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発明の名称 印刷装置、ロール紙の用紙残量による制御
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−161467(P2007−161467A)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
出願番号 特願2005−363539(P2005−363539)
出願日 平成17年12月16日(2005.12.16)
代理人 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三
発明者 岩田 弾
要約 課題
本発明の目的はユーザにより用紙残量の初期値を入力させることでロール紙の用紙残量管理を行う印刷装置において、より正確に用紙残量の管理を行うことである。用紙残量の管理を正確に行うことで、印刷途中の用紙切れをより正確に防止でき、ユーザがロール紙やインクを無駄に使用することを軽減する。

解決手段
本発明の印刷装置は用紙残量記憶手段と、用紙搬送制御手段と、用紙残量計測手段と、用紙残量記憶手段に記憶された値が閾値よりも小さい場合に上記用紙残量計測手段を起動する残量計測制御手段とを有する。印刷装置に備えたセンサで用紙残量を計測することで正確に用紙残量を認識し、上記の課題を解決する。
特許請求の範囲
【請求項1】
ロール紙に印刷可能である印刷装置であって、
用紙残量を記憶する用紙残量記憶手段と
用紙の端を検出する紙端検出手段と
用紙搬送を行う用紙搬送制御手段と
用紙搬送手段により用紙搬送を行いながら紙端検出手段により用紙の先端と後端を検知することで用紙残量を実測する用紙残量計測手段と
用紙残量記憶手段に記憶された値が閾値よりも小さい場合に上記用紙残量計測手段を起動する残量計測制御手段と
を有することを特徴とする印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はロール紙を用いるインクジェットプリンタの用紙搬送、用紙の残量を管理する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ロール紙に印刷する印刷装置においては、例えば、開梱したロール紙を初めてセットする際にユーザにロール紙のおおよその長さを印刷装置のパネル等から入力させ、印刷時に使用した長さを自動計測して、その長さから減算していく方法でロール紙の用紙残量を管理する方法がある。また、このような用紙残量の管理方法においては、途中でロール紙を交換する際にロール紙にバーコード等の用紙残量や用紙の種類を印刷することで記憶させる。そして、途中で取り外したロール紙は再セットする際には印刷装置がロール紙に印刷されたバーコードを読み込み用紙残量を把握する。
【0003】
予め印刷装置から、このようにして管理した用紙残量をホストコンピュータに取得しておいて、プリンタドライバにより印刷データを作成する際に用紙残量不足の警告を発行することが可能である。そして、ユーザは印刷途中で用紙がなくなることを把握でき、ロール紙やインクの無駄な使用を避けることができる。
【0004】
従来例としては、例えば特許文献1をあげることが出来る。
【特許文献1】特開2002−356031号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような用紙残量管理は市販されている大部分のロール紙に簡単に適用することができる。しかしながら、ロール紙を初めてセットする際にユーザが必ずしも正しい用紙長を印刷装置に入力するとは限らない。また、そもそも市販されているロール紙の実際のロール紙長にはカタログに記載されている長さから数パーセントの誤差があり、正確に用紙残量の管理を行うことは難しい。そのため、用紙残量管理の精度が良くなく、印刷途中で用紙切れとなることがあった。
【0006】
本発明の目的は、上記のようなユーザにより用紙残量の初期値を入力させることでロール紙の用紙残量管理を行う印刷装置において、より正確に用紙残量の管理を行うことである。このことにより、印刷途中の用紙切れをより正確に防止し、ユーザがロール紙やインクを無駄に使用することを軽減する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ロール紙に印刷可能である印刷装置であって、用紙残量を記憶する用紙残量記憶手段と紙端を検出する紙端検出手段と用紙搬送を行う用紙搬送制御手段と用紙搬送手段により用紙搬送を行いながら紙端検出手段により用紙の先端と後端を検知することで用紙残量を実測する用紙残量計測手段と用紙残量記憶手段に記憶された値が閾値よりも小さい場合に上記用紙残量計測手段を起動する残量計測制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、用紙残量が少なくなったときに用紙を一旦搬送させて、センサによりロール紙の上下端を検知することで正確に用紙残量を実測することができる。