的が異なる場合には、各階の照度に応じてコンテンツを適宜切り換える。
【0041】
また、例えば雑居ビルなどでは、深夜だけ営業する店や、昼間から夜にかけて営業する店など様々である。そのような場合に、例えば昼から夕方にかけては少し明るい背景をイメージしたコンテンツを表示し、深夜は少し暗い背景をイメージしたコンテンツを表示するようにテーブル15aに設定しておく。
【0042】
図5乃至図7にコンテンツの表示例を示す。
【0043】
図5は周囲の環境が明るい場合に使用されるコンテンツの一例であり、例えば青空の広がった風景などが表示される。また、図6は周囲の環境が少し暗い場合に使用されるコンテンツの一例であり、あまり暗さを感じさせないように、例えば雪景色などが表示される。図7は周囲の環境が暗い場合に使用されるコンテンツの一例であり、例えば夜景や星空などが表示される。
【0044】
このように、各階の乗り場11a〜11cにおいて、それぞれの乗り場での周囲の明るさを検出し、その明るさに応じて乗りかご16内の表示装置17に表示するコンテンツを切り換えるようにしたことで、乗りかご16内の乗客に当該コンテンツを周囲環境情報として提供することができる。また、各階の乗り場11a〜11cでも同じ内容のコンテンツを表示することで、乗り場11a〜11cで待機している乗客に対しても同様の情報を提供することが可能となる。
【0045】
なお、図1の構成例では、各階の乗り場11a〜11cに照度計12a〜12cが1つずつ設置されているが、例えば各階毎に複数の照度計を設置することでも良い。この場合、例えばホールドアの近く、店舗の近く、ビルの窓の近くといったように、照度計を各箇所に設置しておけば、各階床毎の光の入り方のばらつきを防いで、各階の明るさを正確に検出することができる。
【0046】
また、同じ階に多数の店舗が入っている場合には、それぞれの店舗の近くに照度計を設置しておき、時間帯に応じて各照度計の値を選択的に入力することでも良い。これにより、各階において、例えば昼間の時間帯では昼間営業している店舗の明るさに合わせてコンテンツを表示し、夜間の時間帯では夜間営業している店舗の明るさに合わせてコンテンツを表示することができる。
【0047】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0048】
上記第1の実施形態では、各階の周囲の明るさに応じてコンテンツの切り換えを行うものとしたが、第2の実施形態では、展望用エレベータを想定し、外の明るさ、つまり、日差しの明るさに応じてコンテンツの切り換えを行うものである。
【0049】
図8は本発明の第2の実施形態に係るエレベータの表示制御装置の構成を示す図であり、展望用エレベータに適用した場合の構成が示されている。なお、図1と同じ部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略するものとする。
【0050】
図中の21は展望用エレベータの昇降路外壁である。この昇降路外壁21は、ガラスなどにより構成されており、同様にガラス張りの乗りかご16の中から外の景色を展望することができる。
【0051】
第2の実施形態では、この昇降路外壁21に対し、複数の明るさ検出器20a〜20cが配設されている。この明るさ検出器20a〜20cは、外の明るさ、つまり、日差しの明るさを検出するためのものであり、乗り場11a〜11cに設置された照度計12a〜12cと同様に機械室14内の主制御装置15に接続されている。S10〜S12はこれらの明るさ検出器20a〜20cから出力される明るさ検出信号である。
【0052】
このような構成において、主制御装置15は、昇降路外壁21に設置された明るさ検出器20a〜20cを通じて外の明るさを検出し、その明るさを基準レベルとしてテーブル15aを参照することでコンテンツの切換え処理を行う。
【0053】
この場合、上記図3に示した切換えパターンのように、乗りかご16の運転に合わせて明るさ検出器20a〜20cの中で現在のかご位置に最も近い検出器の値を選択してコンテンツを表示しても良いし、明るさ検出器20a〜20cの平均値や最低値/最高値を用いてコンテンツを表示しても良い。どのような切換えパターンで外の明るさに応じたコンテンツを表示するのかは予め設定しておくものとする。
【0054】
このように、展望用エレベータにおいて、外の明るさを検出して、その明るさに応じたコンテンツを切り換えるようにしたことで、例えば日中では青空などをイメージしたコンテンツ、夕方では夕日をイメージしたコンテンツ、夜間では星空イメージしたコンテンツを表示するといったように、外の明るさにマッチしたコンテンツを周囲環境情報として提供することができる。
【0055】
なお、上記第1の実施形態と同様に、乗り場11a〜11cに設置された表示装置13a〜13cに対し、乗りかご16内の表示装置17と同じコンテンツを表示することでも良い。
【0056】
また、別の表示方法として、例えば乗り場11a〜11c側の表示装置13a〜13cには各階に設置された照度計12a〜12cを用いてコンテンツを表示し、乗りかご16内の表示装置17には昇降路外壁21に設置された明るさ検出器20a〜20cを用いてコンテンツを表示するようにしても良い。
【0057】
さらに、乗りかご16内に同様の明るさ検出器を設け、その明るさ検出器によって得られる明るさを基準にしてコンテンツの切り換えを行うことでも良い。ただし、太陽の動きによって、日差しの向きが時々刻々と変化するため、明るさ検出器の設置場所によっては、乗りかご16内の全体の明るさを反映しないことがある。そこで、乗りかご16内で検出する場合には、日差しの方向の変化を考慮して、複数の明るさ検出器を配置して、時間帯により有効とする明るさ検出器の値を主制御装置15にて選択することが好ましい。
【0058】
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの表示制御装置の構成を示す図である。
【図2】図2は同実施形態における主制御装置に備えられたコンテンツ切換え用のテーブルの一例を示す図である。
【図3】図3は同実施形態におけるかご位置と照度との関係を示した図である。
【図4】図4は同実施形態における主制御装置によるコンテンツ切換え処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は同実施形態におけるコンテンツの表示例を示す図であり、周囲の環境が明るい場合に使用されるコンテンツの一例を示す図である。
【図6】図6は同実施形態におけるコンテンツの表示例を示す図であり、周囲の環境が少し暗い場合に使用されるコンテンツの一例を示す図である。
【図7】図7は同実施形態におけるコンテンツの表示例を示す図であり、周囲の環境が暗い場合に使用されるコンテンツの一例を示す図である
【図8】図8は本発明の第2の実施形態に係るエレベータの表示制御装置の構成を示す図であり、展望用エレベータに適用した場合の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0060】
11a〜11c…乗り場、12a〜12c…照度計、13a〜13b…表示装置、14…機械室、15…主制御装置、15a…テーブル、16…乗りかご、17…表示装置、18…かご制御装置、19…表示駆動回路、20a〜20c…明るさ検出器、21…昇降路外壁、S1〜S3…照度検出信号、S4〜S6…表示切換制御信号、S7…表示切換制御信号、S8…表示信号、S9…かご位置信号、S10〜S12…明るさ検出信号。




 

 


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