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発明の名称 エレベータ個人認証制御システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15800(P2007−15800A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−197508(P2005−197508)
出願日 平成17年7月6日(2005.7.6)
代理人 【識別番号】100075812
【弁理士】
【氏名又は名称】吉武 賢次
発明者 宇佐美 崇
要約 課題
プライバシーを保護しながら特定個人に個別の有益情報の配信を可能とする。

解決手段
エレベータ個人認証制御システムは、認証用カード10と、認証用端末5と、認証制御装置20とを備え、認証用カード10は、識別保持部11、アンテナ12、情報記憶部13、情報表示部14を備え、認証用端末5はアンテナ6、情報送受信部7を備え、認証制御装置20は、個人認証情報格納データベース21、個人識別情報と個人認証情報とを比較する認証判定部22、認証用カードを所持する前記特定個人の必要情報を格納する必要情報データベース23、エレベータの利用者が認証用カードを所持する特定個人と同定されたときに必要情報の中から特定個人への提供に適した必要情報をカードの情報表示部に表示させるための信号を生成する情報提供部24、を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
特定個人を識別するための個人識別情報を有する認証用カードと、エレベータ設備近傍に配置されて前記認証用カードから前記個人識別情報を読取る認証用端末と、前記個人識別情報に対応する個人認証情報を格納すると共に前記認証用端末により読み出された前記個人識別情報と格納された前記個人認証情報とを比較して前記特定個人を認証する認証制御装置とを備えるエレベータ個人認証制御システムであって、
前記認証用カードは、前記個人識別情報を保持する識別保持部と、前記識別保持部に保持された前記個人識別情報を前記認証用端末との間の無線により前記認証制御装置に送信すると共に該認証用カード駆動用の電力と画像情報および文字情報を含む表示用情報とを前記認証用端末から無線により入力するアンテナと、前記アンテナを介して受信された前記表示用情報を記憶する情報記憶部と、該認証用カードの表面に設けられて前記情報記憶部に記憶された前記表示用情報を表示可能な情報表示部と、を備え、
前記認証用端末は、前記認証用カードの前記アンテナとの間で認証用の前記個人識別情報の受信と前記表示用情報の送信と前記認証用カード駆動用の電力の供給とを行なうアンテナと、前記個人識別情報の受信および前記表示用情報の送信を行なう情報送受信部と、を備え、
前記認証制御装置は、前記個人認証情報を格納する認証データベースと、前記認証用端末を介して前記認証用カードから送信された前記個人識別情報と前記認証データベースに格納された前記個人認証情報とを比較する認証判定部と、前記認証用カードを所持する前記特定個人に関連の生活上および職務上の必要情報を格納する必要情報データベースと、前記認証判定部により前記エレベータの利用者が認証用カードを所持する前記特定個人であるものと同定されたときに前記必要情報データベースに格納された前記必要情報の中から当該特定個人への提供に適している必要情報を選択して前記認証用カードの前記情報表示部に表示させるための信号を生成する情報提供部と、を備えることを特徴とするエレベータ個人認証制御システム。
【請求項2】
前記認証用カードは、前記識別保持部に保持された前記個人識別情報を前記認証用端末に送信すると共に前記認証用端末および前記アンテナを介して前記認証制御蔵置の前記情報提供部より送信されてきた前記必要情報を受信する情報送受信部と、前記アンテナを介して前記認証用端末より供給された該認証用カードを駆動するための電力を蓄積する蓄電部と、をさらに備え、
前記認証制御装置は、前記認証用端末を介して前記認証用カードの前記識別保持部より送信されてきた前記個人識別情報を受信すると共に前記情報提供部により選択されて前記認証用カードに送信される前記必要情報を送信する情報送受信部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ個人認証制御システム。
【請求項3】
