Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
空中梱包具及び空中梱包具を用いた収納ケース - 東芝エレベータ株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 東芝エレベータ株式会社

発明の名称 空中梱包具及び空中梱包具を用いた収納ケース
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22608(P2007−22608A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−208909(P2005−208909)
出願日 平成17年7月19日(2005.7.19)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 藤塚 啓司
要約 課題
被梱包用品の凹凸部を吸収し、被梱包用品の動きを抑えることにある。

解決手段
所定の配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込み13が形成された第1の用品保持枠板部11を有する第1の梱包具10と、この第1の梱包具10に形成された切り込み13とで被梱包用品30を抱え込むために、前記所定の配列方向と直交する配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込み23が形成された第2の用品保持枠板部21を有する第2の梱包具20とを用いて、被梱包用品30を梱包する空中梱包具である。
特許請求の範囲
【請求項1】
収納ケースに収納して被梱包用品を空中梱包する空中梱包具において、
所定の配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込みが形成された面部をもつ第1の用品保持枠板部と、この第1の用品保持枠板部の周囲にそれぞれ折り目を介して上下動可能に設けられた第1の腰板部とを有する第1の梱包具と、
この第1の梱包具に形成された切り込みとで前記被梱包用品を抱え込むために、前記所定の配列方向と直交する配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込みが形成された面部をもつ第2の用品保持枠板部と、この第2の用品保持枠板部の周囲にそれぞれ折り目を介して上下動可能に設けられた第2の腰板部とを有する第2の梱包具とを備えたことを特徴とする空中梱包具。
【請求項2】
請求項1に記載の空中梱包具において、
前記第1の用品保持枠板部及び第2の用品保持枠板部の何れか一方の用品保持枠板部の前記切り込み部分以外の周縁部に形成されたロック孔と、
このロック孔が形成された用品保持枠板部と相対する他方の用品保持枠板部の前記切り込み以外の周縁部に形成され、折り曲げによって前記ロック孔に係止する切欠き支持片とを設けたことを特徴とする空中梱包具。
【請求項3】
収納ケース内に収納して被梱包用品を空中梱包する空中梱包具において、
所定の配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込みが形成された面部を持つ第1の用品保持枠板部と、この第1の用品保持枠板部の周囲にそれぞれ折り目を介して上下動可能に設けられた第1の腰板部とを有する第1の梱包具と、
この第1の梱包具に形成された切り込みとで前記被梱包用品を抱え込むために、前記第1の用品保持枠板部の切り込みと同じ配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込みが形成された面部を持つ第2の用品保持枠板部と、この第2の用品保持枠板部の周囲にそれぞれ折り目を介して上下動可能に設けられた第2の腰板部とを有する第2の梱包具と、
両端部に平坦膨出部が形成され、前記被梱包用品を抱え込む前記第1の用品保持枠板部及び第2の用品保持枠板部の当該被梱包用品以外の位置に存在する切り込みに対して前記一方の平坦膨出部を挿通し回転させることにより、前記第1の用品保持枠板部と第2の用品保持枠板部とを接続する接続用パーツとを備えたことを特徴とする空中梱包具。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の空中梱包具において、
