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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−197160(P2007−197160A)
公開日 平成19年8月9日(2007.8.9)
出願番号 特願2006−18268(P2006−18268)
出願日 平成18年1月26日(2006.1.26)
代理人 【識別番号】100082337
【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
発明者 宮▲崎▼ 芳行
要約 課題
ジャムしたシートを破損させることなく引き出すことのできる画像形成装置を提供する。

解決手段
シート収納手段に収納されたシートの有無を検知する検知手段150Aを、シート収納手段に収納されたシートに当接する回動可能なアーム部150aと、アーム部150aと伴って回動可能に設けられ、シート収納手段にシートが無いときに回動が規制されてシート収納手段にシートが無いときのアーム部150aの位置を定めるストッパ部150bと、アーム部150aとストッパ部150bとを弾性的に接続する弾性部材150cとにより構成する。そして、搬送通路内のシートを引き出す際、アーム部150aを、引き出されるシートPによる押圧によりストッパ部150bによって定められた位置から弾性部材150cに抗しながら退避するようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成部と、
前記画像形成部にシートを搬送する搬送通路と、
シートを収納するシート収納手段と、
前記シート収納手段に収納されたシートに当接する回動可能なアーム部と、該アーム部と伴って回動可能に設けられ、前記シート収納手段にシートが無いときに回動が規制されて前記アーム部の位置を定めるストッパ部と、前記アーム部と前記ストッパ部とを弾性的に接続する弾性部材とを有し、前記アーム部の回動に基づいて該シート収納手段に収納されたシートの有無を検知する検知手段と、を備え、
前記アーム部は、前記搬送通路内のシートを引き出す際、引き出されるシートによる押圧により前記ストッパ部によって定められた位置から前記弾性部材に抗しながら退避可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
画像形成部と、
前記画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようシートを反転させ、前記画像形成部に再度搬送する再搬送通路と、
前記再搬送通路の下方に設けられたシート収納手段と、
前記シート収納手段に収納されたシートに当接する回動可能なアーム部と、該アーム部と伴って回動可能に設けられ、前記シート収納手段にシートが無いときに回動が規制されて前記アーム部の位置を定めるストッパ部と、前記アーム部と前記ストッパ部とを弾性的に接続する弾性部材とを有し、前記アーム部の回動に基づいて該シート収納手段に収納されたシートの有無を検知する検知手段と、を備え、
前記アーム部は、前記再搬送通路内のシートを引き出す際、引き出されるシートによる押圧により前記ストッパ部によって定められた位置から前記弾性部材に抗しながら退避可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記アーム部のシートとの接触幅Dと基本肉厚dとの関係が、D>dであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記アーム部のシート引き出し方向と直交する幅方向の両端部が湾曲していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
装置本体に回動可能に設けられ、前記再搬送通路の底面を構成する通路部材を備え、
前記再搬送通路内のシートを引き出す前に、前記通路部材を回動させて該再搬送通路を開放することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特にシートの有無を検知する検知手段の構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置の一例として、シートの両面に画像を形成することのできる画像形成装置がある。図7は、このような従来の画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの構成を示す図である。
【0003】