前記認証用カードの前記蓄電部は、前記アンテナを介して前記認証用端末より供給された電力を充電する充電部と、充電した電力を保持するバッテリと、前記情報表示部が前記必要情報としての広告情報を表示する際の表示時間を制限する表示タイマとをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ個人認証制御システム。
【請求項4】
前記認証用カードに保持された前記個人識別情報と前記認証データベースに格納された前記個人認証情報とが一致したときに、前記認証制御装置の前記情報提供部は前記個人認証情報の内容に基づいてその認証用カードを所持する前記特定個人が興味を持つ確率の高い前記必要情報を選択して前記認証用カードへと送信すると共に、前記認証用カードは前記認証制御装置により前記特定個人であるとの認証が得られたときにその特定個人に対する前記必要情報の提供を受けることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ個人認証制御システム。
【請求項5】
前記認証用端末と前記認証用カードとの間の前記個人識別情報および前記必要情報の送受は無線通信方式により行なわれ、前記認証制御装置の前記情報提供部は、前記認証用カードから前記個人識別情報を取得後、前記認証用カードが再度検知される時までに前記個人識別情報に基づいて前記必要情報としての広告情報の配信の選別を行なうことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ個人認証制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータ個人認証制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報化社会への利便性の要請に対応するために、日常生活のあらゆる場面で情報提供システムが用いられ、社会生活上の種々の局面で受け入れられている。大規模な仕組みとしては大都市の繁華街等に据え付けられた大型の表示装置等があり、身近なものとしては電車の乗降口の上部に設けられた液晶表示器や、公衆が往来する建物のエントランスやエレベータのかご内などに設置された液晶表示器等がある。
【0003】
従来のエレベータのかご内表示装置については、特許文献1に「エレベータ用情報表示装置」としてその一例が開示されている。このエレベータ用情報表示装置は、エレベータの乗りかご内を撮像するビデオカメラと、このビデオカメラの撮像信号を表示する画像表示装置と、文字放送を受信してデコードする文字放送受信機と、表示用画像信号を予め蓄積する画像メモリと、表示パターン信号を蓄積する表示メモリとを備えており、乗りかご内の画像と文字放送とを切り換えて表示する技術が開示されている。このエレベータ用情報表示装置は、画像表示装置がエレベータのかご内または乗り場に設けられており、1つのモニタに表示された同じ情報を不特定多数の利用者が共有しながら同一の情報を得るものである。
【0004】
また、エレベータやエスカレータの運行情報をもとにして、携帯電話を含む情報端末へ広告を配信したり、リアルタイム映像を配信したりする発明が特許文献2に開示されており、エレベータやエスカレータの混雑の度合いを検出してビル内の施設の混雑の状況を個人の情報端末へ提供する技術について説明されている。また、携帯情報端末へのダウンロードの状況を測定して広告の配信先を決定したり料金計算を実施したりすることについても開示されている。この特許文献2においては、ビル内に滞在している複数の個人がそれぞれ所持する携帯端末に対してそのビル内の施設の混雑状況等といった共通の情報を同報通信的に配信している。
【0005】
ところで、近年、特許文献3に開示されているような無線式の携帯可能電子装置、いわゆる無線カードが普及しつつあり、この無線カードを通信情報端末として用いて情報を受け取ることも可能になってきている。この携帯可能電子装置は、カードリーダライタから無線で送信される起動信号を受信することにより起動されて無線によるデータの送受信を行なう無線通信手段と、動作電源として充電可能な蓄電池とを有しており、蓄電池の電圧を検知して所定値以下のときに充電が必要である旨を表示する表示部を備えている。この無線式の携帯可能電子装置は、蓄電池の充電の必要性を表示するためだけの表示部を有しており、また、この無線カードは、具体的な産業上の利用分野として、例えば、交通機関の駅に設置される自動改札装置との間で無線によるデータの送受信を行なう無線式の定期券や、セキュリティを必要とする部屋に対する入退室管理を行なう入退室管理装置との間で無線によるデータの送受信を行なう無線式の個人認証用カードに用いられている。
【特許文献1】特開平11−343079号公報