前記第1及び第2の梱包具の素材としては、コート紙を用いることを特徴とする空中梱包具。
【請求項5】
請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の空中梱包具において、
前記第1の用品保持枠板部及び第2の用品保持枠板部の切り込み溝又は厚さは、当該被梱包用品の形状や重さによって可変することを特徴とする空中梱包具。
【請求項6】
請求項1に記載する空中梱包具を用いて被梱包用品を梱包し収納する収納ケースであって、
前記被梱包用品を抱え込む前記用品保持枠板部の当該被梱包用品以外の部分と対面する前記収納ケースの蓋体の内側に取り付けられ、前記蓋体の閉塞時に前記用品保持枠板部を押さえ込む緩衝材を設けたことを特徴とする空中梱包具を用いた収納ケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送時に電子機器などの被梱包用品を空中梱包するための空中梱包具及び空中梱包具を用いた収納ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
各種の電子部品や電子製品などの電子機器を搬送する際、収納ケース内に電子機器を空中に浮かせた状態で梱包するための梱包具が使用されている。
【0003】
従来の梱包具は、方形をなす枠板の四辺周囲に枠折り目及び当該枠折り目から所定距離隔てて腰折り目を付けることにより、それぞれ2枚の矩形型の第1及び第2の腰板を形成する。第1の腰板は枠折り目〜腰折り目までの幅を有する矩形型の板体であり、第2の腰板は腰折り目以降に延びる第1の腰板よりも狭幅を有する矩形型の板体である。第1及び第2の腰板は、枠板の四辺周囲にそれぞれ形成される。
【0004】
さらに、方形状の枠板の中央部分には、四角形の中窓を形成するとともに、当該中窓の四隅から放射方向に所定長さの切り込みを設け、かつ各切り込み端部を結ぶように窓折り目を付することにより、上下方向に可動可能な窓板を形成する。
【0005】
そして、電子機器の梱包時、前述した枠板に対して第1の腰板を90度折り曲げ、さらに第1の腰板に対して90度折り曲げた状態にして収納ケース内の下側に設定した後、枠板中央部の中窓に付される窓板を下方に押し込むようにして電子機器を収納する。さらに、電子機器の上側に同様の梱包具を被せるように設定することにより、2つの梱包具で電子機器を挟み込む。さらに、上側梱包具の第1及び第2の腰板を、下側の梱包具の第1及び第2の腰板とは反対方向に折り曲げた後、収納ケースの蓋体を閉じて梱包を完了する(特許文献1)。
【0006】
さらに、従来、他の梱包具としては、方形状の枠板中央部に中窓を形成するとともに、当該中窓を塞ぐようにサランラップのごときポリウレタンフイルムを貼り付けたものがある。この梱包具は、中窓に貼り付けられた伸縮可能なポリウレタンフイルム部分に電子機器を押付けるように設定した後、当該電子機器の上側に同様の構成の梱包具を被せるように設定し、2つの梱包具で電子機器を挟み込んで梱包する構成である。
【特許文献1】実用新案登録第3100669号(図1参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前者の梱包具は、方形状の枠板の中央部に四角形の中窓を形成し、かつ当該中窓の四隅から放射状に切り込みを入れて上下方向に可動可能な窓板を形成した構成である。そのため、梱包可能な電子機器としては、窓板を含む中窓の形状及び大きさに依存した用品の梱包しか使用できない。このことは、電子機器ごとに梱包具の窓板を含む中窓の大きさを変更する必要がある。また、四角形の外形を持つ電子機器に限られ、例えば外部に凹凸を持った電子機器の梱包には不向きである。
【0008】
また、梱包具の本体部分となる枠板に中窓が形成されているので、当該電子機器の凹凸部分を吸収することができない。つまり、電子機器の凹凸部分が中窓から飛び出し、中空梱包の役割を果たさなくなり、搬送時に電子機器を損傷させてしまう問題がある。