図7において、101はレーザビームプリンタであり、このレーザビームプリンタ101は、シートPに画像を形成する画像形成部102、画像形成部102にシートPを給送する給送ユニット105を備えている。さらに、このレーザビームプリンタ101は、片面に画像が形成された後、裏面に画像を形成するためシートを再度画像形成部102に給紙する再給紙搬送部103、片面、或いは両面に画像が形成されたシートを排出する排出通路150等を備えている。
【0004】
ここで、画像形成部102は感光ドラム108を含むプロセスカートリッジ107、転写ローラ109等を備え、給送ユニット105はシートPを積載する給紙カセット104、給送ローラ106等を備えている。また、再給紙搬送部103は、フラッパ139、スイッチバックローラを兼用する定着後ローラ117及びスイッチバックコロ119を備えたスイッチバック部を備えている。さらに、再給紙搬送部103は、不図示の搬送ローラ対を含む反転パス137と、斜送コロ126を含む横レジ補正部123、再給紙ローラ122等が配置された再搬送通路Rを備えている。
【0005】
なお、110は定着ユニット、112はレーザスキャナユニット、113はスイッチバックローラ対114,115及びシート排出積載台116を含むシート排出部、118は定着後ローラ117に圧接するコロである。
【0006】
150は給紙カセット104内のシートPの有無を検知するための不図示の有無センサを構成するセンサフラグであり、このセンサフラグ150は、自重又は不図示の付勢手段によりシートPに当接するようになっている。111はレーザビームプリンタ101の動作を制御するコントローラボードであり、コントローラボード111は、有無センサからの信号に基づいて給紙カセット104内のシートPの有無を検知するようにしている。
【0007】
そして、このようなレーザビームプリンタ101において、コントローラボード111が不図示のパソコンから送られてきた画像情報に基づきプリント信号を発すると、給紙カセット104に積載されたシートPは給送ローラ106によって1枚ずつ給送される。この後、感光ドラム108と転写ローラ109との間のニップ、定着ユニット110の順に搬送され、シート上に画像が形成される。
【0008】
ここで、コントローラボード111が片面画像形成(片面印字)の信号を受けていた場合、この後、シートPは定着後ローラ117とコロ118とに挟持され、定着後ローラ117の正転によりそのまま排出通路150を経てシート排出部113に送られる。さらにこの後、スイッチバックローラ対114,115によりシート排出積載台116上に排出される。
【0009】
また、コントローラボード111が両面画像形成(両面印字)の信号を受けていた場合、スイッチバックローラ対114,115が逆転すると共にフラッパ139が切換えられる。これにより、排出通路150に送られたシートPは、切換えられたフラッパ139により定着後ローラ117とスイッチバックコロ119とのニップに導かれ、引き続き再給紙搬送部103に先端後端が逆転した状態で送られる。
【0010】
そして、このように先端後端が逆転した状態で再給紙搬送部103に送られたシートPは、反転パス137を通って再搬送通路Rに進入し、やがて横レジスト補正部123に到達する。ここで、この横レジスト補正部123では、シートPに対して斜送ローラ125と、この斜送ローラ125に当接する斜送コロ126とによって斜送力が働き、これによりシートPは搬送されながらシートPの斜行を補正する基準板124に近づいていく。
【0011】
なお、この後シートPが基準板124に到達すると、シートPの側端が基準板124に沿って搬送され、これによりシートPは斜行やずれのない正しい状態に補正される。そして、このように横レジスト補正された後、シートPは再給紙ローラ122と、この再給紙ローラ122に当接するコロ130とによって再び画像形成部102に送り込まれて2面目(裏面)に画像が形成される。この後、シート排出部113に送られてシート排出積載台116に積載される。
【0012】
ところで、このようなレーザビームプリンタにおいて、例えば再搬送通路Rでジャムが発生する場合がある。そして、このようにジャムが発生した場合、ジャムシートを取り除くため、例えば再搬送通路Rの底面を構成する搬送下ガイド127を時計方向に回動させ、再搬送通路Rを開放するようにしたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
【0013】
そして、このようなレーザビームプリンタにおいては、例えば図7に示すように、レーザビームプリンタ本体101Aにジャム処理レバー146を設け、再搬送通路Rでジャムが発生すると、ジャム処理レバー146を外側に向けて引くようにしている。ここで、このようにジャム処理レバー146を引くと、ジャム処理レバー146に設けられたカム141が時計方向に回動し、搬送下ガイド127の回動端に対するカム141による係止が解除される。