【特許文献2】特開2002−92487号公報
【特許文献3】特開平7−154288号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1によれば、提供される映像情報または文字情報を宣伝のために用いることから、エレベータの運行時間が短い場合には、充分な宣伝効果を上げることが難しいという問題がある。また、1つのモニタに映像や宣伝用文字情報等を切り換え表示することになるため、かご内や乗り場に不特定多数の利用者がいるときに、モニタに個人情報を表示してしまうと、プライバシーの侵害等の問題があり、表示できない場合があった。
【0007】
特許文献2によれば、携帯電話を含む情報端末へは各個人のニーズに拘わらず、全て同一の情報しか配信することができないという問題がある。
【0008】
特許文献3によれば、認証装置としてのCPU を内蔵している無線カードであるためCPUを駆動するために大きな電力を消費するという問題があり、また、表示部も蓄電池を充電する必要性がある場合にその旨を表示するためだけのものであった。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、不特定多数の利用者に対して特定個人に有益な情報の配信を可能としつつ、個人のプライバシーを保護することのできるエレベータ個人認証制御システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための、本発明の基本構成に係るエレベータ個人認証制御システムは、特定個人を識別するための個人識別情報を有する認証用カードと、エレベータ設備の近傍に配置されて前記認証用カードから前記個人識別情報を読取る認証用端末と、前記個人識別情報に対応する個人認証情報を格納すると共に前記認証用端末により読み出された前記個人識別情報と格納された前記個人認証情報とを比較して前記特定個人を認証する認証制御装置とを備えるエレベータ個人認証制御システムであって、前記認証用カードは、前記個人識別情報を保持する識別保持部と、前記識別保持部に保持された前記個人識別情報を前記認証用端末との間の無線により前記認証制御装置に送信すると共に該認証用カード駆動用の電力と画像情報および文字情報を含む表示用情報とを前記認証用端末から無線により入力するアンテナと、前記アンテナを介して受信された前記表示用情報を記憶する情報記憶部と、該認証用カードの表面に設けられて前記情報記憶部に記憶された前記表示用情報を表示可能な情報表示部とを備え、前記認証用端末は、前記認証用カードの前記アンテナとの間で認証用の前記個人識別情報の受信と前記表示用情報の送信と前記認証用カード駆動用の電力の供給とを行なうアンテナと、前記個人識別情報の受信および前記表示用情報の送信を行なう情報送受信部とを備え、前記認証制御装置は、前記個人認証情報を格納する認証データベースと、前記認証用端末を介して前記認証用カードから送信された前記個人識別情報と前記認証データベースに格納した前記個人認証情報とを比較する認証判定部と、前記認証用カードを所持する前記特定個人に関連する生活上および職務上の必要情報を格納する必要情報データベースと、前記認証判定部により前記エレベータの利用者が認証用カードを所持する前記特定個人であるものと同定されたときに前記必要情報データベースに格納された前記必要情報の中から当該特定個人への提供に適している必要情報を選択して前記認証用カードの前記情報表示部に表示させるための信号を生成する情報提供部と、を備えることを特徴とする。
【0011】
上記基本構成のエレベータ個人認証制御システムにおいて、前記認証用カードは、前記識別保持部に保持された前記個人識別情報を前記認証用端末に送信すると共に前記認証用端末および前記アンテナを介して前記認証制御蔵置の前記情報提供部より送信されてきた前記必要情報を受信する情報送受信部と、前記アンテナを介して前記認証用端末より供給された該認証用カードを駆動するための電力を蓄積する蓄電部と、をさらに備え、前記認証制御装置は、前記認証用端末を介して前記認証用カードの前記識別保持部より送信されてきた前記個人識別情報を受信すると共に前記情報提供部により選択されて前記認証用カードに送信される前記必要情報を送信する情報送受信部をさらに有することを特徴としても良い。
【0012】
なお、上記段落の構成によるエレベータ個人認証制御システムにおいて、前記認証用カードの前記蓄電部は、前記アンテナを介して前記認証用端末より供給された電力を充電する充電部と、充電した電力を保持するバッテリと、前記情報表示部が前記必要情報としての広告情報を表示する際の表示時間を制限する表示タイマとをさらに備えることを特徴としても良い。