【0009】
前者の梱包方法は、梱包具を用いて梱包した電子機器を収納ケース内に収納するとき、上下の梱包具の下部及び上部にエラスチック性薄膜、フォーム付き緩衝保持枠やゴム網付き緩衝保持枠を用いることから、それなりのスペースを確保する必要があり、コストが高くなり、収納ケースが大型化する問題がある。
【0010】
一方、後者の梱包具においては、枠板に形成された中窓にポリウレタンフイルムを貼り付けたものであるが、例えば複数の電子部品を収納する場合、ポリウレタンフイルムの中央部分が膨出し、複数の電子部品が寄り集まった状態となってしまう。その結果、電子機器の搬送時に電子部品どうしで衝突し、損傷する問題がある。また、ポリウレタンフイルムを用いるため、電子機器搬送終了後の廃棄時に再生が難しく、環境を悪化させる可能性がある。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、被梱包用品の凹凸部でも容易に吸収し、かつ被梱包用品のずれを抑えつつ空中梱包可能な空中梱包具及び空中梱包具を用いた収納ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、収納ケース内に収納して被梱包用品を空中梱包する本発明に係る空中梱包具は、所定の配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込みが形成された面部をもつ第1の用品保持枠板部と、この第1の用品保持枠板部の周囲にそれぞれ折り目を介して上下動可能に設けられた第1の腰板部とを有する第1の梱包具と、
この第1の梱包具に形成された切り込みとで前記被梱包用品を抱え込むために、前記所定の配列方向と直交する配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込みが形成された面部をもつ第2の用品保持枠板部と、この第2の用品保持枠板部の周囲にそれぞれ折り目を介して上下動可能に設けられた第2の腰板部とを有する第2の梱包具とを備えた構成である。
【0013】
この発明は以上のような構成とすることにより、第1の用品保持枠板部と第2の用品保持枠板部とで被梱包用品を挟んで抱え込むようにすれば、各用品保持枠板部の切り込みが断面格子状の縞を形成するごとく被梱包用品の外形状に馴染むように膨出するので、被梱包用品の凹凸を容易に吸収することが可能である。また、第1の用品保持枠板部と第2の用品保持枠板部との面部に形成される切り込みが逆配列となっているので、互いに被梱包用品の動きを封ずるように作用し、搬送時の被梱包用品の損傷を未然に回避することが可能である。
【0014】
また、本発明に係る空中梱包具は、第1の用品保持枠板部及び第2の用品保持枠板部の何れか一方の用品保持枠板部の切り込み部分以外の周縁部に形成されたロック孔を設け、このロック孔が形成された用品保持枠板部と相対する他方の用品保持枠板部の前記切り込み以外の周縁部に切欠き支持片を設ければ、被梱包用品の梱包時に他方の用品保持枠板部側の切欠き支持片を折り曲げて前記一方の用品保持枠板部のロック孔に係止することにより、被梱包用品の梱包後に上側に配置される梱包具の浮き上りを防ぐことが可能である。
【0015】
さらに、本発明に係る空中梱包具としては、所定の配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込みが形成された面部を持つ第1の用品保持枠板部と、この第1の用品保持枠板部の周囲にそれぞれ折り目を介して上下動可能に設けられた第1の腰板部とを有する第1の梱包具と、この第1の梱包具に形成された切り込みとで前記被梱包用品を抱え込むために、前記第1の用品保持枠板部の切り込みと同じ配列方向で配列され、各列ごとに適宜な間隔を隔て、かつ隣り合う列どうしの間では互い違いとなるように切り込みが形成された面部を持つ第2の用品保持枠板部と、この第2の用品保持枠板部の周囲にそれぞれ折り目を介して上下動可能に設けられた第2の腰板部とを有する第2の梱包具と、両端部に平坦膨出部が形成され、前記被梱包用品を抱え込む前記第1の用品保持枠板部及び第2の用品保持枠板部の当該被梱包用品以外の位置に存在する切り込みに対して前記一方の平坦膨出部を挿通し回転させることにより、前記第1の用品保持枠板部と第2の用品保持枠板部とを接続する接続パーツとを設けた構成である。
