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発明の名称 シート排出装置及び画像読取装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−197163(P2007−197163A)
公開日 平成19年8月9日(2007.8.9)
出願番号 特願2006−18338(P2006−18338)
出願日 平成18年1月27日(2006.1.27)
代理人 【識別番号】100095315
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 裕幸
発明者 北代 剛一
要約 課題
本発明は、排出された原稿の後端と排出ローラの蹴り出し用の突起が衝突することで発生する音、原稿の傷を抑制し、且つ、高さ寸法を抑えた省スペースなシート排出装置を提供することを目的とする。

解決手段
本発明に係るシート排出装置の代表的な構成は、原稿Qを挟持して排出する排出ローラ11を備えたシート排出装置Aにおいて、排出ローラ11の外周面に設けられた突起11Aと、排出ローラ11の幅方向両端外側にそれぞれ1つ以上の排出規制リブ31、32を有し、排出規制リブ31、32の原稿搬送方向下流側の第一の面32Aが、排出された原稿Qが積載される積載面aから排出ローラ11の中心までの鉛直方向領域cにおいて、突起11Aの軌道円Rに対して外側で且つシート搬送方向の下流側に位置することを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを排出する排出回転体を備えたシート排出装置において、
前記排出回転体の外周面に設けられた突起と、
前記排出回転体の幅方向両端にそれぞれ1つ以上の排出規制リブと、を有し、
前記排出規制リブのシート搬送方向下流側の第一の面が、排出されたシートが積載される積載面から前記排出回転体の中心までの鉛直方向領域において、前記突起の軌道円に対して外側に位置することを特徴とするシート排出装置。

【請求項2】
前記排出規制リブは、シート搬送方向下流側がシート搬送方向上流側より鉛直方向下側に傾斜した第二の面を備え、
前記第二の面のシート搬送方向上流側は前記突起の軌道円の内側に位置し、
前記第二の面のシート搬送方向下流側は、前記鉛直方向領域において前記突起の軌道円に対してシート搬送方向下流側に位置している前記第一の面に繋がっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート排出装置。
【請求項3】
前記排出回転体の位置決めをする部材に、前記排出規制リブが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート排出装置。
【請求項4】
前記排出規制リブは、シート搬送方向下流側がシート搬送方向上流側より鉛直方向下側に傾斜した第二の面を前記第1の面より上流側に備え、
前記排出回転体の回転中心に垂直な断面において、前記第二の面のシート搬送方向上流側は前記突起の軌道円の内側に位置し下流側は前記突起の軌道円の外側に位置するように、前記第二の面と前記突起の軌道円とが前記排出回転体の回転中心よりも上方において交わることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項5】
原稿の画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部で画像を読み取られた原稿を排出する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシート排出装置と、を有することを特徴とする画像読取装置。
【請求項6】
画像形成手段を備えた画像形成装置を、画像読取装置の下部に備えることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、ファクシミリ、イメージスキャナー等の画像読取装置及びこれに用いられるシート排出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、シート排出装置を備えた画像読取装置としてのイメージスキャナーに、画像形成装置としてのプリンタ、変復調装置としてのモデムを一体化し、コピー機能、ファクシミリ機能を併せ持たせたデジタル複合機が多く使用されている。
【0003】
図7は、従来のシート排出装置の構成を示した断面図である。図7(b)は図7(a)の詳細図である。排紙ローラ11によって排出されたシートは排紙トレイ13上に積載される。排出ローラ11には排出ローラ11によって排出されるシートの後端と当接してシートを蹴り出すための突起11Aが設けられている(特許文献1や特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2001-072298号公報