【0013】
また、上記基本構成のエレベータ個人認証制御システムにおいて、前記認証用カードに保持された前記個人識別情報と前記認証データベースに格納された前記個人認証情報とが一致したときに、前記認証制御装置の前記情報提供部は前記個人認証情報の内容に基づいてその認証用カードを所持する前記特定個人が興味を持つ確率の高い前記必要情報を選択して前記認証用カードへと送信すると共に、前記認証用カードは前記認証制御装置により前記特定個人であるとの認証が得られたときにその特定個人に対する前記必要情報の提供を受けることを特徴としても良い。
【0014】
上記基本構成のエレベータ個人認証制御システムにおいて、前記認証用端末と前記認証用カードとの間の前記個人識別情報および前記必要情報の送受は無線通信方式により行なわれ、前記認証制御装置の前記情報提供部は、前記認証用カードから前記個人識別情報を取得後、前記認証用カードが再度検知される時までに前記個人識別情報に基づいて前記必要情報としての広告情報の配信の選別を行なうことを特徴としても良い。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、不特定多数の利用者に対して特定個人に有益な情報の配信を可能としつつ、個人のプライバシーを保護することのできるエレベータ個人認証制御システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るエレベータの個人認証制御システムの実施形態について詳細に説明する。
【0017】
[第1実施形態]
図1を参照しながら、本発明の基本構成としての第1実施形態に係るエレベータ個人認証制御システムについて詳細に説明する、図1において、エレベータ個人認証システム1は、エレベータ2を利用する特定個人を識別するための個人識別情報を有する認証用カード10と、エレベータ2の設備近傍に配置されて認証用カード10から個人識別情報を読取る認証用端末5と、個人識別情報に対応する個人認証情報を格納すると共に認証用端末5により読み出された個人識別情報と格納された前記個人認証情報とを比較して特定個人を認証する認証制御装置20とを備える。エレベータ2は、開閉ドア3とこの開閉ドア3の側部に沿って設けられた制御盤4を備える乗り場と、図示されない制御盤および認証用端末が設けられたかごとを備えている。
【0018】
エレベータ個人認証制御システム1における認証用カード10は、個人識別情報を保持する識別保持部11と、この識別保持部11に保持された個人識別情報を認証用端末7との間の無線により認証制御装置20に送信すると共に該認証用カード10を駆動する電力と画像情報および文字情報を含む表示用情報を認証用端末5から無線により入力するアンテナ12と、このアンテナ12を介して受信された表示用情報を記憶する情報記憶部13と、該認証用カード10の表面に設けられて情報記憶部13に記憶された表示用情報を表示可能な情報表示部14と、を備えている。
【0019】
認証用端末5は、認証用カード10のアンテナ11との間で認証用の個人識別情報の受信と表示用情報の送信と認証用カード10を駆動するための電力の供給とを行なうアンテナ6と、個人識別情報の受信および表示用情報の送信を行なう情報送受信部7とを備えている。なお、制御盤4の上部側には、エレベータ2のかごの位置を表示する表示ランプ9が設けられている。
【0020】
認証制御装置20は、個人認証情報を格納する認証データベース21と、認証用端末5を介して認証用カード10から送信された個人識別情報と認証データベース21に格納された個人認証情報とを比較する認証判定部22と、認証用カード10を所持する特定個人に関連する生活上および職務上必要とする必要情報を格納する必要情報データベース23と、認証判定部22によりエレベータ2の利用者が認証用カード10を所持する特定個人であるものと同定されたときに必要情報データベース23に格納された必要情報の中から当該特定個人への提供に適している必要情報を選択して認証用カード10の情報表示部14に表示させるための信号を生成する情報提供部24と、を備えている。
【0021】