【0016】
この発明は以上のような構成とすることにより、第1の用品保持枠板部と第2の用品保持枠板部とで被梱包用品を挟むように抱え込んだ後、これら用品保持枠板部の当該被梱包用品以外の位置に存在する切り込みを利用し、接続パーツにて第1の用品保持枠板部と第2の用品保持枠板部とを接続するので、被梱包用品の梱包後に上側に配置される梱包具の浮き上りを防ぐことが可能となる。また、接続パーツにて第1の用品保持枠板部と第2の用品保持枠板部とを接続することにより、梱包後の被梱包用品の動きを封ずることが可能となる。
【0017】
なお、前述した第1及び第2の梱包具の素材として、コート紙を用いれば、用品搬送後の廃棄時に再利用することが可能となり、環境面にやさしい空中梱包具を実現することが可能である。
【0018】
また、前記第1の用品保持枠板部及び第2の用品保持枠板部の切り込み溝又は厚さとしては、当該被梱包用品の形状や重さによって可変するものである。
【0019】
さらに、本発明に係る前述した空中梱包具を用いた収納ケースとしては、前記被梱包用品を抱え込む前記用品保持枠板部の当該被梱包用品以外の部分と対面する前記収納ケースの蓋体の内側に用品保持枠板部を押さえ込む緩衝材を設ければ、収納ケースの蓋体を閉塞した際に確実に用品保持枠板部の周縁部を押さえ込むことが可能である。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、被梱包用品の凹凸部でも容易に吸収することができ、また被梱包用品のずれを抑えた状態で空中梱包できる空中梱包具及び空中梱包具を用いた収納ケースを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る空中梱包具の第1の実施形態を示す平面図である。
この空中梱包具は、図1(a),(b)に示すように上下に相対向させて被梱包用品を挟んで梱包する一対の梱包具10,20により構成される。これら梱包具10,20の素材としては、張り,剛性等に優れた特性を備えた紙材(厚紙等)が用いられるが、同一の特性を有するものであれば、例えば地球環境に比較的負担をかけないプラスチック材であってもよい。しかし、最適な素材としては、以上の特性を保有するコート紙が望ましい。コート紙は、張り,剛性等の特性を有するだけでなく、湿気に対する吸収力が高い材料と言える。
【0022】
図1(a)に示す一方の梱包具10は、被梱包用品の梱包時に例えば下側に配置されるものであって、用品保持枠板部11と腰板部12とからなる。
用品保持枠板部11は、方形状に形成され、その面部には図示するように例えば縦方向に列をなし、かつ当該縦方向と直交する方向(以下、便宜的に横方向と呼ぶ)に所定間隔毎に切り込み13,…が設けられている。これら切り込み13,…は、各縦方向に適宜な間隔を離しながら複数個形成されている。また、隣り合う列どうしの切り込み13,…は互い違いの位置関係となるように配列されている。
【0023】
なお、隣り合う列どうしの切り込み13,…を互い違いとした理由は、被梱包用品の梱包時、用品保持枠板部11が被梱包用品の重み及び凹凸部を受けて下部方向に膨出させ、側方から見たときに格子状の縞模様となるように変形させることにより、被梱包用品の重み及び凹凸部を吸収可能とさせる為である。
【0024】
前記用品保持枠板部11の四辺周囲にはそれぞれ折り目14を介して腰板部12が設けられている。腰板部12は、折り目14を介して上下に折り曲げ可能になっている。腰板部12は矩形型ないし短冊型をなし、その腰高さ寸法は被梱包用品の高さ方向の寸法及び収納ケースに応じて適宜変更する。
【0025】
なお、用品保持枠板部11の面部に配列される切り込み13,…は、各列とも全て同じ長さとする必要はなく、例えば比較的高重量の被梱包物を収納する場合、両端側にそれぞれ配列される複数列の切り込み13,…を長くすれば、被梱包物の重さを吸収し、両端部の切り込み13,…だけに余計な重量が加わらないようにすることができる。