【0014】
この結果、図8に示すように搬送下ガイド127が支点127aを回動中心として下方回動し、このように搬送下ガイド127が下方回動することにより、再搬送通路Rが開放される。そして、この状態でジャムしたシートPをZ方向、即ちレーザビームプリンタ正面側に引き出すことで、ジャム処理を行う。
【0015】
【特許文献1】特開2002−362811号公報
【特許文献2】特開2002−012336号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
ところで、このような従来のレーザビームプリンタ(画像形成装置)において、搬送下ガイド127を下方回動して再搬送通路Rを開放した場合、シートPを除去する為には、既述したようにシートPをレーザビームプリンタ正面側に引き出すようにしている。
【0017】
しかし、このようにシートPを引き出す際、センサフラグ150にシートPが引っ掛かることがあり、このようにシートPが引っ掛かると、シートPが破れ、シートPがレーザビームプリンタ内に残留する場合がある。
【0018】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、ジャムしたシートを破損させることなく引き出すことのできる画像形成装置を提供すること目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明は、画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する搬送通路と、シートを収納するシート収納手段と、前記シート収納手段に収納されたシートに当接する回動可能なアーム部と、該アーム部と伴って回動可能に設けられ、前記シート収納手段にシートが無いときに回動が規制されて前記アーム部の位置を定めるストッパ部と、前記アーム部と前記ストッパ部とを弾性的に接続する弾性部材とを有し、前記アーム部の回動に基づいて該シート収納手段に収納されたシートの有無を検知する検知手段と、を備え、前記アーム部は、前記搬送通路内のシートを引き出す際、引き出されるシートによる押圧により前記ストッパ部によって定められた位置から前記弾性部材に抗しながら退避可能とすることを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、画像形成部と、前記画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようシートを反転させ、前記画像形成部に再度搬送する再搬送通路と、前記再搬送通路の下方に設けられたシート収納手段と、前記シート収納手段に収納されたシートに当接する回動可能なアーム部と、該アーム部と伴って回動可能に設けられ、前記シート収納手段にシートが無いときに回動が規制されて前記アーム部の位置を定めるストッパ部と、前記アーム部と前記ストッパ部とを弾性的に接続する弾性部材とを有し、前記アーム部の回動に基づいて該シート収納手段に収納されたシートの有無を検知する検知手段と、を備え、前記アーム部は、前記再搬送通路内のシートを引き出す際、引き出されるシートによる押圧により前記ストッパ部によって定められた位置から前記弾性部材に抗しながら退避可能とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明のように、シート収納手段に収納されたシートの有無を検知する検知手段のアーム部を、搬送通路内のシートを引き出す際、引き出されるシートによる押圧によりストッパ部によって定められた位置から弾性部材に抗しながら退避するようにする。これにより、搬送通路内でジャムしたシートを破損させることなく引き出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの構成を示す図である。
【0024】
図1において、1はレーザビームプリンタであり、このレーザビームプリンタ1はシートの両面に画像を形成することができるものであり、画像形成を行う画像形成部2を備えている。また、このレーザビームプリンタ1は片面に画像が形成された後、裏面に画像を形成するためシートPを再度画像形成部2に給紙する再給紙搬送部3と、画像形成部2にシートPを1枚ずつ分離給送する給送ユニット5等を備えている。
【0025】
ここで、画像形成部2はプロセスカートリッジ7、転写ローラ9等を備え、給送ユニット5はシートPを収納するシート収納手段である給紙カセット104、給送ローラ6を備えている。なお、プロセスカートリッジ7は感光ドラム8と、これに作用するプロセス手段(帯電手段、現像手段、クリーニング手段)とを一体に備え、レーザビームプリンタ本体(以下、装置本体という)1Aに対して着脱可能になっている。