上記基本構成を有する第1実施形態のエレベータ個人認証制御システム1において、認証用カード10は、識別保持部11に保持された個人識別情報を前記認証用端末に送信すると共に認証用端末5およびアンテナ12を介して認証制御装置20の情報提供部24より送信されてきた必要情報を受信する情報送受信部15と、アンテナ12を介して認証用端末5より供給された認証用カード10を駆動するための電力を蓄積する蓄電部16とをさらに備えていても良い。認証制御装置20は、認証用端末を介して認証用カード10の識別保持部11より送信されてきた個人識別情報を受信すると共に情報提供部24により選択されて認証用カード10に送信される必要情報を送信する情報送受信部をさらに備えていても良い。
【0022】
上記構成のエレベータ個人認証制御システム1において、認証用カード10に保持された個人識別情報と認証データベース21に格納された個人認証情報とが一致したときに、認証制御装置20の情報提供部24は個人認証情報の内容に基づいてその認証用カードを所持する特定個人が興味を持つ確率の高い必要情報を選択して認証用カード10へと送信し、また、認証用カード10は、認証制御装置20により特定個人であるとの認証が得られたときにその特定個人に対して必要情報の提供を受けるようにしても良い。
【0023】
以上のように、第1実施形態に係るエレベータ個人認証制御システムは、非接触無線通信方式の認証用カード10により特定個人を識別すると同時に、その特定個人の個人認証情報の項目に対応する必要情報データベース23内に格納されている情報の中から、特定個人に提供すれば役立つ必要情報を選択して必要情報を提供して認証と同時に認証用カードの情報表示部14への表示も行なっているので、特定個人に有益な情報をプライバシーの侵害等の虞なしに提供することができる。
【0024】
[第2実施形態]
次に、より具体的な構成例としての第2実施形態に係るエレベータ個人認証制御システムについて図2のシステム構成ブロック図を参照しながら説明する。図2において、図1と同一符号を付したものは、第1実施形態と同一または相当する構成要素である。
【0025】
図2において、エレベータ個人認証制御システム1は、第1実施形態と同様に、エレベータ2、エレベータ制御盤4、認証用端末5と、認証用カード10と、認証制御装置20とを基本的に備えている。第1実施形態との相違点は、必要情報の供給源としてインターネットを用いている点と、いわゆるホームセキュリティ機能を有する住宅管理システムにも接続されている点である。
【0026】
上記基本構成のエレベータ個人認証制御システム1において、認証用カード10の蓄電部16は、図2に示されるように、情報表示部14が必要情報としての広告情報を表示する際の表示時間を制限する表示タイマ101と、アンテナ12を介して認証用端末5より供給された電力を充電する充電部103と、充電した電力を保持するバッテリ102と、をさらに備えている。
【0027】
第2実施形態の認証用端末5も、第1実施形態と同様に、基本的にはアンテナ6と情報送受信部7より構成されているが、設置されている場所ごとに、玄関階ホール端末110と、建屋入り口端末111と、住居玄関端末112と、かご内端末113とに分類することができる。玄関階ホール端末110はアンテナ114と情報送受信部115を備え、建屋入り口端末111はアンテナ116と情報送受信部117を備え、住居玄関端末112はアンテナ118と情報送受信部119を備え、かご内端末113はアンテナ120と情報送受信部121を備えている。
【0028】
認証制御装置20は、第2実施形態においては構成要素が統合或いは省略されており、ここではカード制御盤130として扱われている。カード制御盤130は、図1の認証データベース21および必要情報データベース23と同様の機能を持つ定期保管情報部131と、図1の認証判定部22、情報提供部24、情報送受信部25の機能を担当する制御部132と、後述する保守センタ140との間で情報の要求と送信とを交信するインターネット送受信部133とを備えている。
【0029】
カード制御盤130のインターネット送受信部133は保守センタ140に接続されており、保守センタ140は、インターネット送受信部141と、配信・集計制御部142と、広告情報部143とを備えている。
【0030】
カード制御盤130の制御部132は、エレベータ2(152)を制御するエレベータ制御盤4(150)と、住宅内部の各ポイントの保守管理を行なう住宅管理システム151とに接続される。住宅管理システム151は、郵便受け153、ドアロックセンサ154、照明センサ155、ガスセンサ156、水道センサ157といったポイントにそれぞれ接続されて、それぞれのポイントでの事象の発生(例えば、郵便物の配達など)や異常(例えば、鍵の掛け忘れ、照明器具の消し忘れ、ガス漏れ、漏水など)を検知して住宅管理システム150に通知する。
【0031】