【特許文献2】特開2003-076182号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図8は、上記の従来のシート排出装置において、カールしたシートQが排出トレイ13上に積載されている状態の図である。図8(b)は図8(a)の詳細図である。
【0006】
図7、図8の状態のように、シートQの後端が、排出ローラ11の突起11Aの軌道円内に進出するまでシートQが積載された場合、突起11Aが積載されたシートQの後端を衝打し、音が発生したり、原稿に傷を与えてしまう可能性がある。
【0007】
そこで、従来は、排出ローラ11から排出積載面までの距離Yを大きくすることで、積載された原稿Qが排出ローラ11の突起11Aに衝突することを抑制していた。しかしながら、その対策では、シート排出装置の高さ寸法が大きくなるため、省スペースの観点から、改善が望まれていた。
【0008】
そこで、本発明は、排出されたシートの後端と排出ローラの蹴り出し用の突起が衝突することで発生する音、シートの傷を抑制し、且つ、高さ寸法を抑えた省スペースなシート排出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明に係るシート排出装置の代表的な構成は、シートを挟持して排出する排出回転体を備えたシート排出装置において、前記排出回転体の幅方向両端外側にそれぞれ1つ以上の排出規制リブを有し、前記排出規制リブのシート搬送方向下流側の第一の面が、排出されたシートが積載される積載面から前記排出回転体の中心までの鉛直方向領域において、前記排出回転体の外周面に対して外側に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シート排出装置の高さ寸法を大きくすることなく、排出されたシートの後端と排出回転体の突起が衝突することで発生する音、シートの傷を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
[第一実施形態]
本発明に係るシート排出装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態にかかるシート排出装置の斜視図である。シート排出装置は後述の画像読取装置の一部である。
【0012】
図1に示すように、シート排出装置Aは、排出ローラ11、排出ピンチローラ12、画像読取フレーム28、軸受29、30、排出規制リブ31、32を有している。また、志シート排出装置は、排出ローラ11と排出ピンチローラ12によって排出されたシートとしての原稿が積載される排出トレイ13を有する。
【0013】
排出回転体である排出ローラ11は、画像読取フレーム28に取り付けられた軸受左29、軸受右30に回転自由に軸支されている。排出ローラ11の幅方向両端部には、中心部のゴム外径より大きい外径を持つ突起11Aが複数備えられている。突起11Aは、排出ローラ11によって排出される原稿の後端と当接し、原稿を確実に排出トレイ13上に排出させる。また、排出ピンチローラ12が、不図示のバネにより、排出ローラ11に押圧されている。ここで、排出ローラ11の幅方向両端外側の位置に、それぞれ一つずつ同形状の排出規制リブ31、32が、画像読取フレーム28と一体に設けてある。なお、排出回転体は、回転ローラに限定されるものではなく、回転ベルトや拍車等であってもよい。
【0014】
図2は、原稿Qが排出ローラ対11、12によって、排出、積載される過程のシート排出装置の横断面図である。図2(b)は図2(a)の詳細図である。
【0015】
図2において、排出された原稿Qが積載される積載面aから排出ローラ11の中心(中心の高さ)bまでの領域を鉛直方向領域cとする。排出規制リブ32のシート搬送方向下流側の第一の面32Aは、鉛直方向領域cにおいて、突起11Aの軌道円Rより外側かつシート搬送方向下流側に位置している。
【0016】
このため、積載された原稿Qの後端は面32Aに規制され、原稿Qの後端が突起11Aの軌道円Rの内部に入り込むことがない。したがって、回転している排出ローラ11の突起11Aが、積載された原稿Qの後端を衝打することによる音の発生、原稿の傷を抑制することが可能となる。
【0017】
また、図3は、カールした原稿Qが排出ローラ対11、12によって、排出、積載される過程の横断面図である。図3(b)は図3(a)の詳細図である。
【0018】