【0026】
また、再給紙搬送部3は排出ローラ対14,15から始まって、給紙カセット104からの搬送路との合流点21に至るまでの再搬送通路Rを中心に構成されるものである。この再給紙搬送部3は、フラッパ39、排出ローラ対14,15を含むスイッチバック部14Aと、反転パス37と、定着後ローラ17と、横レジスト補正部23、再給紙ローラ22等が配置された再搬送通路Rを備えている。
【0027】
なお、この定着後ローラ17は、スイッチバックローラを兼用すると共に、第2コロ19とによりスイッチバック部17Aを構成するものである。また、この定着後ローラ17には、定着後ローラ17と共にシートPを挟持してシートを排出ローラ対14,15に搬送する第1コロ18が圧接するようになっている。また、再給紙ローラ22は、横レジスト補正部23の下流側に設けられると共に、この再給紙ローラ22には再給紙コロ30が接離可能に当接している。
【0028】
横レジスト補正部23は、斜送ローラ25及びこれに当接する斜めに向けた斜送コロ26、シートPの幅方向レジスト位置を規定する基準ガイド24を備えたものである。そして、片面に画像が形成された後、裏面に画像を形成するため搬送されてきたシートPを斜送ローラ25によって基準ガイド24に寄せることにより、第二面目(裏面)の画像形成に備えてシートPの幅方向の位置を修正する機能を有するものである。
【0029】
なお、図1において、12はレーザスキャナユニット、10は定着部である定着ユニット、13はシート排出積載台16を含むシート排出部である。11はレーザビームプリンタ1の動作を制御すると共に、接続されている不図示のコンピュータの画像信号を画像形成処理する機能を有しているコントローラボードである。
【0030】
次に、このように構成されたレーザビームプリンタ1の画像形成動作を説明する。
【0031】
不図示のパソコン等から画像情報が送られ、この画像情報を画像形成処理したコントローラボード11がプリント信号を発すると、装置本体1Aに着脱自在に装着された給紙カセット104に積載されたシートPは給送ローラ6によって1枚ずつ給送される。この後、プロセスカートリッジ7内の感光ドラム8と転写ローラ9とのニップに送られる。
【0032】
一方、このプリント命令と共に画像情報に基づきレーザスキャナユニット12からは画像情報をビットイメージにしたレーザ光が感光ドラム上に照射され、このビットイメージに従って感光ドラム8の表面上に潜像が形成される。さらに、この潜像を現像することにより、感光ドラム上にトナー画像が形成される。
【0033】
そして、このようにして感光ドラム上に形成されたトナー画像は、この後、感光ドラム8と転写ローラ9とのニップに送り込まれたシートPに転写される。さらに、トナー画像が転写されたシートPは、定着ユニット10に送られ、定着ユニット10によって加熱加圧されることにより、トナー画像が半永久的に定着される。
【0034】
ところで、コントローラボード11が片面印字の信号を受けていた場合、フラッパ39の位置は実線の位置である。なお、片面印字の信号は、画像信号と同様に不図示のパソコン等からコントローラボード11に送られる信号である。
【0035】
これにより、定着ユニット10を通過したシートPは定着後ローラ17と第1コロ18とのニップに送られた後、排出ガイド20、フラッパ39を介してシート排出部13に送られる。この後、正逆転可能なシート搬送手段である排出ローラ14の正転によってシート排出積載台16に排出される。
【0036】
一方、コントローラボード11が両面印字の信号を受けていた場合、排出ローラ14は正転によりシートをシート排出積載台16に向って搬送し、この後、シート後端がフラッパ39の先端を抜けた後に逆転し、またフラッパ39は破線の位置に移動する。
【0037】
これによって、シートPは先端後端が逆転した状態で定着後ローラ17と第2コロ19によって挟持搬送され、反転パス37を通って再搬送通路Rに進入し、やがて横レジスト補正部23へと搬送される。この後、この横レジスト補正部23において斜送ローラ25と斜送コロ26とにより基準ガイド24に寄せられて幅方向の位置が修正される。
【0038】
なお、このように横レジ補正されたシートPは、再給紙ローラ22及び再給紙コロ30により搬送され、給紙カセット4からの搬送路との合流点21を経て再び画像形成部2へと送られる。そして、画像形成部2において2面目の画像が形成され、この後、シート排出部13によりシート排出台16に積載される。
【0039】