すなわち、ユーザにより用紙残量の初期値を入力させることでロール紙の用紙残量管理を行う印刷装置において、より正確に用紙残量の管理を行える。ユーザは印刷途中の用紙切れをより正確に防止でき、ロール紙やインクの無駄な使用を軽減可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は例えば図2に示すようにLAN(Local Area Network)2900により接続されたホストコンピュータ2000とインクジェットプリンタ1000により構成される印刷システムにおいて実施される。
【0010】
[システム構成]
情報処理装置であるホストコンピュータ2000(以下、ホスト)は、図2に示すような機能ブロックで構成される。CPU2010はホスト2000全体の制御を司っている。RAM2020では各種の実行プログラムやデータの書込みや読出しが行われる。ROM2030は各種のデータやプログラムを記憶している。FDD2050、HDD2060はブートプログラム、各種のアプリケーションソフト、プリンタドライバ(印刷コマンド生成プログラム)2061などを格納している。VRAM2070には画像表示や印刷設定画面をユーザに提供するCRT2080が接続されている。また、LAN I/F2040は外部と通信を行うための通信手段である。各部はシステムバス2090により接続される。
【0011】
印刷装置であるインクジェットプリンタ1000(以下、プリンタ)は、図1に示すような機能ブロックで構成される。また、主要な機械構成を図3、図4に示す。
【0012】
プリンタ1000の制御を司るCPU1010、プリンタ動作時に各種のデータ書込みや読出しが行われるRAM1020、プリンタの制御プログラムを格納したROM1030、通信手段であるLAN I/F1040からなる。さらに、パネル1050は液晶ディスプレイ(LCD)や発光ダイオード(LED)、キーを装備している。パネル1050は、メニューを表示してユーザへ状態を知らせ、またキー入力によりユーザの設定を受信するインタフェースである。LFモータ1060(紙送りモータ)はLFローラ3020(紙送りローラ)を駆動するモータである。CRモータ1070(キャリッジモータ)はキャリッジ3050を移動するモータである。吸引ファン1080は吸引プラテン3040にあけられた複数の穴から下に空気を吸引するために使用するファンである。吸引ファン1080により吸引プラテン3040上に搬送された用紙を空気の吸引力を利用することでプラテン上に平らに保持することが可能である。読取りセンサ1・1090は、光源と受光部を持ち、光源から発した光の反射を読取ることで、紙端や、ロール紙に印刷された用紙情報のバーコードを読み込むことができる。読取センサ2・3070は、読取りセンサ1と同様の仕組みで、用紙の有無や、紙端を検知することができる。各部はシステムバス1100により接続される。
【0013】
なお、プリンタ1000の制御を司るCPU1010は、他の機能ブロックを使用して用紙残量測定手段、残量測定制御手段を実現する。また、ROM1030はロードしているロール紙の用紙残量を記憶する用紙残量記憶部1031、ロードしているロール紙の用紙種を記憶する用紙種記憶部1032を実現する。さらに、読取りセンサ1・1090と読取りセンサ2・3070は紙端検出手段を実現する。
【0014】
LFローラ3020はLFモータ1060により回転し、LFローラ3020と圧接ローラ3030に挟まれたロール紙3010を搬送する。LFローラ3020にはエンコーダ3021がついており、図示しないセンサによりLFローラの回転量を計測することで用紙の搬送量を測定することができる。圧接ローラ3030はLFローラ3020と連動してロール紙3010を挟み、キャリッジ3050が通過する領域の直前でロール紙3010を吸引プラテン3040上に抑える。吸引プラテン3040は印字する際に用紙を下から支える部分であり、前述したように吸引ファン1080による吸引力により用紙を平らに保持することができる。キャリッジ3050には印字ヘッド3060や読取りセンサ1・1090が装備され、CRモータ1070により用紙搬送方向に垂直に移動する。印字ヘッド3060は図示しないインクタンクより供給されるインクを用紙上に吐出する。
【0015】
[用紙残量の管理]
ロール紙をセットする場合、ユーザは図示しない紙抑えレバーを解除することで圧接ローラ3030を上に上げ、ロール紙3010を引き出して、吸引プラテン3040上に設置する。そして、紙抑えレバーにより圧接ローラ3030を下げる。