以上の構成を有する第2実施形態のエレベータ個人認証制御システムの動作について説明する。認証用カード10は、非接触カード、無線カードを含む携帯端末であり、情報表示部14は有機ELなどの超薄型ディスプレイを装備している。超薄型ディスプレイは電力を消費するため、バッテリ102を必要とする。情報記憶部13には、特定個人(例えば、第2実施形態の場合住宅管理システム151が完備された家庭の主婦)に関するIDを含む、年齢、生年月日、性別、利用階などの個人情報が予め記憶されている。
【0032】
この第2実施形態のシステムの詳細な動作について説明する。第2実施形態のシステムにおいても本願発明の要旨である認証用カード10の個人識別情報と認証制御装置20に格納された個人認証情報とを比較して、一致した場合のみその個人の属性に基づく必要情報が選択されて供給されている。また、第2実施形態においては説明の便宜のために、あるマンションに居住する主婦が認証用カード10を所持して住居から買い物に出かける状況を想定して説明する。特定個人としての主婦が外出する際に、エレベータ2に乗るためには必ず認証用カード10を所持して住居の玄関を出る。住居の玄関には住居玄関端末112が設置されている。
【0033】
認証用カード10を所持する主婦がマンションを出て外出するには、住居を出た後で、図2には示されていないが、住居階ホール端末を経て、図2のかご内端末113、玄関階ホール端末110、建屋入り口端末111等のいくつかの認証用端末5を経由する。これらの認証用端末5の前を通過するたびに認証用カード10は認証制御装置20により認証を取られて、そのたびにアンテナ6とアンテナ12の間で個人識別情報、必要情報等が相互の情報送受信部7、15を介して交信され、電力も認証用端末5から認証用カード10へと供給される。
【0034】
認証用カード10内のアンテナ12と、住居玄関端末112のアンテナ118は平面内にコイルのように巻装された状態で貼り付けられており、アンテナ118が発生させる磁界をアンテナ12で受けることによりフレミングの法則に従って電流が発生する。発生した電流は、充電部103で整流されてこの整流された電流がバッテリ102に蓄積されるのと同時に、情報送受信部15を動作させて情報記憶部13から個人識別情報をアンテナ12に送り、アンテナ12から個人識別情報を電波信号に変換して住居玄関端末112に送信する。
【0035】
住居玄関端末112では、アンテナ118によりアンテナ12から送られてきた個人識別情報の電波信号が電気信号に変換されて、情報送受信部119に送られる。情報送受信部119は送られてきた個人識別情報に住居玄関端末112からの信号であることを示す情報を付加した信号をカード制御盤130へと伝える。カード制御盤130は定期保管情報部131、制御部132、インターネット送受信部133により構成されており、定期保管情報部131は予め登録された認証用カード10を所持している特定個人(第2実施形態の場合、このマンションに居住する主婦)のID情報と、インターネット送受信部133から送られてくる広告情報が一時的に格納される。
【0036】
認証制御装置20として機能するカード制御盤130の制御部は、各情報送受信部115、117、119、121からの個人識別情報に基づいて、定期保管情報部131内の情報(個人情報と広告情報)を用いてID情報の判別や広告情報の配信を行なう。また、インターネット送受信部133を介して保守センタ140と交信している。また、制御部132に接続されている玄関階ホール端末110、建屋入り口端末111、住居玄関端末112、かご内端末113の設置情報と認証カード10から送られる利用階情報からエレベータを呼び戻すための呼び戻し信号を生成し、エレベータ制御盤150へ呼び戻し信号を送ることができる。また、制御部132は、住宅管理システム151へ戸締まりや郵便物の確認を行なうように指示する確認指示信号を送信することもできる。
【0037】
インターネット送受信部133は、カード制御盤130と保守センタ140との間のインターネット通信機能を有し、保守センタ140に対して個人識別情報と広告情報との送受信を行なう。カード制御盤130では、制御部132が住居玄関端末112からの個人識別情報を受信して、定期保管情報部131の中のID情報と一致するものがあるかを確認して認証を行なう。もしもID情報が一致すれば、制御部132は正しく認証を行なってからエレベータ制御盤150に対してエレベータ152を住居階へと呼び戻す信号を伝える。また、住宅管理システム151に戸締まりができているか否かを確認するように指示信号を発信する。