ところで、27はシート搬送通路の一例としての再搬送通路Rの底面を構成する通路部材である搬送下ガイドであり、この搬送下ガイド27は一端部(後端部)に設けられた回動軸27aを支点として回動自在に軸支されている。
【0040】
また、46は装置本体1Aの前部に矢印H方向に引き出し可能に設けられた係止解除手段である解除レバー、41は搬送下ガイド27の前側端部を係止すると共に解除レバー46の操作に連動して回動する係止手段である圧解除カムである。通常、この圧解除カム41が搬送下ガイド27の前側端部を係止することにより、搬送下ガイド27は、図1に示す収納位置に保持される。
【0041】
ここで、例えば再搬送通路内でジャムが発生すると、ジャム処理のため、まず給紙カセット104を装置本体1Aから抜き出し、この後、解除レバー46を矢印Hで示すように外側に引き出すようにしている。
【0042】
このように解除レバー46を引き出すと、圧解除カム41が時計回りに回動し、これにより搬送下ガイド27の支持が外れ、下搬送ガイド27は、支点27aを回動中心として下方(時計回り)に回動する。そして、このように搬送下ガイド27が下方回動することにより再搬送通路Rが開放され、この状態でジャムしたシートPをH方向に引き出すことで、ジャム処理を行う。
【0043】
ところで、図1において、150Aは給紙カセット104に積載収納されたシートPの有無を検知する検知手段であるシート有無センサ部であり、このシート有無センサ部150Aは、センサフラグ150とフォトセンサ151とを備えている。なお、図1において、104aは、給紙カセット104に起伏自在に設けられた中板であり、この中板104aは、中板104aに積載されたシートPを給送ローラ6に押し付けるよう不図示の付勢手段により給送ローラ側に付勢されている。
【0044】
さらに、センサフラグ150は、図2及び図3に示すように軸152に回動自在に保持され、給紙カセット104内のシートPと接触するアーム部150aと、係止部ω及び突き当て部γを備えたストッパ部150bに分割されている。
【0045】
これらアーム部150a及びストッパ部150bは、両端がそれぞれアーム部150a及びストッパ部150bに係止された弾性部材である圧縮バネ150cを介して連結されている。これにより、アーム部150aが回動すると圧縮バネ150cを介してストッパ部150bも回動する。
【0046】
ここで、図2に示すように給紙カセット104内にシートPが有る場合、アーム部150aのフラグ部βがフォトセンサ151の発光部を遮蔽するようになっている。なお、この状態のとき圧縮バネ150cによりアーム部150aの上端にはストッパ部150bに設けられた係止部ωが圧接している。
【0047】
そして、このようにアーム部150aのフラグ部βが、フォトセンサ151の発光部を遮蔽することにより、シート有無センサ部150Aはシート有りを検知している。なお、本実施の形態では、フォトセンサ151の発光部を遮蔽する時に、シート有りを検知するものとしたが、遮蔽しない時にシート有りを検知するものとしても良い。
【0048】
一方、シートPが順次給送され、中板上にシートがなくなると、センサフラグ150のアーム部150aは、中板104aに設けられた不図示のスリットに自重により入り込み、下方回動する。そして、このようにアーム部150aが下方回動することにより、フラグ部βが、フォトセンサ151部の発光部より離間し、これによりシート有無センサ部150Aはシート無しを検知することができる。
【0049】
また、このようにアーム部150aが回動すると、圧縮バネ150cを介してストッパ部150bも上方に回動し、回動したストッパ部150bは、やがて例えばフォトセンサ151の底面に突き当て部γが突き当たるようになる。この結果、センサフラグ150は、以後の給紙カセット104の着脱の妨げとなることがないよう図4に示す定められた所定の停止位置で停止する。つまり、給紙カセット104にシートが無いときには、ストッパ部150bの回動が規制され、これに伴ってアーム部150aが所定の停止位置で停止する。
【0050】
ところで、既述したように再搬送通路内でジャムが発生したとき、まず給紙カセット104を装置本体1Aから抜き出すが、給紙カセット104を引き出すと、センサフラグ150のアーム部150aは自重により図4に示す所定の停止位置に下方回動する。
【0051】
そして、この後、解除レバー46を引いて下搬送ガイド27を下方回動させ、この状態でジャムしたシートPを引き出そうとすると、シートPは再給紙ローラ22とコロ30とのニップ圧や、その周囲の湾曲した搬送路により抵抗を受ける。この結果、シートPは、図5に示すように矢印Z方向に引っ張られるようになり、これに伴いアーム部150aはシートPに押圧されて軸152を支点として所定の停止位置から矢印方向に退避回動する。