図3に示すように、原稿Qがカールしていた場合においても、上述ごとく、鉛直方向領域cにおいて、排出規制リブ32の面32Aは、突起11Aの軌道円Rより外側に位置している。このため、カールした原稿Qの後端は面32Aに規制され、原稿Qの後端が突起11Aの軌道円Rの内部に入り込むことがない。したがって、回転している排出ローラ11の突起11Aが、積載された原稿Qの後端を衝打することによる音の発生、原稿の傷を抑制することが可能となる。
【0019】
原稿Qの後端が、排出ローラ対11、12に挟持された状態を抜け、突起11Aにより押し出され、排出される過程を、図4を用いて説明する。図4(b)は図4(a)の詳細図である。
【0020】
図4に示すように、排出規制リブ32の第二の面32Bは、搬送方向下流側が搬送方向上流側より鉛直方向下側に傾斜した形状となっている。面32Bは、排出規制リブ32の上面であり、排出ローラ11が回転する際、原稿Qを押し出す突起11Aの押し出し面11Aaと交差する面である。面32Bのシート搬送方向上流側は排出ローラ11の外周面の内側に位置し、面32Bのシート搬送方向下流側は面32Aと滑らかに繋がっている。つまり、図4に示すように、排出ローラ11の回転中心に垂直な断面において、第二の面32Bのシート搬送方向上流側は突起11Aの軌道円Rの内側に位置し、下流側は突起11Aの軌道円Rの外側となるように、第二の面32Bと突起11Aの軌道円とが交わる。第二の面32Bと突起11Aとは、排出ローラ11の中心(中心の高さ)bよりも上方において、交差する(図2(b)参照)。
【0021】
このような形状とすることで、面11Aaと面32Bとのなす角度θを立て、突起11Aが原稿Qの後端を押し出す際に、原稿Qの後端を面11Aaと面32Bとの間で挟むことなく、スムーズに押し出すことが可能となる。
【0022】
すなわち、鉛直方向領域cにおいて、排出規制リブ32の面32Aは軌道円Rより外側に位置しているため、面32Bを水平方向に平らな面とすると、原稿Qの後端が面11Aaにより面32Bに押し付けられてジャムを起こす可能性がある。
【0023】
そこで、上述のごとく、面32Bを下方に傾斜した形状とすることにより、原稿Qは面32Bに沿ってスムーズに排出できる。
【0024】
尚、図2〜図4では排出規制リブ32について説明したが、排出規制リブ31も同様に構成されており、同様の効果を得ることができる。
【0025】
また、本発明は、排出ローラ11の外周面に突起11Aがない構成にも適用できる。その場合には、鉛直方向領域cにおいて、面32Aが排出ローラ11の外周面に対して外側に位置すればよい。
【0026】
[第二実施形態]
次に本発明に係るシート排出装置の第二実施形態について図を用いて説明する。図5は本実施形態にかかるシート排出装置の斜視図である。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0027】
図5に示すように、本実施形態のシート排出装置Bは、上記第一実施形態のシート排出装置Aの軸受左29、排出規制リブ31に変えて軸受33を設け、上記第一実施形態のシート排出装置Aの軸受右30、排出規制リブ32に変えて軸受34を設けたものである。
【0028】
排出ローラ11の軸受33、34にそれぞれ、排出規制リブ33A、34Aを一体に設けた構成となっている。本実施形態の横断面図における排出ローラ11と排出規制リブ33A、34Aとの位置関係は、上記第一実施形態の排出ローラ11と排出規制リブ31、32と同様である。したがって、回転している排出ローラ11の突起11Aが、積載された原稿Qの後端を衝打することによる音の発生、原稿の傷を抑制することが可能となる。
【0029】
また、本実施形態は、排出規制リブ33A、34Aを排出ローラ11の位置決めをする部材(軸受33、34)と一体に設けている。これにより、部品寸法のバラツキが排出ローラ11の突起11Aと排出規制リブ33A、34Aとの相対位置に与える影響が小さい構成となっている。そのため、部品寸法の管理が容易になるというメリットがある。
【0030】
さらに、排出規制リブ33A、34Aを排出ローラ11の両端近傍に保ったまま、排出ローラ11を、排出ピンチローラ12により押圧されている部分近傍で、軸支することができる。それにより、排出ピンチローラ12の圧によって生じる排出ローラ11の撓み、応力が小さくなるため、強度の比較的弱いモールド軸の使用が可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0031】
次に本発明に係る上記第一実施形態のシート排出装置もしくは第二実施形態のシート排出装置を備えた画像読取装置について図を用いて説明する。図6はデジタル複合機(画像読取装置及び画像形成装置)の構成図である。シート排出装置の説明において使用した符号を同一の部分に付して説明を省略する。
【0032】