【0038】
上述したエレベータ制御盤150の機能は、カード制御盤130の信号に基づいて、エレベータ152を認証が行なわれた住居階へと呼び戻す信号を伝送する。また、個人識別情報に基づいて、行き先階を自動的に登録することもでき、住宅管理システム151の機能はカード制御盤130からの信号に基づいて、郵便受け153、ドアロックセンサ154、照明センサ155、ガスセンサ156、水道センサ157の状態を確認し、郵便物の有無、戸締まりの良否の信号をカード制御盤130へと送信する。
【0039】
エレベータ制御盤150は、カード制御盤130からの信号に基づいてエレベータ152を呼び戻す階を判別して、その階へエレベータ152を移動させる。住宅管理システム151は、カード制御盤130の信号に基づいてドアロックセンサ154、照明センサ155、ガスセンサ156、水道センサ157等の居室内の使用状態を確認して、居住者が不在にも拘わらずこれらが使用状態(つまり、ドアの施錠忘れ、水道栓・ガス栓の締め忘れ、照明の消し忘れ)である異常の有無を制御部132に送信する。住宅管理システム152からの信号を受信した制御部132は、これらのセンサのうち何れか1つにでも異常があった場合、その情報を定期保管情報部131に一時的に保管する。全てのセンサに異常がなかった場合、制御部132はインターネット送受信部133を介して保守センタ140に個人認証情報の送信を行なう。
【0040】
保守センタ140は、上述したようにインターネット送受信部141、配信・集計制御部142、広告情報部143を備えており、インターネット送受信部141は、保守センタ140とカード制御盤130との間のインターネット通信機能を有し、カード制御盤130に対して個人認証情報と広告情報との送受信を行なう。配信・集計制御部142は、個人認証情報に基づいて広告情報部143から認証用カード10の所持者に対して最適と思われる広告を取り出して、インターネット送受信部141を介してカード制御盤130へと送信する。広告情報部143は、テナントやショップ等からの広告情報を格納しており、配信・集計制御部142に広告情報を渡す役割をしている。
【0041】
保守センタ140へ送信された個人認証情報は、インターネット送受信部141を介して配信・集計制御部142へと伝えられる。配信・集計制御部142は、まず、個人認証情報に基づいて広告情報部143の中にある無数の広告情報の中から適当と思われる広告情報を複数個に絞り込む。その後、絞り込まれた広告情報の中から認証用カード10の所持者すなわち主婦に提供する広告情報をランダムに取り出している。取り出された広告情報は、インターネット送受信部141を介してカード制御盤130へと送信される。カード制御盤130ではインターネット送受信部133を介して制御部132に広告情報が伝送され、定期保管情報部131に一時的に保存される。
【0042】
エレベータ152が居住階に到着して認証用カード10を所持する主婦がかご内に入るとかご内端末113のアンテナ120の磁界により認証用カード10のアンテナ12に誘導電流が流れて、上述した手順と同様の手順によりカード制御盤130で認証が行なわれる。認証が行なわれて主婦が本人であることが分かると、制御部132は、個人認証情報に基づいて、定期保管情報部131からその主婦にとって最適な必要情報を選択して供給する。このとき、戸締まりに異常があればドアロックセンサ154の検知により住宅管理システム151を介して異常状態である旨の緊急情報が提供され、異常がない場合には選択された広告情報が取り出される。
【0043】
かご内端末113では、情報送受信部121が制御部132からの情報を受信して、電気信号としてアンテナ120へ送信する。アンテナ120は、受信した電気信号を電波信号として認証用カード10へと送信する。認証用カード10ではアンテナ12がかご内端末113からの電波信号を受信して、この電波信号を電気信号として情報送受信部15へ送信する。情報送受信部15は電気信号を受信すると、この電気信号を表示タイマ101へ送信し、表示タイマ101は受信した信号に基づいて情報表示部14に一定時間だけ情報を表示させる。認証カード10を所持する主婦は、戸締まりがきちんと行なわれていなかった場合には情報表示部14の表示により戸締まりの不備を確認して住居に戻り、戸締まりの再点検を行なうことができるし、住居に異常がない場合には、カード制御盤130から送られてきた広告情報等の必要情報を情報表示部14で得ることができる。
【0044】