【0052】
ここで、このようにアーム部150aが回動するとき、ストッパ部150bの突き当て部γはフォトセンサ151の底面に突き当たった状態のままであるので、アーム部150aだけが圧縮バネ150cを圧縮する方向である反時計方向にθだけ回動する。そして、このようにシートPを引き出す時、アーム部150aにジャムしたシートPが接触してもアーム部150aがシートPに押圧されて所定の停止位置から退避(回動)するため、ジャムしたシートPが破損することはない。
【0053】
なお、圧縮バネ150cのバネ圧は、シートPが引き出され、シートPによる押圧が解除された後、図4に示す状態にあるアーム部150aが、図3に示す状態に自動復帰できる程度のバネ圧に設定している。これにより、ジャムしたシートPを引き出すと、アーム部150aは、圧縮バネ150cの開放により図3に示すアーム部150aにストッパ部150bの係止部ωに軽く突き当たる状態に復帰する。
【0054】
このように、本実施の形態においては、ジャムシートPを引き出す時、アーム部150aにシートPが接触してもアーム部150aがシートPにより押圧され、圧縮バネ150cに抗しながら所定の停止位置から引き出し方向に退避(回動)するようにしている。これにより、ジャムしたシートPを引き出す際のシートPの破損を防止でき、機内にシートPを残留させることなく処理することができる。また、ジャムしたシートPを引き出すと、アーム部150aは圧縮バネ150cによって元の所定の停止位置に復帰するため、ユーザービリティの向上を図ることができる。
【0055】
なお、本実施の形態において、既述した図3に示すようにセンサフラグ150におけるアーム部150aのシート接触部αの幅Dと、アーム部150aの基本肉厚dとの関係をD>dに設定している。
【0056】
これにより、ジャム処理においてシートPがセンサフラグ150に圧接するとき、シート上にかかる圧接圧を分散することができるため、ジャムしたシートPの破損を防止でき、機内にシートPを残留させることなく、スムーズにジャム処理を行うことができる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0058】
図6は、本実施の形態に係る画像形成装置に設けられたシート有無センサ部の構成を説明する図である。なお、図6の(a)はシート有無センサ部の正面図、図6の(b)はシート有無センサ部の側面図、図6の(c)は図6の(a)のA−A断面図である。また、図6において、既述した図3及び図4と同一、又は相当部分を示している。
【0059】
本実施の形態においては、センサフラグ150のアーム部150aのシートPとの接触部αの断面形状を図6の(c)に示すようにエッジ部rを落とし、全域をラウンドさせたR形状にさせている。つまり、アーム部150aのシート引き出し方向と直交する幅方向の両端部を湾曲させている。
【0060】
これにより、ジャム処理時におけるシートの巻きつきによるシートの破損を、より確実に防止でき、ジャム処理性を向上させることができる。
【0061】
なお、これまでは、シートの両面に画像を形成する画像形成装置を例に説明したが、センサフラグ150によりシートの有無を検知する検知手段を備えた画像形成装置であれば片面に画像を形成する画像形成装置にも本願発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの構成を示す図。
【図2】上記レーザビームプリンタに設けられたシート有無センサ部の構成を説明する図。
【図3】上記シート有無センサ部の構成を説明する側面図。
【図4】上記シート有無センサ部のジャムシートが引き出される前の状態を示す図。
【図5】上記シート有無センサ部のジャムシートが引き出されるときの状態を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置に設けられたシート有無センサ部の構成を説明する図。
【図7】従来のレーザビームプリンタの構成を示す図。
【図8】上記レーザビームプリンタにおけるジャム処理時の状態を示す図。
【符号の説明】
【0063】
1 レーザビームプリンタ
1A 装置本体
2 画像形成部
3 再給紙搬送部
27 搬送下ガイド
104 給紙カセット
150A シート有無センサ部
150 センサフラグ
151 フォトセンサ
150a アーム部
150b ストッパ部
150c 圧縮バネ
P シート
R 再搬送通路




 

 


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