【0016】
読取りセンサ2・3070により用紙がセットされたことを検知すると、CPU1010は吸引ファン1080を駆動し、ロール紙3010を吸引プラテン3040上に吸着させる。そして、ユーザに設置した用紙の種類をパネル1050にて入力させる。入力が済むと、LFモータ1060を駆動し、LFローラ3020により用紙を吸引プラテン3040方向へ搬送する。搬送の際、用紙を送り戻ししながらCRモータ1070によりキャリッジ3050を駆動し、読取りセンサ1・1090により用紙の先端を検出することで先端の位置出しを行う。また、同時に用紙の左右端を検出することで用紙が斜行していないことを確認する。
【0017】
ロール紙3010の先端の位置出し後、再びLFモータ1060によりロール紙を搬送し、CRモータ1070によりキャリッジ3050を駆動、読取りセンサ1・1090により用紙に印刷された用紙情報のバーコードを読取る。ここで、用紙情報とは例えば用紙種や用紙残量の情報である。
【0018】
バーコードを読み込めなかった場合には、パネル1050によりユーザによる用紙残量の入力を求める。ユーザによりパネルから例えば30.0mと用紙残量が入力されると、その値を用紙残量記憶部1031に記憶する。また、ロール紙セット時に入力された用紙種を用紙種記憶部1032に記憶する。
【0019】
バーコードを読み込めた場合には読み込んだ用紙残量を用紙残量記憶部1031に、用紙種を用紙種記憶部1032に記憶する。そして、バーコードが印刷された部分を図示しないカッターによって切り落とす。
【0020】
そして、ロール紙3010の先端をLFローラ3020の下まで逆搬送する(以降、これをロール紙の待機状態と呼ぶ)。
【0021】
ロール紙の取り外しはユーザがパネル1050にある用紙取り外しキーを押すことにより行う。用紙取り外しキーが押されると、CPU1010は用紙残量記憶部1031より用紙残量を、用紙種記憶部1032より用紙種を取得し、ロール紙3010に印刷する用紙情報としてバーコードの画像パターンへと変換する。そして、吸引ファン1080を駆動して用紙を吸引できるようにし、LFモータ1060を使用して吸引プラテン3040上にロール紙3010を搬送する。その後、LFモータ1060による紙送りとCRモータ1070による印字ヘッド3060の移動、印字ヘッド3060によるインクの吐出によりバーコードの印刷を行う。印刷が終了したらLFモータ1060を逆回転させてロール紙3010をLFローラ3020から外れる位置まで搬送する。
【0022】
[印刷処理]
ホスト2000のCPU2010は図示しないキーボードやマウスによりユーザから指示を受けると、アプリケーションを起動し、FDD2050やHDD2060に記憶している画像データや文書データ等をCRT2080に表示する。そして、同じくキーボードやマウスによりユーザから印刷の支持を受けると、プリンタドライバ2061を使用して、印刷に使用する用紙種やサイズ、マージンを決定する。そして、プリンタ1000が解釈可能な形式の画像データを含む印刷コマンドを作成し、LAN I/F2040を介してプリンタ1000にデータを送信する。
【0023】
プリンタ1000のCPU1010はLAN I/F1040で印刷コマンドを受信するとRAM1020のジョブバッファにそれを一旦記憶する。そして、印刷コマンドを解釈し、用紙種やサイズ、マージンなどの印刷に必要な設定値を認識、画像データをRAM1020にレンダリングする。また、同時にパネル1050の表示により印刷中であることをユーザに知らせる。ここで、印刷コマンドにより指定された用紙サイズを印刷するのに用紙残量が足りない場合は、下記で説明するような印字処理を一時停止し、パネル1050に用紙残量が足りない旨を表示し、キャンセルや他のロール紙のセット、印刷続行等のユーザの対応を待つ。
【0024】
印刷に必要な設定値がそろったら、吸引ファン1080を駆動して用紙を吸引できるようにし、LFモータ1060を使用して吸引プラテン3040方向へロール紙3010の搬送を開始する。搬送はLFモータ1060と読取りセンサ1090を用いて設定された上マージンをとった部分まで行う。そして、LFモータ1060による紙送りとCRモータ1070による印字ヘッド3060の搬送、印字ヘッド3060によるインクの吐出により印刷を行う。印刷が終了したら下マージン分を確保し、カッターによりロール紙3010を切断する。そして、ロール紙3010を待機状態に戻し、パネル1050の表示により待機状態であることをユーザに知らせる。この間、用紙残量測定手段はLFローラ3020のエンコーダ3021により用紙送りの総量を読取り、用紙種に応じた係数を使用してロール紙から切り離された用紙の長さを算出する。そして、算出された用紙使用量(例えば1189.2mm)を用紙残量記憶部1031に記憶している用紙残量から減算し、用紙残量記憶部1031に上書き記憶する。