【0026】
図1(b)に示す他方の梱包具20は、被梱包用品の梱包時に例えば上側に配置されるものであって、梱包具10と同様に用品保持枠板部21と腰板部22とからなる。この用品保持枠板部21の面部には梱包具10と同様に切り込み13,…が設けられている。なお、梱包具20の素材、用品保持枠板部21及び腰板部22の形状等については、梱包具10と同様であるので、ここではその詳しい説明を省略する。
【0027】
梱包具20の異なるところは、用品保持枠板部21面部の切り込み23,…が梱包具10と全く逆に配列されていることである。つまり、用品保持枠板部21の面部には、図示する如く横方向に列をなし、かつ当該横方向と直交する縦方向に所定間隔毎に切り込み23,…が設けられている。これら切り込み23,…は、各横方向に適宜な間隔を離しながら複数個形成されている。また、隣り合う列どうしの切り込み23,…は互い違いの位置関係となるように配列されている。
【0028】
以上のように用品保持枠板部11の切り込み13,…と用品保持枠板部21の切り込み23,…の配列方向を逆にした理由は、用品搬送時に被梱包用品の動きを封ずる作用を持たせる為である。
【0029】
なお、相対する一対の梱包具10,20を製造する場合、図2に示すように所定の大きさのコート紙に対し、例えば切り込み13,…、23,…や折り目14,24を形成する刃を持った打ち抜き加工機などを用いて、一対の梱包具10,20を容易に切り出すことができる。
【0030】
図3は梱包具10,20を用いて被梱包用品30を梱包するときの状態を示す図である。すなわち、下側に配置される図1(b)に示す梱包具10は、用品保持枠板部11の四辺周囲に形成される折り目14を境とし、用品保持枠板部11に対して腰板部12を90度下方に折り曲げる。そして、図4に示すように収納ケース31の内側底部に用品保持枠板部11を4つの腰板部12で支えるように設定する。
【0031】
この状態において、用品保持枠板部11の上面中央部に梱包し搬送しようとする被梱包用品30を載せる。このとき、用品保持枠板部11の周縁部から中央部にわたって徐々に切り込み13が下降し、被梱包用品30の重量及び凹凸部に馴むように変形する。
【0032】
引き続き、上側に配置される図1(b)に示す梱包具20については、用品保持枠板部21の四辺周囲に形成される折り目24を境とし、用品保持枠板部21に対して腰板部22を90度上方に折り曲げる。そして、上方から被梱包用品30に被せるように収納ケース31内に押し込み、収納ケース31の蓋体32を閉じる。その結果、用品保持枠板部11に配列される切り込み13,…と用品保持枠板部21に配列される切り込み23,…とで被梱包用品30の凹凸部を吸収するように変形し、収納ケース3内で被梱包用品30を空中保持するように設定される。
【0033】
図5は梱包具10,20を用いて被梱包用品30を梱包したときの側方から見たイメージ図である。この図から明らかなように被梱包用品30が空中梱包された状態となっている。
【0034】
従って、この第1の実施の形態によれば、梱包時の被梱包用品30の上下方向に凹凸部があっても、下側の用品保持枠板部11に配列される切り込み13,…と上側の用品保持枠板部21に配列される切り込み23,…とで容易に吸収することができる。また、被梱包用品30の平面方向に凹凸部があっても、当該被梱包用品30の形状に馴染むように各切り込み13,…、23,…が変形し吸収することができる。
【0035】
また、外部から振動や衝撃が収納ケース31に加わった場合、その振動や衝撃に追随して被梱包用品30が動こうとするが、下側の用品保持枠板部11の切り込み13,…と上側の用品保持枠板部21の切り込み23,…との配列方向が互いに逆になっているので、被梱包用品30の動きを封じ、被梱包用品30の損傷を未然に回避することができる。
【0036】
さらに、所定の大きさのコート紙から一対の梱包具10,20をほぼ同時に切り出すことが可能であり、製造の簡素化及び副資材の削減化により、コストの大幅削減にも貢献する。
【0037】