次に、認証用カード10の所持者すなわち主婦が帰宅する場合について説明する。主婦が帰宅する際に、建屋入り口端末111を通過するとアンテナ116からの磁界により認証カード10のアンテナ12に誘導電流が流れ、上述したようにカード制御盤130により認証カード10内の個人識別情報と定期保管情報部131から読み出された個人認証情報とが比較されて一致した場合には本人であるものと認証される。認証が正しく行なわれると、制御部132は、エレベータ制御盤150に対して、認証用カード10を所持する主婦が利用する階にエレベータ152を移動させる。また、住宅管理システム151に対して郵便物の有無を確認するように指示する信号を送出する。さらに、保守センタ140へ個人認証情報を送信して、上述した手順と同様の手順により定期保管情報部131へと広告情報を一時的に保存させる。
【0045】
エレベータ制御盤150は、カード制御盤130からの信号に基づいて、エレベータ152の乗りかごを呼び戻す階を判別して、例えば玄関階へとエレベータ152を移動させる。住宅管理システム151は、制御部132からの信号に基づいて、郵便受け153の中の郵便物の有無を確認してその情報を制御部132へと送信する。認証カード10を所持する主婦が玄関ホール端末110を通過すると、アンテナ114の時間により認証用カード10内のアンテナ12に誘導電流が流れて、上述のようにカード制御盤130により認証が行なわれる。認証が正しく行なわれると、カード制御盤130の制御部132は、郵便物がある場合には郵便受け153に郵便物が配達されている旨の情報を定期保管情報部131から取り出して玄関ホール端末110へ送信する。
【0046】
玄関ホール端末110では、情報送受信部115でカード制御盤130からの情報を受信してこの情報を電気信号にしてアンテナ114に伝える。アンテナ114は情報送受信部からの電気信号を電波信号として主婦の所持する認証用カード10に送信する。認証用カード10に送信した郵便受け153に郵便物ありの信号は、上述した手順と同様の手順により一定時間だけ情報表示部14に表示され、エレベータに乗る前の主婦に伝達することができる。郵便物がない場合、制御部132は定期保管情報部131に一時的に保管されている広告情報を必要情報として選択して取り出し、上述した手順と同様の手順により認証用カード10の情報表示部14に一定時間だけ表示させる。また、同時にインターネット送受信部133を介して保守センタ140に個人認証情報を送信して上述の手順と同様の手順により新たな広告情報を定期保管情報部131に保存する。
【0047】
エレベータ152が玄関階ホールに到着後、認証用カード10を所持する主婦がエレベータ152のかごに乗り込むと、外出時と同様に認証用カード10がかご内端末113を介してカード制御盤130で認証される。認証が正しく行なわれると、制御部132は定期保管情報部131から広告情報を取り出し、かご内端末113へ広告情報を送信する。かご内端末113へ送信された情報は上述した手順と同様の手順により認証カード10内の情報表示部14に一定時間だけ表示される。
【0048】
なお、第2実施形態のエレベータ個人認証制御システム1においては、認証用端末5と認証用カード10との間の個人識別情報および必要情報の送受は短時間で大容量の情報を通信可能な無線通信方式により行なわれており、認証制御装置20の情報提供部24としての制御部132および定期保管情報部131は、認証用カード10から個人識別情報を取得後、認証用カード10が再度検知されるときまでに個人識別情報に基づいて必要情報としての広告情報の配信の選別を行なうようにしている。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】基本構成としての第1実施形態のエレベータ個人認証制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】第2実施形態のエレベータ個人認証制御システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0050】
1 エレベータ個人認証制御システム
2 エレベータ
4 制御盤
5 認証用端末
6 アンテナ
10 認証用カード
11 識別保持部
12 アンテナ
13 情報記憶部
14 情報表示部
15 情報送受信部
16 蓄電部
20 認証制御装置
21 認証データベース
22 認証判定部
23 必要情報データベース
24 情報提供部
25 情報送受信部




 

 


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