【0025】
[用紙残量による用紙残量計測の制御]
上記において図5に示す制御フローにより用紙残量計測の制御を行う。
【0026】
印刷終了時に用紙残量計測の制御フローを開始する。
【0027】
S501で、CPU1010は用紙残量記憶部1031に記憶されている用紙残量を取得する。また、用紙種記憶部1032に記憶されている用紙種を取得する。
【0028】
S502で、用紙残量がある一定の値α以下の場合、S503を行う。それ以外の場合には、終了する。ここでαとは予め決めた値であり、例えば1200mm(プリンタ1000が印刷可能な最大の定型サイズ・およそA1の縦の長さ)である。
【0029】
S503で、LFモータ1060を駆動してロール紙3010を吸引プラテン3040に向かって搬送する。
【0030】
S504で、読取りセンサ1・1090がロール紙3010の先端を検知できない間はS503の用紙搬送とS504の用紙先端の検知を繰り返す。先端を検知したら、S505を行う。
【0031】
S505で、S504でロール紙3010の先端を検知できたことにより、用紙搬送量の計測を開始する。計測はエンコーダ3021によりLFローラ3020の回転量を計測することで行う。
【0032】
S506でロール紙3010を吸引プラテン3040に向かって搬送する。
【0033】
S507で、読取りセンサ2・3070がロール紙3010の後端(ロール紙3010の最後)を検知したらS509を行う。検知できない場合にはS508を行う。
【0034】
S508で、S505で計測を開始したLFローラ3020の回転量と、S501で取得した用紙種に応じた係数を使用し、読取りセンサ1と読取りセンサ2の物理的な距離も考慮して紙送り量を算出し、S501で取得した用紙残量+β以上の場合にはS509を行う。そうではない場合にはS506へ戻りロール紙の搬送を続ける。ここでβは市販されているロール紙のカタログにある用紙長と実際の用紙長の誤差を吸収するためのものであり、例えば1000mmである。
【0035】
S509で、S505から開始したLFローラ3020の回転量の計測を終了する。
【0036】
S510で、LFローラ3020の回転量とS501で取得した用紙種に応じた係数を使用し、読取りセンサ1と読取りセンサ2の物理的な距離も考慮して、用紙長を算出する。そして、この値を用紙残量記憶部1031に上書き記憶する。
【0037】
S511で、待機状態になるまでロール紙を逆搬送して終了する。
【0038】
上記、S510において、読取りセンサ1、2を用いて実測した用紙長を用紙残量記憶部1031に記憶するため、従来よりも精度よく用紙残量を管理することが可能となる。
【0039】
上記の実施例では印刷終了時に用紙残量計測を行うことを示したが、印刷途中のページとページの間など、任意のタイミングで行ってもよい。
【0040】
ロール紙はカット紙と異なり、曲げ癖によりプラテン上でカールすることが多々ある。そのため、CPU1010は、印刷時にはカールを抑制するように吸引ファン1080によりロール紙3010を吸引プラテン3040に吸着させる。しかし、吸引力を強くすれば、カールを抑えられるが、吸引力を上げすぎるとLFローラ3020による搬送精度が悪くなり、インクの着弾精度が落ちる。
【0041】
図5による用紙残量計測では印刷時ほど搬送精度を求められないので、吸引ファン1080による吸引力を最大にして、ロール紙の曲げ癖を直すように構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施例におけるプリンタのブロック図である。
【図2】本発明の実施例における印刷システムの構成図とホストコンピュータのブロック図である。
【図3】本発明の実施例におけるプリンタの概略平面図である。
【図4】本発明の実施例におけるプリンタの概略側面図である。
【図5】本発明の実施例における用紙残量計測の制御フローである。
【符号の説明】
【0043】
1000 インクジェットプリンタ
1010 CPU
1030 RAM
1040 LAN I/F
1050 パネル
1060 LFモータ
1070 CRモータ
1080 吸引ファン
1090 読取りセンサ1
1100 システムバス
2000 ホストコンピュータ
2900 LAN
3010 ロール紙
3020 LFローラ
3030 圧接ローラ
3040 吸引プラテン
3050 キャリッジ
3060 印字ヘッド
3070 読取りセンサ2




 

 


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