図6に示す画像読取装置1は、上記第一実施形態もしくは第二実施形態のシート排出装置を含むので、上記第一実施形態の排出規制リブ31、32又は上記第二実施形態の排出規制リブ33A、34Aを有している。小型化、省スペース化等の観点から、原稿の画像を読み取る画像読取装置1を上部に配置し、シートに画像を形成する画像形成装置2を下部に配置している。
【0033】
ここで、コピー動作を画像読み取り動作と画像形成動作に分けて、以下に説明する。
【0034】
(画像読み取り動作)
始めに、画像読み取り動作の説明を行う。
【0035】
原稿Qは原稿積載台3の上に積載されており、その先端は、原稿圧接アーム4によって給送ローラ5に圧接されている。給送ローラ5が不図示の駆動ユニットから駆動を伝達され回動すると、最下層の原稿Qが給送される。給送ローラ5により原稿Qが複数枚給送されても、給送ローラ5の下流に備えられた分離シート6によって原稿Qは捌かれ、確実に原稿Qの最下層1枚が搬送ローラ対7、8に搬送される。その後、原稿Qは画像読み取り部に搬送される。
【0036】
画像読み取りセンサーであるコンタクトイメージセンサー9は、LEDを光源とした光を原稿Qに照射し、反射した光をスキャンする。また、原稿Qは、原稿押圧板10によって、コンタクトイメージセンサー9に密着するように付勢されている。
【0037】
コンタクトイメージセンサー9で読み取りが行われた原稿Qは、排出ローラ対11、12によって、搬送され、排出トレイ13上に排出され、画像読み取り動作が完了する。
【0038】
(画像形成動作)
次に、画像形成動作の説明を行う。
【0039】
シートPはシート積載台14の上に積載されており、シート積載台14の下方に設けられた不図示のシート積載台バネによって、給送ローラ15に圧接されている。給送ローラ15が不図示の駆動ユニットから駆動を伝達され回動すると、最上層のシートPが給送される。給送ローラ15によってシートPが複数枚給送されても、給送ローラ15の下流側に設けられた分離パッド16によりシートPは捌かれ、確実にシートPの最上層1枚が搬送ローラ対17、18に搬送される。その後、シートPはプロセスユニット19に搬送される。
【0040】
プロセスユニット19では、先述の画像読み取り部で読み取られたデータを元に静電潜像形成、現像、転写が行われる。スキャナユニット20から照射されたレーザー光Zによって、感光ドラム21に静電潜像が形成される。その静電潜像を現像することでトナー像が形成される。形成されたトナー像は転写ローラ22によりシートPに転写される。
【0041】
トナー像が転写されたシートPは、定着ローラ対23、24によって熱、圧力が加えられ、トナー像がシートPに定着する。その後、シートPは排出ローラ対25、26を経て、排出トレイ27に排出され、画像形成動作が完了する。
【0042】
以上、一連の画像読み取り動作と画像形成動作により、コピー動作が完了する。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】第一実施形態にかかるシート排出装置の斜視図である。
【図2】原稿が排出、積載される過程のシート排出装置の横断面図である。
【図3】カールした原稿が排出、積載される過程のシート排出装置の横断面図である。
【図4】突起と排出規制リブとの関係を示すシート排出装置の横断面図である。
【図5】第二実施形態にかかるシート排出装置の斜視図である。
【図6】第三実施形態にかかる画像読取装置及び画像形成装置の構成図である。
【図7】従来のシート排出装置の横断面図である。
【図8】従来のシート排出装置の横断面図である。
【符号の説明】
【0044】
A、B …シート排出装置
P …シート
Q …原稿
R …軌道円
Z …レーザー光
a …積載面
b …中心
c …鉛直方向領域
1 …画像読取装置
2 …画像形成装置
3 …原稿積載台
4 …原稿圧接アーム
5 …給送ローラ
6 …分離シート
7 …搬送ローラ対
8 …搬送ローラ対
9 …コンタクトイメージセンサー
10 …原稿押圧板
11 …排出ローラ(排出回転体)
11A …突起
11Aa …面
12 …排出ピンチローラ
13 …排出トレイ
14 …シート積載台
15 …給送ローラ
16 …分離パッド
17、18 …搬送ローラ対
19 …プロセスユニット
20 …スキャナユニット
21 …感光ドラム
22 …転写ローラ
23、4 …定着ローラ対
25、26 …排出ローラ対
27 …排出トレイ
28 …画像読取フレーム
29 …軸受左
30 …軸受右
31、32 …排出規制リブ
32A、32B …面
33、34 …軸受
33A、4A …排出規制リブ




 

 


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