さらに、一対の梱包具10,20の素材として、例えばコート紙を用いれば、環境面の負担を軽減できる。
【0038】
なお、上記実施の形態では、用品保持枠板部11の切り込み13,…と用品保持枠板部21の切り込み23,…との配列方向が互いに逆配列であることを説明したが、これら切り込み13,…と切り込み23,…の配列方向を同方向としてもよい。また、被梱包用品30の大きさに応じて、切り込み23,…の長さ及び配列を任意に変更することが可能である。
【0039】
さらに、梱包具10を下側に配置し、梱包具20を上側に配置する例で説明をしたが、梱包具20を下側に、梱包具10を上側に配置してもよいものである。
【0040】
(第2の実施の形態)
図6は本発明に係る空中梱包具における第2の実施形態を示す平面図である。
第1の実施の形態における一対の梱包具10,20は、梱包する被梱包用品30を、用品保持枠板部11の切り込み13,…と用品保持枠板部21の切り込み23,…とで挟んで抱え込むように梱包するが、梱包具10,20自体が張り、剛性等を保有することから、例えば収納ケース31の蓋体32が開放状態にあるとき、上側に配置される梱包具20が浮き上った状態となり、蓋体32を完全に閉め切るまでの間不安定な状態となる。
【0041】
そこで、この実施の形態においては、下側の梱包具10を構成する用品保持枠板部11の非切り込み部分である両周縁部にそれぞれ例えば矩形状又は逆T字状のロック孔15を形成する。一方、上側の梱包具20を構成する用品保持枠板部21の前記ロック孔15と対面する両周縁部には、先端部が膨出し、かつ基端部が用品保持枠板部21と連通する切欠き支持片25を形成する。
【0042】
そして、用品保持枠板部11の上面部に被梱包用品30を載せた後、上側の梱包具20を構成する用品保持枠板部21に形成される切欠き支持片25を下方に没するように折り曲げ、当該切欠き支持片25の先端膨出部分をロック孔15に掛け止めるようにすれば、梱包時に上側に配置され梱包具20の浮き上りを抑えることができる。
【0043】
このような実施の形態によれば、切欠き支持片25を折り曲げてロック孔15に引っ掛けて止めるので、用品保持枠板部11と用品保持枠板部21との両周縁部を絞りこんで接続した状態とするので、上側の梱包具20の浮き上りを抑えることができ、また被梱包用品30の動きも封ずることができる。
【0044】
また、被梱包用品30の梱包時、当該被梱包用品30の上下方向及び平面方向に凹凸部が有っても、用品保持枠板部11の切り込み13,…と用品保持枠板部21の切り込み23,…とを被梱包物30の外観形状に適切に馴染んだ状態で変形し、確実に梱包できる。
【0045】
なお、この実施の形態は、用品保持枠板部11の両側周縁部にロック孔15を形成したが、さらに用品保持枠板部11の上下側周縁部にも追加的にロック孔15を形成してもよい。この場合には、当然、用品保持枠板部21のロック孔15に対応する部分には追加的に切欠き支持片25が設けられる。
【0046】
また、用品保持枠板部11の一側周縁部に1個のロック孔15を形成し、他側周縁部に2個のロック孔15を形成する構成であってもよい。勿論、これらロック孔15に対応して用品保持枠板部21に切欠き支持片25を設けるものである。
【0047】
(第3の実施の形態)
図7は本発明に係る空中梱包具における第3の実施形態を説明する接続用パーツを説明する図である。
第1の実施の形態では、用品保持枠板部11に形成される切り込み13,…と用品保持枠板部21に形成される切り込み23,…との配列方向を逆にした例を説明したが、例えば用品保持枠板部11の切り込み13,…と用品保持枠板部21の切り込み23,…との配列を同方向としてもよい。しかし、この場合には一対の梱包具10,20で梱包された被梱包用品30がずれる可能性がある。
【0048】
そこで、第3の実施の形態では、2つの梱包具10,20とは別に新たに接続用パーツ35を採用し、下側梱包具10と上側梱包具20とで被梱包用品30を挟み込むように梱包した後、2つの梱包具10,20の被梱包用品30以外の必要な部位を接続用パーツ35で接続し、被梱包用品30の動きを封ずるものである。
【0049】
この接続用パーツ35は、図7(a)に示すように、薄肉に形成され、所定の幅をもった胴体部35aと、この胴体部35aの両端部に設けられ、当該胴体部35aの幅よりも大なる半月状膨出部35bとで構成される。
【0050】
そして、接続用パーツ35の使用にあっては、梱包具10,20で被梱包用品30を挟み込んだ後、上側に配置される用品保持枠板部21の切り込み23,…のうち、被梱包用品30から外れた位置に存在する任意の切り込み23に対して、薄肉に形成された接続用パーツ35の一端膨出部35bを差し込んだ後、引き続き、下側の用品保持枠板部11の相対する切り込み13に差し込んでいく(図7(b)参照)。そして、相対する上下の用品保持枠板部21,11の切り込み23,13に接続用パーツ35を貫通させた後、当該接続用パーツ35を90度回せば、図7(c)のように接続用パーツ35の両端膨出部35bが上下の用品保持枠板部21,11に引っ掛かり、両用品保持枠板部21,11を接続し支持することができる。
【0051】
この実施の形態においても、第2の実施の形態と同様の作用効果を奏するものである。
【0052】
(第4の実施の形態)
図8は本発明に係る空中梱包具を用いた収納ケース31の一実施の形態を示す斜視図である。
【0053】
第2の実施の形態でも説明したように、2つの梱包具10,20で被梱包用品30を挟み込むように梱包したとき、上側に配置される梱包具20が浮き上った状態となり、蓋体32を完全に閉め切るまでの間不安定な状態となる。
【0054】
そこで、この実施の形態では、収納ケース31の蓋体32内側に梱包具20を押え付ける緩衝材36を取り付ける構成とする。緩衝材36の取り付け位置は、梱包具10のほぼ中央部に被梱包用品30を設定することから、被梱包用品30の外形を考慮し、当該被梱包用品30から十分に離れた蓋体32内側の周縁部とする。
【0055】
なお、図では、開閉蓋体32内側の前後に緩衝材36を取り付けたが、相対する両側方縁部に取り付けてもよく、或いは蓋体32内側の四辺周縁部にそれぞれ緩衝材36を取り付け、用品保持枠板部21の四方を押さえ込む構成であってもよい。
【0056】
この実施の形態によれば、収納ケース31の蓋体32内側に緩衝材36を取り付けたことにより、蓋体32が閉塞した際、蓋体32内側の緩衝材36が自動的に用品保持枠板部21を押え付けるので、上側に配置される梱包具20が浮き上りを防ぐだけでなく、搬送時の被梱包用品30の動きも確実に抑えることができる。
【0057】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。上記実施の形態では、用品保持枠板部11,21の四辺周囲にはそれぞれ折り目14を介して1つの腰板部12を設けたが、例えば用品保持枠板部11,21の四辺周囲にはそれぞれ二段形式の折り目を付け、それぞれ2つの腰板部を形成したものでもよい。この場合には、最も外側の腰板部が収納ケース31内側の底面及び蓋体32の内側面にそれぞれ面接触し、梱包具10,20による梱包時の安定な支持を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明に係る空中梱包具の第1の実施の形態を示す平面図。
【図2】一枚のコート紙から一対の梱包具を切り出す例を説明する図。
【図3】一対の梱包具を用いて、被梱包用品を梱包するときの例を示す図。
【図4】収納ケース内に空中梱包具を用いて被梱包用品を収納した状態を示す展開図。
【図5】被梱包用品の梱包時に一対の梱包具を断面したときのイメージ図。
【図6】本発明に係る空中梱包具の第2の実施の形態を示す平面図。
【図7】本発明に係る空中梱包具の第3の実施の形態を説明する図。
【図8】本発明に係る収納ケースの実施の形態を説明する展開図。
【符号の説明】
【0059】
10,20…梱包具、11,21…用品保持枠板部、12,22…腰板部、13,23…切り込み、14,24…折り目、15…ロック孔、25…切欠き支持片、30…被梱包用品、31…収納ケース、32…蓋体、35…接続用パーツ、36…緩衝材。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013